JPH04214220A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH04214220A
JPH04214220A JP2410457A JP41045790A JPH04214220A JP H04214220 A JPH04214220 A JP H04214220A JP 2410457 A JP2410457 A JP 2410457A JP 41045790 A JP41045790 A JP 41045790A JP H04214220 A JPH04214220 A JP H04214220A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
layer
outermost layer
layers
coercive force
Prior art date
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Pending
Application number
JP2410457A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Goto
成人 後藤
Katsuyuki Takeda
竹田 克之
Kunitsuna Sasaki
邦綱 佐々木
Nobuyuki Sekiguchi
関口 伸之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Priority to JP2410457A priority Critical patent/JPH04214220A/ja
Publication of JPH04214220A publication Critical patent/JPH04214220A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ、磁気シート
、磁気ディスク等の磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体は、
磁性粉、バインダー樹脂等からなる磁性塗料を支持体上
に塗布、乾燥することによって製造される。従来の磁気
記録媒体においては、磁性層は一層のみであるため、一
種類の磁性粉によって低域から高域までの広い周波数帯
域をカバーする必要がある。特に、近年の高記録密度化
の傾向においては、高域の記録特性を上げ、しかも低ノ
イズであるものが要求されるため、高Hc、高BET値
の磁性粉が用いられている。
【0003】ところが、一種類の磁性粉(磁性層)で磁
気記録媒体が構成されているため、高域特性を重視する
あまり、高Hc、高BET値の磁性粉を用いざるを得な
いことになるので、低域の特性が不十分となってしまう
【0004】一方、ビデオ用磁気記録媒体において、磁
気記録容量を高めたり、或いは媒体の高周波域と低周波
域とにおける磁気記録特性を共に向上させ、均衡させる
べく、複数の磁性層を有する媒体が提案されている(特
開昭48−98803 号、特開昭59−  1721
42号、特公昭32−2218号、特開昭51−649
01 号、特公昭56−12937 号、特開昭58−
56228 号、特開昭63−146211号各公報等
)。
【0005】また、特開平2−192019号公報によ
れば、酸化鉄又はコバルト含有酸化鉄からなる磁性粉を
含む磁性層を重層構成にし、上層の磁性層の保磁力(H
c)を650 〜1000Oeとすることが開示されて
いる。しかし、こうした磁性粉を用いた媒体は、特にR
F−出力が十分には出ないという問題がある。
【0006】特開平2−110823号及び特開昭64
−19524号公報には、磁性層を2層以上にし、最上
層に強磁性金属粉を用いる例があるが、最上層の磁性層
の保磁力の選択が適切でないため、クロマ−S/Nが不
十分となってしまう。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、RF−出力、クロマ−
S/N等をバランスよく十分に向上させることのできる
磁気記録媒体を提供することにある。
【0008】
【発明の構成及びその作用効果】即ち、本発明は、非磁
性支持体上に設けられた磁性層が少なくとも2層からな
り、これらの層のうちの最外層に金属磁性粉が含有され
、かつ、前記最外層の保磁力が700 〜1200Oe
であり、前記最外層に隣接した内側の磁性層の保磁力が
前記最外層の保磁力の0.5 〜1.0 倍である磁気
記録媒体に係るものである。
【0009】本発明の媒体では、磁性層を複数の層で構
成しているので、そのうちの最外層でビデオ出力等の高
域の記録、再生特性を良好とし、かつ内側でクロマ、オ
ーディオ出力等の比較的低域の記録、再生特性を良好に
するように、各層を形成することができる。
【0010】このために、本発明によって、最外層に金
属磁性粉を用いていることでRF−出力が向上し、かつ
Hcを700 〜1200Oeの範囲とすることでクロ
マ−S/Nのレベルを高く維持できる。Hcが上記範囲
外となると、クロマ−S/Nが大きく劣化する。
【0011】また、最外層に隣接した内側の磁性層につ
いて、その保磁力を最外層の0.5 〜1.0 倍とす
ることで、クロマ−出力が向上する。1.0 倍より大
きいとクロマ出力の向上が十分でなく、0.5 倍より
小さいとRF出力、ルミ−S/Nが劣化する。
【0012】このように、本発明に基いて各磁性層を形
成することによって、RF−出力等のビデオ出力をはじ
め、クロマ−S/N、クロマ−出力も向上させ、全般的
に電磁変換性能を改善することができる。
【0013】この効果を一層十分にするには、上記の最
外層のHcを 800〜1200Oeとするのがよく、
 900〜1100Oeとするのが更に好ましい。また
、内側磁性層の保磁力は最外層の 0.6〜 0.9倍
とするのがよく、 0.6〜 0.8倍とするのが更に
好ましい。
【0014】また、最外層は金属磁性粉の使用によって
RF−出力を向上させるが、内側磁性層については特に
、BET値が35m2/g 未満であって平均長軸長が
0.25μm以上の磁性粉(特にコバルト含有酸化鉄磁
性粉)を使用することによって、クロマ−出力が一層向
上する。
【0015】上記の各層のHcを測定するには、非磁性
支持体上に各層を別々に形成したサンプルを作成し、各
サンプルについて公知の方法で測定を行う。Hcのコン
トロールは、使用する磁性粉の種類によって行うことが
できる。
【0016】また、上記の内側磁性層の磁性粉の平均長
軸長は、磁性粒子50個の長軸長の和を個数で除した値
とする。
【0017】BET値とは、単位重量あたりの表面積を
いい、平均粒子径とは全く異なった物理量であり、例え
ば平均粒子径は同一であっても、比表面積が大きなもの
と、比表面積が小さいものが存在する。比表面積の測定
は、例えばまず、粉末を250 ℃前後で30〜60分
加熱処理しながら脱気して、該粉末に吸着されているも
のを除去し、その後、測定装置に導入して、窒素の初期
圧力を0.5kg /m2に設定し、窒素により液体窒
素温度(−195 ℃)で吸着測定を行う(一般にB.
E.T法と称されている比表面積の測定方法。詳しくは
J.Ame.Chem .Soc,60 309(19
38)を参照)。
【0018】この比表面積(BET値)の測定装置には
、湯浅電池(株)ならびに湯浅アイオニクス(株)の共
同製造による「粉粒体測定装置(カンターソープ)」を
使用することができる。
【0019】比表面積ならびにその測定方法についての
一般的な説明は「粒体の測定」(J.M.DALLAV
ALLE,CLYDEORR Jr 共著、弁田その他
訳;産業図書社刊)に詳しく述べられており、また「化
学便覧」(応用編、1170〜1171頁、日本化学会
編、丸善(株)昭和41年4月30日発行)にも記載さ
れている(なお前記「化学便覧」では、比表面積を単に
表面積(m2/gr)と記載しているが、本明細書にお
ける比表面積と同一ものである。)。
【0020】なお、最外層の膜厚(又は層厚)は薄いこ
とが望ましく、特に0.6 μm以下とするのが望まし
い。 また、この最外層に隣接する内側磁性層の膜厚は4.0
 μm以下とするのが望ましい。
【0021】なお、本発明において、磁性層を構成する
複数層は互いに隣接した最外層と内側層である以外にも
、更に第3の磁性層がその内側に設けられていてもよい
。但し、各層間には明確な境界が実質的に存在する場合
以外に、一定の厚みで以て、両層の磁性粉が混在してな
る境界領域が存在する場合があるが、こうした境界領域
を除いた両側の層を上記の各層とする。特に、本発明の
媒体は、各磁性層を湿潤同時重層塗布(wet−on−
wet)方法で塗布形成する時に好適である。勿論、下
層を乾燥後に上層を塗布するwet−on−dry方法
でもよい。
【0022】本発明の磁気記録媒体は、例えば図1に示
すように、ポリエチレンテレフタレート等からなる非磁
性支持体1上に、第1の磁性層(内側磁性層)2、第2
の磁性層(最外層)4をこの順に積層したものである。 また、この積層面とは反対側の支持体面にはバックコー
ト層3が設けられているが、これは必ずしも設けなくて
もよい。第2の磁性層上にはオーバーコート層を設けて
もよい。
【0023】図2の例は、上層を更に層5と6とに分け
ている(但し、層5は内側層、層6は最外層としてよい
)。図1及び図2の磁気記録媒体において、第1の磁性
層2の膜厚は1.5 〜4.0 μmとするのが好まし
く、第2の磁性層4の膜厚、又は第2、第3の磁性層5
、6の合計膜厚は0.6 μm以下(例えば0.5 μ
m)とするのが好ましい。
【0024】磁性層には磁性粉を含有せしめうるが、こ
うした磁性粉としては、γ−Fe2 O3 、Co含有
γ−Fe2 O3 、Fe3 O4 、Co含有Fe3
 O4、バリウムフェライト等の酸化鉄磁性粉;Fe、
  Ni、Co、Fe−Ni−Co合金、Fe−Ni合
金、Fe−Al合金、Fe−Al−Ca合金、Fe−A
l−Ni合金、Fe−Al−Co合金、Fe−Mn−Z
n合金、Fe−Ni−Zn合金、Fe−Al−Ni−C
o合金、Fe−Al−Ni−Cr合金、Fe−Al−C
o−Cr合金、Fe−Co−Ni−Cr合金、Fe−C
o−Ni−P合金、Co−Ni合金等  Fe、Ni、
Co等を主成分とするメタル磁性粉等各種の強磁性粉が
挙げられる。
【0025】最表面の磁性層4、6と他の磁性層2、5
(及び/又は2)とは、本発明に基いて、前者4、6を
最外層、後者2、5又は5及び2を内側層とする。
【0026】磁性層4、6には上記のメタル磁性粉を含
有させ、Hcを 700〜1200Oeに設定し、層2
、5は最外層の0.5 〜  1.0 倍の保磁力とし
、使用する磁性粉はCo含有酸化鉄とするのがよい。
【0027】各磁性層中にはまた、潤滑剤(例えばシリ
コーンオイル、グラファイト、二硫化モリブデン、二硫
化タングステン、炭素原子数12〜20の一塩基性脂肪
酸(例えばステアリン酸)や、炭素原子総数13〜40
個の脂肪酸エステル等、研磨剤(例えばアルミナ)、帯
電防止剤(例えばカーボンブラック、グラファイト)等
を添加してよい。
【0028】また、磁性層2、4、5、6に使用可能な
結合剤としては、平均分子量が約10000 〜200
000のものがよく、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビ
ニル−アクリロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ウ
レタン樹脂、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘
導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースダ
イアセテート、セルローストリアセテート、セルロース
プロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレン−ブ
タジエン共重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成ゴム
系、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反
応樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプ
レポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイ
ソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低
分子量グリコール/高分子量ジオール/イソシアネート
の混合物、及びこれらの混合物等が例示される。
【0029】これらの結合剤は、−SO3 M、−CO
OM、−PO(OM′)2 (但しMは水素又はリチウ
ム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属、M′は水
素、リチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属
又は炭化水素残基)等の親水性極性基を含有した樹脂で
あるのがよい。即ち、こうした樹脂は分子内の極性基に
よって、磁性粉とのなじみが向上し、これによって磁性
粉の分散性を更に良くし、かつ磁性粉の凝集も防止して
塗液安定性を一層向上させることができ、ひいては媒体
の耐久性をも向上させ得る。
【0030】こうした結合剤、特に塩化ビニル系共重合
体は塩化ビニルモノマー、スルホン酸、カルボン酸若し
くはリン酸のアルカリ塩を含有した共重合性モノマー及
び必要に応じ他の共重合性モノマーを共重合することに
よって得ることができる。この共重合体はビニル合成に
よるものであるので合成が容易にあり、かつ共重合成分
を種々選ぶことができ、共重合体の特性を最適に調製す
ることができる。
【0031】上記したスルホン酸、カルボン酸若しくは
リン酸等の塩の金属はアルカリ金属(特にナトリウム、
カリウム、リチウム)であり、特にカリウムが溶解性、
反応性、収率等の点で好ましい。
【0032】また、バックコート層3を設ける場合、上
記した結合剤に硫酸バリウム等の非磁性粒子を含有させ
、支持体裏面に塗布する。
【0033】また、上記の支持体1の素材としては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等のプラス
チック、Al、Zn等の金属、ガラス、BN、Siカー
バイド、磁器、陶器等のセラミックなどが使用される。
【0034】次に、上記した媒体の製造装置の一例を図
3に示す。
【0035】この製造装置においては、図1の媒体を製
造するに当たり、まず供給ロール32から繰出されたフ
ィルム状支持体1は、押し出しコータ10、11により
上記した磁性層2、4用の各塗料を塗布した後、例えば
2000Gauss の前段配向磁石33により配向さ
れ、更に、例えば2000Gauss の後段配向磁石
35を配した乾燥器34に導入され、ここで上下に配し
たノズルから熱風を吹き付けて乾燥する。
【0036】次に、乾燥された各塗布層付きの支持体1
はカレンダーロール38の組合せからなるスーパーカレ
ンダー装置37に導かれ、ここでカレンダー処理された
後に、巻取りロール39に巻き取られる。各塗料は、図
示しないインラインミキサーを通して押し出しコーター
10、11へと供給してもよい。なお、図中、矢印Dは
非磁性ベースフィルムの搬送方向を示す。押し出しコー
ター10、11には夫々、液溜まり部13、14が設け
られ、各コーターからの塗料をウェット・オン・ウェッ
ト方式で重ねる。 図2の媒体を製造するには、図3において押し出しコー
ターを更に1つ追加すればよい。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。以下に示
す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神から逸脱し
ない範囲において種々変更しうる。なお、下記の実施例
において「部」はすべて重量部である。
【0038】実施例1 まず、下記の組成物を夫々ニーダーで混練した後、サン
ドミルで分散し、各上層用磁性塗料A、下層用磁性塗料
Bを調製した。
【0039】 〈上層用磁性塗料A〉     強磁性金属粉末(Fe−Al)(Fe:Al=
 100:5重量比)     100部    (H
c:915 Oe、σs:121 、        
  BET比表面積45m2/g )        
          スルホン酸カリウム含有塩ビ系樹
脂                        
        10部    (日本ゼオン(株)製
、商品名 MR110)            スル
ホン酸ナトリウム含有ポリウレタン    (東洋紡績
(株)製、商品名 UR−8300)        
アルミナ(平均粒径0.2 μm)         
                         
  5部    カーボンブラック         
                         
              1部    ミリスチン
酸                        
                         
   1部    ステアリン酸          
                         
                 1部    ブチ
ルステアレート                  
                         
   1部    メチルエチルケトン       
                         
             100部    シクロヘ
キサノン                     
                         
 100部    トルエン            
                         
                  100部   
 コロネートL(日本ポリウレタン工業(株)製)  
                  5部
【0040
】 〈下層用磁性塗料B〉     Co含有酸化鉄              
                         
          100部    (Hc:805
 Oe、平均長軸長:0.32μ、         
 BET比表面積:32m2/g )        
        スルホン酸カリウム含有塩ビ系樹脂 
                         
      10部    (日本ゼオン(株)製、商
品名 MR110)            スルホン
酸ナトリウム含有ポリウレ             
                   5部    
タン(東洋紡績(株)製、商品名 UR−8300) 
       コロネートL(日本ポリウレタン工業(
株)製)                    5
部    アルミナ(平均粒径0.2 μm)    
                         
       5部    カーボンブラック    
                         
                   1部    
ミリスチン酸                   
                         
        1部    ステアリン酸     
                         
                      1部 
   ブチルステアレート             
                         
        1部    メチルエチルケトン  
                         
                  100部   
 シクロヘキサノン                
                         
      100部    トルエン       
                         
                       10
0部
【0041】次に、厚さ10.0μmのポリエチレ
ンテレフタレートベースフィルム上に、下層用磁性塗料
Bと上層用磁性塗料Aを順次上層膜厚0.5 μm、下
層膜厚2.5 μmで図3の装置でwet−on−we
t塗布し、配向、乾燥後、カレンダー処理を行った。
【0042】しかる後、次の組成のBC層用塗料を磁性
層等の反対側の面に乾燥厚さ0.8 μmになるように
塗布した。
【0043】     カーボンブラック(Raven 1035) 
                         
        40部    硫酸バリウム(平均粒
径 300mμ)                 
               10部    ニトロ
セルロース                    
                         
   25部    ポリウレタンN−2301(日本
ポリウレタン社製)                
   25 部    コロネートL(日本ポリウレタ
ン社製)                     
       10部    シクロヘキサノン   
                         
                   400部  
  メチルエチルケトン              
                         
      250部    トルエン       
                         
                       25
0部
【0044】このようにして幅広の磁性フィルムを
得、これを巻きとった。このフィルムを1/2 インチ
幅に断裁し、ビデオ用テープにして諸特性を測定し、そ
の結果を図4、図5に示した。
【0045】実施例2〜18、比較例1〜7前記実施例
1において、上層の磁性粉種類、保磁力と、下層の磁性
粉の種類、比表面積、平均長軸長、下層保磁力とを図4
、図5、図6に示すように変えた以外は、実施例1と同
様にして、ビデオテープを作成し、その諸特性を測定し
た。結果を図4、図5、図6に示した。
【0046】なお、諸特性は次のようにして測定した。 (a)RF−出力、ルミ−S/N、クロマ−S/N、ク
ロマ−出力:カラービデオノイズメーター「Shiba
soku 925 D/1」を用い、日本ビクター社製
「HR−S7000」のデッキでリファレンステープに
対する値(dB)で表した。 各信号の周波数は次の通りである。 RF−出力:              6MHzル
ミS/N:              6MHzクロ
マ−S/N:         629KHzクロマ−
出力:           629KHz
【0047
】 (b)HiHi−オーディオ出力: 日本ビクター社製「BR−S711 」のデッキを用い
、リファレンステープ(コニカ社製)に対する(dB)
で表した。 この出力信号の周波数は1.7 MHzであった。
【0048】 (c)リニアオーディオ出力: 日本ビクター社製「BR−S771 」のデッキを用い
、リファレンステープ(コニカ社製)に対する値(dB
)で表した。 この出力信号の周波数は1KHzであった。
【0049】この結果から、本発明に基いて各磁性層を
構成することによって、RF出力、クロマ−S/N等を
全般的に向上させることができる。
【0050】実施例19〜21、比較例8〜12上記し
た磁性層を図7に示すように3層で形成した場合(膜厚
は最上層0.3μm、中間層0.3 μm、下層2.4
 μm)、本発明に基く各層を構成することによって、
やはり特性が良好となることも分かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録媒体の断面図である。
【図2】他の磁気記録媒体の断面図である。
【図3】磁気記録媒体の製造装置の概略図である。
【図4】各サンプルについての特性を示すグラフである
【図5】他の各サンプルについての特性を示すグラフで
ある。
【図6】他の各サンプルについての特性を示すグラフで
ある。
【図7】更に他の各サンプルについての特性を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1      非磁性支持体 2      下層磁性層 3      バックコート層 4、6  上層磁性層 5      中間磁性層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  非磁性支持体上に設けられた磁性層が
    少なくとも2層からなり、これらの層のうちの最外層に
    金属磁性粉が含有され、かつ、前記最外層の保磁力が7
    00 〜1200Oeであり、前記最外層に隣接した内
    側の磁性層の保磁力が前記最外層の保磁力の0.5 〜
    1.0 倍である磁気記録媒体。
JP2410457A 1990-12-11 1990-12-11 磁気記録媒体 Pending JPH04214220A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7152569B2 (en) 2003-06-30 2006-12-26 Brp-Rotax Gmbh & Co. Kg Lubrication oil supply for crankshaft

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US7152569B2 (en) 2003-06-30 2006-12-26 Brp-Rotax Gmbh & Co. Kg Lubrication oil supply for crankshaft

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