JPH0420735Y2 - - Google Patents

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JPH0420735Y2
JPH0420735Y2 JP13209186U JP13209186U JPH0420735Y2 JP H0420735 Y2 JPH0420735 Y2 JP H0420735Y2 JP 13209186 U JP13209186 U JP 13209186U JP 13209186 U JP13209186 U JP 13209186U JP H0420735 Y2 JPH0420735 Y2 JP H0420735Y2
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piece
folded
adhesive
pieces
fold line
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は六角柱型密封容器に関する。
(従来の技術) 従来、牛乳、日本酒等の液状物を密封充填して
販売に供する紙を主材料とした容器としては、函
体頂部が屋根型をしたいわゆるゲーベルトツプ型
の紙函や、函体頂面が偏平ないわゆるブリツクボ
ツクス等が用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来のかかる容器は胴部が単調な四角
柱状をしており、全体として形状上の面白みに欠
けるという問題があつた。
すなわち、ゲーベルトツプ型の紙函は胴部の横
断面が正方形に近い矩形状であり、頂部が屋根型
形状をしているとはいえゲーベルトツプ型の紙函
が使われ始めてから既に相当の年月が経過してい
る現在では、その形状に誰もが何等の新鮮さをも
感じなくなつてしまつているというのが実情であ
る。
また、ブリツクボツクスは全体の形状が直方体
状をしているため、元々形状上の面白みには乏し
かつた。
かかる問題点を解決するために、胴部を六角柱
状や八角柱状とした紙容器を開発すべく種々の試
みがなされた。しかし、紙容器の胴部を六角柱状
や八角柱状として、しかも容器自体に十分な密封
性を付与するということは不可能であつた。その
ため、胴部を六角柱状や八角柱状とした紙製の外
函内に内袋を内蔵したいわゆるバツグ・イン・ボ
ツクスが提案された。しかし、かかるバツグ・イ
ン・ボツクスは製造が容易でなく、実用的ではな
いという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 上記のような問題点を解決するため本考案は六
角柱型密封容器を、六角筒状の胴部と、その胴部
の両端からの各延長部に順に設けられた折曲部と
貼合部とを備え、前記胴部は対向する矩形状の前
板及び後板と、その前板及び後板の各側端に連設
された台形状の4枚の側板とを備えており、前記
折曲部は前板及び後板の各先端に折線を介して連
設された矩形状の蓋片と、各側板の先端に折線を
介して連設された三角形状の折込傾斜片と、その
折込傾斜片の先端に折線を介して連設された三角
形状の折り重ね片とを備えており、前記貼合部は
各蓋片の先端に折線を介して連設された貼着片
と、各折り重ね片の先端に折線を介して連設され
た折込貼着片とを備えており、前記折り重ね片を
前記蓋片の内面に当接させるとともに、前記折込
貼着片を前記貼着片の内面に貼着させつつ対向す
る折込貼着片間及び貼着片間を相互に貼合してな
るものとして構成した。
(作用) この考案の六角柱型密封容器においては、函体
の底部と頭部を完全に密封閉鎖することが出来
る。
(実施例) 図により本考案の一実施例を説明すると、第2
図は本考案に係わる六角柱型密封容器Aのブラン
ク板Bの平面図である。
ブランク板Bは、内面側にポリエチレン等の防
水性を有する層を積層した板紙を素材とし、折線
a,b,c,d,e,fを介して後板1、台形状
の側板2,3、前板4、台形状の側板5,6、貼
着片7を順に連設し、後板1の上下両端にそれぞ
れ折線g,hを介して蓋片8,9を連設し、前板
4の上下両端にそれぞれ折線j,kを介して蓋片
10,11を連設し、側板2,3,5,6の各上
側にそれぞれ2条の折線m,nを介して略二等辺
三角形状の折込傾斜片12と略直角三角形状の折
り重ね片13とを順に連設し、側板2,3,5,
6の各下側にそれぞれ2条の折線p,qを介して
略二等辺三角形状の折込傾斜片14と略直角三角
形状の折り重ね片15とを順に連設し、蓋片8,
10の各上端にそれぞれ折線r,sを介して貼着
片16,17を連設し、蓋片9を下方に延長して
貼着片18とするとともに蓋片11の下端に折線
tを介して貼着片19を連設し、各折り重ね片1
3の上端にそれぞれ折線uを介して折込貼着片2
0を連設するとともに各折り重ね片15の下端に
それぞれ折線vを介して折込貼着片21を連設
し、貼着片7の上下両側にそれぞれ2条の折線
w,xを介して貼着片22,23を連設したもの
である。
上述において、後板1、台形状の側板2,3、
前板4、台形状の側板5,6、貼着片7は函体の
胴部を構成するものであり、蓋片8,10、折込
傾斜片12、折り重ね片13、及び蓋片9,1
1、折込傾斜片14、折り重ね片15はそれぞれ
函体の折曲部を構成するものであり、貼着片1
6,17、折込貼着片20、及び貼着片18,1
9、折込貼着片21はそれぞれ函体の貼合部を構
成するものである。
また、側板2と3とは台形の上底を折線bに合
して相互に頭合わせに連設されており、同様に、
側板5と6も上底を折線eに合して頭合わせに連
設されている。
なお、貼着片16,17の長さは折込貼着片2
0の長さよりも稍大であり、貼着片18の長さは
折込貼着片21の長さよりも稍大である。
組立、使用に当たつては、先ず、ブランク板B
を折線a,b,c,d,e,fに沿つて順に折り
曲げて貼着片7を後板1の側縁部内面に貼着する
とともに、各貼着片22,23のそれぞれを各蓋
片8,9及び貼着片16,18の側縁部内面に貼
着する。
次いで、ブランク板Bの下方部を折線b,e,
h,k,p,q,t,v,w,xに沿つて折り曲
げて、各折り重ね片15を各蓋片9,11の内面
に当接させるとともに、各折込貼着片21を各貼
着片18,19の内面に貼着させつつ対向する折
込貼着片21,21間及び貼着片18,19間を
相互に貼合し、更に貼着片19を蓋片11の外面
に貼着する。
これにより、六角柱型密封容器Aの底部は密封
閉鎖され、蓋片9,11は後板1及び前板4に対
し略垂直となり、六角柱型密封容器Aは蓋片9,
11を底面として起立する。
本考案に係わる六角柱型密封容器Aは、この状
態にまで組み立てた段階で収納物である牛乳等の
液体を収納する。
次いで、ブランク板Bの上方部を折線b,e,
g,j,m,n,r,s,u,w,xに沿つて折
り曲げて、各折り重ね片13を各蓋片8,10の
内面に当接させるとともに、各折込貼着片20を
各貼着片16,17の内面に貼着させつつ対向す
る折込貼着片20,20間及び貼着片16,17
間を相互に貼合する。
これにより、六角柱型密封容器Aの頭部は密封
閉鎖され、蓋片8,10は略水平となり、相互に
貼合された貼着片16,17及び4枚の折込貼着
片20が函体頂面の略中央に起立して、第1図に
示すように、組立を終わる。
本考案に係わる六角柱型密封容器は上述の実施
例に限定されるものではなく、第3図に示すよう
に、貼着片16を蓋片8の外面に貼着して貼着片
16,17等が函体頂面で起立しないようにして
もよい。そして、その際、貼着片16及び17の
長さを蓋片8の長さと略等しくすれば、第3図に
示すように、函体頂面を折線sを介して連続して
いる蓋片10と貼着片17とで被うことが出来
る。このようにすれば、函体頂面に紙厚による段
差が生ぜず、店頭等における積み重ねに便利であ
るばかりでなく、容器全体の見栄えも良い。
(考案の効果) 本考案は上述のように構成され、六角筒状の胴
部と、その胴部の両端からの各延長部に順に設け
られた折曲部と貼合部とを設け、胴部には対向す
る矩形状の前板及び後板と、その前板及び後板の
各側端に連設された台形状の4枚の側板とを設
け、折曲部には前板及び後板の各先端に折線を介
して連設された矩形状の蓋片と、各側板の先端に
折線を介して連設された三角形状の折込傾斜片
と、その折込傾斜片の先端に折線を介して連設さ
れた三角形状の折り重ね片とを設け、貼合部には
各蓋片の先端に折線を介して連設された貼着片
と、各折り重ね片の先端に折線を介して連設され
た折込貼着片とを設け、折り重ね片を蓋片の内面
に当接させるとともに、折込貼着片を貼着片の内
面に貼着させつつ対向する折込貼着片間及び貼着
片間を相互に貼合したことにより、函体の胴部を
外形上の面白みに富む六角柱状とするとともに、
函体の底部と頭部とを完全に密封することが出来
る。そのため、展示販売効果に優れ、収納商品の
売上を伸ばすことが出来るとともに、バツグ・イ
ン・ボツクスのように製造に手間と経費がかかる
ということがなく容易且つ安価に大量生産するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
ブランク板の平面図、第3図は本考案の他の実施
例の一部切欠斜視図である。 1……後板、2,3,5,6……側板、4……
前板、8,9,10,11……蓋片、12,14
……折込傾斜片、13,15……折り重ね片、1
6,17,18,19……貼着片、20,21…
…折込貼着片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 六角筒状の胴部と、その胴部の両端からの各延
    長部に順に設けられた折曲部と貼合部とを備え、
    前記胴部は対向する矩形状の前板及び後板と、そ
    の前板及び後板の各側端に連設された台形状の4
    枚の側板とを備えており、前記折曲部は前板及び
    後板の各先端に折線を介して連設された矩形状の
    蓋片と、各側板の先端に折線を介して連設された
    三角形状の折込傾斜片と、その折込傾斜片の先端
    に折線を介して連設された三角形状の折り重ね片
    とを備えており、前記貼合部は各蓋片の先端に折
    線を介して連設された貼着片と、各折り重ね片の
    先端に折線を介して連設された折込貼着片とを備
    えており、前記折り重ね片を前記蓋片の内面に当
    接させるとともに、前記折込貼着片を前記貼着片
    の内面に貼着させつつ対向する折込貼着片間及び
    貼着片間を相互に貼合してなる六角柱型密封容
    器。
JP13209186U 1986-08-30 1986-08-30 Expired JPH0420735Y2 (ja)

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JP13209186U JPH0420735Y2 (ja) 1986-08-30 1986-08-30

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Publication Number Publication Date
JPS6340314U JPS6340314U (ja) 1988-03-16
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