JPH04212701A - バイアス磁界発生装置及びバイアス磁界発生方法 - Google Patents
バイアス磁界発生装置及びバイアス磁界発生方法Info
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- JPH04212701A JPH04212701A JP2404864A JP40486490A JPH04212701A JP H04212701 A JPH04212701 A JP H04212701A JP 2404864 A JP2404864 A JP 2404864A JP 40486490 A JP40486490 A JP 40486490A JP H04212701 A JPH04212701 A JP H04212701A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録円盤からの情
報の再生または情報の記録を行う光磁気記録再生装置に
使用するバイアス磁界反転機構の改良に関するものであ
る。
報の再生または情報の記録を行う光磁気記録再生装置に
使用するバイアス磁界反転機構の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュ−タの記憶媒体等に使用
される光磁気ディスクと呼ばれる記録円盤が多く使われ
るようになってきた。光磁気ディスクは情報の書き込み
、消去時に記録媒体を媒体面に垂直な一定以上の磁界強
度のいわゆるバイアス磁界にさらす必要がある。しかも
その極性を書き込み時と消去時に反転する必要がある。 そこで、一般には電磁石等を利用した磁界発生手段が設
けられている。しかしながら、電磁石ではバイアス磁界
として十分な磁界を発生させるには大きな電力を必要と
し、装置としては好ましくない。そこで以下に説明する
ようなバイアス磁界反転機構が用いられるようになって
きた。
される光磁気ディスクと呼ばれる記録円盤が多く使われ
るようになってきた。光磁気ディスクは情報の書き込み
、消去時に記録媒体を媒体面に垂直な一定以上の磁界強
度のいわゆるバイアス磁界にさらす必要がある。しかも
その極性を書き込み時と消去時に反転する必要がある。 そこで、一般には電磁石等を利用した磁界発生手段が設
けられている。しかしながら、電磁石ではバイアス磁界
として十分な磁界を発生させるには大きな電力を必要と
し、装置としては好ましくない。そこで以下に説明する
ようなバイアス磁界反転機構が用いられるようになって
きた。
【0003】図11は従来例のバイアス磁界発生機構の
概略斜視図である。図12,図13はその動作説明図で
ある。図12,図13で18は光磁気ディスク、19は
光磁気ディスク18を回転させるスピンドルモ−タ、2
0はレ−ザ−光20aを光磁気ディスク18の媒体面に
あてて信号の記録再生を行うためのヘッドである。21
が従来例のバイアス磁界発生機構であり棒状の磁石11
、図11(ロ)に示す磁石11の端面に接着された支持
部材16、軸受14、15、コイル12、13、これら
を載せるベ−ス17から構成されている。支持部材16
は、軸受14、15と係合して磁石11が長手方向を軸
として矢印Aの様に回動可能に組み立てられている。
概略斜視図である。図12,図13はその動作説明図で
ある。図12,図13で18は光磁気ディスク、19は
光磁気ディスク18を回転させるスピンドルモ−タ、2
0はレ−ザ−光20aを光磁気ディスク18の媒体面に
あてて信号の記録再生を行うためのヘッドである。21
が従来例のバイアス磁界発生機構であり棒状の磁石11
、図11(ロ)に示す磁石11の端面に接着された支持
部材16、軸受14、15、コイル12、13、これら
を載せるベ−ス17から構成されている。支持部材16
は、軸受14、15と係合して磁石11が長手方向を軸
として矢印Aの様に回動可能に組み立てられている。
【0004】次にこの従来例の動作について説明する。
図12(イ)は初期の状態を示している。コイル12、
13にはCに示す磁力線が発生するように通電されてお
り磁石11は図に示すように上にS極、下にN極の状態
で安定している。つまりこの状態で光磁気ディスク18
に図中Z1方向のバイアス磁界があたえられることにな
る。なおこの図で22は磁石11の回動中心を示してい
る。次に図12(ロ)のDに示すような磁界を発生する
ようにコイル12、13に通電されると磁石11は図中
BまたはB’の方向に回動する。ついで図13(イ)の
安定な状態となる。この状態では光磁気ディスク18に
Z2方向のバイアス磁界が与えられることになる。例え
ば図12(イ)の状態で記録図13(イ)の状態で消去
が行われることになるのである。一般に永久磁石によっ
て得られる磁界はコイルに通常の電力を供給して得られ
る磁界よりはるかに大きい。従って、以上の構成により
磁石11を回動させることによってコイル12、13に
比較的小さな電力を供給するだけで光磁気ディスク18
に十分でかつ反転可能なバイアス磁界を与えることがで
きる。
13にはCに示す磁力線が発生するように通電されてお
り磁石11は図に示すように上にS極、下にN極の状態
で安定している。つまりこの状態で光磁気ディスク18
に図中Z1方向のバイアス磁界があたえられることにな
る。なおこの図で22は磁石11の回動中心を示してい
る。次に図12(ロ)のDに示すような磁界を発生する
ようにコイル12、13に通電されると磁石11は図中
BまたはB’の方向に回動する。ついで図13(イ)の
安定な状態となる。この状態では光磁気ディスク18に
Z2方向のバイアス磁界が与えられることになる。例え
ば図12(イ)の状態で記録図13(イ)の状態で消去
が行われることになるのである。一般に永久磁石によっ
て得られる磁界はコイルに通常の電力を供給して得られ
る磁界よりはるかに大きい。従って、以上の構成により
磁石11を回動させることによってコイル12、13に
比較的小さな電力を供給するだけで光磁気ディスク18
に十分でかつ反転可能なバイアス磁界を与えることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な従来の構成では、例えば図12(イ)の状態から図1
3(イ)に移る際に図13(イ)の状態を通りこして慣
性で図13(ロ)の状態となり図13(イ)の安定状態
に静定するのに比較的長い時間を必要とする。これは、
図13(イ)または図12(イ)の状態はコイル12、
13の磁界によって安定化されているだけであり、機械
的なストッパ−等がないためである。また、図12(イ
)から図13(イ)の状態になるのに磁石11は180
度回動する必要があり反転に要する時間を短縮するには
限界がある。さらにこのような構成ではコイルに電流を
供給しないと磁界の大きさおよび方向を決定できないた
め常に通電状態にしておく必要があり、かつ反転時間を
短くできないという課題があった。さらに磁石の反転を
正確にかつ整定時間を短縮することも大きな課題であっ
た。
な従来の構成では、例えば図12(イ)の状態から図1
3(イ)に移る際に図13(イ)の状態を通りこして慣
性で図13(ロ)の状態となり図13(イ)の安定状態
に静定するのに比較的長い時間を必要とする。これは、
図13(イ)または図12(イ)の状態はコイル12、
13の磁界によって安定化されているだけであり、機械
的なストッパ−等がないためである。また、図12(イ
)から図13(イ)の状態になるのに磁石11は180
度回動する必要があり反転に要する時間を短縮するには
限界がある。さらにこのような構成ではコイルに電流を
供給しないと磁界の大きさおよび方向を決定できないた
め常に通電状態にしておく必要があり、かつ反転時間を
短くできないという課題があった。さらに磁石の反転を
正確にかつ整定時間を短縮することも大きな課題であっ
た。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、簡単な構成で
バイアス磁界の反転時間を短縮しかつ電流の消費を抑圧
しようとするものである。
バイアス磁界の反転時間を短縮しかつ電流の消費を抑圧
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するため、幅方向にS極とN極を有する着磁された棒状
の磁石と、前記棒状の磁石の長手方向を軸として回動可
能に支持する支持手段と、前記棒状の磁石の回動軸に略
直交する軸回りに巻かれたコイルとを備え、前記コイル
に通電することによって前記棒状の磁石を回動させるよ
うに構成されている。
するため、幅方向にS極とN極を有する着磁された棒状
の磁石と、前記棒状の磁石の長手方向を軸として回動可
能に支持する支持手段と、前記棒状の磁石の回動軸に略
直交する軸回りに巻かれたコイルとを備え、前記コイル
に通電することによって前記棒状の磁石を回動させるよ
うに構成されている。
【0008】
【作用】本発明は上記の構成により、コイルに通電する
ことにより、棒状の磁石を効率よく回動させることがで
き、かつ反転に要する磁石の回転角が小さくてバイアス
磁界の反転が行われるものである。またコイルに通電し
ない時にはS極とN極の両方が光磁気ディスクの表面と
対向することとなり結果的に、光磁気ディスクの記録面
には弱い磁界が与えられることになる。さらに磁石の反
転を正確にかつ整定時間を短縮するため、回転する磁石
による磁界を検出し、回転の加速、減速タイミングを自
動的に設定できるようにした。
ことにより、棒状の磁石を効率よく回動させることがで
き、かつ反転に要する磁石の回転角が小さくてバイアス
磁界の反転が行われるものである。またコイルに通電し
ない時にはS極とN極の両方が光磁気ディスクの表面と
対向することとなり結果的に、光磁気ディスクの記録面
には弱い磁界が与えられることになる。さらに磁石の反
転を正確にかつ整定時間を短縮するため、回転する磁石
による磁界を検出し、回転の加速、減速タイミングを自
動的に設定できるようにした。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1〜図3は本発明の一実施例の概
略見取図である。図中1は図1(ロ)に示すように幅方
向にS極とN極を有する着磁された棒状の磁石である。 7、8は軸受で非磁性体の板4、5と組み合わさって枠
を形成している(図1(ロ)参照)。9は支持磁材で図
1(ロ)に示すように磁石1の端面に接着されている。 この支持部材9を接着したものと軸受7、8と板4、5
からなる枠が組み合わさり磁石1は長手方向を軸として
回動可能となる。2、3はコイルで板4、5の外側に取
りつけられている。
しながら説明する。図1〜図3は本発明の一実施例の概
略見取図である。図中1は図1(ロ)に示すように幅方
向にS極とN極を有する着磁された棒状の磁石である。 7、8は軸受で非磁性体の板4、5と組み合わさって枠
を形成している(図1(ロ)参照)。9は支持磁材で図
1(ロ)に示すように磁石1の端面に接着されている。 この支持部材9を接着したものと軸受7、8と板4、5
からなる枠が組み合わさり磁石1は長手方向を軸として
回動可能となる。2、3はコイルで板4、5の外側に取
りつけられている。
【0010】図2の(イ)は図1(ロ)に示した磁石の
構成を変更したものであり、1および16で示す2本の
棒磁石を支持部材9で固定したものである。このように
2本の棒磁石の間隔や角度を調整することにより、光磁
気ディスク上の磁界の分布を最適にすることができる。 また図2(ロ)は棒磁石1の、コイル2、3に通電しな
い時の位置を規制するために10に示すセンタリングゴ
ムを設けたものである。次に磁石1、コイル2、3、板
4、5の関係を示した説明図が図4である。この図4で
6は磁石1の回動中心である。図4においてコイル2、
3に図中Eの方向に磁力線が発生するように通電される
と磁石1の2つのS極はそれぞれコイル2、3に引き寄
せられ、反対にN極はコイル2、3、と反発して磁石1
はG1方向に回動する。その結果、図5に示すように磁
石1が傾いた状態で板4、5と当接して停止する。また
、この動作はいわゆるプッシュプルでありコイルの磁力
を効率よく磁石1の回動する駆動力に利用している。 この状態では磁力線は図のように磁石1によるものとコ
イル2、3によるものが加算される。結果的に光磁気デ
ィスク18に対してZ1方向のバイアス磁界を与えるこ
とになる。このとき図4の状態から図5の状態になるの
に磁石1は45度以下の回動角でよい。ついで、コイル
2、3に逆方向の電流が流されると、図5とは逆の磁界
が生じ、今度は磁石1のN極はコイル2、3に引き寄せ
られS極はコイル2、3と反発し磁石1はG2方向に回
動する。その結果、磁石1は図6に示すように図5とは
逆方向に傾いて停止する。この状態では図5とは逆にZ
2方向のバイアス磁界を光磁気ディスク18に与えるこ
とになる。このとき図5の状態から図69状態になるの
に磁石1は90度以内の回動を行うだけでよい。
構成を変更したものであり、1および16で示す2本の
棒磁石を支持部材9で固定したものである。このように
2本の棒磁石の間隔や角度を調整することにより、光磁
気ディスク上の磁界の分布を最適にすることができる。 また図2(ロ)は棒磁石1の、コイル2、3に通電しな
い時の位置を規制するために10に示すセンタリングゴ
ムを設けたものである。次に磁石1、コイル2、3、板
4、5の関係を示した説明図が図4である。この図4で
6は磁石1の回動中心である。図4においてコイル2、
3に図中Eの方向に磁力線が発生するように通電される
と磁石1の2つのS極はそれぞれコイル2、3に引き寄
せられ、反対にN極はコイル2、3、と反発して磁石1
はG1方向に回動する。その結果、図5に示すように磁
石1が傾いた状態で板4、5と当接して停止する。また
、この動作はいわゆるプッシュプルでありコイルの磁力
を効率よく磁石1の回動する駆動力に利用している。 この状態では磁力線は図のように磁石1によるものとコ
イル2、3によるものが加算される。結果的に光磁気デ
ィスク18に対してZ1方向のバイアス磁界を与えるこ
とになる。このとき図4の状態から図5の状態になるの
に磁石1は45度以下の回動角でよい。ついで、コイル
2、3に逆方向の電流が流されると、図5とは逆の磁界
が生じ、今度は磁石1のN極はコイル2、3に引き寄せ
られS極はコイル2、3と反発し磁石1はG2方向に回
動する。その結果、磁石1は図6に示すように図5とは
逆方向に傾いて停止する。この状態では図5とは逆にZ
2方向のバイアス磁界を光磁気ディスク18に与えるこ
とになる。このとき図5の状態から図69状態になるの
に磁石1は90度以内の回動を行うだけでよい。
【0011】以上の図5、図6の状態は磁石1が板4ま
たは5と当接した状態で停止するので従来例のように慣
性で磁石が回動しすぎることもなく、すばやい整定が行
われる。
たは5と当接した状態で停止するので従来例のように慣
性で磁石が回動しすぎることもなく、すばやい整定が行
われる。
【0012】次にこの時の磁石の回転動作の制御方法に
ついて説明する。図7は制御回路の−実施例である。5
0はCPU、51はパルス幅変調(PWM)信号発生器
、52はパルス幅変調(PWM)駆動増幅器、磁界発生
装置は図1に示した装置を用い光磁気ディスクと対向し
ない面の磁石に近接させ磁界検出器(例えばホ−ル素子
)(53)を設けた。前記ホ−ル素子は実質的に光磁気
ディスク上の磁界と略同じ値が検出されるように設定す
る。ホール素子53の出力は増幅器54で増幅され、コ
ンパレータ55で2値化された信号に変換され、CPU
50に入力される。
ついて説明する。図7は制御回路の−実施例である。5
0はCPU、51はパルス幅変調(PWM)信号発生器
、52はパルス幅変調(PWM)駆動増幅器、磁界発生
装置は図1に示した装置を用い光磁気ディスクと対向し
ない面の磁石に近接させ磁界検出器(例えばホ−ル素子
)(53)を設けた。前記ホ−ル素子は実質的に光磁気
ディスク上の磁界と略同じ値が検出されるように設定す
る。ホール素子53の出力は増幅器54で増幅され、コ
ンパレータ55で2値化された信号に変換され、CPU
50に入力される。
【0013】次に動作について図8、図9、図10を用
いて説明する。最初1の磁石は光磁気ディスク上にS極
の磁界を与えている。すなわち50−2の駆動方向制御
信号はローレベルを示し55のコンパレ−タの出力もロ
ーレベルであり、これはS極の磁界が光磁気ディスク上
に与えられていることをCPUに入力している。次に時
刻t1に磁界を反転する指令が50−2の駆動方向制御
信号により与えられ、時刻t1にローレベルからハイレ
ベルに変化する。同時に50−1のPWMパルスは回転
を加速するためデュ−ティが大きくなる。磁界が反転し
S極からN極に変化すると53のホ−ル素子で検出され
た磁界は54の増幅器の出力変化として現れ、磁界の大
きさが0になる時点で55のコンパレ−タの出力が時刻
t2においてロウからハイに変化する。55のコンパレ
−タの出力が変化した時点で磁石の回転を減速するため
のブレ−キパルスがコイル1、2に与えられる。すなわ
ち50−2の駆動方向制御信号の予め定められた減速期
間において51のPWM信号発生器は52の駆動増幅器
を制御し逆方向に電流を流す。この時の波形を図10に
示す。図10において駆動増幅器(52)の出力が示さ
れ、時刻t1の時に磁界反転のための加速が行なわれ、
時刻t2〜t3において磁界反転の減速が行なわれ、ス
ム−ズな反転動作が行なわれる。なお磁界をS極あるい
はN極の定常状態に維持するためにパルス幅の小さいパ
ルス波形がコイル2、3に与えられるように構成されて
いる。なお駆動増幅器52により与えられたパルス波形
はコイル2、3のインダクタンスにより平滑され、パル
ス幅に比例した電流値がコイルに流れる。磁石の回転方
向により、磁石の回転角度に比例して磁界の大きさが変
化する変化特性が異なることがあるが、コンパレ−タの
特性にヒステレシスをもたして前記変化特性の変動を補
正することもできる。以上の動作を制御するCPUのフ
ロ−チャ−トを図9に示す。
いて説明する。最初1の磁石は光磁気ディスク上にS極
の磁界を与えている。すなわち50−2の駆動方向制御
信号はローレベルを示し55のコンパレ−タの出力もロ
ーレベルであり、これはS極の磁界が光磁気ディスク上
に与えられていることをCPUに入力している。次に時
刻t1に磁界を反転する指令が50−2の駆動方向制御
信号により与えられ、時刻t1にローレベルからハイレ
ベルに変化する。同時に50−1のPWMパルスは回転
を加速するためデュ−ティが大きくなる。磁界が反転し
S極からN極に変化すると53のホ−ル素子で検出され
た磁界は54の増幅器の出力変化として現れ、磁界の大
きさが0になる時点で55のコンパレ−タの出力が時刻
t2においてロウからハイに変化する。55のコンパレ
−タの出力が変化した時点で磁石の回転を減速するため
のブレ−キパルスがコイル1、2に与えられる。すなわ
ち50−2の駆動方向制御信号の予め定められた減速期
間において51のPWM信号発生器は52の駆動増幅器
を制御し逆方向に電流を流す。この時の波形を図10に
示す。図10において駆動増幅器(52)の出力が示さ
れ、時刻t1の時に磁界反転のための加速が行なわれ、
時刻t2〜t3において磁界反転の減速が行なわれ、ス
ム−ズな反転動作が行なわれる。なお磁界をS極あるい
はN極の定常状態に維持するためにパルス幅の小さいパ
ルス波形がコイル2、3に与えられるように構成されて
いる。なお駆動増幅器52により与えられたパルス波形
はコイル2、3のインダクタンスにより平滑され、パル
ス幅に比例した電流値がコイルに流れる。磁石の回転方
向により、磁石の回転角度に比例して磁界の大きさが変
化する変化特性が異なることがあるが、コンパレ−タの
特性にヒステレシスをもたして前記変化特性の変動を補
正することもできる。以上の動作を制御するCPUのフ
ロ−チャ−トを図9に示す。
【0014】本実施例ではコイルの駆動をPWMによる
パルス駆動を用いて説明したが、通常のアナログ制御に
よってDC電流を供給してもよい。さらに再生状態では
磁界発生器の発生磁界が光磁気ディスク上で最小になる
ことが望ましいため常に54の出力が0の近傍になるよ
うにコイルに流れる電流を制御してもよい。
パルス駆動を用いて説明したが、通常のアナログ制御に
よってDC電流を供給してもよい。さらに再生状態では
磁界発生器の発生磁界が光磁気ディスク上で最小になる
ことが望ましいため常に54の出力が0の近傍になるよ
うにコイルに流れる電流を制御してもよい。
【0015】またコイルに通電しないときには光磁気デ
ィスクと前記磁石のN極とS極の両方が対向するように
するため、バネ部材を用いて前記磁石の位置を規制し、
光磁気ディスク上の磁界の大きさが0に近ずくようにし
てもよい。
ィスクと前記磁石のN極とS極の両方が対向するように
するため、バネ部材を用いて前記磁石の位置を規制し、
光磁気ディスク上の磁界の大きさが0に近ずくようにし
てもよい。
【0016】また、図3(イ)のように制止手段として
調整用のネジ30、31を両側面の板4、5にメネジを
切って取り付けこのネジ30、31が板バネ32、33
の位置を規制して、図3(ロ)のように磁石1が回動し
たとき板バネ32、33が磁石1に当接して位置規制し
図中Dの角度を任意に設定できるようにすることが可能
である。この構成では光磁気ディスク18上の磁界の状
態を当接位置を調節することで変化させることができる
。特に磁束の方向、強度を任意に設定したい場合この実
施例が有効である。
調整用のネジ30、31を両側面の板4、5にメネジを
切って取り付けこのネジ30、31が板バネ32、33
の位置を規制して、図3(ロ)のように磁石1が回動し
たとき板バネ32、33が磁石1に当接して位置規制し
図中Dの角度を任意に設定できるようにすることが可能
である。この構成では光磁気ディスク18上の磁界の状
態を当接位置を調節することで変化させることができる
。特に磁束の方向、強度を任意に設定したい場合この実
施例が有効である。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明は、幅方向にS極
とN極を有する着磁された棒状の磁石と、前記棒状の磁
石の長手方向を軸として回動可能に支持する支持手段と
、前記棒状の磁石の回動軸に略直交する軸回りに巻かれ
たコイルとを備え、前記コイルに通電することによって
前記棒状の磁石を回動させるように構成されており、コ
イルにより発生される磁力を有効に磁石を回動させる駆
動力として利用でき、かつ小さな回動角で磁界の反転を
行うことができる。従って磁界の反転時間も大幅に短縮
することができる。また、その構成も簡単でありその実
用的効果は大なるものがある。そのうえ通電しないとき
の光磁気ディスク上の磁界強度を小さく設定することが
でき、再生時の磁界による信号の劣化を防止することも
可能になる。
とN極を有する着磁された棒状の磁石と、前記棒状の磁
石の長手方向を軸として回動可能に支持する支持手段と
、前記棒状の磁石の回動軸に略直交する軸回りに巻かれ
たコイルとを備え、前記コイルに通電することによって
前記棒状の磁石を回動させるように構成されており、コ
イルにより発生される磁力を有効に磁石を回動させる駆
動力として利用でき、かつ小さな回動角で磁界の反転を
行うことができる。従って磁界の反転時間も大幅に短縮
することができる。また、その構成も簡単でありその実
用的効果は大なるものがある。そのうえ通電しないとき
の光磁気ディスク上の磁界強度を小さく設定することが
でき、再生時の磁界による信号の劣化を防止することも
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるバイアス磁界発生装
置の概略構成図
置の概略構成図
【図2】同実施例におけるバイアス磁界発生装置の要部
詳細図
詳細図
【図3】同要部詳細図
【図4】同実施例におけるバイアス磁界発生装置の要部
断面図
断面図
【図5】同要部断面図
【図6】同要部断面図
【図7】本発明の一実施例における回転駆動制御装置の
ブロック構成図
ブロック構成図
【図8】同装置の動作波形図
【図9】CPUの動作を示すフローチャート
【図10】
同装置の動作波形図
同装置の動作波形図
【図11】従来例におけるバイアス磁界発生装置の概略
構成図
構成図
【図12】同装置の要部断面図
【図13】同要部断面図
1 棒磁石
2 コイル
3 コイル
7 軸受
8 軸受
9 支持部材
16 磁石
30 調整用ネジ
31 調整用ネジ
32 板バネ
33 板バネ
50 CPU
51 PWM信号発生器
52 駆動増幅器
53 ホール素子
54 増幅器
55 コンパレータ
Claims (5)
- 【請求項1】 幅方向にS極とN極を有する着磁され
た棒状の磁石と、前記棒状の磁石の長手方向を軸として
回動可能に支持する支持手段と、前記棒状の磁石の回動
軸に略直交する軸回りに巻かれたコイルとを備え、前記
コイルに通電することによって前記棒状の磁石を回動さ
せるように構成したうえ、前記棒状の回動範囲を制限す
る位置規制部材とを備えた磁界反転機構を用いて、光磁
気ディスクのバイアス磁界を発生させ、記録および消去
中以外は前記コイルに電流を通電しないことを特徴とす
るバイアス磁界発生装置。 - 【請求項2】 前記コイルに通電しない時には前記磁
石の位置が光磁気ディスクの表面に対して発生する磁界
が最も小さくなるように位置規制部材を取り付けたこと
を特徴とする請求項1記載のバイアス磁界発生装置。 - 【請求項3】 幅方向にS極とN極を有する着磁され
た棒状の磁石と、前記棒状の磁石の長手方向を軸として
回動可能に支持する支持手段と、前記棒状の磁石の回動
軸に略直交する軸回りに巻かれたコイルとを備え、前記
コイルに通電することによって前記棒状の磁石を回動さ
せるように構成したうえ、棒状の回動範囲を制限する制
止手段とを備えた磁界反転機構を用いて、光磁気ディス
クのバイアス磁界を発生させ、前記制止手段の位置を調
整し、前記光磁気ディスク上の磁界分布を規定した範囲
にすることを特徴とするバイアス磁界発生装置。 - 【請求項4】 磁石は、幅方向にS極とN極を有する
着磁された棒状の磁石を2ケ互いに異なる極を対抗させ
て組み合わせたことを特徴とする請求項3記載のバイア
ス磁界発生装置。 - 【請求項5】 磁石による磁界を検出し、前記磁界が
規定の大きさになったときにコイルに供給する電流を、
規定した期間反転させるように構成したことを特徴とす
る請求項3記載のバイアス磁界発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404864A JPH04212701A (ja) | 1990-11-28 | 1990-12-21 | バイアス磁界発生装置及びバイアス磁界発生方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-332356 | 1990-11-28 | ||
JP33235690 | 1990-11-28 | ||
JP2404864A JPH04212701A (ja) | 1990-11-28 | 1990-12-21 | バイアス磁界発生装置及びバイアス磁界発生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04212701A true JPH04212701A (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=26574171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2404864A Pending JPH04212701A (ja) | 1990-11-28 | 1990-12-21 | バイアス磁界発生装置及びバイアス磁界発生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04212701A (ja) |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP2404864A patent/JPH04212701A/ja active Pending
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