JPH04214244A - 相変化型光記録媒体 - Google Patents

相変化型光記録媒体

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JPH04214244A
JPH04214244A JP2407154A JP40715490A JPH04214244A JP H04214244 A JPH04214244 A JP H04214244A JP 2407154 A JP2407154 A JP 2407154A JP 40715490 A JP40715490 A JP 40715490A JP H04214244 A JPH04214244 A JP H04214244A
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JP
Japan
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layer
recording
protective layer
recording medium
optical recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP2407154A
Other languages
English (en)
Inventor
Norikazu Oshima
則和 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2407154A priority Critical patent/JPH04214244A/ja
Publication of JPH04214244A publication Critical patent/JPH04214244A/ja
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書換え可能な大容量フ
ァイルとして用いられる光ディスクのうち、薄膜の相変
化を利用した光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】相変化型光記録媒体は大容量の書換え可
能な光ディスクとして利用されている。記録媒体として
要求される特性は、相変化が高速に生じること、記録消
去状態が安定なこと、繰り返し書き換えても記録消去特
性が変化しないこと、である。高速の相変化を起こす材
料としては、Ge−Sb−Te系合金が代表的なものと
して知られており、既にオ−バ−ライト特性に優れた光
ディスクが作製されている。これらのディスクは106
 回繰り返し書き換えたときの記録消去特性にも優れて
いる。しかし、繰り返し書き換えに優れた特性を得るた
めに用いられる保護膜では記録層との付着力が弱いため
、記録層と保護層の間で剥離が生じ易いという欠点があ
った。このため光ディスクの長期保存性は劣っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記観点から、相変化
型光記録媒体の開発に際して、繰り返し書き換え特性に
優れ、かつ記録膜との付着力の強い保護膜が探索されて
いた。ところが一般に、十分な繰り返し回数を確保でき
る保護膜は通常強い共有結合をとるため、記録膜との付
着力は弱いものであった。本発明の目的は、十分な繰り
返し記録消去回数を確保した状態で長期保存性に優れた
相変化型光記録媒体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、非晶質と結晶
との間の相変化を利用して情報の記録・再生・消去を行
う相変化型光記録媒体において、基板,下地層,記録層
,保護層および反射層からなる構成を有し、下地層は弾
性率が 2.0×1012 dyn/cm2 以上の物
質からなり、保護層はSiO2 ,ZnSあるいはZn
Seからなり、かつ前記下地層と前記保護層は異なる物
質からなることを特徴とする相変化型光記録媒体、およ
び非晶質と結晶との間の相変化を利用して情報の記録・
再生・消去を行う相変化型光記録媒体において、基板,
下地層,記録層,保護層および反射層からなる構成を有
し、下地層はSiO2 ,ZnSあるいはZnSeから
なり、保護層は弾性率が2.0×1012 dyn/c
m2 以上の物質からなり、かつ前記下地層と前記保護
層は異なる物質からなることを特徴とする相変化型光記
録媒体である。
【0005】
【作用】相変化型光記録媒体では、記録すなわち非晶質
化は液体状態からの急冷過程を利用する。この時、液体
状態になる記録材料と記録材料を保護する保護層との濡
れ性が良ければ記録動作時に両者は密着状態を保ち、濡
れ性が悪いと両者は分離する。また、表面張力の大きさ
と下地との濡れ性の兼ね合いで物質の形状も変化する。 このような記録層と保護層の濡れ性の関係を利用すれば
記録動作時における密着性を向上させ、形状変化を抑え
ることが可能である。
【0006】本発明では、記録層と保護層あるいは下地
層の間で濡れ性の大きさを最適化することにより、繰り
返し特性を確保しつつ長期保存のきく相変化型光記録媒
体を与える。ここでは、記録層と濡れ性の良い保護層あ
るいは下地層を設けることで、記録層と保護層の密着性
を上げ、膜の剥離を抑え、長期保存性を高める。
【0007】記録消去の繰り返し回数を多くするために
は、硬度の高い保護膜を利用することが有利である。例
えば窒化珪素などのセラミックス材料がこれに相当する
。一方、相変化型光記録材料にはカルコゲナイド系非晶
質合金の適していることが知られている。ところが、セ
ラミックスとカルコゲナイド非晶質との濡れ性は悪い。 このことは、セラミックスは強い共有結合であり、カル
コゲナイド合金は弱い共有結合とイオン結合の混ざった
結合であることから、両者の界面における結合力が弱い
ためである。
【0008】そこで、下地層あるいは保護層の一方に記
録層と濡れ性の良い物質を用い、もう片方の層に硬度の
高い物質を設ける。こうすれば記録層は下地層あるいは
保護層と強く接着し、剥離を起こす可能性が低くなる。 同時に硬い層により繰り返し記録消去特性は保たれる。 これまでの検討では、下地層および保護層として記録層
との濡れ性の良い物質だけを組み合わせた場合、例えば
保護層としてSiO2 、下地層としてZnSを用いた
媒体では、繰り返し記録消去回数が105 回程度であ
った。 SiO2 の弾性率は約 1.2×1012 dyn/
cm2 、ZnSの弾性率は約 1.1×1012 d
yn/cm2 であることから、繰り返し回数を確保す
るのには硬度が不十分であることがわかる。一方、良好
な繰り返し特性を示す窒化珪素の弾性率は 2.1×1
012 dyn/cm2 であることから、良好な繰り
返し回数を確保するためには、保護層あるいは下地層の
どちらか一方に、弾性率 2.0×1012 dyn/
cm2 以上の物質からなる層を形成することが必要で
ある。このことにより繰り返し記録消去特性を保ちつつ
、剥離のない長期保存性に優れた光記録媒体を与えるこ
とができる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。実施
例1第1図は、本発明の相変化型光記録媒体の一実施例
の断面図である。基板1上に、下地層2,記録層3,保
護層4および反射層5を順次積層した構成である。この
構成で、ポリカ−ボネ−ト基板に膜厚 150 nm 
の酸化珪素下地層、膜厚 30nmのGe2 Sb2 
Te5 記録層、膜厚 40nm の窒化珪素保護層、
膜厚 50 nmのSi反射膜を成膜して相変化型光デ
ィスクを作製した。成膜はスパッタ法で行った。このデ
ィスクの記録消去特性と繰り返し記録消去回数を測定し
た。線速 11.3m/s ・記録周波数 7.4MH
z , 3.7MHz ・duty 50 %の条件で
第2図からなるパルス光を照射してオ−バ−ライトした
とき、CNRの最大は記録パワ− 19 mWで 55
 dB、最大消去率は記録パワ− 19 mW、消去パ
ワ−8mWの組み合わせで 35dBであった。また、
線速 11.3 m/s ・記録周波数 7.4MHz
 , 3.7MHz ・duty50 %の条件で記録
パワ− 19 mW、消去パワ−8mWの組み合わせと
して第2図のパルス光を繰り返し照射してオ−バ−ライ
トしたとき、106 回までの繰り返しでCNR,消去
率はともに変化しなかった。次に、このディスクを温度
 80 ℃、湿度 90 %RHの環境に 800時間
入れ、耐環境性を調べた。記録膜と保護膜との間に剥離
は見られなかった。カルコゲナイド薄膜との濡れ性の悪
い窒化珪素を下地層および保護層の両方に用いたディス
クでは、温度 80 ℃、湿度 90 %RHの環境に
入れた場合、約100時間で膜の剥離がみられたことか
ら、下地層にカルコゲナイドと濡れ性のよい材料を用い
ることによって、相変化型光記録媒体の長期保存性を向
上させることができた。
【0010】実施例2ポリカ−ボネ−ト基板に膜厚 1
50 nm の窒化珪素下地層、膜厚 30 nmのG
e1 Sb4 Te7 記録層、膜厚 40 nmのZ
nS保護層、膜厚 50 nmのAl反射膜を成膜して
相変化型光ディスクを作製した。成膜はスパッタ法で行
った。このディスクの記録消去特性と繰り返し記録消去
回数を測定した。線速 11.3 m/s ・記録周波
数 7.4MHz , 3.7MHz ・duty 5
0 %の条件で第2図からなるパルス光を照射してオ−
バ−ライトしたとき、CNRの最大は記録パワ− 16
 mWで 54 dB、最大消去率は記録パワ− 16
 mW、消去パワ−6mWの組み合わせで 37 dB
であった。また、線速 11.3 m/s ・記録周波
数 7.4MHz , 3.7MHz ・duty 5
0 %の条件で記録パワ− 16 mW、消去パワ−6
mWの組み合わせとして第2図のパルス光を繰り返し照
射してオ−バ−ライトしたとき、106 回までの繰り
返しでCNR,消去率はともに変化しなかった。次に、
このディスクを温度 80 ℃、湿度 90 %RHの
環境に 900時間入れ、耐環境性を調べた。 記録膜と保護膜との間に剥離は見られなかった。カルコ
ゲナイド薄膜との濡れ性の悪い窒化珪素を下地層および
保護層の両方に用いたディスクでは、温度 80 ℃、
湿度 90%RHの環境に入れた場合、約 100時間
で膜の剥離がみられたことから、保護層にカルコゲナイ
ドと濡れ性のよい材料を用いることによって、相変化型
光記録媒体の長期保存性を向上させることができた。
【0011】なお、上記実施例の他に、基板1の材質と
しては、PMMA,ポリオレフィン,溝付きガラスなど
がある。また、下地層2,保護層4の一方の層としては
、弾性率 2.0×1012 dyn/cm2 以上の
物質、例えばSi3 N4 ,SiO,AlN,Ta2
 O5,TiO2,ZrO2などがある。もう一方の層
としては、記録層3との濡れ性がよい材料、例えばSi
O2,ZnS,ZnSeなどがある。記録層3としては
、In−Sb−Te,In−Sb,GeTe,In−S
eがある。反射層5には、Al,Au,Ni−Crなど
がある。成膜方法としてはこのほかに、下地層2,保護
層4は真空蒸着法,CVD法などがあり、記録層3,反
射層5は蒸着法などがある。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録消去特性、繰り返し回数はそのままで、長期保存性
に優れた相変化型光記録媒体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】記録消去特性、繰り返し回数測定で用いたレ―
ザ光のパルス形状を示す図である。
【符号の説明】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  非晶質と結晶との間の相変化を利用し
    て情報の記録・再生・消去を行う相変化型光記録媒体に
    おいて、基板,下地層,記録層,保護層および反射層か
    らなる構成を有し、下地層は弾性率が 2.0×101
    2dyn/cm2 以上の物質からなり、保護層はSi
    O2 ,ZnSあるいはZnSeからなり、かつ前記下
    地層と前記保護層は異なる物質からなることを特徴とす
    る相変化型光記録媒体。
  2. 【請求項2】  非晶質と結晶との間の相変化を利用し
    て情報の記録・再生・消去を行う相変化型光記録媒体に
    おいて、基板,下地層,記録層,保護層および反射層か
    らなる構成を有し、下地層はSiO2 ,ZnSあるい
    はZnSeからなり、保護層は弾性率が 2.0×10
    12 dyn/cm2 以上の物質からなり、かつ前記
    下地層と前記保護層は異なる物質からなることを特徴と
    する相変化型光記録媒体。
JP2407154A 1990-12-10 1990-12-10 相変化型光記録媒体 Pending JPH04214244A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04358332A (ja) * 1991-06-04 1992-12-11 Mitsubishi Kasei Corp 光学的情報記録用媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04358332A (ja) * 1991-06-04 1992-12-11 Mitsubishi Kasei Corp 光学的情報記録用媒体

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