JPH0420614Y2 - - Google Patents

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JPH0420614Y2
JPH0420614Y2 JP1987180545U JP18054587U JPH0420614Y2 JP H0420614 Y2 JPH0420614 Y2 JP H0420614Y2 JP 1987180545 U JP1987180545 U JP 1987180545U JP 18054587 U JP18054587 U JP 18054587U JP H0420614 Y2 JPH0420614 Y2 JP H0420614Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はケースを動かすことによつて印字でき
るようにしたハンデイプリンタに関する。
〔従来の技術〕
従来のハンデイプリンタの構造は特開昭60−
240471号に示されるように、印字ヘツドはケース
内のカセツトホルダーに固定されている。使用時
はカセツトホルダーを押し下げ、印字ヘツドを印
字面に押し付ける。使用時は印字ヘツドが下方に
飛び出し、不使用時は、ケース内部にひつこん
で、印字ヘツドが保護される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように、印字ヘツドを、不使用時は、ケ
ース内に引つこめ、使用時は、ケースの下面に突
出させた場合、この揺動する印字ヘツドの印字部
に掛けられたリボンの弛みを防止するためには、
印字ヘツドをカセツトホルダーに取り付け、印字
ヘツドの移動とカセツトホルダーとを連動させる
必要が存した。しかしながら、カセツトホルダー
に印字ヘツドを取り付けた場合、カセツトホルダ
ーはケース内で大きな占有体積を有するため、そ
の揺動ストロークを大きくとれない。そのため、
印字ヘツドは常にケースの底面の開放部に対面す
ることになり、この開放部から印字ヘツドにほこ
りが付着したり、印字ヘツドに物が触れる恐れが
存し、そのため、印字ヘツドにヘツドカバーを装
着する必要が存した。
本考案は上記欠陥を除去することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、ケース2
に揺動可能に取り付けた揺動体22に印字ヘツド
30を取り付け、前記揺動体22と連動するよう
に、前記ケース2にリボンガイド68を揺動可能
に取り付けたものである。
〔作用〕
上記した構成において、揺動体22の揺動によ
つて印字ヘツド30がリボン74を押圧する方向
に移動すると、リボンガイド68は、リボン74
のテンシヨンを弛める方向に移動し、印字ヘツド
30がリボン74から離れる方向に移動すると、
リボンガイド68は、リボン74にテンシヨンを
付与する方向に移動して、リボンガイド68は常
にリボン74が弛まないようにリボン74を印字
ヘツド30に案内する。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。
2はケースであり、これにエンコーダ盤4、巻
き取り軸6、フリーローラ8、駆動ローラ10が
回転自在に軸支されている。前記駆動ローラ10
の回転は歯車12,14,16及び18を介し
て、前記巻き取り軸6に伝達されるように構成さ
れている。20は、前記エンコーダ盤20のスリ
ツトをパルス信号に変換するフオトインタラプタ
であり、該インタラプタ、前記エンコーダ盤20
及び所要の電子回路はロータリーエンコーダを構
成している。前記ケース2の側部には、切欠部が
形成され、該切欠部に上部可動カバーから成る揺
動体22が配置され、該揺動体22は、ケース2
に回転自在に軸24支されている。26は前記揺
動体22に回転自在に軸28支された下部可動カ
バーであり、該カバー26は、前記ケース2の底
壁に形成された切欠部に配置されている。前記揺
動体22には一体的に取付部22aが固設され、
該取付部22aに印字ヘツド30が固定されてい
る。32は前記ケース2に固定されたソレノイド
であり、これの出力軸33に第3図に示すように
ピン34が突設されている。36はケース2に回
転自在に軸38支されたレバーであり、これの上
部に長孔40が形成され、該長孔40に前記ピン
34が嵌入している。前記取付部22aの上部に
は、第12図に示すように、ストツパー面22b
と凹入部22cが形成されている。前記揺動体2
2は、ばねの弾力によつて、第8図中、軸24を
中心として反時計方向に付勢されている。前記ソ
レノイド32の出力軸33は、ソレノイド32が
OFFのとき、復帰ばねの引張力によつて、下降
し、該下降状態において、前記レバー36の下部
は前記ストツパー面22bに対面し、これにより
前記揺動体22の軸24を中心とする反時計方向
の回動を阻止している。前記ストツパー面22b
は復帰ばね42の弾力によつて、レバー36の下
部に弾接している。前記ソレノイド32がOFF
で前記揺動体22がレバー36に係止された状態
において、前記揺動体22は、第8図に示すよう
に、ケース2の側面と略同一線上に位置してい
る。前記下部可動カバー26は、ばね力によつ
て、第2図中、軸28を中心として時計方向に付
勢され、これによりケース2に設けられたストツ
パー(図示省略)に弾接し、該状態において、下
部可動カバー26は、ケース2の底面と同一平面
上に位置している。前記取付部22aには、第1
0図に示すように、ピン44が突設され、該ピン
44は、前記ケース2に形成された、弓状孔46
に嵌合し、該弓状孔46によつて前記揺動体22
の回動範囲が規制されている。前記ケース2に
は、リボンカセツトを脱着自在に保持するカセツ
トホルダー(図示省略)が形成されている。前記
印字ヘツド30、ロータリーエンコーダは、ケー
ブルを介して図示しないインターフエース回路と
接続している。第2図において、52はケース2
の側面カバーであり、これにアーム押し出し部材
54が突設されている。56は前記印字ヘツド3
0に隣接して前記取付部22aに軸支されたリボ
ンガイド、58は第1の揺動アームであり、第4
図に示すように、前記ケース2の側壁に回転自在
に軸60支されている。第1の揺動アーム58の
一端には、前記アーム押し出し部材54に対応し
てカム片61が突設されている。前記揺動アーム
58の他端には第2の揺動アーム64の一端が回
転自在に軸66支され、該揺動アーム64の他端
にはリボンガイド68が軸支されている。前記第
2揺動アーム64は、ばね70の引張力によつて
第1揺動アーム58に接近する方向に付勢され、
前記第2揺動アーム64の側面は、前記取付部2
2aに固設されたアームガイドピン72に弾接し
ている。74はリボンである。尚、軸66はアー
ム58の長孔58aに沿つてスライド自在に構成
されている。
次に本実施例の作用について説明する。
ケース2内にリボンカセツトを挿入するとき
は、側面カバー52をケース2から外す。リボン
カセツトをケース2に装着すると、リボンカセツ
トのリボン巻き取りハブは巻き取り軸6に挿入さ
れる。リボンカセツトのハブに巻かれているリボ
ン74の、リボンカセツトから外に出ている部分
は、リボンガイド68,56間に掛けられて、印
字ヘツド30の印字部30aに第1図に示すよう
に案内されている。側面カバー52を外した状態
において、第2揺動アーム64は、第4図に示す
如く、第1揺動アーム58に接近している。
次に側面カバー52をケース2に取り付ける
と、アーム押し出し部材54がカム片61の側面
を押圧し、この押圧力によつて、第1揺動アーム
58は、軸60を中心として、第5図aに示す如
く、時計方向に回動する。この回動によつて、第
2揺動アーム64の一端は、第1揺動アーム58
と連動して、第5図a中、右方向に移動するが、
第2揺動アーム64の側面は、アームガイドピン
72によつて係止されているため、第2揺動アー
ム64は、軸66を中心として、第1揺動アーム
58に対して、時計方向にばね70の引張力に抗
して揺動し、リボンガイド68が上昇して、リボ
ン74にテンシヨンが付与されリボン74の弛み
が吸収される。この状態において、印字ヘツド3
0は、第7図に示すように、ケース2内に傾いた
状態で引つこんでいる。次に、ケース2に設けら
れた印字スタートボタン(図示省略)を押すと、
まず、ソレノイド32に通電が成され、その出力
軸33が上昇する。この上昇によつてレバー36
は、軸38を中心として、第12図中、時計方向
に揺動し、レバー36の下部は、揺動体22のス
トツパー面22bから側方に外れる。これによ
り、揺動体22は、支えを失つて、復帰ばね42
の弾力によつて、第10図中、軸24を中心とし
て、反時計方向に、所定角度回動する。この揺動
体22と連動して、下部可動カバー26と、印字
ヘツド30が移動し、印字ヘツド30は、全体が
垂直となつてその印字部30aがケース2の側面
2aと同一線上に位置し、前記印字部30aがケ
ース2の下面に形成された切欠部から用紙面に対
面して印字可能状態となる。揺動体22が第3図
に示すように、ケース2の側方に揺動するとき、
アームガイドピン72も、印字ヘツド30と連動
して、移動する。このアームガイドピン72の移
動により、第2揺動アーム64は支えを失つて、
ばね70の引張力によつて、第6図中、軸66を
中心として反時計方向に揺動し、リボンガイド6
8が下降する。これによつて、印字ヘツド30の
下降によつてリボン74に過大なテンシヨンが発
生するのを防止する。印字施行部分を示すケース
2の側面2aを基準として、ケース2を用紙50
上に位置決めし、手動によつて、ケース2を用紙
50上で移動させると、ローラ8,10が回転す
る。駆動ローラ10の回転によつて、エンコーダ
盤4が回転し、ロータリーエンコーダからは、位
置信号がケーブルを介して外部に出力される。印
字の動作は、印字ヘツド30にケーブルを介して
印字データが送られると、印字ヘツド30は、デ
ータに従つて発熱する。印字ヘツド30と用紙5
0にはさまれたリボン74が加熱され、インクが
用紙50面に転写される。
上記ソレノイド32は、通電後瞬時にOFF状
態となり、レバー36の下部突起36aは、凹入
部22cから外れた後、ばね力によつて、可動カ
バー22の取付部22aの側面22a′に弾接す
る。印字動作完了後、手動によつて、揺動体22
を押動し、該揺動体22を、第8図中、軸24を
中心として、時計方向に揺動する。揺動体22が
ケース2の側面に対して垂直状態になるまで、揺
動体22を押動すると、レバー36が揺動体22
のストツパー面22bに対面係合して、揺動体2
2は、上記垂直状態でレバー36によつて係止さ
れる。下部可動カバー26は、揺動体22と連動
して揺動し、ケース2下面の切欠部を蓋ぐととも
に、印字ヘツド30はケース2内に上昇且つ傾い
て収納される。取付部22aの軸24を中心とし
た第10図中、時計方向の回動によつて、アーム
ガイドピン72は、第5図a中、左方向に移動
し、これによつて、第2揺動アーム64は、ばね
70の弾力に抗してアームガイドピン27により
押し上げられて、リボンガイド68が上昇し、印
字ヘツド30の上昇に伴うリボン74の弛み分が
吸収されて、リボン74は弛みのない状態を保持
する。
〔効果〕
本考案は上述の如く、印字ヘツドの移動に応じ
てリボンガイドを揺動させるようにしたので、リ
ボンの弛みを防止することができる効果が存す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は外観図、第2図は外観図、第3図は外
観図、第4図a,bは説明図、第5図a.bは説明
図、第6図は説明図、第7図は正面図、第8図は
正面図、第9図は側面図、第10図は正面図、第
11図は側面図、第11図は側面図、第12図は
外観図、第13図は説明図、第14図は説明図、
第15図は外観図、第16図は外観図、第17図
a,bは説明図である。 2……ケース、4……エンコーダ盤、6……巻
き取り軸、8……フリーローラ、10……駆動ロ
ーラ、12,14,16,18……歯車、20…
…フオトインタラプタ、22……揺動体、22a
……取付部、24……軸、26……下部可動カバ
ー、28……軸、32……ソレノイド、33……
出力軸、34……ピン、36……レバー、38…
…軸、40……長孔、42……復帰ばね、44…
…ピン、46……弓状孔、50……用紙、52…
…側面カバー、54……アーム押し出し部材、5
6……リボンガイド、58……第1の揺動アー
ム、60……軸、62……カム片、64……第2
の揺動アーム、66……軸、68……リボンガイ
ド、70……ばね、7に……アームガイドピン、
74……リボン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース2の下面から印字ヘツド30を印字面方
    向に突出させ、手動でケース2を印字面上で移動
    させることにより印字面上に印字を行うハンデイ
    プリンタにおいて、前記ケース2に揺動体22を
    2位置間で揺動可能に取り付け、前記揺動体22
    に前記印字ヘツド30を取り付け、前記2位置間
    の一方端を前記印字ヘツド30が前記ケース2内
    に引込む位置に、他方端を前記印字ヘツド30が
    前記ケース2の下面から印字面に向けて突出する
    位置にそれぞれ設定し、前記ケース2にリボンカ
    セツトを装着自在とし、該リボンカセツトに支持
    されたリボン74を印字ヘツド30にリボンガイ
    ド68を介して導き、前記ケース2に前記リボン
    ガイド68を前記印字ヘツド30の移動方向と略
    同一方向に揺動可能に支承し、前記リボンガイド
    68と前記印字ヘツド30とを連動せしめたこと
    を特徴とするハンデイプリンタ。
JP1987180545U 1987-11-27 1987-11-27 Expired JPH0420614Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987180545U JPH0420614Y2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987180545U JPH0420614Y2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27

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Publication Number Publication Date
JPH0185043U JPH0185043U (ja) 1989-06-06
JPH0420614Y2 true JPH0420614Y2 (ja) 1992-05-12

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ID=31472060

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JP1987180545U Expired JPH0420614Y2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540430B2 (ja) * 1973-03-28 1980-10-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540430B2 (ja) * 1973-03-28 1980-10-17

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JPH0185043U (ja) 1989-06-06

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