JPH01171793A - スチールベルトの自動切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スチールベルトの自動切断装置に係わり、
更に詳しくはタイヤ成形材料を、スチールコードに沿っ
て円滑に切断するスチールヘルドの自動切断装置に関す
るものである。

〔従来技術〕

従来、タイヤ成形機サービサーにおいて、バイアスにス
チールコードの配設されたタイヤ成形材料をスチールコ
ードに沿って円滑に切断する方法としては、種々の自動
切断装置が提案されている。

例えば、一定巾のスチールコードの配設されたタイヤ成
形材料を、ホットナイフにより中央から左右方向に切開
く方法の場合には、切断面にスチールコードが露出する
と言う問題がある。

また、近年では上記のようなスチールコードの露出を防
止する対策として、例えば実公昭６２−１３７７９号公
報に開示されているように、丸刃カッターを回転させて
切断する装置も提案されているが、丸刃カッターを支持
する軸が固定された状態で取付けられ、丸刃カッターを
支持する軸と平行に移動させる構成であるため、例えば
スチールコードが平行ではない状態で埋設されているよ
うな場合には、スチールコードの部分に乗り上げたり、
スチールコードの被覆部分を切断してしまい、スチール
コードが露出してしまうと言う問題があり、特に細い径
のスチールコードの配設されたスチールベルト材料では
、この傾向が顕著に現れ、上記のようにスチールコード
を乗越したり、切断不良を起すと言う問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、その目的とするところは例え埋設されているス
チールコードが平行な状態でない場合であっても、常に
スチールコードに沿って切断することが出来、切断作業
の信頼性を向上させることが出来ると共に、円滑な切断
作業を行うことが出来るスチールベルトの自動切断装置
を提供するものである。

、〔発明の構成〕 この発明は上記目的を達成するため、ガイドロッドに支
持された昇降手段の取付は軸に、該取付は軸の長手方向
と直交する向きに回転自在な旋回アームを設け、この旋
回アームの先端側に、回転自在な丸刃を設けると共に、
旋回アームの先端部と、前記昇降手段の側部との間に、
前記旋回アームの回転を固定または開放自在に規制する
規制手段を設けたことにより、常にスチールコードに埋
設位置に追従して丸刃を移動させることが出来、円滑で
、かつ精度の良い切断作業を行うことが出来るようにし
たことを要旨とするものである。

〔発明の実施例〕

以下添付図面に基いて、この発明の詳細な説明する。

第１図は、一般的タイヤ成形機の構成を示すもので、１
は拡縮２回転自在な成形ドラム、２は、サービサーラッ
クで、図示しない移動手段により成形ドラム１に対して
接近、離反可能となっている。

３は、バイアスにスチールコードの配設されたタイヤ成
形材料Ｗの自動切断装置を示し、また４は、タイヤ材料
繰出しユニットで、適時タイヤ成形材料Ｗをサービサー
ラック２に供給するものである。

５は、タイヤ成形材料Ｗを、成形ドラムｌに自動貼りす
るための装置を示している。この発明は、上記自動切断
装置３の構造に関するものであり、以下に詳述する。

第２図は、自動切断装置３の平面図を示し、タイヤ成形
材料Ｗの供給経路上に、フレーム７ａ、７ｂを介してガ
イドロッド６が架設されている。前記フレーム７ａ、７
ｂはベース７ｃ上に固着され、ベース７ｃは、サービサ
ーラック２のタイヤ成形材料Ｗに対して所定の角度に揺
動固定自在に取付られている。

前記ガイドロッド６と平行に配置されたポールネジ軸８
の一端には、回転駆動用のタイミングベルトプーリー９
ａが取付けられ、駆動用ギヤートモ−ター１０の出力軸
に設けたタイミングベルトプーリー９ｂと、タイミング
ベルト１１を介して連結されている。前記ガイドロンド
ロには、カッターユニットベース１２がスライドベアリ
ング１３を介して取付けられ、また前記ボールネジ軸８
とは、ナツトブロック１４を介し連結されている（第６
図参照）。これらによりカッターユニットベース１２は
、ガイドロッド６に添って移動自在になっている。

第３図は、第２図Ｉ［［−１１１矢視のカッターユニッ
トの側面図であって、１５は、回転自在に組付けられた
丸刃１６を上下移動させるためのエアシリンダーである
。

なお、図中右側より左側に移動する方向を前進、左側よ
り右側に移動するのを後退とする。

第４図及び第５図カッターユニットを構成する丸刃１６
の昇降手段の断面図と、Ｖ−Ｖ矢視平面図を示し、前記
上下シリンダー１５はユニットベース１２のフレーム部
に固定されており、その取付は軸で言うところのシリン
ダーロフト１７　（出力ロンド）は、フレーム部に組込
まれたガイドメタル１８により上下移動自在にガイドさ
れている。

またシリンダーロッド１７の先端側には、ベアリング１
９ａ、１９ｂを介して、シリンダーロッド１７の長手方
向と直交する向きに旋回アーム２１が回転自在に取付け
られている。

前記丸刃１６の切断中心６１　ｓ　−ｓがシリンダーロ
ッド１７の中心つまり旋回アーム２１の旋回中心αと一
致しており、又、丸刃１６の取付軸２２が旋回中心αよ
り所定の距ＭＬだけ離れている事を示している。

前記旋回アーム２１上には、適正なる位置に先端側を小
径にした部分２３ａとテーバ部２３ｂとを有し、基部側
には大径の部分２３ｃを有するガイドピン２４が取付け
られている（第４図参照）。

一方、このガイドピン２４の上方には、ガイドロックシ
リンダー２０がフレーム１２に固定されており、その出
力軸ロッド２５には、ガイドピン２４の大径部２３ｃと
嵌合するガイド穴２６が所定の深さで形成されている。

このガイドロックシリンダー２０の出力軸ロッド２５の
ガイド穴２６と、ガイドピン２４の大径部２３Ｃが係合
している時、丸刃１６の切断中心線Ｓ−８とスライドガ
イドロッド６とは平行な状態となる。

従って、旋回アーム２１の回転を固定または解放させる
規制手段を、上記のガイドピン２４とガイド穴２６とに
より構成する。

次に、第６図において２７は、サービサーラックのベル
トコンベアであり、Ｗは、バイアスにスチールコードＷ
ａが配設されたタイヤ成形材料（所謂スチールベルト）
である。

また、丸刃１６は、このコード方向に走行切断するもの
である。

断面略台形状のニレベートバーと呼称される材料昇降ガ
イド２８の内部には、力・７タ一台２９が組込まれ、タ
イヤ成形材料Ｗは、図中左側より右側に送られるもので
、この流れをスムースにするため、材料昇降ガイド２８
の左側→中央カッター台２９−材料昇降ガイド２８の右
側部と順次階段状に右に向って低くなる様に構成されて
おり、またカッター台２９の断面は、第６図に示すよう
に正方形をなしておるため、丸刃１６が、このカッター
台２９に圧着、切断走行し、キズ等摩耗が発生した場合
、順次組直す事により、４面を走行面として使用する事
が出来経済的に非常に有利である。

前記カッター台２９に対し、丸刃１６は、上下シリンダ
ー１５により所定の力で押しつけられながらボールネジ
８によりガイドロッド６に沿って移動し、かつ回転自在
であるため回転しながら切断を行なう。

この時旋回アーム２１上に設置されたガイドピン２４と
ガイドロックシリンダー１７の出力ロソド２５との位置
関係は第６図に示すようにガイド穴２６と大径部２３ｃ
が離れているため、丸刃１６は旋回自在となり、スチー
ルコードＷａに沿って走行し、正しい切断を行なう事が
出来る様になっている。

この発明は、上記のように旋回中心αより回転丸刃１６
まで距離りを持つ旋回アーム２１を配設する事により、
丸刃１６に対する微少な横力でも旋回し、スチールコー
ドＷａに沿って乗、り越す事なく良好な切断を得る事が
出来る。

また、第６図における様にガイドロンクシリンダ−２０
の出力ロット２５の下端より、ガイドピン２４の細径部
２３ａが下がっていない事により、ガイド穴２６と細径
部２３ａの寸法差分の自由旋回量で旋回し、不要に大き
く変化してカッター台２９からはずれる等の弊害を防止
している。

また前記上下シリンダー１５により上方に移動させられ
るとテーパ一部２３ｂにより円滑に初期の正しい位置（
向き）に丸刃１６を固定する事が出来、常に一定の位置
から丸刃を打ち込む事が出来、特に材料自動貼りにおけ
る検尺精度の大巾な向上を計る事が出来る。

次に、第７図は、この発明のカッターユニットによる切
断動作順の一例を示すもので、図中Ｄｌ側に移動するの
が前進で、Ｄ２側に向って移動するのは後退である。

まずタイヤ成形材料Ｗの側端に近い■の地点に丸刃１６
を下降させる。

この時ガイドロックシリンダー２０は、上昇のままとし
ても良いが、微少の時間差を置いて下降させ、スチール
コードＷａの間に丸刃１６を打ち込む。

この発明では、上下シリンダー１５のストロークよりガ
イドロックシリンダー２０のストロークを長くしである
事により、丸刃打込は、２本のシリンダーの合計出力で
行なう事が出来るので、各シリンダーの小型化を計る事
ができる。

この打込み後、タイヤ成形材料Ｗの外側のＨの地点まで
丸刃１６にて切断する。

この時、後退つまり旋回軸芯αより丸刃１６が移動方向
側にあるため、スチールコードＷａによる旋回横力があ
ると丸刃１６が大きく旋回しようとするが、この時ガイ
ドロックシリンダー２０により丸刃１６が移動ガイド軸
６と平行に固定されているため、円滑に切断する事が出
来る。

又、スチールコードＷａの角度方向が変化していたとし
ても、もともと切断方向はこのスチールコードＷａの角
度に合せである事と、移動距離が短い事により何ら支障
なく良好な切断が行なえる。

その後ガイドロックシリンダー２０を上昇させ、丸刃１
６を所定の範囲内で旋回自在に、タイヤ成形材料Ｗのも
う一方の外側の■の地点まで移動させる事により、円滑
にワイヤーに添って切断する事が出来る。

なお、この発明の切断方法は、■の地点より切り開く方
式を実施しているが、この実施例に限定されず■の地点
から■に向って切断する方式も可能ではある。この場合
ガイドロックはガイドピン２４上方に固定で良い。しか
しながらこの様な方式では、ワイヤーの真上から切り込
み始めた場合、端部では網上げられた素綿がほぐれてし
まい、ある程度丸刃が進入した地点からのみ切断される
不良が発生することがある。

これに対し、■の地点の様に端部より離れた所では、ス
チールコードの真上に丸刃１６が乗ってもほぐれる事も
なく、また第８図の様にスチールコード自体にＳより、
Ｚより等のねじれ方向があるため、丸刃１６が走行し始
めるとねじれ方向に落ち切断開始となるが、■より■に
向って前進することにより、再度この部分を通過するの
で良好な切断を行なう事が出来る。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のようにガイドロッドに支持された昇
降手段の取付は軸に、該取付は軸の長手方向と直交する
向きに回転自在な旋回アームを設け、この旋回アームの
先端側に、回転自在な丸刃を設けると共に、旋回アーム
の先端部と、前記昇降手段の側部との間に、前記旋回ア
ームの回転を固定または開放自在に規制する規制手段を
設けたため、以下のような優れた効果を奏するものであ
る。

（ａｌ丸刃をスチールコードに沿って移動させる場合、
従来のような丸刃を平行移動させる方式に比べ微少な力
によってスチールコードに沿って揺動することが出来る
ので、スチールコードを乗越えることがなく、円滑な切
断を常に行なうことが出来る。

（ｂｌ丸刃の取付は軸と旋回軸とを分離させて構成する
ことにより、機構の面素化及び信顛性を向上させること
が出来、また丸刃交換の作業も容易に行なうことが出来
る。

（Ｃ１旋回アームの回転を規制する手段を設けたので、
定位置からの切断を行なうことが出来、検尺精度を向上
させることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的なタイヤ成形機を示す構成図、第２図は
自動切断装置の平面図、第３図は自動切断装置の取付は
状態を示す第２図のＩＩＩ−Ｉ［１矢視側面図、第４図
はカンタ−ユニットの一部縦断正面図、第５図は第４図
のＶ−Ｖ矢視平面図、第６図は第４図のＶＩ−Ｖｌ矢視
の一部縦断側面図、第７図及び第８図はタイヤ成形材料
の切断方法を示す説明図である。 ３・・・自動切断装置、６・・・ガイドロッド、１６・
・・丸刃、１７・・・取付は軸（出力ロット）、２１・
・・旋回アーム、２４・・・ガイドピン、２６・・・ガ
イド穴。 代理人　弁理士　小　川　信　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　タイヤ成形材料の供給経路上に架設されたガイドロッ
   ドに沿って移動可能に取付けた切断装置を、タイヤ成形
   材料のスチールコードに沿って切断するスチールベルト
   の自動切断装置において、前記ガイドロッドに支持され
   た昇降手段の取付け軸に、該取付け軸の長手方向と直交
   する向きに回転自在な旋回アームを設け、この旋回アー
   ムの先端側に、回転自在な丸刃を設けると共に、旋回ア
   ームの先端部と、前記昇降手段の側部との間に、前記旋
   回アームの回転を固定または開放自在に規制する規制手
   段を設けたことを特徴とするスチールベルトの自動切断
   装置。