JPH04288381A - 耐熱塗料 - Google Patents

耐熱塗料

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JPH04288381A
JPH04288381A JP643991A JP643991A JPH04288381A JP H04288381 A JPH04288381 A JP H04288381A JP 643991 A JP643991 A JP 643991A JP 643991 A JP643991 A JP 643991A JP H04288381 A JPH04288381 A JP H04288381A
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JP
Japan
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viscosity
heat
paint
silicone resin
coating material
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Application number
JP643991A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hashimoto
洋 橋本
Masanobu Yoda
依田 正信
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱塗料の改良に関し
、くわしくは塗膜の膨れを防止した超耐熱性の耐熱塗料
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、耐熱性に優れる塗料として、
シリコーン樹脂をベースとしてこれに無機充填剤を多量
に充填したものが用いられている。このようなシリコー
ン樹脂塗料においては、無機充填剤を多量に充填するの
で塗料の粘度が上昇してしまい、従って相当量の有機溶
剤を配合して粘度上昇を抑制する必要があった。しかし
、大量の有機溶剤は塗膜の乾燥硬化(200℃程度で行
う)または焼成の際に揮発して体積減少が著しく、また
塗膜に膨れが生じてしまう。さらに若干のシリコーン樹
脂塗膜表面を溶解してしまうので外観が著しく悪くなる
という問題があった。
【0003】そこで、本発明者等は溶剤を含まないシリ
コーン樹脂塗料について種々検討したが、無溶剤でかつ
粘度上昇を防止するためには、シリコーン樹脂成分の分
子量の低減および充填剤添加量の低減が必要となり、従
って本来の耐熱性が大幅に低下してしまうという問題が
あった。このように、シリコーン樹脂塗料における塗料
粘度を低く保つことと耐熱性を向上させることを同時に
満たす特性はいまだ得られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の点に鑑みて、本
発明は塗料の粘度を実用範囲内に低く保持し、塗膜の溶
解やふくれを防止し、しかも耐熱性を大幅に向上させた
耐熱塗料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は即ち、(イ)末
端にビニル基を有する付加反応型シリコーン樹脂100
重量部、(ロ)粘度10ポイズ以下のメチルフェニルシ
リコーンオイル10〜40重量部、および(ハ)マイカ
100〜200重量部とからなり、有機溶剤を含有しな
いことを特徴とする耐熱塗料に関する。
【0006】本発明の耐熱塗料は以下に述べる配合成分
を所定の割合で有機溶剤を一切配合すること無く混合す
ることにより製造される。
【0007】即ち、(イ)末端にビニル基を有する付加
反応型シリコーン樹脂は、常温液状で、触媒存在下にお
いて加熱により末端ビニル基とH−Siとの深反応が進
行してシリコーン樹脂モノマーの架橋が進行するもので
ある。さらに高温加熱をすることで主鎖のケイ素ー酸素
結合が切れ、またケイ素に結合する側鎖のアルキル基が
離脱してラジカルを生じ、無機充填剤同志を結ぶ結合材
として作用し半ばセラミック化する。本発明においては
、無溶剤タイプのものを使用する。溶剤を含まないので
、得られる塗膜に膨れや溶解、発泡を生じず、作業環境
も良好で大気汚染も防止される。具体的にはトーレダウ
コーニングシリコーン株式会社製  商品名  H−3
等がある。
【0008】また、(ロ)粘度10ポイズ以下のメチル
フェニルシリコーンオイルは、本発明の耐熱塗料におけ
る粘度上昇防止の作用を持つ。粘度が10ポイズを越え
ると得られる塗料の粘度が高くなる。また、メチルフェ
ニルシリコーンオイルは塗膜形成に当たり150〜20
0℃程度で塗料を乾燥硬化させる際に、塗膜に膨れや溶
解を起こさない。しかも、その後さらに高温で焼成する
とメチルフェニルシリコーンオイルは速やかにセラミッ
ク化するが、分解したアルキル基は塗膜に何等の悪影響
を及ぼすことがない。これは、メチルフェニルシリコー
ンオイルの加熱分解が約250℃から始まること、およ
び分解速度が比較的緩やかであることに起因すると考え
られる。
【0009】(ロ)のメチルフェニルシリコーンオイル
の配合量は、(イ)の付加反応型シリコーン樹脂100
重量部に対して10〜40重量部である。配合量がこれ
より少ないと塗料の粘度上昇防止の効果が少なく、また
これより多いと塗料の硬化が遅くなる。
【0010】本発明においては、耐熱性を大幅に向上さ
せるために無機充填剤として(ハ)マイカを選択して使
用する。一般にセラミック系塗料の耐熱性を目的として
アルミナなどの酸化物系セラミックスや炭化ケイ素など
の非酸化物系セラミックス、各種ガラス粉末が使用され
るが、本発明の耐熱塗料においては、マイカ粉末が耐熱
性の向上、特にクラックの発生防止および基材との密着
性に顕著な効果を示す。但し、他の無機充填剤も少量併
用することはできる。(ハ)マイカの配合量は、(イ)
の付加反応型シリコーン樹脂100重量部に対して10
0〜200重量部である。配合量がこれより少ないと耐
熱性が低下し、またこれより多いと塗料の粘度が上昇し
過ぎる。
【0011】そして本発明における耐熱塗料は、有機溶
剤を配合すること無く上述の各成分を所定の割合で充分
混合して得られる。このようにして得られる耐熱塗料は
、室温では有機系の塗料と同様の性状を有しており、低
粘度で取扱いやすく含浸処理や塗布作業も容易である。
【0012】そして(イ)成分の硬化剤を添加分散させ
た後、基材に含浸または塗布して加熱硬化させ、(イ)
の付加反応型シリコーン樹脂を架橋させた後、300℃
以上で焼成を完了させれば最終的には半セラミック化し
て極めて優れた耐熱性を奏する。
【0013】このようにして得られた耐熱塗料は、導体
上に設けて電線用途とすれば塗膜の膨れによる絶縁性能
の低下もなく、良好な被膜が得られる。また、金属やセ
ラミックの基材上に被覆すれば各種用途の耐熱性被覆体
が得られる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について説明する。
【0015】実施例1〜3 (イ)末端ビニル基を有する付加反応型シリコーン樹脂
として前述の商品名H−3を、また(ロ)粘度10ポイ
ズ以下のメチルフェニルシリコーンオイルとして商品名
  KF54(信越化学工業株式会社製)を、(ハ)マ
イカとして商品名  PDM−7−325(トピー工業
株式会社製)を用いて、表に示す割合で各成分を混合し
、ミキサーで充分攪拌して本発明の耐熱塗料を得た。こ
の塗料の30℃における粘度を測定した。これに上記(
イ)成分用の硬化剤を適当量添加して50mm×100
mmの金属基板上に1.0mm厚さに塗布し、150℃
で1時間加熱して(イ)成分の架橋硬化を行った。次い
で、800℃で24時間加熱して塗膜の焼成および加熱
試験を続けて行った。架橋硬化直後および加熱後の外観
を観察し、また塗膜の絶縁抵抗を測定した(電極25m
m直径,500g,500V1分値)。結果を表に示す
【0016】比較例1〜4 比較として、(ロ)成分を削除したもの(比較例1)、
(ハ)成分が過少のもの(比較例2)、(ハ)成分の代
りにシリカ(SiO2 )を用いたもの(比較例3)、
(ロ)成分の代りに有機溶剤(キシレン)を用いたもの
(比較例4)について実施例1と同様にして試験した。 結果を表に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】以上、本発明の耐熱塗料は、塗料の粘度
を良好に保ちながら耐熱性を大幅に向上させ、塗膜の溶
解やふくれを防止している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)末端にビニル基を有する付加反応型
    シリコーン樹脂100重量部、(ロ)粘度10ポイズ以
    下のメチルフェニルシリコーンオイル10〜40重量部
    、および(ハ)マイカ100〜200重量部とからなり
    、有機溶剤を含有しないことを特徴とする耐熱塗料。
JP643991A 1991-01-23 1991-01-23 耐熱塗料 Pending JPH04288381A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007268801A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Tomoegawa Paper Co Ltd 薄膜およびそれを用いた薄膜積層体
JP2008050226A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Tomoegawa Paper Co Ltd 粘土薄膜及びその積層体
EP2030779A4 (en) * 2006-03-30 2015-05-27 Tomoegawa Co Ltd THIN FILM AND THESE USING THIN FILMLAMINATE
WO2023190795A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 日東電工株式会社 塗膜層

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