JPH0420450A - 水平型サーフェイスリールによる紙の巻取り方法 - Google Patents

水平型サーフェイスリールによる紙の巻取り方法

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JPH0420450A
JPH0420450A JP12519490A JP12519490A JPH0420450A JP H0420450 A JPH0420450 A JP H0420450A JP 12519490 A JP12519490 A JP 12519490A JP 12519490 A JP12519490 A JP 12519490A JP H0420450 A JPH0420450 A JP H0420450A
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JP
Japan
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paper
spool
winding
test
vibration
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Pending
Application number
JP12519490A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Yokota
横田 建一郎
Yasuhiko Tabata
田畑 康比古
Katsuji Takao
高尾 克二
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、紙の製造において抄造工程や加工工程の終端
で製紙や加工紙を水平型サーフエイスリルによって巻取
る際の巻取り方法に関する。 (従来技術及びその問題点) 例えば加工工程で塗被加工が施されて乾燥された塗被紙
は、該工程の末端のリールバートにおいて例えば第1図
に示すようなサーフェイスリールにより大巻取りにされ
る。このサーフェイスリールは、架台l上に軸架され回
転駆動されるリールドラム2と、このリールドラム2に
押し付けられる2木のスプール3.3とを備え、2木の
スプール3,3のうちの一方は予備として、リールドラ
ム2の中心上部に乗せた状態でプライマリ−アーム4に
より保持され、他方のスプール3は、リールドラム2の
約90”後方で架台l上に軸架されると共に、上記プラ
イマリ−アーム4と同様なセカンダリ−アーム5により
リールドラム2に押し付けられた状態に保持されていて
、このスプール3上に紙を巻取る。巻取りの大きさが所
定量になれば、紙を破って[のスプール3に巻付ける一
方、完成した巻取り、即ち大巻取り6はセカンダリ−ア
ーム5によって後方へ移動させて架台1から外す。大巻
取り6を外し終わるとセカンダリ−アーム5は原位置に
復帰し、予備のスプール3はこれを保持したプライマリ
−アーム4と共にリールドラム2の後方に回動させてセ
カンダリ−アーム5に移す。尚、各スプール3は第2図
に示すように、その両端に一体的に形成された支軸部3
aを有し、各支軸部3aに軸受3b、3b’が取付けて
あって、プライマリ−アーム4及びセカンダリ−アーム
5はそれぞれこれらの軸受3b、3b’を保持する。 そして従来、このような水平型サーフエイスリルによる
巻取り方法において、各スプール3は鋼管製または鋼管
の表面に硬質ゴムを被覆した円筒状のもので、その直径
りは主に巻取り重量、紙幅、紙層により決められる。例
えば巻取り重量1Oton、紙幅330[1mm、紙層
soom/分程度であれば、スプール3の直径は300
mmφ前後とされる。またリールドラム2としては通常
700〜1300mmφ程度の鋳鉄製円筒が使用されて
いる。 ところで、上記のような水平型サーフェイスリールによ
って紙を巻取る際にスプール3が振動を生しることがあ
り、振動した場合には、スプール3とリールドラム2と
の軸芯距離が変動する結果、巻取りの真円度が崩れて変
形すると共に、巻き硬さの不揃いからしわが発生する。 振動がより激しい場合にはリールドラム2の駆動トル゛
りが変動し、リールドラム2前で断紙したり、機械の破
損が生しる思れもあった。 この巻取り時の振動についてよく観察してみると、以下
の特徴がある。 (A)振動が発生し易い紙品質 全ての紙で振動が発生するのではなく、振動が発生し易
い紙品質としては、TAPPI No、3079に規定
しである祇及び板紙の摩擦係数試験方法によって測定さ
れた紙の表裏間の静摩擦係数が0.6以上の紙の場合に
振動が発生し易い。更に、紙の密度が大きい程振動が助
長される傾向がある。 (B)振動の発生状況 振動は上記のような紙の品質や紙層等にも依るが、特に
巻取り開始時から最大巻取りの中程変造が激しく、それ
以鋒は減衰し消滅する場合が多い。 振動発生原因については明確ではないが、サーフェイス
リールの巻取り理論から以下の様に本発明者は推測する
。 すなわち、巻取りの硬さが得られるのは剛体のドラムに
弾性体である巻取り(紙)が押し付けられて巻かれる時
剛体のドラムはその中に喰い込んだ状態となる。その変
形の結果、紙は自由円よりも短い半径で巻取られる。す
なわちニップ通過後は紙は伸ばされて張力が生し、この
張力により巻硬さが発現する。振動発生のメカニズムに
おいて剛体のドラムが巻取りに喰い込んでいる変形部分
に注目すべきである。第一の原因として、正常なニップ
に依る変形が発生するには多層に巻かれた紙がその変形
速度に応じて紙と紙との間ですべらなければならず、こ
のすべりが不均一に行われる時ニップで発生する変形も
不均一になり、その結果応力を吸収しきれずに振動が発
生する。第二の原因として、ニップ後は、変形は速やか
に復元して真円になるが、紙層間のすべりが滑らかに行
われることが必要である。すべりによる復元が、静a!
控係数が大きい故になされなかったり、その復元に時間
がかかる場合には、変形が残ったまま再度ニップ点に達
し、その結果振動が発生ずる。 以上の推測から、振動対策としては、紙層間のすべりが
滑らかに行われる名紙の静摩擦係数を下げるか、あるい
は紙層を下げる必要があり、また巻取りをサーフェイス
リールに押し付ける圧力を小さくすること、及びそれら
のIJI、!+合せが振動対策として考えられる。 しかし乍らいずれの対策も、品質、生産性等からマイナ
ス要因となり、安易に採用することができない。 ここで本発明者はスプールの振動状況を把握するために
、表−1〜表−3に示すような種々のテストを試みた。 以下これらのテストの実施条件及び結果について説明す
る。面、テスト1〜6については表−1に、テスト7〜
12については表−2に、またテスト13〜18につい
ては表−3に示す。 [テスト1] スプールは従来より使用されている(現用の)直径D2
90+am、長さ3600口の鋼管製のもの、テスト紙
は静摩擦係数が0.80〜0.82と大きい感熱下塗り
原紙で、紙幅が3300mmのものを使用し、そして紙
速を330m/分として、巻取りの巻径が400鵬φか
ら1200mmφに至るまでの間において50mm間隔
で12回振動状況を調べた。 その結果は表−1で明らかなように、巻径が450叩φ
(243回転/分)までは振動が発生し、500mmφ
(210回転/分)になると振動が減衰しはしめ、55
0帥φ(191回転/分)以上になると全く振動しなか
った。尚、この振動状況の評価は肉眼及び音によるもの
である。 〔テスト2〕 このテスト2はテスト紙を静摩擦係数が0.40〜0.
45と小さいコート紙に代えて行ったもので、他の条件
はテスト1と同一にした。この結果、静摩擦係数の小さ
い紙では巻径が小さい範囲でも振動は発生しなかった。 〔テスト3] これは、テスト1で使用した現用の290mmφ綱管製
スプール外周に肉w−10閣のゴム被覆層を形成した直
径31OIlIIIlφのゴム巻スプールを使用してテ
ストシたもので、他の条件はテスト1と同一である。こ
のテスト結果は、テスト1の場合とほとんど同様で、巻
径が450叩φ(234回転/分)までは明らかに振動
し、500m+Ilφ(210回転/分)になると減衰
し、550Mφ(191回転/分)以上では全く振動し
なかった。 (テスト4) このテスト4はテスト2で使用した紙と同し静摩擦係数
の小さい(0,40〜0.45)アート紙を用い、他の
条件はテスト3と同一で行った。結果は、テスト2と同
様に巻径が小さい範囲でも振動は発生しなかった。 〔テスト5] このテスト5は、テストlで使用した現用の290画φ
綱管製スプールに、テスト1やテスト3で使用した静摩
擦係数の可成り大きい(0,80〜0.82)コート紙
を予め巻径が600+amφとなるまで硬く均一に巻付
けておいて、これをテストスプールとして振動状況をテ
ストした。その結果、最初から最後迄振動を発生しなか
った。 [テス]−6] このテストロはテスト5とほとんど同し条件であって、
ただコート紙を巻径が700mmφ(150回転/分)
となるまで巻付けておいてこれをテストスプールとした
ものである。この結果、振動の発生は認められなかった
。 (テスト7]〜(テスト+2) テスト7〜12は、紙速を250m 7分に変えて行っ
たもので、他の条件はテスト1〜Gとそれぞれ同一とし
た。 テスト結果は表−2に示す通りであって、テスト8、テ
ス目O、テス目1及びテスト12については、表−1と
対比して明らかなようにそれぞれテスト2、テスト4、
テスト5及びテストロとほとんど同様の結果となってい
る。そしてテスト7については、巻径が400wφ(1
99回転/分)になると減衰し、450mmφ(177
回転/分)以上では振動がみられなかった。またテスト
9についても、巻径が400Mφ(199回転/分)で
わずかに振動がみられ、450叩φ(177回転/分)
以上では振動は発生しなかった。但し、発明行が推測し
た第二の振動発生原因の通り、テスト7及びテスト9の
全ての振動は表−1の紙層330m 7分の場合に較べ
て軽微であった。 〔テスl−13)〜〔テスl−18) テス目3〜18は、紙層を450n/分として行ったも
ので、他の条件はテスト1〜6とそれぞれ同とした。 テス]・結果は表−3に示す通りであり、テスト14、
テスト16、テスト17及びテスト18についてはそれ
ぞれ前回のテスト結果とほとんど同様となっている。そ
してテスト13及びテス目5については、巻径が600
叩φ(239回転/分)迄は振動していたが、650M
φ(220回転/分)になると振動が減衰し、750闘
φ(191回転/分)以上では全く振動しなかった。 尚、テスト13及びテスト15の全ての振動は紙層25
0m/分、330m/分の場合に較べて可成り大きかっ
た。 以上のようなテスト1〜18の結果をまとめると、次の
ようなことが判明された。 ■ 現用の300++mφ程度のスプールに静摩擦係数
が0.8程度と大きい紙を巻取る場合にはほとんど巻取
り開始時から振動を生しるが、同様のスプールに対し静
摩擦係数が0.4程度と小さい紙を巻取る場合には巻径
にほとんど関係なく振動を生じない。 ■ 現用のスプールに静摩擦係数の大きい紙を巻き取る
場合は、紙層か250m 7分と遅い時は巻径が400
maφ(199回転/分)位で振動が減衰するが、紙層
か330m/分、450m/分の時には巻径がそれぞれ
500口φ(210回転/分)、650飾φ(220回
転/分)位になると振動が減衰している。 ■ 紙層により振動の大きさは可成り変化する。 すなわち紙速か速くなるに従い振動は大きくなる。 ■ 現用のスプールに静摩擦係数の大きい紙を巻取る場
合、巻径が増加してスプールの回転数が小さくなるに従
い振動は小さくなり、ある一定の回転数以下になると振
動しなくなる。すなわち、紙速を330m/分したとき
のテスト1及びテスト3の結果を表−1で見ると、いず
れの場合も、スプールの回転数が210回転/分迄は振
動が確認されるが、191回転/分の時点及びそれ以降
は振動がなくなっている。また紙層250m/分でのテ
スト7及びテスト9の結果を表−2で見ると、いずれも
スプールの回転数が199回転/分迄は振動が確認され
、177回転/分の時点及びそれ以降は振動がない。更
に紙層450m 7分でのテスト13及びテスト15の
テスト結果を表−3で見ると、いずれもスプールの回転
数が205回転/分迄は振動が確認され、191回転/
分の時点及びそれ以降は振動がない。 ■ スプール外周に硬質ゴムを巻付けたゴム巻スプール
は、スプール自体の直径が現用の300mφ程度である
限り、振動発生の有無に何ら関係しない。 ■ スプール径が300ma+φ程度であっても、その
スプールとして上記■の振動が減衰を開始しあるいは振
動しなくなるようなそれぞれの紙層に対する巻径まで予
め巻付けておいて、これに紙を巻取るようにした場合に
は、振動は発生しない。 上記■の点については、振動を小さくする目的で紙層を
遅くすることは生産性を低下させ、得策ではない。また
、上記■の点については、現用スプールに予め紙を振動
を発生させない程度の巻径名誉付けておくことにより振
動を防止できるが、このような方法も安全性、操業性の
点から全く実用に供しない。 そこで本発明者は以上述べた諸事項を総合的に勘案し、
巻取り時の振動を防止する方法として、製紙の実情に合
った実用化可能な巻取り方法を案出するに至ったもので
ある。 (課題を解決するための手段) 本発明の巻取り方法は、表裏の静摩擦係数が06以上の
紙を巻取るとき、スプールの紙巻き付け開始時の直径と
して、スプールの回転数が195回転/分以下となるよ
うな直径としたことを特徴とするものである。 このような要件を満足するスプールの直径としては、お
よそ400随以上であればよいことになるが、このスプ
ールの直径を800mm以上と、あまり大きくした場合
には、i械設計」二、及び操業性の維持上困難であるば
かりでなく、ワインダー工程等の後工程で最大巻取りの
直径(最大巻径)に限度があってスプール直径を大きく
すればそれだけ紙の巻取り量が少なくなり、そのような
800m以上の直径をもつスプールでは実用化が極めて
困難となる。 (発明の効果) 本発明によれば、表裏の静摩擦係数が06以上の紙を巻
取るとき、スプールの紙巻き付け開始時の直径として、
スプールの回転数が195回転/分以下となるような直
径としたことによって、巻取り時におけるスプールの振
動を防止することができて、これにより巻取りの真円度
を適正に維持できると共に、下巻きから上巻きに至る巻
取り全体を通し巻き硬さを一様にすることができてしわ
の発生を防止できる効果がある。特に本発明方法によれ
ば、紙速、ニップ圧等のリールの設定条件に関係なくス
プールの振動が防止できるため、巻取り作業能率の向上
を図ることができると共に、製紙の実情に合った巻取り
を実施することができる。 (実施例) 次に本発明の実施例について説明する。
【実施例1】 直径550m、肉厚10.0+nmの鋼管製(中空)ス
プールを使用し、紙は紙幅が3300m++、静摩擦係
数が0.75〜0.82の感熱下塗り原紙で、米坪量が
53g/ボ、コート量が7〜8g/ボ、緊度が0.86
〜0,87g/ccの紙を使用し、そして紙速を330
#/分、ニップ圧を2.5〜4 kg/ cmとして、
巻取りの巻径が550閣φから700mcφになるまで
巻厚が2511II11増加するごとに、また巻径が8
00鵬φ、1000+nmφ及び1200mmφについ
てそれぞれ振動状況を肉眼及び音によって調べた。 その結果は表−4に示すように、紙の巻付け開始時から
スプールは全く振動しなかった。
【実施例2】 直径550圓、肉厚10.0−の鋼管製スプールを使用
し、紙は実施例1で使用したものと同じ紙を使用し、紙
層を450m/分に変更した他は実施例1と同し条件で
、振動状況を調べた。その結果、巻径が700閣φまで
は若干振動がみられたが、800mmφ以上では振動し
なかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は水平型サーフェイスリールを示す側面図、第2
図はスプールの一端部分を示す斜視図である。 2・・・リールドラム、3・・スプール、D・・・スプ
ールの直径。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  リールドラムにスプールを押し付け、リールドラムを
    回転させながらスプールに紙を巻取るようにした水平型
    サーフェイスリールによる紙の巻取り方法において、表
    裏の静摩擦係数が0.6以上の紙を巻取るとき、スプー
    ルの紙巻き付け開始時の直径として、スプールの回転数
    が195回転/分以下となるような直径としたことを特
    徴とする水平型サーフェイスリールによる紙の巻取り方
    法。
JP12519490A 1990-05-14 1990-05-14 水平型サーフェイスリールによる紙の巻取り方法 Pending JPH0420450A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014234566A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 王子ホールディングス株式会社 印刷用塗工紙および印刷用塗工紙の製造方法
EP2998646A1 (en) 2014-09-19 2016-03-23 Honda Motor Co., Ltd. Head lamp for vehicle

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JP2014234566A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 王子ホールディングス株式会社 印刷用塗工紙および印刷用塗工紙の製造方法
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