JPH04212480A - 発光素子 - Google Patents

発光素子

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JPH04212480A
JPH04212480A JP3059050A JP5905091A JPH04212480A JP H04212480 A JPH04212480 A JP H04212480A JP 3059050 A JP3059050 A JP 3059050A JP 5905091 A JP5905091 A JP 5905091A JP H04212480 A JPH04212480 A JP H04212480A
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gaalas
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GaAlAsを用いた
発光素子及びその製造方法に関し、特に可視光付近(発
光波長λp=610〜640nm)で高輝度を得るのに
用いて好適な発光素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下で用いるAlAs混晶比とは、Ga
As結晶に対するAlAs混晶比を示す。例えば、Al
As混晶比0.7とは、Ga0.3 Al0.7 As
という組成を意味する。
【0003】図9は、ダブル・ヘテロ構造の半導体発光
素子の一例を示すものである。この発光素子は、液相エ
ピタキシャル成長法によってGaAs基板上に成長され
るものであり、GaAs基板は最終ペレットでは除去さ
れている。
【0004】即ち、AlAs混晶比が0.7で、亜鉛(
Zn)が添加されたp型クラッド層101は、図示せぬ
GaAs基板上に成長される。このクラッド層101の
上に、発光波長を660nmとするのに必要なAlAs
混晶比で亜鉛(Zn)を添加した、p型GaAlAsア
クティブ層102が成長されている。このアクティブ層
102の上には、前記p型GaAlAsクラッド層10
1とほぼ同等のAlAs混晶比でテルル(Te)が添加
された、n型GaAlAsクラッド層103が成長され
ている。このクラッド層103には、n型オーミック部
分電極104が設けられている。前記クラッド層101
には、p型オーミック部分電極105が設けられている
【0005】図10は、従来の第2の発光素子の構造を
示す断面図である。この図10からわかるように、気相
(VG)成長法により、n型GaP基板114上にn型
成長層113を形成する。この層113の形成に当って
は、所定の発光波長(λp=630nm、GaAs0.
35P0.65)になるように、n型GaP混晶比が傾
斜状になるようにする。その層113の上に、発光中心
となる窒素を含む、n型GaAs0.35P0.65成
長層112を形成する。その層112は、GaP混晶比
を一定とする。その後、亜鉛拡散法により、n型の層1
12の表面より亜鉛を拡散させる。これにより、層11
2の上には、GaP混晶比一定のp型GaAs0.35
P0.65亜鉛拡散層111を形成する。これにより、
p−n接合が構成される。更に層111にはp型オーミ
ック電極116を形成する。 また、基板114にはn型オーミック部分電極115を
形成する。このようにして、発光波長630nmの発光
素子を得ている。この素子においては、n型オーミック
部分電極115とp型オーミック電極116との間に通
電することにより、発光波長630nmの可視光を得る
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記図9に示すダブル
・ヘテロ構造のGaAlAs発光素子は、屋外や高照度
下でも点灯、非点灯を認識することが可能な高輝度の赤
色(発光波長:660nm)発光素子として既に製品化
されている。
【0007】しかし、波長が660nmの光は、人間の
目に対して刺激性の眩しさを与えるとともに、見た目に
危険色感などがある。このため、発光波長を、例えば6
30nm前後に短くすることが望まれている。
【0008】そこで、図9に示すダブル・ヘテロ構造を
採用しつつ、アクティブ層のAlAs混晶比を変えるこ
とにより、発光波長を短波長化することが考えられる。 しかしながら、このようにしても、輝度が不足し、屋外
や高照度下では、点灯、非点灯を識別することが困難で
あった。
【0009】図10に示す従来の第2の発光素子は以上
のように構成されていたので、0.3mm×0.3mm
の大きさとしたものにおける発光効率が、通電電流20
mA時においては0.3%以下である。このため、屋外
や明るい照明の場所では、出力不足となり、点灯してい
るか否かの確認を行なうことが非常に困難である。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的は、本発明者が独自に行った実験結果に基づい
て得た発光波長630nmの可視光付近で従来技術の予
想を越える高い発光効率の発光素子及びその製造方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発光素子
は、第1導電型で、第1AlAs混晶比を有する、第1
層としての、第1GaAlAsクラッド層と、前記第1
AlAs混晶比とは異なる第2AlAs混晶比を有し、
その第2AlAs混晶比は発光中心波長610nm乃至
640nmの範囲に必要な値に設定されている、第2層
としての、GaAlAsアクティブ層と、前記第2Al
As混晶比とは異なる第3AlAs混晶比を有する第2
導電型の、第3層としての、第2GaAlAsクラッド
層とを有し、前記第1層としての前記第1導電型の第1
GaAlAsクラッド層と、前記第3層としての前記第
2導電型の第2GaAlAsクラッド層との間に、前記
第2層としての前記第1導電型のGaAlAsアクティ
ブ層を挟んでダブルヘテロ構造を形成しているものとし
て構成される。
【0012】本発明の第2の発光素子は、前記第1の素
子において、前記第2層としての前記GaAlAsアク
ティブ層の前記第2AlAs混晶比が0.40乃至0.
56であるものとして構成される。
【0013】本発明の第3の発光素子は、前記第1又は
第2の素子において、前記第3層としての前記第2Ga
AlAsクラッド層の前記第3AlAs混晶比が0.7
5乃至0.85であるものとして構成される。
【0014】本発明の第4の発光素子は、前記第1又は
第2の素子において、前記第1層としての第1GaAl
Asクラッド層の前記第1AlAs混晶比と、前記第3
層としての前記第2GaAlAsクラッド層の前記第3
AlAs混晶比を、それぞれ0.77乃至0.83とし
たものとして構成される。
【0015】本発明の第5の発光素子は、前記第1〜第
4のいずれかの素子において、前記第1層としてのGa
AlAsクラッド層の不純物濃度が、前記第2層として
の前記GaAlAsアクティブ層近傍において、0.5
×1017cm−3乃至5×1017cm−3であり、
前記第3層としての前記GaAlAsクラッド層の不純
物濃度が、前記第2層としての前記GaAlAsアクテ
ィブ層近傍において、0.5×1017cm−3乃至4
×1017cm−3であるものとして構成される。
【0016】本発明の第6の発光素子は、前記第5の素
子において、前記第1層としての前記第1導電型のGa
AlAsクラッド層の不純物濃度が、前記第2層として
の前記GaAlAsアクティブ層と反対側の外表面側に
おいて、5×1017cm−3以上であり、前記第3層
としての前記GaAlAsクラッド層の不純物濃度が、
前記第2層としての前記GaAlAsアクティブ層と反
対側の外表面側において、5×1017cm−3以上で
あるものとして構成される。
【0017】本発明の第7の発光素子は、前記第1〜第
6のいずれかの素子において、前記第2層としての前記
GaAlAsアクティブ層の不純物濃度が1×1017
cm−3乃至8×1017cm−3であるものとして構
成される。
【0018】本発明の第8の発光素子は、前記第1〜第
7のいずれかの素子において、前記第1層としての前記
GaAlAsクラッド層の厚さは5乃至200μmであ
り、前記第2層としての前記GaAlAsアクティブ層
の厚さは0.1乃至5.0μmであり、前記第3層とし
ての前記GaAlAsクラッド層の厚さは20乃至90
μmであるものとして構成される。
【0019】本発明の第9の発光素子は、前記第1〜第
8のいずれかの素子において、前記第1導電型はp型で
あり、前記第2導電型はn型であるものとして構成され
る。
【0020】本発明の第10の発光素子は、前記第9の
素子において、前記第1層としての前記GaAlAsク
ラッド層に添加される不純物はZnであり、前記第3層
としての前記GaAlAsクラッド層に添加される不純
物はTeであるものとして構成される。
【0021】本発明の第11の発光素子は、前記第1〜
第10のいずれかの素子において、前記第1乃至第3層
は、それぞれエピタキシャル成長法によって形成された
ものとして構成される。
【0022】本発明の第12の発光素子は、前記第1〜
第11のいずれかの素子において、前記第1及び第3A
lAs混晶比が0.82であるものとして構成される。
【0023】本発明の第1の製造方法は、GaAs基板
を第1温度で第1結晶成長用溶液に接触させて、このG
aAs基板上に第1層としての第1導電型の第1GaA
lAsクラッド層を成長させる第1工程と、前記基板の
前記第1GaAlAsクラッド層を第3温度で第2結晶
成長用溶液に接触させて、この第1GaAlAsクラッ
ド層上に第2層としての第1導電型GaAlAsアクテ
ィブ層を成長させる第2工程と、前記基板の前記第2層
としての前記GaAlAsアクティブ層を第3結晶成長
用溶液に第5温度で接触させて、このGaAlAsアク
ティブ層上に第3層としての第2導電型GaAlAsク
ラッド層を成長させる第3工程とを有し、前記第1結晶
成長用溶液は前記第1温度よりも高い温度で飽和溶液と
なり、前記第2結晶成長用溶液は前記第3温度よりも高
い温度で飽和溶液となり、前記第3結晶成長用溶液は前
記第5温度よりも高い飽和溶液となるものとして構成さ
れる。
【0024】本発明の第2の製造方法は、前記第1の方
法において、前記第1工程においては、前記第1温度か
ら第2温度まで降温させながら、前記第1層としての第
1GaAlAsクラッド層が成長させられ、前記第2工
程においては、前記第3温度から第4温度まで降温させ
ながら、前記第2層としてのGaAlAsアクティブ層
が成長させられ、前記第3工程においては、前記第5温
度から第6温度まで降温させながら、前記第3層として
の第2GaAlAsクラッド層が成長させられるものと
して構成される。
【0025】本発明の第3の製造方法は、前記第2の方
法において、前記第2温度と第3温度とが等しく、前記
第4温度と第5温度とが等しいものとして構成される。
【0026】本発明の第4の製造方法は、前記第1乃至
3のいずれかの方法において、前記第1及び第3結晶成
長溶液は、それぞれ、結晶成長によって得られる層のA
lAs混晶比を0.75乃至0.85とする組成を有し
、前記第2結晶成長溶液は、結晶成長によって得られる
層のAlAs混晶比を0.40乃至0.56とする組成
を有するものとして構成される。
【0027】本発明の第5の製造方法は、前記第4の方
法において、前記第1及び第3結晶成長溶液は、それぞ
れ、結晶成長によって得られる層のAlAs混晶比を0
.77乃至0.83とする組成を有するものとして構成
される。
【0028】本発明の第6の製造方法は、前記第5の方
法において、前記第1及び第3成長溶液は、それぞれ、
結晶成長によって得られる層のAlAs混晶比を0.8
2とする組成を有するものとして構成される。
【0029】本発明の第7の製造方法は、前記第1〜6
のいずれかの方法において、前記第1乃至第3層を、そ
れぞれエピタキシャル成長によって形成するものとして
構成される。
【0030】本発明の第8の製造方法は、前記第1〜1
7のいずれかの方法において、前記第1導電型はp型で
あり、前記第2導電型はn型であるものとして構成され
る。
【0031】
【作用】第1層としてのp型のクラッド層と第2層とし
てのp型のアクティブ層と第3層としてのn型のクラッ
ド層とによりダブルヘテロ構造が構成されている。この
ダブルヘテロ構造によって、発光効率が向上し、輝度出
力が高いものとなる。特に、前記第2層としてのp型の
GaAlAsアクティブ層のAlAs混晶比の調節によ
り発光波長が可視光の波長になる。さらに、第1層とし
てのp型のクラッド層と第3層としてのn型のクラッド
層とそれらに挟まれる第2層としてのp型のアクティブ
層の不純物濃度及びそれらの各層の厚さを調節すること
により発光効率の向上及び輝度出力の増大がより効果的
に達成される。特に第1及び第3層としてのクラッド層
のAlAs混晶比を0.82としたときに、従来の予想
を越える最大の発光効率が得られる。さらに、p型及び
n型のクラッド層に加える不純物をそれぞれZn及びT
eとすることにより、Zn及びTeが濃度依存性を有す
ることから、製造時に温度を徐々に低下させるという方
法を採るだけで、上記一対のクラッド層の外表面部分の
不純物濃度が、オーミック電極を形成するのに好適な高
い濃度となり、製造時の不純物濃度のコントロールが容
易となる。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0033】図1は本発明の一実施例に係る発光素子の
断面図である。同図に示すように、本実施例の発光素子
は、p型Zn添加GaAlAsクラッド層9と、p型Z
n添加GaAlAsアクティブ層8と、n型Te添加G
aAlAsクラッド層7とによりダブルヘテロ構造(D
H構造)のエピタキシャルウエハーを形成し、それにn
型オーミック電極51とp型オーミック部分電極61と
を設けたものとして構成される。この部分電極61は、
クラッド層9の全表面のうちの約20%を被う水玉状の
ものとして形成される。ここで、p型Zn添加GaAl
Asクラッド層9はp型Ga0.2 Al0.8 As
のクラッド成長層であり、p型Zn添加GaAlAsア
クティブ層8はp型Ga0.575 Al0.425 
Asアクティブ成長層であり、n型Te添加GaAlA
sクラッド層7はGa0.2 Al0.8 Asクラッ
ド成長層である。そして、亜鉛(Zn)はp型不純物と
して、テルル(Te)はn型不純物として用いられてい
る。なお、p型オーミック電極としてはAuとAu/B
eとを、n型オーミック部分電極としてはAu/Geを
用いることができる。
【0034】図1の発光素子の製造方法の実施(結晶成
長)には、図3の説明図に示す構造のボート10を用い
て液相エピタキシャル成長を行なわせる。このボート1
0は、ボート本体10Aに形成された3つの液溜7b,
8b,9bを有する。p型GaAs基板11を収納する
溝12aを有するGaAs基板収納スライド板12はボ
ート本体10Aに対して液密状態で矢印方向にスライド
する。これにより、その基板11は、上記3つの液溜に
入れられたp型GaAlAsクラッド層用成長溶液9a
、p型GaAlAsアクティブ層用成長溶液8a、n型
GaAlAsクラッド層用成長溶液7aに順次接するこ
とになる。各液9a,8a,7aは成長溶液上蓋13で
覆われている。p型GaAlAsクラッド層用成長溶液
9aの成長溶融溜組成は、Alが1.92g、多結晶の
GaAsが6.98g、Gaが150g、アクセプター
濃度が0.5〜5×1017cm−3となる量のZnを
20〜200mg添加したものとなっている。p型Ga
AlAsアクティブ層用成長溶液8aの成長溶融溜組成
は、発光波長が630nmとなるようにAlが0.68
g、多結晶のGaAsが12.1g、Gaが150g、
アクセプター濃度が1〜8×1017cm−3となる量
のZnを20〜200mg添加したものとなっている。 一方、n型GaAlAsクラッド用成長溶液7aの成長
溶融溜組成は、Alが1.92g、多結晶のGaAsが
6.98g、Gaが150g、ドナー濃度が0.5〜4
×1017cm−3となる量のTeを1〜4mg添加し
たものとなっている。
【0035】以上のような条件で、高純度(7N)水素
ガスH2 をフローさせた環境中で図4に示す温度プロ
グラムに沿って温度調節し、結晶成長を行なわせた。p
型Zn添加GaAlAsクラッド層9の厚さは成長溶液
9aとGaAs基板11を接触させる温度及び時間に依
存し、またp型Zn添加GaAlAsアクティブ層8の
厚さはクラッド層9とアクティブ層用成長溶液8aとの
接触時間及び温度に依存し、更にn型Te添加GaAl
Asクラッド層7の厚さはアクティブ層8と成長溶液7
aとの接触時間及び温度に依存する。以上の各条件の最
適化により、p型Zn添加GaAlAsクラッド層9を
5〜200μmに、p型Zn添加GaAlAsアクティ
ブ層8を0.1〜5μmに、n型Te添加GaAlAs
クラッド層7を20〜90μmにすることができる。
【0036】具体的に言えば、前述の組成をもったアク
ティブ層用成長溶液8aとクラッド層用成長溶液9a,
7aおよびp型GaAs基板11を図3に示したボート
10にセットする。この後、ボート10を、抵抗加熱炉
内の所定の位置に載置する。高純度水素ガス(H2ガス
)を流した状態で炉温を950℃まで昇温する。その温
度を2時間保持する。2時間経たら、温度を0.5℃/
分で降下させる。940℃になった時点でp型クラッド
層用成長溶液9aを基板11に接触させる。そのまま継
続して840℃まで降温する。次に、p型クラッド層用
成長溶液9aに代えて、アクティブ層用成長溶液8aを
接触させる。この後、引き続き0.5℃/分で降温する
。30秒経過した後、アクティブ層用成長溶液8aに代
えて、n型クラッド層用成長溶液7aに接触させる。 この後、0.5℃/分で800℃まで降温する。
【0037】このようなプロセスにより、p型GaAs
基板11上に、p型GaAlAsクラッド層9、p型G
aAlAsアクティブ層8、およびn型GaAlAsク
ラッド層7を連続的に成長させることができる。各層7
〜9の厚さとAlAs混晶比の制御は、本発明に係る装
置の特性安定化にとって重要な要素である。我々は、こ
のためには、各層の溶液の飽和温度を、それぞれの接触
温度よりも高くすること、また炉温の最高温度(上記の
例では950℃)よりも低くすること、が肝要であるこ
とを発見し、上記の組成はその発見に応じたものにして
ある。
【0038】以上のようにすればエピタキシャルウエハ
ーが得られる。この後に例えばNH4 OH+H2 O
2 系選択溶液によって、GaAs基板11を除去する
。この後、成長層9,7の両面にp型オーミック部分電
極61、n型オーミック電極51をそれぞれ形成する。 そして、n型Te添加GaAlAsクラッド層7表面か
らp−n接合を越えてメサエッチングを行ない、ダイシ
ングして素子を分離する。
【0039】上記図4においては、各層9,8,7形成
時の温度勾配を0.5℃/分としたが、この勾配は0.
1〜5.0℃/分とすることもできる。このように温度
勾配を変えた場合には、そのときの温度勾配に応じて、
基板11が各液9a,8a,7aに接する時間を変える
必要がある。基板11を液9aに接触させる時間は、図
4の温度勾配が0.5℃/分のときは約2時間であるが
、例えば温度勾配を1.0℃/分としたときには、約1
時間とすればよい。
【0040】次に、上記構成の素子の効果を各層の不純
物濃度ならびに層厚との関係で図5(a)〜(d)、図
6(a),(b)にしたがって説明する。図中Lは、G
aAsP発光効率レベルを示す。上記実施例によれば、
素子をダブルヘテロ構造にしたことにより、p型アクテ
ィブ層に注入されたエレクトロン(電子)についての十
分な閉じ込め効果が得られる。これにより発光効率の向
上が得られる。そして、図5(a)〜(d)、図6(a
),(b)に示すように、各種濃度及び層厚を設定する
ことにより、従来よりも6〜8倍の発光効率を得ること
ができる。即ち、図5(b)に示すように、p型Zn添
加GaAlAsアクティブ層8のZn(アクセプター)
濃度を1〜8×1017cm−3にコントロールする。 図5(a)に示すように、アクティブ層付近の両クラッ
ド層であるp型Zn添加GaAlAsクラッド層9のZ
n(アクセプター)濃度を0.5〜5×1017cm−
3とする。図5(c)に示すように、n型Te添加Ga
AlAsクラッド層7のTe(ドナー)濃度を0.5〜
4×1017cm−3とする。図5(d)に示すように
、p型Zn添加GaAlAsクラッド層9の厚さを5〜
200μm、望ましくは120〜200μmとする。図
6(a)に示すように、p型Zn添加GaAlAsアク
ティブ層8の厚さを0.1〜5μmとする。図6(b)
に示すように、n型Te添加GaAlAsクラッド層7
の厚さを20〜90μm、望ましくは35〜70μmと
する。nクラッド層7の厚さは35〜70μmが望まし
い理由は次の通りである。即ち、光を取り出す部分とな
るnクラッド層があまり厚いと、クラッド層での発光を
吸収してしまう。薄いと電極からの電流を十分に拡散さ
せることができない。このため、アクティブ層8での発
光効率が低下する。このため、n型クラッド層7の厚さ
は35乃至70μmが望ましいのである。このように、
各種の濃度及び各種層厚を最適値にコントロールするこ
とにより、図5(a)〜(d)、図6(a),(b)に
示すように、従来のGaAsP発光素子との比較におい
て、発光効率で6〜8倍に相当する1.8〜2.4%(
通電電流20mA)の高効率・高輝度特性のものを再現
性良く得ることができる。
【0041】さらに補足的に説明すれば、図5(a)か
ら、以下のことがわかる。即ち、pクラッド層のアクセ
プタ濃度をあまり高くすると、そこでの光の吸収が大き
くなり発光効率が低下する。また、アクセプタとしてZ
nを用いた場合には、濃度を高くすると、成長溶液溜か
らZnが蒸発し、他の成長溶液溜を汚染する。逆に、ア
クセプタ濃度があまり低いと、オーミックコンタクトが
とりにくくなる。また、図5(c)から、以下のことが
わかる。即ち、pクラッド層はマウント面となる層であ
るため、厚さは厚い方がよい。しかしながら、成長に時
間がかかることから、あまり厚くすることが現実的では
ない。一方、pクラッド層が薄いと、マウント時の銀ペ
ーストが這い上がり、製造歩留まりが低下する。さらに
、図5(d)から以下のことがわかる。即ち、nクラッ
ド層のドナー濃度が高すぎると結晶性が悪くなり、非発
光中心が多くなり、発光効率が低下する。一方あまり低
いと、オーミックコンタクトがとりにくくなる。
【0042】なお、上記実施例によれば、両クラッド層
9,7のアクティブ層8付近の不純物濃度を発光出力が
最適となるような濃度に設定できるだけでなく、表面濃
度を良好なオーミック特性が得られる5×1017cm
−3以上とすることができる。このために、実施例の素
子は、発光特性に優れ、素子の電気的特性も非常に安定
したものとなる。
【0043】好ましくは、上記発光素子の各層の不純物
濃度及び各層の厚さ等は以下のようにするのが望ましい
。即ち、p型GaAlAsクラッド層9における亜鉛不
純物濃度を、オーミック部分電極61側表面では5×1
017cm−3とし、アクティブ層8付近では0.5〜
5×1017cm−3とする。アクティブ層8における
AlAs混晶比は、発光波長が625±15nmとなる
ように定める。そのアクティブ層8の亜鉛不純物濃度を
1〜8×1017cm−3とする。n型GaAlAsク
ラッド層7のテルル不純物濃度を、アクティブ層8付近
で0.5〜4×1017cm−3とし、オーミック電極
51側表面では5×1017cm−3とする。さらに、
各層9,8,7における成長層厚は、p型のクラッド層
9は5〜200μm、p型のアクティブ層8は0.1〜
5μm、n型のクラッド層は20〜90μmとする。
【0044】上記のように、p型のクラッド層9及びn
型のクラッド層7において、それぞれの表面部分の不純
物濃度をオーミック電極を設けるために高くする必要が
ある。而して、不純物としてZn及びTeをそれぞれ用
いれば、基板の温度勾配に沿って自動的に上記の如き不
純物濃度を得ることができる。Znに代えてMgを、T
eに代えてSをそれぞれ用いることもできるが、この場
合には、各層9,7の不純物濃度を所期のものとするよ
うに添加量をコントロールすればよい。
【0045】上記図1の素子の構造は、最終工程で基板
としてのp型GaAs基板11を除去したものである。 これに対し、図2に示すように、基板であるp型GaA
s基板11を除去しない構造にすることもできる。図2
中、11はp型GaAs基板、61Aは全面型のp型オ
ーミック電極である。これにより、大幅にペレット化歩
留まりを向上することができる。この場合の発光効率は
、従来のGaAsP素子の発光効率に比べれば2〜3倍
の0.6〜0.9%のものを得ることができる。この場
合においても、従来のものに比べれば高効率・高輝度の
特性を実現することができる。
【0046】上記溶液9a,7a(クラッド層9,7)
におけるAlAs混晶比は0.8である。しかし、各溶
液9a,7a(クラッド層9,7)におけるAlAs混
晶比を0.7〜0.9とした場合を第1表に示した。そ
のときにおけるAlとGaAsの重量は第1表に示す通
りである。第1表には、の条件に基づいて本発明者が行
った実験結果に基づいた、全成長膜(層9,8,7の合
計厚)、発光効率及び歩留り率も示す。
【0047】
【表1】 前述の方法で製造したペレットはn型GaAlAsクラ
ッド層7を上にして、製品が組立てられる。このため、
できるだけn型GaAlAsクラッド層7での光透過率
を上げることが重要である。図7の特性線l1,l2,
l3は、AlAs混晶比が0.6、0.7、0.8の半
導体層の各波長に対する透過率を示したものである。こ
の図7から分るように、透過率を上げるためには、Al
As混晶比は高い方が良い。しかし、あまり高いと、表
面の酸化などにより、安定したオーミック電極の形成が
困難となる。本発明者の行った実験データによると、n
型GaAlAsクラッド層7のAlAs混晶比は、0.
75〜0.85が適性であることが判明した。
【0048】図8は、第1表に示すクラッド層9,7の
各AlAs混晶比に対応した発光効率およびペレット化
歩留り率を、本発明者の行った実験結果に基づいて示す
ものである。第1表及び図8から明らかなように、発光
効率はAlAs混晶比が増加するに従って向上する。全
成長厚はAlAs混晶比が増加するに従って減少する。 ペレット化歩留り率も、AlAs混晶比が増加するに従
って、急激に低下にする。ペレット化歩留り率が急激に
低下する理由は、全成長層が薄くなってその層がハンド
リング中に割れやすくなること、及び高混晶比によって
成長表面が酸化してオーミック電極の安定形成が困難と
なること、等にあるためである。
【0049】以上からわかるように、高輝度という要求
を満す素子を、高歩留りで得るには、両クラッド層9,
7のAlAs混晶比を0.75〜0.85とするのがよ
い。最高の歩留りを得ることができるAlAs混晶比は
、0.77〜0.83であった。
【0050】また、上記素子構造は、p型GaAs基板
を除去したものであるが、GaAs基板を除去しない構
造でも、従来のGaAsP発光素子に比べて2〜3倍(
0.6〜0.9%)発光効率を向上することができた。
【0051】この様に、アクティブ層12のAlAs混
晶比を変えて発光波長を短波長化した場合においても、
両クラッド層のAlAs混晶比を0.75〜0.85と
することにより、輝度の低下を防止することができ、A
lAs混晶比を0.77〜0.83とすることにより、
最も安定して高輝度で高歩留りを得ることができる。
【0052】特に、本発明者が行った実験結果を示す図
8から、両クラッド層9,7のAlAs混晶比XAlを
0.82としたとき、従来技術からは予想できない程高
い発光効率が得られることがわかった。混晶比XAlを
0.82としたときの発光効率は、それを0.80とし
たときの1.6倍である。このように発光効率が上昇す
るのは、両クラッド層9,7のAlAs混晶比を0.8
2に高めることにより、閉じ込め効果が上昇することに
よる。また、クラッド層9,7の上記混晶比XAlを従
来のものより高くすることにより、n型クラッド層7の
厚さに対する依存性が弱くなり、そのクラッド層7を薄
層としても高効率での発光が可能となった。
【0053】上記の説明では、p型スラッド層9とn型
クラッド層7の2つのクラッド層のAlAs混晶比を共
に変化させる場合について説明した。しかしながら、n
型クラッド層7のAlAs混晶比が発光効率に与える影
響の方が、p型クラッド層9のAlAs混晶比が発光効
率に与える影響よりも大きい。そのため、p型クラッド
層9のAlAs混晶比を0.7に固定し、n型クラッド
層7のAlAs混晶比を0.7〜0.9の範囲で変化さ
せた場合にも、図8に示すのとほぼ同様の優れた発光効
率を得ることができる。
【0054】尚、上記実施例では両クラッド層9の混晶
比を0.75乃至0.85にした場合について述べたが
、第1層としてのp型クラッド層9の混晶比を0.7、
第2層としてp型アクティブ層8の混晶比を0.42、
第3層としてn型クラッド層7の混晶比を0.8として
もよい。この場合でも、図6に示したような発光効率を
上げることが可能である。
【0055】上記の如く構成された素子は以下のように
して製造される。即ち、図3において、基板11は3つ
の成長溶液9a,8a,7aによってそれぞれ層9,8
,7が成長させられる。このとき、基板11が成長溶液
8aによるアクティブ層8の成長後に、成長溶液7aに
よるクラッド層7の成長が行われるときについて着目す
る。基板11が次段の成長溶液7aに移動させられたと
きには、基板11の移動に伴って前段の成長溶液8aの
少量が、実際にぬぐい切れずに、基板11と共に次段の
成長溶液7a内に運び込まれる。これにより、クラッド
層7の成長は、その当初においては、2つの成長溶液、
つまりp型及びn型の成長溶液が混り合った状態で行わ
れる。例えば、前段の成長溶液8aはAlAs混晶比X
Alは0.42であり、次段の成長溶液7aのそれは0
.8であるとする。このとき、クラッド層7の成長当初
においては、実質の混晶比XAlは例えば0.77とな
る。当初は、クラッド層7はその数μmが混晶比XAl
が0.8より低い状態で行われるが、その後は混晶比X
Alは0.8に落ちつく。このように、クラッド層7の
成長当初に混晶比XAlが0.8よりも低下すると、ダ
ブルヘテロ(DH)構造のアクティブ層8に注入された
電子の閉じ込め効果が弱まる(この効果は、アクティブ
層8の混晶比XAlと両クラッド層9,7のそれXAl
との差が大きい程大きい。)。従って、上記のようなク
ラッド層7の混晶比XAlの低下をさければよいことが
わかる。このためには、両クラッド層9,7を成長させ
るための溶液9a,7aの混晶比XAlを予め0.81
以上、好ましくは0.82としておけば、クラッド層7
を混晶比が0.80以上のものとして成長させることが
できる。
【0056】尚、上記実施例においては、液相エピタキ
シャル成長法を使用したが、これに限定されるものでは
なく、VGやMOCVDを使用することも可能である。
【0057】尚、本願発明の変形例として、各クラッド
層を2層構造にすることも可能である。たとえば、第3
層としてのn型クラッド層を、アクティブ層に接するn
型下部クラッド層と、オーミック電極に接するn型上部
クラッド層とで構成する。そして、キャリアの閉じ込め
効果を大きくするため、下部クラッド層は混晶比を0.
75乃至0.85にする。ハンドリング中に割れること
を防ぐため、上部クラッド層は、混晶比を0.6程度に
してもよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1導
電型クラッド層(第1層)と第1導電型アクティブ層(
第2層)と第2導電型クラッド層(第3層)の3層を有
するダブルヘテロ構造における2つのクラッド層(第1
、第3層)のAlAs混晶比を特定の値とすることによ
り、中心が610nm乃至640nmの発光波長の光を
、従来の予想を越える高い効率で発光可能な発光素子及
びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の発光素子の断面図。
【図2】その異なる実施例の断面図。
【図3】図1の発光素子の製造方法の説明図。
【図4】図3の製造方法における温度プログラム線図。
【図5】各層の不純物濃度及び各層厚との関係における
発光効率を示す線図。
【図6】各層の不純物濃度及び各層厚との関係における
発光効率を示す線図。
【図7】AlAs混晶比をパラメータとして波長に対す
る透過率を示す特性図。
【図8】第1表に対応する発光効率及びペレット歩留り
特性図。
【図9】従来の第1の発光素子の断面図。
【図10】従来の第2の発光素子の断面図。
【符号の説明】
1  p型GaAs0.35P0.65亜鉛拡散層2 
 n型GaAs0.35P0.65成長層3  n型成
長層 4  n型GaP基板 5  n型オーミック部分電極 6  p型オーミック電極 7  n型Te添加GaAlAsクラッド層8  p型
Zn添加GaAlAsアクティブ層9  p型Zn添加
GaAlAsクラッド層10  ボート 10A  ボート本体 11  p型GaAs基板 12  GaAs基板収納スライド板 13  成長溶液上蓋 7a  n型GaAlAsクラッド用成長溶液7b  
液溜 8a  p型GaAlAsアクティブ用成長溶液8b 
 液溜 9a  p型GaAlAsクラッド用成長溶液9b  
液溜

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型で、第1AlAs混晶比を有す
    る、第1層としての、第1GaAlAsクラッド層と、
    前記第1AlAs混晶比とは異なる第2AlAs混晶比
    を有し、その第2AlAs混晶比は発光中心波長610
    nm乃至640nmの範囲に必要な値に設定されている
    、第2層としての、GaAlAsアクティブ層と、前記
    第2AlAs混晶比とは異なる第3AlAs混晶比を有
    する第2導電型の、第3層としての、第2GaAlAs
    クラッド層とを有し、前記第1層としての前記第1導電
    型の第1GaAlAsクラッド層と、前記第3層として
    の前記第2導電型の第2GaAlAsクラッド層との間
    に、前記第2層としての前記第1導電型のGaAlAs
    アクティブ層を挟んでダブルヘテロ構造を形成している
    ことを特徴とする発光素子。
  2. 【請求項2】前記第2層としての前記GaAlAsアク
    ティブ層の前記第2AlAs混晶比が0.40乃至0.
    56である、請求項1記載の発光素子。
  3. 【請求項3】前記第3層としての前記第2GaAlAs
    クラッド層の前記第3AlAs混晶比が0.75乃至0
    .85である、請求項1又は2記載の発光素子。
  4. 【請求項4】前記第1層としての第1GaAlAsクラ
    ッド層の前記第1AlAs混晶比と、前記第3層として
    の前記第2GaAlAsクラッド層の前記第3AlAs
    混晶比を、それぞれ0.77乃至0.83としたことを
    特徴とする、請求項1又は2記載の発光素子。
  5. 【請求項5】前記第1層としてのGaAlAsクラッド
    層の不純物濃度が、前記第2層としての前記GaAlA
    sアクティブ層近傍において、0.5×1017cm−
    3乃至5×1017cm−3であり、前記第3層として
    の前記GaAlAsクラッド層の不純物濃度が、前記第
    2層としての前記GaAlAsアクティブ層近傍におい
    て、0.5×1017cm−3乃至4×1017cm−
    3であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の発光素子。
  6. 【請求項6】前記第1層としての前記第1導電型のGa
    AlAsクラッド層の不純物濃度が、前記第2層として
    の前記GaAlAsアクティブ層と反対側の外表面側に
    おいて、5×1017cm−3以上であり、前記第3層
    としての前記GaAlAsクラッド層の不純物濃度が、
    前記第2層としての前記GaAlAsアクティブ層と反
    対側の外表面側において、5×1017cm−3以上で
    あることを特徴とする請求項5記載の発光素子。
  7. 【請求項7】前記第2層としての前記GaAlAsアク
    ティブ層の不純物濃度が1×1017cm−3乃至8×
    1017cm−3である、請求項1乃至6のいずれかに
    記載の発光素子。
  8. 【請求項8】前記第1層としての前記GaAlAsクラ
    ッド層の厚さは5乃至200μmであり、前記第2層と
    しての前記GaAlAsアクティブ層の厚さは0.1乃
    至5.0μmであり、前記第3層としての前記GaAl
    Asクラッド層の厚さは20乃至90μmであることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の発光素子
  9. 【請求項9】前記第1導電型はp型であり、前記第2導
    電型はn型である、請求項1乃至8のいずれかに記載の
    発光素子。
  10. 【請求項10】前記第1層としての前記GaAlAsク
    ラッド層に添加される不純物はZnであり、前記第3層
    としての前記GaAlAsクラッド層に添加される不純
    物はTeであることを特徴とする請求項9記載の発光素
    子。
  11. 【請求項11】前記第1乃至第3層は、それぞれエピタ
    キシャル成長法によって形成された請求項1乃至10の
    いずれかに記載の発光素子。
  12. 【請求項12】前記第1及び第3AlAs混晶比が0.
    82である、請求項1乃至11のいずれかに記載の発光
    素子。
  13. 【請求項13】GaAs基板を第1温度で第1結晶成長
    用溶液に接触させて、このGaAs基板上に第1層とし
    ての第1導電型の第1GaAlAsクラッド層を成長さ
    せる第1工程と、前記基板の前記第1GaAlAsクラ
    ッド層を第3温度で第2結晶成長用溶液に接触させて、
    この第1GaAlAsクラッド層上に第2層としての第
    1導電型GaAlAsアクティブ層を成長させる第2工
    程と、前記基板の前記第2層としての前記GaAlAs
    アクティブ層を第3結晶成長用溶液に第5温度で接触さ
    せて、このGaAlAsアクティブ層上に第3層として
    の第2導電型GaAlAsクラッド層を成長させる第3
    工程とを有し、前記第1結晶成長用溶液は前記第1温度
    よりも高い温度で飽和溶液となり、前記第2結晶成長用
    溶液は前記第3温度よりも高い温度で飽和溶液となり、
    前記第3結晶成長用溶液は前記第5温度よりも高い飽和
    溶液となることを特徴とする発光素子の製造方法。
  14. 【請求項14】前記第1工程においては、前記第1温度
    から第2温度まで降温させながら、前記第1層としての
    第1GaAlAsクラッド層が成長させられ、前記第2
    工程においては、前記第3温度から第4温度まで降温さ
    せながら、前記第2層としてのGaAlAsアクティブ
    層が成長させられ、前記第3工程においては、前記第5
    温度から第6温度まで降温させながら、前記第3層とし
    ての第2GaAlAsクラッド層が成長させられる、こ
    とを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】前記第2温度と第3温度とが等しく、前
    記第4温度と第5温度とが等しいことを特徴とする、請
    求項14記載の製造方法。
  16. 【請求項16】前記第1及び第3結晶成長溶液は、それ
    ぞれ、結晶成長によって得られる層のAlAs混晶比を
    0.75乃至0.85とする組成を有し、前記第2結晶
    成長溶液は、結晶成長によって得られる層のAlAs混
    晶比を0.40乃至0.56とする組成を有することを
    特徴とする、請求項13乃至15のいずれかに記載の製
    造方法。
  17. 【請求項17】前記第1及び第3結晶成長溶液は、それ
    ぞれ、結晶成長によって得られる層のAlAs混晶比を
    0.77乃至0.83とする組成を有する、請求項16
    記載の方法。
  18. 【請求項18】前記第1及び第3成長溶液は、それぞれ
    、結晶成長によって得られる層のAlAs混晶比を0.
    82とする組成を有する、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】前記第1乃至第3層を、それぞれエピタ
    キシャル成長によって形成する、請求項13乃至18の
    いずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】前記第1導電型はp型であり、前記第2
    導電型はn型である、請求項13乃至19のいずれかに
    記載の方法。
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