JPH04206801A - 電子部品用不燃性セメントおよびその製造方法 - Google Patents

電子部品用不燃性セメントおよびその製造方法

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JPH04206801A
JPH04206801A JP33831490A JP33831490A JPH04206801A JP H04206801 A JPH04206801 A JP H04206801A JP 33831490 A JP33831490 A JP 33831490A JP 33831490 A JP33831490 A JP 33831490A JP H04206801 A JPH04206801 A JP H04206801A
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cement
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silica
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Jiyunichi Sakukawa
佐久川 純一
Zenemon Hosokawa
細川 善右エ門
Hidemoto Ishida
石田 英基
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ISHIDA KAGAKU KENKYUSHO KK
Panasonic Holdings Corp
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ISHIDA KAGAKU KENKYUSHO KK
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 のである。
従来の技術 従来の電子部品用セメントは、耐熱性に優れるシリコン
ワニスセメントが知られ、実用化されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の電子部品用セメントとしてのシリコ
ンワニスセメントは、電気的特性、it熱性1酎湿性等
において優秀なる性能を有するが、発煙量、引火性、耐
溶剤性等において欠点を有し、また製造上の硬化条件と
して高温(180°C)長時間(60分)を要するので
量産性に劣るという課題を有していた。さらに、このセ
メントは溶媒としてキシレン等の有機溶剤を必要とする
ので、電子部品製造工程において労働衛生上の課題を有
していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、常温または
低温(100℃以上)かつ短時間(約10分)で硬化を
可能とし、また引火性がなく労働衛生上安全で無臭性で
あり、無煙で耐溶剤性に優れ、しかも耐熱性等の品質特
性も従来品と同等もしくは、それ以上の性能を有する電
子部品用不燃\性セメントを提供することを目的とする
課題を解決するための手段 本発明は、上記の目的を達成する電子部品用不燃性セメ
ントで、シリカ固型成分1%〜50%を有する水性コロ
イダルシリカ1重量部〜40重量部とエチルシリケート
単量体1重量部〜10重量部の混合物に、二官能エポキ
ン系ンラン1重量部〜2重量部とアルミネ−1・系カッ
プリング剤1重量部〜20重量部を触媒として加水分解
せしめた組成物に、無機質フィラー100重量部〜20
0重量部を混合してなるものである。
作用 本発明によれば、常温または低温かつ短時間の焼付硬化
が可能なため、量産性に富むと共に省エネルギーの面で
も有利なものである。また耐溶剤性に優れ、しかも過負
荷に対し発煙、引火を伴わず、かつ耐熱性に優れている
ので電子部品のセメント材としての安全性を十分に確保
することかできるものである。
また耐湿性の品質特性も良好でかつ有機溶剤を使用しな
い無公害、無毒、無臭のセメントを提供することができ
るものである。
実施例 以下本発明の一実施例の電子部品用不燃性セメントにつ
いて説明する。
まず第1表の実施例1.2に示すようにアルミネ−1・
系カップリング剤1重量部、20重量部を触媒とし、コ
ロイダルシリカ(シリカ固型分20%)40重量部とエ
チル/リケード単量体10重量部と二官能エポキンンラ
ン2重量部とを加水分解したバインダーを調製する。
またアルミネート系カップリング剤を0重量部及び30
重量部とした比較例1.2を第1表に示すか、他の成分
は」1記実施例1.2の配合比と同一とした。
なおこのときの性状を第2表に併せて示しである。
(以  下  余  白) 〈第1表〉 」二記4種類のバインダーそれぞれについて26重量部
と600ミフロンンリカ5重量部と150ミクロンシリ
カ50重量部とを配合しセメントにした場合の電気的性
能および機械的性能を第3表に示す。
= 5− く第 3 表〉 −〇  − ここで第3表のテスト方法について説明する。
試験試料は、アルミナ磁器ケースの中に抵抗器を埋め込
み、それらの隙間を」二重の各セメントをオイラーにて
充填した。即ち第1図において1は]Omm x ]、
 O+nm x 20 mmのアルミナケース(パスタ
ブタイブ)、2はリード線2aを有する3 W 39 
kΩの酸金抵抗器、3はセメントである。
圧縮強度は20φX30mm、熱膨脹率は8φX5+n
m、熱伝導率は50 ×20 X 200 mmの各成
型体である。
絶縁性テストは上記試験試料に同し幅のアルミフォイル
をハチ巻状にしてリード線と絶縁物を両極として500
VDC3分間印加した。
不燃性テストは過負荷電力20Wを印加し発煙量及びラ
イターを近づけて引火性をみた。
耐熱負荷は定格の150%連続負荷1000時間後、セ
メント表面の変色、クラック、抵抗値変化率をみた。
耐溶剤性はクロロセンの溶剤中に供試抵抗体を浸漬し、
30分間超音波洗浄したときの鉛筆硬度で測定した。
耐湿負荷は60°C195%(相対湿度)の雰囲気中で
10%連続負荷1000時間後の抵抗値変化率(%)で
ある。
プ1ノッンヤークソカーは121°C,2気圧の水蒸気
圧に供試抵抗体を100時間放置後の抵抗値変化率(%
)である。
次に、本実施例の電子部品用不燃性セメントの優れた点
について詳述する。
従来よりコロイダルシリカとカップリング剤は容易に加
水分解し、シラノールを生成し、無機質とオキサン結合
を形成することは公知であるか、エボキン特有の黄変性
を有する。また加水分解性はいいか無機物との結合性に
おいて劣る欠点を有するので、本実施例のようにアルミ
ネート系カップリング剤を用いて二重触媒として働かせ
、無機物との架橋密度を大ならしめるようにし、またそ
の有機基はエチルシリケート化合物と相乗的に結合させ
るようにした。従って上記実施例による化合物は、コロ
イド粒子の会合及び脱水縮合により分子が巨大化しセラ
ミック状シロキサンを形成スる。
従って、本セメントで充填される電子部品の素体構成物
の金属、ガラス及びセラミックの表面に対し、第3表の
ように密着性がよくまた充填性能に秀れているので機械
的強度良好である。
このような組成物成分に無機質フィラー、例えばシリカ
、アルミナ等の粉体を混合してなるセメントは常温乾燥
または100℃〜150 ℃にて1゜分〜20分の焼付
処理により、脱水縮合し、有害ガスの発生、引火性の危
険もなく、セラミック状シロキサンとなり、硬度を有す
る成型物を形成させることができる。
このように、本発明のセメントによる実施例]72の焼
付セメントは低温、短時間の焼付硬化が可能であり、ま
た第3表に示すように溶剤に侵されることなく、耐湿性
にも優れ、また煮沸や加圧・蒸気テストにおいても従来
品以上の性能を発揮していることが明らかである。
特に本実施例のセメントは無機質から形成されるため、
過負荷に対し発煙、引火を伴わず、耐熱性に優れている
ので電子部品としての品質保証並びに保全性を十分確保
しているといえる。
ここで本発明が、請求の範囲に限定される理由を述へる
水性コロイダルシリカ0重量部ではシラノール形成能に
劣り、また40重量部を超えた場合は瞬時にしてゲル化
する。
エチルシリケート単量体0重量部では加水分解が遅く、
20重量部を超えるとゲル化が生ずる。
二官能エポキンンランは高価であり経済性の面からでき
るだけ低く押さえる必要がある。
アルミネート系カップリング剤0重量部では表3に示す
如く硬化特性が悪く実用化できない。−方30重量部で
は、2〜3週間は安定であるか、経時変化によりバイン
グー成分が分離し、やがてゲル化する。
無機フィラーについてはコストと効果を考えれば特に限
定しない。但しフィラーなしでは作業性において実用向
きではない。
発明の効果 以上のように本発明に係る電子部品用不燃性セメントに
よれば、常温または低温かつ短時間の焼付硬化が可能な
ため、量産性に富むと共に省エネルギーの面でも有利な
ものである。
また耐溶剤性に優れ、しかも過負荷に対し発煙、引火を
伴わず、かつ耐熱的に優れているので電子部品のセメン
ト材としての安全性を十分に確保することができるもの
である。
また耐湿性の品質特性も良好でかつ有機溶剤を使用しな
い無公害、無毒、無臭のセメントを提供することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電子部品用不燃性セメント
を使用した電子部品を示す斜視図である。 1・・・・・・アルミナ磁器ケース、2・・・・・・酸
金抵抗器、2a・・・・・・リード線、3・・・・・・
セメント。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  シリカ固型成分1%〜50%を有する水性コロイダル
    シリカ1重量部〜40重量部と、エチルシリケート単量
    体1重量部〜10重量部の混合物に、二官能エポキシシ
    ラン1重量部〜2重量部とアルミネート系カップリング
    剤1重量部〜20重量部を触媒として混合し加水分解せ
    しめた組成物に、無機質フィラー100重量部〜200
    重量部を混合してなる電子部品用不燃性セメント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021106224A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 帝国通信工業株式会社 抵抗器
JP2022061841A (ja) * 2020-10-07 2022-04-19 帝国通信工業株式会社 固定抵抗器

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