JPH0420346A - 滅菌用酸化エチレン気化器 - Google Patents
滅菌用酸化エチレン気化器Info
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Landscapes
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
滅菌器へ酸化エチレンガスを供給するための滅菌用酸化
エチレン気化器に関する。
ク発熱体10にヒータ5′、電源6′、スイッチ7“に
よって1回の滅菌操作に要する酸化エチレンの気化に必
要な熱量を蓄熱し、液化酸化エチレンガスボンベ1から
供給する液化ガスを電磁弁2、キャピラリーチューブ3
を通して、ブロック発熱体10に巻いた螺旋管4で気化
して滅菌器9へ注入する。
階ではブロック発熱体10および液化ガス間の熱交換が
うまくいき、完全に気化された所望温度のガスが滅菌器
9へ注入されるが、しだいに蓄熱された熱量が液化ガス
に奪われ、ブロック発熱体温度が低下し、そのため気化
ガス温度が低下し、不均一になるほか、ついには液化ガ
スの一部または全部が気化されないまま滅菌器9へ注入
されてしまうという問題がある。
したり、ヒータ5°の出力を大きくすることが考えられ
るが、ブロック発熱体を大きくすると、気化器全体が大
形化し、重くなり、製作コストが高くなるほか、これを
昇温させるのに時間を要するとともに電力消費が大きく
なり、一方、ヒータ出力を大きくすると、それだけ製作
コストが高くなるとともに電力消費が増大するという問
題がある。
注入口の前に取り付けるという方法や、キャピラリーチ
ューブ3を長くすることによって流量を少なくし、熱交
換を円滑に行い、ガス溜め容器8が無くても滅菌器9へ
気化されたガスを注入できる方法も考えられる。しかし
、前者方法はガス溜め容器8を設けなければならず、そ
れだけコスト高につくとともに容器設置スペースを余分
に必要とする。また、後者方法では、気化時間が長くな
ってしまううえ、キャピラリーチューブの管径は通常1
mmであり、この中を長時間液状の酸化エチレンが停滞
していると、重合物が発生し、チューブを詰まらせるこ
とになる。
。
ンガスを供゛給するための滅菌用酸化エチレン気化器で
あって、酸化エチレン通路および電気ヒータを備えた熱
交換器と、前記酸化エチレン通路の入口に接続した自動
開閉弁と、前記熱交換器温度を測定する手段と、前記電
気ヒータへの通電開始後、前記温度測定手段により測定
される熱交換器温度が、酸化エチレンの沸点より高い予
め定めた第1の温度以上になると前記自動開閉弁を開き
、前記第1の温度より低いが、酸化エチレンの沸点より
なお高い予め定めた第2の温度以下になると前記自動開
閉弁を閉じる弁制御部とを備えたことを特徴とする滅菌
用酸化エチレン気化器を提供する。
、前記弁制御部は該気圧測定手段により測定される前記
滅菌器内気圧が予め定めた滅菌圧力以上になると前記自
動開閉弁を閉じるようにしてもよい。
ための滅菌用酸化エチレン気化器であって、酸化エチレ
ン通路および電気ヒータを備えた熱交換器と、前記酸化
エチレン通路の入口に接続した自動開閉弁と、前記熱交
換器温度を測定する手段と、前記滅菌器内の気圧を測定
する手段と、前記電気ヒータへの通電開始後、前記温度
測定手段により測定される熱交換器温度が、酸化エチレ
ンの沸点より高い予め定めた第1の温度以上になると前
記自動開閉弁を開き、前記自動開閉弁の開成による酸化
エチレンガス導入により前記滅菌器内圧が予め定めた値
上昇すると前記自動開閉弁を閉じる弁制御部とを備え、
前記滅菌器内圧の予め定めた上昇値は、前記自動開閉弁
の開成後、前記熱交換器温度が前記第1の温度より低い
が、酸化エチレンの沸点よりなお高い予め定めた第2の
温度まで降下する間の滅菌器内圧力上昇値にほぼ等しく
設定されていることを特徴とする滅菌用酸化エチレン気
化器を提供する。
り測定される圧力が予め定めた滅菌圧力以上になると前
記自動開閉弁を閉じるように構成してもよい。
ンガスボンベが接続されるとともに、熱交換器の酸化エ
チレン通路出口が滅菌器へ接続され、前記制御部による
制御のもとに次のように作動する。
レンガスを注入するにあたり、熱交換器の電気ヒータに
通電されると昇温し始め、温度測定手段により測定され
る熱交換器温度が予め定めた第1の温度以上になると、
弁制御部により自動開閉弁が開かれ、液化酸化エチレン
ガスがボンベから熱交換器通路へ流れ、ここで気化され
て、滅菌器へ流入する。
れる熱交換器温度が次第に低下し、予め定めた第2の温
度以下になると、または、滅菌器内圧がガス導入により
予め定めた値上昇すると、電気ヒータには通電したまま
弁制御部により自動開閉弁が閉じられる。これによって
再び熱交換器は昇温し、前記第1の温度以上になると、
再び自動開閉弁が開かれ、液化ガスが導入されて気化さ
れ、滅菌器へ注入される。
レンガスが供給される。
より測定される滅菌器内気圧が予め定めた滅菌圧力以上
になったときも、自動開閉弁は閉じられ、酸化エチレン
ガスの供給は停止される。
器11は本体110に蛇管14からなる酸化エチレン通
路および電気ヒータ5を付設したものである。
れることが望ましく、本例では薄いアルミ板から形成さ
れている。
この弁の入口には液化酸化エチレンガスボンベ1が配管
接続される。蛇管14の出口ば滅菌器9に付属の電磁弁
91を介して滅菌器9の入口へ配管接続される。
路には電源6および該回路を開閉するスイッチ部7が設
けられている。
クロコンピュータを含む制御部15からの指示に基づい
て作動する。
2からの温度信号(より正確には蛇管14部分の温度信
号)が入力されるとともに滅菌器9内に設けた圧力セン
サ13からの測定圧力信号が入力されるようになってい
る。
、まず、オペレータによる制御部15上の図示しない始
動スイッチ操作により、制御部15からの指示に基づき
スイッチ部7が閉じられ、それによって熱交換器11の
ヒータ5へ通電され、熱交換器11全体が昇温開始する
。なお、滅菌器付属の電磁弁91もオンされ開く。
Tが液化酸化エチレンガスを速やかに十背気化させ得る
酸化エチレン沸点より高い予め定めた第1の温度T、(
本例では70°C)以上になると、制御部15は電磁弁
2を開く。
1の蛇管14へ流入する。蛇管14へ流入した液化ガス
は該管を通過する間に速やかに気化し、酸化エチレンガ
スとなって滅菌器9へ流入する。
経過すると、しだいに熱交換器11の蓄熱量が奪われ、
該熱交換器の温度が低下する。温度センサ12によって
測定される熱交換器11の温度が、前記第1の温度T1
よりは低く、しかし酸化エチレン沸点より高く、液化ガ
スの気化をまだ十分行える予め定めた第2の温度’rz
(本例では30°C)以下になると、制御部15は、ヒ
ータ5への通電を続けさせたまま、電磁弁2を閉じ、熱
交換器11への液化ガスの流入を止める。
ンサ12により測定される熱交換器11の温度が前記第
1の温度T1以上になると、制御部15は再び電磁弁2
を開き、熱交換器11へ液化ガスを流入させ、ここで気
化して滅菌器9へ送る。
るまで同様の操作が繰り返される。この繰り返し操作か
ら滅菌圧力Pに到達するまでのガス流量Q、熱交換器温
度T、ガス温度および器内圧力の変化状態は第2図のグ
ラフに示すとおりである。
り滅菌器9内の気圧が上昇し、圧カセンザ13により測
定される圧力が予め定めた滅菌圧力P以上になると、制
御部15はこれを受けて電磁弁2を閉じ、ヒータ5への
通電を断って電磁弁91を閉じ、滅菌器9への酸化エチ
レンガスの供給を停止する。
所定の滅菌を行うことができる。
ッチ部7の開閉制御は第3図のフローチ十−トに示す通
りである。
S2で電磁弁91をオンして開き、ステップS3で熱交
換器温度Tが第1の温度18以上になるとステップs4
で電磁弁2をオンして開き、ステップS5で温度Tが第
2の温度T2以下が否かを判断する。温度TがT2以下
になるとステップS6で電磁弁2をオフして閉じ、ステ
ップs7で滅菌器内圧が滅菌圧カP以上が否かを判断し
、圧力P以上であるとステップSIO,Sllでヒータ
5をオフし、電磁弁91をオフして閉じる。
ップS8で滅菌器内圧がP以上が否かを判断し、Pより
低いとステップs5へ戻るが、P以上のときはステップ
S9で電磁弁2をオフして閉じ、そのあと、ヒータ5を
オフし、電磁弁91を閉じる。
性が悪い場合が考えられるが、次に、この点を改良した
他の実施例を説明する。
ップS5の判断を、圧力センサ13により測定される滅
菌器9内圧力が予め定めた圧力り上昇したか否かを判断
することに変更したものである。この上昇値りは、第2
図に示すように、電磁弁2が開かれ、これによって酸化
エチレンガスが滅菌器9内へ導入され始めてから、熱交
換器温度Tが前記第2の温度T2まで降下する間におけ
る滅菌器内圧力上昇値にほぼ等しくなるように、予め実
験等により求めておく。本例ではT1=70°c、T2
=30°Cとして、h=50胴Hgである。
、次の利点がある。
防止される。
る弁の開閉基準となる第1の温度および(第2の温度或
いは両温度量移行時の滅菌器内圧力上昇値)を適当に選
択決定しておくことにより、熱交換器の温度が酸化エチ
レンの気化を速やかに行える温度である間だけ液化酸化
エチレンガスを該熱交換器に通過させることができるの
で、それだけ気化器内を液化ガスが通過する時間を短く
することができ、したがって気化器内における酸化エチ
レンの重合物の発生が非常に少なくなり、配管の詰まり
が激減する。さらに、気化器における配管は従来の気化
器のようにキャピラリーチューブを含んでいないので、
それだけ重合物やボンへからの異物等による詰まりも激
減する。
ため、従来に比べ、滅菌器へ均一な温度の酸化エチレン
ガスを注入できる。
発熱体、ガス溜め容器が不要であり、また、配管が単純
に済むから、それだけ製作コストを低減することができ
るとともに、熱交換器を小形、軽量に製作できるので全
体としてスペースの節約、軽量化が可能となる。
ることができるので、ヒータ出力を格別大きくしなくて
も熱交換器を短時間で昇温させることができ、また、格
別に蓄熱する必要がなく、酸化エチレン気化のための熱
量があれば足りるので、ヒータの電力消費が少なく済む
。
よって決定されるため、ヒータ出力の加減によって多種
類の滅菌器に対応することができ、それだけ設計、製作
の標準化、コストダウン等の点で有利である。
が該手段により測定される滅菌器内気圧が予め定めた滅
菌圧力より高くなると、自動開閉弁を閉じる構成とした
ときには、滅菌器を安全に使用できるとともに所望圧力
下に確実な滅菌を行うことができる。
器へ酸化エチレンガスを供給ときの熱交換器温度、滅菌
器内圧力等の変化を示すグラフ、第3図は第1図の実施
例における制御部の動作を示すフローチ十−ト、第4図
は従来例説明図である。 11・・・熱交換器 14・・・蛇管 5・・・電気ヒータ 60・・・給電回路 7・・・スイッチ部 2.91・・・電磁開閉弁 12・・・温度センサ 13・・・圧力センサ 15・・・制御部 1・・・液化酸化エチレンガスボンベ 9・・・滅菌器 出願人 タバイエスペック株式会社 代理人 弁理士 谷 川 昌 夫 ■
Claims (4)
- (1)滅菌器へ酸化エチレンガスを供給するための滅菌
用酸化エチレン気化器であって、酸化エチレン通路およ
び電気ヒータを備えた熱交換器と、前記酸化エチレン通
路の入口に接続した自動開閉弁と、前記熱交換器温度を
測定する手段と、前記電気ヒータへの通電開始後、前記
温度測定手段により測定される熱交換器温度が、酸化エ
チレンの沸点より高い予め定めた第1の温度以上になる
と前記自動開閉弁を開き、前記第1の温度より低いが、
酸化エチレンの沸点よりなお高い予め定めた第2の温度
以下になると前記自動開閉弁を閉じる弁制御部とを備え
たことを特徴とする滅菌用酸化エチレン気化器。 - (2)前記滅菌器内の気圧測定手段を含み、前記弁制御
部は該気圧測定手段により測定される前記滅菌器内気圧
が予め定めた滅菌圧力以上になると前記自動開閉弁を閉
じる請求項1記載の滅菌用酸化エチレン気化器。 - (3)滅菌器へ酸化エチレンガスを供給するための滅菌
用酸化エチレン気化器であって、酸化エチレン通路およ
び電気ヒータを備えた熱交換器と、前記酸化エチレン通
路の入口に接続した自動開閉弁と、前記熱交換器温度を
測定する手段と、前記滅菌器内の気圧を測定する手段と
、前記電気ヒータへの通電開始後、前記温度測定手段に
より測定される熱交換器温度が、酸化エチレンの沸点よ
り高い予め定めた第1の温度以上になると前記自動開閉
弁を開き、前記自動開閉弁の開成による酸化エチレンガ
ス導入により前記滅菌器内圧が予め定めた値上昇すると
前記自動開閉弁を閉じる弁制御部とを備え、前記滅菌器
内圧の予め定めた上昇値は、前記自動開閉弁の開成後、
前記熱交換器温度が前記第1の温度より低いが、酸化エ
チレンの沸点よりなお高い予め定めた第2の温度まで降
下する間の滅菌器内圧力上昇値にほぼ等しく設定されて
いることを特徴とする滅菌用酸化エチレン気化器。 - (4)前記弁制御部は前記滅菌器内の気圧測定手段によ
り測定される前記滅菌器内気圧が予め定めた滅菌圧力以
上になると前記自動開閉弁を閉じる請求項3記載の滅菌
用酸化エチレン気化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2124509A JPH0420346A (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 滅菌用酸化エチレン気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2124509A JPH0420346A (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 滅菌用酸化エチレン気化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0420346A true JPH0420346A (ja) | 1992-01-23 |
JPH0576869B2 JPH0576869B2 (ja) | 1993-10-25 |
Family
ID=14887250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2124509A Granted JPH0420346A (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 滅菌用酸化エチレン気化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0420346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019198571A1 (ja) * | 2018-04-11 | 2019-10-17 | 株式会社デンソー | 空気吹出装置 |
JP7140425B1 (ja) * | 2021-06-30 | 2022-09-21 | 株式会社エアレックス | 除染用パスボックス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6063054A (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-11 | 株式会社三社電機製作所 | ガス滅菌器の制御方法 |
-
1990
- 1990-05-15 JP JP2124509A patent/JPH0420346A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6063054A (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-11 | 株式会社三社電機製作所 | ガス滅菌器の制御方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019198571A1 (ja) * | 2018-04-11 | 2019-10-17 | 株式会社デンソー | 空気吹出装置 |
JP7140425B1 (ja) * | 2021-06-30 | 2022-09-21 | 株式会社エアレックス | 除染用パスボックス |
WO2023276418A1 (ja) * | 2021-06-30 | 2023-01-05 | 株式会社エアレックス | 除染用パスボックス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0576869B2 (ja) | 1993-10-25 |
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