JPH0327966Y2 - - Google Patents

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JPH0327966Y2
JPH0327966Y2 JP1985142888U JP14288885U JPH0327966Y2 JP H0327966 Y2 JPH0327966 Y2 JP H0327966Y2 JP 1985142888 U JP1985142888 U JP 1985142888U JP 14288885 U JP14288885 U JP 14288885U JP H0327966 Y2 JPH0327966 Y2 JP H0327966Y2
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mount
container
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self
flaps
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JP1985142888U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として液体、粉体等を収納する袋状
の容器にして、使用時にはこれを容易に自立させ
て用いることができる自立容器に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
この種の自立容器としては従来、第9図の展開
図で示す如く、矩形状の台紙にこれを2分する折
線1とこれと平行して底面を区画する折線2,2
とを刻設すると共にこれと直交する折線3,3を
刻設し、更に底面両端部に図示の如き斜め折線4
をそれぞれ刻設したものを、第10図で示す如く
折線1及び2,2を介して底面を内側に折り込ん
だ状態で二つ折りとし第9図で示す斜線部分で貼
着して袋状としたものであり、これを使用する場
合は第11図で示す如き自立容器とするものが広
く用いられてきた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の如き従来例では、フラツトブランク(台
紙)を袋状とするためには第10図で示した如く
底面部分を内側に折り込まなければならない。即
ち袋状とするためにはこの折込み工程を必要と
し、更にはこの部分は台紙が四枚重なつた状態と
なり、これを密封状態に貼着するために特別の手
段を必要とする等の欠点を有するものである。
このほか従来の同様な自立容器としてたとえば
実開昭53−77731号公報、実公昭53−53632号公報
及び実公昭48−18670号公報等があるが、これら
はいずれも前記従来例と同様に底板を中心線で2
分して両側板の内側に折り込んでいるため、この
部分は四つ折りになり、これを密封状態に貼着す
るには機械的に特別の手段を必要とするという難
点があつた。本考案は以上のように従来の自立容
器の台紙が一部にせよ四つ折りであるのを二つ折
りで自立容器を簡単に組立てようとするものであ
る。
しかしながら、台紙を二つ折りして自立容器と
する従来技術が実公昭52−42836号公報に見られ
る。本考案は台紙を二つ折りして自立容器とする
が、上記実公昭52−42836号公報の自立容器とは
もちろん、前記従来の自立容器とは全く異なる構
造の自立容器を提供せんとするものである。
即ち、実公昭52−42836号公報の自立容器は台
紙を二つ折りしているものの、自立容器として組
立てるときは、六角形状の底板の中心線となる折
線を底板が平板状になるように押し上げることに
より底板の両側部の三角形状部分がそれぞれ両側
から底板を覆うように折り込まれ、底板を二重に
して強化している点に特徴があり、容器の自立は
二重になつた底板で支えるものである。
このほか、従来自立容器としてスタンデイン
グ・パツク(又はパウチ)が知られているが、使
用材料がポリエチレン等の合成樹脂フイルム又は
合成樹脂フイルムとアルミ箔の貼合品などいわゆ
るフレキシブルな材料が使用されているのが普通
である。
これに対し、本考案の目的は上記の従来の自立
容器とは異なる液体、粉体等の内容物を収納した
ときに、底部の形状の変化に関係なく自立を安定
化する脚を有する構造の自立容器を、台紙の二つ
折により得ることができ、しかも従来の自立容器
のように容易に組立て使用することができる自立
容器を提供するものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案は矩形状の台紙を2分する折線5と、こ
れを底辺とした台形状の折線6,6′とにより前
記2分された台紙上に底板a,a′、側板b,b′を
それぞれ区画形成し、各側板b及びb′の片方の側
縁に互に非対称となるようにフラツプ8,8′を
延設した台紙を前記折線5を介して台紙を二つ折
りとし、前記フラツプ8,8′をそれぞれ隣接す
る側板b,b′の外側に折返し、底板a,a′に貼着
しないように、側板b,b′の外側に貼着したこと
を特徴とする自立容器である。
本考案の特徴となる点は、特に台紙を二つ折に
して、底板を外側に出し、通常の自立容器の台紙
に見られる側板同志を接着する糊代用の貼着縁や
重着部より幅の広いフラツプを設けた点及び前記
フラツプを側板のみに貼着させ、底板には貼着さ
せない点に特徴がある。こうすることにより台紙
を二つ折するだけなので、通常の四つ折する自立
容器に比べて台紙が作り易く、また側板の両側に
延設したフラツプを側板のみに貼着し、底板に貼
着させないようにしたので、容器の側板b,b′を
広げて開口したときに、両側のフラツプの下部は
脚を形成し、この両側の脚により本考案の自立容
器は液体、粉体等を収納して重量がかかり底部に
変形があつてもこれに関係なく、自立できるもの
である。
従つて、従来の自立容器が底板を平板状にして
自立させるのと全く構造が異なると同時に従来液
体等を収納したときの底部の変形による底板附近
の不安定性をフラツプで形成した脚により改良し
たものである。
〔実施例〕
以下図示の実施例で具体的に説明する。
第2図は本考案の実施例を示す展開図であり、
矩形状の台紙に、これを2分する折線5と、これ
を底辺とした台形状の折線6,6′を刻設して底
板a,a′と側板b,b′とを2分された台紙上に区
画形成し、更に台形状の折線6,6′の上辺の両
端を結んで外側に折る折線11,11を刻設し、
更に上下にのびる折線7,7を刻設する。次いで
側板b及びb′の片方の側縁に互いに上下非対称と
なるようにフラツプ8,8′を延設する。尚、符
号9,9′は折線である。尚、台形状の折線6,
6′は多少の曲線を用いてもよい。本考案の各折
線は上記11,11以外はすべて容器の内側に折
る折線である。
以上の如く構成されたフラツトブランク(台
紙)を折線5を介して第3図で示すように二つ折
りとし、次いでフラツプ8を側板b′上に、同じく
フラツプ8′を側板b上にそれぞれ重ね合せて貼
着する。尚、この場合フラツプ8,8′が底板a′,
aと貼着することがないようにする。又、貼着は
台紙の材料構成により、ヒートシールや各種接着
剤によつて行なわれる。このようにすると第4図
で示す如き、折畳まれた袋状容器ができ上がる。
使用時は折線5を中心に底板a,a′を押上げ
て、折線11,11から外側に折ると、第1図で
示す如きフラツプ8,8′の下部が容器の脚を形
成する自立容器とすることができるのである。
第5図は本考案の他の実施例を示す展開図であ
り、側板b,b′の両側端縁に貼着部10,10,
10′,10′を連接したものである。本実施例で
は第6図で示す如く二つ折りとした際に手前の1
0,10と裏側の10′,10′とを貼着した後
に、第7図に示すようにフラツプ8,8′を側板
b′,bの外側に貼着するものである。この際フラ
ツプ8,8′は貼着部10,10′に対応する部分
のみ貼着し、その他の部分は側板に貼着しないこ
とが必要である。
このようにすると組立てにより第8図に示すよ
うにフラツプ8,8′の下部が脚を形成し、密封
状の容器が得られ液体用のコツプとしても使用で
き、例えば粉末状飲料を収納し、上部を封緘して
おき使用時にはこれを開封し、フラツプ8,8′
で脚を形成した自立容器となして水を注入して食
することもできるものである。
又、本実施例では折線7,7が側板b,b′の上
端縁で合致しており、この様にすると自立容器と
して使用する際に上面開口部が、先の実施例では
略六角状であつたのを略四角状とすることができ
る。更に側板b,b′上の折線7,7を省略するこ
とによつて上面開口部を略円形状として使用する
こともできると共に、底板a,a′上の折線11,
11をも省略することも可能である。
〔考案の効果〕 以上の如く、本考案による自立容器は従来の容
器とは異なり、側板の両端に延設したフラツプが
容器の脚を形成して自立する自立容器であり、ま
た台紙を二つ折で作ることができるので、極めて
容易に製造でき、組立ても簡単で実用上極めて有
用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は同上展開図、第3図は同上製作過程を示す平面
図、第4図は同上折畳まれた状態を示す平面図、
第5図は本考案の他の実施例を示す展開図、第6
図、第7図、第8図は同上製作過程を示す平面
図、第9図は従来例を示す展開図、第10図は同
上製作過程を示す斜視図、第11図は同上使用状
態を示す斜視図である。 5,6,6′,7……折線、8,8′……フラツ
プ、10,10′……貼着部、11,11……外
側への折線、a,a′……底板、b,b′……側板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 矩形状の台紙を2分する折線5と、これを底辺
    とした台形状の折線6,6′とにより前記2分さ
    れた台紙上に底板a,a′、側板b,b′をそれぞれ
    区画形成し、各側板b,b′の片方の側縁に互に非
    対称となるようにフラツプ8,8′を延設した台
    紙を、前記折線5を介して台紙を二つ折りとし、
    前記フラツプ8,8′をそれぞれ隣接する側板b,
    b′の外側に折返し、底板a,a′に貼着しないよう
    に、側板b,b′の外側に貼着したことを特徴とす
    る自立容器。
JP1985142888U 1985-09-20 1985-09-20 Expired JPH0327966Y2 (ja)

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JPS6252136U JPS6252136U (ja) 1987-04-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS4818670U (ja) * 1971-07-10 1973-03-02
JPS5242836U (ja) * 1975-09-22 1977-03-26
JPS5353632U (ja) * 1976-10-09 1978-05-09

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