JPH0420659Y2 - - Google Patents

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JPH0420659Y2
JPH0420659Y2 JP1987030249U JP3024987U JPH0420659Y2 JP H0420659 Y2 JPH0420659 Y2 JP H0420659Y2 JP 1987030249 U JP1987030249 U JP 1987030249U JP 3024987 U JP3024987 U JP 3024987U JP H0420659 Y2 JPH0420659 Y2 JP H0420659Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、幌付き自動車の幌支持構造に関
し、詳しくは、幌装着時における幌と車体との間
の水密性を向上させるとともに、幌の装着を極め
て容易に行いうるように構成されたものに関す
る。
【従来の技術およびその問題点】
オフ・ロード走行用の四輪駆動車等には、実開
昭61−6426号公報や実開昭61−80119号公報など
に見られるように、乗員室後方の荷台を覆うため
の幌が設定されたものが多く見受けられる。この
ような車両には、荷台の両側枠における車体前後
方向中央部ないし後端部間において両脚部を車体
前後方向に回動可能に支持された門型の幌骨が設
けられており、幌が、上記幌骨の両脚部間を車幅
方向に延びる水平軸部に後方適部を支持された状
態で荷台を覆うように構成されている。そして、
幌の車体への固定は、たとえば、前方の裾部を乗
員室と荷台とを仕切るように車体に設けられた門
型のロールバーに、両側の裾部を荷台の両側枠
に、後方の裾部を荷台の後部枠にそれぞれホツク
止めすることにより行われる。 ところで、幌の裾部の車体への取付けは、上述
のようにホツク止めのみによつて行われ、また、
幌の材質上車体への取付部において有効なシール
手段を設けることができないため、次のような問
題点がありその改善が切望されていた。 すなわち、幌の裾部の車体に対してホツク止め
されない部位と車体との間には、どうしても〓間
が存在するため、幌使用時の幌と車体との間の水
密性が非常に悪いという問題があつた。この場
合、幌の裾部と荷台の側枠ないし後部枠との連結
部は、幌の裾部が上下方向下向きの状態で取付け
られるので殆ど問題にはならないが、裾部の車体
前後方向前方を向いた状態で固定される幌の前方
の裾部と上記ロールバーとの連結部においては著
しい支障があり、その中でも、特に、ロールバー
の天井部における連結部からの雨水等の入り込み
は激しい。 また、幌は、その車体への装着および取り外し
が面倒であり、特に、地上高さが高くなるロール
バーの天井部に幌をホツク止めする作業は非常に
行い難く、このような幌脱着の面倒さの解消も従
来から改善すべき問題とされている。 本考案は、上述のような事情のもとで考え出さ
れたもので、幌使用時における幌と車体との水密
性を向上させて、雨水などの入り込みを完全に防
止しうるとともに、幌の装着作業を簡単に行いう
るように構成された幌付き自動車の幌支持構造を
提供することをその課題とする。
【問題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本考案では、次のよ
うな技術的手段を講じている。 すなわち、ロールバーの後方の荷台を覆う幌を
有する幌付き自動車において、 荷台の両側枠の前後方向中間部において下端部
が回動可能に支持され門型の第一幌骨と、 荷台の両側枠の上記ロールバーに近い前方部に
おいて両脚部の下端部を枢動可能に支持されたリ
ンク部材を介して荷台の両側枠に前後方向回動可
能に支持され、かつロールバーの後縁に密接した
起立姿勢と、荷台の両側枠の上面に沿つて倒れ込
む後倒れ姿勢とをとりうる門型の第二幌骨とを備
え、 上記荷台の側枠におけるリンク部材連結部より
後方の部位に可撓性の連結部材の一端を連結する
とともにこの連結部材の他端を第二幌骨に連結
し、かつ上記連結部材の長さを、上記リンク部材
と第二幌骨とが直線状に起立したとき張力が作用
するように設定し、 上記第一幌骨の上部車幅方向水平部で上記幌の
上部後方隅角部を支持するとともに、上記幌の前
方の端縁を上記第二幌骨に止着している。
【作用および効果】
第二幌骨を後倒れ姿勢から前方に回動させる
と、第二幌骨に前方端縁を止着された幌は、荷台
を覆うようにして第二幌骨に前方に引つ張られ
る。この場合、第一幌骨の上部車幅方向水平部
が、幌が箱形状を呈する場合にその上部後方隅角
部を支持するように、第一幌骨を幌に予め固定し
ておけば、第一幌骨は幌に引つ張られて起立方向
に立ち上がり回動し、第二幌骨が起立姿勢をとつ
たときに、幌は上記各幌骨に支持されて荷台を箱
型に覆う。この場合、幌の前方の端縁は第二幌骨
に止着されているので、従来例のように上記端縁
をロールバーにホツク止めなどして固定する必要
はない。なお、幌の側方および後方の裾部は、従
来通り荷台の側枠と後部枠とにホツク止めなどで
止められる。 このような幌使用状態においては、起立姿勢を
とり、門型のロールバーと対応した形状をもつ第
二幌骨が、ロールバーの後縁に密接した状態とな
つており、この第二幌骨に幌の前方端縁が止着さ
れている。すなわち、幌使用状態では、ロールバ
ーと幌の前方端縁とは第二幌骨を介して〓間なく
連結した状態となつており、このようにシール機
能を果たす第二幌骨によつてロールバーと幌との
連結部には十分な水密性がもたらされている。し
たがつて、上記連結部から雨水等が入り込む従来
の問題は完全に解決される。 一方、幌を取り外す場合には、上記の裾部のホ
ツク止めを外し、起立姿勢をとる第二幌骨を後方
へ倒れ込み回動させて、幌をたたみ込むようにし
ながら後倒れ姿勢をとらせることにより、幌から
の引張り力を解除された第一幌骨もその自重によ
り倒れ込み回動して、幌が荷台上に格納される。
このように、幌を格納するに際しても、第二幌骨
を回動させて後倒れ姿勢をとらせるだけでよく、
従来例のように幌を幌骨から一々取り外す手間は
不要である。 ところで、リンク部材に両脚部を枢動可能に支
持された第二幌骨は、リンク部材の前方への倒れ
込み回動によりロールバーに対してほぼ平行状に
移動し、ロールバーの後縁に外方から被さるよう
にして起立姿勢をとる。すなわち、本考案では、
リンク部材によつて、第二幌骨が、起立姿勢をと
る際にロールバーと殆ど擦り合うことがないよう
に構成している。したがつて、たとえば、起立姿
勢をとる第二幌骨とロールバーとの間で密接状態
を構成する一手段として、両者の間にシール材を
設定した場合に、第二幌骨の回動の繰り返しによ
り上記シール材の損耗を招くような不都合を回避
でき、第二幌骨とロールバーとの間に長期間安定
した水密性が得られる。 しかも、本考案では、第二幌骨が、荷台の側枠
におけるリンク部材の連結部上においてリンク部
材とともに直立姿勢をとつたときに、第二幌骨に
対して後方への張力を付与する連結部材が設けら
れている。すなわち、両脚部をリンク部材に枢動
可能に支持された第二幌骨を上記連結部上からロ
ールバーに向かつて回動させようとすると、その
リンク部材との枢支点部には前方への回動力が作
用し、連結部材との連結部には連結部材の張力に
起因した後方への引張り力が作用することにな
る。これにより、第二幌骨とリンク部材とが、直
立姿勢をとる上記連結部上から前方へ回動する際
には、リンク部材は必ず第二幌骨に対し枢支点部
において前方へ折れ曲がつた状態でこれを行う。
換言すると、本考案では、第二幌骨を上記連結部
上から前方へ回動させる際には、リンク部材を第
二幌骨に対し上記枢支点部において必ず前方へ屈
曲させるようにすることにより、その回動操作に
何らコツを要することなく、第二幌骨をロールバ
ーに対し起立姿勢をとらせるにあたつて前提とな
るリンク部材に対する枢動を確実に行わせうるよ
うに構成している。したがつて、両者が上記連結
部上から直線状の状態を維持したまま前方へ回動
することにより、第二幌骨が不適当な回動軌跡を
描いてロールバーに対し起立姿勢をとることがで
きなくなる不都合は全くなく、第二幌骨に対して
ロールバーに密接する起立姿勢を極めて容易にと
らせうる。 また、幌の装着および取り外しは、上述のよう
に、第二幌骨を起立姿勢と後倒れ姿勢との間を回
動させるといつた簡単な作業で行え、構造上面倒
になるのも止むを得ないとされていた幌の取付作
業および取り外し作業が、本発明の幌支持構造で
は大幅に改善されている。 以上のように、本考案においては、幌使用時に
おける幌の前方端縁とロールバーとの連結部の水
密性を向上させて幌の欠点の解消を図つていると
ともに、幌とロールバーとの間でシール機能を発
揮する第二幌骨とロールバーとの間で長期間にわ
たつて安定した水密性が得られるように構成して
本考案の効果が一層高められるようにしている。
さらに、本考案では、第二幌骨を、その回動軌跡
をコントロールせずとも、ロールバーに対して確
実かつ容易に起立姿勢をとりうるようにして、幌
装着作業の簡易化を図つている。
【実施例の説明】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
具体的に説明する。 第1図は、本例の全体構成を示した斜視図であ
り、この図では、本例の幌支持構造が良く判るよ
うに幌1は仮想線で模式的に示している。この図
に示すように、本例の幌支持構造は、ロールバー
2の後方に位置する荷台3の両側枠4,4の車体
前後方向中央部に前後方向回動可能に支持される
門型の第一幌骨5と、荷台3の両側枠4,4のロ
ールバー2に近い前方部においてリンク機構1
3,13を介して両脚部12,12を前後方向回
動可能に支持される門型の第二幌骨11と、上記
第二幌骨11の脚部12に一端を、荷台3の側枠
4に他端をそれぞれ連結された連結部材としての
ロープ26とを備えており、上記第二幌骨11に
幌1の車体前後方向前方の端縁が止着されてい
る。 上記第一幌骨5は、第6図に示すように、両脚
部6,6の下端部が上記両側枠4,4にこれらに
ナツト止めされるハンドルねじ軸8を介して回動
可能に支持されている。また、第7図に示すよう
に、上記幌1には、第1図に示すような車体に装
着した際に幌1が呈する箱形状の上部後方隅角部
1aとなる部位の裏面に、両端部にマジツクテー
プ10,10が設けられたバンド部材9が適当数
車幅方向数箇所に縫着されている。そして、上記
第一幌骨5の両脚部6,6の各上端部の間を車幅
方向に延びる上部車幅方向水平部7を上記各バン
ド部材9……によつて拘持することにより、幌1
の後方部が第一幌骨5に固定されている。 一方、上記第二幌骨11は、第1図に示すよう
なロールバー2の後部に密接した状態となる起立
姿勢と、上記荷台3の両側枠4,4の上面に沿つ
て倒れ込む後倒れ姿勢とをとりうるように両側枠
4,4に後述する上記リンク機構13,13を介
して車体前後方向に回動可能に支持されている。
また、第二幌骨11には、第二幌骨11と対応し
た門型の形状を有し、先端部を内側に湾曲させて
形成された幌止着部17をもつリテーナ部材16
が、フランジ部として第二幌骨11の外周面全般
に被さるようにして固着されている。そして、第
4図および第5図に示すように、幌1が、その前
方端縁を上記リテーナ部材16に覆い被せるよう
にしながら上記幌止着部17に巻き込み上記幌止
着部17内に弾性体18を圧着することによりリ
テーナ部材16ないし第二幌骨11に止着されて
いる。なお、第2図に示すように、第二幌骨11
の両脚部12,12の下端部には、第二幌骨11
を勢いよく回動させて起立姿勢をとらせても、荷
台3の側枠4とこれに当接する脚部12が損傷す
ることがないように、クツシヨンゴム23が取付
けられている。 第4図および第5図に示すように、本例では、
ロールバー2の後部には、レジントツプ仕様車と
同じように、天井部2aないし両脚部2b,2b
全般にわたつて後方に延出するフランジ部2cが
形成されており、このフランジ部2cの先端部に
ウエザストリツプ19が装着されている。そし
て、第二幌骨11に起立姿勢をとらせたときに上
記リテーナ部材16の内面が、上記ウエザストリ
ツプ19に当接して、これによりロールバー2と
第二幌骨11との密接状態が得られるようにして
いる。また、第二幌骨11を起立姿勢に保持する
ために、ロールバー2の後部には、第二幌骨11
のフツク孔11aに掛合するフツク20が車幅方
向に沿つて数箇所に固設され、第1図および第2
図に示すように、荷台2の両側枠4,4には、第
二幌骨11の脚部12の下端部に設けられた掛止
具21に掛合するフツク部22aをもつキヤツチ
22がそれぞれ固設されている。 上述したリンク機構13は、第1図ないし第3
図に示すように、荷台2の側枠4上に固定された
リンクブラケツト14に一端部を枢動可能に支持
されたリンク部材としてのリンクアーム15の他
端部を、第二幌骨11の脚部12の下端部に枢動
可能に連結することにより構成されている。本例
では、このリンク機構13,13によつて、第二
幌骨11が、リンクブラケツト14,14の枢支
点とロールバー2との間を移動する場合には、第
2図および第3図に仮想線で示すようなリンクブ
ラケツト14,14上にリンクアーム15,15
とともに直線状に起立した状態から、リンクアー
ム15,15の前方の倒れ込み回動にともない1/
4円弧軌跡を描きながらロールバー2に対してぼ
ぼ平行移動して、第1図ないし第3図に実線で示
すようなロールバー2に沿つて密接した起立姿勢
をとることができるように構成している。これに
より、第二幌骨11側のリテーナ部材16は、第
4図に仮想線で示すようにロールバー2側のウエ
ザストリツプ19に外方から被さるようにして当
接でき、また、ロールバー2は、上方ほど両脚部
2b,2b間の間隔が小さくなるように形成され
ていることから、第二幌骨11が回動して起立姿
勢をとるときに、リテーナ部材16とウエザスト
リツプ19とが擦り合うことが殆どない。すなわ
ち、本例では、リンク機構13,13によつて、
第二幌骨11に起立姿勢付近において上記の移動
軌跡をとらせることにより、ウエザストリツプ1
9の損耗によるシール効果の減退を防止して、ロ
ールバー2と第二幌骨11ないし幌1の前方端縁
との間に常に安定した水密性が得られるようにし
ている。 さて、本例では、第1図および第3図に示すよ
うに、第二幌骨11を適切な回動軌跡に誘導する
ためのロープ26が設けられており、その一端が
第二幌骨11の脚部12の上端部に連結されてい
る。このロープ26の他端は、荷台3の側枠4に
おける、第二幌骨11がリンクブラケツト14,
14上においてリンクアーム15,15とともに
直線状に直立姿勢をとつたときとロールバー2に
対して起立姿勢をとつたときの脚部12の上端部
の各位置から等距離にある部位に連結され、そし
て、そのロープ長は、上記の距離と同等に設定さ
れている。したがつて、第3図に示すように、第
二幌骨11をリンクブラケツト14,14上から
ロールバー2に向かつて前方へ回動させようとす
ると、第二幌骨11の両脚部12,12の上端部
にはロープ26,26の張力に起因した後方への
引張り力Rが作用する。これにより、リンクブラ
ケツト14,14の枢支点とロールバー2との間
においては、第3図に仮想線で示すように、リン
クアーム15,15は必ず第二幌骨11の両脚部
12,12に対してその枢動により前方へ折れ曲
がつた状態で倒れ込み回動させられることにな
る。しかも、第二幌骨11は、その上端部の移動
軌跡をロープ26,26のロープ長を半径とした
円弧軌跡に規制される。したがつて、本例におい
ては、第二幌骨11の回動操作を無造作に行つて
も、第二幌骨11は、ロールバー2に対してほぼ
平行姿勢を維持しながら前方へ移動して確実に起
立姿勢をとり、第二幌骨11とリンクアーム1
5,15とが直線状に連なつたまま回動するよう
な不都合は全く起こらない。 以上のように構成された本例の幌支持構造にお
いて、幌1を車体へ装着する場合には、上記第二
幌骨11を車体前後方向前方に向かつて回動させ
ればよい。そうすると、第二幌骨11に止着され
た幌1は荷台3を覆うようにしながら前方に引つ
張られ、これに伴い、幌1の後部に固定された第
一幌骨5も幌1に引つ張れながら立ち上がり回動
する。そうして、第二幌骨11が起立姿勢をとつ
たときに、幌1が、前端部を第二幌骨11に支持
され、上部後方隅角部1aを第一幌骨5に支持さ
れて、荷台3を箱型に覆う。この後は、上記キヤ
ツチ22のフツク部22aを第二幌骨11の掛止
具21に掛止して、第二幌骨11を起立姿勢にお
いて固定するとともに、荷台3の両側枠4,4お
よび後部枠3aの外面に設けられたホツク24…
…に幌1の側方裾部および後方裾部をホツク止め
して、幌1を車体に固定する。 一方、幌1を荷台3上に格納する場合には、上
記の装着作業と逆の手順を踏み、これにより荷台
3上に折り畳まれた幌1をさらに巻き込んで図示
しない巻付けバンドにより荷台3に固定する。こ
のとき、第二幌骨11は、後倒れ姿勢をとつて荷
台3の両側枠4,4上に倒れ込んだ状態となつて
おり、第一幌骨5も荷台3の後部枠3a上に倒れ
込んだ状態となる。なお、本例では、第1図に示
すように、上記リンクブラケツト14の枢支点と
荷台3の後端までの距離aが、上記リンクアーム
15の軸方向長さbと第二幌骨11の脚部12の
長さcとを合わせた長さ(b+c)と同等に規定
され、第一幌骨5の脚部6の長さdと第一幌骨5
の回動支点から荷台3の後端までの距離eとが同
等に規定されている。したがつて、第一幌骨5お
よび第二幌骨11が荷台3上に倒れ込んでも、各
幌骨5,11が荷台3からはみ出すことがないの
で、荷台3の後部枠3aに通常装備されるスペア
タイヤ25の取付けに支障がでるようなことはな
い。また、第二幌骨11の倒れ込み時には、ロー
プ26は、撓んで荷台3の側枠4上に畳み込まれ
る。 ところで、上述のような幌装着時においては、
幌1の前方端縁が止着された第二幌骨11とロー
ルバー2とは、上記ウエザストリツプ19ないし
リテーナ部材16を介して完全な密接状態となつ
ている。すなわち、幌1を車体に装着した場合に
は、第二幌骨11はシール部材として機能し、幌
1の前方端縁が第二幌骨11を介してロールバー
2と〓間なく連結している。したがつて、従来例
のような幌1の前方端縁とロールバー2との連結
部から雨水等が入り込むような問題は一切起こら
ない。 また、幌1の取付作業および取り外し作業に際
しては、第二幌骨11を起立姿勢と後倒れ姿勢と
の間を回動させることにより、幌1を荷台3上に
箱型に覆設し、また、荷台3上にたたみ込むこと
が容易に行いうる。したがつて、本例の幌支持構
造においては、幌1の脱着作業が、従来に比べて
非常に簡単なものになる。 以上のように、本例の幌支持構造においては、
幌1の前方端縁を支持し、かつ、幌1とロールバ
ー2との間においてシール機能を発揮する第二幌
骨11を設けるといつた新規な構造により、従来
から改善が要望されたいた幌使用時の水密性の問
題を完全に解決している。さらに、安価なロープ
26で第二幌骨11の回動軌跡を規制することに
より、第二幌骨11の回動操作をより容易ならし
めて、結果的に幌1の装着の容易性をより一層高
めるようにしている。 また、本例では、ロールバー2の後部は上述の
ようにレジントツプ仕様車と同様に形成して、こ
のようなロールバー2に対して第二幌骨11がシ
ール機能を発揮できるようにしている。したがつ
て、本例のような幌設定車とは異なるレジントツ
プ仕様車でも、幌骨に対する支持手段を設けてお
けば、本例と同様に十分な水密性をもたせながら
幌の装着が可能となり、互換性の面においても利
便がある。 なお、本考案の範囲は、上述した実施例に限定
されるものではない。たとえば、連結部材の第二
幌骨に対する連結部材は、第二幌骨の上端部より
下方に設定しても良く、また、上記実施例では、
連結部材としてロープを使用していたが、これ以
外にも幌格納時に畳み込みうる程度の可撓性を備
えているものであれば構わない。さらに、第二幌
骨に対する支持構造も上記実施例以外にも種々設
計変更可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体構成を示した斜
視図、第2図は第1図のA部拡大図、第3図は実
施例における第二幌骨の回動軌跡説明図、第4図
は第1図の−線拡大断面図、第5図は第1図
の−線拡大断面図、第6図は第1図のB部拡
大詳細図、第7図は第1図の−線拡大断面図
である。 1……幌、1a……上部後方隅角部、2……ロ
ールバー、3……荷台、4……側枠、5……第一
幌骨、7……上部車幅方向水平部、11……第二
幌骨、15……リンク部材(リンクアーム)、2
6……連結部材(ロープ)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロールバーの後方の荷台を覆う幌を有する幌付
    き自動車において、 荷台の両側枠の前後方向中間部において下端部
    が回動可能に支持され門型の第一幌骨と、 荷台の両側枠の上記ロールバーに近い前方部に
    おいて両脚部の下端部を枢動可能に支持されたリ
    ンク部材を介して荷台の両側枠に前後方向回動可
    能に支持され、かつロールバーの後縁に密接した
    起立姿勢と、荷台の両側枠の上面に沿つて倒れ込
    む後倒れ姿勢とをとりうる門型の第二幌骨とを備
    え、 上記荷台の側枠におけるリンク部材連結部より
    後方の部位に可撓性の連結部材の一端を連結する
    とともにこの連結部材の他端を第二幌骨に連結
    し、かつ上記連結部材の長さを、上記リンク部材
    と第二幌骨とが直線状に起立したとき張力が作用
    するように設定し、 上記第一幌骨の上部車幅方向水平部で上記幌の
    上部後方隅角部を支持するとともに、上記幌の前
    方の端縁を上記第二幌骨に止着したことを特徴と
    する、幌付き自動車の幌支持構造。
JP1987030249U 1987-03-02 1987-03-02 Expired JPH0420659Y2 (ja)

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