JPH04210492A - 電気メッキ方法とメッキ装置 - Google Patents
電気メッキ方法とメッキ装置Info
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- JPH04210492A JPH04210492A JP40151090A JP40151090A JPH04210492A JP H04210492 A JPH04210492 A JP H04210492A JP 40151090 A JP40151090 A JP 40151090A JP 40151090 A JP40151090 A JP 40151090A JP H04210492 A JPH04210492 A JP H04210492A
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は電気メッキ作業時にアノ
ード電極から発生する気泡をメッキ槽内で除去すること
でメッキ厚の均一化とメッキネ良の削減を実現して生産
性の向上を図った電気メッキ方法とメッキ装置に関する
。 [0002]例えば半導体装置の製造プロセスでは半導
体ウェーハ(以下ウェーハとした)上のパターン形成し
た導体表面に各種の電気メッキ処理を施す工程がある。 そしてこの場合のメッキ方法にはウェーハをメッキ液に
浸漬する所謂浸漬法や円筒状のカップに設置したウェー
ハにメッキ液を噴流させる所謂噴流式電気メッキ方法等
が採られているが、メッキ時のウェーハ背面の処理が不
要であることや工程の自動化が容易である等の理由から
後者の方法で処理されることが多い。 [0003] 【従来の技術】図3は従来の電気メッキ方法とメッキ装
置を説明する概念図であり、図4は問題点を説明する図
である。 [0004]なお図では被メッキ物がウェーハであり、
該ウェーハ上のパターン形成された導体面に銅(Cu)
メッキを施す場合を例として説明する。また図では理解
し易くするために先ずメッキ装置の概略を説明する。 [0005]側断面図で示す図5で、半導体ウェーハ1
の片面(図面下面)にはパターン形成された導体層1a
と該導体層la上のメッキ所要領域のみが窓となるよう
にパターン形成したレジスト層1bが積層されている。 従って導体層1aが露出する図のA、 B、 C領域が
銅(Cu)メッキされる所要領域である。 [0006]またメッキ装置2は、有底円筒状で底面近
傍にメッキ液供給ポート3a’を具えたメッキ液噴流槽
3aと該メッキ液噴流槽3aの周囲に固定されているメ
ッキ液排出ポート3b′を具えた受皿3bとからなるメ
ッキ槽3と、該メッキ液噴流槽3aの内面積より多少率
さい大きさで該噴流槽3aの内部に底面と平行に配設し
た網状のアノード電極4、および該噴流槽3aの上部に
位置する開口側端辺近傍の周囲3か所以上の複数箇所に
該噴流槽3aと絶縁を保って貫通させて配設したカソー
ド電極5とで構成されている。 [0007]そしてこの場合の上記アノード電極4は上
記メッキ液噴流槽3aの周壁に該噴流槽3aと絶縁を保
って固定されているアノード電極端子4aに固定されて
いる。 また上記複数のカソード電極5のメッキ液噴流槽りa内
部に位置する端部は上方に曲げられた後先鋭化されてい
るが、その先鋭化された先端は上記噴流槽3aの開口側
端辺すなわちメッキ液面と一致する高さで且つ上記ウェ
ーハ1の少なくともメッキする導体層1aの存在領域内
に位置するように配置されている。 [0008]このことは、上記ウェーハ1の導体層1a
形成面側を該カソード電極5と対面させた状態で該電極
5上に押圧して載置すると、該電極5の先端がレジスト
層1bを突き破ってもしくは直接所要の導体層1aと接
触すると共に該ウェーハ1の導体層1aが上記メッキ液
噴流槽3aの開口側端辺すなわちメッキ液面と一致する
ことを意味する。 [0009]従って被メッキ物としてのウェーハ1を上
記方法でカソード電極5に載置しメッキ液供給ポート3
a′からメッキ液噴流槽3aに硫酸鋼メッキ液を注入す
ると、網状のアノード電極4を通過する該メッキ液が上
記ウェーハ1の導体層1aの面に噴流となってぶつかる
と同時に該メッキ液噴流槽3aから溢れ出して受皿3b
のメッキ液排出ボート3b′から流出されることとなる
。 [00101そこでウェーハ1が5インチ程度の場合、
例えばメッキ液を4リットル/分程度で供給すると共に
上記アノード電極端子4aとカソード電極5の間に1〜
2ポルト程度の電位差を付与することで、該ウェーハ1
上の導体層1aに所定の銅(Cu)メッキ処理を施すこ
とができる。 [00111問題点を説明する図4は、気泡の流れ状態
と気泡のウェーハへの付着状態を示す図である。一般に
電気メッキ処理ではメッキ液に含まれる水分が電気分解
されて酸素(02)を主体とした微細な気泡が電極から
発生するが、該気泡の発生は電極の材質に左右されるこ
とが知られている。 [0012]例えば電極にはメッキ液への溶解を避ける
ためにチタンや白金の如く化学的に安定した材料を使用
することが多いが、かかる材料はイオン化傾向が低いた
めに電極に構成したときに気泡が発生し易い。 [0013]そしてこの場合の気泡atはメッキ液の上
述した流れにのってメッキ液噴流槽3a内を上昇しウェ
ーハ1の周辺を通った後受皿3bのメッキ液排出ポート
3b’からメッキ液と共に排出されるが、その一部は図
示a2のようにウェーハ1の表面に付着する。 [0014]従って、該ウェーハ1に付着する気泡a2
は該ウェーハ1の中心部より周辺部の方が多くなると同
時に付着した気泡が互いに結合して図のa3のように大
きい気泡に成長することがあるが、このように気泡が付
着した領域はメッキされることがない。 [0015]そのため所要領域内のメッキ厚さにバラツ
キが生ずると共にウェーハ周辺部のメッキ形成が妨害さ
れることになり、結果的にウェーハ周辺部が中心部より
もメッキ厚さが薄くなる傾向にある。 [00163更に気泡が導体パターン内の一箇所に留ま
ったときにはその部分のメッキ厚さの減少比が大きくな
り、極端な場合にはメッキされないことになる。 [00171
ード電極から発生する気泡をメッキ槽内で除去すること
でメッキ厚の均一化とメッキネ良の削減を実現して生産
性の向上を図った電気メッキ方法とメッキ装置に関する
。 [0002]例えば半導体装置の製造プロセスでは半導
体ウェーハ(以下ウェーハとした)上のパターン形成し
た導体表面に各種の電気メッキ処理を施す工程がある。 そしてこの場合のメッキ方法にはウェーハをメッキ液に
浸漬する所謂浸漬法や円筒状のカップに設置したウェー
ハにメッキ液を噴流させる所謂噴流式電気メッキ方法等
が採られているが、メッキ時のウェーハ背面の処理が不
要であることや工程の自動化が容易である等の理由から
後者の方法で処理されることが多い。 [0003] 【従来の技術】図3は従来の電気メッキ方法とメッキ装
置を説明する概念図であり、図4は問題点を説明する図
である。 [0004]なお図では被メッキ物がウェーハであり、
該ウェーハ上のパターン形成された導体面に銅(Cu)
メッキを施す場合を例として説明する。また図では理解
し易くするために先ずメッキ装置の概略を説明する。 [0005]側断面図で示す図5で、半導体ウェーハ1
の片面(図面下面)にはパターン形成された導体層1a
と該導体層la上のメッキ所要領域のみが窓となるよう
にパターン形成したレジスト層1bが積層されている。 従って導体層1aが露出する図のA、 B、 C領域が
銅(Cu)メッキされる所要領域である。 [0006]またメッキ装置2は、有底円筒状で底面近
傍にメッキ液供給ポート3a’を具えたメッキ液噴流槽
3aと該メッキ液噴流槽3aの周囲に固定されているメ
ッキ液排出ポート3b′を具えた受皿3bとからなるメ
ッキ槽3と、該メッキ液噴流槽3aの内面積より多少率
さい大きさで該噴流槽3aの内部に底面と平行に配設し
た網状のアノード電極4、および該噴流槽3aの上部に
位置する開口側端辺近傍の周囲3か所以上の複数箇所に
該噴流槽3aと絶縁を保って貫通させて配設したカソー
ド電極5とで構成されている。 [0007]そしてこの場合の上記アノード電極4は上
記メッキ液噴流槽3aの周壁に該噴流槽3aと絶縁を保
って固定されているアノード電極端子4aに固定されて
いる。 また上記複数のカソード電極5のメッキ液噴流槽りa内
部に位置する端部は上方に曲げられた後先鋭化されてい
るが、その先鋭化された先端は上記噴流槽3aの開口側
端辺すなわちメッキ液面と一致する高さで且つ上記ウェ
ーハ1の少なくともメッキする導体層1aの存在領域内
に位置するように配置されている。 [0008]このことは、上記ウェーハ1の導体層1a
形成面側を該カソード電極5と対面させた状態で該電極
5上に押圧して載置すると、該電極5の先端がレジスト
層1bを突き破ってもしくは直接所要の導体層1aと接
触すると共に該ウェーハ1の導体層1aが上記メッキ液
噴流槽3aの開口側端辺すなわちメッキ液面と一致する
ことを意味する。 [0009]従って被メッキ物としてのウェーハ1を上
記方法でカソード電極5に載置しメッキ液供給ポート3
a′からメッキ液噴流槽3aに硫酸鋼メッキ液を注入す
ると、網状のアノード電極4を通過する該メッキ液が上
記ウェーハ1の導体層1aの面に噴流となってぶつかる
と同時に該メッキ液噴流槽3aから溢れ出して受皿3b
のメッキ液排出ボート3b′から流出されることとなる
。 [00101そこでウェーハ1が5インチ程度の場合、
例えばメッキ液を4リットル/分程度で供給すると共に
上記アノード電極端子4aとカソード電極5の間に1〜
2ポルト程度の電位差を付与することで、該ウェーハ1
上の導体層1aに所定の銅(Cu)メッキ処理を施すこ
とができる。 [00111問題点を説明する図4は、気泡の流れ状態
と気泡のウェーハへの付着状態を示す図である。一般に
電気メッキ処理ではメッキ液に含まれる水分が電気分解
されて酸素(02)を主体とした微細な気泡が電極から
発生するが、該気泡の発生は電極の材質に左右されるこ
とが知られている。 [0012]例えば電極にはメッキ液への溶解を避ける
ためにチタンや白金の如く化学的に安定した材料を使用
することが多いが、かかる材料はイオン化傾向が低いた
めに電極に構成したときに気泡が発生し易い。 [0013]そしてこの場合の気泡atはメッキ液の上
述した流れにのってメッキ液噴流槽3a内を上昇しウェ
ーハ1の周辺を通った後受皿3bのメッキ液排出ポート
3b’からメッキ液と共に排出されるが、その一部は図
示a2のようにウェーハ1の表面に付着する。 [0014]従って、該ウェーハ1に付着する気泡a2
は該ウェーハ1の中心部より周辺部の方が多くなると同
時に付着した気泡が互いに結合して図のa3のように大
きい気泡に成長することがあるが、このように気泡が付
着した領域はメッキされることがない。 [0015]そのため所要領域内のメッキ厚さにバラツ
キが生ずると共にウェーハ周辺部のメッキ形成が妨害さ
れることになり、結果的にウェーハ周辺部が中心部より
もメッキ厚さが薄くなる傾向にある。 [00163更に気泡が導体パターン内の一箇所に留ま
ったときにはその部分のメッキ厚さの減少比が大きくな
り、極端な場合にはメッキされないことになる。 [00171
【発明が解決しようとした課題]従来のメッキ方法とメ
ッキ装置では、被メッキ物の周辺部のメッキ厚さが中心
部よりも薄くなり易く、また同一領域内でもメッキ厚さ
にバラツキが生じ易いと言う問題があった。 [0018] 【課題を解決するための手段】上記課題は、メッキ液噴
流槽のメッキ液面を規制する上側開口近傍で該メッキ液
面に接触させて配置した被メッキ物のカソード電極に繋
がる導体に、該メッキ液噴流槽の下側に配設したアノー
ド電極を浸漬するメッキ液を噴流させて該導体に所要の
メッキ処理を施す電気メッキ方法であって、該アノード
電極から発生する気泡を上記メッキ液面の余白領域に誘
導し該余白領域から散逸させた状態でメッキ処理を行う
ことによって達成される。 [00191また、メッキ液噴流槽のメッキ液面を規湘
する上側開口近傍で該メッキ液面に接触させて配置した
被メッキ物のカソード電極に繋がる導体に、該メッキ沼
噴流槽の下側に配設したアノード電極を浸漬するメッキ
液を噴流させ、該導体に所要のメッキ処理を施すメッキ
装置であって、アノード電極の上部近傍に、該アノード
tiから発生する気泡を捕捉して上記メッキ液面の余白
領域に誘導し該余白領域から散逸させるガス捕集具が具
えられて構成されているメッキ装置によって達成される
。 [00201
ッキ装置では、被メッキ物の周辺部のメッキ厚さが中心
部よりも薄くなり易く、また同一領域内でもメッキ厚さ
にバラツキが生じ易いと言う問題があった。 [0018] 【課題を解決するための手段】上記課題は、メッキ液噴
流槽のメッキ液面を規制する上側開口近傍で該メッキ液
面に接触させて配置した被メッキ物のカソード電極に繋
がる導体に、該メッキ液噴流槽の下側に配設したアノー
ド電極を浸漬するメッキ液を噴流させて該導体に所要の
メッキ処理を施す電気メッキ方法であって、該アノード
電極から発生する気泡を上記メッキ液面の余白領域に誘
導し該余白領域から散逸させた状態でメッキ処理を行う
ことによって達成される。 [00191また、メッキ液噴流槽のメッキ液面を規湘
する上側開口近傍で該メッキ液面に接触させて配置した
被メッキ物のカソード電極に繋がる導体に、該メッキ沼
噴流槽の下側に配設したアノード電極を浸漬するメッキ
液を噴流させ、該導体に所要のメッキ処理を施すメッキ
装置であって、アノード電極の上部近傍に、該アノード
tiから発生する気泡を捕捉して上記メッキ液面の余白
領域に誘導し該余白領域から散逸させるガス捕集具が具
えられて構成されているメッキ装置によって達成される
。 [00201
【作用]電極から発生する気泡を該電極の近傍で除去で
きれば被メッキ物に付着する気泡をなくすことができる
。 [00211本発明ではアノード電極の上方または近傍
にガス捕集部を設けて該電極から発生する気泡をメッキ
槽の外に除去するようにしている。従って全面にわたっ
て厚さが均一で且つ不良等の発生することがないメッキ
処理を容易に行うことができる。 [0022] 【実施例】図1は本発明になるメッキ方法とメッキ装置
を説明する図であり、図2は他のメッキ装置構成例を示
す図である。 [0023]なお図では被メッキ物が図3と等しいウェ
ーハ1である場合としており、図3と同じ対象物には同
一記号を付して表わしている。また図では理解し易くす
るためメッキ装置の構成を先に説明する。 [00241図3同様の側断面図で示す図1で、メッキ
装置11は図3で説明したメッキ装置2のアノード電極
4の上方近傍に化学的に安定したテフロン樹脂からなる
ガス捕集具12を固定して配設したものである。 [0025]特にこの場合のガス捕集具12は、アノー
ド電極4をほぼカバーする大きさを持つ円形キャップ状
で上面が片側に傾斜して形成さねている本体12aと該
上面の最上位位置に形成されている上方に延びる煙突状
パイプ12bとで構成されており、メッキ液噴流槽3a
の内壁近傍を該内壁に沿って上方に延びる該パイプ12
bの上端開口部は該メッキ液噴流槽3aの開口側端辺す
なわちメッキ液面近傍に位置するように構成されている
。
きれば被メッキ物に付着する気泡をなくすことができる
。 [00211本発明ではアノード電極の上方または近傍
にガス捕集部を設けて該電極から発生する気泡をメッキ
槽の外に除去するようにしている。従って全面にわたっ
て厚さが均一で且つ不良等の発生することがないメッキ
処理を容易に行うことができる。 [0022] 【実施例】図1は本発明になるメッキ方法とメッキ装置
を説明する図であり、図2は他のメッキ装置構成例を示
す図である。 [0023]なお図では被メッキ物が図3と等しいウェ
ーハ1である場合としており、図3と同じ対象物には同
一記号を付して表わしている。また図では理解し易くす
るためメッキ装置の構成を先に説明する。 [00241図3同様の側断面図で示す図1で、メッキ
装置11は図3で説明したメッキ装置2のアノード電極
4の上方近傍に化学的に安定したテフロン樹脂からなる
ガス捕集具12を固定して配設したものである。 [0025]特にこの場合のガス捕集具12は、アノー
ド電極4をほぼカバーする大きさを持つ円形キャップ状
で上面が片側に傾斜して形成さねている本体12aと該
上面の最上位位置に形成されている上方に延びる煙突状
パイプ12bとで構成されており、メッキ液噴流槽3a
の内壁近傍を該内壁に沿って上方に延びる該パイプ12
bの上端開口部は該メッキ液噴流槽3aの開口側端辺す
なわちメッキ液面近傍に位置するように構成されている
。
【0026】そこで図3で説明した如くウェーハ1をメ
ッキ液噴流槽3aの上部所定位置にセツティングした後
、メッキ液供給ボーh3a’からメッキ液噴流槽3aに
硫酸鋼メッキ液を注入しながらアノード電極端子4aと
カソード電極5の間に所定の電位差を印加すると、網状
のアノード電極4を透過したメッキ液は上記ガス捕集具
12の周囲を回って該噴流槽3a内を上昇するので図3
で説明したように上記ウェーハ1のA、 B、 Cで示
す所定領域にメッキ処理を施すことができる。 [0027]一方アノード電極4から発生する気泡は上
記ガス捕集具12によって煙突状パイプ1゜2bの部分
に集められた後肢パイプ1−2bの開口から大気中に散
逸する。従って気泡のウェーハ1への付着をなくすこと
ができるので、該ウェーハ上所要領域全域にわたって均
一な厚さのメッキ処理を施すことができる。 [0028]他の構成例を示す図2は、図3におけるメ
ッキ装置2の円板形網状のアノード電極4を外径がメッ
キ液噴流槽3aの内径より僅かに小さい円筒形のアノー
ド電極15に置き換えると共に、該アノード電極15の
上方にウェーハ1の径より大きく該噴流槽3aの内径よ
り小さい円筒形で片側開口部1.6aのみが内側に向か
うテーパでせばめられているテフロン(登録商標)樹脂
からなるガス捕集具16をメッキ液噴流槽3aと同芯に
絶縁配設してメッキ装置17を構成したものである。 [0029]そしてこの場合のガス捕集具16は、せば
められた側の開口部1.6aが上記アノード電極15側
を向くようにその周囲複数箇所に設けられている突起1
6bで上記メッキ液噴流槽3aの内壁に固定されている
が、他方の開口部はメッキ液噴流槽3aの開口側端辺す
なわちメッキ液面近傍に位置するように構成されている
。 [00301そこで図3で説明した如く、ウェーハ1を
メッキ液噴流槽3aの上部所定位置にセツティングした
後メッキ液供給ポート3a′からメッキ液噴流槽3aに
硫酸鋼メッキ液を注入しながらアノード電極端子4aと
カソード電極5の間に所定の電位差を印加することで上
記ウェーハ1のA、 B、 Cで示す所定領域にメッキ
処理が施せることは図3の場合と同様である。 [00311一方円筒形のアノード電極15から発生す
る気泡はそのまま上昇して上記ガス捕集具16の内側に
せばめられた開口部16aのテーパ部分で捕捉されて該
ガス捕集具16の外面とメッキ液噴流槽3aの内壁間の
隙間を上昇した後上面の開口から大気中に散逸する。 [0032]従って気泡のウェーハlへの付着をなくす
ことができるので、図1と同様にウェーハ上の所要領域
全域に均一な厚さのメッキ処理を施すことができる。 [0033]
ッキ液噴流槽3aの上部所定位置にセツティングした後
、メッキ液供給ボーh3a’からメッキ液噴流槽3aに
硫酸鋼メッキ液を注入しながらアノード電極端子4aと
カソード電極5の間に所定の電位差を印加すると、網状
のアノード電極4を透過したメッキ液は上記ガス捕集具
12の周囲を回って該噴流槽3a内を上昇するので図3
で説明したように上記ウェーハ1のA、 B、 Cで示
す所定領域にメッキ処理を施すことができる。 [0027]一方アノード電極4から発生する気泡は上
記ガス捕集具12によって煙突状パイプ1゜2bの部分
に集められた後肢パイプ1−2bの開口から大気中に散
逸する。従って気泡のウェーハ1への付着をなくすこと
ができるので、該ウェーハ上所要領域全域にわたって均
一な厚さのメッキ処理を施すことができる。 [0028]他の構成例を示す図2は、図3におけるメ
ッキ装置2の円板形網状のアノード電極4を外径がメッ
キ液噴流槽3aの内径より僅かに小さい円筒形のアノー
ド電極15に置き換えると共に、該アノード電極15の
上方にウェーハ1の径より大きく該噴流槽3aの内径よ
り小さい円筒形で片側開口部1.6aのみが内側に向か
うテーパでせばめられているテフロン(登録商標)樹脂
からなるガス捕集具16をメッキ液噴流槽3aと同芯に
絶縁配設してメッキ装置17を構成したものである。 [0029]そしてこの場合のガス捕集具16は、せば
められた側の開口部1.6aが上記アノード電極15側
を向くようにその周囲複数箇所に設けられている突起1
6bで上記メッキ液噴流槽3aの内壁に固定されている
が、他方の開口部はメッキ液噴流槽3aの開口側端辺す
なわちメッキ液面近傍に位置するように構成されている
。 [00301そこで図3で説明した如く、ウェーハ1を
メッキ液噴流槽3aの上部所定位置にセツティングした
後メッキ液供給ポート3a′からメッキ液噴流槽3aに
硫酸鋼メッキ液を注入しながらアノード電極端子4aと
カソード電極5の間に所定の電位差を印加することで上
記ウェーハ1のA、 B、 Cで示す所定領域にメッキ
処理が施せることは図3の場合と同様である。 [00311一方円筒形のアノード電極15から発生す
る気泡はそのまま上昇して上記ガス捕集具16の内側に
せばめられた開口部16aのテーパ部分で捕捉されて該
ガス捕集具16の外面とメッキ液噴流槽3aの内壁間の
隙間を上昇した後上面の開口から大気中に散逸する。 [0032]従って気泡のウェーハlへの付着をなくす
ことができるので、図1と同様にウェーハ上の所要領域
全域に均一な厚さのメッキ処理を施すことができる。 [0033]
【発明の効果】上述の如く本発明により、電気メッキ作
業時に@極から発生する気泡をメッキ槽内で除去してメ
ッキ厚の均一化とメッキネ良の削減を実現し生産性の向
上を図った電気メッキ方法とメッキ装置を提供すること
ができる。 [0034]なお本発明の説明では有底円筒状のメッキ
噴流槽を使用した場合について行っているが、角形等値
の形状のメッキ噴流槽でも同等の効果を得ることができ
る。
業時に@極から発生する気泡をメッキ槽内で除去してメ
ッキ厚の均一化とメッキネ良の削減を実現し生産性の向
上を図った電気メッキ方法とメッキ装置を提供すること
ができる。 [0034]なお本発明の説明では有底円筒状のメッキ
噴流槽を使用した場合について行っているが、角形等値
の形状のメッキ噴流槽でも同等の効果を得ることができ
る。
【図1.】 本発明になるメッキ方法とメッキ装置を
説明する図である。
説明する図である。
【図2】 他のメッキ装置構成例を示す図である。
【図3】 従来の電気メッキ方法とメッキ装置を説明す
る概念図である。
る概念図である。
【図4】 問題点を説明する図である。
1 半導体ウェーハ 2 メッキ装
置 3a メッキ液噴流槽 3a’
メッキ液供給ポート 4 アノード電極 4a アノー
ド電極端子 5 カソード電極 11 メッキ装置 12ガス捕
集具12a 本体 12b
煙突状パイプ 15 アノード電極 16ガス捕
集具16a 片側開口部 16b
突起17 メッキ装置
置 3a メッキ液噴流槽 3a’
メッキ液供給ポート 4 アノード電極 4a アノー
ド電極端子 5 カソード電極 11 メッキ装置 12ガス捕
集具12a 本体 12b
煙突状パイプ 15 アノード電極 16ガス捕
集具16a 片側開口部 16b
突起17 メッキ装置
【図1】
Claims (4)
- 【請求項1】メッキ液噴流槽(3a)のメッキ液面を規
制する上側開口近傍で該メッキ液面に接触させて配置し
た被メッキ物(1)のカソード電極(5)に繋がる導体
に、該メッキ液噴流槽(3a)の下側に配設したアノー
ド電極(4)を浸漬するメッキ液を噴流させて該導体に
所要のメッキ処理を施す電気メッキ方法であって、該ア
ノード電極(4)から発生する気泡を上記メッキ液面の
余白領域に誘導し該余白領域から散逸させた状態でメッ
キ処理を行うことを特徴とした電気メッキ方法。 - 【請求項2】メッキ液噴流槽(3a)のメッキ液面を規
制する上側開口近傍で該メッキ液面に接触させて配置し
た被メッキ物(1)のカソード電極(5)に繋がる導体
に、該メッキ液噴流槽の下側に配設したアノード電極(
4)を浸漬するメッキ液を噴流させ、該導体に所要のメ
ッキ処理を施すメッキ装置であって、アノード電極(4
)の上部近傍に、該アノード電極(4)から発生する気
泡を捕捉して上記メッキ液面の余白領域に誘導し該余白
領域から散逸させるガス捕集具(12)が具えられて構
成されていることを特徴としたメッキ装置。 - 【請求項3】前記のアノード電極(4)がメッキ液噴流
槽(3a)を上下で遮断する方向に配設された網状に形
成され、該アノード電極(4)から発生する気泡を捕捉
してメッキ液面の余白領域から散逸させるガス捕集具(
12)が該アノード電極(4)をほぼカバーする大きさ
を持つキャップ状で片側に傾斜した上面を持つ本体(1
2a)と該本体(12a)の最上位位置に設けたメッキ
液面近傍まで延びる煙突状パイプ(12b)とで構成さ
れていることを特徴とした請求項2記載のメッキ装置。 - 【請求項4】請求項2記載のアノード電極(4)がメッ
キ液噴流槽(3a)の内壁面近傍で該内壁面に沿う筒状
に形成され、該筒状のアノード電極(15)から発生す
る気泡を捕捉してメッキ液面の余白領域から散逸させる
ガス捕集具(16)が該アノード電極(16)側の開口
が少なくとも該アノード電極(16)の存在領域よりも
小さく他端側の開口が上記メッキ液噴流槽(3a)の内
壁より内側で且つ上記メッキ液面の余白領域に位置する
ような大きさを持つ筒状に形成されて構成されているこ
とを特徴とした請求項2記載のメッキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40151090A JPH04210492A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 電気メッキ方法とメッキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40151090A JPH04210492A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 電気メッキ方法とメッキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210492A true JPH04210492A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18511337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40151090A Withdrawn JPH04210492A (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 電気メッキ方法とメッキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04210492A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7165843B1 (ja) * | 2022-03-31 | 2022-11-04 | 株式会社荏原製作所 | めっき装置及びめっき方法 |
TWI808710B (zh) * | 2022-04-06 | 2023-07-11 | 日商荏原製作所股份有限公司 | 鍍覆裝置及鍍覆方法 |
-
1990
- 1990-12-12 JP JP40151090A patent/JPH04210492A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7165843B1 (ja) * | 2022-03-31 | 2022-11-04 | 株式会社荏原製作所 | めっき装置及びめっき方法 |
WO2023188371A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 株式会社荏原製作所 | めっき装置及びめっき方法 |
CN117157434A (zh) * | 2022-03-31 | 2023-12-01 | 株式会社荏原制作所 | 镀敷装置和镀敷方法 |
TWI808710B (zh) * | 2022-04-06 | 2023-07-11 | 日商荏原製作所股份有限公司 | 鍍覆裝置及鍍覆方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |