JPH04210486A - ホットコイルの酸洗方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、連続酸洗設備においてホットコイルを高温
状態で酸洗するホットコイルの酸洗方法に関する。

［従来の技術及び発明が解決［７ようとする課題］従来
、ホットコイルの酸洗作業は常温まで冷却したコイルを
再び７０〜９０℃という高温に温めて実施している。こ
のため、昇温用の蒸気エネルギの無駄使いとなるばかり
でなく、コイル冷却のために莫大な冷却ヤードを設置す
るか、又は圧延〜酸洗間に多量の仕掛コイル（ストック
コイル）を保有しなければならない。

これらの問題点を解決するためには、コイルを高温状態
に保持したまま酸洗ラインに装入すること（以下、高温
装入という）か最も適しているか、高温装入を行うとコ
イルから繰り出されたストリップに“腰折れ”と称する
欠陥が発生しやすくなる。また、酸洗サイクル編成の制
約により、酸洗ラインへのコイル装入温度のばらつきに
伴うスキンパス後の形状変化が発生する。

このような欠点により、高温装入は未だ実現されていな
い。

この発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、
腰折れ及びスキンパス後の形状変化が発生せずに高温装
入を達成することができるホットコイルの酸洗方法を提
供することを目的とする。

［課題を解決するための手段及び作用コこの発明に係る
ホットコイルの酸洗方法は、ホットコイルから繰り出さ
れたストリップに冷却媒５、、　（ｊ（給ｔ−てスト１
ノツプの温度を腰折れか発生しない程度の高温に制御し
、スキンパス後のストリップ形状を把握してストリップ
の形状制御を行い、次いて酸洗を行うことを特徴とする
。

上述し７た腰折れは、ある特定温度を超えると発生ずる
ようになり、それ以下の温度では発生しない。従って、
この温度を限界としてストリップ温度を制御するように
すれば、腰折れの発生を抑制しつつストリップをある程
度の高温域に保持することかできる。また、スキンパス
後のストリップ形状を把握して形状制御を行うことによ
り、スキンパス後のストリップ形状を均一化にすること
ができる。従って、腰折れの発生及びスキンパス後の形
状変化を抑制しつつ高温装入を達成することかできる。

［実施例］ 以下、添付図面を参照してこの発明の実施例に一ついて
詳細に説明する。

第１図はこの発明に係るホットコイルの酸洗方法を実施
するための酸洗ラインの概略を示す図である。ホットコ
イル１から繰り出さね、たス１．　Ｉｌノブ２はローラ
８，９、現コイルの後端部と次のコイルの先端部とを溶
接するためのウエルダ−′ＬＯ１及びループカー１４を
経てスキンパスミル１５に至り、これにより調質圧延さ
れて図示しない酸べ。

槽に供給される。

このような酸洗ラインにおいては、温度計３によりコイ
ル１の表面温度か測定される。この温度計３により検出
された値は演算器４により演算され、その演算値がコン
ピュータ５に出力される。

コンピュータ５には、成分系及び板厚により算出した腰
折れが発生しない限界の最大表面温度（Ｔ、、、、）が
予め設定されており、この上述の演算値かこの設定値以
上になると制御信号をバルブ６に出力し、スプレー７か
らストリップ２に冷却水を噴射する。また設定値Ｔ□、
８よりも低ければスプレー７は非噴射の状態か保持され
る。このようにして第１段目の温度制御されたストリッ
プ２は第２段目の温度制御が行われる。ここでは先ずス
トリップ２の温度か温度計１１によって検出される。こ
の検出値は演算器１２により演算され、その演ｐ値かコ
ンピュータ１３に出力される。コンピュータ１３にもＴ
□、か設定されており、演算値かこの設定値を超えると
制御信号をバルブ６に出力して冷却水の水量を増加する
。この水量増加は演算値か上述の設定値になるまで続け
られる。

また演算値か設定値Ｔ　ｍ　ａ　ｘよりも低ければスプ
レー７が保持される。このような制御が連続的に行われ
、ストリップ２の表面温度がＴ□８近傍に制御される。

なお、この際の制御フローを第２図に示す。

このように温度制御されたストリップはスキンパス後に
形状制御される。すなわち、スキンパスミル】５を出た
ストリップは形状計１６によりその形状が把握される。

この把握された形状が演算器１７で演算され、演算値か
コンピュータ１８に出力される。コンピュータ１８には
所定の形状か設定されており、形状計１６により把握さ
れた形状が設定形状になるようにコンピュータ１８から
スキンパスミル１５及びベンダ等の形状矯正器１７に制
御信号か出力される。この制御信号に基づいてスキンパ
スミル１５の圧力及び形状矯正器１７か調整されストリ
ップ形状がダイナミックに制御される。なお、ここでは
、コンピュータ１３からコンピュータ１８にストリップ
の温度データが出力され、この温度データをも加味して
形状制御か実施される。

このように本発明ではストリップの温度制御及び形状制
御を実施するので、腰折れの発生及びスキンパス後の形
状ばらつきを防葎しつつ高温装入を実施することができ
る。このように高温装入を行うことにより、従来コイル
の冷却のためのコイル滞留期間をほとんどＯに短縮する
ことができる。

例えば１５０℃程度の高温装入を実施すれば、１５０℃
から室温に冷却されるまでの３〜４日間を短縮すること
ができる。

このため、ストックコイルを減少させることかできると
共に、納期短縮が可能となる。さらに、−旦冷却した後
に加熱する必要がないのでエネルギ原単位を小さくする
ことができる。

［発明の効果コ ニの発明によれば、腰折れの発生及びスキンパス後の形
状ばらつきを防１トしつつ酸洗ラインへの高温装入を実
施することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施するための酸洗ラインの概略を
示す図、第２図は腰折れ防止のための温度制御のフロー
を示す図である。 １：コイル、２；ストリップ、３．１１．；温度計、４
，１２．１７；演算器、５．１３．１８；コンピュータ
、７；スプレー、１５；スキンパスミル、１６；形状計 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ホットコイルから繰り出されたストリップに冷却媒を
   供給してストリップの温度を腰折れが発生しない程度の
   高温に制御し、スキンパス後のストリップ形状を把握し
   てストリップの形状制御を行い、次いで酸洗を行うこと
   を特徴とするホットコイルの酸洗方法。