JPH04212860A - インキ供給量制御装置 - Google Patents

インキ供給量制御装置

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JPH04212860A
JPH04212860A JP2400697A JP40069790A JPH04212860A JP H04212860 A JPH04212860 A JP H04212860A JP 2400697 A JP2400697 A JP 2400697A JP 40069790 A JP40069790 A JP 40069790A JP H04212860 A JPH04212860 A JP H04212860A
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ink
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ink film
roller
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Ikuo Ozaki
郁夫 尾崎
Kuniaki Okesawa
邦章 涌沢
Makoto Shimoyama
下山 誠
Hitoshi Isono
仁 磯野
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平版印刷機のオフセツ
ト印刷機のインキ供給装置に適用される自動制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように印刷開始前のインキ・
ローラ10上インキ膜厚7は、絵柄面積率計測器20及
びインキプリセツト装置9がある場合、刷版6の幅方向
の画線率3に対応して、図3、図4、図6、図7に示す
ように様々な幅方向のインキ膜厚分布になっている。一
方、図5に示すように、インキ往復ローラ21によって
ある程度時間をかけると、幅方向にインキ膜厚7分布は
均一となるが、時間が不十分な場合、印刷運転を開始す
ると、刷りだしからインキローラ10上のインキ膜厚7
が一定となるまで、幅方向べた濃度が不均一となる。絵
柄面積率計測器20が無い場合、仮に目視等で幅方向の
インキ膜厚7が一定になるよう幅方向のインキ供給量を
インキプリセツト装置9で調節したとしても、印刷運転
開始時には幅方向ベタ濃度にムラは余り生じないが、経
過時間にともない、刷版6の画線率3が大きい部分の濃
度は薄く、画線率3の小さい部分の濃度は濃くなる現象
が起こる。また、逆に印刷運転開始前に校正刷り等で幅
方向のインキ・キ−1の開度を調節した後、印刷運転を
開始すると、上述の絵柄面積率計測器20がある場合と
同様な結果となる。従って、オペレータは印刷開始前及
び運転後のインキ・ローラ10上インキ膜厚7を監視し
、インキ供給量を適度に調節する必要があるが、それは
かなりの熟練を必要とする。
【0003】なお、絵柄面積率計測器20は、刷版6よ
りキー2毎の画線率3を測り、そのキー2毎の画線率3
に応じた印刷物8の幅方向に対応するインキ供給量とな
るようインキー・キー1開度を調節する信号4をインキ
・プリセツト装置9に送る装置であり、インキプリセツ
ト装置9は、印刷ユニツトのインキ・キー開度をプリセ
ツトする装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
1)印刷開始前は、インキ消費がないためインキ・ロー
ラ10上の幅方向におけるインキ膜厚7分布は、図4の
グラフに示すように、絵柄面積率計測器20の信号4に
よるインキ・キー1開度によって決定づけられる(イン
キ往復ローラ21によって巾方向インキ膜厚分布は経過
時間とともに均一になる傾向があるが、かなりの時間を
要する)即ち、インキ・キー1開度が大きければインキ
・ローラ10上インキ膜厚7は大きくなる。よって、本
来、インキ消費があるとき、つまり、印刷時においてイ
ンキ・ローラ10上インキ膜厚7が幅方向に一定になら
なければならないという原則(もし巾方向にインキ膜厚
7分布が均一でないと印刷物8の巾方向にムラを生ずる
)に反する。従って、上述のように印刷開始前より、絵
柄面積率計測器20の信号4によってインキ・キー1開
度を調節して運転すると、印刷開始より、ある時間経る
まで(インキ供給量が定常状態に至るまで)印刷物8に
は幅方向のべた濃度ムラが生じる。
【0005】 2)絵柄面積率計測器20が無い場合、オペレータの目
視による調整で、仮に幅方向のインキ膜厚7が一定にで
きたとしても、刷りだしからある時間経過後、画線率3
が大きい部分はべた濃度が薄く、画線率3が小さい部分
ではべた濃度は高くなる。逆に校正刷り等で幅方向のイ
ンキ供給量をインキプリセツト装置9によって適正に調
節したとしても上記1)と同様な結果となる。
【0006】 3)  インキローラ10上のインキ膜厚7が増加すれ
ば印刷物8上インキ膜厚7(ベタ濃度)も増大する(図
2参照)ことにより、予めその関係を求めることによっ
て、印刷物8上ベタ濃度をほぼ適正に保つことが可能で
あるが、オペレータの目視によるインキ膜厚評価では校
正刷りに近いベタ濃度を推定することが不可能である。
【0007】本発明は設定濃度をノンスキルで制御する
ことができ、更に刷りだし安定までの時間を短縮するこ
との可能なインキ供給量制御装置を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、1)
インキ・ローラ10上の幅方向インキ膜厚を計測するイ
ンキ膜厚計14を設ける。 2)目標インキ膜厚13とインキ・ローラ10上の幅方
向インキ膜厚7を比較演算する演算装置12を設ける。
【0009】 3)上記2)の結果に基づいて幅方向インキ・キー1開
度を調節するインキ・キー1開度及びインキ着脱を制御
する制御装置11を設ける。 4)運転前はインキ・ローラ10上のインキ膜厚7をフ
イードバツクし、ほぼ目標べた濃度になるような目標イ
ンキ膜厚13になるようインキ・キー1開度を制御する
。また、運転開始後は絵柄面積率計測器20の信号によ
って、刷版6の絵柄面積に応じたインキ・キー1開度に
なるようインキプリセツト装置9を制御する(基本的に
運転後もフイードバツク制御可能であるが、図2に示す
ように、湿し水の影響でインキ・ローラ10上含水イン
キ膜厚と紙面濃度の関係が変動する故、目標インキ膜厚
13を一義的に決定することが難しい。よって、絵柄面
積率計測器20による開ループ制御の方が無難であると
思われる)前述の運転シーケンスになるような制御ソフ
トをプログラミングする。
【0010】
【作用】図2に示すように、インキ・ローラ10上のイ
ンキ膜厚7と印刷物8上べた濃度との関係を予め測定し
ておき、所定濃度になるようなインキ・ローラ10上目
標インキ膜厚13と実際のインキ・ローラ10上幅方向
インキ膜厚7とを一致させてから、インキ着ローラ17
を版胴19に対して着にし印刷を始めるため、刷りだし
始めの幅方向印刷物8上濃度はほぼ所定濃度に近いもの
となる。また、運転開始後は絵柄面積率計測器20に制
御が委ねられるため印版絵柄面積における適正インキ供
給量となるよう制御される。よって、運転後も幅方向濃
度ムラは妨げる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1により説明する。 1)  印刷開始ボタン26が押されると、制御装置1
1よりインキプリセツト装置9に割り込みがかかり、イ
ンキ・キー1開度の制御は制御装置11が受け持つこと
になる。
【0012】 2)  比較演算装置12には予め所定濃度になると推
測される目標インキ膜厚13をインプツトしておき、イ
ンキ膜厚計14をインキ・ローラ10上幅方向にスキヤ
ンさせて、印刷機インキ・ローラ10上幅方向インキ膜
厚7を計測し、目標インキ膜厚13と比較する。1はイ
ンキ・キー、2はキー、3は画線率、4はデミア信号、
5はインキ・ローラ群、6は刷版、7はインキ膜厚、8
は印刷物、9はインキプリセツト装置、10はインキ・
ローラ、11は制御装置、12は比較演算装置、13は
目標インキ膜厚、14はインキ膜厚計、15は停止信号
、16は開度調節信号、17はインキ着ローラ、18は
水着ローラ、19は版胴、20は絵柄面積率計測器、2
1はインキ往復ローラ、22はインキ元ローラ制御装置
、23はインキ呼び出しローラ、24はインキ元ローラ
、25はインキ坪、26は運転開始ボタン、27はロー
ラ着脱装置である。
【0013】次に本制御装置の作用を説明する。 3)  目標インキ膜厚13と印刷機インキ・ローラ1
0上幅方向インキ膜厚7との偏差を比較演算装置12に
より適正に演算し、偏差が0となるような信号を制御装
置11に出力する。 4)  比較演算装置12によって演算された信号は制
御装置11に入力され、制御装置11からは幅方向イン
キ・キー1開度を調節する開度調節信号16をインキプ
リセツト装置9に出力する。前記作用により幅方向イン
キ・キー1開度は前記偏差が0となるよう制御される。
【0014】 5)  目標インキ膜厚13とインキ・ローラ10上の
幅方向インキ膜厚7が一致した後、制御装置11はイン
キ元ローラ制御装置22にインキ呼び出しローラ停止信
号15を与え、インキ供給量は停止される。 6)  上述はインキローラ群5を洗浄後インキを巻い
ていく場合であるが、トラブルによるマシン停止やロツ
トが変化するような場合、インキ膜厚計14をインキ・
ローラ10上幅方向にスキヤンさせて、印刷機インキ・
ローラ10上幅方向インキ膜厚7を計測すると、インキ
・ローラ10上インキ膜厚7が目標インキ膜厚13より
も大きい場合がある。そういう場合は、インキ・キー1
を閉じて余剰のインキをインキ呼び出しローラ23から
インキ元ローラ24を介してインキ坪25へ返す。目標
インキ膜厚13よりも少ない場合は、インキローラ群5
を洗浄後インキを巻いていく場合と同様な制御を行う。
【0015】 7)  全ユニツトが目標インキ膜厚13になったと同
時に、制御装置11よりローラ着脱装置27に指令を与
えて、ローラ着脱装置27からインキ呼び出しローラ2
3、インキ着ローラ17及び水着ローラ18に信号が与
えられ、インキ呼び出しローラ23は始動、また、イン
キ着ローラ17及び水着ローラ18共版胴19に対して
着となり、給紙側より印刷紙が給紙され印刷開始となる
【0016】 8)  但し、湿し水の影響で所望の濃度が得られない
場合は、全ユニツトが目標インキ膜厚13になったと同
時に制御装置11はデミア信号4を受け付け、デミア信
号4がインキプリセツト装置9を制御する。それにより
、インキ・キー1開度は刷版6における幅方向画線率3
に対応したインキ・キー1開度となる。 9)  その直後(同時に)、制御装置11よりローラ
着脱着装置27に指令を与えて、ローラ着脱装置27か
らインキ呼び出しローラ23、インキ着ローラ17及び
水着ローラ18に信号が与えられ、インキ呼び出しロー
ラ23は始動、また、インキ着ローラ17及び水着ロー
ラ18共版胴19に対して着となり、給紙側より印刷紙
が給紙され印刷開始となる。
【0017】
【発明の効果】本発明によるインキ供給量制御装置には
、印刷開始前にインキローラ上の幅方向インキ膜厚を計
測する手段と、目標インキ膜厚とインキローラ上の幅方
向インキ膜厚を比較演算する手段と、前記比較演算の結
果に基づいて、インキローラ幅方向のインキ膜厚が目標
インキ膜厚で均一になるよう幅方向インキ供給量を制御
する手段と、幅方向が目標インキ膜厚になった際、印刷
運転を開始する手段と、印刷開始後も前記と同様に幅方
向インキ膜厚を目標インキ膜厚に一致するよう幅方向イ
ンキ供給量を制御する手段とからなることにより、印刷
開始寸前までに速やかに幅方向のインキ膜厚分布を適正
に且つ均一化することができるため、次の効果を有する
。 1)設定濃度をノンスキルで制御できる。 2)刷り出しから印刷物濃度が安定している。 3)運転中常に幅方向インキ膜厚が一定になるようイン
キ供給量が自動制御されるため印刷品質が安定している
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるインキ供給量制御装置
の概略配置図である。
【図2】インキローラ上インキ膜厚と印刷物濃度の実験
データから得られたグラフである。
【図3】従来のインキ供給装置を示す概略図である。
【図4】インキキー及びインキローラの巾方向のインキ
分布を示すグラフである。
【図5】印刷機の概略構造図である。
【図6】刷版に対応する刷りだし前の図形である。
【図7】刷版に対応する刷りだし前のインキ膜厚分布を
示すグラフである。
【符号の説明】
5    インキ・ローラ群 9    インキプリセツト装置 10  インキ・ローラ 11  制御装置 12  比較演算装置 13  目標インキ膜厚 14  インキ膜厚計 20  絵柄面積率計測器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  印刷開始前にインキローラ上の幅方向
    インキ膜厚を計測する手段と、目標インキ膜厚とインキ
    ローラ上の幅方向インキ膜厚を比較演算する手段と、前
    記比較演算の結果に基づいて、インキローラ幅方向のイ
    ンキ膜厚が目標インキ膜厚で均一になるよう幅方向イン
    キ供給量を制御する手段と、幅方向のインキ膜厚が目標
    インキ膜厚になった際、印刷運転を開始する手段と、印
    刷開始後も前記と同様に幅方向インキ膜厚を目標インキ
    膜厚に一致するよう幅方向インキ供給量を制御する手段
    とを具えたことを特徴とするインキ供給量制御装置。
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JPH08183167A (ja) * 1994-10-15 1996-07-16 Man Roland Druckmas Ag インキユニットにおいて本刷りに適したインキ膜厚さを形成する方法
CN1329193C (zh) * 2003-07-16 2007-08-01 利优比株式会社 印刷机的油墨供应方法

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