JPH10200158A - 発光ダイオード - Google Patents

発光ダイオード

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JPH10200158A
JPH10200158A JP160397A JP160397A JPH10200158A JP H10200158 A JPH10200158 A JP H10200158A JP 160397 A JP160397 A JP 160397A JP 160397 A JP160397 A JP 160397A JP H10200158 A JPH10200158 A JP H10200158A
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JP
Japan
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electrode
layer
cladding layer
active layer
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Application number
JP160397A
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English (en)
Inventor
Isao Kawabe
功 河邊
Keiichi Matsuzawa
圭一 松沢
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GaAlAs系のダブルヘテロ構造を持った
基板除去型赤色発光ダイオードにおいて、n電極の大き
さを最適化し輝度特性とVF特性とがバランス良く高め
られた発光ダイオードを提供する。 【解決手段】 活性層とn型クラッド層との界面と素子
の中心軸とが交わる点において張るn電極の立体角を
0.7sr以上1.5sr以下とする。より好ましくは
n型クラッド層全体の厚さを40μm以上200μm以
下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GaAlAs系の
ダブルヘテロ構造を持った高輝度な発光ダイオードに係
わり、特に輝度と電気特性を最適化し得る構造の電極を
有する発光ダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】GaAlAsのダブルヘテロ構造を使っ
た赤色発光ダイオード(以下発光ダイオードをLEDと
略す)は、他の材料からなるLEDに比べ比較的高輝度
であり、光吸収層となるGaAs基板をエッチングやラ
ッピングで除去し、高輝度化した構造が知られている。
GaAlAsダブルヘテロ構造赤色LEDでは、各層の
不純物濃度とAl組成は、キャリアの活性層への閉じ込
め効果、発光効率、層内の光の吸収、各層の屈折率や結
晶性を考えて適正化されてきている。GaAlAsダブ
ルヘテロ構造赤色LEDでは、p型Ga1-x Alx As
クラッド層、Ga1-y Aly As活性層、n型Ga1-z
Alz Asクラッド層のAl組成は、通常、0<x<
1、0.3<y<0.4、0<z<1、x>y、z>y
の関係にある。しかし、市場の要求は年々厳しくなり、
さらに輝度の高いLEDが求められている。
【0003】また、LEDの順方向電圧(VF)は低い
方が好ましい。VFが低ければ、一定の輝度でLEDを
光らせるときに必要な消費電力や電圧が低くなり、小型
の電池が使用できる。LEDを定電圧で駆動させるなら
VFが高いと流れる電流が少なく輝度は低くなる。
【0004】LEDはエレクトロ・ルミネッセンスを利
用する素子でp層とn層をそれぞれ一つ以上持ち、外部
から電圧を印加するための電極をp側とn側にそれぞれ
設けている。LEDは層が一方向に垂直に積まれ、その
両端に電極が形成される構造が一般的である。LEDの
層はほとんどの場合半導体の単結晶で各層は結晶方位が
揃っており、液相や気相のエピタキシャル成長で作られ
る。
【0005】電極の一般的な形成方法は、エッチングで
LED用ウェハー表面の不純物を取り除き、電極材料と
する金属(AuやAl)を真空蒸着や化学蒸着で付着さ
せる。この場合必要に応じて数種類の金属を混ぜたり、
複数の層を蒸着したりする。
【0006】半導体の不純物濃度が充分高ければ、金属
薄膜を蒸着しただけで半導体と金属とはオーミック接触
となる。しかし、結晶中に充分な量のドーパントを入れ
ることが難しかったり、高ドープが可能でも活性化する
ことが難しかったりするため、半導体と金属とはショッ
トキー接触になる場合が多い。その場合、LEDに順方
向電圧を印加してもp型半導体とp電極の界面、或いは
n型半導体とn電極の界面で電気抵抗は大きい。そこ
で、通常は半導体と金属とが合金化するまでLEDの温
度を上げて、半導体と金属の界面に再結晶層を形成し、
界面をオーミック接触に変える工程が加えられる。
【0007】LEDの電極を設計するに当たり、その大
きさは通常輝度やVFから決められる。電極が大きけれ
ば半導体と電極との界面の電気抵抗は下がりVFは下が
るが、光の外部取り出し効率も下がり輝度が低下する。
電極により輝度が低下する原因には、上面電極の光を覆
い隠す作用の他に、上面電極と下面電極に共通して半導
体と金属との界面の再結晶層で光が吸収される作用も存
在する。ここで上面とはLEDで光を取り出す側の表面
であり、下面とは台座に接着させる側の表面である。V
Fと輝度の特性を良好に両立させるには電極の大きさは
ある範囲に絞る必要がある。
【0008】上面電極の光を遮る作用は明確なため、従
来から上面電極の大きさはVFと輝度とがバランス良く
保てるよう調整されてきた。一方下面電極は、開発初期
のLEDでは下面の全面を覆っていたが、輝度向上の要
求からドット状や格子状のように小さくする方向に移っ
てきていた。しかし輝度特性とVF特性とが同時に最適
化されるように、その大きさは調整されていなかった。
そのため、発光点において張る下面電極の立体角が大き
く光の吸収量が多かったり、立体角が小さくVFが高く
なったりしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】少なくとも、p型Ga
1-x Alx Asクラッド層とGa1-y Aly As活性層
と少なくとも一つ以上のn型Ga1-z Alz Asクラッ
ド層(但し、0<x<1、0.3<y<0.4、0<z
<1、x>y、z>y)からなり、n型クラッド層の活
性層と反対側表面にn電極が設けられ、p型クラッド層
の活性層と反対側表面から光を取り出す構造の従来の発
光ダイオードは、下面電極、すなわちn電極の大きさが
最適に調整されていなかったため、輝度特性とVF特性
とがバランス良く高められておらず、市場の要求を充分
満足させていなかった。
【0010】本発明は、上記の発光ダイオードにおいて
n電極の大きさを最適化し、輝度特性とVF特性とがバ
ランス良く高められた発光ダイオードを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも、
p型Ga1-x Alx Asクラッド層とGa1-y Aly
s活性層と少なくとも一つ以上のn型Ga1-z Alz
sクラッド層(但し、0<x<1、0.3<y<0.
4、0<z<1、x>y、z>y)からなり、n型クラ
ッド層の活性層と反対側表面にn電極が設けられ、p型
クラッド層の活性層と反対側表面から光を取り出す発光
ダイオードにおいて、活性層とn型クラッド層との界面
と素子の中心軸とが交わる点において張るn電極の立体
角を0.7sr(ステラジアン)以上1.5sr以下と
することを特徴とする。ここで素子の中心軸とは、活性
層とn型クラッド層との界面の中心を通り界面に垂直な
線であり、界面の中心とは界面の幾何学的な重心を指し
円形の場合は円の中心、矩形の場合は対角線の交点であ
る。また本発明は、より好ましくはn型クラッド層全体
の厚さを40μm以上200μm以下とする。
【0012】
【発明の実施の形態】一般に電極の大きさを考える場合
面積を使うが、発光点において張る電極の立体角を考え
ると輝度の最適化を行うのに都合がよい。LEDにおい
て発光した光は電極に達すると吸収され、側面や電極以
外の上面と下面では外部に出射するか内部へ反射する。
立体角を使えば発した光のうち吸収される成分とそれ以
外の成分に容易に分けられる。さらに、発光層からLE
D下面までの距離が変わった場合には、下面電極の面積
が一定なら吸収される光の割合が変わってくるが、発光
点において張る下面電極の立体角が一定なら吸収される
光の割合も一定となる。
【0013】通常LEDの発光点は一点でなく3次元に
広がっている。個々の点において張る下面電極の立体角
はそれぞれ異なり吸収される光の割合も微妙に異なる。
しかし、LEDの層厚や電極の面積が変化して、ある点
において張る下面電極の立体角が増減すれば、他の発光
点において張る下面電極の立体角も同じように増減し、
その傾向は一致している。本発明では個々の点から発せ
られた光を合わせたLED全体の輝度を考えるに当た
り、発光領域内のある一点を代表させその点において張
るn電極の立体角を用いてn電極の大きさを最適化し
た。その点は活性層とn型クラッド層との界面と素子の
中心軸とが交わる点とした。この点を選んだ理由は、本
発明のLEDの発光層が活性層で、pn接合面が活性層
とn型クラッド層の界面だからである。また、本発明に
おける、活性層とn型クラッド層との界面と素子の中心
軸とが交わる点において張るn電極の立体角とは、n電
極が複数に分割されている場合には、それぞれのn電極
が張る立体角の総和をいう。
【0014】本発明者らは、最適なn電極の立体角を決
めるに当たり、活性層とn型クラッド層との界面と素子
の中心軸とが交わる点において張るn電極の立体角を変
えたLEDを実際にいくつも作り、VFと輝度とを評価
した。n電極の立体角についての試験なので、p電極の
形状や大きさ、発光部より光取り出し面側にあるp型ク
ラッド層の厚さは固定した。n電極の形状や大きさ、n
クラッド層全体の厚さ、素子下面の大きさを変えた。
【0015】得られた活性層とn型クラッド層との界面
と素子の中心軸とが交わる点において張るn電極の立体
角と輝度及びVFとの関係を、図2(1)(2)にそれ
ぞれ示す。図2(1)(2)より、n電極の立体角が大
きすぎると輝度が低く、立体角が小さすぎるとVFが高
くなることがわかる。上記の結果から、輝度特性とVF
特性とをバランス良く高めるには、活性層とn型クラッ
ド層との界面と素子の中心軸とが交わる点において張る
n電極の立体角を0.7sr以上1.5sr以下の範囲
に絞ることが必要と判明した。
【0016】活性層とn型クラッド層との界面と素子の
中心軸とが交わる点において張るn電極の立体角が一定
でも、n電極の分布パターンによりLED特性は多少異
なる。分布パターンはある領域に集中せずLED下面に
均等に細かく分散した形が好ましい。分布が偏っている
と電流が隅々まで広がらず電流密度の高い部分と低い部
分ができ、温度や電界にムラが生じ、LEDの劣化を速
める。好ましい分布パターンの例としては、小さな円形
のドットが等間隔で並んだ構造や、細い線が縦横等間隔
で並んだ格子構造が挙げられる。
【0017】n型クラッド層の厚さについても極端に薄
いものや厚いものは素子特性上不適切で、40μm以上
200μm以下であることが好ましい。n型クラッド層
の厚さを40μm以上200μm以下とすることによ
り、立体角が0.7sr以上1.5sr以下の適当な大
きさのn電極を、n型クラッド層の活性層と反対側表面
に設けることができる。また、n型クラッド層の厚さが
40μmより薄いとn型クラッド層中で十分電流が広が
らなくなる。200μmより厚いとn型クラッド層内の
電気抵抗が大きくなりVFが高くなる。
【0018】
【作用】n電極は、nクラッド層とn電極との界面の電
気抵抗を下げるには大きくし、該界面での光吸収を減ら
すには小さくしなければならない。この相反する要求
を、活性層とn型クラッド層との界面と素子の中心軸と
が交わる点において張るn電極の立体角を0.7sr以
上1.5sr以下とすることでバランス良く満たすこと
ができる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)LEDの製造は液相エピタキシャル徐冷法
で行った。電気炉にp型GaAs基板と結晶成長の原料
となるGa、GaAs、Al、Zn、Teを入れた。原
料の量は、p型クラッド層成長用のGa溶液では、88
0℃でGaAsが飽和し、その温度でAl組成x(Ga
1-x Alx As)が0.7、p型不純物濃度が2×10
18/cm3 のエピタキシャル層が析出するように調整し
た。同様に活性層成長用のGa溶液では、850℃でA
l組成0.35、p型不純物濃度1×1018/cm3
エピタキシャル層、第1のn型クラッド層成長用のGa
溶液では、849℃でAl組成0.7、n型不純物濃度
1×1017/cm3のエピタキシャル層、第2のn型ク
ラッド層成長用のGa溶液では、880℃でAl組成
0.7、n型不純物濃度1×1018/cm3 のエピタキ
シャル層がそれぞれ析出するように調整した。
【0020】水素雰囲気中で炉を920℃まで昇温し上
記の原料を完全に溶かした後、880℃まで降温してp
型クラッド層用の溶液を飽和状態にし、GaAs基板と
溶液とを接触させ、850℃まで降温し基板上にp型ク
ラッド層をエピタキシャル成長させた。その後順次、8
50℃から849℃で活性層を、849℃から700℃
で第1のn型クラッド層を成長させた。第2のn型クラ
ッド層は再度原料を920℃まで昇温した後、880℃
から700℃で成長させた。本実施例で用いた温度プロ
グラムを図3に示す。
【0021】炉が室温まで下がった後エピタキシャルウ
ェハーを炉から取り出し、光吸収層となるGaAs基板
を適当なエッチャントで除去した。次いでウェハー表面
に電極を形成した。p電極は直径130μmの円形でL
ED上面中央に配置されるようにした。n電極は直径5
0μmのドットを縦横それぞれ88μm間隔で並べた。
ウェハーを500℃のアルゴン雰囲気中で30分間保持
し、電極とGaAlAs層との界面を再結晶化させた。
【0022】光の取り出し効率を上げるため、ウェハー
を素子に切った後、素子側面をエッチングし細かな凹凸
を形成した。最終的な素子の下面は正方形で一辺が33
0μmとなった。得られたLEDのn電極の形状を図4
に示す。また、このようにして作ったLEDの断面を図
1に示す。図1でp型クラッド層1の厚さは30μm、
活性層2の厚さは1μm、n型クラッド層全体(第1の
n型クラッド層3+第2のn型クラッド層4)の厚さは
130μmであった。図1で5はp電極、6はn電極で
ある。また図1中の点線は、活性層とn型クラッド層と
の界面と素子の中心軸とが交わる点から見たn電極の広
がりを表している。
【0023】LEDの特性を計測したところ、電流を2
0mA流したときのVFの平均は1.81V、電流を2
0mA流したときの輝度の平均は38mcdであった。
活性層とn型クラッド層との界面と素子の中心軸とが交
わる点において張るn電極の立体角は1.0srであっ
た。
【0024】(実施例2)実施例1と同時にエピタキシ
ャル成長した別のウェハーを用い、n型クラッド層全体
の厚さが150μmとなる、実施例1より厚いLEDを
作った。p型クラッド層の層厚はラッピングで実施例1
の30μmに揃えた。その他の発光ダイオードの構造は
実施例1と同様である。
【0025】得られたLEDのVFの平均は1.82
V、輝度の平均は37mcdであった。活性層とn型ク
ラッド層との界面と素子の中心軸とが交わる点において
張るn電極の立体角は0.8srであった。
【0026】(実施例3)実施例1と同時にエピタキシ
ャル成長した別のウェハーを用い、下面の大きさが一辺
280μmの正方形となる、実施例1より小さいLED
を作った。n電極は実施例1と同じ直径のドットを縦横
それぞれ75μm間隔と実施例1より詰めて並べた。そ
の他の発光ダイオードの構造は実施例1と同様である。
【0027】得られたLEDのVFの平均は1.81
V、輝度の平均は40mcdであった。活性層とn型ク
ラッド層との界面と素子の中心軸とが交わる点において
張るn電極の立体角は1.1srであった。
【0028】(実施例4)実施例1と同時にエピタキシ
ャル成長した別のウェハーを用い、n電極のパターンが
実施例1と異なるLEDを作った。n電極は格子状で縦
横共に175μm周期で幅は50μmとした。下面の大
きさは実施例1と同じにした。n電極の形状を図5に示
す。なお、その他の発光ダイオードの構造は実施例1と
同様である。
【0029】得られたLEDのVFの平均は1.80
V、輝度の平均は37mcdであった。活性層とn型ク
ラッド層との界面と素子の中心軸とが交わる点において
張るn電極の立体角は1.3srであった。
【0030】(比較例1)実施例1と同時にエピタキシ
ャル成長した別のウェハーを用い、n電極のドットの直
径が35μmとなる、実施例1より小さいLEDを作っ
た。ドットの間隔は実施例1と同じにした。その他の発
光ダイオードの構造は実施例1と同様である。
【0031】得られたLEDのVFの平均は1.86
V、輝度の平均は38mcdであった。活性層とn型ク
ラッド層との界面と素子の中心軸とが交わる点において
張るn電極の立体角は0.5srであった。立体角が小
さく、VFの高いLEDとなった。
【0032】(比較例2)実施例1と同時にエピタキシ
ャル成長した別のウェハーを用い、n電極のドットの直
径が65μmとなる、実施例1より大きいLEDを作っ
た。ドットの間隔は実施例1と同じにした。その他の発
光ダイオードの構造は実施例1と同様である。
【0033】得られたLEDのVFの平均は1.78
V、輝度の平均は32mcdであった。活性層とn型ク
ラッド層との界面と素子の中心軸とが交わる点において
張るn電極の立体角は1.6srであった。立体角が大
きく、輝度の低いLEDとなった。
【0034】以上の実施例と比較例の結果をまとめて表
1に示す。また、これらの他にも活性層とn型クラッド
層との界面と素子の中心軸とが交わる点において張るn
電極の立体角を変えたLEDをいくつも製造し、VFと
輝度を計測した。この結果は図2に示した。表1及び図
2から、活性層とn型クラッド層の界面と素子の中心軸
とが交わる点において張る前記n電極の立体角を0.7
sr以上1.5sr以下とすると、発光ダイオードの輝
度特性とVF特性とがバランス良く高められることがわ
かる。以上のことより本発明の有効性は明らかである。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】p型クラッド層側を光取り出し面とする
GaAlAs系のダブルヘテロ構造を持った基板除去型
赤色発光ダイオードにおいて、活性層とn型クラッド層
の界面と素子の中心軸とが交わる点において張るn電極
の立体角を0.7sr以上1.5sr以下とすることに
より、VF特性と輝度特性とをバランス良く高められ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わるLEDの断面図。
【図2】(1)n電極の立体角と輝度との関係を示す
図。 (2)n電極の立体角とVFとの関係を示す図。
【図3】本発明の実施例1に係わるLEDを製造した温
度プログラムを示す図。
【図4】本発明の実施例1のLEDに用いたドット状n
電極を示す図。
【図5】本発明の実施例4のLEDに用いた格子状n電
極を示す図。
【符号の説明】
1 p型クラッド層 2 活性層 3 第1のn型クラッド層 4 第2のn型クラッド層 5 p電極 6 n電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、p型Ga1-x Alx Asク
    ラッド層とGa1-yAly As活性層と少なくとも一つ
    以上のn型Ga1-z Alz Asクラッド層(但し、0<
    x<1、0.3<y<0.4、0<z<1、x>y、z
    >y)からなり、n型クラッド層の活性層と反対側表面
    にn電極が設けられ、p型クラッド層の活性層と反対側
    表面から光を取り出す発光ダイオードにおいて、 前記活性層とn型クラッド層の界面と素子の中心軸とが
    交わる点において張る前記n電極の立体角が0.7sr
    (ステラジアン)以上1.5sr以下であることを特徴
    とする発光ダイオード。
  2. 【請求項2】 前記n型クラッド層の厚さが40μm以
    上200μm以下であることを特徴とする請求項1記載
    の発光ダイオード。
JP160397A 1997-01-08 1997-01-08 発光ダイオード Pending JPH10200158A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005116615A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Dowa Mining Co Ltd 半導体発光素子及びその製造方法
JP2006108259A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Dowa Mining Co Ltd 発光ダイオード及びその製造方法

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JP2005116615A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Dowa Mining Co Ltd 半導体発光素子及びその製造方法
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