JPH04211028A - 高融点ヘキサブロムシクロドデカンの製法 - Google Patents

高融点ヘキサブロムシクロドデカンの製法

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JPH04211028A
JPH04211028A JP3031484A JP3148491A JPH04211028A JP H04211028 A JPH04211028 A JP H04211028A JP 3031484 A JP3031484 A JP 3031484A JP 3148491 A JP3148491 A JP 3148491A JP H04211028 A JPH04211028 A JP H04211028A
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hexabromocyclododecane
isomer
solids
product
particles
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Phillip R Beaver
フイリツプ・レイ・ビーバー
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Ethyl Corp
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    • C07C13/02Monocyclic hydrocarbons or acyclic hydrocarbon derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C23/00Compounds containing at least one halogen atom bound to a ring other than a six-membered aromatic ring
    • C07C23/02Monocyclic halogenated hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/18Systems containing only non-condensed rings with a ring being at least seven-membered
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011本発明は、難燃剤として有用であるヘキサ
ブロムシクロドデカン生成物の回収法に関する。ある観
点において、本発明は好適な異性体比を有するヘキサブ
ロムドデカン生成物の回収法に関する。 [0002]シクロドデカトリエンの臭素化は異なる融
点のへキサブロムシクロドデカン異性体を生成する。こ
れらの組成物から得られるヘキサブロムシクロドデカン
生成物の融点特性は、一部生成物内のへキサブロムシク
ロドデカン異性体の比及び分布に関連することが知られ
ている。例えば英国特許願第2.205.830号及び
特公昭50−5187号を参照。しかしながら、これら
には、融点特性に影響する異性体の調節法は教示されて
おらず、そのような方法が必要とされている。 [0003]臭素とシクロドデカトリエンを、アルコル
及びハロゲン化炭化水素を含んでなる溶媒系で混合する
ことによるHBCD反応物の製造は次の特許に例示され
ている。 [0004] 米国特許第3.558.727号[ジエンフナ−Qen
kner)ら] 米国特許第3.652.688号[オレコウスキ(Ol
ech。 wski)  ら] 米国特許第3.833.675号[ニュークーム(Ne
wcombe)  ら] 英国特許第2.205.830号[ハーモリン (He
rmolin)  ら] 独国特許第3.120.621号[ジエンフナ−ら]こ
れらの特許に例示されているように、臭素とシクロドデ
カトリエンは、シクロドデカトリエンの臭素化でHBC
Dを製造するために、凡そ化学量論的量で、随時臭素を
僅かに、例えば約3〜約5%過剰量で用いて混合するこ
とができる。この臭素化は溶媒系で起こり、HBCD生
成物を生成する。この反応で製造される最終的なHBC
D生成物は、典型的にはHBCDを固体粒子形で含んで
なる。これらの粒子形は残存ブロマイド(例えば水溶性
ブロマイド例えば臭化ハロゲン)並びに未反応又は部分
的に反応したシクロドデカトリエン(例えばテトラブロ
ムシクロドデカデン)で汚染されている。溶媒系の溶媒
も反応物の一つ又はそれ以上と反応して可能な汚染物を
生成することがある。例えば臭素との反応でアルキルブ
ロマイドが生成する(例えばイソブチルアルコールが溶
媒系におけるアルコールの場合イソブチルブロマイド)
。反応物を溶媒系と一緒に混合する方法は、これらの特
許に例示されるように、反応物を互いに別々に導入する
方法又は下流の分離工程から回収された母液を循環する
方法を含めて、種々に変化せることかできる。混合はよ
り均一な反応環境を提供するためにある種の撹拌を含む
ことができる。シクロドデカトリエンの臭素化は、好ま
しくは反応物を約70℃以下まで冷却することによって
調節しつる発熱反応である。過去の技術は40℃以下ま
で冷却することが好適であることを示している。 [0005]今回、臭素及びシクロドデカトリエンを、
アルコール及びハロゲン化炭化水素を含んでなる溶媒系
で混合することによって製造される反応物から得られる
ヘキサブロムシクロドデカン生成物の融点を高める改良
された方法が発見された。これらの改良された方法は、
そのような生成物の融点特性に影響するヘキサブロムシ
クロドデカン生成物中のへキサブロムシクロドデカン異
性体の比を提供するのに効果的である。 [0006]本発明の具体例は、臭素とシクロドデカト
リエンを、アルコール及びハロゲン化炭化水素を含んで
なる溶媒中で混合することによって製造される反応物か
ら得られるヘキサブロムシクロドデカン(以下rHBC
DJ )の融点を高める方法からなる。これらの改良さ
れた方法はこの組成物を処理してHBCD生成物を得る
ことを含む。この処理法はHBCD生成物粒子をその寸
法又は質量或いは寸法と質量の双方に従って分離して、
高融点粒子をHBCD生成物中に優先的に保持させるこ
とを含んでなる。 [0007] これらの及び同様の方法によって製造さ
れる組成物はHBCDの異性体混合物を含有する。少く
とも三種の明白な異性体が認められ、その各の異性体は
別々の特性を有する。これらの三つの異性体は以下HB
CDのα、β、及びγ異性体として呼ばれよう。予期せ
ぬことに、これらの三つの異性体は別々の形態的な、融
点の及び溶媒和の特性を有し、斯くしてこれらの異性体
を含む組成物は、ヘキサブロムシクロドデカン生成物の
融点を高めるのに有効な本発明の具体例による方法に供
することができる。 [0008]驚くことにHBCDのα及びβ−異性体は
γ異性体の融点(190℃以上)に比べて比較的低い融
点(即ち185℃以下)を有する。HBCD生成物の融
点範囲はγ異性体を多く含む生成物が高融点を有すると
いうように異性体の相対割合の関数である。上述の方法
で生成するα及びβ異性体の更に予期されない明白な特
徴は、凝集するように見えるγ異性体に比べてその生成
した粒子が比較的小さい寸法と質量(重量)をもつこと
である。これらの異性体の更なる予期されない明白な特
性は、溶液中の異性体粒子の割合が温度の関数であると
いうように溶媒和特性の温度依存性である。 [0009] これらの改良された方法の他の具体例は
、(1)該反応物を、 (a)少くとも40℃の温度、 (b)少くとも40%の負荷因子、及び(C)該ハロゲ
ン化炭化水素と該アルコールの、3/97〜90/10
の重量比、 に、少くとも第一のへキサブロムシクロドデカン異性体
に富む第一の粒子及び一つ又はそれ以上のへキサブロム
シクロドデカン異性体の第二の粒子を含んでなる組成物
が生成するまで維持し、但し該第−の粒子が該第二の粒
子よりも寸法において大きく且つ質量において重く、そ
して該第−の異性体が該−つ又はそれ以上の他の異性体
の各よりも高い融点を有し、そして (2)該ヘキサブロムシクロドデカン生成物中に該第−
の粒子を優先的に保持するために、該組成物を、該第−
の及び第二の粒子を寸法又は質量に従って分離すること
により処理して該ヘキサブロムシクロドデカン生成物を
製造する、という工程を含んでなる。 [00101本発明の具体例によれば、高々的70℃の
温度及び3/97〜90/10のハロゲン化炭化水素と
アルコールの重量比に維持された溶媒系における臭素と
シクロドデカトリエンの反応によって反応物を製造する
。これらの反応条件の維持は、本発明の具体例による組
成物、即ちα、β及びγ異性体を含有するHBCD粒子
の組合せ物が少くとも生成するまで継続される。反応物
と溶媒を混合する場合、反応物の初期温度は大気温度で
あってよく、そして反応物は発熱反応の熱によって少く
とも40℃の温度まで温度上昇させることができる。 −度反応物の温度が40℃に達した時、冷却手段を適用
して、温度が大気圧下に60℃以上に上昇するのを防止
する。温度は加圧を用いる場合には60℃以上に上昇さ
せてもよいが、好適な温度範囲は少くとも40〜60℃
、更に好ましくは60℃である。 [00111負荷因子(loading factor
)は全反応物(溶媒を含む)の重量に対する理論的なH
BCD生成物の重量である。低負荷因子(例えば40%
以下)は初期の方法において高融点HBCD生成物(例
えば初期融点190℃又はそれ以上)を製造するのに好
都合であった。これは、高負荷因子がα及びβ異性体に
好ましい高割合のために比較的高い初期融点を有するH
BCD生成物を達成するのに好ましくないものであると
いう考えのためであった。今や本申請者の改良された方
法は、高負荷因子を有する反応物から製造される組成物
から高融点のHBCD生成物を得ることを可能にする。 高負荷因子は反応の生成物側からの生成物の少くとも一
部分を循環する方法も含めて回分式又は連続式の反応法
において使用することができる。 [0012]反応物の溶媒系はある種のハロゲン化炭化
水素とアルコールの混合物を含んでなる。但しこのハロ
ゲン化炭化水素及びアルコールは、シクロドデカトリエ
ンの臭素化でHBCDを製造する場合に典型的に使用さ
れるものである。そのようなハロゲン化炭化水素及びア
ルコールの例は米国特許第3.833.675号、第3
゜652、688号、及び第3.558.727号に見
出されるものである。これらの溶媒は好ましくは低級ア
ルキルアルコール及び低級アルキルハロゲン化炭化水素
である(ここに用いる如き「低級アルキル」とは01〜
C6直鎖又は分岐鎖アルキル基を意味する)。好適な溶
媒はC1〜C4アルコール及びC1〜C4アルキルハラ
イドである。ここにハライドは一つ又はそれ以上のハロ
ゲンを有し、このハロゲンは同一のアルキル基であるが
、必ずしも同一の炭素原子でないものへの置換基として
臭素、塩素又は臭素及び塩素の双方である。最も好まし
くは、本発明の具体例で用いる溶媒はt−ブチルアルコ
ール、エタノール、n−プロパツール、イソプロパツー
ル、nブタノール、メタノール、2−メチルプロパツー
ル1、ブタノール−2、四塩化炭素、クロロホルム、及
びジブロムメタンを含む。最も好適なものはイソブチル
アルコール及びクロロホルム又はイソブチルブロマイド
を含んでなる溶媒系である。ハロゲン化炭化水素とアル
コルの重量比は3/97〜90/10の範囲である。好
ましくはハロゲン化炭化水素とアルコールの重量比は少
くとも85/15〜9515である。 [0013]第一のHBCD異性体に富む第一の粒子及
び一つ又はそれ以上の他のHBCD異性体の第二の粒子
を含んでなる組成物が少くとも生成するまで三つの変数
(即ち温度、負荷因子及び重量比)を維持する。第一の
HBCD異性体に富む第一の粒子は残存ブロマイド(例
えば臭化水素)及び溶媒で汚染されていてよいが、好ま
しくはそのように汚染されていない。これらの第一の粒
子内に含まれる第一のHBCD異性体は反応で生成する
他の異性体よりも高融点を有するものである。好ましく
はこの第一のHBCD異性体は少くとも195℃の融点
を有するであろう。第二の粒子は本発明の方法で行なわ
れる反応により生成する他のHBCD異性体を含んでな
る。これらの第二の粒子はそれぞれ主に他の異性体の一
つだけ又はそれらの組合せからなり、この場合も第一の
粒子のように汚染されていてよい。第−及び第二の粒子
の双方は、主たる異性体以外のHBCD異性体を含有し
ていてよいが、有意な量ではない。反応物を本発明の具
体例に従って維持することにより、第一の粒子は第二の
粒子よりも寸法が大きく且つ質量が重い。理論には束縛
されたくはないけれど、これらの第一の粒子は、反応物
を本発明の具体例に従って維持することによって起こる
凝集効果のために寸法が大きいと思われる。第一の粒子
の生成が開始されると、その生成量は一般に時間の関数
であり、反応が完結するまで、一般に回分式反応におい
て30分〜3時間継続する。 [0014]次いで組成物を処理して所望のHBCD生
成物を製造することができる。そのような工程において
、典型的には反応物を大気温度まで冷却させる。冷却は
好ましくは高々40℃の温度まで、約り5℃/分の誘導
された冷却速度で行うことができる。次いで反応物を典
型的な分離技術(例えば濾過、遠心分離又は傾斜)に供
して固体の粒子を反応物から回収する。本発明の具体例
によるそのような分離は、第一の粒子と第二の粒子の寸
法及び質量に存在する差異を利用することによって高融
点の粒子を選択的に回収せしめる。分離されたHBCD
の洗浄は同業者には公知の技法で行うことができる。 これらの方法の例は濾過残渣を濾紙上で洗浄することを
含む。他に分離された粒子を溶媒又は水中にスラリーに
し、続いて濾過してもよい。更なる利点(即ち増大した
第一の粒子含量及び上昇した融点)は、低融点HBCD
異性体の一つ又はそれ以上が洗浄温度の関数として優先
的に溶解するから、粒子のゆすぎ、即ち洗浄に冷(例え
ば0〜30℃)溶媒を用いることによってもたらされる
。他に、連続的な分離及びゆすぎ又は洗浄をいろいろな
順序で行い及び/又は繰返してもよい。分離は遠心分離
又は濾過のような方法により、好ましくは真のランニン
グ(runnig)濾過を用いて(即ち再循環なしに一
回処理することにより)行なうことができる。 [00151本発明の方法で得られるHBCD生成物は
好ましくは第一の粒子を少くとも90重量%、更に好ま
しくは少くとも95重量%含んでなる。この好適なHB
CD生成物は、更に好ましくは少くとも約195℃の融
点を有する。 [0016層次の実施例は本発明の一つ又はそれ以上の
具体例を例示するが、本発明を特別な因子の組合せに限
定することを意図しない。 [0017]
【実施例1】シクロドデカトリエン及び臭素(シクロド
デカトリエン約1モル及び臭素3モルに加えて約1重量
%過剰量)を、クロロホルム及びイソブチルアルコール
(それぞれ36.5及び63.5重量%)の溶媒溶液中
において52%の負荷因子(理論的な反応生成物の重量
/溶媒を含む全反応物の重量)の条件下に混合すること
によって反応物を製造した。反応を撹拌(50rpm)
Lながら30℃で12時間行なった。Na2CO3によ
る凡そ化学量論量での中和を撹拌(4Orpm) I、
なから36℃で行なった。84.1%の生成物収率を得
た。試料(試料1−a)を取り出し、ヘキサブロムシク
ロドデカン異性体の分析を行なった。結果を表Aに報告
する。次いで反応物を、透明の濾液が得られるまで、濾
液の循環を伴う遠心分離に供した。濾過残渣の上面から
1層4インチ(試料1−b)及び2インチ(試料1−C
)におけるヘキサブロムシクロドデカンの分析を行い、
表Aに報告する。 [0018]
【実施例2】実施例1の反応物から、中和後及び遠心分
離前に試料を取り出した。この反応物を30分間静置し
、3層に層化させた。層1は主に透明な液体、層2はフ
ロック物、そして層3は沈降した結晶であった。層1.
2及び3からそれぞれ試料2−a、2−b、及び2Cを
取り出し、ヘキサブロムシクロドデカン異性体の分布に
関して高速液体クロマトグラフィーで分析した。 結果を表Aに示す。 [0019]
【表1】 表 A 本発明の特徴及び態様は以下の通りである:1、臭素と
シクロドデカトリエンを、アルコール及びハロゲン化炭
化水素の混合物を含んでなる溶媒中で混合することによ
って製造される反応物から得られるヘキサブロムシクロ
ドデカン生成物の融点を上昇させるに当って、 (1)該反応物を、 (a)少くとも40℃の温度、 (b)少くとも40%の負荷因子、及び(C)該ハロゲ
ン化炭化水素と該アルコールの、3/97〜90/10
の重量比、 に、少くとも第一のへキサブロムシクロドデカン異性体
に富む第一の粒子及び一つ又はそれ以上のへキサブロム
シクロドデカン異性体の第二の粒子を含んでなる組成物
が生成するまで維持し、但し該第−の粒子が該第二の粒
子よりも寸法において大きく且つ質量において重く、そ
して該第−の異性体が該−つ又はそれ以上の他の異性体
の各よりも高い融点を有し、そして (2)該ヘキサブロムシクロドデカン生成物中に該第−
の粒子を優先的に保持するために、該組成物を、該第−
の及び第二の粒子を寸法又は質量に従って分離すること
により処理して該ヘキサブロムシクロドデカン生成物を
製造する、 ことを含んでなる該ヘキサブロムシクロドデカン生成物
の融点を高める方法。
【0020】 2、該第−のHBCD異性体が少くとも約185℃の融
点を有し、そして該HBCD生成物が該第−の粒子を少
くとも約95重量%含んでなる上記1の方法。 3、該温度が60℃である上記1又は2の方法。 [0021] 4、該ハロゲン化炭化水素がクロロホルムであり、該ア
ルコールがイソブチルアルコールであり、そしてハロゲ
ン化炭化水素とアルコールの該重量比が少くとも85/
15である上記1〜3のいずれかの方法。 [0022] 5、該組成物を、該分離前に40℃を越えない温度まで
冷却する上記1〜4のいずれかの方法。 [0023] 6、該第二の粒子の少くとも一部分を、該分離の前に又
はそれと同時に0〜30℃の温度の洗浄溶媒で溶解する
上記1〜5のいずれかの方法。 [0024] 7、工程1で生成した組成物を、工程2での組成物の工
程前に少くとも約り5℃/分の冷却速度で迅速に冷却す
る工程を含んでなる上記1〜6のいずれかの方法。 [0025] 8、工程2が温度0〜30℃の冷溶媒を用いる第−及び
第二の粒子のゆすぎ又は洗浄を含んでなる上記1の方法
。 [0026] 9、第一のへキサブロムシクロドデカン異性体の固体及
び一つ又はそれ以上の他のへキサブロムシクロドデカン
異性体の固体を含んでなる組成物からヘキサブロムシク
ロドデカン生成物を製造するに当って、該第−の異性体
の固体が該−つ又はそれ以上の他の異性体の固体の各よ
り比較的高い融点範囲を有し、そして該第−の異性体の
固体を一つ又はそれ以上の他の異性体の固体から実質的
に分離するのに効果的な手段を用いて該第−の異性体の
固体を少くとも95重量%含んでなる生成物を製造する
、ことを含んでなる該ヘキサブロムシクロドデカン生成
物の製造法。 [0027] 10、第一のへキサブロムシクロドデカン異性体の固体
及び一つ又はそれ以上の他のへキサブロムシクロドデカ
ン異性体の固体を含んでなる組成物からヘキサブロムシ
クロドデカン生成物を製造するに当って、該第−の異性
体の固体が該−つ又はそれ以上の他の異性体の固体の各
より比較的高い融点範囲を有し、そして該第−の異性体
の固体を一つ又はそれ以上の他の異性体の固体を該組成
物から結晶化させるための手段を用いて該第−の異性体
の固体の実質的にすべてを該組成物から結晶化させるこ
とを含んでなり、なお該第−の異性体の固体が該他の異
性体の固体に対して実質的に優先的に結晶化する、該へ
キサブロムドデカン生成物の製造法。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臭素とシクロドデカトリエンを、アルコ
    ル及びハロゲン化炭化水素の混合物を含んでなる溶媒中
    で混合することによって製造される反応物から得られる
    ヘキサブロムシクロドデカン生成物の融点を上昇させる
    に当って、 (1)該反応物を、 (a)少くとも40℃の温度、 (b)少くとも40%の負荷因子、及び(C)該ハロゲ
    ン化炭化水素と該アルコールの、3/97〜90/10
    の重量比 に、少くとも第一のへキサブロムシクロドデカン異性体
    に富む第一の粒子及び一つ又はそれ以上のへキサブロム
    シクロドデカン異性体の第二の粒子を含んでなる組成物
    が生成するまで維持し、但し該第−の粒子が該第二の粒
    子よりも寸法において大きく且つ質量において重く、そ
    して該第−の異性体が該−つ又はそれ以上の他の異性体
    の各よりも高い融点を有し、そして (2)該ヘキサブロムシクロドデカン生成物中に該第−
    の粒子を優先的に保持するために、該組成物を、該第−
    の及び第二の粒子を寸法又は質量に従って分離すること
    により処理して該ヘキサブロムシクロドデカン生成物を
    製造する、ことを含んでなる該ヘキサブロムシクロドデ
    カン生成物の融点を高める方法。
  2. 【請求項2】 第一のへキサブロムシクロドデカン異性
    体の固体及び一つ又はそれ以上の他のへキサブロムシク
    ロドデカン異性体の固体を含んでなる組成物からヘキサ
    ブロムシクロドデカン生成物を製造するに当って、該第
    −の異性体の固体が該−つ又はそれ以上の他の異性体の
    固体の各より比較的高い融点範囲を有し、そして該第−
    の異性体の固体を一つ又はそれ以上の他の異性体の固体
    から実質的に分離するのに効果的な手段を用いて該第−
    の異性体の固体を少くとも95重量%含んでなる生成物
    を製造する、ことを含んでなる該ヘキサブロムシクロド
    デカン生成物の製造法。
  3. 【請求項3】 第一のへキサブロムシクロドデカン異性
    体の固体及び一つ又はそれ以上の他のへキサブロムシク
    ロドデカン異性体の固体を含んでなる組成物からヘキサ
    ブロムシクロドデカン生成物を製造するに当って、該第
    −の異性体の固体が該−つ又はそれ以上の他の異性体の
    固体の各より比較的高い融点範囲を有し、そして該第−
    の異性体の固体を一つ又はそれ以上の他の異性体の固体
    を該組成物から結晶化させるための手段を用いて該第−
    の異性体の固体の実質的にすべてを該組成物から結晶化
    させることを含んでなり、なお該第−の異性体の固体が
    該他の異性体の固体に対して実質的に優先的に結晶化す
    る、該ヘキサブロムドデカン生成物の製造法。
JP3031484A 1990-02-05 1991-02-02 高融点ヘキサブロムシクロドデカンの製法 Pending JPH04211028A (ja)

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US475384 1990-02-05

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EP (1) EP0441190A1 (ja)
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