JPS6123180B2 - - Google Patents

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JPS6123180B2
JPS6123180B2 JP8893975A JP8893975A JPS6123180B2 JP S6123180 B2 JPS6123180 B2 JP S6123180B2 JP 8893975 A JP8893975 A JP 8893975A JP 8893975 A JP8893975 A JP 8893975A JP S6123180 B2 JPS6123180 B2 JP S6123180B2
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JP
Japan
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mdi
weight
crude mixture
layer
pbw
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JP8893975A
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English (en)
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JPS5134137A (en
Inventor
Aruderusu Ruukasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPS5134137A publication Critical patent/JPS5134137A/ja
Publication of JPS6123180B2 publication Critical patent/JPS6123180B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C263/00Preparation of derivatives of isocyanic acid
    • C07C263/18Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C263/20Separation; Purification

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は少なくとも80重量%のジフエニルメ
タン−4・4′−ジイソシアネート(4・4′−
MDI)を含有する粗混合物中に存在する4・4′−
MDIを精製する方法に関するものである。
西ドイツ公開明細書第1950101号には粗混合物
を脂肪族炭化水素中に溶解し、不溶性の黄色固体
不純物溶液から分離してより精製された4・4′−
MDIを溶液から結晶化させる精製法が記載されて
いる。しかし、このようにして、結晶化によつて
得られた4・4′−MDIはなお色と、色安定性に欠
点を有していることがわかつた。
この発明の目的は、粗4・4′−MDIの精製方法
を提供することで、それにより良好な色と色安定
性を有するMDIが得られる。
少なくとも80重量%の4・4′−MDIを含有する
粗混合物中に存在するジフエニルメタン−4・
4′−ジイソシアネートの精製に関する本発明の方
法は、粗混合物を脂肪族炭化水素中に溶解させ、
ついで上層:下層の重量比が97:3と75:25の間
となるような二つの液層が形成されるような温度
(結晶化温度以上)に溶液を冷却し、下層から上
層を分離することからなる。4・4′−MDIは通
常、HCIなどの酸触媒の存在下アニリンとホルム
アルデヒドを縮合させ、次いで縮合物をホスゲン
化して得られる。たとえば反応混合物を蒸留し
て、少なくとも80重量%の4・4′−MDIを含有す
る粗混合物が得られる。
通常、この粗混合物は黄色から褐色を有し、た
とえば10重量%までの2・4′−および他のMDI異
性体を、そして1〜5重量%の比較的高分子量ポ
リイソシアネートを含有する。
数多くの応用例の中で粗混合物は微細気胞性ポ
リウレタンホームなどの応用例に使用されるが、
粗混合物の純度と色は充分ではない。かかる応用
例では、2・4′−MDI含有量は望ましくは3重量
%以下であるべきである。当該技術分野で提案さ
れている1つの精製法は非常に低い圧力下で行な
う方法である。しかしこの方法は4・4′−MDIの
収率が通常80重量%以上ではないし、2・4′−
MDI含有量がなお0.5〜1.5重量%であるにもかか
わらず費用のかかる方法である。この発明の方法
は経済的かつ非常に純度の高い高収率の生成物を
提供する。
粗混合物は、望ましくは5〜20、特に6〜10の
炭素原子を有する脂肪族炭化水素に溶解される。
1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、シクロ
ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−ノ
ネン、1−ドデセン、およびそれらの混合物など
の不飽和炭化水素がこの目的のために使用され
る。しかし、飽和炭化水素が望ましい。これらに
は、たとえばペンタン、イソペンタン、ヘプタ
ン、オクタン、ドデカン、シクロヘキサン、メチ
ルシクロヘキサン、シクロオクタン、シクロドデ
カン、あるいはアビエイシヨンアルキレート
(aviationalkylate)石油エーテルおよび原油の他
の特定沸点留分などの工業用混合物が含まれる。
少量の芳香族炭化水素がたとえば5重量%以下の
量で脂肪族炭化水素に存在してもよい。しかし、
望ましくは、芳香族炭化水素は実質的に存在しな
い方がよい。使用される脂肪族炭化水素の量は一
般に溶解される粗混合物重量の1〜10倍、特に
1.5〜4倍である。粗混合物は昇温下に、80℃ま
での温度が適当で望ましくは40〜70℃の温度範
囲、たとえば50℃で溶解される。
一般に、得られる溶液はある量のしかし少量の
黄色の固体物質を含有している。二つのより不純
物のない液層を得るために冷却前に溶液から固体
を分離するのが望ましい。しかし、冷却後、下部
の液層と共に固体を分離することも可能である。
この発明は、粗混合物の溶液を徐々に冷却する
ことにより、二つの液層、より純粋な上層とより
純粋でない下層が形成されることを見い出したこ
とに基づいている。溶液は4・4′−MDIの結晶が
析出するような温度に冷却すべきでない。このよ
うに、40℃のn−ヘプタン中の粗混合物の33重量
%の溶液が34.2℃に冷却されると、この温度で二
つの液層が形成され始める。さらに冷却すると下
部の黄色層の量が増加し、32℃では上層:下層の
重量比がたとえば92:8となる。さらに冷却を行
なうと、この比は減少する。すなわち下層の量は
増加する。しかし31.2℃では、結晶が析出し、す
なわち固層が液層と共に存在する。もし着色下層
が結晶析出以前に分離されないと不純物がMDI結
晶中に吸蔵される。したがつて、粗混合物の溶液
が結晶が析出する時の温度に冷却されないことが
必須である。
層分離のために、粗混合物溶液が冷却されるべ
き温度は多くの因子たとえば粗混合物の組成、使
用溶媒の種類および量に依存する。冷却は結晶が
析出しないで上層と下層の重量比が97:3から
75:25、望ましくは93:7から83:17の範囲にな
るように行なわれる。この比は各層の重量測定、
あるいは−もつと簡単に−各層の高さを測定する
ことにより実際には容易にかつ迅速に決定でき
る。もしこの比が大きすぎると上層は過剰の着色
不純物を含有しており、もしこの比が小さいと、
純粋の4・4′−MDIの収率が減少する。
二つの液層が形成された後に、下層が除かれ
る。この層は着色不純物を含有しており、2・
4′−MDI異性体の実質的部分がそれと共に除かれ
る。そこから炭化水素溶媒を除いた後、そのまま
又は他のMDIまたはホスゲン化アニリン/ホルム
アルデヒド縮合物の蒸留残渣などのポリイソシア
ネート成分と混合して使用される。
結晶化温度以上の温度で分離された上部液層は
多くの方法で処理される。
(a) 4・4′−MDIと5〜7重量%の2・4′MDIを
含有し、着色成分を含有しないMDI生成物を残
留させ、溶媒が完全に除去される。ポリウレタ
ンフオーム分野の多くの用途にこの生成物は満
足なものである; (b) −50℃から+20℃、望ましくは−10℃から+
10℃の範囲の温度に冷却し普通2重量%以下の
2・4′−異性体を含有する4・4′−MDIの結晶
化を行なう。結晶母液はこの発明により処理さ
れる粗混合物の他の部分に、あるいは冷却され
る上部液層の他の部分に再循環してもよい(し
なくてもよいが)、そうすると4・4′−MDIが
そこからさらに回収される。バツチ操作では、
母液中の2・4′−MDIの量が多くなりすぎる前
に再循環は、数回、たとえばせいぜい10回まで
くり返される。低温、たとえば0℃から−40℃
での結晶化は結晶MDIのより高収率をもたらす
ので、操作は、母液の再循環なしに「1回き
り」の処理で行なつてもよい。しかし、この方
法には、より高価な深冷法(deep cooling)も
含まれている。
(c) 溶媒の一部分を除き、MDI濃度を増加させ、
同一収率でより高温での結晶が行ない得る。こ
の場合0℃から10℃の範囲の温度が適当であ
る。冷却は熱交換器による間接冷却が効果的で
ある。適当な条件での冷却は溶媒の揮発性と得
られる真空度が適当ならば、溶媒の留去によつ
ても効果的である。
実施例 (a) 91重量%の4・4′−MDI、7重量%の2・
4′−MDIおよび他の異性体、および2重量%の
「ポリマー」すなわち、ポリメチレンポリフエ
ニレンポリイソシアネートを含有する粗性、黄
色出発混合物。その内の30pbw(parts by
weight)の量が50℃で75pbwのイソヘキサンに
溶解される。溶液を分離漏斗に移し、28℃に冷
却する。この温度で「ポリマー」と下部液層の
混合物が同時に除かれる。除かれる量は
7.3pbwである。上部液層(97.7pbw)につづい
てゆつくり5℃に冷却される(0.5℃/分)。得
られる白色結晶は分離乾燥される。
粗混合物基準で収率は75重量%、純度99.8重
量%の4・4′−MDIが得られた。
(b) 上記実施例において生成された結晶のろ過の
後、ろ液から溶媒を除去し、蒸留残渣
(3.3pbw)が粗混合物の30pbwとイソヘキサン
の75pbwと混合される。50℃で溶解した後、溶
媒は28℃に冷却され、続く処理は上記の例に従
う。結果:下部液層8.7pbw、上部液層
99.6pbw、白色結晶の4・4′−MDIの収率85.2
重量%、その純度99.5重量%。
(c) 「ポリマー」を除くため、50℃でまず粗混合
物溶液がろ過されるのを除いて、(a)の方法がく
り返される。28℃に冷却して、黄色下層
(5.3pbw)が分離される;上部液層
(97.7pbw)が5℃に冷却される。白色4・
4′−MDI結晶の収率76.2重量%、純度99.6重量
%。
(d) 比較のため、28℃での層分離を行なわないで
(c)の方法がくり返された。粗混合物の溶液のろ
液は直接5℃に冷却された。得られた結晶は黄
色で収率85.9重量%、純度93.7重量%。
実施例 実質的に実施例の(a)に記載されたように、
100pbwの粗混合物が50℃で200pbwのイソヘキサ
ンに溶解された。得られた溶液はゆつくり29℃に
冷却され、下部液層(20.8pbw)が除かれる、上
部液層(279.2pbw)は−20℃に冷却される。得
られた白色4・4′−MDI結晶は−20℃で40pbwの
イソヘキサンで洗滌され、分離、乾燥される。収
率:粗混合物中に存在する4・4′−MDIの85.2重
量%、純度99.3重量%。
実施例 実質的に実施例(a)に記載されるように、
100pbwの粗混合物が50℃で6pbwのMDI異性体を
含む206pbwのイソヘキサン中に溶解させる。粗
混合物溶液は35℃に冷却され、ろ過される。ろ液
は31℃に冷却され、層を形成させる。下部液層
(18.8pbw)は上部液層(285pbw)から分離され
る。この透明な上層は100pbwのイソヘキサンを
除くため蒸留される。濃縮溶液は5℃に冷却さ
れ、得られる結晶は5℃で40pbwのイソヘキサン
で洗滌される。4・4′−MDI結晶の収率は粗混合
物中の4・4′−MDI基準で84重量%、純度99.2重
量%である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも80重量%のジフエニルメタン−
    4・4′−ジイソシアネート(4・4′−MDI)を含
    有する粗混合物中に存在する4・4′−MDIを精製
    する方法において、該粗混合物を脂肪族炭化水素
    中に溶解し、次いでその溶液を、上層:下層の重
    量比が97:3から75:25の間にあるような二つの
    液層が形成されるような温度(結晶化温度より
    上)に冷却し、下層から上層を分解することを特
    徴とする4・4′−MDIの精製法。
JP8893975A 1974-07-24 1975-07-22 Jifueniru metan 4 4** jiisoshianeetonoseiseiho Granted JPS5134137A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB3272174A GB1517162A (en) 1974-07-24 1974-07-24 Purification of diisocyanate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5134137A JPS5134137A (en) 1976-03-23
JPS6123180B2 true JPS6123180B2 (ja) 1986-06-04

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ID=10343032

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8893975A Granted JPS5134137A (en) 1974-07-24 1975-07-22 Jifueniru metan 4 4** jiisoshianeetonoseiseiho

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AT (1) AT337669B (ja)
BE (1) BE831413A (ja)
BR (1) BR7504660A (ja)
DD (1) DD118618A5 (ja)
DE (1) DE2532722C2 (ja)
ES (1) ES439618A1 (ja)
FR (1) FR2279723A1 (ja)
GB (1) GB1517162A (ja)
IT (1) IT1039988B (ja)
NL (1) NL7508717A (ja)
SE (1) SE426167B (ja)

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Also Published As

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NL7508717A (nl) 1976-01-27
JPS5134137A (en) 1976-03-23
DE2532722A1 (de) 1976-02-05
BR7504660A (pt) 1976-07-06
FR2279723B1 (ja) 1977-12-09
DD118618A5 (ja) 1976-03-12
AT337669B (de) 1977-07-11
BE831413A (nl) 1976-01-16
GB1517162A (en) 1978-07-12
SE7508355L (sv) 1976-01-26
DE2532722C2 (de) 1985-02-21
AU8327375A (en) 1977-01-27
SE426167B (sv) 1982-12-13
ATA566075A (de) 1976-11-15
IT1039988B (it) 1979-12-10
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