JPH04211929A - シート状材料の切断方法およびその切断装置 - Google Patents

シート状材料の切断方法およびその切断装置

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JPH04211929A
JPH04211929A JP3062377A JP6237791A JPH04211929A JP H04211929 A JPH04211929 A JP H04211929A JP 3062377 A JP3062377 A JP 3062377A JP 6237791 A JP6237791 A JP 6237791A JP H04211929 A JPH04211929 A JP H04211929A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にコードを多数平行
に埋設したゴムシート材料を切断する方法および装置に
関する。
【0002】
【従来技術】カーカス材料やスチールブレーカ材料等の
ゴムシート材料を切断する際に、埋設されたスチールコ
ードのバイヤス方向に切断するものとして、ナイフをバ
イヤス方向に走行させるとともに、走行方向と直角な方
向にも移動自在とし、スチールコードを切断しないよう
にした例がある。
【0003】そして走行中にナイフの横方向の変位量を
測定し、走行量と前記横方向変位量から材料中のワイヤ
ーのアングル(バイヤス角度)を算出し、同アングルが
許容値を越える場合は自動運転を一時的に中止するよう
に制御するスチールコード切断方法(特開平1−141
729号公報)が提案されている。
【0004】
【解決しようとする課題】同公報記載の実施例では、ナ
イフの走行方向を変えることが可能な構造とはなってい
るが、予め走行方向は設定され、一定の走行方向の下で
、切断された材料の前端と後端の切断角度を算出し、そ
の差が許容値以内にあるか否かを監視している。したが
ってあるシート状材料について予め走行方向が設定され
ると、同走行方向の下で切断が順次なされていく。
【0005】一方切断前の長尺に亘るシート状材料にお
いては、その中に埋設されるコードのバイヤス角度は始
めから終りまで必ずしも一定ではなく設定値に対して多
少オフセットしていたり、また切断に供される前の台車
等の巻取り軸に巻取られた状態において巻取初めの巻芯
近傍、巻取中間部および巻取終了部では寸法が変化して
コードのバイヤス角度も多少変化を受けている。
【0006】このように1シート状材料についてコード
のバイヤス角度が異なるものを前記先行例のように固定
された走行方向にナイフを走行させて切断すると、たと
えナイフが走行方向と直角な方向に移動自在であっても
ナイフの刃の向きは常に走行方向を向いていることから
ナイフがコードに乗り上げるおそれが多分にある。特に
コードのバイヤス角度がナイフの走行角度と大きく異な
ってくるとかかる不具合が生じ易い。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みなされたもので
、その目的とする処は、切断角度の最新データに基づい
て逐次ナイフの走行角度を追従させることで、ナイフの
コードへの乗り上げを防止したシート状材料の切断方法
および切断装置を供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本第1の発明
は、多数のコードを所定のバイヤス角度で埋設した長い
シート状材料をコンベア上でナイフにより次々に切断す
るシート状材料の切断方法において、前記ナイフを走行
予定線に沿わせて走行させてシート状材料を切断するこ
とにより得られた切断線の形状を測定することと、該切
断線の近似直線および該近似直線の前記帯状部材に対す
るバイヤス角度を演算することと、前記走行予定線のバ
イヤス角度を一回または複数回の最新の演算により得ら
れた前記近似直線のバイヤス角度の平均値とほぼ一致す
るように修正するシート状材料の切断方法である。
【0009】最新の近似直線のバイヤス角度の平均値と
ほぼ一致するように走行予定線のバイヤス角度が修正さ
れるので、長いシート状材料におけるコードのバイヤス
角度の変化に追従して切断が適切に行なわれ、ナイフの
コードへの乗り上げを防止できる。
【0010】また本第2の発明は、シート状材料の上方
を走行部材が横切る走行機構と、同走行機構を旋回しシ
ート状材料に対する走行部材の走行角度を変える旋回機
構と、前記走行機構の走行部材に吊設されその走行方向
に対して直角な方向に移動自在なナイフと、前記走行機
構の走行方向における前記ナイフの走行位置を検出する
第1検出手段と、前記走行方向と直角な方向における前
記ナイフの変位位置を検出する第2検出手段と、前記第
1、第2検出手段からの信号をもとに前記ナイフによる
切断角度を演算する演算手段と、同演算手段による1回
または複数回の最新の演算結果に基づいて前記旋回機構
を駆動制御する制御手段とを備えたシート状材料の切断
装置である。
【0011】ナイフは走行切断中にコードに沿って走行
方向と直角な方向に移動し、このナイフの位置は第1、
第2の検出手段によって検出され、演算手段により切断
角度が算出される。この切断角度の1回または複数回の
最新のデータに基づき制御手段が旋回手段を駆動制御し
て走行機構における走行部材の走行角度を変え、ナイフ
の走行角度を最新の切断角度に追従させることができる
【0012】したがって1シート状部材において埋設コ
ードのバイヤス角度が徐々に変化する場合でもナイフの
走行角度をコードのバイヤス角度の変化傾向に合わせる
ことで、両角度間の差異を常に小さくしてナイフの刃を
できるだけコードに沿わせ、ナイフがコード上に乗り上
げる不具合を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下図1ないし図7に図示した本発明の一実
施例について説明する。
【0014】本実施例における切断装置1は、タイヤに
使用されるスチールブレーカ部材2をベルトコンベア4
上で斜めに切断するものである。スチールブレーカ部材
2は、内部に長手方向と一定のバイヤス角度をもって多
数のスチールコード3が埋設されており、同スチールコ
ード3に沿ってバイヤス方向に切断される。
【0015】図1および図2は切断装置1およびベルト
コンベア4の上面図および側面図である。ベルトコンベ
ア4は左右のフレーム5によって支持され、同フレーム
5の前後両端部に設けられたローラ6にコンベアベルト
7が架渡され、上側のコンベアベルト7上に帯状のスチ
ールブレーカ部材2が載せられ前方(図1において左方
)に搬送される。
【0016】左右のフレーム5には、支柱8が立設され
て、両支柱8に水平支持フレーム9が架設されている。 同水平支持フレーム9の中央より下方に突設された支軸
10が軸受11により回動自在に支持され、同支軸10
の下端に水平支持板12がそのほぼ中央部において固着
されている。したがって水平支持板12は、鉛直方向に
指向した支軸10を中心軸に旋回することができる。
【0017】なお支軸10は、水平支持フレーム9上に
設けられた減速機構32を介して旋回用モータ33によ
って回動させられるので、同モータ33により水平支持
板12は旋回する。
【0018】該水平支持板12にナイフ走行機構が取付
けられており、水平支持板12の長手方向はコンベアベ
ルト7の進行方向と角度をなすことができ、コンベアベ
ルト7上を搬送されるスチールブレーカ部材2のスチー
ルコード3のバイヤス角度の基準値に概ね合わせている
【0019】水平支持板12の下面にはリニアボールス
ライドガイドレール13が長手方向に敷設されており、
同リニアボールスライドガイドレール13にリニアボー
ルスライドガイド14が摺動自在に嵌合され同リニアボ
ールスライドガイド14の下面に走行支持部材15が固
着されている。
【0020】水平支持板12の左右両端部の前側からは
枢支基板16、17が鉛直下方に向けて垂設されていて
、その下端部にそれぞれ回転軸18、19が枢着され、
一方の回転軸18には従動プーリ20が一体に嵌着され
他方の回転軸19には駆動プーリ21が嵌着されて、両
プーリ20、21間に歯付ベルト22が架渡されるとと
もに、同歯付ベルト22の上側のベルトの所定箇所が前
記走行支持部材15にねじ23によって固着されている
【0021】駆動プーリ21の近傍の水平支持板12の
上面には支持板24に支持されてモータ25が設けられ
ており、前方に突出した駆動軸にはプーリ26が嵌着さ
れ、前記駆動プーリ21と一体の回転軸19に駆動プー
リ21と並んで嵌着されたプーリ27と前記プーリ26
との間に歯付ベルト28が架渡されている。
【0022】したがってモータ25を駆動することで歯
付ベルト28を介して駆動プーリ21を回転駆動し、同
駆動プーリ21の回転は歯付ベルト22を回動させ、同
歯付ベルト22に固着された走行支持部材15をその上
端の吊設部材14を介してレール13に沿って走行させ
ることができる。
【0023】なお、従動プーリ20側において、水平支
持板12の前側面に基端部を固着されてセンサブラケッ
ト29が下方へ垂設され、その下端部に装着された反射
型光センサ30が前記従動プーリ20の前側面に対向し
ている。そして従動プーリ20の前側面には図5に図示
するように円を8等分し一つおきに無反射部分を設けた
反射テープ31が貼付されており、従動プーリ20の回
動位置によって反射型光センサ30の反射光の強度が変
化するようになっている。
【0024】したがって走行支持部材15の走行すなわ
ち歯付ベルト22の回動によって従動プーリ20が回転
すると反射型光センサ30が従動プーリ20の回転状態
を検知し、検出値の変化の回数をカウントすることで走
行支持部材15の走行位置を割り出すことができる。
【0025】以上が旋回機構、走行機構および走行位置
検出機構であり、前記走行機構の走行する走行支持部材
15にナイフが吊設されている。走行支持部材15の下
面には走行方向と直角な方向に指向してボールスライド
テーブル42のレール40が敷設されており、同レール
40と摺動自在に嵌合されたボールスライドテーブル4
2の下面にはシリンダ41が固定されていて、同シリン
ダ41は走行支持部材15の下方に懸吊されるとともに
レール40に沿って走行支持部材15の走行方向とは直
角な方向に摺動可能である。
【0026】シリンダ41の下方に突出したシリンダロ
ッド41aの下端に断面コ字状のナイフブラケット43
が固着されており、同ナイフブラケット43の左右側片
をボルト44が水平方向に貫通して左右からワッシャ4
5を介してナット46が螺合されボルト44を固定支持
している。そしてナイフブラケット43の左右側片間に
架設されたボルト44には左右をスペーサ47によって
位置決めされて、中央に円板状のナイフ48が回転自在
に支承されている。
【0027】したがってナイフ48はナイフブラケット
43に回転自在に支持されて、シリンダロッド41aの
出没で昇降するとともに、走行支持部材15の走行方向
に移動すると同時に、走行方向と直角な方向にも移動可
能である。
【0028】なおシリンダ41の後側面からはセンサブ
ラケット49が後方に突出し後端部を上方に折曲して走
行支持部材15の後側面に対向させ、その走行支持部材
15に対向するセンサブラケット49の側体に光により
距離を検出する距離センサ50が取付けられている。し
たがって該距離センサ50は、シリンダ41と一体に走
行支持部材15の走行方向と直角な方向に移動し走行支
持部材15との間の距離を随時検出することができる。
【0029】すなわち前記反射型光センサ30は走行方
向におけるナイフ48の位置を検出し、距離センサ50
は走行方向と直角な方向におけるナイフ48の位置を検
出することができる。
【0030】この反射型光センサ30および距離センサ
50の検出信号は図6に図示するように信号変換器60
に入力されて数値化され、さらに数値演算装置61に入
力されて座標値を演算されて、その結果はCRT62、
プリンタ63によって座標表示され、またその他の制御
装置64に供され利用される。
【0031】以上がナイフ48の移動機構および移動位
置の検出機構である。一方スチールブレーカ部材2を搬
送するベルトコンベア4側には、水平支持板12と平行
にその下方において刃受け板55が左右フレーム5間に
架設されている(図3参照)。刃受け板55は上側のコ
ンベアベルト7の上を近接して横切る形で架設され、コ
ンベアベルト7によって搬送されてきたスチールブレー
カ部材2は刃受け板55でこれを乗り越えて搬送される
【0032】またコンベアベルト7を間に介在させて刃
受け板55に対応する位置に永久磁石ブロック56が左
右のフレーム5に支持されて架設されている。永久磁石
ブロック56もコンベアベルト7の下面に近接している
【0033】したがって刃受け板55上にあるスチール
ブレーカ部材2は、その内部に埋設されたスチールコー
ド3が永久磁石ブロック56の磁力により下方に引きつ
けられ刃受け板55に張りつくようにして形状が保持さ
れる。
【0034】スチールブレーカ部材2を切断するために
は、まずベルトコンベア4により搬送されてきたスチー
ルブレーカ部材2が刃受け板55を乗り越えて所定距離
進行したところで停止され、切断部を刃受け板55上に
位置させる。このときスチールブレーカ部材2の切断部
は刃受け板55上において永久磁石ブロック56により
保持されている。
【0035】この状態でモータ25が駆動されて走行支
持部材15がナイフ48とともにスチールブレーカ部材
2の片側側縁部に移動されて位置決めがなされる。そし
てシリンダ41の駆動でナイフブラケット43を下降さ
せると刃受け板55上に保持されたスチールブレーカ部
材2の側縁部上にナイフ48が下降し図4に図示するよ
うにV字形状をした刃先がスチールブレーカ部材2に食
い込んで刃受け板55に至ると刃先部分のスチールブレ
ーカ部材2は切断状態となる。
【0036】このとき刃先直下にスチールコード3があ
った場合はスチールコード3の近傍のゴム部の反力が大
きいので走行方向と直角な方向に移動可能なナイフ48
は同方向に逃げ、結局相隣るスチールコード3の間に食
い込んでスチールコード3を切断することはない。
【0037】またV字形状をした刃先はその左右のスチ
ールブレーカ部材2の外表皮を引きずり込むようにして
食い込み、スチールコード3は常にゴム材に覆われた状
態にあり、刃受け板55に達したところで切断するので
切断面にスチールコード3が露出することもない。
【0038】なおナイフ48は上昇位置にあるときは走
行予定線上にあり下降して上記の如きずれを生じると、
この走行方向と直角な方向の若干の移動距離は距離セン
サ50によって検出される。
【0039】こうしてナイフ48がスチールブレーカ部
材2の側縁に食い込んだのち、モータ25を駆動して走
行支持部材15を走行させると、ナイフ48は相隣るス
チールコード3の間をスチールコード3に沿って切断し
ていき、スチールブレーカ部材2の他方の側縁に至って
切断を完了する。
【0040】スチールコード3に沿ってナイフ48が切
断を行うので、スチールコード3が弯曲していれば切口
も同形状に弯曲していることになり、前記予定走行線か
らのずれは随時距離センサ50によって検出される。
【0041】次に数値演算装置61により座標上に切口
形状を再現するためのナイフ48の位置検出方法および
その分析方法について説明する。
【0042】ナイフ48の走行方向をY方向、走行方向
と直角な方向をX方向とする。ナイフ48のY方向の位
置は、反射型光センサ30によってデジタル的にカウン
ト値として検出できるが、そのうち周期的なカウント値
を選び、同カウント値を検出したときに、ナイフ48の
X方向の位置を距離センサ50より信号変換器60に入
力して数値化する。
【0043】そして数値演算装置61においてY方向の
周期的なカウント値と各カウント値におけるX方向の数
値情報とをそれぞれ対で記憶するとともに適当に縮倍し
てグラフ上に表わしたものが図7である。
【0044】横軸がY方向の走行位置を示し、縦軸がX
方向の振れを示しており、横軸に平行な一点鎖線fが走
行予定線であり、弯曲した曲線aが演算結果の一例を示
す曲線である。横軸がナイフ48の走行位置に対応し縦
軸が走行方向と直角な方向のずれ位置に対応しているの
で曲線aは切断により形成された切口の形状を示してい
ることになる。
【0045】Y方向の走行位置をほぼ12等分し順に番
号を符したとき、2の走行位置と11の走行位置におけ
るそれぞれの曲線aと交わる点どうしを結ぶ直線をbと
し、直線bをもって近似直線とする。数値演算装置61
は近似直線bと走行予定線fとのなす角θを演算する。
【0046】以上のことより図7に示された例の場合、
このスチールブレーカ部材2の切口はナイフ48の走行
角度よりθ度傾斜しており、上限値は走行終端近傍にあ
り、下限値は走行始端近傍または中央位置にあり中央部
でわずかにS字状にうねりがあることが分かる。
【0047】このようにスチールブレーカ部材2の一本
分の切断が終わると、数値演算装置61に指示を出して
既に逐次記憶しておいた検知情報をもとに数値のグラフ
化、上下限値の判定、切口の近似直線、傾斜角度θの演
算等がなされ、その結果はCRT62に表示したり、プ
リンタ63でプリントアウトしたり、または他の制御装
置64へ切口の情報を受け渡すことができる。ここにナ
イフ48の走行角度に傾斜角度θを加えた角度が切断角
度ψであり、同切断角度ψが制御装置64に入力される
【0048】制御装置64では、これから切断しようと
する前5回の切断角度ψの平均値を算出し、その算出結
果である平均値ψaに基づいて旋回用モータ33を駆動
して水平支持板12を旋回しナイフ48の走行角度を切
断角度の平均値ψaにほぼ(±0.5 度以内)一致さ
せる。
【0049】こうしてナイフ48の走行角度を逐次上記
平均値ψaに合わせて切断を開始するので、ナイフ48
の刃の向きはほぼ埋設されたスチールコード3に沿って
いる。すなわち今切断しようとする部分の近傍における
スチールコード3のバイヤス角度の傾向は、その前5回
の切断角の平均値ψaに現われており、この傾向は以後
数回程は続くとみるのは、スチールブレーカ部材2のコ
ードが徐々に変化する性質上当然予想されることで、よ
ってナイフ48の刃の向きはスチールコード3のバイヤ
ス角度にほぼ一致していると考えられる。
【0050】したがって同走行角度でナイフ48が走行
すると、ほぼスチールコード3に沿って走行することに
なり、ナイフ48がスチールコード3上に乗り上げるよ
うな不具合は生じない。
【0051】このように切断に際しては、常にその前5
回の切断角度の平均値に走行角度を修正しているので、
1スチールブレーカ部材2の埋設コード3の場所ごとに
一定でないバイヤス角度に追従して切断が適切に行なわ
れる。
【0052】なお切断されたスチールブレーカ部材2の
端部は、永久磁石ブロック56が下方へ退避の後、別途
設けられた吸着装置により上方から吸着されて切断形状
を維持したまま持ち上げられ、スチールブレーカ部材2
の搬送と同時に所定位置まで移動させられ、成形ドラム
への巻付けに供される。
【0053】本実施例では、切断前5回の最新の切断角
度の平均をとったが、5回に限らず他の適当な回数の切
断角度の平均を用いてもよく、場合によれば1回でもよ
い。
【0054】
【発明の効果】本発明は、シート状材料の切断に際し、
その前1回または複数回の最新の切断角度に基づいてナ
イフの走行角度が設定されるので、常にナイフの刃の向
きはほぼ埋設コードに沿っており、ナイフがコードに乗
り上げる不具合を防止し適切な切断ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の切断装置の全体上面図
である。
【図2】同側面図である。
【図3】図1におけるIII −III 切断面(一部
側面)図である。
【図4】図1におけるIV−IV矢視(一部断面)図で
ある。
【図5】同実施例の従動プーリの側面図である。
【図6】電気系ブロック図である。
【図7】演算結果のグラフ化した説明図である。
【符号の説明】
1…切断装置、2…スチールブレーカ部材、3…スチー
ルコード、4…ベルトコンベア、5…フレーム、6…ロ
ーラ、7…コンベアベルト、8…支柱、9…水平支持フ
レーム、10…支軸、11…軸受、12…水平支持板、
13…リニアボールスライドガイドレール、14…リニ
アボールスライドガイド、15…走行支持部材、16,
17…枢支基板、18,19…回転軸、20…従動プー
リ、21…駆動プーリ、22…歯付ベルト、23…ねじ
、24…支持板、25…モータ、26,27…プーリ、
28…歯付ベルト、29…センサブラケット、30…反
射型光センサ、31…反射テープ、32…減速機構、3
3…旋回用モータ、40…レール、41…シリンダ、4
1a …シリンダロッド、42…ボールスライドテーブ
ル、43…ナイフブラケット、44…ボルト、45…ワ
ッシャ、46…ナット、47…スペーサ、48…ナイフ
、49…センサブラケット、50…距離センサ、55…
刃受け板、56…永久磁石ブロック、60…信号変換器
、61…数値演算装置、62…CRT、63…プリンタ
、64…制御装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多数のコードを所定のバイヤス角度で
    埋設した長いシート状材料をコンベア上でナイフにより
    次々に切断するシート状材料の切断方法において、前記
    ナイフを走行予定線に沿わせて走行させてシート状材料
    を切断することにより得られた切断線の形状を測定する
    ことと、該切断線の近似直線および該近似直線の前記帯
    状部材に対するバイヤス角度を演算することと、前記走
    行予定線のバイヤス角度を一回または複数回の最新の演
    算により得られた前記近似直線のバイヤス角度の平均値
    とほぼ一致するように修正することを特徴とするシート
    状材料の切断方法。
  2. 【請求項2】  多数のコードを所定のバイヤス角度で
    埋設した長いシート状材料の上方を走行部材が横切る走
    行機構と、同走行機構を旋回し前記シート状材料に対す
    る走行部材の走行角度を変える旋回機構と、前記走行機
    構の走行部材に吊設されその走行方向に対して直角な方
    向に移動自在なナイフと、前記走行機構の走行方向にお
    ける前記ナイフの走行位置を検出する第1検出手段と、
    前記走行方向と直角な方向における前記ナイフの変位位
    置を検出する第2検出手段と、前記第1、第2検出手段
    からの信号をもとに前記ナイフによる切断角度を演算す
    る演算手段と、同演算手段による1回または複数回の最
    新の演算結果に基づいて前記旋回機構を駆動制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とするシート状材料の切断
    装置。
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