JPH04212515A - 結合量可変型方向性結合器 - Google Patents

結合量可変型方向性結合器

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JPH04212515A
JPH04212515A JP40055790A JP40055790A JPH04212515A JP H04212515 A JPH04212515 A JP H04212515A JP 40055790 A JP40055790 A JP 40055790A JP 40055790 A JP40055790 A JP 40055790A JP H04212515 A JPH04212515 A JP H04212515A
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signal
output
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JP40055790A
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Yukihiro Toyoda
豊田 幸弘
Masataka Yamamoto
正隆 山本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置等において、
数Hzからマイクロ波やミリ波等の分岐、合成を行う結
合量可変型方向性結合器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波やミリ波等の高周波信
号を分岐、合成する方向性結合器は、マイクロストリッ
プラインや導波管を用いて構成された電気長結合部を備
え、該電気長結合部によって例えば二つの伝送路を結合
する構成になっている。この種の方向性結合器では、例
えば一つの伝送路から入力された入力信号を電気長結合
部で分岐し、該分岐した信号を該伝送路及び他の伝送路
へ分岐して出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の方向性結合器では、1/4波長を基本とした電気長
結合部を持つため、該方向性結合器の寸法が大きくなる
。その上、マイクロストリップラインや導波管を用いた
構成であるため、結合周波数帯域を余り大きくできない
ばかりか、結合量を大幅に可変できなかった。結合量を
大幅に可変するためには、可変アッテネータを外付けす
れば可能であるが、それによって方向性結合器全体の大
型化を招くという問題を生じる。また、数Hzからミリ
波まで分岐、合成できる方向性結合器がなかった。
【0004】本発明は前記従来技術が持っていた課題と
して、方向性結合器全体を大型化することなく結合量を
変えることが困難である点、及び結合周波数帯域が狭い
といった点について解決した結合量可変型方向性結合器
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、結合量可変型方向性結合器において、第1
の端子からの第1の入力信号と第6の出力信号とを加算
し、該加算結果を増幅して互いに位相反転した第1及び
第2の出力信号を出力する第1の加算増幅素子と、前記
第1の出力信号を増幅して第3の出力信号を第2の端子
へ出力すると共に該第3の出力信号に対して逆位相の第
4の出力信号を出力する増幅素子とを、備えている。さ
らに、第1の制御信号により設定される利得に基づき前
記第2の出力信号を増幅して第3の端子へ出力する第1
の可変利得増幅素子と、前記第3の出力信号または前記
第2の端子からの第2の入力信号と前記第4の出力信号
とを加算し、該加算結果を増幅して第5の出力信号を前
記第1の端子へ出力すると共に該第5の出力信号に対し
て逆位相の前記第6の出力信号を出力する第2の加算増
幅素子と、第2の制御信号により設定される利得に基づ
き前記第6の出力信号を増幅して第4の端子へ出力する
第2の可変利得増幅素子とを、設けたものである。
【0006】前記第1,第2の加算増幅素子及び前記第
1,第2の可変利得増幅素子をデュアルゲートFET(
電界効果トランジスタ)で構成し、前記増幅素子をFE
Tで構成してもよい。
【0007】
【作用】本発明によれば、以上のように結合量可変型方
向性結合器を構成したので、第1の入力信号が第1の端
子に入力されると、該第1の入力信号は、第1の加算増
幅素子で増幅され、第1と第2の出力信号に分岐される
。第1の出力信号は、増幅素子で増幅され、第3と第4
の出力信号に分岐され、該第3の出力信号が第2の端子
へ出力される。第2の出力信号は、第1の可変利得増幅
素子で増幅されて第3の端子へ出力される。この第3の
端子の出力信号は、第1の可変利得増幅素子において、
第1の制御信号で結合量を変えられる。
【0008】第2の入力信号が第2の端子へ入力される
と、該第2の入力信号は第2の加算増幅素子で増幅され
、第5と第6の出力信号に分岐される。第5の出力信号
は、第1の入力端子へ出力される。さらに、第6の出力
信号は、第2の可変利得増幅素子で増幅された後、第4
の端子へ出力される。この第4の端子の出力信号は、第
2の可変利得増幅素子において、第2の制御信号で結合
量を変えられる。
【0009】これにより、集積回路化による方向性結合
器全体の小型化が図れると共に、第1及び第2の制御信
号によって結合量が変えられる。さらに、広帯域に渡っ
て一定の結合量が得られる。
【0010】前記第1,第2の加算増幅素子及び第1,
第2の可変利得増幅素子をデュアルゲートFETで構成
し、前記増幅素子をFETで構成した場合、集積回路化
がより容易となり、さらに高い精度で、安定した高周波
信号の分岐、合成が行える。従って、前記課題を解決で
きるのである。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す結合量可変型
方向性結合器の構成図である。
【0012】この方向性結合器は、第1の入力信号号S
i1の入力または第5の出力信号So42の出力を行う
第1の端子と、第3の出力信号So21の出力または第
2の入力信号Si2の入力を行う第2の端子2と、出力
用の第3,第4の端子3,4とを、備えている。第1の
端子1は、第1の加算増幅素子10に接続され、該第1
の加算増幅素子10が、増幅素子20を介して第2の端
子2に接続されると共に、第1の可変利得増幅素子30
を介して第3の端子3に接続されている。さらに、増幅
素子20及び第2の端子2は、第2の加算増幅素子40
に接続され、該第2の加算増幅素子40が、第1の端子
1及び第1の加算増幅素子10に接続されると共に、第
2の可変利得増幅素子50を介して第4の端子4に接続
されている。
【0013】第1の加算増幅素子10は、第1の入力信
号Si1と第6の出力信号So43とを加算する加算手
段11と、該加算手段11の出力を増幅係数−K1で増
幅して第1の出力信号So12を増幅素子20へ出力す
る増幅手段12と、該加算手段11の出力を増幅係数K
1で増幅して第2の出力信号So13を第1の可変利得
増幅素子30へ出力する増幅手段13とで、構成されて
いる。第1の出力信号So12と第2の出力信号So1
3とは、互いに位相反転した信号である。増幅素子20
は、第1の出力信号So12を増幅係数−K2で増幅し
て第3の出力信号So21を第2の端子2及び第2の加
算増幅素子40へ出力する増幅手段21と、該第1の出
力信号So12を増幅係数K2で増幅して第3の出力信
号So21と逆位相の第4の出力信号So22を第2の
加算増幅素子40へ出力する増幅手段22とで、構成さ
れている。
【0014】第1の可変利得増幅素子30は、第2の出
力信号So13と第1の制御信号SC1とを乗算して結
合量を可変する乗算手段31と、該乗算手段31の出力
を増幅係数−K3で増幅して第3の端子へ出力する増幅
手段32とで、構成されている。第2の加算増幅素子4
0は、第3の出力信号So21または第2の入力信号S
i2と第4の出力信号So22とを加算する加算手段4
1と、該加算手段41の出力を増幅係数−K4で増幅し
て第5の出力信号So42を第1の端子1へ出力する増
幅手段42と、該加算手段41の出力を増幅係数K4で
増幅して第6の出力信号So43を加算手段11及び第
2の可変利得増幅素子50へ出力する増幅手段43とで
、構成されている。第5の出力信号So42と第6の出
力信号So43とは、互いに位相反転した信号である。 第2の可変利得増幅素子50は、第6の出力信号So4
3と第2の制御信号SC2とを乗算して結合量を可変す
る乗算手段51と、該乗算手段51の出力を増幅係数−
K5で増幅して第4の端子4へ出力する増幅手段52と
で、構成されている。
【0015】次に、動作を説明する。
【0016】第1の端子1に第1の入力信号Si1が入
力されると、該第1の入力信号Si1は、第1の加算増
幅素子10内の加算手段11で、第6の出力信号So4
3と加算される。加算手段11の出力信号は、増幅手段
12,13によって分岐増幅され、該増幅手段12,1
3より、互いに位相反転した第1,第2の出力信号So
12,So13がそれぞれ出力される。第1の出力信号
So12は増幅素子20へ送られると共に、第3の出力
信号So13が第1の可変利得増幅素子30へ送られる
。増幅素子20において、入力された第1の出力信号S
o12は、増幅手段21,22によって分岐、増幅され
、該増幅手段21,22から、互いに位相反転した第3
、第4の出力信号So21,So22がそれぞれ出力さ
れる。第3の出力信号So21は、第2の端子2へ出力
されると共に、第2の加算増幅素子40内の加算手段4
1へ送られる。さらに、第4の出力信号So22は、加
算手段41へ送られる。
【0017】第2の加算増幅素子40において、加算手
段41は、第3及び第4の出力信号So21,So22
を加算し、該加算結果を増幅手段42,43へ与える。 このとき、第3の出力信号So21と第4の出力信号S
o22との絶対値が等しく、それらが互いに位相反転し
ていると、該加算手段41には出力信号が現れない。そ
のため、増幅手段42と43から出力信号が出力されな
いので、該増幅手段43の出力側に接続された第2の可
変利得増幅素子50の出力側には、第1の端子1からの
信号が出力されないことになる。さらに、増幅手段43
の出力側に接続された第1の加算増幅素子10内の加算
手段11にも、第1の端子1からの信号が加わらないこ
とになる。
【0018】第1の加算増幅素子10内の増幅手段13
から出力される第2の出力信号So13は、第1の可変
利得増幅素子30へ供給される。第1の可変利得増幅素
子30において、乗算手段31は、第2の出力信号So
13を第1の制御信号SC1と乗算して利得を変化させ
る。この乗算手段31の出力は、増幅係数−K3を有す
る増幅手段32で増幅され、第3の端子3へ出力される
【0019】また、第2の入力信号Si2が第2の端子
2に入力されると、該第2の入力信号Si2は、第2の
加算増幅素子40内の加算手段41へ送られ、該加算手
段41を介して増幅手段42,43へ供給される。この
第2の加算増幅素子40は、第1の加算増幅素子10と
同様の機能を有し、互いに位相反転した絶対値の等しい
第5及び第6の出力信号So42,So43を、増幅手
段42,43よりそれぞれ出力する。第5の出力信号S
o42は、第1の端子1へ出力される。さらに、第6の
出力信号So43は、第1の加算増幅素子10内の加算
手段11及び第2の可変利得増幅素子50へ供給される
。該加算手段11では、出力信号を出力しない。これに
対して、第2の可変利得増幅素子50では、第1の可変
利得増幅素子30と同様に、第6の出力信号So43が
乗算手段51で第2の制御信号SC2と乗算され、増幅
係数−K5を有する増幅手段52で増幅された後、第4
の端子4へ出力される。
【0020】第3の端子3及び第4の端子4から加えた
信号は、第1,第2の可変利得増幅素子30,50の逆
方向の伝達利得が小さいので、互いの端子3,4に漏れ
込む大きさが、非常に小さくなる。
【0021】以上のように、第1の端子1から入力した
第1の入力信号Si1は、分岐されて第2の端子2と第
3の端子3へ出力され、第4の端子4には出力されない
。第2の端子2に入力された第2の入力信号Si2は、
分岐されて第1の端子1と第4の端子4へ出力され、第
3の端子3には出力されない。第3及び第4の端子3,
4の出力信号は、第1及び第2の制御信号SC1,SC
2により結合量が可変できる。この第1と第2の制御信
号SC1,SC2は、同一の信号か、または異なる信号
で良い。さらに、第3の端子3と第4の端子4の間のア
イソレーション(絶縁強度)が大きいので、互いの端子
3,4へは信号が流出しない。
【0022】このように、本実施例では、集積回路化の
可能なアクティブ素子で方向性結合器を構成しているの
で、該方向性結合器の小型化が可能となる。さらに、第
1及び第2の制御信号SC1,SC2で結合量を制御で
きるばかりか、広帯域に渡って一定の結合量が得られ、
逆方向伝送特性(方向性)も良好なものが得られる。
【0023】図2は、図1に示す結合量可変型方向性結
合器の一構成例を示す回路図である。
【0024】この方向性結合器では、図1における第1
,第2の加算増幅素子10,40及び第1,第2の可変
利得増幅素子30,50がデュアルゲートFET10A
,40A,30A,50Aで構成され、さらに増幅素子
20がFET20Aで構成されている。これらのデュア
ルゲートFET10A,30A,40A,50A及びF
ET20Aには、カップリング用のコンデンサ61〜7
1と、利得制御あるいはバイアス用の抵抗81〜101
が接続されている。
【0025】即ち、第1の端子1は、コンデンサ61を
介してデュアルゲートFET10AのゲートG1に接続
されると共に、抵抗81を介してグランドに接続されて
いる。デュアルゲートFET10AのゲートG2は、抵
抗82を介してグランドに接続されている。該FET1
0AのドレインDは、抵抗83を介して電源電圧+VD
Dに接続されると共に、コンデンサ62を介してFET
20AのゲートGに接続されている。該FET10Aの
ソースSは、抵抗84を介してグランドに接続されると
共に、コンデンサ63に接続されている。FET20A
は、ゲートGが抵抗85を介してグランドに接続されて
いる。FET20AのドレインDは、抵抗86を介して
電源電圧+VDDに接続されると共に、コンデンサ64
を介して第2の端子2に接続されている。さらに、FE
T20AのソースSは、抵抗87を介してグランドに接
続されると共に、コンデンサ65に接続されている。
【0026】デュアルゲートFET30AのゲートG1
,G2のうち、ゲートG1は、コンデンサ63を介して
デュアルゲートFET10AのソースSに接続されると
共に、抵抗88を介してグランドに接続されている。 該FET30AのゲートG2は、抵抗89及び第1のゲ
ート電圧VG1からなる第1の制御信号SC1発生手段
に接続されている。該FET30AのドレインDは、抵
抗90を介して電源電圧+VDDに接続されると共に、
コンデンサ66を介して第3の端子3に接続されている
。さらに、該FET30AのソースSは、抵抗91を介
してグランドに接続されている。
【0027】デュアルゲートFET40AのゲートG1
,G2のうち、ゲートG1は、コンデンサ67を介して
第2の端子2に接続されると共に、抵抗92を介してグ
ランドに接続されている。該FET40AのゲートG2
は、抵抗93を介してコンデンサ65に接続されると共
に、抵抗94を介してグランドに接続されている。該F
ET40AのドレインDは、抵抗95を介して電源電圧
+VDDに接続されると共に、コンデンサ68及び抵抗
96を介して第1の端子1に接続されている。該FET
40AのソースSは、コンデンサ69を介してデュアル
ゲートFET10AのゲートG2に接続されると共に、
抵抗97を介してグランドに接続され、さらにコンデン
サ70を介してデュアルゲートFET50AのゲートG
1に接続されている。
【0028】デュアルゲートFET50AのゲートG1
は、抵抗98を介してグランドにも接続されている。該
FET50AのゲートG2は、抵抗99及び第2のゲー
ト電圧VG2からなる第2の制御信号SC2発生手段に
接続されている。第2のゲート電圧VG2は、第1のゲ
ート電圧VG1と同一か、または異なる電圧である。該
FET50AのドレインDは、抵抗100を介して電源
電圧+VDDに接続されると共に、コンデンサ71を介
して第4の端子4に接続されている。さらに、該FET
50AのソースSは、抵抗101を介してグランドに接
続されている。
【0029】以上のように構成される方向性結合器の動
作を、図3,図4及び図5を参照しつつ説明する。
【0030】なお、図3は、図2に示すデュアルゲート
FET30A,50Aの第2のゲートバイアスを可変し
たときの第1のゲートG1からの利得特性を示す特性図
であり、横軸にゲート電圧VG(=VG1,VG2)、
縦軸に利得がとられている。図4は、デュアルゲートF
ET30A,50Aの各第2のゲートバイアス電圧をパ
ラメータにした周波数に対する結合利得を示す図2の伝
達特性図である。S31は第1の端子1から第3の端子
3への伝達特性、S42は第2の端子2から第4の端子
4への伝達特性である。図5は、横軸に周波数、縦軸に
方向性及び挿入損をとった図2の伝送利得特性図である
。S12は第2の端子2から第1の端子1、S21は第
1の端子1から第2端子2への伝送利得、S43は第3
の端子3から4の端子4、S34は第4の端子4から第
3の端子3への伝送利得である。
【0031】デュアルゲートFETは、一般に、入力信
号レベルが小さい場合、二つのゲートに入力される信号
に対して加算増幅器として動作する。さらに、該デュア
ルゲートFETは、二つのゲートのうち、一方または両
方の入力信号レベルが大きくなると、図3に示すように
、乗算作用があり、一方の入力信号に直流電圧をかけて
おくと、利得が変えられる。従って、デュアルゲートF
ET10Aと40Aは、加算増幅器として動作させ、デ
ュアルゲートFET30Aと50Aは、可変利得増幅器
として動作させる。
【0032】図2のデュアルゲートFET10Aにおい
て、ドレインDとソースSにそれぞれ接続された負荷を
適当に選定すると、該ドレインD及びソースSに対する
利得を調整でき、該ドレインD及びソースSの出力を互
いに位相反転できる。そのため、デュアルゲートFET
10AのドレインDからの出力は、FET20Aのゲー
トGに入力されて増幅される。FET20Aのドレイン
DとソースSからの出力信号に対する利得は、該FET
20Aに接続されたデュアルゲートFET40Aの第1
のゲートG1と第2のゲートG2において、互いに絶対
値が等しく、かつ位相が180度異なるように負荷イン
ピーダンスを調整する。
【0033】そのため、第1の端子1から入力した第1
の入力信号Si1は、デュアルゲートFET40Aのド
レインD及びソースSに現れずに、第2の端子2へ出力
されると共に、デュアルゲート30Aの第1のゲートG
1へ出力される。デュアルゲート30Aにおいて、第1
のゲート電圧VG1によって第2のゲートバイアスを制
御することにより、第1のゲートG1に入力した信号に
対し、可変利得作用があるので、該ドレインDに接続さ
れた第3の端子3を、第1の端子1からのもう一方の出
力とすると、可変結合作用があることになる。
【0034】また、第2の端子2からの第2の入力信号
Si2は、デュアルゲートFET40Aの第1のゲート
G1とFET20AのドレインDに加えられる。FET
20AのドレインDに加えられた信号のゲートに対する
利得は、逆方向であるので、無視できる大きさとなる。 そのため、デュアルゲートFET40Aの第1のゲート
G1に入力された第2の入力信号Si2は、該FET4
0Aで増幅され、そのドレインDから第1の端子1へ出
力される。デュアルゲートFET40AのソースSから
出力される第2の入力信号Si2のもう一方の出力信号
は、デュアルゲートFET50Aの第1のゲートG1に
加えられ、第2のゲート電圧VG2によって該FET5
0Aで利得制御され、ドレインDを通じて第4の端子4
へ出力される。
【0035】第4の端子4から第5の端子5、及びその
逆方向の伝送特性は、デュアルゲートFET30A,5
0Aの逆方向特性となるので、大きな減衰量が期待でき
る。この図2の方向性結合器の特性図が図4及び図5に
示されている。この図から明らかなように、従来の導波
管やマイクロストリップラインで構成される方向性結合
器よりも、非常に広い周波数帯域を確保でき、さらに結
合量が第1,第2のゲート電圧VG1,VG2で可変で
きる利点がある。しかも、FET10A,20A,30
A,40A,50Aを用いて方向性結合器を構成してい
るので、集積回路化が容易であり、さらに精度が高く、
安定した高周波信号の分岐、合成を行うことができる。
【0036】なお、本発明は図示の実施例に限定されず
、種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。
【0037】(1)図2において、各デュアルゲートF
ET10A,30A,40A,50Aは、それぞれ二つ
のFETを用いて構成してもよい。さらに、FET10
A,20A,30A,40A,50Aを、バイポーラト
ランジスタ等の他のトランジスタで構成してもよい。
【0038】(2)図2において、第1及び第2のゲー
ト電圧VG1,VG2は、図1の第1及び第2の制御信
号SC1,SC2のように、外部から供給する構成にし
てもよい。
【0039】(3)図1の第1,第2の加算増幅手段1
0,40、増幅素子20、及び第1,第2の可変利得増
幅素子30,50は、図2に示す回路以外の回路で構成
してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、第1の端子から入力した入力信号を第1の加算増
幅素子で分岐して第2の端子へ出力すると共に、第1の
可変利得増幅素子を介して第3の端子へ出力し、第2の
端子に入力した第2の入力信号を第2の加算増幅素子へ
分岐して第1の端子へ出力すると共に、第2の可変利得
増幅素子を介して第4の端子へ出力するようにしている
。そのため、集積回路化の可能なアクティブ素子で方向
性結合器を構成でき、それによって該方向性結合器の小
型化が可能になると共に、第1,第2の制御信号で結合
量を制御することができる。さらに、広帯域に渡って一
定の結合量が得られ、しかも逆方向伝送特性(方向性)
の良好な信号の分岐、合成が可能となる。
【0041】第1,第2の加算増幅素子及び第1,第2
の可変利得増幅素子をデュアルゲートFETで構成し、
増幅素子をFETで構成した場合、集積回路化がより容
易となり、さらに精度が高く、かつ安定した分岐、合成
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す結合量可変型方向性結合
器の構成図である。
【図2】図1の一構成例を示す回路図である。
【図3】図2のデュアルゲートFETの特性図である。
【図4】図2の伝送特性図である。
【図5】図2の伝送利得特性図である。
【符号の説明】
1  第1の端子 2  第2の端子 3  第3の端子 4  第4の端子 10  第1の加算増幅素子 10A  デュアルゲートFET 20  増幅素子 20A  FET 30  第1の可変利得増幅素子 30  デュアルゲートFET 40  第2の加算増幅素子 40A  デュアルゲートFET 50  第2の可変利得増幅素子 50A  デュアルゲートFET SC1  第1の制御信号 SC2  第2の制御信号 Si1  第1の入力信号 Si2  第2の入力信号 So12  第1の出力信号 So13  第2の出力信号 So21  第3の信号 So22  第4の出力信号 So42  第5の出力信号 So43  第6の出力信号 VG1  第1のゲート電圧 VG2  第2のゲート電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1の端子からの第1の入力信号と第
    6の出力信号とを加算し、該加算結果を増幅して互いに
    位相反転した第1及び第2の出力信号を出力する第1の
    加算増幅素子と、前記第1の出力信号を増幅して第3の
    出力信号を第2の端子へ出力すると共に該第3の出力信
    号に対して逆位相の第4の出力信号を出力する増幅素子
    と、第1の制御信号により設定される利得に基づき前記
    第2の出力信号を増幅して第3の端子へ出力する第1の
    可変利得増幅素子と、前記第3の出力信号または前記第
    2の端子からの第2の入力信号と前記第4の出力信号と
    を加算し、該加算結果を増幅して第5の出力信号を前記
    第1の端子へ出力すると共に該第5の出力信号に対して
    逆位相の前記第6の出力信号を出力する第2の加算増幅
    素子と、第2の制御信号により設定される利得に基づき
    前記第6の出力信号を増幅して第4の端子へ出力する第
    2の可変利得増幅素子とを、備えたことを特徴とする結
    合量可変型方向性結合器。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の結合量可変型方向性結
    合器において、前記第1,第2の加算増幅素子及び前記
    第1,第2の可変利得増幅素子をデュアルゲートFET
    で構成し、前記増幅素子をFETで構成した結合量可変
    型方向性結合器。
JP40055790A 1990-12-06 1990-12-06 結合量可変型方向性結合器 Withdrawn JPH04212515A (ja)

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