JPH0420586A - アルミナ質焼結砥粒の製造方法 - Google Patents

アルミナ質焼結砥粒の製造方法

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JPH0420586A
JPH0420586A JP2124446A JP12444690A JPH0420586A JP H0420586 A JPH0420586 A JP H0420586A JP 2124446 A JP2124446 A JP 2124446A JP 12444690 A JP12444690 A JP 12444690A JP H0420586 A JPH0420586 A JP H0420586A
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alumina
sintered
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JP2124446A
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Hisashi Morimoto
森元 久志
Yuji Hayasaka
裕二 早坂
Hideaki Takatsu
高津 英明
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、重研削に適したアルミナ質焼結砥粒に関する
ものである。
従来の技術 重研削用砥粒は、ボーキサイトの様なアルミナ質物質の
微粉を焼結した砥粒(特公昭39−4398号、特公昭
39−27612号、特公昭39−27613号、特公
昭39−27614号)や溶融アルミナ−ジルコニア砥
粒(特公昭39−16592号)や高純度アルミナ微粉
末に酸化マグネシウム等の結晶粒成長抑制剤を添加した
砥粒(特開昭52−1499:1号)が知られている。
近年では特開昭56−32369号の様にゾルゲル法に
よるアルミナ質焼結砥粒も知られている。
発明が解決しようとする課題 砥粒の強度を増し、研削比等の特性を向上させるために
は、見掛比重が高く、焼結後の結晶サイズが小さいこと
の他に砥粒内のクラックを少なくする必要がある。
クラックを内在する砥粒は、研削中に全部砥粒が摩耗せ
ず、途中から折れて、砥石から脱落し、研削に関与しな
いことになり、研削比の低下を招いている。
本発明は、砥粒内のクラックを低減することにより、脱
落砥粒を少なくし、研削比向上を目的とする。
課題を解決するための手段 本発明者は、上記の目的を達成すべく種々検討した結果
、砥粒内クラックは焼結前の成形時に発生するクラック
に起因していることがわかった。
重研削用砥粒の形状は、製造のし易さの点から円柱状が
一般的であるが、原料粉末を円柱状等に成形する際に成
形体内にクラックが発生し、そのクラックが焼結後の砥
粒内に残ることになるので、本発明者は純度98wt%
以上の高純度アルミナ微粉末に対し、粘土を砥粒中に二
酸化ケイ素として0.05〜3.Owt%含有する様に
添加混合し、成形、焼結することを特徴とするアルミナ
質焼結砥粒の製造方法を見出し、砥粒内に存在するクラ
ックを著しく低減することができた。
本発明に使用する高純度アルミナ原料微粉末は、純度と
しては98wt%以上、好ましくは99wt%以上で、
粒度は、10μm以下、好ましくは2μm以下の微粉末
である。純度が98wt%未満では焼結砥粒の強度が劣
ることとなる。
この高純度アルミナ微粉末に対し、砥粒組成中に0.1
〜3.Owt%含有される様に、焼結時の結晶粒成長抑
制剤として酸化マグネシウム、酸化コバルトまたは酸化
ニッケルを添加するのが好ましい。更に砥粒の形状を円
柱状等に成形するためにPVA等の水溶性バインダーを
0.2〜3wt%入れ、水を加えた高純度アルミナの混
線物を成形機にかける。
これらのアルミナ微粉末等の混線物は、可塑性、柔軟性
が不足し、成形した時に、その形成体の内部または表面
にクラックを生じ易い。
また、そのクラックを低減するために混線物の含水量を
多くすると成形体の保形性が劣ることになる。そのため
、本発明では、これらの高純度アルミナ微粉末等の原料
の他に、粘土を更に添加し、混線物の可塑性、柔軟性を
向上させ、成形体のクラックを低減させるのである。
粘土の添加量は、焼結砥粒中に二酸化ケイ素として0.
05〜3.Owt%含有される量である。0.05wt
%未満では効果が十分でなく、また、:10wt%を超
えるとガラス質やムライト質を生成し、砥粒の摩耗率を
大きくしてしまうとともに、焼結結晶が成長しすぎて強
度が低下する。
粘土には多くの種類があるが、特に本発明には混線物の
可塑性を著しく向上させるものとして、ベントナイト、
木節粘土、蛙目粘土、エナメル・クレー、妬器粘土、セ
リサイト粘土のうち少なくとも1種を使用するのが望ま
しい。
焼結砥粒中に二酸化ケイ素として0.05〜3.0wt
%含有される量の粘土を添加して、ミックスマラー、ニ
ーダ−等の混線機にて十分に混練し、製造のし易さの点
から好ましくは円柱状に成形するための押出し成形機に
て成形し、その円柱状の長さ/直径が1〜3位になる様
に適当に切断する。
この成形体をロータリーキルン内で転動させながら16
50〜1750℃、30分〜2時間焼成し、結晶サイズ
が10μm以下の焼結砥粒を製造する。
結晶サイズは大きすぎるものは機械的強度が悪いので1
0μm以下にすることが必要である。
実施例 本発明を実施例にて詳細に説明する。
実施例1.2 平均粒径約1.5μmに粉砕した溶焼アルミナ(Al2
O299,5wt%)に対しベントナイトを0.4wt
%添加し、更にPVAとマグネシアを表・1に不す様に
配合し、その総重量に対し約30wt%の水を加えてミ
ックスマラーにて混練し、真空式押出機を用いてJIS
 R6001−1973の粒度#lOおよび#16の砥
粒にするため、それぞれ2.4mmφ、 1.5mmφ
の孔径を有する口金より押出し、 150℃で1時間位
乾燥した。この乾燥品を#lOでは2〜7mmの長さに
、#16では1〜4IIII+の長さに切断し、ロータ
リーキルンで1700℃で1時間焼成した。かくして得
られた砥粒のクラック含有率、圧壊強度等の特性を表・
1に示す。
なお、粒内クラックは、円柱状の砥粒の中心を長さ方向
にスライスした断面部を10倍の顕微鏡で観察した。
また、圧壊強度は(破砕荷重)/(砥粒の投影面積)で
求めた値であり、結晶サイズはSEMより測定した。
比較例1.2 ベントナイトを添加しないこと以外は、実施例1.2と
同条件で、粒度#lOおよび#16の砥粒を得た。その
特性値を表・1に示す。
なお、比較例1および2の砥粒中のSiO□量はアルミ
ナ原料の不純物として混入した量である。
表・1かられかる様に#10、#16砥粒ともにベント
ナイトを添加したものはクラック粒含有率が低く、クラ
ックの軽減化にベントナイト添加の効果が著しく、圧壊
強度も高くなっている。
実施例3〜6 #lO砥粒につき、ベントナイト含有量を表・2の様に
変え、砥粒中SiO□含有量を0.05.025、■、
0、3.0wt%として実施例1.2と同一条件で砥粒
を造った。
それらの砥粒のクラック粒含有率と結晶サイズ値を表・
2に示す。
(以下余白) 表・2 比較例3.4 ベントナイトを7,0.9.0wt%含有させ、砥粒中
3102含有量を4.0.5.5wt%とじた試料を実
施例3〜6と同一条件で造った。それらの砥粒のクラッ
ク粒含有率と結晶サイズ値を表・2に示す。
表・2より、砥粒中のSiO□含有量が0.05〜3.
0wt%の範囲のものがクラック粒含有率が少なく、か
つ結晶サイズが10um以下を維持している。
結晶サイズカ月011mを超えると砥粒強度に悪影響を
及ぼすため好ましくない。
ベントナイトの他に木節粘土、蛙目粘土、エナメル・ク
レー、妬器粘土、セリサイト粘土についてもベントナイ
トと同様に混線物の可塑性を著しく向上させ同様にクラ
ック粒含有率を減少させることがわかった。
発明の効果 本発明の製造方法により、低価格の粘土を添加すること
により、有機成形助剤の添加量を従来より減少させるこ
とができるため、原材料コストも低減できるとともに、
砥粒内クラックを減少させ、アルミナ質焼結砥粒として
高強度の優れた特性を有するものを製造することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)純度98wt%以上の高純度アルミナ微粉末に対
    し、粘度を砥粒中に二酸化ケイ素として0.05〜3.
    0wt%含有する様に添加混合し、成形、焼結すること
    を特徴とするアルミナ質焼結砥粒の製造方法。
  2. (2)粘土がベントナイト、木節粘土、蛙目粘土、エナ
    メル・クレー、■器粘土、セリサイト粘土のうち少なく
    とも1種であることを特徴とする請求項1記載のアルミ
    ナ質焼結砥粒の製造方法。
JP2124446A 1990-05-15 1990-05-15 アルミナ質焼結砥粒の製造方法 Expired - Lifetime JPH0681832B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435348B1 (ko) * 2000-11-24 2004-06-10 레온 지도키 가부시키가이샤 반죽 상에 주름을 성형하는 방법 및 장치
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