JP6727547B2 - タイヤ用コードプライのジョイント装置およびタイヤ用コードプライの製造方法 - Google Patents
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Description
先行するプライ片の尾端部と後続のプライ片の先端部とをオーバーラップさせてジョイントすることにより長尺化されたタイヤ用コードプライを製造するタイヤ用コードプライのジョイント装置であって、
先行するプライ片の尾端近傍を上方から押さえ付けて固定すると共に、後続のプライ片の先端を接触させて前記後続のプライ片の位置決めを行うプレートと、
先行するプライ片の尾端部と後続のプライ片の先端部とのオーバーラップ部分を押圧してジョイントする圧着手段とを備えており、
前記プレートの下流側に配置されており、ジョイント済みのプライ片のオーバーラップ量を検出するオーバーラップ量検出センサと、
前記プライ片の搬送方向におけるプレートの下降位置を調整する位置調整機構と、
前記オーバーラップ量検出センサによるオーバーラップ量の検出結果と予め設定された許容値とを比較し、前記オーバーラップ量の検出結果が前記許容値から外れていた場合に、前記位置調整機構を制御して前記プレートの下降位置を調整する位置調整制御手段とを備えていることを特徴とするタイヤ用コードプライのジョイント装置である。
前記位置調整機構が、
前記位置調整制御手段と接続されているモーターと、
前記モーターに取り付けられており、前記モーターの駆動により伸縮する台形ネジと、
前記プレートを保持し、前記台形ネジの伸縮により前記プライ片の搬送方向に沿って移動するプレート保持部材と
を備えていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置である。
前記モーターに、前記モーターの回転数を検知するエンコーダが取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置である。
前記プレート保持部材に、前記台形ネジの伸縮を検出する近接センサが設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置である。
前記先行するプライ片の尾端の位置を検出する尾端センサと、
前記尾端センサの検出結果に基づいて、前記先行するプライ片の尾端部と前記後続のプライ片の先端部とをオーバーラップさせる際の前記先行するプライ片の尾端の位置を調整する尾端調整手段と
をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置である。
前記位置調整制御手段が、複数の前記オーバーラップ量の検出結果の平均値に基づいて前記位置調整機構を制御することにより前記プレートの下降位置を調整する制御手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置である。
前記位置調整制御手段が、前記オーバーラップ量の検出結果が前記許容値から外れていた場合に装置の稼働を停止させるように設定されている制御手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置である。
前記位置調整制御手段に予め設定されている許容値が、目標値とするオーバーラップ量を中心として±1〜10mmの幅に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置である。
請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置を用いて長尺化されたタイヤ用コードプライを製造するタイヤ用コードプライの製造方法であって、
前記先行するプライ片の尾端近傍に前記プレートを下降させて押さえ付けることにより前記先行するプライ片を固定するプライ片固定工程と、
下降した前記プレートに前記後続のプライ片の先端が接触するまで、前記後続のプライ片を搬送することにより前記先行するプライ片の尾端部と前記後続のプライ片の先端部とをオーバーラップさせるオーバーラップ工程と、
前記先行するプライ片の尾端部と前記後続のプライ片の先端部とのオーバーラップ部分を前記圧着手段で押圧することによりジョイントさせるジョイント工程とを備えており、
前記位置調整制御手段が、前記オーバーラップ量検出センサによるオーバーラップ量の検出結果と予め設定された許容値とを比較し、前記オーバーラップ量の検出結果が前記許容値から外れていた場合に、前記位置調整機構を制御して前記プレートの下降位置を調整することを特徴とするタイヤ用コードプライの製造方法である。
図2は本実施の形態に係るタイヤ用コードプライのジョイント装置を模式的に示す平面図であり、紙面下方がプライ片Wa、Wbの搬送方向の下流側である。
以下、本実施の形態に係るジョイント装置の特徴であるプレートの下降位置のフィードバック制御に関する構造を具体的に説明する。
上記した通り、オーバーラップ量検出センサ4a〜4cは、プレート2の下流側に設けられており、オーバーラップ量検出センサ4a〜4cの下方を通過するジョイント後のプライ片のジョイント部におけるオーバーラップ量を検出する。
本実施の形態に係る位置調整機構10は、プレート保持部材8と、台形ネジ7と、モーター5とから構成されている。プレート保持部材8はプレート2を保持しており、プレート保持部材8とモーター5は、台形ネジ7を介して連結されている。この位置調整機構10は、モーター5を駆動させて台形ネジ7を回転させることによってプレート保持部材8をプライ片の搬送方向に沿って前進、後退させることによりプレート2の下降位置を調整できるように構成されている。
位置調整制御手段は、オーバーラップ量検出センサ4a〜4cと位置調整機構10のモーター5に接続されており、オーバーラップ量検出センサ4a〜4cの検出結果に基づいてモーター5を駆動させることによりプレート2の下降位置のフィードバック制御を行う。
また、本実施の形態においては、図3に示すように、先行するプライ片Waの尾端Wa1を検出する尾端検出センサ11と、尾端検出センサ11の検出結果に基づいて、先行するプライ片Waの尾端Wa1の位置を調整する尾端調整手段(図示省略)とがさらに設けられている。
次に、図2に示すジョイント装置を用いた本実施の形態に係るタイヤ用コードプライの製造方法について説明する。
(1)実施例
上記した図2に示すジョイント装置を用い、フィードバック制御によりプレートの下降位置を調整しながらプライ片のジョイントを30回行った。なお、図2では、オーバーラップ量検出センサが4a〜4cと3個設けられているが、本実施例においては、プライ片Wa、Wbの両側縁部の上方に配置されたオーバーラップ量検出センサ4a、4cだけを使用した。
プレート下降位置のフィードバック制御を行わない従来の装置を用いたことを除いて、実施例と同じ条件でプライ片のジョイントを30回行った。
ジョイント後のプライ片のオーバーラップ量を目視で測定した。結果を図4に示す。なお、図4中の横軸はジョイント部のオーバーラップ量(mm)、縦軸はオーバーラップ量の個数(頻度)を示しており、図4では30個のジョイント部において得られたオーバーラップ量が振り分けられている。
2 プレート
3 圧着手段
4a、4b、4c オーバーラップ量検出センサ
5 モーター
6 エンコーダ
7 台形ネジ
8 プレート保持部材
9 近接センサ
10 位置調整機構
11 尾端検出センサ
Wa 先行するプライ片
Wa1 先行するプライ片の尾端
Wb 後続のプライ片
Wb1 後続のプライ片の先端
イ、ロ プライ片の移動方向
Claims (9)
- 先行するプライ片の尾端部と後続のプライ片の先端部とをオーバーラップさせてジョイントすることにより長尺化されたタイヤ用コードプライを製造するタイヤ用コードプライのジョイント装置であって、
先行するプライ片の尾端近傍を上方から押さえ付けて固定すると共に、後続のプライ片の先端を接触させて前記後続のプライ片の位置決めを行うプレートと、
先行するプライ片の尾端部と後続のプライ片の先端部とのオーバーラップ部分を押圧してジョイントする圧着手段とを備えており、
前記プレートの下流側に配置されており、ジョイント済みのプライ片のオーバーラップ量を検出するオーバーラップ量検出センサと、
前記プライ片の搬送方向におけるプレートの下降位置を調整する位置調整機構と、
前記オーバーラップ量検出センサによるオーバーラップ量の検出結果と予め設定された許容値とを比較し、前記オーバーラップ量の検出結果が前記許容値から外れていた場合に、前記位置調整機構を制御して前記プレートの下降位置を調整する位置調整制御手段とを備えていることを特徴とするタイヤ用コードプライのジョイント装置。 - 前記位置調整機構が、
前記位置調整制御手段と接続されているモーターと、
前記モーターに取り付けられており、前記モーターの駆動により伸縮する台形ネジと、
前記プレートを保持し、前記台形ネジの伸縮により前記プライ片の搬送方向に沿って移動するプレート保持部材と
を備えていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置。 - 前記モーターに、前記モーターの回転数を検知するエンコーダが取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置。
- 前記プレート保持部材に、前記台形ネジの伸縮を検出する近接センサが設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置。
- 前記先行するプライ片の尾端の位置を検出する尾端センサと、
前記尾端センサの検出結果に基づいて、前記先行するプライ片の尾端部と前記後続のプライ片の先端部とをオーバーラップさせる際の前記先行するプライ片の尾端の位置を調整する尾端調整手段と
をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置。 - 前記位置調整制御手段が、複数の前記オーバーラップ量の検出結果の平均値に基づいて前記位置調整機構を制御することにより前記プレートの下降位置を調整する制御手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置。
- 前記位置調整制御手段が、前記オーバーラップ量の検出結果が前記許容値から外れていた場合に装置の稼働を停止させるように設定されている制御手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置。
- 前記位置調整制御手段に予め設定されている許容値が、目標値とするオーバーラップ量を中心として±1〜10mmの幅に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置。
- 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のタイヤ用コードプライのジョイント装置を用いて長尺化されたタイヤ用コードプライを製造するタイヤ用コードプライの製造方法であって、
前記先行するプライ片の尾端近傍に前記プレートを下降させて押さえ付けることにより前記先行するプライ片を固定するプライ片固定工程と、
下降した前記プレートに前記後続のプライ片の先端が接触するまで、前記後続のプライ片を搬送することにより前記先行するプライ片の尾端部と前記後続のプライ片の先端部とをオーバーラップさせるオーバーラップ工程と、
前記先行するプライ片の尾端部と前記後続のプライ片の先端部とのオーバーラップ部分を前記圧着手段で押圧することによりジョイントさせるジョイント工程とを備えており、
前記位置調整制御手段が、前記オーバーラップ量検出センサによるオーバーラップ量の検出結果と予め設定された許容値とを比較し、前記オーバーラップ量の検出結果が前記許容値から外れていた場合に、前記位置調整機構を制御して前記プレートの下降位置を調整することを特徴とするタイヤ用コードプライの製造方法。
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