JPH04213313A - オレフィンポリマーグラフトコポリマーの製法 - Google Patents

オレフィンポリマーグラフトコポリマーの製法

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JPH04213313A
JPH04213313A JP3007703A JP770391A JPH04213313A JP H04213313 A JPH04213313 A JP H04213313A JP 3007703 A JP3007703 A JP 3007703A JP 770391 A JP770391 A JP 770391A JP H04213313 A JPH04213313 A JP H04213313A
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はポリオレフィンのグラフトコポリ
マーの製法、より詳しくは、重合の化学的遊離基開始剤
によりオレフィンポリマー幹上に生じた遊離基部位にお
いてモノマーをグラフト重合する方法に関する。
【0002】ポリプロピレンのグラフトコポリマーは、
それらがグラフトしたポリマー(それぞれモノマー又は
モノマー類の単独又は共重合により製造された)、並び
にポリプロピレン幹の若干の性質を有することができる
ので、かなりの間関心をもたれた。例えば、これらのグ
ラフトコポリマーの若干が通常不混和性のポリマー系に
対する相容化剤として、及びガムプラスチック組成物の
成分として使用されることが示唆された。
【0003】主ポリマー鎖又は幹上に活性部位を生成さ
せ、これらの部位において重合可能なモノマーのグラフ
ト重合を開始させることによるグラフトコポリマーの製
造がよく知られている。そのような活性部位をポリマー
鎖中に導入するために使用された操作には、遊離基を生
ずることができる有機化学化合物及び放射線による処理
が含まれる。化学的方法において、遊離基を発生できる
有機化学化合物例えば過酸化物又はアゾ化合物は幹重合
体の存在下に分解されて遊離基を形成し、それがポリマ
ー上に活性グラフト化部位を形成し、これらの部位でモ
ノマーの重合を開始させる。
【0004】遊離基発生の化学的方法によるポリオレフ
ィンのグラフトコポリマーの製造に使用された種々の技
術の中で、ポリマー粒子を液体懸濁媒又は溶媒の介在な
く直接開始剤及びモノマーに接触させるバルク技術は実
施の簡易さ及び一定の溶媒又は懸濁媒例えば水の存在に
より生ずる副作用の回避に関して有利である。しかし、
グラフトされるポリマーの物理的状態に関係なく、グラ
フト操作は、おそらく望ましくない高いメルトフローレ
ートを有するグラフトコポリマーを生ずるポリオレフィ
ンの劣化及びポリオレフィングラフトコポリマーの形成
を犠牲にしたグラフト化モノマーのホモポリマーの過度
の形成のような問題にさらされる。
【0005】米国特許第4,595,726号はポリプ
ロピレン幹上に3〜100%、好ましくは3〜30%、
重量、のメタクリル酸アルキル部分がグラフトしたグラ
フトコポリマーを開示している。ポリプロピレン積層品
中の接着剤として有用なそのグラフトコポリマーは遊離
基形成触媒の存在下にポリプロピレンとメタクリレート
モノマーの間に溶媒のない反応、報告によれば気相、に
よりポリプロピレンの軟化点以下の温度で製造される。 好ましい開始剤は135℃で15分の半減期を有すると
いわれる過安息香酸t−ブチルであり、135℃及び1
40℃の反応温度が開示されている。使用された反応条
件に基づくポリプロピレン鎖の劣化が報告されている。 過酸化物をポリプロピレンに添加した後直ちにモノマー
が過酸化物開始剤の半減期により決定された時間(すな
わち1〜2半減期)にわたり添加される。換言すれば、
米国特許第4,595,726号の教示によれは、所与
開始剤半減期に対し、添加されるモノマーの全量が増加
するとモノマーの添加のより高い速度を用いることが必
要である。
【0006】有機過酸化物をモノマー中に溶解し、溶液
をベースポリマー、殊にポリ塩化ビニルの自由流動性粒
子に加えることによる「グラフト型」コポリマーの製造
が米国特許第3,240,843号中に記載されている
。 「グラフト型」生成物はポリマー幹に結合した重合体枝
と対照的に単量体の枝を有すると記載されている。モノ
マーの単独重合もまた認められる。粒子凝集を避けるた
めに添加されるモノマーの量はポリマー粒子により吸収
できる最大値を越えることができない。スチレン、ブタ
ジエン、アクリロニトリル及び過酸化ベンゾイルを含む
溶液とともにリアクター中へ装入されたポリプロピレン
の場合に、添加されるモノマーの全量は装入されたポリ
プロピレンの量の9%にすぎない。
【0007】本発明はポリマー物質を約60〜125℃
の温度で、遊離基重合開始剤であり、使用される温度で
約1〜240分の分解半減期を有する有機化学化合物0
.1〜6.0pph (オレフィンポリマー物質100
重量部当り重量部)で処理することにより遊離基部位を
粒状オレフィンポリマー物質中に生成させるオレフィン
ポリマーグラフトコポリマーの製法を提供する。
【0008】開始剤処理の時間に一致し、又はそれに続
く時間にわたり、重なり又は重ならないで、遊離基によ
り重合させることができるグラフト化モノマー約5〜2
40pph でポリマー物質を処理し、モノマー処理の
時間中に使用される温度は開始剤処理に関して前に示し
たとおりである。ポリマー物質に対するグラフト化モノ
マーの添加は、約5〜240pph の全添加レベルに
おいて、添加の速度が約4.5pph 毎分を越えず、
好ましくは約4.0pph 毎分を越えず、最も好まし
くは約3.0pph 毎分を越えないように制御される
【0009】グラフト化時間、すなわちグラフト化モノ
マーによる処理の時間、及びそれに続く反応条件の保持
時間後、生じたグラフトした粒状オレフィンポリマー物
質から未反応モノマーを除去し、未反応開始剤の分解及
び残留遊離基の失活を、例えば温度上昇により促進させ
る。全操作の間、ポリマー物質を実質的に非酸化性の環
境中に維持する。
【0010】本発明の方法は、一緒にオレフィンポリマ
ーグラフトコポリマーを高い転化率(モノマー消費)だ
けでなく、また高度のグラフト効率で得ることを可能に
する段階の組合せを含む。さらに、幹オレフィンポリマ
ーの劣化が最小にされ、それにより出発幹オレフィンポ
リマーより実質的に高いメルトフローレート、グラフト
コポリマーの加工挙動に不利な影響を与えることができ
る状態、を有するグラフトコポリマーの生成を回避する
【0011】決して理論的考察により拘束又は制限され
ることを望まないけれども、我々は本発明の方法により
与えられる高度の効率が、開始剤と加熱した粒子との接
触により遊離基部位を生じ、及び(又は)生ずるオレフ
ィンポリマー粒子にグラフト化モノマーを接触さえる方
法に関連すると信ずる。モノマーの添加の低い速度、す
なわち、約4.5pph 毎分を越えない、好ましくは
約4.0pph 毎分より大きくない、最も好ましくは
約3.0pph 毎分より大きくない速度が、大容積の
モノマー液体中の代りにモノマー液体及び開始剤が熱(
すなわち開始剤の分解に要求される熱)の存在下に一緒
になる実質的に「乾いた」状態を生ずる。グラフト重合
反応を犠牲にするモノマーの単独重合はポリマー粒子の
内部及び間にモノマー液体の蓄積を生ずるモノマー添加
速度で一層優勢になることが認められた。後者の場合に
、モノマー液体の蓄積によるいわゆる「湿潤」状態がオ
レフィンポリマー粒子とのグラフト重合よりはむしろモ
ノマーの自己重合を容易に、又は促進することができる
と思われる。
【0012】この方法において、モノマーフィード速度
は望む程度に低いことができ、最低は一般に利用できる
装置及び経済的考察により指令される。少なくとも約0
.1〜0.2pph /分の速度を使用できるけれども
、好ましい実際の最低値は約0.3pph /分である
。個々の場合における好ましい速度はモノマーフィード
レベル、開始剤/モノマー添加方式、及び使用される個
々のモノマーの反応性のような因子に依存する。
【0013】約0.1〜4.5pph /分、好ましく
は0.3〜4.0pph /分、最も好ましくは0.3
〜3.0pph /分の速度におけるモノマーの添加が
モノマーフィードレベルの広い範囲にわたって高いモノ
マー転化率で、高いグラフト効率を生ずる。前記モノマ
ー添加速度は、好ましい最大値以上を含めて、低いモノ
マーフィードレベル、例えば約40pph までのレベ
ルで適当である。また、約4.0pph/分の最大モノ
マー添加速度はモノマーフィードレベルが約40pph
 を越えなければ好ましい。約40pph 以上のフィ
ードレベルで、約0.3〜約3.0pph /分の添加
速度が高いグラフト効率を与えるために使用される。 そのような速度が、モノマーフィードレベルの広い範囲
にわたるその適用性のためにこの方法において最も好ま
しい。最も好ましいモノマー添加速度で、殊に約3.0
pph /分までの速度で、高いグラフト効率が、添加
方式に関係なく100pph 及びそれ以上の高いモノ
マーフィードレベルでも高いモノマー転化率で達成され
る。
【0014】前記モノマー添加速度は、添加されるモノ
マーの全添加レベル、すなわち約5〜240pph の
添加レベルで支持されるべきであり、高い添加レベルで
ますます重要である。対照的に、前記米国特許第4,5
95,726号により支持された一定添加時間は最高の
添加レベル、すなわち本発明によると低い添加速度が最
も重要であるレベル、で、最も高いモノマー添加速度の
使用を生ずる。前記特許中に教示されたような一定添加
時間例えば過安息香酸t−ブチルのような開始剤の1〜
2半減期は、高度の効率で高いグラフトレベルを生ずる
ために必要な、大きいモノマー添加における十分低い添
加速度を生ずるだけ十分長くないであろう。
【0015】この方法の1態様において、オレフィンポ
リマー粒子の塊がグラフト化モノマーで処理される時間
は粒子塊が開始剤で処理される時間に続く。この場合(
分離添加方式)に、開始剤が初めに、好ましくは使用さ
れる温度に加熱される粒子に添加され、オレフィンポリ
マー物質中の遊離基部位の生成が始まる。モノマーの添
加は開始剤の添加が終った後直ちに、又は開始剤の添加
の終了に続く遅延又は保持時間後に始めることができる
。分解添加はまた多段階であることができ、それにより
添加は増分的であり、開始剤/モノマー添加配列が反復
的である。他の態様において、開始剤及びモノマーが、
加熱されたポリマー粒子に同時に(同時添加方式)、例
えば開始剤(ニート又はその液体溶液)とモノマー(ニ
ート又はその液体溶液)を開始剤の認められる分解が生
じない温度で組合せることにより添加される。 別々の開始剤及びモノマーの流れの同時添加、並びにモ
ノマー添加時間が開始剤の添加時間に重なって続く分離
添加及び同時添加の組合せもまた使用できる。開始剤及
びモノマーが同時に添加されても、又はモノマー添加が
開始剤添加に続いても、開始剤又はモノマー、あるいは
その両方を連続的に又は間欠的に添加することができる
。本発明の方法は半バッチ、半連続又は連続操作として
行うことができる。
【0016】この方法において、開始剤及びグラフト化
モノマーで処理される粒状オレフィンポリマー物質は約
60〜125℃、好ましくは約80〜120℃の温度で
ある。約60℃未満の温度を使用できるけれども、その
ような温度における多くの遊離基開始剤の分解半減期が
長すぎて実用的でなく、約60℃未満で全く短かい半減
期を有する開始剤はしばしば取扱うのが困難である。約
125℃以上において多くの開始剤で生ずる分解半減期
の急な低下は、殊に分離添加方式で、モノマー転化率の
低下を生ずる。さらに、約125℃より高い温度で長い
半減期を有する開始剤はオレフィンポリマー及び(又は
)生ずるグラフトコポリマーに不利な影響を有する傾向
がある。
【0017】前記の温度においてオレフィンポリマー物
質を開始剤及びモノマーで処理すると約1〜240分の
開始剤半減期を与える。モノマーの添加後、そのように
処理したポリマー物質を、選んだ温度で少なくとも約3
分間、最も好ましくは約10分間維持することができる
。この保持時間は、殊に低い温度で数時間まで延ばすこ
とができる。好ましくは、開始剤及び温度はグラフト化
を約2〜10開始剤半減期内に終らせるように選ばれる
。約2分未満の半減期を生ずる条件は、殊に遅延モノマ
ー添加を有する分離添加方式において開始剤がモノマー
添加開始前に速やかに分解されると転化が有害に影響さ
れることができるので好ましくない。
【0018】高い転化率及びグラフト効率、並びに開始
剤の有効な使用を保証するために、選んだ温度で少なく
とも約1開始剤半減期、好ましくは少なくとも約2開始
剤半減期の時間を開始剤添加時間の開始とモノマー除去
段階の終りの間に経過すべきである。モノマー添加の開
始からグラフト化時間の終りまでの時間は使用されるモ
ノマーの量及び添加の速度により、長い時間が低い温度
及び高いモノマーフィードレベルで使用される。この方
法に使用されるモノマー添加速度において、モノマー添
加の終了後の保持時間は、あるとしても前記のとおりで
あり、モノマー添加後の長い保持時間が低い温度及び高
いモノマーフィードレベルで使用される。分離添加方式
において、モノマーの添加が始まれば必要な遊離基の利
用性を保証するために開始剤及びモノマー添加の時間を
、好ましくは約2.5開始剤半減期より多く分離すべき
でない。
【0019】オレフィンポリマーのグラフトコポリマー
を製造するための本発明の方法の実施に有用なオレフィ
ンポリマー物質は(a)線状又は枝分れC2−8 1−
オレフィンのホモポリマー;(b)線状又は枝分れC2
−81−オレフィンとC2−101−オレフィンからな
る群から選ばれる異なるオレフィンとの、異なるオレフ
ィンがエチレンであるときに最大重合エチレン含量が約
10%、好ましくは約4%、重量、であり;オレフィン
がプロピレンであり、異なるオレフィンがC4−101
オレフィンであるときにその最大重合含量が約20%、
好ましくは約16%、重量、であり;オレフィンがエチ
レンであり、異なるオレフィンがC3−101オレフィ
ンであるときにその最大重合含量が約10%、好ましく
は約5%、重量、であるランダムコポリマー;(c)線
状又は枝分れC3−8 1−オレフィンと、エチレン及
びC4−8 1−オレフィンからなる群から選ばれる2
つの異なるオレフィンとの、異なるC4−8 1−オレ
フィンの最大重合含量が約20%、好ましくは約16%
、重量、であり、エチレンが異なるオレフィンの1つで
あるときに最大重合エチレン含量が約5%、好ましくは
約4%、重量、であるランダムターポリマー;あるいは
(d)(i)約7〜70%、好ましくは約7〜40%、
最も好ましくは約10〜40%のエチレン含量を有する
エチレン−プロピレンゴム、(ii)30〜70%のエ
チレン含量を有するエチレン/ブテン−1コポリマーゴ
ム(EBR)、(iii )30〜70%のブテン−1
含量を有するプロピレン/ブテン−1コポリマーゴム(
PBR)、(iv)30〜70%のエチレン含量及び1
〜10%のジエン含量を有するエチレン−プロピレン−
非共役ジエンモノマーゴム(EPDM)、(v)1〜1
0%のプロピレン含量及び30〜70%のブテン含量又
は30〜70%のプロピレン含量及び1〜10%のブテ
ン含量を有するエチレン/プロピレン/ブテンターポリ
マーゴム(EPBR)約10〜60%で耐衝撃性改良さ
れた(a)のホモポリマー又は(b)のランダムコポリ
マーである。
【0020】前記のようなオレフィンポリマー物質の製
造に使用できるC2−8 1−オレフィンには、例えば
エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、3
−メチル−1−ブテン、3,4−ジメチル−1−ブテン
、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ
セン、3−メチル−1−ヘキセン、1−ヘプテンなどが
含まれる。プロピレン及び1−ブテンは好ましいC3〜
C8 1−オレフィンモノマーである。
【0021】前記のようなオレフィンポリマー物質の製
造に使用できるC3−101−オレフィンには線状及び
枝分れオレフィン例えば少なくとも3個の炭素原子をも
つC2−8 1−オレフィンに対して前に挙げたものが
含まれる。
【0022】オレフィンポリマーがエチレンホモポリマ
ーであるときにそれは0.91g/cm3 又はそれ以
上の密度を有し、オレフィンポリマーがC3−10α−
オレフィンとのエチレンコポリマーであるときにそれは
0.91g/cm3 又はそれ以上の密度を有する。適
当なエチレンコポリマーにはエチレン/ブテン−1、エ
チレン/ヘキセン−1及びエチレン/4−メチル−1−
ペンテンが含まれる。エチレンコポリマーはHDPEま
たはLLDPEであることができ、エチレンホモポリマ
ーはHDPE又はLDPEであることができる。典型的
にはLLDPE及びLDPEは0.91g/cm3 又
はそれ以上の密度を有し、HDPEは約0.95/cm
3 又はそれ以上の密度を有する。
【0023】耐衝撃性改良オレフィンポリマーはリアク
ター又は一連のリアクター中で初めにC2−8 1−オ
レフィンを重合して前記オレフィンのホモポリマーを形
成し、又はそのようなオレフィンとC2−101−オレ
フィンから選ばれる異なるオレフィンとを共重合し、次
いでゴムを形成するための関連モノマーを前記ホモポリ
マー又はコポリマーの存在下に重合することにより製造
することができる。あるいは1)ホモポリマー又はコポ
リマーを形成する特定オレフィン及び2)ゴムを形成す
る関連モノマーを別々に重合し、次いでホモ−又はコ−
ポリマーをゴムと均一なブレンドが得られるまで物理的
に混合することにより機械的ブレンドを製造することが
できる。耐衝撃性改良オレフィンポリマーを使用すると
き、リアクターブレンドが好ましい。
【0024】ブテン−1、HDPE及びLLDPEのホ
モポリマーが好ましい。プロピレンのホモポリマー、ラ
ンダムコポリマー、ランダムターポリマー並びに耐衝撃
性改良ホモポリマー及びコポリマーもまた好ましく、こ
の方法に使用する最も好ましいオレフィンポリマー物質
であり、こゝに個々に又は集合的にプロピレンポリマー
物質と称される。
【0025】この方法に使用されるオレフィンポリマー
物質の適当な粒状形態には粉末、フレーク、粒状、球、
立方体などが含まれる。球状粒子形態が好ましい。粒子
の細孔容積率は約0.04程度に低いことができるが、
しかし、少くとも0.07の細孔容積率を有するオレフ
ィンポリマー粒子にグラフト化を行なうことが好ましい
。最も好ましくは、この方法において使用されるオレフ
ィンポリマーは少くとも約0.12、最も好ましくは少
くとも約0.20の細孔容積率を有し、40%以上、好
ましくは50%以上、最も好ましくは90%以上が1ミ
クロンより大きい直径を有する細孔、少くとも0.1m
2 /gの表面積及び約0.4〜7mmの重量平均直径
を有する。好ましいポリマーにおいて、グラフト化は粒
状物質の内部中及びその外部表面上に起り、オレフィン
ポリマー粒子中にグラフトポリマーの実質的に均一な分
布を生ずる。
【0026】本発明の方法によれば、遊離基又は活性部
位は、遊離基発生重合開始剤であって約1〜240分、
好ましくは約5〜100分、最も好ましくは約10〜4
0分の使用温度における分解半減期を有する有機化合物
でポリマー物質を処理することにより粒状オレフィンポ
リマー物質中に生成される。有機過酸化物、殊にアルコ
キシ基を生ずるものは開始剤の好ましい種類を構成する
。これらには過酸化アシル、例えば過酸化ベンゾイル及
び過酸化ジベンゾイル;過酸化ジアルキル及びアラルキ
ル例えば過酸化ジ−t−ブチル、過酸化ジクミル、過酸
化クミルブチル、1,1−ジ−t−ブチルペルオキシ−
3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキサン及び
ビス(α−t−ブチルペルオキシイソプロピルベンゼン
);ペルオキシエステル例えばt−ブチルペルオキシピ
バラート、過安息香酸t−ブチル、2,5−ジメチルヘ
キシル2,5−ジ(ペルベンゾアート)、t−ブチルジ
(ペルフタラート)、t−ブチルペルオキシ−2−エチ
ルヘキサノアート;及び1,1−ジメチル−3−ヒドロ
キシブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノアート;並
びにペルオキシカーボネート例えばジ(2−エチルヘキ
シル)ペルオキシジカーボネート、ジ(n−プロピル)
ペルオキシジカーボネート、及びジ(4−t−ブチルシ
クロヘキシル)ペルオキシジカーボネートが含まれる。 アゾ化合物例えばアゾビスイソブチロニトリルもまた使
用できる。同一又は異なる半減期を有する2種又はそれ
以上の開始剤を使用することができる。
【0027】開始剤は使用される分解温度で液体であれ
ばニート又は溶液で使用できる。使用される分解温度で
固体であれば、それを適当な液体溶媒中に溶解すること
ができる。溶液中の開始剤の濃度は典型的には約5〜9
8重量%であろう。過酸化物開始剤は炭化水素溶液中約
12.5〜75重量%の濃度で入手できる。ニート又は
溶液中のいずれにしろ開始剤自体の活性濃度はオレフィ
ンポリマー物質の上及び中に十分な数の遊離基部位の発
生を保証するために約0.1〜6.0pph、好ましく
は約0.2〜3.0pphであるべきである。
【0028】本発明による有用なグラフト化モノマーは
、ビニル基H2 C=CR−(式中、R=H又はメチル
である)が直鎖又は枝分れ脂肪族鎖、あるいは単環又は
多環式化合物中の置換又は非置換芳香族、複素環式又は
脂環式環に結合し、遊離基により重合させることができ
るモノマービニル化合物であることができる。典型的な
置換基はアルキル、ヒドロキシアルキル、アリール及び
ハロであることができる。通常、ビニルモノマーは次の
種類:(1)スチレン、ビニルナフタレン、ビニルピリ
ジン、ビニルピロリドン、ビニルカルバゾール、及びそ
れらの同族体例えばα−及びp−メチルスチレン、メチ
ルクロロスチレン、p−t−ブチルスチレン、メチルビ
ニルピリジン及びエチルビニルピリジンを含むビニル置
換芳香族、複素環式又は脂環式化合物;(2)ギ酸ビニ
ル、酢酸ビニル、クロロ酢酸ビニル、シアノ酢酸ビニル
、プロピオン酸ビニル及び安息香酸ビニルを含む芳香族
及び飽和脂肪族カルボン酸のビニルエステル;並びに(
3)アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル
アミド、メタクリルアミド、アクリル酸、アクリル酸エ
ステル例えばアクリル酸のメチル、エチル、ヒドロキシ
エチル、2−エチルヘキシル及びブチルエステル、メタ
クリル酸、エタクリル酸並びにメタクリル酸エステル例
えばメタクリル酸のメチル、エチル、ブチル、ベンジル
、フェニルエチル、フェノキシエチル、エポキシプロピ
ル及びヒドロキシプロピルエステル、無水マレイン酸並
びにN−フェニルマレイミドを含む不飽和脂肪族ニトリ
ル、及びカルボン酸並びにそれらの誘導体、の1つの一
員であろう。遊離基重合可能なジエン例えばブタジエン
、イソプレン及びそれらの誘導体もまた使用できる。 同一又は異なる種類からの複数のモノマーを使用するこ
とができる。
【0029】使用できる種々のビニルモノマーの中で、
スチレン、アクリロニトリル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル及びそ
れらの混合物が好ましい。2つ又はそれ以上のモノマー
をこの方法によりオレフィンポリマー物質上に同時にグ
ラフト化して異なるホモポリマー又はコポリマーグラフ
トあるいはその両方を、用いるモノマーの相対反応性に
よりオレフィンポリマー幹上に生成させることができる
。α−メチルスチレン及び無水マレイン酸はグラフトす
るが、しかし容易に単独重合しない。従ってそれらは、
それらが共重合し、遊離基開始重合できる他のビニル化
合物例えばスチレンと組合せて使用しなければならない
【0030】グラフト化モノマーは、室温で液体であれ
ばニート又は、粒状ポリマー物質に関して不活性であっ
て遊離基により重合できない溶媒又は希釈剤と組合せて
使用できる。室温で固体であれば、グラフト化モノマー
を前記のように不活性であるそれらに対する溶媒中の溶
液で使用できる。ニートモノマー、希釈したモノマー及
び(又は)溶解したモノマーの混合物を使用することが
できる。すべての場合に、溶媒又は希釈剤が存在しても
存在しなくても、前記グラフト化モノマーの量(すなわ
ち、オレフィンポリマー物質100重量部当り約5〜2
40重量部)は真のモノマー含量を基にする。
【0031】モノマーに対する希釈剤が使用されるとき
、モノマー及び希釈剤の重量を基にして約70%未満、
好ましくは約50%を越えない、最も好ましくは約25
%以下、重量、がグラフトレベルの過度の低下を避ける
ために使用される。モノマーの溶解に必要な量を越える
溶媒の使用は同様の理由のために避けるべきである。
【0032】本発明の方法の実施に有用な溶媒又は希釈
剤は、前記のように不活性であり、約1×10−3未満
の連鎖移動定数を有する化合物である。適当な溶媒又は
希釈剤にはケトン例えばアセトン;アルコール例えばメ
タノール;芳香族炭化水素例えばベンゼン及びキシレン
;並びに脂環式炭化水素例えばシクロヘキサンが含まれ
る。
【0033】本発明の方法において、粒状オレフィンポ
リマー物質は遊離基が中に存在する時間の間実質的に非
酸化性の雰囲気中に、例えば不活性ガス下に、維持され
る。オレフィンポリマー物質はまた遊離基の形成の間そ
のような雰囲気中に維持される。この理由は酸化性雰囲
気例えば空気にさらされると、遊離基がペルオキシ基に
転化され、それがポリマー物質をビスブレーク又は劣化
し、それにより分子量の実質的低下を生じ、付随してメ
ルトフローレートを高める。さらに、実質的にすべての
モノマーで、モノマーによる処理の間の多量の空気の存
在がグラフト重合自体を妨害する。従って、開始剤及び
グラフト化モノマーによるポリマーの処理は、この方法
の次の段階のように実質的に非酸化性雰囲気中で行われ
る。
【0034】「実質的に非酸化性」という語は、オレフ
ィンポリマー物質がさらされる環境又は雰囲気の記載に
使用されるとき、活性酸素濃度、すなわちポリマー物質
中の遊離基と反応する形態における酸素の濃度、が約1
5%未満、好ましくは約5%未満、最も好ましくは約1
%未満、容量、である環境を意味する。活性酸素の最も
好ましい濃度は0.004容量%又はそれ未満である。 これらの制限内で非酸化性雰囲気はオレフィンポリマー
物質中の遊離基に対し酸化的に不活性である任意のガス
又はガスの混合物例えば窒素、アルゴン、ヘリウム及び
二酸化炭素であることができる。
【0035】オレフィンポリマー物質を選ばれた時間の
間モノマーに接触させて維持した後、生じたグラフトコ
ポリマーを、なお実質的に非酸化性の環境中に維持しな
がら、好ましくは加熱により処理し、あるとすれば未反
応開始剤を分解し、中の残留遊離基を実質的にすべて失
活させる。これは、それが空気にさらされるとグラフト
コポリマー中にポリマーのビスブレーキング又は劣化を
起すことができるペルオキシ基を形成する可能性を実質
的に完全に排除する。一般に、少くとも約110℃で少
くとも約5分間、好ましくは少くとも120℃で少くと
も20分間の加熱が十分である。
【0036】未反応グラフト化モノマーはグラフトコポ
リマーから、未反応開始剤を分解し、また残留遊離基を
失活させる前又は後に、あるいは後者の段階と同時に除
去される。除去が最終の分解及び(又は)失活の前又は
間に行われるならば、実質的に非酸化性の環境が維持さ
れる。好ましくは、未反応グラフト化モノマーは、未反
応開始剤が分解され、残留遊離基が失活された後、又は
分解/失活の間に除去される。1つの好ましい態様にお
いて、モノマーは選んだ開始剤分解温度例えば約120
℃において窒素(又は他の不活性ガス)パージ中にグラ
フトコポリマーから除去される。
【0037】以下の実施例は例示のために提供され、本
発明の方法の種々の態様を記載する。他に示さなければ
、部及びパーセントはすべて重量であり、開始剤の量は
すべて活性ベースである。生じたグラフトコポリマーに
対するメルトフローレート(MFR)はすべて押出され
、ペレット化されたコポリマーで測定した。
【0038】 実施例1 微粉砕した多孔性プロピレンホモポリマー〔ハイモント
・イタリア(HIMONT  Italia, S. 
r. l.)から市販されるLBD−406A〕400
グラムが、加熱ジャケット及びら旋形インペラーを備え
た2リットルガラスリアクター中に置かれる。ポリマー
は次の特性:呼称メルトフローレート(ASTM法D1
238−82,条件L)8dg/分;固有粘度〔エリオ
ット(J.H.Elliott )ほか、ジャーナル・
オブ・アプライド・ポリマー・サイエンス(J.App
lied Polymer Sci.),14,294
7〜2963(1970)−135℃でデカヒドロナフ
タレン中に溶解したポリマー〕2.4dl/g;表面積
(B.E.T.)0.34m2 /g;重量平均直径2
.0mm;及び細孔容積率(水銀ポロシメトリー法)0
.33、を有する一般に球状粒子の形態である。多孔性
粒子中の細孔の90%以上が直径で1ミクロンより大き
い。
【0039】反応器は室温で15分間(0.004容量
%未満の活性酸素含量に)窒素でパージし、次いでリア
クタージャケットを通して、熱油を循環することにより
100℃に加熱し、窒素パージ及び225rpmにおけ
るかくはんを続けながらその温度に平衡させる。その後
、パージを停止し、リアクター圧を14kPaに調整し
、ペルオキシエステル4.0gを含むt−ブチルペルオ
キシ−2−エチルヘキサノアートの酸素を含まない石油
スピリット溶液8ml を熱ポリマー上へ噴霧する。こ
のペルオキシエステルは100℃で26分の半減期を有
する。 10分後、5〜10℃で窒素でパージしたスチレン28
3gを1.20pph(ポリプロピレン100部当り部
、重量)毎分の速度でリアクター中へ噴霧する。全添加
時間は60分である。リアクターはスチレンをすべて添
加した後100℃で維持し、かくはんを60分間続け、
噴霧されたポリマーの温度は反応発熱のために約5〜1
0℃上昇する。
【0040】グラフト化期間の終りに、リアクターを窒
素で15分間パージし、次いでリアクター内容物を、加
熱した窒素でパージすることにより120℃に加熱する
。リアクター温度を120℃で20分間維持し、その時
間の間に未反応スチレンモノマーが窒素流中でリアクタ
ーの外へ流される。窒素ガスシール下に冷却した後、リ
アクター中に残留する自由流動性固体生成物をそれから
排出し、乾燥し、秤量する。それは約677グラムであ
った。この生成物の分析はスチレンの98%がポリスチ
レンに転化したことを示した。メチルエチルケトンで8
0℃で2時間ソックスレー抽出した後残留する生成物の
不溶性部分の分析はポリスチレングラフトポリプロピレ
ンのポリスチレン含量が37.5%、すなわち70.8
pphのスチレンフィードレベルから60.0pphの
グラフトレベル、であることを示した。グラフト効率(
グラフトレベル/全ポリスチレン)は86%である。グ
ラフトコポリマーのMFRは1.6dg/分である。
【0041】 実施例2 実施例1の操作及び成分を用いるが、しかし、用いたプ
ロピレンホモポリマーの量は350gであり、用いたペ
ルオキシ化合物の量は7gであり、用いたスチレンの量
は248gであり、スチレンフィード速度は1.22p
ph/分であり、過酸化物及びスチレンの添加間の遅れ
は20分である。転化率は98%であり、グラフトレベ
ルは56.1pphであり、グラフト効率は81%であ
り、MFRは0.2dg/分である。
【0042】 実施例3 実施例1の操作用で成分を用いるが、しかし、スチレン
とペルオキシエステルを、蓋をしたガラス瓶中で5〜1
0℃で混合し、窒素で約15分間パージした後均一な溶
液を1.28pph/分の速度で熱ポリマー上に噴霧し
た(添加時間:55分)。転化率は100%であり、グ
ラフトレベルは58.8pphであり、グラフト効率は
83%である。MFRは2.1dg/分である。
【0043】 実施例4 実施例3の操作及び成分を用いるが、しかし、用いたプ
ロピレンホモポリマーの量は350gであり、用いたペ
ルオキシ化合物の量は3.5gであり、用いたスチレン
の量は248gであり、スチレン/開始剤フィード速度
は0.35pph/分(添加時間:3.4時間)である
。転化率は98%であり、グラフトレベルは61.8p
phであり、グラフト効率は88%であり、MFRは2
.1dg/分である。
【0044】 実施例5〜11 実施例1又は3の操作及び成分を、表1中に示されるよ
うにスチレンフィードレベル及び(又は)フィード速度
を変えて用いる。結果もまた表1中に示される。
【0045】
【表1】
【0046】 対照実験1〜3 実施例1の操作及び成分を対照実験1に対して用いるが
、しかし、プロピレンホモポリマー350g、ペルオキ
シ化合物3.5g、及びスチレン248gを用い、スチ
レンを4.5pph/分の速度でリアクター中へ噴霧す
る(全添加時間:16分)。転化率は95%であり、グ
ラフト効率は62%である。MFRは3.1dg/分で
ある。
【0047】実施例3の操作及び成分を対照実験2に対
して用いるが、しかし、プロピレンホモポリマ−、35
0g、ペルオキシ化合物3.5g、及びスチレン248
gを用い、スチレンを4.5pph/分の速度でリアク
ター中へ噴霧する(全添加時間:16分)。転化率は9
6%であり、グラフト効率は40%である。MFRは2
.9dg/分である。
【0048】実施例9の操作及び成分を対照実験3に対
して用いるが、しかし、リアクター温度は130℃であ
り、過酸化物半減期は130℃で1分であり、スチレン
フィード速度は0.95pph/分である。グラフト効
率は91%であるが、しかし転化率は44%にすぎない
。 MFRは6.5dg/分である。
【0049】 実施例12〜13 実施例9の操作及び成分を用いるが、しかし、t−ブチ
ルペルオキシピバラート4.5g(実施例12)、t−
ブチルペルオキシ2−エチルヘキサノアート2.25g
と1,1−ジメチル−3−ヒドロキシブチルペルオキシ
2−エチルヘキサノアート2.25gの混合物(実施例
13)を、実施例9に用いたペルオキシエステルの代り
に用いる。
【0050】実施例12において、開始剤半減期は32
分であり、スチレンフィード速度は0.95pph/分
である。転化率は93%であり、グラフトレベルは33
.6pphであり、グラフト効率は89%であり、MF
Rは3.4dg/分である。
【0051】実施例13においてリアクター温度は90
℃であり、開始剤半減期はそれぞれ80分及び20分で
あり、スチレンフィード速度は1.01pph/分であ
り、過酸化物及びスチレンの添加間の遅れは10分であ
る。転化率は98%であり、グラフトレベルは35.1
pphであり、グラフト効率は88%であり、MFRは
7.5dg/分である。
【0052】 実施例14 実施例3の操作及び成分を用いるが、しかし、スチレン
フィードレベル(162g添加)は40.4pphであ
り、スチレン添加速度は1.14pph/分であり、用
いるポリプロピレンは2.5dl/gのIV、4.0d
g/分のMFR、2.0m2 /gの表面積(B.E.
T)、0.15の細孔容積率(水銀ポロシメトリーによ
る)、0.2mmの重量平均直径、0.53g/ml 
のかさ密度、及び1.3重量%の塩化メチレン中の溶解
度を有するプロ−ファックス(Pro−fax )65
01である。粒子中の細孔はいずれも直径で1ミクロン
より大きくない。転化率は93%であり、グラフトレベ
ルは31.0pphであり、グラフト効率は82%であ
る。
【0053】 実施例15 実施例3の操作及び成分を用いるが、しかし、メタクリ
ル酸メチル(29pph)をスチレンの代りに用い、モ
ノマー/開始剤混合物を1.01pph/分の速度で加
え、リアクター温度は85℃である。用いたプロピレン
ホモポリマーの量は450gであり、ペルオキシ化合物
は4.5g、メタクリル酸メチルは135gである。転
化率は86%、グラフトレベルは23.5pph、グラ
フト効率は90%である。
【0054】 実施例16 実施例1の操作及び成分を用いるが、しかし、メタクリ
ル酸メチル(31.3pph)をスチレンの代りに用い
、ジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカ
ーボネート(0.49pph)をペルオキシエステルの
代りに用い、用いたプロピレンホモポリマーの量は45
0gであり、リアクター温度は70℃であり、モノマー
は1.4pph/分の速度で加える。転化率は98%、
グラフトレベルは26.7pph、グラフト効率は85
%であり、MFRは3.2dg/分である。
【0055】 実施例17 実施例1の操作及び成分を用いるが、しかし、アクリル
酸ブチル(17.6pph)をスチレンの代りに用い、
1.17pph/分の速度で加え(15分にわたり)、
ペルオキシ化合物0.63pph及びより大きいリアク
ターを用いる。リアクターは105℃で、モノマーをす
べて添加した後3時間維持する。次いで真空を104℃
で1時間適用し、次いで120℃で4時間窒素パージす
る。転化レベルは約16.0pph、転化率は91%で
あり、MFRは10.4dg/分である。
【0056】 実施例18 実施例17の操作及び成分を用いるが、しかし、約4.
0%のエチレン含量を有するエチレン/プロピレンラン
ダムコポリマーをプロピレンホモポリマーの代りに用い
、スチレン(4.42pph)とアクリル酸ブチル(1
3.24pph)の混合物をアクリル酸ブチルの代りに
用い、1.18pph/分の速度で加える(15分にわ
たり)。 過酸化物添加レベルは0.5pphであり、反応温度は
100℃である。4時間の窒素パージは100℃である
。 両モノマーに対する転化レベルは17.6pph、転化
率は100%であり、MFRは9.7dg/分である。
【0057】 実施例19 実施例17の操作及び成分を用いるが、しかし、4.8
9dg/分のMFR、ポリプロピレン含量約88%及び
約8%のエチレン含量を有するEPR含量約12%を有
する化学的ブレンドEPR変性プロピレンホモポリマー
をプロピレンホモポリマーの代りに用い、スチレン(5
3.8pph)をアクリル酸ブチルの代りに用いる。ス
チレン添加速度は1.79pph/分である(添加時間
30分)。リアクター温度は101℃であり、過酸化物
レベルは0.25pphである。窒素パージは100℃
で5時間行われる。転化レベルは45.5pph、転化
率は85%であり、MFRは2.2dg/分である。
【0058】 実施例20 実施例19の操作及び成分を用いるが、しかし、用いた
EPR変性プロピレンホモポリマーは、ポリプロピレン
含量40%、39%のエチレン含量を有するEPR含量
60%、及び16dg/分のMFRを有した。転化レベ
ルは53.8pph、転化率は100%であり、MFR
は2.1dg/分である。
【0059】 対照実験4 実施例17の操作及び成分を用いるが、しかし、12.
0dg/分のMFR、0.15の細孔容積率及び0.2
mmの重量平均直径を有するプローファックス(Pro
−fax )6301ポリプロピレンをLBD−460
Aの代りに用いる。粒子中の細孔は直径で1ミクロンよ
り大きくない。 グラフト化モノマーはメタクリル酸n−ブチル(17.
1pph)であり、0.56pph/分の速度で加える
(23分間にわたり)。開始剤はt−ブチル−2−エチ
ルヘキシルペルオキシジカーボネート(1.3pph)
であり、リアクター温度は135℃であり、生成物は1
35℃で5時間真空乾燥する。転化率は77%であり、
MFRは152dg/分である。
【0060】 実施例21 実施例1の操作及び成分を用いるが、しかし、プロピレ
ンホモポリマー1952gを400gの代りに用い、1
0リットルスチールリアクターを2リットルガラスリア
クターの代りに用い、操作を次に示すように変更した。
【0061】リアクターを、活性酸素レベルが20pp
mに達するまで室温で窒素でパージし、次いで熱油をリ
アクタージャケットに通して循環することにより120
℃(+/−1.5℃)に加熱し、窒素パージして190
rpmでかくはんを続けながらその温度に平衡させる。 スチレン(1280g)、アクリロニトリル(408.
6g)及びt−ブチルペルオキシ2−エチルヘキサノア
ートの酸素を含まない石油スピリット溶液(溶液78g
、石油スピリット50重量%)をスチール圧力シリンダ
ーに加えて窒素パージする。モノマー/過酸化物混合物
を1.02pph(プロピレン100部当り部、重量)
毎分の速度で、リアクター内容物にフィードし、その間
リアクター内容物の温度を120℃(+/−1.5℃)
に維持する。全添加時間は85分である。リアクターは
120℃に維持し、モノマーの完全な添加後さらに30
分間かくはんする。グラフト化反応時間の終りにリアク
ター内容物上を真空に引き、温度を140℃に上げた。 真空下の全昇温時間は22.8分であった。温度が14
0℃に達すると真空を窒素で破壊し、内容物を30分間
窒素でパージした。窒素ガスシール下に冷却した後、リ
アクター中に残留する自由流動性固体生成物をそれから
排出させ、乾燥し、秤量する。生成物の最終重量は35
97.7グラムであり、97.3%の転化率を示す。
【0062】こゝに開示した発明の他の特徴、利点及び
態様は前記開示を読んだ後当業者に容易に明らかになろ
う。これに関して、発明の特定の態様がかなり詳細に記
載されたけれども、これらの態様の変形及び改変を、記
載し、特許請求した発明の精神及び範囲から逸脱するこ
となく行うことができる。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリオレフィングラフトコポリマーを
    製造する方法であって、実質的に非酸化性環境中で、(
    a)粒状オレフィンポリマー物質を約60〜125℃の
    温度で、化学的遊離基重合開始剤であって使用される温
    度で約1〜240分の分解半減期を有する有機化合物約
    0.1〜6.0pph で処理し、 (b)前記オレフィンポリマー物質を前記温度で、段階
    (a)に一致するか又は続く時間にわたり、重なり又は
    重ならないで、遊離基により重合させることができる少
    なくとも1種のグラフト化モノマー約5〜240pph
     で、前記モノマーを前記オレフィンポリマー物質に対
    し、任意の添加レベルにおいて約4.5pph 毎分を
    越えない添加速度を与える十分な時間にわたり添加して
    処理し、その後、 (c)生じたグラフトした粒状オレフィンポリマー物質
    から未反応グラフト化モノマーを除去し、未反応開始剤
    を分解し、前記物質中の残留遊離基を失活させる、こと
    を含む方法。
  2. 【請求項2】  グラフト化モノマーがビニル置換芳香
    族、複素環式及び脂環式化合物、不飽和脂肪族カルボン
    酸及びそれらの誘導体、不飽和脂肪族ニトリル、芳香族
    及び飽和脂肪族カルボン酸のビニルエステル、並びにそ
    れらの混合物からなる群から選ばれる、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】  オレフィンポリマー物質を、それに対
    するモノマーの添加後、用いた温度で少なくとも約10
    分間前記モノマーに接触させて維持する、請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】  段階(c)において、グラフトしたオ
    レフィンポリマー物質を少なくとも約110℃の温度で
    少なくとも約5分間維持する、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】  有機化合物がペルオキシ化合物である
    、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】  グラフト化モノマー約40pph 以
    上が、約0.3〜3.0pph /分の速度でオレフィ
    ンポリマー物質に添加される、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】  グラフト化モノマーをオレフィンポリ
    マー物質に、ペルオキシ化合物がそれに添加される時間
    に一致する時間にわたり添加する、請求項5に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】  グラフト化モノマーをオレフィンポリ
    マー物質に、ペルオキシ化合物がそれに添加される時間
    に続く時間にわたり添加する、請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】  グラフト化モノマーをオレフィンポリ
    マー物質に添加される時間が、ペルオキシ化合物がそれ
    に添加される時間に続く約2.5開始剤半減期までの遅
    延後である、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】  オレフィンポリマー物質がエチレン
    ホモポリマー、エチレンコポリマー、プロピレンポリマ
    ー物質及び1−ブテンホモポリマーからなる群から選ば
    れる、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】  オレフィンポリマー物質が(a)細
    孔の40%以上が1ミクロンより大きい直径をもつ少な
    くとも0.07の細孔容積率、(b)少なくとも0.1
    m2 /gの表面積、及び(c)約0.4〜7mmの重
    量平均直径を有する、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】  オレフィンポリマー物質が約80〜
    120℃の温度で処理される、請求項5に記載の方法。
  13. 【請求項13】  有機ペルオキシ化合物がペルオキシ
    エステル又はペルオキシカーボネートである、請求項6
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】  使用される温度におけるペルオキシ
    化合物の半減期が約5〜100分である、請求項13に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】  オレフィンポリマー物質を処理する
    ペルオキシ化合物の量が約0.2〜3pph である、
    請求項5に記載の方法。
  16. 【請求項16】  グラフト化モノマーがスチレン、ア
    ルキル置換スチレン、アクリル酸及びメタクリル酸のエ
    ステル、アクリロニトリル、並びにそれらの混合物から
    成る群から選ばれる、請求項5に記載の方法。
  17. 【請求項17】  グラフト化モノマーがスチレン、ア
    ルキル置換スチレン、アクリル酸及びメタクリル酸のエ
    ステル、並びにそれらの混合物から成る群から選ばれる
    、請求項6に記載の方法。
  18. 【請求項18】  段階(c)において、グラフトした
    プロピレンポリマー物質を少なくとも120℃の温度で
    少なくとも20分間維持する、請求項6に記載の方法。
  19. 【請求項19】  グラフト化モノマーがニートで使用
    される、請求項5に記載の方法。
  20. 【請求項20】  グラフト化モノマーが溶液中である
    、請求項5に記載の方法。
  21. 【請求項21】  用いる温度における化学的遊離基重
    合開始剤の分解半減期が約10〜40分である、請求項
    3に記載の方法。
JP3007703A 1990-01-26 1991-01-25 オレフィンポリマーグラフトコポリマーの製法 Expired - Lifetime JP2980699B2 (ja)

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