JPH01188914A - 数値制御機械の二重ループ制御装置 - Google Patents

数値制御機械の二重ループ制御装置

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JPH01188914A
JPH01188914A JP1329188A JP1329188A JPH01188914A JP H01188914 A JPH01188914 A JP H01188914A JP 1329188 A JP1329188 A JP 1329188A JP 1329188 A JP1329188 A JP 1329188A JP H01188914 A JPH01188914 A JP H01188914A
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JP
Japan
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drive source
control means
signal
feedforward
output signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP1329188A
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English (en)
Inventor
Masao Kume
正夫 久米
Takeshi Masaki
健 正木
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01188914A publication Critical patent/JPH01188914A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は数値制御機械の二重ループ制御装置に関し、−
層詳細には、数値制御によってワークを加工する工作機
械、所謂、数値制御機械に組み込まれる回転駆動源の運
動をギヤトレンを介してワーク側に伝達する際に発生す
るバックラソシ等の不安定要素を効果的に低減すると共
に、回転速度の高安定化並びに位置決めの高精度化を可
能とした数値制御機械の二重ループ制御装置に関する。
[発明の背景] モータ等回転駆動源の運動を当該回転駆動源の回転軸の
軸線方向と異なる軸線方向に伝達するだめにギヤトレン
が用いられている。特に、減速機として用いられるギヤ
トレンは大きな駆動トルクを得ることが出来ることから
数値制御によってワークを加工する精密工作機械等に広
汎に使用されている。
このような数値制御工作機械において、回転駆動源とし
てはそのトルクが大きいことから直流サーボモータが採
用され、当該サーボモータはフィードバック制御(以下
、セミクローズトループ制御という)によって定速安定
性が保持されている。すなわち、サーボモータには、例
えば、第1図aに示すような理想的な回転指令信号S0
に応じて所定の指令電圧が印加され、サーボモータに軸
着されたロークリエンコーダの出力信号をフィードバッ
ク信号として前記回転指令信号S。に応じた回転を保持
するように構成されている。この場合、サーボモータは
高ゲインで安定性のよい応答を示すことが知られている
ところが、このようなセミクローズトループ制御のみに
よる制御方法は、ギヤトレンを介して駆動されるワーク
軸において、ギヤトレンのバックラッシあるいは剛性等
による伝達誤差がドリフトとしてそのままワーク軸に出
力されることになり、結局、第1図すの応答信号S1に
示すように、図中1で示す定速回転指令域において回転
ムラを発生し、例えば、ワークとしての被研削歯車の加
工精度が悪くなるという問題点が露呈している。
一方、このようなギヤトレンの伝達誤差を回避するため
に、ワーク軸にもロークリエンコーダを軸着し、当該ロ
ークリエンコーダの出力信号をフィードバック信号とし
て抽出し、サーボモータを制御するように構成した、所
謂、フルクローズトループ制御方法が提案されている。
この場合、ギヤトレンが制御ループ内の構成要素となる
ために、理論上、ギヤトレンの伝達誤差は無視出来るこ
とになるが、実際上、ギヤトレンのバックラッシあるい
は剛性の脆弱性に起因する時定数が存在するためループ
の不安定要素が大きくなり、ハンチング等を生じ易いと
いう欠点が指摘されている。従って、ループゲインをさ
ほど高くすることが出来ず、結局、第1図Cの応答信号
S2に示すように、定速回転指令域lで回転の定速化を
図ろうとすると加減速回転指令域における時間応答性が
低下し、位置決め精度の不安定さが顕在化するという新
たな欠点が露呈している。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、回転駆動源の運動をギヤトレンを介してワーク
軸に伝達する際、回転駆動源に対するセミクローズトル
ープフィードバック制御とワーク軸に対するフルクロー
ズトループフィードバック制御を同時に実施すると共に
回転駆動源をフィードフォワード制御するようにして閉
ループの高速性を保持しつつワークの回転精度並びに位
置決め精度を飛躍的に向上することを可能とする数値制
御機械の二重ループ制御装置を提供することを目的とす
る。
なお、数値制御機械の二重ループ制御装置の具体例とし
ては、例えば、特公昭第51−11742号公報に開示
されているように位置決めサーボとしての応用例がある
が、前記公報記載の発明は位置決めサーボに限定されて
いる。これに比較し本発明はフィードフォワード制御を
併用することにより、位置決めサーボに限らず特に定速
域において回転速度の安定性を極めて向上することが出
来且つギヤトレンのバックラッシを吸収することが出来
る等、その構成、作用並びに効果において異なる発明で
ある。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は実質的に演算手
段の出力信号によって駆動される回転駆動源の運動をギ
ヤトレンを介してワークに伝達する数値制御機械に適用
される二重ループ制御装置であって、演算手段の第1の
入力端子には回転駆動源に軸着された第1のエンコーダ
の出力信号をフィードバック信号とする第1の    
 ゛フィードバック制御手段の出力信号を導入し、第2
の入力端子にはワーク軸に軸着された第2のエンコーダ
の出力信号をフィードバック信号とする第2のフィード
バック制御手段の出力信号を導入し、第3の入力端子に
はフィードフォワード制御手段の出力信号を導入するよ
う構成することを特徴とする。
また、本発明は第1フィードバック制御手段の位置ゲイ
ンを回転駆動源の加減速回転時には定速回転時に比較し
て高いゲインにすると共に第2フィードバック制御手段
の位置ゲインを回転駆動源の加減速回転時には定速回転
時に比較して低いゲインとすることを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る数値制御機械の二重ループ制御装置
について好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
第2図は、本発明に係る二重ループ制御装置が組み込ま
れる工作機械のブロック図である。
第2図において、参照符号10はワークを示し、当該ワ
ーク10はワーク軸12に固定されると共にワーク軸1
2と一体的に固着されるワークギヤ14と同軸的に回転
し、当該ワークギヤ14には回転駆動源であるモータ1
6と一体的に回転するモータ軸18に軸着されたモータ
ギヤ20が噛合する。
この場合、モータ16はサーボモータであって、回転指
令装置22からのフィードフォワード回転指令信号SF
Fがフィードフォワード制御手段Pを構成する乗算器2
3によってフィードフォワードゲインとしてKr倍され
た後、第1のD/A変換器24、演算手段としての加算
器26の第1の入力端子および増幅器28を介して当該
モータ16に導入される。
一方、モータ16にはエンコーダとしての第1のパルス
ジェネレータ30が軸着され、当該第1パルスジエネレ
ータ30の出力信号、所謂、セミクローズトループフィ
ードバック信号Fsが第1のフィードバック制御手段Q
を構成する第1の偏差カウンタ32の一方の入力端子に
導入される。この場合、第1偏差カウンタ32の他方の
入力端子には回転指令装置22から回転指令信号S、、
が導入され、当該第1偏差カウンタ32の出力信号は乗
算器34によってセミクローズトループの位置ゲインK
PI倍された後、第2のD/A変換器36を介して前記
加算器26の第2の入力端子に導入される。
一方、前記ワーク軸12の他端部には第2のパルスジェ
ネレータ38が取着され、当該第2パルスジエネレータ
38の出力信号、所謂、フルクローズトループフィード
バック信号Ffは第2のフィードバック制御手段Rを構
成する第2の偏差カウンタ40の一方の入力端子に導入
される。
第2偏差カウンタ40の他方の入力端子には、回転指令
信号Swが入力され、当該第2偏差カウンタ40の出力
信号は乗算器42によってフルクローズトループの位置
ゲインKP2が乗算された後、第3のD/A変換器44
を介して前記加算器26の第3の入力端子に導入される
本実施態様に係る二重ループ制御装置が組み込まれる工
作機械は基本的には以上のように構成されるものであり
、次にその作用並びに効果について説明する。
先ず、回転指令装置22からフィードフォワード回転指
令信号Spp (第3図参照)をフィードフォワード制
御手段Pに与えると、乗算器23によってフィードフォ
ワードゲインに4倍されて第1 D/A変換器24に導
入される。第1 D/A変換器24の出力信号はアナロ
グ信号に変換されて加算器26の第1入力端子に導入さ
れる。この場合、加算器26のその他の入力端子には信
号が導入されていないので零信号であり、従って、加算
器26の第1入力端子に導入された信号がそのまま増幅
器28に導入され、モータ16が回転を開始する。モー
タ16の回転により当該モータ16に軸着された第1パ
ルスジエネレータ30から位置信号としてのセミクロー
ズトループフィードバック信号F、が出力され、第1フ
ィードバック制御手段Qを構°成する第1偏差カウンタ
32に導入される。これと共に、モータ16によって駆
動されるモータギヤ20を介してワークギヤ14が駆動
され、ワーク軸12を介してワーク10が回転され、結
局、ワーク10に同軸的に軸着する第2パルスジエネレ
ータ38からのフルクローズトループフィードバック信
号F、が第2フィードバック制御手段Rを構成する第2
偏差カウンタ40に導入される。この場合、第1偏差カ
ウンタ32および第2偏差カウンタ40の他方の入力端
子には、前記フィードフォワード回転指令信号SPFに
比例した回転指令信号S。と当該フィードフォワード回
転指令信号SFFをギヤトレンの減速比で除算した回転
指令信号Swが導入されている。
そこで、第1、第2偏差カウンタ32.40の偏差出力
は乗算器34.42によって、夫々、位置ゲインKPI
、KP2が乗算される。この場合、位置ゲインに、、、
K、、はフィードフォワード回転指令信号SFFが加速
域l。、減速域1z  (第3図参照)にある場合には
定速域11に比べてセミクローズトループ系を構成する
第1フィードバック制御手段Q内の乗算器34に設定す
べき位置ゲインKPIを大きくシ、フルクローズトルー
プ系を構成する第2フィードバック制御手段R内の乗算
器42に設定すべき位置ゲインKP2を小さくすること
によりギヤトレンのバックラッシを低減することが出来
る。また、定速域11においてはセミクローズトループ
位置ゲインKPI、フルクローズトループ位置ゲインK
P2とも加速域β。、減速域12の位置ゲインK p 
l N K P 2の値に比べてゲインを低く設定する
。この場合、理想的には第1偏差カウンタ32からの偏
差出力と第2偏差カウンタ40からの偏差出力は零であ
ることが望ましく、その時にはフィードフォワード制御
手段Pからの回転指令信号SFFに比例する信号によっ
てモータ16並びにワーク10は所定の速度で回転する
第3図にフィードフォワード回転指令信号SFFと本発
明によって得られる実際の作動曲線Aとの関係を示す。
第3図から諒解されるように、本発明によれば、加速域
l。、減速域12における応答速度を低下させることな
しに定速域11において回転数を極めて均一に保持する
ことが出来る。
なお、フィードフォワード制御手段Pを設けず二重ルー
プ系のみの制御においては、実際に偏差出力が零となる
ことがないので、夫々の偏差カウンタが偏差の存在する
値で比較されることになり、従って、回転指令のマスク
データとしてのフィードフォワード制御手段を設ける必
要が生じる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、サーボシステムを利用
して回転駆動源の運動をギヤトレンを介してワーク軸に
伝達する際、回転駆動源に対するセミクローズトループ
フィードバック制御とワーク軸に対するフルクローズト
ループフィードバック制御並びに回転駆動源をフィード
フォワード制御するように構成している。このため、特
に、回転駆動源の加減速回転時においては制御ループの
高速性を保持することが出来、回転駆動源の定速回転時
にはワークの回転速度を一定化出来、これによりワーク
の加工精度並びに位置決め精度を飛躍的に向上させるこ
とが出来る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至Cは従来技術1巳係る制御装置の作用を説
明する特性図、 第2図は本発明に係る二重ループ制御装置を組み込む工
作機械の概略構成ブロック図、第3図は第2図に示す工
作機械の作用を説明する特性図である。 10・・・ワーク        12・・・ワーク軸
14・・・ワークギヤ     16・・・モータ18
・・・モータ軸      20・・・モータギヤ22
・・・回転指令装置    23・・・乗算器24・・
・D/A変換器    26・・・加算器28・・・増
幅器 30・・・第1パルスジエネレータ 32・・・偏差カウンタ    34・・・乗算器36
・・・D/A変換器 38・・・第2パルスジエネレータ 40・・・偏差カウンタ    42・・・乗算器44
・・・D/A変換器 P・・・フィードフォワード制御手段 Q・・・第1フィードバック制御手段 R・・・第2フィードバック制御手段 spp・・・フィードフォワード回転指令信号8つ、S
w・・・回転指令信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)実質的に演算手段の出力信号によって駆動される
    回転駆動源の運動をギヤトレンを介してワークに伝達す
    る数値制御機械に適用される二重ループ制御装置であっ
    て、演算手段の第1の入力端子には回転駆動源に軸着さ
    れた第1のエンコーダの出力信号をフィードバック信号
    とする第1のフィードバック制御手段の出力信号を導入
    し、第2の入力端子にはワーク軸に軸着された第2のエ
    ンコーダの出力信号をフィードバック信号とする第2の
    フィードバック制御手段の出力信号を導入し、第3の入
    力端子にはフィードフォワード制御手段の出力信号を導
    入するよう構成することを特徴とする数値制御機械の二
    重ループ制御装置。
  2. (2)請求項1記載の装置において、第1フィードバッ
    ク制御手段の位置ゲインは回転駆動源の加減速回転時に
    は定速回転時に比較して高いゲインにすると共に第2フ
    ィードバック制御手段の位置ゲインは回転駆動源の加減
    速回転時には定速回転時に比較して低いゲインとするこ
    とを特徴とする数値制御機械の二重ループ制御装置。
JP1329188A 1988-01-22 1988-01-22 数値制御機械の二重ループ制御装置 Pending JPH01188914A (ja)

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JPH01188914A true JPH01188914A (ja) 1989-07-28

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JP1329188A Pending JPH01188914A (ja) 1988-01-22 1988-01-22 数値制御機械の二重ループ制御装置

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JP (1) JPH01188914A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100365528C (zh) * 2004-04-09 2008-01-30 上海海事大学 带控制系统的双闭环数字调节器
CN104111663A (zh) * 2014-07-04 2014-10-22 北京航天发射技术研究所 火箭惯组目标棱镜自动准直的三维闭环反馈控制方法

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