JP2016069025A - 紙器カートン員数カウントマーキング装置およびマーキング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一定枚数で員数仕分けを行う際、目印付けを行う機能に関して、生産・ライン速度の変更が発生した場合でも、境目の1枚の前後に搬送されるカートンの整列を乱すことなく、正確に目印付けを行うことが出来るカートン員数カウントマーキング装置を提供する。【解決手段】紙器製造ライン上の位置情報を正確に捉えるための搬送量測定装置100と、搬送されるカートンの高さを連続的に検出するカートン段差測定装置102と、重なり合って搬送されるカートンの一枚に対して、搬送速度に合わせた追従動作を行いながら目印付けを行うマーキング装置300と、カートンを搬送するための搬送コンベア103と、前記搬送量測定装置と前記カートン段差測定装置から受け取る情報に基づいて重なり合って搬送されるカートンの中からマーキングすべきカートンを選択し、追従速度とマーキング動作を制御する員数カウント装置200と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図2
Description
本発明は、紙器の製函工程の紙器カートン員数カウント装置に関する。
現在まで、紙器生産工場の製函ラインにおいて、サック貼り装置等によって折り畳まれ糊付けされたカートンが搬送されてくる生産ライン上において、オペレータが員数管理するための目印付けを行う方法がいくつか用いられており、特にバッティング方式、テープインサータ方式、ウェット(水スプレー)方式と呼ばれるものが代表的に用いられている。
前記員数管理するための目印付けを行う方法について図1を用いて説明する。図1は、従来の員数管理方法であるバッティング方式の目印付け方法の装置を上面から見た構成例を示す概略図である。前記員数管理するための目印付けは、サック貼り装置おいて糊付けされたカートン010が、糊付け部分の加圧と圧着を行う圧着コンベア014に挿入される直前で実施されている員数管理方法である。
カートン010が折り畳まれ高速で1枚ずつ分離して搬送されている箇所011において、光電センサ012を利用して員数をカウントし、設定した員数までカウント数が到達するごとに、前記バッティング方式では到達した1枚を搬送方向に対して垂直に、カートン010の流れてくる側面に向けてバッティング用エアシリンダ013を押込み、その動作によって1枚のカートンを前後のカートン010から搬送方向に対する垂直方向へ飛び出させるように押し出す目印付けの方法である。
また、前記テープインサータ方式は、バッティングによる搬送方向に対する垂直方向への押し出しではなく、員数に到達した1枚のカートンの直後に短冊状の紙を挿入して目印とする方式であり、前記ウェット(水スプレー)方式は員数に到達した1枚に対して微量の水をスプレーによってかけることで、後工程でズレを発生させる方式である。
前記員数管理するための目印付けを行う方法によって、目印が付けられた状態で、圧着コンベア014へと搬送され、搬送速度を大きく低下させ、刺身状015と呼ばれる連続的に重なり合わさる状態で圧着コンベア014内に挿入される。ここで付けられた目印を利用して、オペレータが手作業で1束のカートンを分離し、検品と箱詰めを実施する。
前記バッティング方式によって圧着コンベア014に挿入された1枚のカートンが飛び出した状態で、刺身状になったカートン010が圧着コンベア加圧部分016で上部から加圧されることによって、飛び出したカートン018に押し付けられるように重なっている1枚のカートンの表面に、飛び出したカートン018の端部が接触した状態で圧力がかかるため、圧着コンベア014から出た箇所017でカートン表面に飛び出したカートンの端部の形で加圧痕が発生し、該加圧痕が深刻な場合は不良ともなりえる。
また、前記テープインサータ方式で付けられた目印は、加圧痕は発生しないが短冊状の紙が製品に混入して異物混入となる場合があり、ウェット(水スプレー)方式によって付けた目印は、カートン表面が水に濡れることによって不良が発生する場合がある。
上記の員数管理するための目印付けを利用しない員数管理する方法として刺身状になったカートンの隙間に板を挿入する機構を設けて、員数ごとに区分けを行う装置が提唱されている。(特許文献1)
しかし、この方法では、現状のオペレータが手作業で梱包作業を行っている生産ラインに搭載するには大規模な改造が必要となってしまうため、改善のためのコストとしては装置価格が高く実現が難しい。
しかし、この方法では、現状のオペレータが手作業で梱包作業を行っている生産ラインに搭載するには大規模な改造が必要となってしまうため、改善のためのコストとしては装置価格が高く実現が難しい。
前記加圧痕、異物混入、水に濡れることによる不良を発生させない対策として、前記員数管理方法である、バッティング方式やテープインサータ方式、ウェット(水スプレー)方式を使用せず、改善コストを最小限に抑えつつも、対策を施すための方法として、圧着コンベア出口017以降で員数をカウントし、前記員数管理方法とは異なる目印付けを実施するのが望ましい。
そのためには、圧着コンベア014前では目印付けを行わない刺身状で圧着を実施し、圧着が終了した後に刺身状で搬送されているカートンの員数をカウントし、設定した員数に到達したカートン010に対して目印を付ける必要がある。
前記刺身状になっている対象をカウントする方法として、刺身状になった紙束(札束)の表面をフォトセンサーで測定し一定の高さを境として判定し、カウントする方法が提唱されている(特許文献2)。
しかし、この方法は刺身状となっている段差ごとの高さが大きく、安定するよう整列させて数をカウントする方法である。本発明が対象としている、紙器カートンは一つ一つが薄い、かつ刺身状カートンの高さが常に上下する不安定な状態で搬送されてくる箇所で員数カウントを行うため、前記フォトセンサーで測定し一定の高さを境として判定する方法は調整が困難であるため実現が難しい。
他にも、特許文献3では刺身状に並んだ刷本を、高低差を付けたコンベアで高い位置にある上流側のコンベアから低い位置にあるコンベアに乗り移るように搬送することで、刷本が順次落下し分離される状態を作り出し、分離しているところをセンサで検出することでカウントをする方法がある。
この方法は、現状の生産ラインに搭載しようとすると、コンベアの高さを変更する必要があり、コンベア自体の大規模な改造が必要となる。また、落下させるという不確実な要素があるため、カートン表面のすべりや、表面の状態の影響によっては、正確に分離して落下されない場合があるため実現が困難である。
上記の問題を鑑みて、本発明では紙器工場のサック貼り工程において、一定枚数で員数仕分けを行う際、目印付けによる加圧痕を発生させること無く、境目となる1枚を正確に払い出す目印付け機能を備え、従来の生産ラインへ改造を施すこと無く小さいスペースで設置可能な、オペレータの作業性を従来どおりに保った、紙器カートン員数カウントマーキング装置の提供をすることにある。また、目印付けを行う機能に関して、生産・ライン速度の変更が発生した場合でも、境目の1枚の前後に搬送されるカートンの整列を乱すことなく、正確に目印付けを行うことができる紙器カートン員数カウントマーキング装置の提供をする。
上記の課題を解決する手段として、本発明の請求項1に記載の発明は、カートン104が重なり合って連続的に搬送されてくる紙器製造ライン使用される紙器カートン員数カウントマーキング装置であって、前記紙器製造ライン上の位置情報を正確に捉えるための搬送量測定装置100と、搬送されるカートンの高さを連続的に検出するカートン段差測定装置102を、重なり合って搬送されるカートンの一枚に対して、搬送速度に合わせた追従動作を行いながら目印付けを行うマーキング装置300と、カートンを搬送するための搬送コンベア103と、前記搬送量測定装置と前記カートン段差測定装置102から受け取る情報に基づいて重なり合って搬送されるカートンの中からマーキングすべきカートンを選択し、追従速度とマーキング動作を制御する員数カウント装置200と、を備えることを特徴とする紙器カートン員数カウントマーキング装置である。
また、請求項2に記載の発明は、前記員数カウント装置200が、前記カートン段差測定装置102のアナログ出力をデジタル変換するA/Dコンバータユニット201と、前記搬送量測定装置100の出力を数値化する変換ユニット202と、前記A/Dコンバータユニット201と変換ユニット202からの情報に基づいて前記マーキング装置300を制御する制御ユニット203と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の紙器カートン員数カウントマーキング装置である。
また、請求項3に記載の発明は、前記搬送量測定装置100がその出力を位置情報に数値化するための、円周長が明らかな測定用ローラ101を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙器カートン員数カウントマーキング装置である。
また、請求項4に記載の発明は、前記マーキング装置300が、重なり合って搬送される一枚のカートン104に対して、前記搬送量測定装置100の情報から搬送速度を検出した結果を基に、制御ユニット200によって速度が自動的に設定されカートンの搬送速度と同様の速度を設定し追従動作を行う追従ユニット301を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の紙器カートン員数カウントマーキング装置である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の紙器カートン員数カウントマーキング装置を用いたマーキング方法であって、前記搬送量測定装置100が前記紙器製造ライン上の位置情報を正確に捉える工程と、前記カートン段差測定装置102がカートンの段差を測定する工程と、前記員数カウント装置200が前記搬送量測定装置100からの位置情報と前記カートン段差測定装置102の情報からカートンの数をカウントする工程と、前記カートンの数をカウントする工程で検出したカートンの数が、ある設定した数に到達した場合に、そのカートンの位置と搬送速度を前記搬送量測定装置100から検出する工程と、前記搬送速度で追従動作を行う工程と、マーキング装置300が追従する速度と搬送速度が一致した状態で、そのカートンに対して目印付けを行う工程と、を備えていることを特徴とするマーキング方法である。
本発明による紙器カートン員数カウントマーキング装置によれば、前記バッティング方式において発生する加圧痕が発生する原因である、搬送方向に対する垂直にずらされた状態で圧着コンベア014に挿入されることがなくなり、圧着コンベア014に挿入されるカートンは飛び出させることなく刺身状に整列される。そして、圧着コンベア014の出口においてカートン員数をカウントして、刺身状に搬送されるカートン104のうち1枚のカートンを一定枚数毎に追従動作を行いつつマーキング装置300によってインラインで加圧痕をつけることなく、確実にその1枚へ目印付けカートンの仕分けが可能となる。また本発明の紙器カートン員数カウントマーキング装置によれば、自動的に速度を検出・
設定し追従速度を決定することで、生産・ライン速度の上昇が発生した場合でも、目的の1枚のカートンに対して目印付けを行うことが可能である。
設定し追従速度を決定することで、生産・ライン速度の上昇が発生した場合でも、目的の1枚のカートンに対して目印付けを行うことが可能である。
以下に、本発明の実施の形態に係る紙器カートン員数カウントマーキング装置の詳細を図面に基づいて説明する。但し、図面は本発明を説明するための一例として示した模式的なものであり、装置構成、各部材の寸法や寸法の比率などはこれらに限定するものではない。
図2は本発明の紙器カートン員数カウントマーキング装置を側面から見た構成例を示す概略図である。図2に示した紙器カートン員数カウントマーキング装置は、員数カウント装置200とカートン段差測定装置102及び、製造ライン上の位置情報を正確に捉えるための搬送量測定装置100および、製造ライン上での距離を数値化するための測定用ローラ101を備え、一定数カウントしたとき一定数に達した1枚のカートン104に対して追従動作を行う追従ユニット301と目印付けを行う払い出しユニット302とを、備えるマーキング装置300を備えている。
連続的に搬送されてくる刺身状に重なり合ったカートン104の上部から、カートン段差測定装置102によってカートンの高さ情報を常に員数カウント装置200へ送り込む。また測定用ローラ101を備えた搬送量測定装置100から得られる製造ライン上の位置情報を同時に員数カウント装置200へ送り、データ処理を実施することでカートンの枚数をカウントし、カウント数が一定枚数に到達したところで、カートン段差測定装置102より下流側に備えた、マーキング装置300の追従ユニット301によってその一枚を追従し、同じ速度に到達した地点で払い出しユニット302動作することによって、対象となる一枚に対して目印付けを行う。
追従ユニット301は測定用ローラ101を備えた搬送量測定装置100から得られる製造ライン上の位置情報から一定枚数に到達した一枚のカートンの搬送速度を検出し、員数カウント装置200によって追従速度を自動的に設定し目印付けを行う。
マーキング装置の追従方式は、パルスモータやサーボモータとボールネジや台形ネジを用いた物、エアシリンダやリニアモータよる直動機構や、搬送コンベア103の駆動を利用した構造など、搬送方向および速度に沿った追従動作ができるものであればこの限りではない。
マーキング装置の追従方式は、パルスモータやサーボモータとボールネジや台形ネジを用いた物、エアシリンダやリニアモータよる直動機構や、搬送コンベア103の駆動を利用した構造など、搬送方向および速度に沿った追従動作ができるものであればこの限りではない。
払い出しユニット302の方式は、吸着パッド等を用いて装置的に接触させ搬送方向に垂直若しくは平行な方向へスライドさせるものや、エアブロー等によって非接触で飛び出させるもの、レーザーやインクなどで印をつけるものなど、下流側でオペレータが判断できる方式であればこの限りではない。
図3は本発明の紙器カートン員数カウントマーキング装置が備える員数カウント装置200のシステム構成例を示す概略図である。制御ユニット203とカートン段差測定装置102及び、該カートン段差測定装置102からのアナログ出力をデジタル変換するA/Dコンバータユニット202、ならびに製造ライン上の位置情報を正確に捉えるための搬送量測定装置100及び、該搬送量測定装置100の位置情報を数値化する変換ユニット201を備えている。また、員数カウントを任意のタイミングで開始、停止を行う操作ユニット204並びに、員数カウント結果を表示し、現在の状態を表す表示ユニット205を備えている。
連続的に搬送されてくる刺身状に重なり合ったカートン104の上部から、カートン段差測定装置102で測定したカートンの高さ情報は員数カウント装置200に送り込まれ、該カートン段差測定装置102のアナログ出力を員数カウント装置200が備えるA/Dコンバータユニット202によって数値化し制御ユニット203へ取り込むことで、高さ情報の変化パターンを監視する。そして測定用ローラ101を備えた搬送量測定装置100から得られる製造ライン上の位置情報は員数カウント装置200が備える変換ユニット201によって数値化され、カートンの高さ情報の変化パターンを監視・員数カウントを行う為に使用する。
カートン段差測定装置102が測定するカートンの高さ情報は、鮮明に得られることが望ましく、重なり合ったカートン104の高さ情報を得る測定装置としては、高さ情報を測定する超音波センサや接触紙器のセンサ、変位センサを用いる方法や、カートンの重なりを陰影で検出できる画像センサなどの方法があるが、高さを測定する変位センサを用いた場合は、重なり合ったカートンのピッチが狭い場合にも対応可能な小径スポットのレーザー変位センサを用いる方法が適している。
図4は本発明に関する、マーキング装置300の構成例を示す概略図である。払い出しユニット302は、目印付けを行うタイミングでカートンへ払い出しユニット302を接近させる昇降ユニット303及び、カートンを横に飛び出させるように払い出しユニット302を動作させるスライドユニット304及び、カートンに間接的若しくは直接的に目印付けを行うアクションユニット305を備え、該払い出しユニット302を、カートンの搬送方向に搬送コンベア103の速度と同等の速度で追従動作させる追従ユニット301を備えている。
昇降ユニット303及びスライドユニット304の方式は、エアシリンダやロータリーアクチュエータ、若しくはサーボモータやパルスモータ等とボールネジや台形ネジを用いた機構や、カムを用いた構造等、員数カウント装置200からの信号によって任意のタイミングまたは、カートンがマーキング装置の直下に到達したタイミングで搬送方向に垂直若しくは平行に動作できる機構・構造であればその限りではない。
アクションユニット305の方式は、吸着パッドやゴム状の物体を接触させた摩擦による押し出し、エアブロー等によって非接触で飛び出させるもの、レーザーやインクなどで印をつけるものなど、下流側でオペレータが判断できる方式であればこの限りではない。
本実施の形態に係る紙器カートン員数カウントマーキング装置は、紙器製造ラインの折り畳みカートンの他、斜めにずれて重なりあった刺身状と呼ばれる状態であれば、ある程度の厚みが有る板状の物や束になった紙などの員数をカウントし、目印付けを行う方法として用いることが出来る。
以下、本発明の実施例について具体的に図2、図4を使用して説明する。
本実施例においては、カートンが折り畳まれ、斜めに重なりあった状態で搬送される部分にいて、紙器カートン員数カウントマーキング装置を設置し、カートン段差測定装置102によって測定されたカートンの高さ情報と、搬送量測定装置100による一定間隔の距離情報を元に、データ処理を行いカートンの枚数をカウントする。そして、あらかじめ設定した目標枚数に達したところで、対象となる1枚のカートンに対して、追従ユニット301によって払い出しユニット302を追従させ、搬送速度と同じ速度に到達したときにカートンに対して目印付けを実行し、設定どおりの枚数で目印付けが実行されているか評価を行った。
本実施例においては、カートンが折り畳まれ、斜めに重なりあった状態で搬送される部分にいて、紙器カートン員数カウントマーキング装置を設置し、カートン段差測定装置102によって測定されたカートンの高さ情報と、搬送量測定装置100による一定間隔の距離情報を元に、データ処理を行いカートンの枚数をカウントする。そして、あらかじめ設定した目標枚数に達したところで、対象となる1枚のカートンに対して、追従ユニット301によって払い出しユニット302を追従させ、搬送速度と同じ速度に到達したときにカートンに対して目印付けを実行し、設定どおりの枚数で目印付けが実行されているか評価を行った。
評価方法は、刺身状に搬送されているカートン104に対して、カートン段差測定装置102の測定位置を通過したカートンの枚数をカウントし、目標となるカウント数を設定、その目標枚数ごとに目印付けをする事で、目印間の枚数が目標枚数となっているかについて評価を行った。
カートン段差測定装置102は、カートンの重なり部分の高さ情報を正確に捉えるために、カートンが重なりあっている重なりピッチの間隔よりも狭い範囲の測定点を持つ、レーザー変位センサを用いてカートンのカウントを行った。
搬送量測定装置100はコンベアの速度変動を考慮し、精密な位置情報を検出するためにロータリーエンコーダと、円周長が明らかな測定用ローラ101を用いた。
追従ユニット301は、搬送コンベア103の速度に対して正確な追従を行う為、速度制御が可能なサーボモータとボールネジを用いた直動機構により、斜めに重なり合った状態で搬送されるカートン104へ、払い出しユニット302を追従させ目印付けを行った。
払い出しユニット302を構成する昇降ユニット303とスライドユニット304は、動作速度が早く、制御が簡便なエアシリンダを使用し、カートンに対して目印付けを行うアクションユニット305は、吸着パッドを用いて目印付けを行った。
本実施例では、カートンに対して目標枚数ごとに正確に目印を付けることができた。
本実施の形態に係る紙器カートン員数カウントマーキング方法は、紙器製造ラインの折り畳みカートンの他、斜めにずれて重なりあった状態であれば、ある程度厚みのある板状の物や束になった紙の員数管理のための目印付け方法として用いることが出来る。
このように、本発明の紙器カートン員数カウントマーキング装置によれば、従来のバッティングによるカートンに対する加圧痕発生という不良を発生させること無く、搬送・生産速度が速くなった場合でも、設定した枚数間隔で刺身状に搬送されているカートンに対して境目となる1枚のカートンへ目印付けを行う事が可能となる。その結果、不良による廃棄ロスを削減することが可能となり、また原価を削減した生産が可能となる。
この発明は、生産工場において斜めに重なり合っている刺身状で搬送されてくる板形状の物品の員数管理に利用することが出来る。
010・・・カートン
011・・・1枚ずつ分離して搬送されている箇所
012・・・光電センサ(バッティング用カウント)
013・・・バッティング用エアシリンダ(目印付け)
014・・・圧着コンベア
015・・・刺身状に重なり合ったカートン
016・・・圧着コンベア加圧部分
017・・・圧着コンベア出口(ずれた部分に加圧痕)
018・・・飛び出したカートン
100・・・搬送量測定装置
101・・・測定用ローラ
102・・・カートン段差測定装置
103・・・搬送コンベア
104・・・刺身状に重なり合ったカートン
200・・・員数カウント装置
201・・・変換ユニット
202・・・A/Dコンバータユニット
203・・・制御ユニット
204・・・操作ユニット
205・・・表示ユニット
300・・・マーキング装置
301・・・追従ユニット
302・・・払い出しユニット
303・・・昇降ユニット
304・・・スライドユニット
305・・・アクションユニット
011・・・1枚ずつ分離して搬送されている箇所
012・・・光電センサ(バッティング用カウント)
013・・・バッティング用エアシリンダ(目印付け)
014・・・圧着コンベア
015・・・刺身状に重なり合ったカートン
016・・・圧着コンベア加圧部分
017・・・圧着コンベア出口(ずれた部分に加圧痕)
018・・・飛び出したカートン
100・・・搬送量測定装置
101・・・測定用ローラ
102・・・カートン段差測定装置
103・・・搬送コンベア
104・・・刺身状に重なり合ったカートン
200・・・員数カウント装置
201・・・変換ユニット
202・・・A/Dコンバータユニット
203・・・制御ユニット
204・・・操作ユニット
205・・・表示ユニット
300・・・マーキング装置
301・・・追従ユニット
302・・・払い出しユニット
303・・・昇降ユニット
304・・・スライドユニット
305・・・アクションユニット
Claims (5)
- カートンが重なり合って連続的に搬送されてくる紙器製造ラインで使用される紙器カートン員数カウントマーキング装置であって、
前記紙器製造ライン上の位置情報を正確に捉えるための搬送量測定装置と、
搬送されるカートンの高さを連続的に検出するカートン段差測定装置と、
重なり合って搬送されるカートンの一枚に対して、搬送速度に合わせた追従動作を行いながら目印付けを行うマーキング装置と、
カートンを搬送するための搬送コンベアと、
前記搬送量測定装置と前記カートン段差測定装置から受け取る情報に基づいて重なり合って搬送されるカートンの中からマーキングすべきカートンを選択し、追従速度とマーキング動作を制御する員数カウント装置と、
を備えることを特徴とする紙器カートン員数カウントマーキング装置。 - 前記員数カウント装置が、
前記カートン段差測定装置のアナログ出力をデジタル変換するA/Dコンバータユニットと、
前記搬送量測定装置の出力を数値化する変換ユニットと、
前記A/Dコンバータユニットと変換ユニットからの情報に基づいて前記マーキング装置を制御する制御ユニットと、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の紙器カートン員数カウントマーキング装置。 - 前記搬送量測定装置がその出力を位置情報に数値化するための、円周長が明らかな測定用ローラを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙器カートン員数カウントマーキング装置。
- 前記マーキング装置が、重なり合って搬送される一枚のカートンに対して、前記搬送量測定装置の情報から搬送速度を検出した結果を基に、制御ユニットによって速度が自動的に設定されカートンの搬送速度と同様の速度を設定し追従動作を行う追従ユニットを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の紙器カートン員数カウントマーキング装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の紙器カートン員数カウントマーキング装置を用いたマーキング方法であって、前記搬送量測定装置が前記紙器製造ライン上の位置情報を正確に捉える工程と、
前記カートン段差測定装置がカートンの段差を測定する工程と、
前記員数カウント装置が前記搬送量測定装置からの位置情報と前記カートン段差測定装置の情報からカートンの数をカウントする工程と、
前記カートンの数をカウントする工程で検出したカートンの数が、ある設定した数に到達した場合に、そのカートンの位置と搬送速度を前記搬送量測定装置から検出する工程と、前記搬送速度で追従動作を行う工程と、
マーキング装置が追従する速度と搬送速度が一致した状態で、そのカートンに対して目印付けを行う工程と、
を備えていることを特徴とするマーキング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014200680A JP2016069025A (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 紙器カートン員数カウントマーキング装置およびマーキング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=55865908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014200680A Pending JP2016069025A (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 紙器カートン員数カウントマーキング装置およびマーキング方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2016069025A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018135187A (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 株式会社日本紙工機械グループ | カートン群の境界表示装置及び境界表示方法 |
-
2014
- 2014-09-30 JP JP2014200680A patent/JP2016069025A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018135187A (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 株式会社日本紙工機械グループ | カートン群の境界表示装置及び境界表示方法 |
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