JP2004082392A - 補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法と装置及び補強コード位置検出方法と装置 - Google Patents

補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法と装置及び補強コード位置検出方法と装置 Download PDF

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Abstract

【課題】帯状ゴムシート部材の幅方向端部における切断位置を精度よく位置決めして切断することができ、かつ装置コストを削減する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法と装置及び補強コード位置検出方法と装置を提供する。
【解決手段】上下に変動自在な接触部材1を帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部上面S2に食い込むように接触させ、帯状ゴムシート部材幅方向に最外側補強コードf1を横断するように往復移動させた際の上下変動状態を検出する。それに基づいて予め設定された基準位置Eに対する最外側補強コードf1の位置を求め、この位置が所定許容範囲Mを外れている場合には、そのズレ量ΔNに応じた距離だけ、カッター6を帯状ゴムシート部材幅方向に移動させる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、補強コードを埋設した帯状ゴムシート部材の端部切断方法と装置及び補強コード位置検出方法と装置に関し、更に詳しくは、補強コードの種類に左右されることなく、帯状ゴムシート部材の幅方向端部における切断位置を精度よく位置決めして切断できるようにした補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法と装置及び補強コード位置検出方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、空気入りタイヤの製造時に切断して使用される長尺の未加硫のカーカス材は、多数の補強コードを引き揃えてカレンダーロールでゴム引きした帯状ゴムシート部材をカーカス材の幅に相当する長さに順次幅方向に切断し、各切断片の幅方向端部同志を接合することにより形成される。
【0003】
例えば、図4に示すように、切断片Pの突き合わされた幅方向端部P1,P1において、補強コードfの間隔aが他の箇所と異なると、タイヤ耐久性やユニフォミティに悪影響を及ぼす。そこで、補強コードfの間隔aが他の箇所と同じになるように、帯状ゴムシート部材切断前に帯状ゴムシート部材の幅方向端部を最外側補強コードに沿ってカッターにより切断除去するようにしている。
【0004】
従来は、このような切断除去作業における切断位置は、専ら熟練作業者の目視に頼っていた。
【0005】
帯状ゴムシート部材の流れ位置が変化し、端部コードの位置がズレることはしばしばあり、しかも人が介在する作業では、突き合わせ接合した幅方向端部における補強コード間隔を常に一定に保つことは困難であり、バラツキが生じぜざるを得ない。
【0006】
そこで、上記対策として、X線を用いて最外側補強コードの位置を検出したり、あるいはレーザーを用いて帯状ゴムシート部材の幅方向端部の起伏する形状を検出することにより、切断位置を求めようにした技術が提案されている。
【0007】
しかしながら、前者は、補強コードが金属コードであれば問題ないが、非金属コードの場合にはX線が透過するため、最外側補強コードの位置を検出することが困難である。しかも、X線を用いた装置が高価になるという問題があった。
【0008】
他方、後者は、直接最外側補強コードの位置を検出するものではないため、切断位置の精度にやや難がある。また、前者同様に、レーザーを用い装置が高価になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、補強コードの種類に左右されることなく、帯状ゴムシート部材の幅方向端部における切断位置を精度よく位置決めして切断することができ、かつ装置コストを削減することが可能な補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法と装置を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、補強コードの種類に左右されることなく、帯状ゴムシート部材の幅方向端部における最外側補強コードの位置を精度よく検出し、かつ装置コストを削減することが可能な補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出方法と装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法は、補強コードを引き揃えて埋設した未加硫の帯状ゴムシート部材を該補強コードが延在する帯状ゴムシート部材長手方向に搬送しながら、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部を最外側補強コードに沿ってカッターにより切断する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法において、上下に変動自在な接触部材を前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触させ、前記接触部材を帯状ゴムシート部材幅方向に前記最外側補強コードを横断するように往復移動させた際の前記接触部材の上下変動状態を検出し、該上下変動状態から前記最外側補強コードの位置を求め、該位置が所定許容範囲を外れている場合には、前記最外側補強コードの位置と所定許容範囲との間のズレ量に応じた距離だけ、前記カッターを帯状ゴムシート部材幅方向に移動させることを特徴とする。
【0012】
本発明の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断装置は、補強コードを引き揃えて埋設した未加硫の帯状ゴムシート部材を該補強コードが延在する帯状ゴムシート部材長手方向に搬送しながら、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部を最外側補強コードに沿って、帯状ゴムシート部材幅方向に移動可能に配設したカッターにより切断する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断装置において、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触しかつ上下に変動自在な接触部材と、該接触部材を帯状ゴムシート部材幅方向に往復移動させる移動手段と、前記接触部材の上下変動状態を検出する検出手段と、該検出手段から入力された上下変動状態を示す検出信号に基づいて前記最外側補強コードの位置データを算出し、該位置データが所定許容範囲を外れている場合には、前記最外側補強コードの位置データと所定許容範囲との間のスレ量に応じた修正信号を出力する演算手段と、該演算手段からの修正信号に基づいて前記カッターを帯状ゴムシート部材幅方向に移動制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
上記本発明によれば、上下に変動自在な接触部材を帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触させ、帯状ゴムシート部材幅方向に最外側補強コードを横断するように往復移動させた際の接触部材の上下変動状態を検出し、それに基づいて最外側補強コードの位置を求め、所定許容範囲を外れている場合にはそのズレ量に応じた距離だけカッターを帯状ゴムシート部材幅方向に移動させるようにしたので、補強コードの種類に左右されることなく、帯状ゴムシート部材の幅方向端部における切断位置を精度よく位置決めして切断することができ、また高価なX線やレーザーを使用する必要がないので、装置コストの削減が可能になる。
【0014】
他方、本発明の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出方法は、補強コードを引き揃えて埋設した未加硫の帯状ゴムシート部材を前記補強コードが延在する帯状ゴムシート部材長手方向に搬送しながら、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部にある最外側補強コードの位置を検出する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出方法であって、上下に変動自在な接触部材を前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触させ、前記接触部材を帯状ゴムシート部材幅方向に前記最外側補強コードを横断するように往復移動させた際の前記接触部材の上下変動状態を検出し、該上下変動状態から前記最外側補強コードの位置を求めることを特徴とする。
【0015】
本発明の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出装置は、補強コードを引き揃えて埋設した未加硫の帯状ゴムシート部材を前記補強コードが延在する帯状ゴムシート部材長手方向に搬送しながら、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部にある最外側補強コードの位置を検出する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出装置であって、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触しかつ上下に変動自在な接触部材と、該接触部材を帯状ゴムシート部材幅方向に往復移動させる移動手段と、前記接触部材の上下変動状態を検出する検出手段と、該検出手段から入力された上下変動状態を示す検出信号に基づいて前記最外側補強コードの位置データを算出する演算手段とからなることを特徴とする。
【0016】
上記本発明によれば、上下に変動自在な接触部材を帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触させ、帯状ゴムシート部材幅方向に最外側補強コードを横断するように往復移動させた際の接触部材の上下変動状態を検出し、それに基づいて最外側補強コードの位置を求めるようにしたので、補強コードの種類に左右されることなく、帯状ゴムシート部材の幅方向端部における最外側補強コードの位置を精度よく検出することができ、また高価なX線やレーザーを使用する必要がないので、装置コストを削減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断装置の一例を示し、1は補強コードfを引き揃えて埋設した未加硫の帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部S1の上面S2に接触する接触部材、2は接触部材1を帯状ゴムシート部材幅方向(図の前後方向)に往復移動させる移動手段、3は接触部材1の上下変動状態を検出する検出手段、4は最外側補強コードの位置データを算出する演算手段、5はカッター6を帯状ゴムシート部材幅方向に移動制御する制御手段、7はカッター6を帯状ゴムシート部材幅方向に移動させる移動手段である。
【0019】
上記接触部材1は、円盤状の回転体から構成され、その外周端部1aが図2に示すように鋭角状の曲面に形成されている。接触部材1は、上方に配設された支持部材8の帯状ゴムシート部材幅方向に延在する支持軸8Aに回転自在に支持されている。
【0020】
支持部材8の上面には、筒体9が上方に向けて突設されている。この筒体9は定荷重を接触部材1に付与するために重量体から構成され、接触部材1は、この筒体9により、図2に示すように、帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部上面S2に食い込み可能になっている。
【0021】
筒体9の上方に上記移動手段2が設けられている。移動手段2は、帯状ゴムシート部材幅方向に延在するボールネジからなる回動軸2Aを有し、この回動軸2Aの外周に筒状の移動体2Bが螺合している。移動体2Bの下端にはロッド2Cが下方に向けて突設され、このロッド2Cに筒体9が摺動自在に嵌合し、これにより接触部材1が上下に変動自在に支持されている。
【0022】
回動軸2Aの一端に連結された駆動モータ2Dにより回動軸2Aが回動することで、移動体2Bが帯状ゴムシート部材幅方向に往復移動するようにしてあり、この移動体2Bの往復移動に伴って、接触部材1が帯状ゴムシート部材幅方向に往復移動する。
【0023】
筒体9の上端には上記検出手段3が設置されている。検出手段3は、上面S2に食い込んだ接触部材1が帯状ゴムシート部材幅方向に往復移動した際の上下変動状態を検出し、その検出信号を演算手段4に出力するようになっている。帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部上面S2に食い込んだ接触部材1は、最外側補強コードf1を乗り越える際に上方に変動する。それにより、検出手段3がロッド2Cに沿って上方に変位し、それに対応した図3(a)に示すような上下変動状態を示す検出信号が出力される。このような検出手段3としては、例えば、差動トランスを好ましく用いることができる。なお、図3(a)において、横軸は時間、縦軸は接触部材1の上下の変動量である。
【0024】
検出手段3に接続された上記演算手段4は、検出手段3から入力された上下変動状態を示す検出信号に基づいて予め設定された基準位置Eに対する最外側補強コードf1の位置データ(コード中心となるピーク位置のデータ)を算出する。
【0025】
この位置データの算出は、図3(b)に示すように、予め入力された接触部材1の帯状ゴムシート部材幅方向における移動軌跡データと、図3(a)に示す上下変動状態を示す検出信号とを用いて行う。検出信号におけるピーク位置を最外側補強コードf1の位置と判断し、それに対応した移動軌跡データにおける、基準位置Eからの距離を最外側補強コードf1の位置データYとする。
【0026】
なお、図3(b)において、横軸は時間、縦軸は接触部材1の基準位置Eからの距離である。+は基準位置Eより帯状ゴムシート部材幅方向内側、−は基準位置Eより帯状ゴムシート部材幅方向外側を意味する。
【0027】
複数回(例えば10回)連続して検出した各1往復の上下変動状態の検出信号に基づいて、最外側補強コードf1の位置データYをそれぞれ算出し、得られた位置データYの平均値Yaが所定許容範囲M内にあるか否か判定し、外れている場合には、最外側補強コードf1の位置データYの平均値Yaと所定許容範囲Mとの間のズレ量ΔNに基づく修正信号を制御手段5に出力するようになっている。
【0028】
演算手段4に接続された上記制御手段5は、演算手段4からの修正信号に応じて上記移動手段7に制御信号を出力する。また、制御手段5には移動手段2の駆動モータ2Dが接続され、駆動モータ2Dを所定時間毎に左右に回動制御することにより、移動体2Bを帯状ゴムシート部材幅方向に往復移動させるようになっている。
【0029】
接触部材1の下流側に上記移動手段7が設けられている。移動手段7は、帯状ゴムシート部材幅方向に延在するボールネジからなる回動軸7Aを有している。この回動軸7Aは帯状ゴムシート部材Sの上方に設置され、その外周に筒状の移動体7Bが螺合している。
【0030】
移動体7Bの下端には支持ロッド7Cが吊設され、その下端に、補強コードfが延在する帯状ゴムシート部材長手方向に沿って帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部1を切断するカッター6が取り付けられている。
【0031】
回動軸7Aの一端に連結された駆動モータ7Dが制御手段5に接続され、制御手段5からの制御信号により、駆動モータ7Dを左右に回動させるようになっている。駆動モータ7Dの作動により、移動体7Bが帯状ゴムシート部材幅方向に往復移動し、カッター6の切断位置を帯状ゴムシート部材幅方向で変更できるようにしている。
【0032】
本発明における補強コード位置検出装置は、上記接触部材1、移動手段2、検出手段3、及び演算手段4からなり、上述した端部切断装置の一部を構成している。
【0033】
以下、上述した装置を用いて、本発明の端部切断方法及び補強コード位置検出方法を説明する。
【0034】
帯状ゴムシート部材長手方向に沿って搬送される未加硫の帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部上面S2に、図2に示すように、接触部材1を食い込むように接触させた状態で、移動手段2の駆動モータ2Dが作動し、接触部材1が上記基準位置Eに対応する開始位置(最外側補強コードf1より外側の位置)から帯状ゴムシート部材幅方向内側に向けて、最外側補強コードf1を乗り越えて横断するように移動し、次いで帯状ゴムシート部材幅方向外側に向けて、再び最外側補強コードf1を乗り越えて移動する。開始位置より更に帯状ゴムシート部材幅方向外側に、内側に移動した距離と同じ距離だけ往復移動して開始位置に戻る。
【0035】
幅方向端部上面S2に食い込む接触部材1が最外側補強コードf1を乗り越える際に、接触部材1が上下に変動し、その上下変動状態を検出手段3が検出する。その検出信号(図3(a)参照)が演算手段4に入力される。
【0036】
演算手段4では、上下変動状態を示す検出信号に基づいて基準位置Eに対する最外側補強コードf1の中心(検出信号のピーク位置)での位置を最外側補強コードf1の位置と判断し、それに対応した移動軌跡データにおける、基準位置Eからの距離Yを算出し、それを最外側補強コードf1の位置データYとする。これにより、基準位置Eに対する最外側補強コードf1の位置が求められる。
【0037】
接触部材1は、帯状ゴムシート部材Sの搬送中、上記工程を繰り返し行い、その上下変動状態が検出手段3で連続的に検出され、演算手段4に入力される。演算手段4では、接触部材1の各1往復の上下変動状態を示す検出信号に対応する最外側補強コードf1の位置データYをそれぞれ算出し、次いで、得られた連続する複数個(例えば10個)の位置データYからその平均値Yaを算出する。
【0038】
この平均値Yaが、所定許容範囲M内にあるか否か判定する。所定許容範囲Mから外れている場合には、平均値Yaと所定許容範囲Mとの間のズレ量ΔNを算出し、そのズレ量ΔNに基づく修正信号を発生させて制御手段5に出力する。
【0039】
制御手段5は、修正信号に基づいて制御信号を移動手段7の駆動モータ7Dに出力する。図示する例では、平均値Yaが所定許容範囲Mよりも高く外れており、基準位置Eから最外側補強コードf1が離れすぎている。
【0040】
従って、カッター6をカッター基準位置(所定許容範囲Mの中心位置に対応)からズレ量ΔNに対応した距離(ズレ量ΔN+所定許容範囲Mの上限位置から中心位置までの距離)だけ、最外側補強コードf1側に近づけるように指令する制御信号を駆動モータ7Dに送出する。駆動モータ7Dはその距離に応じた角度だけ回転し、カッター6を帯状ゴムシート部材幅方向内側に移動させ、帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部S1を最外側補強コードf1に沿って切断する。
【0041】
平均値Yaが所定許容範囲Mよりも低く外れてている場合には、カッター6をカッター基準位置からその外れたズレ量に対応した距離(ズレ量+所定許容範囲Mの下限位置から中心位置までの距離)だけ、最外側補強コードf1から離間するように指令する制御信号を駆動モータ7Dに送出し、駆動モータ7Dがその距離に応じた角度だけ回転し、カッター6を帯状ゴムシート部材幅方向外側に移動させ、帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部S1を最外側補強コードf1に沿って切断する。
【0042】
上述した本発明によれば、上下に変動自在な接触部材1を帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部上面S2に食い込むように接触させ、帯状ゴムシート部材幅方向に最外側補強コードf1を横断するように往復移動させた際の接触部材1の上下変動状態を検出し、それに基づいて最外側補強コードf1の位置を求めようにしたので、補強コードfが金属コードであっても非金属コードであっても帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部S1における最外側補強コードf1の位置を精度よく検出することができる。
【0043】
また、最外側補強コードf1の位置が所定許容範囲Mを外れている場合にはそのズレ量ΔNに応じた距離だけカッター6を帯状ゴムシート部材幅方向に移動させるので、帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部S1における切断位置を精度よく位置決めして切断することができる。
【0044】
しかも、高価なX線やレーザーを使用する必要がないので、装置コストを削減することができる。
【0045】
本発明において、接触部材1は、上述したように回転自在な円盤状の回転体から構成するのが、帯状ゴムシート部材Sの幅方向端部S1に損傷を与えることなく接触部材1の移動を円滑に行う上で好ましいが、幅方向端部上面S2に食い込んで円滑に移動できるものであれば、当然のことがなら他の形状を有するものであってもよい。
【0046】
【発明の効果】
上述したように本発明は、補強コードの種類に左右されることなく、帯状ゴムシート部材の幅方向端部における最外側補強コードの位置を精度よく検出し、また切断位置を精度よく位置決めして切断することができ、かつ装置コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯状ゴムシート部材の端部切断装置の一例を概略説明図である。
【図2】図1の装置を帯状ゴムシート部材の搬送方向から見た要部概略説明図である。
【図3】(a)は演算手段に検出手段から入力される、接触部材の上下変動状態を示す検出信号の一例を示すグラフ図、(b)は接触部材の移動軌跡データを示すグラフ図である。
【図4】帯状ゴムシート部材の突き合わせ状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 接触部材           2 移動手段
3 検出手段           4 演算手段
5 制御手段           6 カッター
7 移動手段           E 基準位置
M 所定許容範囲         S 帯状ゴムシート部材
S1 幅方向端部         S2 上面
Y 位置データ          Ya 平均値
f 補強コード          f1 最外側補強コード
ΔN ズレ量

Claims (10)

  1. 補強コードを引き揃えて埋設した未加硫の帯状ゴムシート部材を該補強コードが延在する帯状ゴムシート部材長手方向に搬送しながら、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部を最外側補強コードに沿ってカッターにより切断する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法において、
    上下に変動自在な接触部材を前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触させ、前記接触部材を帯状ゴムシート部材幅方向に前記最外側補強コードを横断するように往復移動させた際の前記接触部材の上下変動状態を検出し、該上下変動状態から前記最外側補強コードの位置を求め、該位置が所定許容範囲を外れている場合には、前記最外側補強コードの位置と所定許容範囲との間のズレ量に応じた距離だけ、前記カッターを帯状ゴムシート部材幅方向に移動させる補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法。
  2. 前記接触部材を複数回往復移動させて該接触部材の上下変動状態を複数回連続して検出し、各上下変動状態に基づいて前記最外側補強コードの位置をそれぞれ求め、得られた位置の平均値が所定許容範囲を外れている場合には、該平均値と所定許容範囲との間のズレ量に応じた距離だけ、前記カッターを帯状ゴムシート部材幅方向に移動させる請求項1に記載の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法。
  3. 前記接触部材が回転自在な円盤状の回転体からなる請求項1または2に記載の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断方法。
  4. 補強コードを引き揃えて埋設した未加硫の帯状ゴムシート部材を該補強コードが延在する帯状ゴムシート部材長手方向に搬送しながら、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部を最外側補強コードに沿って、帯状ゴムシート部材幅方向に移動可能に配設したカッターにより切断する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断装置において、
    前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触しかつ上下に変動自在な接触部材と、該接触部材を帯状ゴムシート部材幅方向に往復移動させる移動手段と、前記接触部材の上下変動状態を検出する検出手段と、該検出手段から入力された上下変動状態を示す検出信号に基づいて前記最外側補強コードの位置データを算出し、該位置データが所定許容範囲を外れている場合には、前記最外側補強コードの位置データと所定許容範囲との間のスレ量に応じた修正信号を出力する演算手段と、該演算手段からの修正信号に基づいて前記カッターを帯状ゴムシート部材幅方向に移動制御する制御手段とを具備する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断装置。
  5. 前記演算手段が、複数回連続して検出された上下変動状態を示す検出信号に基づいて前記最外側補強コードの位置データをそれぞれ算出し、得られた位置データの平均値が所定許容範囲を外れている場合には、該平均値と所定許容範囲との間のズレ量に応じた修正信号を出力する請求項4に記載の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断装置。
  6. 前記接触部材が回転自在な円盤状の回転体からなる請求項4または5に記載の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の端部切断装置。
  7. 補強コードを引き揃えて埋設した未加硫の帯状ゴムシート部材を前記補強コードが延在する帯状ゴムシート部材長手方向に搬送しながら、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部にある最外側補強コードの位置を検出する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出方法であって、
    上下に変動自在な接触部材を前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触させ、前記接触部材を帯状ゴムシート部材幅方向に前記最外側補強コードを横断するように往復移動させた際の前記接触部材の上下変動状態を検出し、該上下変動状態から前記最外側補強コードの位置を求める補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出方法。
  8. 前記接触部材が回転自在な円盤状の回転体からなる請求項7に記載の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出方法。
  9. 補強コードを引き揃えて埋設した未加硫の帯状ゴムシート部材を前記補強コードが延在する帯状ゴムシート部材長手方向に搬送しながら、前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部にある最外側補強コードの位置を検出する補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出装置であって、
    前記帯状ゴムシート部材の幅方向端部上面に食い込むように接触しかつ上下に変動自在な接触部材と、該接触部材を帯状ゴムシート部材幅方向に往復移動させる移動手段と、前記接触部材の上下変動状態を検出する検出手段と、該検出手段から入力された上下変動状態を示す検出信号に基づいて前記最外側補強コードの位置データを算出する演算手段とからなる補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出装置。
  10. 前記接触部材が回転自在な円盤状の回転体からなる請求項9に記載の補強コード埋設帯状ゴムシート部材の補強コード位置検出装置。
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