JPH04205395A - 光学的文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、光学的文字読取装置に係り、特に帳票の多重
送り検出機構を備えた光学的文字読取装置に関する。

（従来の技術） 従来から光学的文字読取装置においては、帳票ストッカ
からの給紙ミス等で同時に複数の帳票が文字読取位置に
搬送されることによる帳票データの欠落等を防止するた
め、帳票搬送過程で帳票の透過光量を測定し、その光量
がある値以下であった場合に帳票の重なりを判断し、操
作者にその旨を知らせるといったエラー検出を行ってい
た。

ところが、このように帳票の透過光量に基づく帳票多重
送りの検出において、もし帳票上に透過光量に影響を与
えるような印刷帯（例えば、切手、塗潰ｌ−の印刷、ス
タンプ印等）が存在する場合、その部分で透過光量の著
しい低下が現れ、この結果、誤検出が発生するという問
題があった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明はこのような課題を解決するためのもので、帳票
多重送りの誤検出を防止して、帳票データの欠落防止に
寄与することのできる光学的文字読取装置の提供を目的
としている。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の光学的文字読取装置は上記した目的を達成する
ために、帳票搬送路上の所定位置で搬送中の帳票の一方
面に光を照射してその透過光量を測定する透過光量測定
手段と、この透過光量測定手段により測定された透過光
量に基づき、前記帳票の多重送□りを検出する帳票多重
送り検出手段と、この帳票多重送り検出手段による前記
帳票上の搬送方向の検出範囲を規制する検出範囲規制手
段とを具備している。

（作　用） 本発明の光学的文字読取装置では、検出範囲規制手段に
よって、帳票多重送り検出手段による帳票上の搬送方向
の検出範囲を規制するようにしたので、帳票上に、透過
光量に影響を与え得るような印刷物が存在しても、その
影響を受けること無く正確に帳票多重送りの検出を行う
ことができ、この結果、帳票データの欠落防止を有効に
図ることができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る一実施例の光学的文字読取装置の
構成を説明するためのブロック図である。

同図において、１は帳票搬送路上の所定の位置に配置さ
れた発光源（例えば発光ダイオード）からの光を、帳票
搬送路を挟んだ位置で受光してその受光量１巳応じた電
圧を得る光電変換部である。

また２は光電変換部１の出力電圧をデジタル値（多値）
に変換して出力するとともに、そのデジタル値から帳票
通過を判断して帳票検出信号を出力する透過光量測定部
である。さらに３は帳票上に例えば塗り潰しの印刷、切
手あるいは押印等、光の透過を極度に遮るような領域（
以下、これを印刷帯と呼ぶ。）が存在する場合、予めそ
の印刷帯の帳票上における位置を示す情報を外部制御装
置から受取り１．この情報に基づき帳票上の搬送方向の
帳票多重送り検出範囲を規制するためのマスク信号を生
成出力する多重送り検出範囲規制部である。また４は透
過光量測定部２より入力した帳票検出信号と多重送り検
出範囲規制部３より入力したマスク信号とから、実際に
帳票多重送り検出を行う際に利用するマスク信号を得て
、このマスク信号と透過光量測定部２より入力した透過
光量のデジタル値（多値）とから、帳票多重送りの発生
の有無を判定する帳票多重送り判定部である。

そして５は以上の各構成部を統括的に制御する全体制御
部である。

第２図は本実施例装置の動作を説明するための図である
。

同図において、Ｐは帳票、Ａは帳票Ｐ上の印刷帯、Ｓは
帳票搬送方向に沿った一透過光量測定ラインである。ま
たＢは光電変換部１で得た電圧波形であり、そのなかで
ｖＯは発光源からの光が帳票Ｐにより遮られていないと
きの電圧、■１は帳票Ｐの通過により発光源からの光の
一部が遮られているときの電圧、ｖ２は帳票Ｐ上の印刷
帯Ａにより発光源の光が遮られているときの電圧である
。

なお、ＳＬＩは透過光量測定部２で帳票通過を判定する
上での基準となる電圧、Ｓ　、Ｌ、２は帳票多重送り判
定部４で帳票多重送りを判定する上での基準となる電圧
である。またＣは帳票多重送り検出範囲規制部３より８
カされた２値のマスク信号、Ｄは透過光量測定部２より
出力された帳票検出信号、Ｅはマスク信号Ｃと帳票検出
信号りとのＡＮＤをとることによって得た、帳票多重送
り判定部４で最終的に利用されるマスク信号である。

以下にその動作を説明する。

まず外部制御装置から、帳票読取指令とともに帳票Ｐ上
における印刷帯Ａの位置を示す情報（帳票Ｐの先端から
印刷帯Ａの先端までの距ＭＬＩと印刷帯Ａの長さＬ２）
を含む帳票情報を入力し、印刷帯位置情報を多重送り検
出範囲規制部３にセットする。

この後、帳票搬送機構が起動され、帳票ストッカより取
出された帳票Ｐが透過光量測定位置に至ると、光電変換
部１において第２図のＢに示すような電圧波形が得られ
、透過光量測定部２にこれが入力される。

透過光量ｎｊ定部２は入力した電圧Ｂをデジタル値（多
値）に変換して、これを透過光量の値として帳票多重送
り判定部４に出力するとともに、そのデジタル値から帳
票通過を判断して帳票検出信号りを同様に帳票多重送り
判定部４に出力する。

一方、多重送り検出範囲規制部３は、外部制御装置より
受取った印刷帯位置情報に基づき、帳票Ｐ上の印刷帯Ａ
が透過光量測定位置に到達したタイミングでロウレベル
のマスク信号Ｃを帳票多重送り判定部４に出力し、以降
、印刷帯Ａの末端が透過光量測定位置を通過し終えるま
でこれを出力し続ける。

この間、帳票多重送り判定部４は、このマスク信号Ｃと
透過光量測定部２より入力した帳票検出信号りとのＡＮ
Ｄをとり、その結果得た最終的なマスク信号Ｅがロウレ
ベルである期間Ｔ２は、たとえ透過光量測定部２より入
力した透過光量のデジタル値を基に帳票多重送りの発生
が判定されても、その旨を全体制御部５に通知しないよ
うにする。

なお、最終的なマスク信号Ｅがハイレベルの期間Ｔ１、
Ｔ３に帳票多重送りが判定された場合は、通常の動作通
り帳票多重送り発生を全体制御部５に通知する。

この通知を受けて全体制御部５は、例えば装置全体の動
作を強制的に停止したり、帳票多重送りの発生をＣＲＴ
画面に表示する等して操作者に通知する。

かくしてこの実施例の光学的文字読取装置によれば、帳
票Ｐ上に、透過光量に影響を与え得るような印刷帯Ａが
存在しても、それによる影響を受けること無く正確に帳
票多重送りの検出を行うことができ、この結果、帳票デ
ータの欠落防止を有効に図ることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の光学的文字読取装置によれ
ば、帳票上に、透過光量に影響を与え得るような印刷物
力（存在しても、その影響を受けること無く正確に帳票
多重送りの検出を行うことができ、この結果、帳票デー
タの欠落防止を有効に図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例の光学的文字読取装置の
構成を説明するためのブロック図、第２図は第１図の光
学的文字読取装置における帳票多重送り検出の動作を説
明するための図である。 １・・・光電変換部 ２・・・透過光量測定部 ３・・・多重送り検出範囲規制部 ４・・・帳票多重送り判定部 ５・・・全体制御部 出願人　　　　　株式会社　東北 代理人　弁理士　須　山　佐　− 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 帳票搬送路上の所定位置で搬送中の帳票の一方面に光を
   照射してその透過光量を測定する透過光量測定手段と、 この透過光量測定手段により測定された透過光量に基づ
   き、前記帳票の多重送りを検出する帳票多重送り検出手
   段と、 この帳票多重送り検出手段による前記帳票上の搬送方向
   の検出範囲を規制する検出範囲規制手段とを具備するこ
   とを特徴とする光学的文字読取装置。