JPH04206911A - 巻線方法及び装置 - Google Patents

巻線方法及び装置

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JPH04206911A
JPH04206911A JP33890190A JP33890190A JPH04206911A JP H04206911 A JPH04206911 A JP H04206911A JP 33890190 A JP33890190 A JP 33890190A JP 33890190 A JP33890190 A JP 33890190A JP H04206911 A JPH04206911 A JP H04206911A
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JP
Japan
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filament
annular body
fulcrum
chuck
hole
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Pending
Application number
JP33890190A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ohashi
大橋 正章
Shinya Shiratori
白鳥 信也
Masayoshi Yasunaka
安仲 正好
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばチョークコイル用コアなどの環状体に
、導線などの線条を巻き付ける巻線方法及び装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来より磁気コア等の環状体に導線などの線条を巻回す
る方法としては、所定の長さの線条を環状体の中心孔を
貫くように構成された貯線リングに貯線し巻回する方法
が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この方法では比較的太く剛性の大きな線を巻回
する場合に、環状体に線条を密着させなから巻回するこ
とが難しく、また、環状体の中心孔を貯線リングが通過
するのに充分な内径を有することが必要となる。
このため、比較的太く剛性の高い線条を、内径の小さな
環状体に巻回する作業は、現在手作業が中心である。
すなわち、貯線リングの外径より、導線の巻上がり口径
の小さいコアに導線を巻回する場合、貯線リングを用い
ることができないので、単に、環状体の中央孔に線条を
通し、その後反転させて再度中央孔に線条を通すと言う
作業を、複数回重ねて繰り返さなければならない。
」−記のような作業は、非常に手間が掛かり、非能率的
で生産性が悪い。
本発明は、生産性の良好な巻線方法、及び、装置を提供
することを課題とし、とりわけ、比較的太く剛性の高い
線条であっても、中心孔径の小さな環状体に巻回できる
巻線方法、装置を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の方法は、中央に孔を有する環状体に線条を巻回
する方法であり、 (a)環状体を基準として、この環状体から一方に向け
て線条を延出し、環状体の一方の側に配置した第1の支
点の周囲をUターンさせて線条の先端を環状体の孔の手
前もしくは通過した直後に位置させ、巻回に必要な長さ
を確保して線条の基端を固定して初期設定とし、 (b)線条を環状体の一方の側から前記孔に挿入して他
方に通し、環状体の他方の側に配置した第2の支点の周
囲をUターンさせて環状体の一方の側へ導き、 (c) Uターンさせた線条を環状体の一方の側に配置
した第3の支点の周囲をUターンさせて再度線条を環状
体の一方の側から前記孔に向けて導き、(d)その間、
第1の支点と第2の支点を線条から外して、線条を引っ
張ることで環状体に線条を1回巻回し、 (e)次いで、環状体の一方の側から前記孔に線条の先
端を通して他方の側に導き、前記第2の支点の周囲をU
ターンさせて環状体の一方の側へ導き、 (f)さらに、前記第1の支点の周囲をUターンさせて
再度線条を環状体の一方の側から前記孔に向けて導き、 (g)その間、第3の支点と第2の支点を線条から外し
て、線条を引っ張ることで環状体に線条を1回巻回し、 (h)以下、前記(b)から(g)を繰り返して、線条
を環状体に巻回する巻線方法である。
ここで、前記(d)の工程で、第1の支点を第2の支点
より早めに線条から外し、前記(g)の工程で、第3の
支点を第2の支点より早めに線条から外すようにすると
、巻線を円滑に行える。
また、工程(c)では第3の支点の周囲に線条をUター
ンさせる直前、工程(f)では第1の支点の周囲に線条
をUターンさせる直前において、環状体を周方向に所定
ピッチ回転させるようにするとよい。
さらに、前記工程(b)と工程(e)の間における第2
の支点の位置データを基に、あるいは、工程(e)にお
ける第1の支点の位置データを基に、線条の残りの長さ
を予想して、前記工程(c)、 (f)において、環状
体の一方に配置した第1の支点、第3の支点の位置を調
整するようにすると、工程線条の巻数、線の伸び、線の
重なりの影響を受けることなくより正確に巻回すること
が可能となる。
本発明の装置は、前記方法を応用した装置で、環状体を
保持する保持装置と、前記環状体に巻回されるべき線条
の先端を掴んで導くチャック装置と、保持装置で保持さ
れる環状体の一方の側に配置される第1の支点と、保持
装置で保持される環状体の他方の側に配置される第2の
支点と、前記第1の支点とともに環状体の一方の側に配
置される第3の支点と、環状体の一方の側から他方の側
へと向かい、前記チャック装置、前記第1の支点、第3
の支点をそれぞれ摺動自在に支持するガイドレールと、
前記第1の支点、第3の支点の位置を、線長の変化に応
じて適切に調整する可動位置決め装置と、を備え、 前記保持装置は、環状体を保持する保持基板を有し、こ
の保持基板に環状体の孔に対応した連通孔とこの連通孔
と保持基板の一側とを結んで切り欠いた切欠き部を設け
て、この切欠き部に環状体の一部を臨ませて保持し、 前記チャック装置は、線条の先端部を掴む第1チヤツク
と第1チヤツクによる掴み部よりやや離れた線条の部分
を掴む第2チヤツクとを有し、これら第1チヤツク及び
第2チヤツクはそれぞれ線条に向かって進退自在で、環
状体の一方の側から=15− 他方の側へと孔に線条を通す際、第1チヤツクがまず線
条を放して退行することで保持装置を避け、その後第2
チヤツクのみで線条を孔内に挿入案内し、孔を線条が通
過したら、第1チヤツクが進出して線条の先端を掴み、
はぼ同時に第2チヤ・ツクが線条を放して保持装置を避
け、その後、第1チヤツク及び第2チヤツクの少なくと
もし1ずれか一方で線条を掴んでチャック装置の摺動で
線条を導くように構成さ担 さらに、前記チャック装置
は、第2の支点、第1の支点または第3の支点の周りを
反転してこれらに線条を半周巻回するよう形成さ桓 前記第1の支点、第2の支点、第3の支点はそれぞれ退
避して、半周巻回してある線条を外すよう形成さ法 (a)環状体を基準として、この環状体から一方に向け
て線条を延出し、環状体の一方の側に配置した第1の支
点の周囲をUターンさせて線条の先端を環状体の孔の手
前もしくは通過した直後に位置させ、巻回に必要な長さ
を確保して線条の基端−16= を固定して初期設定とし、 (b)線条の先端部をチャック装置の第1チヤツク及び
または第2チヤツクで掴んで、線条を環状体の一方の側
から前記孔に挿入して他方に通し、チャック装置の半回
転で環状体の他方の側に配置した第2の支点の周囲をU
ターンさせて、ガイドレール上でのチャック装置の摺動
で線条を環状体の一方の側へ導き、 (c)チャック装置の半回転でUターンさせた線条を環
状体の一方の側に配置した第3の支点の周囲をUターン
させてガイドレール上でのチャック装置の摺動で再度線
条を環状体の一方の側から前記孔に向けて導き、 (d)その間、第1の支点と第2の支点を回転退避して
線条を外し、チャック装置の摺動で線条を引っ張ること
で環状体に線条を1回巻回し、(e)次いでチャック装
置の摺動で環状体の一方の側から前記孔に線条の先端を
通して他方の側に導き、チャック装置の半回転で前記第
2の支点の周囲をUターンさせて線条を環状体の一方の
側へ導き、 (f)さらにチャック装置の半回転で前記第1の支点の
周囲をUターンさせ、再度チャック装置の摺動で線条を
環状体の一方の側から前記孔に向けて導き、 (g)その間、第3の支点と第2の支点を退避して線条
を外し、チャック装置の摺動で線条を引っ張ることで環
状体に線条を1回巻回し、(h)以下、前記(b)から
(g)を繰り返して、線条を環状体に巻回するよう構成
した巻線装置である。
ところで、線条を等ピッチで巻くためには環状体を等ピ
ッチで回転させる必要がある力\ 本発明で使用する環
状体回転機構としては、巻線作業と取り出し取り付は作
業の総合サイクルタイムを短縮するため、以下のような
装置が好適である。
すなわち、環状体を保持できるハンドを有しかつ、前記
環状体を保持したまま」1下かつ旋回可能な保持台と、
環状体が回転できるように駆動機構を有するローラを含
む前記環状体を保持するための複数個のローラと、回転
方向以外には動かないように環状体を狭持する機構を有
する回転部とからなることを特徴とする環状体の回転装
置である。
〔作用〕
本発明の方法では、(a)〜(h)の工程からなるので
、自動化に馴染みやすく、装置化して、機械的に線条を
巻回できる。そして、第1〜第3の支点の周囲に線条を
巻回して、その支点を外すことで線条を環状体に巻回す
るため、環状体への線条の巻回が確実に行える。
〔実施例〕
本発明の方法を具体化した装置について図面を参照しつ
つ説明する。
第1図から第17図は装置を簡略化して示した工程図、
第18図から第27図は装置の具体的構成を示した図、
第28図から第32図は他の例を示した図である。
この実施例の装置は、環状体1を保持する保持装置2と
、前記環状体1に巻回されるべき線条3の先端を掴んで
導くチャック装置4と、保持装置2で保持される環状体
1の一方の側に配置される第1の支点5と、保持装置2
で保持される環状体1の他方の側に配置される第2の支
点6と、前記第1の支点5とともに環状体1の一方の側
に配置される第3の支点7と、環状体1の一方の側から
他方の側へと向かい、前記チャック装置4、前記第1の
支点5、第3の支点7をそれぞれ摺動自在に支持するガ
イドレールGとを備えている。
まず、第19図〜第22図を参照して保持装置2、第2
の支点6について説明する。
前記保持装置2は、環状体1を保持する保持基板11を
有し、この保持基板11に環状体1の孔1aに対応した
連通孔12とこの連通孔12と保持基板11の一側とを
結んで切り欠いた切欠き部13を設けて、この切欠き部
13に環状体1の一部を臨ませて保持する装置である。
さらに具体的には、矩形の保持基板11が起立して設け
ら法 その上端にV字形の切欠き部13が設けら汰 そ
のV字形切欠き部13の下端に円形の連通孔12が設け
られている。そして、この連通孔12の近傍に、連通孔
12に対応して保持−加一 される環状体1に当接して環状体1を周方向に所定ピッ
チ回転させる一対の駆動ロール14が設けらオ\ この
駆動ロール14は駆動ベルト15などの伝達系を介して
図示しないモータで回転駆動されるようになっている。
また、保持基板11の一方の側には、前記保持装置2に
保持される環状体1の一方の側から、線条3を環状体1
の孔1aに向けて案内する漏斗状案内体16が支持アー
ム17で保持されて設けられている。
保持基板11での環状体1の保持は、保持基板11の連
通孔12の周囲に環状体1を保持する保持突起などを設
けて行うこともできるが、この実施例では、保持基板1
1に対向して支持基板21を設け、保持基板11と支持
基板21とで環状体1を狭持するようにしてある。
支持基板21には、その上端に第2のV字形切欠き部1
3bが設けらへ この第2のV字形切欠き部13bの下
端に第2の連通孔12bが設けら汰 この第2の連通孔
12bの近傍に環状体1を両側から保持する保持チャッ
ク22が設けられている。
この支持基板21は一対設けら札 図示しない駆動装置
で上下動自在かつ水平方向に回転自在に構成された水平
のベース基板23の両端部に各支持基板21が起立して
それぞれ設けられている。
各支持基板21は、ベース基板23上で互いに対向する
方向にガイド軸24とエアシリンダ装置25で保持され
て、進退自在に設けられている。
環状体1の装着にあたっては、ベース基板23が」−外
位置にあり、各支持基板21が互いに近寄る方向に移動
した位置にあって、第19図の右方の支持基板21の第
2の連通孔12b部分に環状体1を保持チャック22で
保持する。そしてベース基板23を下降さぜ水平方向に
180度回転させ、保持された環状体1が保持基板11
の連通孔12に対向する高さとなるまで、ベース基板2
3を」1昇させる。
次に、各支持基板21を互いに離反する方向に移動させ
、支持基板21に保持された環状体1を保持基板11の
連通孔12部分に持ってきて保持基板11と支持基板2
1とで環状体1を狭持する。
このように、ベース基板23を上下動自在、回転自在と
した理由は、保持基板11に保持された環状体1の孔1
aの中心軸の延長線上で、かつ、ベース基板23の上方
に位置する第2の支点6を避けて支持基板21を回転移
動させるためである。
なお、支持基板21を2つ設けたことで、一方の支持基
板21と保持基板11とで環状体1を保持して、巻線を
行っている間、次に巻線を行う環状体1を他方の支持基
板21に装着してスタンバイしておくことができる。
第2の支点6は回転ロールで構成されたもので、揺動ア
クチュエータ(A)で回転駆動される起立した回転軸2
6に水平方向にロッド27を突設しそのロッド27先端
にこの回転ロールを設けたものである。
この第2の支点6を構成する回転ロールは、保持基板1
]に保持された環状体1の孔1aの中心軸の延長線上で
、がっ、ベース基板23の上方に一田一 位置し、回転軸26の回転により、保持基板11側に回
転して、前記延長線上から退避できるようになっている
この第2の支点6を構成する回転ロールと、保持基板1
1に保持される環状体1との間で、保持基板11に保持
された環状体1の孔1aの中心軸の延長線の上方に、第
2の支点6を構成する回転ロールの周囲をUターンした
後、環状体1の一方の側に向けて導かれる線条3に、上
方から当接して押さえる、カール抑え27が設けら法 
このカール抑え27は図示しないエアシリンダ装置で上
下駆動されるようになっている。
また、保持基板11と支持基板21とで狭持される環状
体1の上方に、保持基板11の7字切欠き部13から支
持基板21の第2のv字切欠き部13までを」一方から
覆うように、環状体1に巻回される線条3を」ニガから
押さえる押え体28がエアシリンダ装置で」1下動自在
に設けられている。
次に、第23図、第24図を参照して、チャック装置4
を説明する。
前記チャック装置4は、前記保持装置2に保持された環
状体1の一方の側から他方の側へと向かう第1のガイド
レールG1上に摺動自在に設けられている。
このチャック装置4は、第1のガイドレールG1上に設
置される第1スライダ31の前面に上下方向に回転自在
の回転ベース32を設け、この回転ベース32に線条3
の先端部を掴む第1チヤツク33と第1チヤツク33に
よる掴み部よりやや離れた線条3の部分を掴む第2チヤ
ツク34とを設けたものである。
そして、第1チヤツク33と第2チヤツク34は、第2
4図に示したように、それぞれ線条3に向かって進退自
在の進退枠35に開閉自在の一対のチャック爪36を設
けた構造である。進退枠35の進退及びチャック爪36
の開閉はそれぞれ図に現れないエアーシリンダ装置で行
われる。
そして、第1チヤツク33及び第2チヤツク34はそれ
ぞれ線条3に向がって進出した状態で線条3を掴み、第
1スライダ31の摺動で環状体1の一方の側から他方の
側へと孔1aに線条3を通す際、第1チヤツク33がま
ず線条3を放し、その後、退行することで保持装置2を
構成する保持基板11と支持基板21とを避ける。
その後第1スライダ31の摺動により第2チヤツク34
のみで線条3を孔la内に挿入案内し、孔1aを線条3
が通過したら、第1チヤツク33が進出して線条3の先
端を掴み、はぼ同時に第2チヤツク34が線条3を放し
て退行する。
したがって、その後、第1スライダ31が環状体1の他
方の側に摺動する際、第2チヤツク34が保持装置2を
避けることができる。
第2ヂヤツク34が環状体1の他方の側に来た後、第2
チヤツク34も第1チヤツク33と同様に再度進出して
線条3を掴むようにしてもよいが、この実施例では先に
第1チヤツク33で線条3の先端部を掴んでいるので、
この時点で、第2チヤツク34は退行した状態のままし
ておき、第1チヤツク33のみで線条3を搬送し導くよ
うにする。
但し、第1チヤツク33のみで線条3を搬送する場合に
限らず、第1チヤツク33と第2チヤツク34の双方で
、あるいは第2チヤツク34のみで線条3を掴んで線条
3を導くようにしてもよい。
前記チャック装置4は、第2の支点6、第1の支点5ま
たは第3の支点7の周りを180度回転してこれらに線
条3を半周巻回するよう形成されている。
すなわち、第1スライダ31内に設けたギヤを介して前
記回転ベース32が回転することで、第2の支点6、第
1の支点5または第3の支点7の周囲を第1チヤツク3
3、第2チヤツク34が回転し、掴んでいる線条3を第
2の支点6、第1の支点5または第3の支点7の周囲に
巻き付ける。
チャック装置4を構成する第1スライダ31の背面から
は、第18図、第23図に示したように、前記ギヤに回
転運動を伝達する回転係合軸37が突出している。そし
て、この回転係合軸37に係脱する回転駆動軸41を有
した回転駆動機42が第1の支点5及び第3の支点7に
対応した位置と、第2の支点6に対応した位置にそれぞ
れ配設され、−γ− 前記チャック装置4がこの位置に摺動してきたとき、回
転係合軸37に回転駆動軸41が係合して、ギアを介し
て回転ベース32を回転させ、第1チヤツク33及び第
2チヤツク34を半回転させる。
次に、第25図〜第27図を参照して、前記第1の支点
5、第3の支点7について説明する。
第1のガイドレールG1と平行に保持装置2を挟んで環
状体1の一方から他方へと向かう第2のガイドレールG
2が設けら汰 この第2のガイドレールG2と平行な第
3のガイドレールG3が第2のガイドレールG2の上方
に設けられている。
第2のガイドレールG2上に第2スライダ43が設けら
瓢 第2スライダ43に設けた揺動アクチュエータ(A
)で駆動される回転軸44が上方に向かって突設さ娼 
第27図のように、この回転軸44の先端部が半分に切
断され、 その半裁先端部に水平方向にロッド46を突
設しそのロッド46先端に第1の支点5を構成する回転
ロールを設けたものである。この回転ロールは回転軸4
4の回転により水平方向に回転し、線条3から退避−路
− するようになっている。
一方、第3のガイドレールG3上に第3スライダ47が
設けら汰 第3スライダ47に設けた揺動アクチュエー
タ(A)で駆動される回転軸48が下方に向かって突設
さ机 この回転軸48は前記第2スライダ43の回転軸
44と同軸となるよう配置されている。そして、その先
端部が第27図のように、回転軸44の半裁先端部とぶ
つかり合わないよう、この回転軸44の先端部と同様半
裁され、 そして、第3スライダ47の回転軸48の半
裁先端部に水平方向にロッド49が突設され、そのロッ
ド49先端に第3の支点7を構成する回転ロールが設け
られている。この回転ロールも第3スライダ47の回転
軸48の回転で水平方向に回転するが、その回転平面は
前記第1の支点5を構成する回転ロールの水平方向の回
転平面と同一面をなす。
なお、第1図、第18図のように、第2スライダ43と
第3スライダ47にはワイヤ51がそれぞれ接続され、
 このワイヤ51がワインダ52で巻き取られることで
、第2スライダ43もしくは第3スライダ47が環状体
1から離れる方向に引っ張られて摺動するようになって
いる。
また、第25図のように、第2のガイドレールG2と第
3のガイドレールG3に跨って摺動自在の可動位置決め
装置53が設けら瓢 可動位置決め装置53の中央から
第1の支点5、及び、第3の支点7に向かって突出した
軸棒54が設けら瓢この軸棒54の先端に、断面コ字形
に形成された規制板55が設けられている。そして、こ
の規制板55内に前記第1の支点5もしくは第3の支点
7が出入するようになっている。なお位置決め装置53
は、第2スライダ43もしくは第3スライダ47に当接
し、これらの位置決めをする。
前記規制板55は第1の支点5または第2の支点6に線
条3が巻回されたとき、線条3が外れないように抑える
ものである。
可動位置決め装置53は、前記第1の支点5、第3の支
点7の位置を、線長の変化に応じて適切に調整するもの
で、前記工程の(b)線条3を環状体1の一方の側から
前記孔1aに挿入して他方に通し、環状体1の他方の側
に配置した第2の支点6の周囲をUターンさせて環状体
lの一方の側へ導く工程(第6図)、(c) Uターン
させた線条3を環状体1の一方の側に配置した第3の支
点7の周囲をUターンさせて再度線条3を環状体1の一
方の側から前記孔1aに向けて導く工程(第7図、第8
図)、(d)その間、第1の支点5と第2の支点6を線
条3から外して、線条3を引っ張ることで環状体1に線
条3を1回巻回する工程(第1O図〜第14図)、(e
)次いで、環状体1の一方の側から前記孔1aに線条3
の先端を通して他方の側に導き、前記第2の支点6の周
囲をUターンさせて環状体1の一方の側へ導く工程(第
15図〜第16図)、(f)さらに、前記第1の支点5
の周囲をUターンさせて再度線条3を環状体1の一方の
側から前記孔1aに向けて導く工程(第17図)にあっ
て、前記工程(b)と工程(e)の間における第2の支
点6の位置データを基に、あるいは、工程(e)におけ
る第1の支点5の位置データを基に、=31= 工程線条3の巻数、線の伸び、線の重なりの影響を受け
ることなく正確に巻回するために、線条3の残りの長さ
を予想して、前記工程(c)、(f)において、環状体
1の一方に配置した第1の支点5゜第3の支点7の位置
を調整する(第8図はその過程を示す)。
次に、以上説明した装置を使用した線条3の環状体1へ
の自動巻を説明する。
まず、第19図の右方の支持基板21に環状体1を装着
しておく。そして、ベース基板23が水平方向に180
度回転し、環状体1を装着した支持基板21が保持基板
11側に移動した時点でベース基板23を上昇させる。
支持基板21に装着された環状体1が保持基板11の連
通孔12に対向したら、支持基板21を保持基板ll側
に進出させて支持基板21と保持基板11とで環状体1
を狭持する。
次に、環状体1を基準として、この環状体1から一方に
向けて線条3を延出し、環状体1の一方の側に配置した
第1の支点5の周囲をUターンさせて線条3の先端を環
状体lの孔1aの手前もしくは通過した直後に位置させ
、巻回に必要な長さを確保して線条3の基端を固定して
初期設定とする。この実施例では、その初期設定を、以
下の手順で行った。
(a−0)線条3の先端を環状体1の一方の側から環状
体1の孔1aを通過させて環状体1の他方の側に導き、
その後、線条3の先端をUターンさせ、(a−1)線条
3の先端を環状体1の一方の側に向かわせ、環状体1の
一方の側に配置した第1の支点5の周囲をUターンさせ
て再度線条3を環状体1の孔1aの方へ導き、 (a−2)線条3を環状体1の一方の側から前記の孔1
aに挿入して環状体1の他方の側へ通し、この状態で先
端をチャック33もしくは34に固定し、 (a−3)前記第1の支点5を一方の側へ環状体1から
離れる様に移動させ、線条3の長さが所定の長さになっ
た時点で、移動を停止し、その停止位置を第1の支点5
の初期位置と設定し、(a−4)先端から測定して所定
の線条長の点で線条3を切断し切断点を固定手段(P)
で固定して基端として初期設定とする。
これにより、線条3を環状体1の孔1aに向けて導いた
状態(第1図)に設定される。なお、工程(a−0) 
 は省略してもよい。
初期設定の段階では、第1図のように保持装置2に保持
された環状体1を跨いで、線条3の先端部をチャック装
置4の第1チヤツク33及び第2チヤツク34で掴んで
おく。但し、第1チヤツク33のみ、あるいは、第2チ
ヤツク34のみで掴んでおいてもよい。
この状態でスタートスイッチをいれると、線条3を掴ん
でいた第2チヤツク34が線条3を放して退行し、第1
スライダ31が環状体1の一方の側(第1図の左方)か
ら他方(第1図の右方)に移動し、第1チヤツク33に
掴まれた線条3が導かれる。
第1スライダ31が第2の支点6の位置までくると、そ
の位置にある回転駆動機42の回転駆動軸41に第1ス
ライダ31の回転係合軸37が係合して、回転ベース3
2とともに第1チヤツク33及び第2ヂヤツク34が半
転する(第4図、第5図)ので、線条3が第2の支点6
の周囲をUターンする。
その後チャック装置4を構成する第1スライダ31が第
6図のように図の左方へと移動し、環状体1を他方側か
ら一方の側へと乗り越えて線条3を導く。
この時、カール抑え27体が下降してきて、線条3に上
方から当接する。線条3は第2の支点6の周囲をUター
ンする際、カールする力(、このカール抑え27体に線
条3が摺接することで、カールが解消される。
この間、第1の支点5は、巻回してある線条3に引っ張
られて第2スライダ43の摺動により、環状体1側へと
移動してくる。
次いで、第3の支点7が規制板55の位置からやや前方
(環状体1側)に移動してきて停止し、チャック装置4
が第3の支点7の位置まで摺動し−あ− てきて、この位置にある回転駆動機42の回転駆動軸4
1に第1スライダ31の回転係合軸37が係合して、回
転ベース32とともに第1チヤツク33及び第2チヤツ
ク34が再度半転する(第7図)ので、線条3が第3の
支点7の周囲をUターンする。
このUターンの後、第2チヤツク34が進出して線条3
を掴み、以後は第1チヤツク33と第2チヤツク34と
で線条3を掴んで搬送する。
線条3が第3の支点7の周囲をUターンした後、第3ス
ライダ47がワイヤ51で引かれることで、第3の支点
7は規制板55内に戻り、これにより線条3に一定のテ
ンションがかけら法 かつ、規制板55で線条3が第3
の支点7からはずれないよう保持される(第8図)。
さらに、チャック装置4で線条3を引っ張ると、第3の
支点7のみならず第1の支点5も環状体1側へと移動し
ていく(第9図)。
そこで、第1の支点5を半転させて退避させることで、
第1の支点5から線条3を外すと(第10図〜第12図
)、線条3はさらに引っ張られることにより環状体1に
巻き付けられる(第13図、第14図)。
このとき、押え体28が下降し、第1の支点5から外れ
た線条3が確実に環状体1に巻き付くまで線条3を押さ
える。
また、第1の支点5から線条3を外した後、やや遅れて
、第2の支点6が退避して線条3が第2の支点6から外
され、 (第13図、第14図)、線条3がさらに引っ
張られることにより環状体1に巻き付けられる。 (第
15図)。
以−にの間、押え体28が下降し、第1の支点5または
第2の支点6から外れた線条3が確実に環状体1に巻き
付くまで線条3を押さえる。
なお、第3の支点7を線条3がUターンする直前に、環
状体1が駆動ロール14により周方向に回転され、 線
条3の巻き付きに備えられる。
線条3を外した第1の支点5は、ワイヤ51に引かれて
回転駆動8!42のある位置まで戻り、待イ幾する。
その後、チャック装置4が環状体1に向かって移動し、
第1チヤツク33が線条3を放して退行し、第2チヤツ
ク34が線条3を掴んで線条3を送るので、線条3の先
端が漏斗状案内体16内に挿入され、 漏斗状案内体1
6で案内されて環状体1の孔1aを通過して環状体1の
他方の側に導かれる。
すると、第1チヤツク33が進出して線条3の先端部を
掴むとともに、第2チヤツク34が線条3を離して後退
する。
その後は、チャック装置4が線条3を導いて、第2の支
点6の周囲をUターンし、さらに待機していた第1の支
点5に線条3を巻き付ける(第16図、第17図)。
第17図の状態は第1の支点5が第3の支点7と入れ替
わっている点を除き、第7図の状態と同一であり、以後
は、第1の支点5と第3の支点7を交互に使用して、第
7図から第17図を繰り返して、線条3を環状体1に巻
回する。
なお、線条3が巻回されるにつ瓢 未巻回の線条3が短
くなっていくので、第7図から第17図の繰返しが続く
につ瓢 第7図から第8図に移行する段階での、第1の
支点5もしくは第3の支点7の規制板55側への後退量
が少なくなる。従って、その分、規制板55が可動位置
決め装置53の摺動で環状体l側へと移動し、規制板5
5内に第1の支点5もしくは第3の支点7が入り込める
ようになっている。
すなわち、第1の支点5もしくは第3の支点7の規制板
55側への後退量は、前記工程(b)と工程(e)の間
における第2の支点6の位置データを基に、あるいは、
工程(e)における第1の支点5の位置データを基に、
工程線条3の巻数、線の伸び、線の重なりの影響を受け
ることなく正確に巻回するために、線条3の残りの長さ
を予想して、決定され、 環状体1の一方に配置した第
1の支点5、第3の支点7の位置が調整される。
以上の操作で、線条3を環状体1に必要回数巻回したら
、線条3の巻き始めと巻き終わりをカットすれば、巻き
線付き環状体lが完成する。
以」二の実施例では、最初に、線条3の基端を図示しな
いシャーシに固定しておき、環状体lの一方の側から環
状体lの孔1aに線条3の先端を通して他方の側に導き
、さらに一方の側へと環状体1の周囲をUターンさせ、
Uターンさせた線条3を環状体1の一方の側に配置した
第1の支点5の周囲をUターンさせて再度線条3を環状
体1の孔1aに向けて導いた状態にして初期設定してν
)るが、このような初期状態の設定を実施例のように行
うこともできるが、以下のようにすることもできる。
すなわち、線条3の基端を固定して環状体1の一方の側
から前記孔1aに線条3の先端を通して他方の側に導き
、さらに一方の側へと環状体1の周囲をUターンさせ、
このUターンさせた線条3を環状体lの一方の側に配置
した第1の支点5の周囲をUターンさせて再度線条3を
環状体1の孔1aに向けて導き初期設定とする。
また、例えば、第28図のように、線条3を線条供給装
置71から供給ロール72を介して環状体1の孔1aに
向けておき、この状態から前記初期設定状態を設定する
ようにしてもよい。このようにする場合は、巻き線量に
応じて、所定の長さ分線条3が供給された時点で、線条
供給装置71からの線条3の供給が停止されるようにす
る必要がある。
また、供給ロール72や供給される線条3がチャック装
置4の移動の邪魔にならないよう、チャック装置4の動
線上を避けて配置される必要かある。
すなわち、(a−1)供給ロール72から引き出された
線条3を環状体1の一方の側から環状体lの孔1aに挿
入して他方に通し、環状体1の他方の側に配置した第2
の支点6の周囲をUターンさせて環状体1の一方の側へ
導き(第29図)、(a−2) Uターンさせた線条3
を環状体1の一方の側に配置した第1の支点5の周囲を
Uターンさせて再度線条3を環状体1の一方の側から前
記孔1aに向けて導き(第30図)、 (a−3)その間、第2の支点6を線条3から外して、
線条3を引っ張ることで環状体1に線条3を半周巻回す
る(第31図)。
なお、第1の支点5の周囲で線条3をUターンさせる場
合、第1の支点5を環状体1側に進出させ、その後、第
1の支点5を規制板55内に戻すことで、線条3にテン
ションをかける(第30図から第31図)。
この初期状態設定工程は、前記装置で自動的に行える。
なお、各支点は回転ロールで形成してある低回転しない
単なる軸棒やパイプのみで形成してもよい。
ところで、先の実施例で示した保持装置2は、環状体巻
線の際の環状体の回転に好適な環状体の回転装置として
把握することができる。
環状体に巻線を行い、コイルを作成する技術が、従来よ
り種々提供されている。これらの巻線技術の内、線を等
ピッチで巻くための技術も、従来より種々提供されてい
る。
線を等ピッチで巻くためには環状体を等ピンチで回転さ
せる必要があるが、従来の環状体回転機構では、環状体
を保持するローラを同一の板に取り付けているため、環
状体の取り出し取り付は作業を回転部で行なわねばなら
ず、前記作業をすべて完了まで巻線作業を中断しなけれ
ばならず、巻線作業時間に比べて環状体の取り出し取り
付けを含めた巻線工程のサイクルタイムが長くならざる
を得なかった また、サイクルタイムの向上を図るためには、上記の環
状体の保持の方法の為、回転部近傍に、取り出し取すイ
」けの装置を取り付けねばならず、回転部近傍の機構が
複雑に成らざるを得ながった。
本発明で開示した環状体の回転装置(第19図)は、」
=記の様な先行技術の問題点を解決し、簡易な機構によ
り、巻線作業と取り出し取り付は作業の総合サイクルタ
イムを短縮することができる。
この環状体の回転装置は以下のように把握できる。
(A)環状体を保持できるハンド(22)を有しかつ、
前記環状体を保持したまま上下かつ旋回可−招一 能な保持台(23)と、環状体が回転できるように駆動
機構を有するローラを含む前記環状体を保持するための
複数個のローラと、回転方向以外には動かないように環
状体を狭持する機構を有する回転部とからなることを特
徴とする環状体の回転装置 (B)回転部に固定された第1の板(11)と、保持台
上の環状体が保持されている第2の板(21)とで環状
体を狭持し回転部を構成することを特徴とする上記環状
体の回転装置 (c)複数個のローラを、回転部を構成する2枚の板に
分けて取り付けることにより、保持台が動作している間
には、ローラの保持から解除されている様に構成された
ことを特徴とする」二記環状体の回転装置 (D)保持台上の第2の板を保持台上に複数個設け、そ
のうちの1枚と回転部に固定された第1の板とが回転部
を構成している間、残りの板で、環状体の取出、取り付
けが可能になるように構成したことを特徴とする上記環
状体の回転装置−弱一 〔発明の効果〕 本発明の方法、装置によれ(f、環状体に自動的に線条
を巻回でき、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第17図は本発明の詳細な説明する工程図で
、第1図は初期設定状態の正面図、第2図はその平面図
、第3図はその側面図、第4図、第6図は第2の支点に
線条を巻回する状態を示した図、第5図は第4図の平面
図、第7図〜第17図は巻回の繰返し単位を示す工程図
である。 第18図から第27図は本発明装置の一実施例を示した
図で、第18図は第1図の左方から見た斜視図、第19
図は環状体を保持する保持装置の斜視図、第20図は第
19図の右方から見た支持基板の正面図、第21図は第
19図の左方から見た保持装置の斜視図、第22図は保
持装置による環状体の保持部分を上方から見た斜視図、
第23図は保持装置部分とその近傍に位置するチャック
装置とを示した斜視図、第24図はチャック装置の斜視
図、第25図及び第26図は第1の支点、第3の支点部
分を示した斜視図、第27図は第25図の右方から見た
第1の支点、第3の支点部分の正面図である。 第28図から第31図は初期設定を自動的に行う工程を
示した図である。 1・環状&        la・・子L2・・保持装
置、       3 ・再度線条、3 線条、   
       4・ チャック装置、5・・第1の支点
、      6・第2の支点、7・・第3の支点、 
    11・・保持基板、12・・連通子り、   
    12b・・連通イL13・・7字切欠き合成 
  13・・・切欠き合成13b、、、V字形切欠き眠
 14 駆動ロール、15 駆動ベルト、    16
 ・漏斗状案内化17 支持アーム、    21−支
持基板、22・保持チャック、   23 ・ベース基
板、24 ・ガイド軸、 25−・エアシリンダ装置、26 回転軸、27・カー
ル抑え、    27・ロッド、28 押え体、   
   31 第1スライダ、32 ・回転ベース、  
  33・・第1チヤツク、34 ・第2チヤツク、 
  35・・・進退枠、36 チャック爪、    3
7・・回転係合軸、41 回転駆動軸、    42・
・回転駆動機、43・・第2スライダ、   44・・
・回転軸、46− ロッド、      47・・第3
スライダ、48 ・回転軸、      49・ ロッ
ド、51 ワイヤ、      52 ワインダ、53
・可動位置決め装置、54・・軸様55 ・規制板、 G ・ガイドレール、    Gl・ ガイドレール、
G2 ガイドレール、   G3・・・ガイドレール。 特許出願人     三井石油化学工業株式会社代理人
       弁理士  佐 藤 宗 徳同     
遠  山     勉 同 松倉秀実 −47= 第28図

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中央に孔を有する環状体に線条を巻回する方法で
    あり、 (a)環状体を基準として、この環状体から一方に向け
    て線条を延出し、環状体の一方の側に配置した第1の支
    点の周囲をUターンさせて線条の先端を環状体の孔の手
    前もしくは通過した直後に位置させ、巻回に必要な長さ
    を確保して線条の基端を固定して初期設定とし、 (b)線条を環状体の一方の側から前記孔に挿入して他
    方に通し、環状体の他方の側に配置した第2の支点の周
    囲をUターンさせて環状体の一方の側へ導き、 (c)Uターンさせた線条を環状体の一方の側に配置し
    た第3の支点の周囲をUターンさせて再度線条を環状体
    の一方の側から前記孔に向けて導き、(d)その間、第
    1の支点と第2の支点を線条から外して、線条を引っ張
    ることで環状体に線条を1回巻回し、 (e)次いで、環状体の一方の側から前記孔に線条の先
    端を通して他方の側に導き、前記第2の支点の周囲をU
    ターンさせて環状体の一方の側へ導き、 (f)さらに、前記第1の支点の周囲をUターンさせて
    再度線条を環状体の一方の側から前記孔に向けて導き、 (g)その間、第3の支点と第2の支点を線条から外し
    て、線条を引っ張ることで環状体に線条を1回巻回し、 (h)以下、前記(b)から(g)を繰り返して、線条
    を環状体に巻回する巻線方法。
  2. (2)前記(d)の工程で、第1の支点を第2の支点よ
    り早めに線条から外し、前記(g)の工程で、第3の支
    点を第2の支点より早めに線条から外すようにした請求
    項1記載の巻線方法。
  3. (3)前記工程(b)と工程(e)の間における第2の
    支点の位置データを基に、あるいは、工程(e)におけ
    る第1の支点の位置データを基に、工程線条の巻数、線
    の伸び、線の重なりの影響を受けることなく正確に巻回
    するために、線条の残りの長さを予想して、前記工程(
    c),(f)において、環状体の一方に配置した第1の
    支点,第3の支点の位置を調整するようにした請求項1
    記載の巻線方法。
  4. (4)工程(c)では第3の支点の周囲に線条をUター
    ンさせる直前、工程(f)では第1の支点の周囲に線条
    をUターンさせる直前において、環状体を周方向に所定
    ピッチ回転させる請求項1記載の巻線方法。
  5. (5)前記初期設定工程(a)は、 (a−1)線条の先端を環状体の一方の側に向かわせ、
    環状体の一方の側に配置した第1の支点の周囲をUター
    ンさせて再度線条を環状体の孔の方へ導き、 (a−2)線条を環状体の一方の側から前記の孔に挿入
    して環状体の他方の側へ通し、この状態で一時的に先端
    を固定し、 (a−3)前記第1の支点を一方の側へ環状体から離れ
    る様に移動させ、線条の長さが所定の長さになった時点
    で、移動を停止し、その停止位置を第1の支点の初期位
    置と設定し、 (a−4)先端から測定して所定の線条長の点で線条を
    切断し切断点を固定して基端とすることからなる請求項
    1記載の巻線方法。
  6. (6)中央に孔を有する環状体に線条を巻回する装置で
    あり、 環状体を保持する保持装置と、前記環状体に巻回される
    べき線条の先端を掴んで導くチャック装置と、保持装置
    で保持される環状体の一方の側に配置される第1の支点
    と、保持装置で保持される環状体の他方の側に配置され
    る第2の支点と、前記第1の支点とともに環状体の一方
    の側に配置される第3の支点と、環状体の一方の側から
    他方の側へと向かい、前記チャック装置、前記第1の支
    点、第3の支点をそれぞれ摺動自在に支持するガイドレ
    ールと、前記第1の支点、第3の支点の位置を、線長の
    変化に応じて適切に調整する可動位置決め装置と、を備
    え、 前記保持装置は、環状体を保持する保持基板を有し、こ
    の保持基板に環状体の孔に対応した連通孔とこの連通孔
    と保持基板の一側とを結んで切り欠いた切欠き部を設け
    て、この切欠き部に環状体の一部を臨ませて保持し、 前記チャック装置は、線条の先端部を掴む第1チャック
    と第1チャックによる掴み部よりやや離れた線条の部分
    を掴む第2チャックとを有し、これら第1チャック及び
    第2チャックはそれぞれ線条に向かって進退自在で、環
    状体の一方の側から他方の側へと孔に線条を通す際、第
    1チャックがまず線条を放して退行することで保持装置
    を避け、その後第2チャックのみで線条を孔内に挿入案
    内し、孔を線条が通過したら、第1チヤツクが進出して
    線条の先端を掴み、ほぼ同時に第2チャックが線条を放
    して保持装置を避け、その後、第1チャック及び第2チ
    ャックの少なくともいずれか一方で線条を掴んでチャッ
    ク装置の摺動で線条を導くように構成され、さらに、前
    記チャック装置は、第2の支点、第1の支点または第3
    の支点の周りを半回転してこれらに線条を半周巻回する
    よう形成され、 前記第1の支点、第2の支点、第3の支点はそれぞれ退
    避して、半周巻回してある線条を外すよう形成され、 (a)環状体を基準として、この環状体から一方に向け
    て線条を延出し、環状体の一方の側に配置した第1の支
    点の周囲をUターンさせて線条の先端を環状体の孔の手
    前もしくは通過した直後に位置させ、巻回に必要な長さ
    を確保して線条の基端を固定して初期設定とし、 (b)線条の先端部をチャック装置の第1チャック及び
    または第2チャックで掴んで、線条を環状体の一方の側
    から前記孔に挿入して他方に通し、チャック装置の半回
    転で環状体の他方の側に配置した第2の支点の周囲をU
    ターンさせて、ガイドレール上でのチャック装置の摺動
    で線条を環状体の一方の側へ導き、 (c)チャック装置の半回転でUターンさせた線条を環
    状体の一方の側に配置した第3の支点の周囲をUターン
    させてガイドレール上でのチャック装置の摺動で再度線
    条を環状体の一方の側から前記孔に向けて導き、 (d)その間、第1の支点と第2の支点を回転退避して
    線条を外し、チャック装置の摺動で線条を引っ張ること
    で環状体に線条を1回巻回し、(e)次いでチャック装
    置の摺動で環状体の一方の側から前記孔に線条の先端を
    通して他方の側に導き、チャック装置の半回転で前記第
    2の支点の周囲をUターンさせて線条を環状体の一方の
    側へ導き、 (f)さらにチャック装置の半回転で前記第1の支点の
    周囲をUターンさせ、再度チャック装置の摺動で線条を
    環状体の一方の側から前記孔に向けて導き、 (g)その間、第3の支点と第2の支点を回転退避して
    線条を外し、チャック装置の摺動で線条を引っ張ること
    で環状体に線条を1回巻回し、(h)以下、前記(b)
    から(g)を繰り返して、線条を環状体に巻回するよう
    構成した巻線装置。
  7. (7)前記可動位置決め装置は、前記工程(b)と工程
    (e)の間における第2の支点の位置データを基に、あ
    るいは、工程(e)における第1の支点の位置データを
    基に、工程線条の巻数、線の伸び、線の重なりの影響を
    受けることなく正確に巻回するために、線条の残りの長
    さを予想して、前記工程(c),(f)において、環状
    体の一方に配置した第1の支点,第3の支点の位置を調
    整するよう構成されたものである請求項6記載の巻線装
    置。
  8. (8)前記(d)の工程で、第1の支点を第2の支点よ
    り早めに線条から外し、前記(g)の工程で、第3の支
    点を第2の支点より早めに線条から外すようにした請求
    項6記載の巻線装置。
  9. (9)前記環状体の保持装置は、環状体に当接して環状
    体を周方向に所定ピッチ回転させる駆動ロールを有する
    請求項6記載の巻線装置。
  10. (10)前記保持装置に保持される環状体の一方の側に
    、線条を環状体の孔に向けて案内する漏斗状案内体を設
    けた請求項6記載の巻線装置。
  11. (11)第1の支点及び第3の支点に対応した位置と、
    第2の支点に対応した位置に前記チャック装置を半回転
    させる回転駆動機をそれぞれ配置し、前記チャック装置
    は回転係合軸を有し、一方、前記回転駆動機は回転駆動
    軸を有し、前記チャック装置がガイドレール上を移動し
    て回転駆動機の位置に来たとき回転係合軸が回転駆動軸
    に係合して回転駆動機の駆動力でチャック装置を半回転
    させるようにした請求項6記載の巻線装置。
  12. (12)第2の支点の周囲をUターンした後、環状体の
    一方の側に向けて線条を導く際、導かれる線条の上方か
    ら線条に当接して押さえる、カール抑えを備えた請求項
    6記載の巻線装置。
  13. (13)(d),(g)の工程で巻回される線条を環状
    体の上方から押さえる押え体を備えた請求項6記載の巻
    線装置。
  14. (14)環状体を保持できるハンドを有しかつ、前記環
    状体を保持したまま上下かつ旋回が可能な保持台と、環
    状体が回転できるように駆動機構を有するローラを含む
    前記環状体を保持するための複数個のローラと、回転方
    向以外には動かないように環状体を狭持する機構を有す
    る回転部とからなることを特徴とする環状体の回転装置
  15. (15)回転部に固定された第1の板と、保持台上の環
    状体が保持されている第2の板とで環状体を狭持し回転
    部を構成することを特徴とする請求項14記載の環状体
    の回転装置。
  16. (16)複数個のローラを、回転部を構成する2枚の板
    に分けて取り付けることにより、保持台が動作している
    間には、ローラの保持から解除されている様に構成され
    たことを特徴とする請求項14記載の環状体の回転装置
  17. (17)保持台上の第2の板を保持台上に複数個設け、
    そのうちの1枚と回転部に固定された第1の板とが回転
    部を構成している間、残りの板で、環状体の取出、取り
    付けが可能になるように構成したことを特徴とする請求
    項14記載の環状体の回転装置。
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