JPH0421388A - 主軸同期回転制御方式 - Google Patents

主軸同期回転制御方式

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JPH0421388A
JPH0421388A JP2124253A JP12425390A JPH0421388A JP H0421388 A JPH0421388 A JP H0421388A JP 2124253 A JP2124253 A JP 2124253A JP 12425390 A JP12425390 A JP 12425390A JP H0421388 A JPH0421388 A JP H0421388A
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spindle
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spindles
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JP2124253A
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Shinichi Kono
新一 河野
Hironobu Takahashi
高橋 宏暢
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、2つの主軸を有する工作機械(旋盤等)にお
ける同期制御方式に関する。
従来の技術 2つの主軸を有する工作機械はすでに公知である。これ
らの工作機械において、2つの主軸を同期速度で回転さ
せる制御は従来から行われている。
特に、旋盤等において、能率良くワークを加工するため
に、ワークを把持している一方の主軸から他方の主軸に
ワークを渡し、他方の主軸でワークを把持させるような
場合、2つの主軸を同期させて同一速度で回転させる制
御方法が採用されている。また、2つの主軸で同時にワ
ークを把持し旋盤切削を行う場合もあり、このような場
合も、2つの主軸を同期速度で回転させている。
発明が解決しようとする課題 2つの主軸を有する工作機械において、上述した作用を
行わせる場合、2つの主軸に取付けられたチャックが同
時にワークを把持する期間がある。
2つの主軸を同期速度の同一速度で回転させているから
、問題がないと考えられるが、現実には、各主軸を駆動
するモータと主軸を結合するギヤやベルト等の伝動手段
の減速比の違いによる同期速度指令から、各主軸が該同
期速度になるように各主軸モータへ指令する速度指令の
計算誤差や、速度制御の計算誤差等によって、2つの主
軸の速度間に誤差が生じ、必ずしも2つの主軸の回転速
度は常に同一とはならず、わずかな速度差が生じる場合
がある。このような場合、ワークは2つの主軸のチャッ
クによって把持されていることから、ワークに捩じれが
生じることとなる。
そこで本発明の目的は、2つの主軸のチャックがワーク
を同時に把持している状態で回転速度の同期状態がわず
かにずれてもワークに捩じれを発生させないようにした
主軸同期回転制御方式を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、2つの主軸に同一速度を与えて同期回転速度
で回転させた後、ワークを把持しない一方の主軸のチャ
ックにワーク把持指令を与えると共に、どちらか一方の
主軸をトルク制限して速度制御を行うことによってワー
クに捩じれを発生させないようにした。
また、2つの主軸の位相も同期させる場合は、速度制御
によって2つの主軸を同期回転速度で回転させた後、同
期回転速度に対応する位置偏差量を各主軸の位置制御の
エラーカウンタにセットして、同期回転速度に対応する
移動指令と各主軸のポジションコーダからの位置信号に
より位置制御及び速度制御を行い、その後、各主軸のポ
ジションコーダから出力される位置信号と1回転信号よ
り各主軸の1回転信号位置からの回転量を求めて、該回
転量を夫々上記エラーカウンタから減算することによっ
て2つの主軸の位相及び回転速度を同一とした後、ワー
クを把持しない一方の主軸のチャックにワーク把持指令
を与えると共に、どちらか一方の主軸をトルク制限して
速度制御を行うことによって、わずかな位置ずれ(位相
のずれ)が生じてもワークに捩じれを生じさせないよう
にした。
作  用 2つの主軸のチャックがワークを共に把持し、2つの主
軸が同期速度で回転している状態で、同期回転速度指令
から各主軸モータの速度指令に変換する上での計算誤差
、速度制御における計算誤差等によって、同期状態がわ
ずかにずれ、2つの主軸の回転速度がわずかにずれても
、一方の主軸モータはトルク制限して駆動されているか
ら、大きなトルクを出力することができず、結局トルク
制限されていない主軸の回転速度でワークおよび他方の
主軸は回転し、ワークには大きな捩じれトルクを発生さ
せることはない。
また、位相同期を行う場合においても、同期回転速度指
令を与えて、2つの主軸を同期回転速度で回転させ、2
つの主軸が同期回転速度になった後、同期回転数相当の
位置偏差量(エラーパルス量)を同期回転速度指令から
求めて、この位置偏差量を各主軸の位置制御のエラーカ
ウンタにセットし、同期回転速度に対応する移動指令と
各主軸のポジションコーダからの位置信号とにより位置
制御を行う。その後、同期回転速度に対応する移動指令
が入力され、ポジションコーダからの位置信号によって
フィードバック制御されるから、2つの主軸は位置制御
が行われながら同一速度で回転することとなる。そして
、各主軸のポジションコーダからの1回転信号と位置信
号によって各主軸の1回転信号位置からの回転量即ち回
転角を夫々求め、この回転量を位置制御のエラーカウン
タから減じれば位置偏差量が変り、各軸は減速及び加速
され、各主軸の位相は同一となり、同一回転速度で回転
することとなる。そして、その後、ワ−りを把持しない
一方の主軸のチャックにワーク把持指令を与えると共に
、どちらか一方の主軸をトルク制限して速度制御を行う
ことによってワークに捩じれを発生させないようにする
ことができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の機能ブロック図である。
第1図中、100は第1の主軸、200は第2の主軸、
300はワークであり、第1図の状態では第1の主軸1
00のワーク把持部のチャック103に把持されている
。102.202は第1゜第2の主軸の主軸モータであ
り、ギヤやベルト等の伝動手段104.204を介して
主軸100゜200を駆動する。110.210は各主
軸の主軸制御回路であり、マイクロプロセッサ等で出力
されている。111.211は各主軸制御回路110.
210の速度制御部で、入力される速度指令と各主軸モ
ータ102,202に取付けられたパルスエンコーダ等
の速度検出器105,205からのフィードバック信号
によって従来と同様に主軸モータ102.202を速度
制御するものである。116.216は同期回転速度指
令から主軸モータ102.202への速度指令1,2へ
変換する手段である。また、400はNC位置、SWl
、SW2はスイッチを意味する。
各主軸100.200が独立して駆動されているときに
は、NC位置400より夫々独立の速度指令が各主軸制
御回路110.210に出力され、スイッチスイッチS
WI、SW2がa側に閉じ、各速度指令は各速度制御部
111,211に入力され、主軸モータ102.202
を速度制御し、伝動手段104.204を介して主軸1
00. 200を回転させる。
今、主軸100.200が異なった回転速度で回転して
いるとする。この状態でNC位置400から同期制御指
令が出力されると、スイッチSW1、SW2がb側に切
替わる。また、NC位置400から同期回転速度指令と
して同一速度指令が主軸制御回路110.210に与え
られると、同期回転速度指令から速度指令1,2へ変換
する手段116,216によって次の第1式の演算を行
って、速度指令1,2を夫々スイッチSWI、  SW
2を介して速度制御部111.211に出力する。
速度指令1.2= (同期回転速度指令)X60spc xギヤ比、処理周
期×1回転パルス数 ・・・・・・(1) 上記第(1)式において、処理周期は同期回転速度指令
が出力される周期(パルス分配周期)であり、1回転パ
ルス数は各速度検出器105,205が1回転に出力す
るパルス数を意味し、ギヤ比は伝動手段104,204
の夫々のギヤ比を意味する。
上記第1式で算出された速度指令1.2のデータ値は各
速度制御部111.211に入力され、主軸モータ10
2.202を速度指令1.2に応じた速度で回転させる
。そして、伝動手段104゜204を介して主軸100
.200を回転させるから、第1式に各伝動手段104
.204のギヤ比の逆数が乗じられて、主軸100,2
00は同一の同期回転速度で回転することとなる。
こうして2つの主軸を同期速度で回転させた後、一方の
主軸を2軸方向(主軸の軸方向)に移動させた後、チャ
ック203に閉指令を与えてワークをチャック203て
も把持させると共に、NC位置400からトルク制限指
令X(%)を主軸制御回路210の速度制御部211に
出力し、主軸モータ202の出力トルクを最大トルクX
X(%)に制限するように、速度制御部211の処理で
求められたトルク指令を制限し主軸モータ202を駆動
する。その結果、2つの主軸の回転速度にずれが生じて
も、主軸モータ202は制限されたトルクしか出力でき
ないので、ワーク300に大きな捩じれトルクを生じせ
しめない。
以上が、本実施例の動作説明であるが、この動作を制御
するNC位置400のPMC(プログラマブルマシーン
コントローラ)のプロセッサと主軸制御回路110.2
10のプロセッサの動作処理を第2図及び第3図、第4
図に示されたフローチャートと共に説明する。
第3図はNC位置のPMCのプロセッサが所が周期毎実
行する本発明に関係する処理のフローチャートである。
まず、PMCのプロセッサは同期指令モードカ否か判断
しくステップ5100)、オペレータか同期指令モード
に設定していると、同期指令信号SSが「1」か否か判
断しくステップs i 01)「1」でなければ、同期
回転速度指令をNC位置400のNC用プロセッサに出
力し、NC用プロセッサは2つの主軸制御回路110,
210に同期回転速度指令に対応するパルスを分配する
。また、2MC用プロセッサは同期指令信号SSを「1
」にセットし、2つの主軸制御回路110゜210に出
力する(ステップ5102,5IO3)。次に、2つの
主軸100,200が同期速度に到達したとき「1」に
セットされるフラグFnがrlJか否か判断しくステッ
プ5104)、始めは「1」にセットされていないので
、次に2つの主軸制御回路110.210がら同期速度
到達信号が来たか否か判断しくステップ5105)、来
ていなければ当該周期の処理を終了する。そして次の周
期からは同期指令信号ssが「1」にセットされている
ので、ステップ3100,3101.5104,510
5(7)処理を繰り返し、2つの主軸制御回路110.
210から同期速度到達信号がくると、ステップ510
5がらステップ5106に移行し、フラグFnを「1」
にセットし、主軸200のチャック203にチャック閉
信号を出力しくステップ8106.8107) 、チャ
ック開完了信号がチャック203から送出されているか
否か判断しくステップ8108)、送出されていなけれ
ば当該周期の処理は終了する。そして、次の周期からは
ステップ5100.5IOL、5104の処理を行いフ
ラグFnがrlJにセットされているからステップ51
04がらステップ5111に移行しチャック閉完了のと
きにrlJにセットされるフラグFcが「1」か否が判
断し、まだ「1」になっていないのでステップ5108
に移行してチャック閉完了が否が判断する。そして、チ
ャック閉完了になると、フラグF’cを「1」にセット
しトルク制限信号X(%)を主軸制御回路210に出力
すル(ステップ5109.5llO)。そして、以後の
周期からはステップ5i00.5IOI、5104.5
lllの処理を繰り返し行うことになり、その間、NC
用プロセッサは同期速度の速度指令で2つの主軸制御回
路110.210に駆動することになる。
また、オペレータが通常のモードに設定するとPMCの
プロセッサは、ステップ5100からステップ5112
に移行し同期指令信号ssが「1ヨか否か判断し、「1
」ならばチャック開信号をチョック203にaカしチャ
ック開完了信号があるか否か判断し、開信号がなければ
今まで出方していた同期回転速度指令を出力し、当該周
期の処理を終了する(ステップ5113〜5115)そ
して、チャック開完了信号が入力されると、フラグFc
、Fnおよび同期指令信号をrOJにセットしトルク制
限信号の出力を停止し、各主軸制御回路110.210
に各主軸の速度指令を出方するようNC用プロセッサに
出力する(ステップ5116〜8118)。そして次の
周期がらはステップ5100.5112の処理のみを行
うこととなる。
一方、主軸制御回路110のプロセッサは第3図にフロ
ーチャートで示す処理を所定側期毎実施する。
まず同期指令信号Ssが「1」が否が判断しくステップ
S 200)、「1」でなければ、NC位置400から
送られてくる各主軸に対する速度指令で従来と同様に速
度ループ処理を実施する(ステップ5205)。
同期指令信号SSが「1」で同期指令モードになってい
るときは、NC位置400がら出力される同期回転速度
指令から第1式の演算を行ってモータへの速度指令に変
換して、該変換された速度指令に基づき速度ループ処理
を行って主軸モータ102を駆動する(ステップ820
1.3202)。そして同期回転数に到達したが否が判
断して、到達していなければそのまま当該周期の処理を
終了し、到達すると同期速度完了信号をNC位置400
に出力する(ステップ5203,8204)。
そして、以後ステップ8200〜5204の処理を繰り
返すこととなる。
一方、主軸制御回路210のプロセッサは第4図にフロ
ーチャートで示す処理を所定同期毎実施する。
同期指令信号SSが「1」でなければ(ステップ530
0)、主軸制御回路110と同様に該主軸200に対し
て指令された速度指令で従来と同様に速度ループ処理を
実行し主軸モータ202を駆動する(ステップS 30
7)。
同期指令信号SSが「1」であると、NC位置400か
ら出力される同期回転速度指令を第1式の処理を行って
主軸モータ202に対する速度指令に変換する(ステッ
プ5301)。そして、NC位置400からトルク制限
信号が出力されているか否か判断しくステップ5302
)、トルク制限信号が入力されてなければ、ステップ8
301で変換された速度指令に基づき速度ループ処理を
行い主軸モータ202を駆動する(ステップ5303)
。次に同期回転数に達したか否か判断して(ステップ5
304)、達してなければ当該処理周期の処理を終了し
、達していれば、同期完了信号をNC位置400に出力
する(ステップ5305)。
かくして、2つの主軸制御回路110,210から同期
速度完了信号が出されると、前述したようにNC位置4
00はチャック203にチャック閉指令を出力し、チャ
ックを閉じワークを把持させた後、トルク制限指令X(
%)を主軸制御回路210に出力されるから主軸制御回
路210のプロセッサはステップ3300,5301.
5302の処理を行い、ステップ5302からステップ
5306に移行し、ステップ5301で変換された速度
指令で速度ループ処理を行い、かっ、この速度ループ処
理で求められるトルク指令に対して、入力されているト
ルク制限値(最大トルク×制限信号X)に制限して主軸
モータ202を駆動する。
その結果2つの主軸100,200の回転速度にずれが
生じ同期状態がずれても、ワークには大きな捩じれトル
クは加わらない。
上記実施例は、2つの主軸を同期速度で駆動するときの
ワークの捩じれ防止方法であるが、2つの主軸を同期速
度で回転させると共に、回転位相をも同期させて、すな
わち位置の制御をも行って2つの主軸でワークを把持す
るものも開発されている(特願平1−192751号参
照)。
第5図は、位相制御をも行う場合に本発明を適用した一
実施例の機能ブロック図である。
第5図中、第1の実施例で説明した第1図に示す出力と
同一のものは同一符号を付している。
第1の実施例と相違する点のみ説明すると、主軸100
.200にポジションコーダ101. 201が取付け
られ、主軸モータ102.202に速度検出器が取付け
られていない点、および、主軸制御回路110.210
内に位置制御を行うための手段が設けられている点であ
る。
第5図中、112.212は位置制御部であり、ERI
、ER2は夫々の位置偏差を記憶するエラーカウンタで
ある。PPCl、PPC2は夫々ポジションコーダ10
1,201からの出力パルスを計数する位置カウンタで
あり、PSCI、PSC2はポジションコーダ101,
201から1回転信号が出力されたとき、夫々位置カウ
ンタPPC1,PPC2の値を記憶するラッチ回路、1
13.213は位置カウンタPPCl、PPC2から夫
々ラッチ回路PSCI、PSC2の値を減じて1回転信
号位置からの回転量を算出する手段、114.214は
同期回転速度指令から同期回転数相当のエラーパルス(
位置偏差量)へ変換する手段、115,215は同期回
転速度指令を移動指令に変換する手段、116,216
は第1の実施例と同様に同期回転速度指令から主軸モー
タ102.202への速度指令1,2へ変換する手段で
ある。また、a = hはスイッチを意味する。
各主軸100.200が独立して駆動されているときに
は、NC位置400より夫々独立の速度指令が各主軸制
御回路110,210に出力され、スイッチb、  h
が閉じ、各速度指令は各速度制御部111.211に入
力され、主軸モータ102゜202を速度制御し、伝動
手段104.204を介して主軸100,200を回転
させる。なお、この状態ではスイッチa、c−gはオフ
状態であり、位置制御部112,212のエラーカウン
タER1,ER2はリセット状態にある。
主軸100.200が異なった回転速度で回転している
状態でNC位置400から同期制御指令が出力されると
、スイッチhがオフとなり、スイッチgが閉じる。また
、NC位置400から同期回転速度指令が主軸制御回路
110,210に与えられると、第1の実施例と同様に
同期回転速度指令から速度指令1,2へ変換する手段1
16゜216によって上記第1式の演算を行って速度指
令1.2を夫々スイッチg、bを介して速度制御部11
1,211に出力する。これによって第1の実施例と同
様に、2つの主軸100,200は同一の同期回転速度
で回転することとなる。
一方、手段114,214で同期回転速度指令から第2
式の演算を行って、同期回転数相当のエラーパルス量(
位置偏差量)を算出しておく。
同期回転数相当のエラーパルス量 =同期回転速度指令/(処理周期×ポジションゲイン) ・・・・・・(2) なお、第2式において、ポジションゲインは各主軸制御
回路110.210の位置制御部112゜212のゲイ
ンである。
すなわち、各位置制御部112,212から夫々速度制
御部111.211へ同期回転速度指令が出力されるよ
うな位置偏差量(エラーパルス量)を算出しておき、主
軸モータ102.202の回転速度が夫々速度指令1.
2に達し、主軸10o。
200が同期回転数のパラメータ設定範囲内に達すると
、スイッチCを瞬間閉じて、上記第2式によって算出し
た同期回転数相当のエラーパルス量を各位置制御部11
2,212のエラーカウンタERI、ER2に夫々設定
する。
同期回転数相当のエラーパルス量がエラーカウンタER
I、ER2に設定された直後に、スイッチb、  gを
開き、スイッチa、  e、  fを閉じ、位置制御を
開始する。すなわち、処理周期毎NC位置から出力され
る同期回転速度指令を手段115゜215で移動指令に
変換し、スイッチfを介して各位置制御部112,21
2のエラーカウンタER1,ER2に加算し、また、処
理周期毎、位置カウンタPPCl、PPC2で検出され
る処理周期の主軸100,200の移動量(当該処理周
期のPPCl、PPC2の値から1回前の処理周期のP
PC1,PPC2の値を夫々減じた値)をエラーカウン
タERI、ER2から減じて位置制御ループ処理を開始
し、位置制御の出力をスイッチaを介して速度制御部I
LI、211に入力する。
その結果、主軸100.200は位置制御が行われなが
ら同期回転速度で回転することとなる。
次に、位相同期制御指令が与えられると、スイッチdを
閉じ、1回転信号を受信したときの位置カウンタPPC
l、PPC2の値をラッチしているラッチ回路PSCI
、PSC2の値を位置カウンタPPC1,PPC2から
減じて1回転信号位置からの各主軸100.200の回
転量(回転角)を算出している手段113,213の値
を、各エラーカウンタER1,ER2から減じる。その
結果、エラーカウンタERI、ER2の値は減じられた
分減少し、主軸100,200の回転速度は減少し、両
主軸100,200の1回転信号位置が同じ位置に来る
ように減速され、その後、同期回転速度指令に応じた移
動指令がエラーカウンタERI、ER2に加算されるか
ら、同期回転速度に復帰し、主軸100,200は同位
相で同期回転速度で回転することとなる。
この際、位相同期制御指令が出されたあと、1回転信号
位置からの各主軸100.200の回転量を算出してい
る手段113,213の値を、NC位置400が処理局
期毎読取り、読取った値の差が設定所定範囲内か否か判
断し、設定所定範囲内であれば、位相が同期していると
して位相同期完了信号を出力するようにする。即ち、両
主軸の1回転信号位置からの回転量が同一であれば位相
が完全に同一であることを意味するので、両生軸の1回
転量号位置からの回転量が設定所定範囲内に入れば位相
が同期しているとすることができる。
位相も同期して2つの主軸100,200が同期速度で
回転させた後、チャック203にチャック閉指令を出力
しチャック203を閉じワーク300をチャック203
でも把持させると共にNC位置400は速度制御部21
1にトルク制限信号を送出して、主軸モータを第1の実
施例と同様に出力トルクを制限して駆動する。
以上が、本実施例の動作説明であるが、この動作を制御
するNC位置400のPMCのプロセッサと主軸制御回
路210のプロセッサの動作処理を第6図及び第7図(
a)(b)に示されたフローチャートと共に説明する。
第6図はNC位置のPMCのプロセッサが所定同期毎実
行する本実施例に関係する処理のフローチャートである
まず、同期指令モードか否か判断しくステップ5400
)、同期指令モードでなければ第1の実施例のステップ
8112〜5118と同様な処理を行って、各主軸モー
タをそれぞれの指令速度で駆動する。この点の説明は省
略する。
同期指令モードであると、チャック閉完了フラグFc、
位相同期完了フラグFn、位相同期指令フラグFfが「
1」か否か判断しくステップ8401〜5403)、始
めはすべてのフラグはrOJであるから、ステップ54
04に移行し同期指令信号SSが11」か否か判断し、
「1」でないならば、同期回転速度指令を出力すると共
に、同期指令信号SSを「1」にする(ステップ540
5゜S 406)。そして位相同期指令があるか否か判
断しくステップ5407)、なければ当該周期の処理を
終了する。そして、次の周期からはステップ8400〜
5404、同期指令信号SSが「1」であるからステッ
プ5407の処理を繰り返し行う。同期速度指令が出力
されることによりNC用プロセッサは同期回転速度指令
を各主軸制御回路110.210に出力して後述するよ
うに主軸100.200を同じ同期速度で回転させる。
オペレータは適当な時間が経過し、2つの主軸の回転速
度が同一になったと判断されたとき、位相同期指令を入
力する。該位相同期指令が入力されると、PMC用プロ
セッサはフラグFfを「1」にセットし、各主軸制御回
路110,210に位相同期指令を出力しくステップ3
408,5409)、各主軸制御回路110.210か
ら送られてくる1回転量号位置からの回転量ε1(=P
PC1−PSCI)、e2 (=PPC2−PSC2)
を読み(ステップ5410)、両回転量ε1.ε2の差
の絶対値が設定所定値εS以下が否が判断しくステップ
5411)、設定所定値εS以下でなければ当該周期の
処理を終了する。そして、次の周期からはフラグFfが
「1」にセットされてイルコとから、ステップ5400
,5401,5402.5403,5410.5411
の処理を繰り返し実行することとなる。
一方、各主軸制御回路110,210のプロセッサは位
相同期指令を受けて位相同期制御処理を実行することと
なるが、この点の処理は後述する。
そして、各主軸制御回路110,210で位相同期制御
処理が完了され、各主軸110,210の1回転量号位
置からの回転量ε1.εの差の絶対値が設定所定値εS
以下となると(ステップ411)、フラグFnを「1」
にセットしチャック閉指令をチャック203に出力しく
ステップ5412.8413)、チャック203からチ
ャック閉完了信号が来たか否か判断しくステップ541
4)、来てなければ当該周期の処理を終了する。そして
、次の周期からは、フラグFnか「1」にセットされて
いるのでステップ5400.5401゜5402,54
14の処理を繰り返し、チャック閉完了信号が来るとフ
ラグFcを「1」にセットしトルク制限指令を主軸制御
回路210に出力する(ステップ5415,5416)
。次の周期がらはステップ5400,5401の処理の
みを行うことになる。なお、同期指令モードで同期指令
信号SSが「1」にセットされている限りNC用プロセ
ッサは同期回転速度の同じ速度指令を2つの主軸制御回
路に出力している。
第7図(a)、  (b)は主軸制御回路210のプロ
セッサが所定側期毎実行する処理のフローチャートであ
り、まず、位置カウンタPPC2の値からラッチ回路P
SC2の値を減じて主軸200の位置をNC位置400
へ送出しくステ・ツブ5500)、同期回転到達フラグ
F1か「1」か否か判断しくステップ5501)(、な
お、各フラグF1は始めは初期設定で[0ヨにセットさ
れている)「0」であれば、同期指令信号SSが「1」
か否か判断しくステップ8503)、rlJでなければ
、NC位置400より出力される速度指令に基いて速度
ループ処理を行って主軸モータ202を駆動し、主軸2
00を回転駆動制御する(ステップS 516)。以下
、同期指令信号SSが「1」になるまで各処理周期毎プ
ロセッサはステップ5500〜5502,5516の処
理を繰返し処理している。
NC位置400から出力される同期指令信号SSが「1
」になると(ステップ5502) 、NC位置400か
ら出力される同期回転速度指令からプロセッサは第1式
の演算を行って主軸モータ202への速度指令2を求め
、求めた速度指令2に基いて速度ループ処理を行い、主
軸モータ202を駆動する(ステップS 503)。
そして、主軸モータ202の回転速度が速度指令2の速
度のパラメータで設定された幅内に入ったか否か判断し
、両生軸200が同期回転数で回転しているか否か判断
しくステップ5504)、同期回転数に達してなければ
、当該周期の処理を終える。
主軸200が同期回転数に達すると同期回転到達フラグ
F1を「1」にセットしくステップ5505)、第(2
)式の演算を行って同期回転数相当のエラーパルス量(
位置偏差量)をエラーカウンタに夫々セットする(ステ
ップ8506)。そして、同期回転速度に対応する移動
指令を求めエラーカウンタER2に加算し、主軸のポジ
ションコーダ201から出力される処理周期間のフィー
ドバックパルス量(今周期の位置カウンタPPC2の値
から前周期の位置カウンタPPC2の値を減した値)を
エラーカウンタER2から減算し、位置ループ処理を開
始する(ステップS 507)。
そして、NC位置400からトルク制限信号X(%)が
出力されているか否か判断しくステップ5508)、ト
ルク制限信号が出力されていないならば、ステップ55
07の位置ループ処理で求められた速度指令に基づいて
速度ループ処理を行って主軸モータ202を制御する(
ステップ5509)。そして、位相同期指令フラグF2
が「1」か否か判断しく始めはrOJ)(ステップ55
10)、「1」でなければ位相同期指令が入力されたか
否か判断しくステップ5511)、入力されてなければ
当該周期の処理を終了する。
次の周期からはフラグF1が「1」にセットされている
ことから、ステップ5501からステップ5515へ移
行し、現時点における位置カウンタPPC2の値をレジ
スタRP2に格納し、ラッチ回路PSC2の値をレジス
タR82に格納し、ステップ5507へ移行し、前述し
たステップ5507〜5511までの処理を位相同期指
令が入力されるまで処理周期毎行う。
位相同期指令が入力されると(ステップ5511)、レ
ジスタRP2.R32に記憶されている主軸200)の
現在位置PP2の値から1回転信号受信したときの値(
PS2の値)を減して主軸200の位相(1回転信号位
置からの回転角)を求めてエラーカウンタER2から減
する(ステップS 512)。その結果、位相分だけエ
ラーカウンタの値が減じられれば位置偏差は減少する。
上述した処理を主軸制御回路110も同時に行うので、
主軸100.200はその位相分に応じて減速し同位相
となる(1回転信号位置が同一位置となる)。
以後の処理周期ではステップ5500,5501.55
15,5507,5508,5509゜5510と進み
、各処理を行って、フラグF2が「1」にセットされて
いることから、ステップ5510からそのまま処理周期
の処理を終了する。
その結果、各主軸200は同期回転速度で回転すること
となる。また、同様に主軸100も同期速度で回転し、
2つの主軸の位相も同一となり、第6図のフローチャー
トのステップ5411て1回転信号位置からの各主軸の
回転量ε1.ε2の差が設定所定値εS以下になると、
チャック閉指令が出されチャック203が閉じ、チャッ
ク閉完了指令が出され、NC位置400よりトルク制限
信号Xが出力されると、主軸制御回路210のプロセッ
サはステップ5508からステップ5514に移行して
ステップ5507で求められた速度指令で速度ループ処
理を行うと共に、トルク指令を制限しで、出力できるト
ルク指令を(最大トルク指令)×X(%)とする。その
結果主軸モータ202の出力トルクは(最大トルクXX
)以下に制限されるので、ワークには主軸200から大
きなトルクがかからず、ワークに大きな捩じりトルクが
生じることはない。
なお、主軸制御回路110の処理については説明を省略
したが、第7図(a)、  (b)の処理で位置カウン
タPPC2をPPClに、ラッチ回路PSC2をPSC
Iに変え、ステップ5508、ステップ5514をなく
し、ステップ5507からステップ5509に移行して
処理を行えばよい。
上記実施例では、オペレータか同期制御指令と、位相同
期指令を入力するようにしたが、単に同期制御指令を入
力するのみで、位相も同期した同期制御を行うようにす
ることもできる。この場合、第1の実施例と同様に主軸
制御回路110,210のプロセッサが同期回転数で回
転しているか否か判断し同期回転数で回転していると判
断されたとき、夫々同期回転完了信号をNC位置400
に送出し、NC位置400のPMCのプロセッサは両主
軸制御回路110,210から同期回転完了信号が入力
されたとき位相同期指令を両主軸制御回路110.21
0に自動的に出力するようにすればよい。
発明の効果 本発明は、2つの主軸を有する工作機械で、ワークを一
方の主軸から他方の主軸に掴み変えるとき、また、両方
の主軸でワークを把持して、旋盤切削等を行うとき等、
2つの主軸でワークを把持しているときに、2つの主軸
間に同期速度のずれが生したとき、一方の主軸モータを
トルク制限して駆動する用にしているから、ワークには
大きな捩じれトルクが発生せず、ワークを無駄にするこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の機能ブロック図、第2
図は同実施例におけるNC位置の処理フローチャート、
第3図は同実施例における第1の主軸制御回路のプロセ
ッサが行う処理フローチャート、第4図は同実施例にお
ける第2の主軸制御回路のプロセッサが行う処理フロー
チャート、第5図は第2の実施例の機能ブロック図、第
6図は第2の実施例におけるNC位置の処理フローチャ
ート、第7図(a)、  (b)は第2の実施例におけ
る第2の主軸制御回路における処理フローチャートであ
る。 100.200・・・主軸、 101.201・・・ポジションコーダ、102.20
2・・・主軸モータ、 103.203・・・チャック、 104.204・・・伝動手段、 110.210・・・主軸制御回路、 111.211・・・速度制御部、 112.212・・・位置制御部、 PPCl、PPC2・・・位置カウンタ、PSCl、P
SC2・・・ラッチ回路、ERI、ER2・・・エラー
カウンタ、400・・・NC位置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2つの主軸を有する工作機械において、2つの主
    軸に同一速度を与えて同期回転速度で回転させた後、ワ
    ークを把持しない一方の主軸のチャックにワーク把持指
    令を与えると共に、どちらか一方の主軸をトルク制限し
    て速度制御を行うことを特徴とする主軸同期回転制御方
    式。
  2. (2)2つの主軸を有する工作機械において、速度制御
    によって2つの主軸を同期回転速度で回転させた後、同
    期回転速度に対応する位置偏差量を各主軸の位置制御の
    エラーカウンタにセットして、同期回転速度に対応する
    移動指令と各主軸のポジションコーダからの位置信号に
    より位置制御及び速度制御を行い、その後、各主軸のポ
    ジションコーダから出力される位置信号と1回転信号よ
    り各主軸の1回転信号位置からの回転量を求めて、該回
    転量を夫々上記エラーカウンタから減算することによっ
    て2つの主軸の位相及び回転速度を同一とした後、ワー
    クを把持しない一方の主軸のチャックにワーク把持指令
    を与えると共に、どちらか一方の主軸をトルク制限して
    速度制御を行うことを特徴とする主軸同期回転制御方式
JP2124253A 1990-05-16 1990-05-16 主軸同期回転制御方式 Pending JPH0421388A (ja)

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Cited By (2)

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WO1999001252A1 (fr) * 1997-07-02 1999-01-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif de commande de synchronisation pour servomoteurs
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