JPH04206316A - 素線絶縁導体の製造方法 - Google Patents

素線絶縁導体の製造方法

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JPH04206316A
JPH04206316A JP33657390A JP33657390A JPH04206316A JP H04206316 A JPH04206316 A JP H04206316A JP 33657390 A JP33657390 A JP 33657390A JP 33657390 A JP33657390 A JP 33657390A JP H04206316 A JPH04206316 A JP H04206316A
Authority
JP
Japan
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conductor
stranded
conductors
drum
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP33657390A
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English (en)
Inventor
Fumio Takeshita
竹下 文夫
Mitsuhisa Harada
原田 光久
Akira Imai
章 今井
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【棗二立且且ゲ1 本発明は大容量送電用型カケープル等の導体を構成する
より線導体をドラムに巻き込んで反応ガス中で酸化処理
することにより、前記より線導体の各素線に絶縁皮膜を
形成する素線絶縁導体の製造方法に関する。
従迷j目え術 近時、電力需要の増大、或は工場の受電電力の増加等に
より電カケープルは大電力を輸送する必要があり、この
ため電カケープルの導体は大サイズ化されている。通例
、断面積が800 mm”以上(OFケーブルでは通例
1000mm”前後)の大サイズ導体になると、表皮効
果による電力損失の影響が無視できないため、銅素線を
より合せたより線導体を断面扇形に圧縮成形したセグメ
ント導体(単にセグメントとも称される)を絶縁紙など
で互いに絶縁して円形断面になるように所要個数集合さ
せた構造の分割導体が使用されており、例えば導体断面
積2500mm2の分割導体も実用化されている。
ところで、表皮効果を極力防止するためには、セグメン
ト導体を構成する各素線をも絶縁した方が好ましい。こ
れは各セグメント導体を互いに絶縁しただけでは各セグ
メント導体にそれぞれ表皮効果が生じてしまうためであ
る。従来は素線を絶縁するのにエナメル皮膜が使用され
ているが、素線のより合せ加工及びその後に行なう圧縮
成形加工などに耐え得るには膜厚20〜30μm以上の
エナメル皮膜を必要とし、極めてコスト高となってしま
う欠点があった。
このため、より安価な方法として黒色の酸化銅皮膜をよ
り線導体の各銅素線の表面に形成した素線絶縁導体が使
用されつつある。黒色の酸化銅皮膜を施した素線は、そ
の膜厚が0.5〜3μmのように極めて薄膜であっても
、電気的及び機械的に良好な特性を示し、また、化学的
にも優れた安定性を示すことが知られている。
日が  しよ とする・ ところで、ケーブル導体の素線に酸化銅皮膜を形成する
際には、作業性を高めるために、各素線な1本づつ処理
して酸化銅皮膜を形成するのではなく、ケーブル導体、
通常は圧縮成形したセグメント導体を一括処理して各素
線に酸化銅皮膜を形成するのが通例である。この酸化銅
皮膜を形成する方法には、酸化処理液中により線導体を
浸漬させて各素線に酸化銅皮膜を形成するいわゆる湿式
法と、例えば湿潤アンモニア雰囲気のような反応ガスの
雰囲気中で加熱してより線導体の各素線表面に酸化銅皮
膜を形成するいわゆる乾式法とがある。乾式法はガス処
理のために処理後のより線導体内部の洗浄が不要である
という利点があるが、反応時の導体、雰囲気の各温度及
び雰囲気の水分量に微妙に影響されるために、長尺の(
例えば100m以上の)より線導体を通常のつば付ドラ
ムである素線絶縁導体製造用ドラムに多層に巻き込んだ
状態で一度に多量に処理すると、通気性が悪いのでより
線導体の各部での温度にかなりの差が生じ、各素線に形
成される酸化皮膜の膜厚が大きくばらつ(という欠点が
あった。また、反応容器内でドラムを回転させながら酸
化皮膜を形成させる場合には、より線導体同志がぶつか
ったり、こすれたりして形成された酸化皮膜に傷が付い
たり、酸化皮膜が剥離したりすることが多く、さらに、
巻返し時にもより線導体同志が互いにこすれて形成され
た酸化皮膜に傷や剥離が生じるとい−う欠点があった。
従って、本発明の目的は、より線導体をドラムに多層に
巻き込んでも反応ガスの通りが良く、しかも皮膜形成時
や巻返し時に導体同志がぶつかったり、こすれたりしな
い素線絶縁導体の製造方法を提供することである。
・ を ゛するための 上記目的は本発明に係る素線絶縁導体の製造方法によっ
て達成される。要約すれば、本発明は、ケーブル導体を
構成するより線導体の表面にスパイラル状に線状体を巻
き付けた後、このより線導体を素線絶縁導体製造用ドラ
ムに巻き込んで反応ガス中で酸化処理し、前記より線導
体の各素線に酸化皮膜を形成することを特徴とする素線
絶縁導体の製造方法である。
夫立立 以下、本発明の一実施例について添付図面を参照して詳
細に説明する。
まず、第1図に示すように、素線絶縁導体製造用ドラム
に巻き込まれる前の長尺のより線導体1の表面にスパイ
ラル状に線状体2を巻き付ける。
この線状体2はより線導体Iに傷を付けないような材質
のものが好ましく、また、反応ガスに対する反応性が相
違すると皮膜形成に悪影響を及ぼす場合があるので、反
応性が殆ど相違しない材質のものが好ましい。例えば、
より線導体lが銅(軟鋸)より製造される場合には、線
状体2として同じ材質の銅線を使用すれば、上記問題は
生じない。勿論、銅以外の材料の線状体を使用すること
も可能である。さらに、線状体2の径は通気性の点から
は太い方が良いが、経済性を考慮すると細い方が良く、
両者の兼ね合いから、例えば、直径1〜2mm程度が適
当である。
次に、第2図に示すように、その全長にわたって線状体
2をスパイラル状に巻き付けたより線導体1を通常のつ
ば付ドラムである素線絶縁導体製造用ドラム3に多層に
巻き込み、これを反応ガス雰囲気中で加熱してより線導
体lの各素線に酸化皮膜(絶縁皮膜)を形成するもので
ある。
このように、より線導体1に線状体2をスパイラル状に
巻き付けると、より線導体1をドラム3に多層に巻き込
んだ際に、この線状体2がより線導体1間に隙間を作り
、この隙間を通って反応ガスが流れる。即ち、線状体2
がより線導体2間の通気性を確保するスペーサとして機
能する。従って、反応ガスがドラム3に巻き込まれた各
層のより線導体間をムラなく流れ、より線導体の各部に
おいて温度差が殆ど生じず、各素線に形成される酸化皮
膜の膜厚が大きくばらつくという欠点が除去できる。ま
た、均一に酸化皮膜を形成するために酸化処理中にドラ
ム3を回転させても、或は巻返し時にも、より線導体1
のまわりに巻き付けられた線状体2が上述したようにス
ペーサとして機能するので、より線導体同志が直接ぶつ
かったり、こすれたりすることがなく、形成された酸化
皮膜に傷が付いたり、剥離したりする事故が発生しない
。さらに、使用した線状体2は再使用することもできる
ので、経済的である。
次に、上記本発明による製造方法を使用してより線導体
の各素線を酸化処理した具体例について説明する。
まず、長さ200m、断面積500mm2の7分割導体
(銅のより線導体)に直径2mmの軟銅線を100mm
のピッチで全長にわたりスパイラル状に巻き付けた。次
に、胴径900mm、つげ径1400mm、内幅670
mmのドラムを用意し、このドラムに上記軟銅線を巻き
付けた導体を5段(5層)に巻き込み、5%のアンモニ
ア液より発生させた湿潤アンモニア雰囲気中で下記の条
件で酸化処理を行なった。
昇温速度      5℃/ h r 昇温開始温度   25℃ 反応開始温度   30℃ 反応終了温度   80℃ 次に、比較例として、上記導体と同じ形状、寸−法、長
さ、材質の導体を、軟銅線を巻き付けることなく、同一
ドラムに5層に巻き込み、同一条件で酸化処理を行なっ
た。
酸化処理後の両側の導体を巻返し、酸化皮膜の傷と素線
の酸化及膜厚のムラを測定した結果を次表に示す。
上記測定結果から明瞭なように、本発明による方法を使
用した場合には、ドラムの各位置において導体中の素線
に形成された酸化皮膜にバラツキが殆どなく、平均した
安定な酸化皮膜が形成できることが分る。また、巻返し
時等に導体同志のこすれかな(、皮膜に傷や剥離が全(
生じないことも分る。
L肚立匁1 上述したように、本発明による素線絶縁導体の製造方法
は、より線導体の表面に単にスパイラル状に線状体を巻
き付けるだけであるので作業性が良(、しかも長尺のよ
り線導体をドラムに多層に巻き込んで反応ガス中で酸化
処理を行なった際に、この線状体が導体間のスペーサと
して機能するので、導体間の通気性が確保され、反応ガ
スの通りが良くなる。従って、各素線に形成さる酸化皮
膜のバラツキが殆どなく、ドラムのあらゆる位置におい
てかなり一様な酸化皮膜が形成できるという効果がある
。また、スペーサとして機能する線状体によって隣り合
う導体が分離されるので、巻返し時等に導体同志がぶつ
かったり、こすれたりすることがなく、形成された素線
の酸化皮膜に傷や剥離が生じることもないという効果も
ある。
さらに、−度使用した線状体を再使用することもできる
ので、経済的であるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明による製造方法を工程順に説
明するためのもので、第1図はより線導体に線状体をス
パイラル状に巻き付けた状態を示す斜視図、第2図は第
1図のより線導体をドラムに巻き込んだ状態を示す一部
分の概略断面図である。 1・より線導体 2.線状体 3・素線絶縁導体製造用ドラム 代理人 弁理士  倉 橋   暎 1、/′ 代理人 弁理士  山 1) 明 信    ニー  
−一′ −/ 第1図 ■ 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)ケーブル導体を構成するより線導体の表面にスパイ
    ラル状に線状体を巻き付けた後、このより線導体を素線
    絶縁導体製造用ドラムに巻き込んで反応ガス中で酸化処
    理し、前記より線導体の各素線に酸化皮膜を形成するこ
    とを特徴とする素線絶縁導体の製造方法。
JP33657390A 1990-11-30 1990-11-30 素線絶縁導体の製造方法 Pending JPH04206316A (ja)

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