JPH04210391A - 表面に吸着し且つそれに沿って移動可能な装置 - Google Patents

表面に吸着し且つそれに沿って移動可能な装置

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JPH04210391A
JPH04210391A JP2410593A JP41059390A JPH04210391A JP H04210391 A JPH04210391 A JP H04210391A JP 2410593 A JP2410593 A JP 2410593A JP 41059390 A JP41059390 A JP 41059390A JP H04210391 A JPH04210391 A JP H04210391A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、違造物の内外壁面等の
表面に吸着し且つこれに沿って移動可能な装置、特にガ
ラス製壁面或いは窓面に吸着し且つこれに沿って移動し
ながら清掃作業を施すのに適する装置に関する。 [0002] 【従来の技術】特公昭60−26752号公報(米国特
許第4,095,378号明細書及び図面)には、違造
物の内外壁面等の表面の清掃のために、かかる表面に沿
って移動する装置が開示されている。この装置は、剛性
乃至半剛性の枠体とこの枠体に装着され本体及び吸着す
べき表面と協働して減圧空間を規定するシール壁を具備
している。上記減圧頭載が減圧されると枠体が表面に真
空吸着される。枠体には、更に、表面に接触せしめられ
る複数個の車輪及びこれらの車輪を回転駆動するための
電動モータを含む走行機構が装着されている。また、表
面に研掃材を噴射する研掃材噴射手段の如き作業装置の
装着されている。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した従来
の装置には次の通りの解決すべき問題が存在する。複数
個の車輪と共に電動モータ及び伝動手段を含む走行機構
を配設することが必要であり、装置が比較的大型且つ高
価になる。そして、上記走行機構を必要とし装置が大型
化することに起因して、ガラス製壁面或いは窓面の清掃
に適用することが困難である。また、ガラス製窓面にお
いてはガラス枠等の突条が延在するが、従来の装置はか
かる突条を跨いで移動することができない。更にまた、
吸着した表面上における方向転換が必ずしも容易でない
。 [0004]従って、本発明の主たる技術的解決課題は
、従来の装置に比べて小型化することができ且つ安価に
製作することができ、ガラス製壁面或いは窓面の清掃に
好都合に適用することができる、表面に吸着し且つこれ
に沿って移動自在な装置を提供することである。 [00051本発明の他の技術的解決課題は、表面にガ
ラス枠等の突条が存在している場合にはかかる突条を跨
いで移動することができる、表面に吸着し且つこれに沿
って移動自在な装置を提供することである。 [0006]本発明の更に他の技術的解決課題は、吸着
した表面上において広面積を必要とすることなく充分容
易に方向転換することができる、表面に吸着し且つこれ
に沿って移動自在な装置を提供することである。 [0007]
【課題を解決するための手段】上記上たる技術的解決課
題を達成するために、本発明によれば、連結枠体と、該
連結枠体の両側に配設された一対の主吸着ユニットと、
該連結枠体の前後に配設された一対の副吸着ユニットと
、該一対の主吸着ユニットと該連結枠体との間に介在せ
しめられた幅方向伸縮手段と、該一対の副吸着ユニット
と該連結枠体との間に介在せしめられた前後方向伸縮手
段とを具備し、該主吸着ユニットの各々は表面に沿って
移動せしめられ得る可動状態と該表面に吸着係止せしめ
られる係止状態とに選択的に設定され、該副吸着ユニッ
トの各々も該表面に沿って移動せしめられ得る可動状態
と該表面に吸着せしめられる係止状態とに選択的に設定
される、ことを特徴とする表面に吸着し且つこれに沿っ
て移動可能な装置が提供される。 [0008]上記他の技術的解決課題を達成するために
、本発明においては、該副吸着ユニットの各々は、上下
方向伸縮手段を介して該前後方向伸縮手段に装着された
副吸着ユニット枠体と、該表面及び該副吸着ユニット枠
体と協働して減圧空間を規定する柔軟な材料から形成さ
れたシール壁とを含み、該上下方向伸縮手段を収縮せし
めて該副吸着ユニットを上昇せしめ、該シール壁を該表
面から離隔せしめることができ、また該上下方向伸縮手
段を伸長せしめて該副吸着ユニットを下降せしめ、該シ
ール壁を該表面に接触せしめると共に該連結枠体を上昇
せしめて該主吸着ユニットを該表面から離隔せしめるこ
とができる。 [0009]上記更に他の技術的解決課題を達成するた
めに、該前後方向伸縮手段は平行に延在する2個のシリ
ンダ機構から構成され、かかるシリンダ機構の各々はシ
リンダに沿って移動せしめられる出力端を有するロッド
レスシリンダ機構であり、該出力端が上下方向に延びる
軸線を中心として旋回自在に該連結枠体に連結され、該
シリンダの両端の各々に該副吸着ユニットが連結されて
いる。 [00101
【作用]本発明の装置においては、主吸着ユニットの一
方を係止状態に設定し主吸着ユの他方を可動状態に設定
して幅方向伸縮手段を伸縮せしめると、主吸着ユニット
の該他方が表面に沿って移動せしめられる。また、副吸
着ユニットを係止状態に設定し主吸着ユニットを可動状
態に設定して前後方向伸縮手段を伸縮せしめると、主吸
着ユニットが表面に沿って前後方向に移動せしめられる
。更にまた、主吸着ユニットを係止状態に設定し副吸着
ユニットを可動状態に設定して前後方向伸縮手段を伸縮
せしめると、副吸着ユニットが前後方向に移動せしめら
れる。かくして、主吸着ユニットと副吸着ユニットとの
移動を適宜に繰り返すことによって、装置を表面に沿っ
て適宜に移動せしめることができる。電動モータ及び伝
動手段を含む走行機構を配設する必要がなく、装置を充
分に小型且つ安価なものにせしめることができる。 [00111主吸着ユニットを移動せしめる際にはかか
る主吸着ユニットを表面から離隔せしめ、副吸着ユニッ
トを移動せしめる隆にはかかる副吸着ユニットを表面か
ら離隔せしめれば、表面に存在するガラス枠等の突条を
跨いで移動することができる。前後方向伸縮手段を構成
する一対のロッドレスシリンダ機構を相互に反対方向に
作動せしめると、上下方向に延びる軸線を中心として主
吸着ユニットと副吸着ユニットとが相対的に旋回せしめ
られ、従って装置を前後方向或いは幅方向に実質上移動
せしめる必要なくして、装置の方向を充分容易に任意に
変更することができる。 [0012] 【実施例】以下、本発明に従って構成された装置の好適
実施例について、添付図を参照して更に詳細に説明する
。 [00131図1を参照して説明すると、図示の装置は
連結枠体2、一対の主吸着ユニット4、一対の副吸着ユ
ニット6、幅方向伸縮手段8及び前後方向伸縮手段10
を具備している。 [00141図1と共に図2を参照して説明すると、図
示の実施例における連結枠体2は全体として前後(図1
において上下)両面が開放された中空箱形状であり、下
面が開放された逆チヤンネル断面形状のチャンネル部材
12とこのチャンネル部材12の下面に固定された平板
部材14とから構成されている。 [0015]図1と共に図2を参照して説明を続けると
、一対の主吸着ユニット4の各々は主吸着ユニット枠体
16を含んでいる。金属板から形成することができる主
吸着ユニット枠体16は前後方向(図1において上下方
向、図2において紙面に垂直な方向)に細長く延びる箱
形状であり、上面壁部18、両側壁部20及び22並び
に下面壁部24を有する。下面壁部24には前端から後
端まで延在する開口25が形成されている。下面壁部2
4の下面には前後方向に細長い矩形状であるシール壁2
6が固定されている。このシール壁26の中央部には比
較的大きな矩形開口が形成されており、シール壁26の
内側縁部は下面壁部24の両側部に沿って延在している
。下面壁部24の両側部にはシール壁26の上記内側縁
部を介在せしめて連結部材28が固定されており、これ
によって下面壁部24にシール壁26が固定されている
。前後方向に細長く延びる板形状である連結部材28は
ボルト及びナツトの如き適宜の連結手段(図示していな
い)によって下面壁部24に固定される。シール壁26
は主吸着ユニット枠体16の下面から前後方向及び両側
方向に実質上水平に突出する水平壁部29とこの水平壁
部29から下方に垂下する垂下壁部30とを有する。 矩形状に延在する垂下壁部30の下部は、後の説明から
明確になる如く、ガラス等の表面32に接触せしめられ
て移動せしめられて清掃作用を遂行する。垂下壁部30
の下部の断面形状はは逆二等辺三角形であり、その下端
角度αは40乃至80度程度であるのが好都合である。 シール壁26は柔軟な材料、特にウレタンゴムの如き合
成ゴムから形成されているのが好ましい。後に更に言及
する如く、シール壁26はその垂下壁部30が表面32
に接触せしめられ、かかる表面32及び主吸着ユニット
枠体16と協働して減圧空間34を規定する。主吸着ユ
ニット枠体16の上面壁部18には連通管部材36が固
定されており、かかる連通管部材36を介して上記減圧
空間34が減圧源(図示していない)に接続される。減
圧源は真空ポンプ或いはエゼクタでよい。 [00’16]主吸着ユニット枠体16の下面壁部24
に固定された上記連結部材28の下面には、図2及び図
3に図示されている如く、適宜の間隔をおいて複数個の
係止部材38が固定されている。係止部材38の各々は
直方体形状であり、摩擦係数が高い材料、特にウレタン
ゴムの如き合成ゴムから形成されているのが好ましい。 [00171図1及び図2に図示されている如く、上記
シール壁26の水平壁部29の上面には適宜の間隔をお
いて装着部材40が固定されており、かかる装着部材4
0の各々のは接触電極42が固定されている。金属板か
ら形成することができる接触電極42は図示の実施例に
おいては上記主吸着ユニット枠体16自体から構成され
ている被接触電極と協働して検出手段を構成する。図2
に2点鎖線で図示する如く、シール壁26が表面32上
に存在するガラス枠の如き突条44に当接して上方に幾
分弾性的に変位せしめられると、接触電極42が主吸着
ユニット枠体16に接触し、かくしてシール壁26が突
条44に当接したこと、従って突条44が検出される。 [0018]図1と共に図4を参照して説明すると、上
記主吸着ユニット枠体16の上面壁部18の前端部及び
後端部には上下方向伸縮手段46を介して走行手段48
が装着されている。更に詳述すると、上下方向伸縮手段
46は上下方向に延在する通常形態の空気圧シリンダ機
構から構成されており、そのシリンダ50は主吸着ユニ
ット枠体16の上面壁18上に固定されている。空気圧
シリンダ機構のロッド52は上面壁部18を貫通して下
方に突出せしめられている。かかるロッド52は、例え
ばその断面形状を多角形状にせしめることによって、シ
ノンダ52に対して相対的に回転することが阻止されて
いる。ロッド52の下端には支持ブロック54が固定さ
れており、この支持ブロック54の前側及び後側には前
後方向(図1において上下方向)に突出する短軸56が
装着されており、かかる短軸56に走行手段48を構成
する車輪58が回転自在に装着されている。上下方向伸
縮手段46を構成するシリンダ機構が伸長せしめられて
いる時には、図4に実線で示す如く、車輪58が表面3
2に接触せしめられ、上述した係止部材38は表面32
から若干上方に離隔せしめられ、主吸着ユニット4の減
圧空間34内が減圧されている時に減圧空間34の内外
の圧力差に起因して主吸着ユニット枠体16に作用する
圧力は車輪58を介して表面32に伝えられる(これに
よって主吸着ユニット4が表面32に吸着される)。従
って、主吸着ユニット4は表面32上を車輪58が転動
することによって幅方向(図1において左右方向、図4
において紙面に垂直な方向)に容易に移動することがで
きる可動状態に設定される。他方、上下方向伸縮手段4
6を構成するシリンダ機構が収縮せしめられると、図4
に2点鎖線で示す如く、車輪58が上方に引っ込められ
て表面32から離隔せしめられ、係止部材38が表面3
2に接触せしめられ、主吸着ユニット4の減圧空間34
内が減圧されている時に減圧空間34の内外の圧力差に
起因して主吸着ユニット枠体16に作用する圧力は係止
部材38を介して表面32に伝えられる。従って、主吸
着ユニット4は表面32に沿って移動し得ない係止状態
に設定される。主吸着ユニット4のシール壁26は柔軟
な材料から形成されていて幾分撓むことができ、車輪5
8が表面32に接触する可動状態と係止部材38が表面
32に接触する係止状態とのいずれにおいても、減圧空
間34の内外の圧力差に起因してそれ自身に作用する圧
力によってその垂下壁部30が表面32に密接せしめら
れる。 [0019]図示の実施例においては、上記幅方向伸縮
手段8は空気圧シリンダ機構から構成されている。図1
に図示する如く、主吸着ユニット4の各々と連結枠体2
との間には前後方向に間隔をおいて相互に平行に幅方向
に延在する2個の空気圧シリンダ機構60が配設されて
いる。図2に明確に図示する通り、通常形態であるシリ
ンダ機構60の各々のシリンダ62は主吸着ユニット枠
体16の上面壁部18の上面に固定されている。一方、
シリンダ機構60のロッド64は連結枠体2におけるチ
ャンネル部材12の側壁部外面に形成されている連結ボ
ス部66に連結されている。後に更に言及する如く、主
吸着ユニット4の一方が上記可動状態に設定され、かか
る主吸着ユニット40に関するシリンダ機構60が伸縮
せしめられると、かかる主吸着ユニット4が他の主吸着
ユニット4、連結枠体2及び一対の副吸着ユニット6に
対して幅方向に移動せしめられる。 [00203図1及び図2を参照して説明を続けると、
図示の具体例においては上記前後方向伸縮手段10は幅
方向に間隔をおいて前後方向に相互に平行に延在する2
個の空気圧シリンダ機構68から構成されており、2個
の空気圧シリンダ機構68の各々はロッドレス形態であ
る。かかる空気圧ロッドレスシリンダ機構68としては
、例えば株式会社小金井製作所から「コガネイロツドレ
スシリンダ」として販売されている形態のものを使用す
ることができる。ロッドレスシリンダ機構68の各々は
前後方向に延在するシリンダ70とこのシリンダ70に
沿って前後方向に移動せしめられる出力端72を有する
。図2に明確に図示されている通り、ロッドレスシリン
ダ機構68の各々の出力端72には連結ブラケット74
が固定されている。かかる連結ブラケッ1〜74は断面
形状が矩形である管状部材から形成されており、シリン
ダ70を囲繞するように配置されて上面壁部76が出力
端72に連結されている。かかる連結ブラケット74は
上述した連結枠体2内に配置され、連結ブラケット74
の上面壁部76と下面壁部78とが上下方向に延びる連
結ビン80を介して連結枠体2に旋回自在に連結されて
いる。かくして、前後方向伸縮手段10を構成する2個
のロッドレスシリンダ機構68は、その出力端72が上
下方向(図1においては紙面に垂直な方向)に延びる旋
回軸線(連結ビン80の中心軸線)を中心として旋回自
在に連結枠体2に連結されている。 [0021]図1と共に図5及び図6を参照して説明す
ると、上記前後方向伸縮手段10の前端及び後端には、
夫々前方及び後方に突出する装着ブラケット82が固定
されている。そして、かかる装着ブラケット82の各々
に上下方向伸縮手段84を介して上記副吸着ユニット6
が装着されている。前後方向伸縮手段10の前端に固定
された装着ブラケット82は、2個のロッドレスシリン
ダ機構68の双方の前端に跨がって固定された直立基部
86とこの直立基部86から前方に突出する装着部88
とを有する。同様に、前後方向伸縮手段10の後端に固
定された装着ブラケット82は、2個のロッドレスシリ
ンダ機構68のの双方の後端に跨がって固定された直立
基部86とこの直立基部86から後方に突出する装着部
88とを有する。上記上下方向伸縮手段84の各々は、
幅方向(図1において左右方向)に間隔をおいて相互に
平行に上下方向に延在する2個の空気圧シリンダ機構9
0から構成されている。通常形態でよいシリンダ機構9
0のシリンダ92は装着ブラケット82の装着部88の
上面に固定されている。シリンダ機構90のロッド94
は装着ブラケット82の装着部88を貫通して下方に突
出せしめられている。上記副吸着ユニット6の各々は平
板部材から形成されている副吸着ユニット枠体96を含
んでおり、かかる副吸着ユニット枠体96がシリンダ機
構90のロッド94の下端に連結されている゛。副吸着
ユニット枠体96の下面にはその四周縁部を連続的に延
在する矩形状のシール壁98が固定されている。かかる
シール壁98はウレタンゴムの如き合成ゴムから形成さ
れているのが好ましい。後に更に言及する如く、上下方
向伸縮手段84を構成するシリンダ機構90が収縮せし
められている時には、図5及び図6に実線で示す如く、
副吸着ユニット6は表面32から上方に離隔されている
。 一方、上下方向伸縮手段84を構成するシリンダ機構9
0が伸長せしめられると、図5及び図6に2点鎖線で示
す如く、副吸着ユニット6のシール壁98の下面が表面
32の押圧せしめられ、シール壁98、副吸着ユニット
枠体96及び表面32の協働によって減圧空間100が
規定される。そして、この場合には連結枠体2が上昇せ
しめられ、これに付随して主吸着ユニット4も上昇せし
められて表面32から離隔せしめられる(主吸着ユニッ
ト4のシール壁26も表面32から上方に離隔せしめら
れる)。副吸着ユニット枠体96には連通管部材102
も配設されており、かかる連通管部材102を介して減
圧空間100が減圧源(図示していない)に選択的に連
通せしめられる。 [0022]主吸着ユニット4の少なくとも一方が表面
32に吸着し且つ係止せしめられている状態において、
前後方向伸縮手段10を構成する2個のロッドレスシリ
ンダ機構68をその出力端72がそのシリンダ70に対
して前方(図1において上方)に移動する方向に作動せ
しめると、出力端72が前方に移動せしめられて副吸着
ユニット6の双方が前方に移動せしめられ、逆に前後方
向伸縮手段10を構成する2個のロッドレスシリンダ機
構68をその出力端72がそのシリンダ70に対して後
方(図1において下方)に移動する方向に作動せしめる
と、出力端72が後方に移動せしめられて副吸着ユニッ
ト6の双方が後方に移動せしめられる。一方、副吸着ユ
ニット6と前後方向伸縮手段10との間に介在せしめら
れている上下方向伸縮手段84を伸長せしめて、副吸着
ユニット6のシール壁98を表面32に押圧せしめ且つ
減圧空間100を減圧して表面32に吸着せしめ、一方
主吸着ユニット4は減圧源(図示していない)から切り
離すと共に表面32から離隔せしめた状態において、前
後方向伸縮手段10を構成する2個のロッドレスシリン
ダ機構68をその出力端72がそのシリンダ70に対し
て前方(図1において上方)に移動する方向に作動せし
めると、シリンダ70が後方に移動せしめられて主吸着
ユニット4の双方が後方に移動せしめられ、逆に前後方
向伸縮手段10を構成する2個のロッドレスシリンダ機
構68をその出力端72がそのシリンダ70に対して後
方(図1において下方)に移動する方向に作動せしめる
と、シリンダ70が前方に移動せしめられて主吸着ユニ
ット4の双方が前方に移動せしめられる。更に、図示の
実施例においては、主吸着ユニット4を表面32に吸着
せしめ、副吸着ユニット6を表面32から離隔せしめた
状態において、2個のロッドレスシリンダ68を相互に
逆方向に作動、例えば図1において右側のロッドレスシ
リンダ機構68はその出力端72が下方に移動する方向
に作動せしめ左側のロッドレスシリンダ機構68はその
出力端72が上方に移動する方向に作動せしめると、図
1に2点鎖線で示す如く、前後方向伸縮10を構成する
2個のロッドレスシリンダ機構68及び一対の副吸着ユ
ニット6は、ロッドレスシリンダ機構の各々と連結枠体
2との連結中心を結ぶ直線の中間点、即ち2本の連結ビ
ン80の中心軸線を結ぶ直線の中間点を中心として、図
1において時計方向に旋回せしめられる。2個のロッド
レスシリンダ機構68の作動方向を逆にすると、前後方
向伸縮手段10を構成する2個のロッドレスシリンダ機
構68及び一対の副吸着ユニット6は図1において反時
計方向に旋回せしめられる。同様に、副吸着ユニット6
を表面32に吸着せしめ、主吸着ユニット4の双方を表
面32から上方に離隔せしめた状態において、2個のロ
ッドレスシリンダ機構68を相互に逆方向に作動せしめ
ると、連結枠体2、幅方向伸縮手段8及び一対の主吸着
ユニット4が図1において時計方向或いは反時計方向に
旋回せしめられる。かくして、図示の具体例においては
、装置の方向転換を装置を前後方向或いは幅方向に実質
上移動せしめることなく好都合に遂行することができる
。 [00233次に、上述した通りの装置の作用を要約し
て説明する。例えば建造物のガラス製壁面或いは窓面で
ある表面32を清掃する場合、一対の主吸着ユニット4
の減圧空間34を減圧源(図示していない)に連通せし
めて一対の主吸着ユニット4を表面32上に真空吸着せ
しめる。一方、副吸着ユニット6は減圧源から切り離す
。そして、副吸着ユニット6と前後方向伸縮手段10と
の間に介在せしめられている上下方向伸縮手段84、即
ちシリンダ機構90を伸長せしめ、副吸着ユニット6を
表面32から上方に離隔せしめる(図5及び図6に実線
で示す状態)。かかる状態において、一対の主吸着ユニ
ット4の一方においては、その上下方向伸縮手段46を
構成するシリンダ機構を収縮せしめて、車輪58を表面
32から離隔せしめ係止部材38を表面32に押圧せし
め、かくして係止状態を設定する。一対の主吸着ユニッ
ト4の他方においては、その上下方向伸縮手段46を構
成するシリンダ機構を伸長せしめて、車輪58を表面3
2に押圧せしめ係止部材38を表面32から離隔せしめ
、かくして可動状態を設定する。しかる後に、幅方向伸
縮手段8を構成するシリンダ機構60を適宜に伸縮せし
めると、一方の主吸着ユニット4は表面32に対して係
止状態、即ち容易に移動し得ない状態であるのに対して
、他方の主吸着ユニット4は表面32に対して容易に移
動し得る状態である故に、一対の主吸着ユニツ1〜4の
上記他方、即ち可動状態に設定されている主吸着ユニッ
ト4が幅方向に移動せしめられる。かくして上記他方の
主吸着ユニット4を幅方向に所要位置まで移動せしめる
と、一対の主吸着ユニット4の係止状態と可動状態とを
逆転せしめて主吸着ユニット4の上記一方を可動状態に
上記他方を係止状態に設定し、しかる後に幅方向伸縮手
段8を構成するシリンダ機構を適宜に伸縮せしめて主吸
着ユニット4の上記一方を幅方向に移動せしめる。かよ
うに一対の主吸着ユニット4の表面32に対する係止状
態と可動状態とを適宜に変更すると共に、幅方向伸縮手
段8を適宜に伸縮せしめることによって、装置を幅方向
に移動せしめることができる。主吸着ユニット4が表面
32上を移動せしめられる際には、そのシール壁26の
垂下壁部30が表面32に押圧せしめられており、従っ
てシール壁26の垂下壁部30によって表面32に清掃
作業が施される。表面32がガラス表面である場合には
、主吸着ユニット4に散水手段(図示していない)を付
設し、かかる散水手段によって散水しながらシール壁2
6の垂下壁部30によって清掃作業を遂行するのが望ま
しい。 [0024]例えば、主吸着ユニット4の一方が表面3
2の幅方向端縁まで移動してガラス枠の如き突条44に
当接し、接触電極42を含む検出手段がこれを検出した
時には、主吸着ユニット4の幅方向への移動を中断し、
前後方向伸縮手段10を構成する一対のロッドレスシリ
ンダ機構68の双方を所要方向に作動せしめて一対の副
吸着ユニット6を例えば前方(図1において上方)に移
動せしめる(図1においては連結枠体2及び主吸着ユニ
ット4に対して副吸着ユニット6が最前方近傍まで移動
せしめられた状態が図示されている)。次いで、副吸着
ユニット6と前後方向伸縮手段10との間に介在せしめ
られている上下方向伸縮手段84、即ちシリンダ機構9
0を伸長せしめて一対の副吸着ユニット6のシール壁9
8を表面32に押圧せしめ(図5及び図6に2点鎖線で
示す状態)、そしてまたシール壁98、副吸着ユニット
枠体96及び表面32によって規定される減圧空間10
0を減圧源(図示していない)に連通せしめ、かくして
一対の副吸着ユニット6の双方を表面32に真空吸着せ
しめる。この際には主吸着ユニット4の減圧空間3・1
を減圧源(図示していない)から切り離して減圧空間3
4内の減圧を解除し、表面32に対する一対の主吸着ユ
ニット4の吸着を解除する。表面32に対する一対の主
吸着ユニット4の吸着を解除して上述した如くシリンダ
機構90を伸長せしめて副吸着ユニット6のシール壁9
8を表面32に押圧せしめると、既に言及した如く一対
の主吸着ユニット4は表面32から上方に離隔せしめら
れ(図4に2点鎖線で示す如く車輪58、係止部材38
及びシール壁26のいずれも表面32から上方に離隔せ
しめられ)、従って一対の主吸着ユニット4は容易に移
動し得る可動状態に設定される。しかる後に、前後方向
伸縮手段10を構成する一対のロッドレスシリンダ機構
68の双方を所要方向に作動せしめて一対の主吸着ユニ
ット4を例えば前方に移動せしめる。次いで、再び副吸
着ユニット6の減圧空間100を減圧源から切り離して
減圧空間100内の減圧を解除し表面32の対する副吸
着ユニット6の吸着を解除すると共に、副吸着ユニット
6と前後方向伸縮手段10との間に介在せしめられてい
る上下方向伸縮手段84を収縮せしめ、かくして副吸着
ユニット6を表面32から離隔せしめる。同時に一対の
主吸着ユニット4の減圧空間34を減圧源に連通せしめ
て、上下方向伸縮手段10の収縮によってシール壁26
の垂下壁部30が表面32に押圧せしめられた一対の主
吸着ユニット4を表面32に真空吸着せしめる。そして
、上述した場合と同様に一対の主吸着ユニット4の一方
と他方との係止状態と可動状態との変換を適宜に遂行す
ると共に1幅方向伸縮手段8の伸縮を適宜に遂行して、
装置を幅方向に(上述した場合とは反対方向に)移動せ
しめる。かかる移動の際には主吸着ユニット4のシール
壁26の垂下壁部30によって表面32に清掃作業が施
される。 [0025]上述した通りにして表面32の清掃を遂行
する際に、表面32上を幅方向に延在しているガラス枠
の如き突条44に装置が近接乃至接触した場合、装置は
これを跨いで移動することができる。即ち、一対の主吸
着ユニツ1へ4を前後方向に移動せしめる際には、副吸
着ユニット6と前後方向伸縮手段10との間に介在せし
められている上下方向伸縮手段84を伸長せしめること
によって、図4に2点鎖線で示す如く一対の主吸着ユニ
ット4を表面32から上方に離隔せしめる。かくして一
対の主吸着ユニット4を前方或いは後方に移動せしめる
と、一対の主吸着ユニッ1〜4は突条44を跨いで移動
せしめられる。副吸着ユニット6を前後方向に移動せし
める際には、副吸着ユニット6と前後方向伸縮手段10
との間に介在せしめられている上下方向伸縮手段84を
収縮せしめることによって、図5及び図6に2点鎖線で
示す如く副吸着ユニツh6を表面32から離隔せしめる
。 かくすると、副吸着ユニット6は突条44を跨いで移動
することができる。表面32を前後方向に延在している
突条44 (図2参照)を跨いで移動することが必要な
場合には、上述した如くして(即ち、一対の主吸着ユニ
ット4と一対の副吸着ユニット6との表面32に対する
吸着を適宜に変換すると共に、前後方向伸縮手段10を
構成する一対のロッドレスシリンダ機構68を相互に逆
方向に作動せしめることによって)装置を90度方向変
換せしめ、しかる後に上述した様式と同様にして一対の
主吸着ユニット4及び一対の副吸着ユニット6を夫々突
条44を跨いで移動せしめればよい。 [00261図7乃至図9は本発明に従って構成された
装置の変形例を図示している。この変形例においては、
図7に簡略に図示するごとく、副吸着ユニット206と
前後方向伸縮手段210との間に介在せしめられている
上下方向伸縮手段284を構成するシリンダ機構290
は、4方向電磁弁から構成された伸縮変換手段203と
共に圧力変換手段205を介して圧力空気源207に接
続されている。圧力変換手段205は3方向電磁弁20
9と圧力調整弁211とから構成されている。圧力調整
弁211は7kg/mm平方程度でよい圧力空気源20
7の圧力を1kg/mm平方程度に低減せしめる。伸縮
変換手段203と3方向電磁弁209との双方が図7に
実線で示す位置にある時には、シリンダ機構290には
それを収縮せしめんとする高圧空気が供給される(高圧
供給収縮状態)。伸縮変換手段203が2点鎖線で示す
位置に切り換えられると、シリンダ機構290にはそれ
を伸長せしめんとする高圧空気が供給される(高圧供給
伸長状態)。伸縮変換手段203が実線で示す位置にあ
る時に3方向電磁弁209が2点鎖線で示す位置に切り
換えられると、シリンダ機構290にはそれを収縮せし
めんとする低圧空気が供給される(低圧供給収縮状態)
。伸縮変換手段203と3方向電磁弁209との双方が
2点鎖線で示す位置に切り換えられると、シリンダ機構
290にはそれを伸長せしめんとする低圧空気が供給さ
れる(低圧供給伸長状態)。 [0027]図8を参照して説明を続けると、上記変形
例においては、副吸着ユニット206の各々には複数個
の検出手段213(図8にそのうちの1個のみを図示し
ている)が配設されている。副吸着ユニット206の各
々において、副吸着ユニット枠体296の上面には外方
に突出する装着部を有する支持ブラケット215が固定
されており、かかる支持ブラケット215の突出装着部
に上記検出手段213が装着されている。図9に示す如
く、主吸着ユニット204にも、接触電極を含む検出手
段に代えて、上記検出手段213と同様の複数個の検出
手段217 (図9にはそのうちの1個のみを図示して
いる)が配設されている。主吸着ユニット204の各々
において、主吸着ユニット枠体216には外方に突出す
る装着部を有する支持ブラケット219が固定されてお
り、かかる支持ブラケット219の突出装着部に上記検
出手段217が装着されている。検出手段213及び2
17は近接スイッチ或いはリミットスイッチ等でよい。 [00281図7乃至図9に示す変形例の上述した構成
以外は図1乃至図6に示す上記実施例と実質上同一であ
る。 [0029]而して、図7乃至図9に図示する上記変形
例において、副吸着ユニット206の減圧空間を減圧せ
しめて副吸着ユニット206を表面232に吸着せしめ
、主吸着ユニット204の減圧空間を減圧源から切り離
して表面232に対する主吸着ユニット204の吸着を
解除した状態で、上記高圧供給伸長状態(即ちシリンダ
機構290にそれを伸長せしめんとする高圧空気を供給
する状態)を設定すると、図1乃至図6を参照して説明
した上記実施例の場合と同様に、主吸着ユニット204
は表面232から離隔せしめられて容易に移動し得る離
隔可動状態にせしめられる。副吸着ユニット206の減
圧空間を減圧源から切り離して表面232に対する吸着
を解除し、主吸着ユニット204の減圧空間を減圧せし
めて主吸着ユニット204を表面232に吸着せしめた
状態で、上記高圧供給収縮状態(即ちシリンダ機構29
0にそれを収縮せしめんとする高圧空気を供給する状態
)を設定すると、図1乃至図6を参照して説明した上記
実施例の場合と同様に、副吸着ユニット206は表面2
32から離隔せしめられて容易に移動し得る離隔可動状
態にせしめられる。他方、副吸着ユニット206の減圧
空間を減圧せしめて副吸着ユニット206を表面232
に吸着せしめ、主吸着ユニット204の減圧空間を減圧
源から切り離して表面232に対する主吸着ユニット2
04の吸着を解除した状態で、上記低圧供給伸縮状態(
即ちシリンダ機構290にそれを収縮せしめんとする低
圧空気を供給する状態)に設定すると、副吸着ユニット
206は表面232に吸着されている故にシリンダ機構
290は完全に収縮するこができず、表面232に吸着
されている副吸着ユニット206のみならずシリンダ機
構290の部分収縮によって主吸着ユニット204も表
面232に接触せしめられる。シリンダ機構290に供
給されている空気圧力は低圧である故に、表面232に
対する主吸着ユニット204の押圧力は小さい。従って
、一対の主吸着ユニット204を表面232に接触せし
めた状態で、前後方向伸縮手段或いは幅方向伸縮手段を
伸縮せしめることによって一対の主吸着ユニット204
を表面232に沿って一緒に移動せしめることができる
(主吸着ユニット接触可動状態)。また、副吸着ユニッ
ト206の減圧空間を減圧源から切り離して表面232
に対する副吸着ユニット206の吸着を解除した状態で
、上記低圧供給伸長状態(即ちシリンダ機構290にそ
れを伸長せしめんとする低圧空気を供給する状態)を設
定すると、主吸着ユニット204が表面232に吸着せ
しめられている故にシリンダ機構290は完全に伸長し
て主吸着ユニット204を表面232から離隔せしめる
ことはできず、表面232に吸着せしめられている主吸
着ユニット204のみならずシリンダ機構290の部分
伸長によって副吸着ユニット206も表面232に接触
せしめられる。シリンダ機構290に供給されている空
気圧力は低圧である故に、表面232に対する副吸着ユ
ニット206の押圧力は小さい。従って、前後方向伸縮
手段或いは幅方向伸縮手段を移動せしめることによって
、副吸着ユニット206を表面232に接触せしめられ
ている状態を維持して表面232に沿って移動せしめる
ことができる(副吸着ユニットの接触可動状態)。主吸
着ユニット204の接触可動状態において主吸着ユニッ
ト204が移動せしめられ、表面232上に存在するガ
ラス枠の如き突条244に近接乃至接触すると、図9に
2点鎖線で示す如く検出手段217が突条244の一ヒ
面に近接(或いは接触)して突条244を検出する。同
様に、副吸着ユニット206の接触可動状態において副
吸着ユニット206が移動せしめられ、表面232上に
存在するガラス枠の如き突条244に近接乃至接触する
と、図8に2点鎖線で示す如く検出手段217が突条2
44の上面に近接(或いは接触)して突条244を検出
する。突条244がガラス枠である場合、その突出量は
比較的小さく、従って主吸着ユニット204或いは副吸
着ユニット206が表面232から離隔せしめられて移
動せしめられると、近接スイッチ等から構成されている
検出手段213或いは217が突条244から過剰に上
方に離隔し、それ故に検出手段213或いは217は突
条を検出することができない(検出手段213或いは2
17の下端をシール壁の下端を越えて下方に突出せしめ
ることはできない故に、副吸着ユニット206及び主吸
着ユニット204における検出手段213及び217の
最下位置には制限がある)。しかしながら、副吸着ユニ
ット206或いは主吸着ユニット204が表面232に
接触せしめられている状態で表面232に沿って移動せ
しめられる場合には、検出手段213或いは217は突
条2・14の上面に充分に近接することができ、突条2
44を容易に検出することができる。 [00301 【発明の効果]表面に吸着し且つこれに沿って移動する
ことができる本発明の装置は、複数個の車輪と共に電動
モータ及び伝動手段を含む走行機構を配設する必要がな
く、従来の装置と比べて製作コストを低減し且つ小型化
することができる。また、主吸着ユニット或いは副吸着
ユニットを表面から離隔せしめて移動せしめることによ
り、表面にガラス枠の如き突条が存在する場合にはかか
る突条を跨いで移動することができる。更に、平行に延
在する2個のロッドレスシリンダ機構を相互に逆方向に
作動せしめることによって、方向変換のための広い面積
を必要とせず充分容易に方向変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された装置の好適実施例を
示す平面図。
【図2】図1に示す装置における連結枠体、幅方向伸縮
手段及び主吸着ユニットを示す部分断面図。
【図3】図1に示す装置における主吸着ユニットの係止
部材の配置を示す部分断面図。
【図4】図1に示す装置における主吸着ユニットの走行
手段を示す部分断面図。
【図5】図1に示す装置における前後方向伸縮手段及び
副吸着ユニットを示す部分断面図。
【図6】図1.に示す装置における副吸着ユニットを示
す部分断面図。
【図7】本発明に従って構成された装置の変形例におけ
る空気圧回路を示す簡略図。
【図8】本発明に従って構成された装置の変形例におけ
る副吸着ユニットに装着された検出手段を示す部分側面
図。
【図9】本発明に従って構成された装置の変形例におけ
る主吸着ユニットに装着された検出手段を示す部分側面
図。
【符号の説明】
2二連結枠体 4;主吸着ユニット 6:副吸着ユニツlへ 8:幅方向伸縮手段 10:前後方向伸縮手段 16:主吸着ユニット枠体 26:シール壁 30:シール壁の垂下壁部 32;表面 34:減圧空間 38:係止部材 42:接触電極 44:表面上の突条 46:上下方向伸縮手段 48:走行手段 58:車輪 68:ロッドレスシリンダ機構 84:上下方向伸縮手段 96:副吸着ユニット枠体 98:シール壁 100:減圧空間 203:伸縮変換手段 204:主吸着ユニット 205:圧力変換手段 206:副吸着ユニット 207:圧力空気源 210:前後方向伸縮手段 213:検出手段 216:主吸着ユニット枠体 217:検出手段 284:上下方向伸縮手段 296:副吸着ユニット枠体
【図1】
【図7】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連結枠体と、該連結枠体の両側に配設され
    た一対の主吸着ユニットと、該連結枠体の前後に配設さ
    れた一対の副吸着ユニットと、該一対の主吸着ユニット
    と該連結枠体との間に介在せしめられた幅方向伸縮手段
    と、該一対の副吸着ユニットと該連結枠体との間に介在
    せしめられた前後方向伸縮手段とを具備し、該主吸着ユ
    ニットの各々は表面に沿って移動せしめられ得る可動状
    態と該表面に吸着係止せしめられる係止状態とに選択的
    に設定され、該副吸着ユニットの各々も該表面に沿って
    移動せしめられ得る可動状態と該表面に吸着せしめられ
    る係止状態とに選択的に設定される、ことを特徴とする
    表面に吸着し且つこれに沿って移動可能な装置。
  2. 【請求項2】該主吸着ユニットの各々は、該幅方向伸縮
    手段を介して該連結枠体に装着された主吸着ユニット枠
    体と、該表面及び該主吸着ユニット枠体と協働して減圧
    空間を規定する柔軟な材料から形成されたシール壁と、
    該吸着ユニット枠体に装着された係止部材と、上下方向
    伸縮手段を介して該主吸着ユニット枠体に装着された走
    行手段とを含み、該上下方向伸縮手段を伸長せしめて該
    走行手段を下降せしめ、該走行手段を該表面に接触せし
    めて該係止部材を該表面から離隔せしめることによって
    該可動状態に設定され、該上下方向伸縮手段を収縮せし
    めて該走行手段を上昇せしめ、該係止部材を該表面に係
    止せしめることによって該係止状態に設定される、請求
    項1記載の表面に吸着し且つこれに沿って移動可能な装
    置。
  3. 【請求項3】該主吸着ユニットの該シール壁は矩形状に
    延在する垂下壁部を有し、該垂下壁部の下端部の断面形
    状は先細形状であり、該垂下壁部の下端を該表面に接触
    せしめて該主吸着ユニットを移動せしめることによって
    該表面が清掃せしめられる、請求項2記載の表面に吸着
    し且つこれに沿って移動可能な装置。
  4. 【請求項4】該垂下壁部の該下端部の断面形状は下端角
    度が40乃至80度である逆二等辺三角形状である、請
    求項3記載の表面に吸着し且つこれに沿って移動可能な
    装置。
  5. 【請求項5】該主吸着ユニットの各々には該表面を延在
    する突条を検出するための検出手段が配設されており、
    該検出手段は該シール壁に装着された接触電極と該主吸
    着ユニット枠体に配設された被接触電極とを含み、該シ
    ール壁が該突条に当接することによって該シール壁が弾
    性変形すると、該接触電極が該被接触電極に接触せしめ
    られる、請求項2から4までのいずれかに記載の表面に
    吸着し且つこれに沿って移動可能な装置。
  6. 【請求項6】該主吸着ユニットの該走行手段は車輪であ
    る、請求項2から5までのいずれかに記載の表面に吸着
    し且つこれに沿って移動可能な装置。
  7. 【請求項7】該主吸着ユニットの該上下方向伸縮手段は
    空気圧シリンダ機構である、請求項2から5までのいず
    れかに記載の表面に吸着し且つこれに沿って移動可能な
    装置。
  8. 【請求項8】該副吸着ユニットの各々は、上下方向伸縮
    手段を介して該前後方向伸縮手段に装着された副吸着ユ
    ニット枠体と、該表面及び該副吸着ユニット枠体と協働
    して減圧空間を規定する柔軟な材料から形成されたシー
    ル壁とを含み、該上下方向伸縮手段を収縮せしめて該副
    吸着ユニットを上昇せしめ、該シール壁を該表面から離
    隔せしめることによって該可動状態に設定され、該上下
    方向伸縮手段を伸長せしめて該副吸着ユニットを下降せ
    しめ、該シール壁を該表面に接触せしめることによって
    該係止状態に設定される、請求項1から7までのいずれ
    かに記載の表面に吸着し且つこれに沿って移動可能な装
    置。
  9. 【請求項9】該上下方向伸縮手段を伸長せしめて該副吸
    着ユニットを下降せしめ、該シール壁を該表面に接触せ
    しめると、該連結枠体が上昇せしめられて該主吸着ユニ
    ットが該表面から離隔せしめられる、請求項8記載の表
    面に吸着し且つこれに沿って移動可能な装置。
  10. 【請求項10】該上下方向伸縮手段は空気圧シリンダ機
    構である、請求項8又は9記載の表面に吸着し且つこれ
    に沿って移動可能な装置。
  11. 【請求項11】該副吸着ユニットの各々は、空気圧シリ
    ンダ機構を介して該前後方向伸縮手段に装着された副吸
    着ユニット枠体と、該表面及び該副吸着ユニット枠体と
    協働して減圧空間を規定する柔軟な材料から形成された
    シール壁とを含み、該減圧空間は減圧源に選択的に連通
    せしめられ、該空気圧シリンダ機構は高圧供給状態と低
    圧供給状態とに選択的に設定され得る制御手段を介して
    圧力空気源に接続されており、 (1)該減圧空間を該減圧源に連通せしめて該空気圧シ
    リンダを高圧伸長せしめると、該副吸着ユニットが該表
    面に吸着されて該係止状態に設定され、該連結枠体が上
    昇せしめられて該主吸着ユニットが該表面から離隔され
    、 (2)該減圧空間を該減圧源から非連通にせしめて該空
    気圧シリンダを低圧伸長せしめると、該副吸着ユニット
    は該シール壁が該表面に接触せしめられている状態で該
    表面に沿って移動せしめられ得る接触可動状態に設定さ
    れ、該主吸着ユニットは該表面から離隔されることはな
    く、 (3)該減圧空間を該減圧源から非連通にせしめて該空
    気圧シリンダ機構を高圧収縮せしめると、該副吸着ユニ
    ットは該シール壁も該表面から離隔して該表面に沿って
    移動せしめられ得る離隔可動状態に設定され、 (4)該減圧空間を該減圧源に連通せしめて該空気圧シ
    リンダ機構を低圧収縮せしめると、該副吸着ユニットが
    該表面に吸着されて該係止状態が設定され、該主吸着ユ
    ニットは該表面から離隔されることはない、請求項1か
    ら7までのいずれかに記載の表面に吸着し且つこれに沿
    って移動可能な装置。
  12. 【請求項12】該副吸着ユニットには、該接触可動状態
    で該副吸着ユニットが該表面に沿って移動している時に
    該表面を延在する突条に該副吸着ユニットが近接乃至当
    接すると該突条を検出するための検出手段が配設されて
    いる、請求項11記載の表面に吸着し且つこれに沿って
    移動可能な装置。
  13. 【請求項13】該主吸着ユニットには、該表面に接触せ
    しめられた状態で該主吸着ユニットが該表面に沿って移
    動している時に該表面を延在する突条に近接乃至当接す
    ると該突条を検出するための検出手段が配設されている
    、請求項11又は12記載の表面に吸着し且つこれに沿
    って移動可能な装置。
  14. 【請求項14】該幅方向伸縮手段は該主吸着ユニットの
    各々と該連結枠体との間に夫々配設された空気圧シリン
    ダ機構から構成されている、請求項1から13までのい
    ずれかに記載の表面に吸着し且つこれに沿って移動可能
    な装置。
  15. 【請求項15】該主吸着ユニットの各々と該連結枠体と
    の間には夫々平行に延在する2個の空気圧シリンダ機構
    が配設されている、請求項14記載の表面に吸着し且つ
    これに沿って移動可能な装置。
  16. 【請求項16】該前後方向伸縮手段はシリンダに沿って
    移動せしめられる出力端を有する空気圧ロッドレスシリ
    ンダ機構から構成されており、該出力端が該連結枠体に
    連結され、該シリンダの両端の各々に該副吸着ユニット
    が連結されている、請求項1から15までのいずれかに
    記載の表面に吸着し且つこれに沿って移動自在な装置。
  17. 【請求項17】該前後方向伸縮手段は平行に延在する2
    個の該ロッドレスシリンダ機構から構成されており、該
    ロッドレスシリンダ機構の各々の該出力端は上下方向に
    延びる軸線を中心として旋回自在に該連結枠体に連結さ
    れている、請求項16記載の表面に吸着し且つこれに沿
    って移動自在な装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104773225A (zh) * 2015-03-27 2015-07-15 燕山大学 一种轮足结合清洁机器人
DE102016102206A1 (de) 2015-02-12 2016-08-18 Smc Corporation Schieberventil
JP2018126850A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 学校法人 中央大学 壁面吸着装置及び壁面移動装置

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