JP2994671B2 - ビーム機 - Google Patents
ビーム機Info
- Publication number
- JP2994671B2 JP2994671B2 JP1314851A JP31485189A JP2994671B2 JP 2994671 B2 JP2994671 B2 JP 2994671B2 JP 1314851 A JP1314851 A JP 1314851A JP 31485189 A JP31485189 A JP 31485189A JP 2994671 B2 JP2994671 B2 JP 2994671B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- warp
- speed
- continuously variable
- variable transmission
- wax
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
させるビーム機に関するものである。
維持した状態でビーム軸の外周に経糸を巻取るようにな
っているため、ビームへの巻き糸層の外径が大きくなる
につれてビームに巻取る経糸の走行速度が大きくなるこ
とにより、経糸と接触する接触ロールからオイル、ワッ
クス、糊等が均一に経糸に付着せず、後工程例えば織機
において経糸の切断、ケバ立ち等が発生し織物の品質を
低下させる欠点を有していた。
に無段変速機の変速比を制御し、巻始めから巻終わり迄
略均一な巻締め力で何ら不具合を発生させることなく良
好に巻付け、次工程での巻戻しを良好と成すと共に、巻
付け時のテンションの変更を簡易と成し、又接触ロール
の表面に付着されたオイル、ワックス、糊等が経糸Wに
一定量付着するため、次工程である織機において織物の
品質、作業性を向上させるビーム機を提供せんとするも
のである。
クス、糊等の付着量のバラツキ等の欠点に鑑み、ビーム
の回転数を制御し、該ビームに巻取られる経糸の走行速
度を一定とし、アフターオイリング(又はアフターワキ
シング或いはアフターサイジング)装置の接触ロールと
の接触状態を一定として経糸にオイル、ワックス、糊等
を均一に付着させることを目的とし、その要旨とする処
は、ビームをモータにて回転駆動し、該ビームに経糸を
巻き取るビーム機において、モータに無段変速機を連繋
し、ビームに巻き取る経糸の走行速度を検出する速度検
出装置と、経糸の走行速度を任意に設定する設定器と、
速度検出装置による検出値と設定器による設定値との差
が零となる様に無段変速機の変速比を制御する制御装置
を設け、一方経糸の走行経路中に、該経糸に接触する接
触ロールを有するアフターオイリング(又はアフターワ
キシング或いはアフターサイジング)装置を配設したビ
ーム機を提供して上記欠点を解消せんとしたものであ
る。
際し、速度検出器にて経糸の走行速度を検出し、その走
行速度に対応した検出値を制御装置へ入力し、該制御装
置はその検出値と可変設定値とを比較し、その差が零と
なる様に無段変速機の変速比を制御してビームの回転速
度を経糸の走行速度が設定された速度となる迄緩やかに
増速し、かかる設定速度に迄増速された後はその速度に
保持し、又はアフターオイリング(又はアフターワキシ
ング或いはアフターサイジング)装置の接触ロールの回
転により収容槽内のオイル、ワックス、糊等が接触ロー
ルの表面に均一に付着され、この付着されたオイル、ワ
ックス、糊等は接触ロールに一定速度にて接触する経糸
に一定量付着するのである。
ム2、2aを配設し、該フレーム2、2a間に連結フレーム
3、3aを横架して連結し、フレーム2、2a間の前側下部
に支持軸4を横架し、該支持軸4に一対のアーム5、5a
の下部をそれぞれ嵌合させて立設し、該アーム5、5a上
部に多数本の経糸Wを巻取るビーム6の両側を回動自在
に支持している。
すると共に、他方のアーム5aを支持軸4の軸方向へ移動
自在と成し、長さの異なるビーム6を支持可能と成して
いる。
り、該ビーム駆動装置7はフレーム2に装着する軸受8
にて回動自在に支持されると共に、適宜機構を介して軸
方向に進退自在なる回転軸9の一端にクラッチ10を装着
し、該クラッチ10にビーム6の一端を連結し、又回転軸
9の他端に伝達機構11を介してモータ12と連結してい
る。
の出力軸14にスプロケット15を装着すると共に、回転軸
9の他端に装着するスプロケット16との間にチェーン17
を巻回している。
機であり、モータ12の駆動軸19と減速機13の入力軸20と
に装着された可変ピッチプリー21、22と、これらの可変
ピッチプリー21、22間に巻回されたベルト23及び一方の
可変ピッチプリー21のピッチを変更するピッチ変更機24
によって構成されている。
ッチ変更機24により構成したものを示したが、かかる無
段変速機18として入力軸と出力軸を備えて両者間の変速
比を零の状態から徐々に増大し得るものを使用しても良
く、この場合にはビーム6の回転始動の際にビーム6を
緩やかな増速度で回転出来、これによりビーム6の回転
始動時にモータ12に加わるトルクを大幅に小さくするこ
とが出来る。
た案内ロール25、25a…であり、該案内ロール25、25a…
の軸心は上記ビーム6と平行に配設されている。
る速度検出装置であり、該速度検出装置26は上記案内ロ
ール25bの軸端に固着された被検出板27の外周に形成さ
れた被検出溝28、28a…を検出する様にフレーム2に取
付けた速度検出器29によって構成されている。
値を発信し得る様に成っている。
ず)を取付け、この反射板によって反射される信号を検
出する様にしても良い。
ロール(図示せず)を配設して検出する様にしたもので
も良く、この場合この検出ロールはドラム機(図示せ
ず)に設けても良い。
めの設定器であり、該設定器30は経糸Wの種類や番手な
どに適した走行速度に対応した可変設定値を入力し得る
様に成っている。
された検出値と設定器30によって設定された可変設定値
との差が零となるように無段変速機18の変速比を制御す
る制御装置である。
上がりを持たずに、徐々に小さい値から大きくなってビ
ーム6を緩やかに増速する様に電気的に構成されてい
る。
いはアフターサイジング)装置であり、該アフターオイ
リング装置32は接触ローラ33を案内ロール25、25aとの
間に横架し、又オイル、ワックス、糊等34を収容する収
容槽35を接触ローラ33の下方に配設すると共に、該接触
ロール33の下部側を収容槽35内に収容されるオイル、ワ
ックス、糊等34に浸漬させている。
駆動モータ36にて定速回転する様に成している。
適宜ポンプ(図示せず)により収容槽35内にオイル、ワ
ックス、糊等34を供給する様に成している。
能に装着する側板である。
と、 ビーム6に巻付けるための多数本の経糸Wをドラム機
(図示せず)から引き出して筬(図示せず)、案内ロー
ル25、25a…、接触ロール33を介してビーム6に結着
し、又設定器30の可変設定値をそのとき巻取る経糸Wの
種類に適した値に設定しして巻付準備を完了させる。
該モータ12の駆動軸19の回転により無段変速機18が駆動
軸19の回転を、小なる変速比にて減速機13の入力軸20に
伝達し、チェーン17を介して回転軸9を回転させてビー
ム6を一定方向へ回転させ、経糸Wをビーム6の外周に
巻付けるのである。
走行速度と同一速度にて回転し、速度検出器29にて経糸
Wの走行速度を検出し、その走行速度に対応した検出値
を制御装置31へ入力し、該制御装置31はその検出値と可
変設定値とを比較し、その差が零となる様に無段変速機
18の変速比を制御してビーム6の回転速度を経糸Wの走
行速度が設定された速度となる迄緩やかに増速し、かか
る設定速度に迄増速された後はその速度に保持されるの
である。
り収容槽35内のオイル、ワックス、糊等34が接触ロール
33の表面に均一に付着され、この付着されたオイル、ワ
ックス、糊等34は接触ロール33に一定速度にて接触する
経糸Wに一定量付着するのである。
し、該ビーム6に経糸Wを巻き取るビーム機において、
モータ12に無段変速機18を連繋し、ビーム6に巻き取る
経糸Wの走行速度を検出する速度検出速度26と、経糸W
の走行速度を任意に設定する設定器30と、速度検出装置
26による検出値と設定器30による設定値との差が零とな
る様に無段変速機18の変速比を制御する制御装置31を設
けたので、経糸Wの巻付けが順次進行していくと糸層の
外径が第6図に仮想線で示すように大きくなるも、経糸
Wの走行速度が常に設定速度に保持される様に無段変速
機18の変速比を制御しているため、ビーム6に巻付けら
れる経糸Wの糸張力は巻始の時と略同じ大きさに維持さ
れ、経糸Wは巻始めから巻終わり迄略均一な巻締め力で
巻付けられ、従ってビーム6の外周に巻付けるビーム6
の巻層の外径が大きい場合でも、ビーム6の外周に菊の
輪現象を起こすことなく良好に巻付けることが出来、次
工程でのビーム6からの経糸Wを巻戻しを良好に行うこ
とが出来、又経糸Wの材質や太さの違いによってその経
糸W巻付け時のテンションの大きさの変更も設定器30の
変更によって行える。
接触ロール33を有するアフターオイリング(又はアフタ
ーワキシング或いはアフターサイジング)装置32を配設
したので、接触ロール33の回転によりオイル、ワック
ス、糊等34が接触ロール33の表面に均一に付着され、こ
の付着されたオイル、ワックス、糊等34は接触ロール33
に上記の無段変速機18、制御装置31にて制御する一定速
度にて接触する経糸Wに一定量付着するため、次工程で
ある織機において経糸の切断、ケバ立ち等の発生を防止
して織物の品質が向上されると共に、経糸Wのさばき等
も容易となり作業性をも向上させることが出来る等その
実用的効果甚だ大なるものである。
図は同上一部切欠正面図、第3図は第2図のA−A断面
図、第4図は第3図の要部拡大図、第5図は第4図のB
−B断面図、第6図は経糸の巻始め状態と巻終わり状態
を示す説明図である。 6ビーム、12モータ、18無段変速機 26速度検出装置、30設定器、31制御装置 33接触ロール、32アフターオイリング装置
Claims (1)
- 【請求項1】ビームをモータにて回転駆動し、該ビーム
に経糸を巻き取るビーム機において、 モータに無段変速機を連繋し、ビームに巻き取る経糸の
走行速度を検出する速度検出装置と、経糸の走行速度を
任意に設定する設定器と、速度検出装置による検出値と
設定器による設定値との差が零となる様に無段変速機の
変速比を制御する制御装置を設け、一方経糸の走行経路
中に、該経糸に接触する接触ロールを有するアフターオ
イリング装置、アフターワキシング装置又はアフターサ
イジング装置を配設し、 接触ロールでオイル、ワックス、糊等を経糸に均一に付
着させるために、経糸の走行速度を設定速度に制御する
様にしたことを特徴とするビーム機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1314851A JP2994671B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | ビーム機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1314851A JP2994671B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | ビーム機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03180534A JPH03180534A (ja) | 1991-08-06 |
JP2994671B2 true JP2994671B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=18058376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1314851A Expired - Lifetime JP2994671B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | ビーム機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2994671B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102242436B (zh) * | 2011-04-20 | 2013-10-09 | 绍兴县群方机械有限公司 | 分条整经机多档变速齿轮箱 |
-
1989
- 1989-12-04 JP JP1314851A patent/JP2994671B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03180534A (ja) | 1991-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5671895A (en) | System and method for controlling the speed and tension of an unwinding running web | |
CZ289828B6 (cs) | Způsob předběľného protahování filmu a stroj pro předběľné protahování filmu | |
JPH0274645A (ja) | 炭素繊維織物の製織におけるよこ糸供給方法 | |
KR960010191A (ko) | 와이어 쏘 | |
JP2994671B2 (ja) | ビーム機 | |
JPH1181054A (ja) | 多重撚糸機 | |
JP2000026021A (ja) | 綾巻きボビンを作製する繊維機械の作動方法 | |
JPH0963578A (ja) | 電池電極製造用張力調整機構 | |
JPH06255885A (ja) | 線状体の張力付加用ダンサーローラ装置 | |
US3804348A (en) | Regulated windup apparatus | |
US1685390A (en) | Winding and unwinding yarns or threads | |
US1366100A (en) | Tension mechanism for textile and other machines | |
JP2936948B2 (ja) | 自動ワインダのテンション制御装置 | |
JPS6052606A (ja) | 繰糸装置 | |
JP3215186B2 (ja) | 分繊糸の製造方法 | |
US3640478A (en) | Winding apparatus | |
US2250334A (en) | Strand wrapping machine | |
JPS6239004Y2 (ja) | ||
JP3707220B2 (ja) | 巻取機 | |
US3224695A (en) | Apparatus for the winding of roller-driven, cross-wound bobbins | |
JPH08397Y2 (ja) | 糸巻き装置 | |
JPH0640181Y2 (ja) | スリッターにおける原反シート巻出装置 | |
JP2001226034A (ja) | テイクアップワインダ | |
JPS5831120A (ja) | ラツプ成型機におけるラツプを形成する方法 | |
FR2725734A1 (fr) | Procede et dispositif pour renvider un fil textile en sortie d'une encolleuse industrielle, bobine de fil encollee ainsi obtenue, et utilisation de cette bobine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022 Year of fee payment: 11 |