JP2002243274A - ヒートポンプ式給湯装置 - Google Patents

ヒートポンプ式給湯装置

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JP2002243274A
JP2002243274A JP2001045428A JP2001045428A JP2002243274A JP 2002243274 A JP2002243274 A JP 2002243274A JP 2001045428 A JP2001045428 A JP 2001045428A JP 2001045428 A JP2001045428 A JP 2001045428A JP 2002243274 A JP2002243274 A JP 2002243274A
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water supply
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pipe
bathtub
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JP2001045428A
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English (en)
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Masanobu Saito
正信 斉藤
Yoshinori Enya
義徳 遠谷
Kiyoshi Koyama
清 小山
Sadahiro Takizawa
禎大 滝澤
Chiaki Shikichi
千明 式地
Shigeya Ishigaki
茂弥 石垣
Hirokazu Izaki
博和 井崎
Hiroshi Mukoyama
洋 向山
Osamu Kuwabara
修 桑原
Haruhisa Yamazaki
晴久 山崎
Satoru Imai
悟 今井
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/047Water-cooled condensers

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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートポンプ式給湯装置のエネルギ効率を向
上させることができる、ヒートポンプ式給湯装置を提供
する。 【解決手段】 圧縮機16、ヒートポンプ熱交換器1
8、及び冷媒対水熱交換器27を含む、自然冷媒を用い
た冷媒回路を備え、上記冷媒対水熱交換器27で加熱さ
れた湯を給湯タンク26に貯留可能とし、この給湯タン
ク26の天部26Aに第一開閉弁91を有した天部出湯
配管40を接続し、上記給湯タンク26の天部と底部と
のほぼ中間部26Cに第二開閉弁92を有した中間部出
湯配管33を接続し、上記給湯タンクの上記中間部26
Cの湯温に応じて、上記第一、第二開閉弁91,92を
開閉制御する制御手段15Bを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒熱により水を
加熱して、湯を給湯タンクに貯溜可能としたヒートポン
プ式給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯用熱交換器が冷媒熱により水
を加熱して給湯タンクに湯を貯溜可能としたヒートポン
プ式給湯装置が提案されている。
【0003】この種のものでは、上記冷媒が二酸化炭素
を多く含有する冷媒の場合、フロン系冷媒に比べ冷媒圧
力が高いために、給湯タンクに貯溜される湯の温度が、
例えば90℃程度にまで上昇する。
【0004】一般に、ヒートポンプ式給湯装置では、給
湯タンクの天部の湯温が他に比べて高くなることから、
この天部に出湯配管を接続し、これを通じて給湯される
湯に水を混ぜて適温にした上で給湯する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、給湯タ
ンクの湯温が高い場合、給湯時にはこの湯に対し多量の
水道水を混ぜて湯温を下げる必要があり、このヒートポ
ンプ式給湯装置のエネルギ効率が低下するという問題が
ある。
【0006】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、ヒートポンプ式給湯装置のエネルギ
効率を向上させることができる、ヒートポンプ式給湯装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、圧縮機、ヒートポンプ熱
交換器、及び冷媒対水熱交換器を含む、自然冷媒を用い
た冷媒回路を備え、上記冷媒対水熱交換器で加熱された
湯を給湯タンクに貯留可能とし、この給湯タンクの天部
に第一開閉弁を有した天部出湯配管を接続し、上記給湯
タンクの天部と底部との中間部に第二開閉弁を有した中
間部出湯配管を接続し、上記給湯タンクの上記中間部の
湯温に応じて、上記第一、第二開閉弁を選択的に開閉制
御する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、上記天部出湯配管と上記中間部出湯配管と
は、第一、第二開閉弁の下流で合流し、この合流した給
湯配管に、この給湯配管からの湯と水道水とを混合して
給湯する混合制御弁を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明では、自然冷媒を用いた冷媒回路を
備えたため、フロン系冷媒を用いた冷媒回路に比べて、
給湯タンクに貯留される湯の温度は上昇する。よって、
中間部出湯配管を通じて給湯される湯温もかなり高くな
る。給湯タンクの中間部の湯温に応じて、第一、第二開
閉弁を開閉制御することにより、中間部出湯配管を通じ
て給湯される湯、或いは天部出湯配管を通じて給湯され
る湯のいずれかを選択できるため、無駄に水道水を混ぜ
る必要がなくなり、本給湯装置のエネルギ効率を向上さ
せることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0011】図1は、本発明に係るヒートポンプ式給湯
装置の一実施形態を示し、給湯タンク内の水を加熱し、
同タンク内に湯を貯溜するときの回路図である。
【0012】この図1に示すように、ヒートポンプ式給
湯装置10は、ヒートポンプユニット11、給湯ユニッ
ト12、蛇口13、浴槽14、並びに制御装置15A及
び15Bを有して構成される。
【0013】ヒートポンプユニット11は、圧縮機1
6、給湯用熱交換器(冷媒対水熱交換器)27、ヒート
ポンプ熱交換器18及びアキュムレータ17が冷媒配管
19に順次配設されて構成される。圧縮機16が冷媒を
圧縮する。また、上記給湯用熱交換器27は、圧縮機1
6から吐出された冷媒の熱により湯または水を加熱す
る。この実施形態において、冷媒は、例えば二酸化炭素
を多く含有する冷媒等の自然冷媒である。二酸化炭素を
多量に含有する冷媒の場合には、通常、フロン系冷媒に
比べ冷媒圧力が高くなる。
【0014】前記した給湯ユニット12は、給湯タンク
26及び浴槽用熱交換器(水対水熱交換器)28、並び
に蛇口給湯ライン71及び浴槽注湯ライン72等を有し
て構成される。
【0015】上記給湯タンク26は、給湯用熱交換器2
7を用いて冷媒熱により加熱された湯を貯溜するもので
ある。この給湯タンク26と給湯用熱交換器27とは、
給湯用循環ポンプ34、流量調整弁35、第1切換電磁
弁73を備えた給湯用水配管36によりループ状に連結
されて、第1切換電磁弁73の開操作時に、図1の太線
に示すように、水が循環する給湯用水循環回路Nが構成
される。
【0016】冷媒に、二酸化炭素を多く含有する冷媒を
用いた場合、上記のように、フロン系冷媒に比べ冷媒圧
力が高くなり、給湯用熱交換器27に貯留される湯の温
度は90℃程度にまで上昇する。
【0017】ヒートポンプユニット11と給湯ユニット
12間は、給湯用水配管36によりループ状に連結され
るため、従来と比較した場合、高圧の冷媒配管(例えば
冷媒配管19)は外部に露出せず、ヒートポンプ式給湯
装置の安全性を向上させることができる。
【0018】給湯タンク26の底部26Bには、減圧逆
止弁37を配設した第1水道水配管38が接続されて、
給湯タンク26内へ常に水道水が供給可能とされる。し
たがって、給湯タンク26内に常時水道水圧が作用す
る。
【0019】また、この給湯タンク26の天部26Aに
は第一開閉弁91を有した天部出湯配管40が接続さ
れ、上記給湯タンク26の天部26Aと底部26Bとの
ほぼ中間部26Cには第二開閉弁92を有した中間部出
湯配管33が接続される。これら配管40,33に接続
された第一、第二開閉弁91,92は、給湯タンク26
の中間部26Cに設置された温度センサ94によって検
知される湯温に応じ、制御装置15Bを介して選択的に
開閉制御される。
【0020】給湯用循環ポンプ34の稼働により、給湯
タンク26の底部26Bの水が給湯用熱交換器27に送
給されると、この給湯用熱交換器27は、送給された水
を、ヒートポンプユニット11の圧縮機16から吐出さ
れた冷媒ガスの熱によって加熱する。この加熱された湯
または水は、第1切換電磁弁73の開操作時に、流量調
整弁35により流量調整され、給湯タンク26の天部2
6Aへ導かれ、給湯タンク26内に上限約90℃の湯が
貯溜可能とされる。
【0021】上記圧力逃し弁39は、湯または水が過剰
に加熱されて、給湯タンク26内の圧力が過大となった
時に、この圧力を解放するものである。
【0022】上記浴槽用熱交換器28は、給湯タンク2
6内の湯を循環させて浴槽14内の湯を追い焚きする水
対水熱交換器である。給湯タンク26内の湯は、天部2
6Aから導出された循環配管101中のポンプ102の
駆動により汲み出される。この汲み出された湯は、循環
配管101を経て、浴槽用熱交換器28に導かれて、浴
槽14内の湯または水を加熱(追い焚き)した後に、第
2切換電磁弁74、及び戻り配管103を経て、給湯タ
ンク26の天部26Aと底部26Bとの中間部26Cに
接続される。
【0023】つまり、浴槽用熱交換器28は、給湯タン
ク26内の湯を導く導入水配管75と、浴槽14内の湯
または水を導く第1浴槽用水配管51との接触によっ
て、これらの導入水配管75と第1浴槽用水配管51内
とをそれぞれ流れる湯または水を熱交換可能とするよう
に構成されたものである。導入水配管75と第1浴槽用
水配管51は、浴槽用熱交換器28を構成する部分にお
いては、偏平管形状に形成されて接触面積が増大され
る。
【0024】また、浴槽用熱交換器28と浴槽14とを
連通する上記第1浴槽用水配管51は、浴槽用循環ポン
プ46、フィルタ47、水位センサ48、サーミスタ4
9及びフロースイッチ50を備える。
【0025】この第1浴槽用水配管51により、浴槽用
熱交換器28と浴槽14との間で湯または水が循環する
浴槽用水循環回路Pが構成される。
【0026】水位センサ48は、第1浴槽用水配管51
を介して浴槽14に連通していることから、この浴槽1
4内の湯または水の水位を検出する。また、サーミスタ
49は、浴槽用水循環回路Pを湯または水が循環してい
る時、その湯温を検知して、浴槽14内の湯温を間接的
に検出する。また、フロースイッチ50は、浴槽用水循
環回路Pを湯または水が循環していることを検出する。
更に、フィルタ47は、浴槽14内に配設されたフィル
タ56とともに、湯を濾過する。
【0027】浴槽14内に後述の如く注湯がなされて、
この浴槽14内に湯が張られ、この浴槽14内の湯を追
い焚きする時、循環ポンプ102及び浴槽用循環ポンプ
46が稼動される。すると、図4の太線に示すように、
給湯タンク26内の湯と、浴槽14内の湯が、共に浴槽
用熱交換器28内へ流入し、ここで熱交換し、浴槽14
内の湯が、給湯タンク26内の湯によって追い焚きされ
る。浴槽用熱交換器28で仕事をした湯は、その熱交換
により約50℃に温度低下して、水配管103を経て、
給湯タンク26の中間部26Cに流入する。
【0028】上記蛇口給湯ライン71は、図2の太線Q
に示すように、給湯配管59、混合制御弁57及びフロ
ーセンサ58を備えて構成される。給湯タンク26に
は、第1水道水配管38を介して水道水圧が作用してい
ることから、蛇口13を開くことにより、給湯タンク2
6内の湯が蛇口13へ供給可能とされる。
【0029】上記フローセンサ58は、給湯配管59内
を流れる湯量を検出する。また、混合制御弁57は、図
2の太線Rに示すように、第2水道水配管62を介して
第1水道水配管38の減圧逆止弁37下流側に接続され
る。
【0030】従って、混合制御弁57の開度制御によ
り、給湯配管59からの湯と第2水道水配管62からの
水道水とが混合されて、蛇口13から給湯される湯が約
60℃以下、例えば42℃に調整される。
【0031】上記浴槽注湯ライン72は、図3の太線S
に示すように、給湯配管59におけるフローセンサ58
下流側と、第1浴槽用水配管51における浴槽用循環ポ
ンプ46、フロースイッチ50間とを第2浴槽用水配管
68により接続することにより構成され、給湯タンク2
6内の湯を浴槽14へ注湯可能とする。この第2浴槽用
水配管68には、給湯配管59の側からフローセンサ6
4、注湯用電磁弁65、リリーフ手段66、逆止弁6
7、電磁弁54が順次配設されている。
【0032】ここで、フローセンサ64は、第2浴槽用
水配管68内を流れる湯量を検出する。また、リリーフ
手段66及び逆止弁67は、過剰に加熱された湯が第2
浴槽用水配管68内を流れたときに、その圧力を逃がす
ものである。電磁弁54は、風呂への給湯時に開かれ、
追い焚き時に閉じられる。
【0033】浴槽用循環ポンプ46を停止させた状態
で、注湯用電磁弁65,54を開操作すると、図3の太
線Sに示すように、給湯タンク26内の湯が、給湯配管
59の一部及び第2浴槽用水配管68を流れて第1浴槽
用水配管51内に至り、この第1浴槽用水配管51内で
フロースイッチ50、サーミスタ49、水位センサ48
及びフィルタ47を経て浴槽14へ注湯される。
【0034】浴槽14内に給湯タンク26から適量の湯
が注湯されたことが水位センサ48により検出された段
階で、注湯用電磁弁65,54が閉操作される。その
後、浴槽14内の湯温が適温以下に低下したことがサー
ミスタ49により検知されたときに、上記のように、浴
槽14内の湯または水が加熱(追い焚き)され、浴槽1
4内の湯が保温される。
【0035】このように、給湯タンク26から浴槽14
へ適温の湯を適量注湯し、その後所定時間、浴槽14内
の湯を適温に加熱(追い焚き)して保温動作する運転
を、浴槽自動運転と称する。
【0036】本実施形態では、自然冷媒を用いた冷媒回
路を備えたため、フロン系冷媒を用いた冷媒回路に比べ
て、給湯タンク26に貯留される湯の温度は90℃程度
にまで上昇する。これによれば、給湯タンク26内の湯
を循環させることによって、この湯温で浴槽14内の湯
を追い焚きすることができる。従って、給湯せずに風呂
を追い焚きする場合、ヒートポンプユニット11を運転
する必要がなく、エネルギ効率を向上させることができ
る。
【0037】前記制御装置15Aは、ヒートポンプユニ
ット11に設置されて、圧縮機16の運転(容量制御を
含む)及び停止を制御する。また、前記制御装置15B
は給湯ユニット12に設置されて、給湯用循環ポンプ3
4及び浴槽用循環ポンプ46の稼働または停止、第1切
換電磁弁73、第2切換電磁弁74、注湯用電磁弁65
及び54の開閉、流量調整弁35及び混合制御弁57の
開度等を制御する。この制御装置15Bは、ヒートポン
プユニット11の制御装置15Aと通信線78により接
続されて、双方向の通信が可能とされるとともに、リモ
ートコントローラ79に有線または無線状態で接続され
る。
【0038】以上のように構成されたことから、上記実
施の形態によれば、例えば、次のような効果を奏する。
【0039】冷媒熱により水を加熱して給湯タンク26
に湯を貯溜可能とする給湯用熱交換器27が、冷媒を圧
縮する圧縮機16を備えたヒートポンプユニット11内
に配置され、給湯タンク26が給湯ユニット12内に配
置され、給湯用熱交換器27により加熱された湯の熱に
よって、浴槽用熱交換器28が浴槽14内の湯または水
を加熱して保温可能とするよう構成されたことから、高
圧の冷媒が流れる冷媒配管19がヒートポンプユニット
11内にのみ配設され、ヒートポンプユニット11と給
湯ユニット12との間に配設されることがないので、こ
れら高圧の冷媒配管が外部に露出することを防止でき、
ヒートポンプ式給湯装置10の安全性を向上させること
ができる。
【0040】浴槽用熱交換器28は、給湯タンク26内
の湯を導く導入水配管75と、浴槽14内の湯または水
を導く第1浴槽用水配管51との、浴槽用熱交換器28
に対応する部分での接触により、両配管(導入水配管7
5及び第1浴槽用水配管51)内を流れる湯または水を
熱交換可能とするよう構成されたことから、風呂の追い
焚き時にヒートポンプユニット11を稼働する必要がな
く、エネルギ効率が向上する。また、両配管(導入水配
管75及び第1浴槽用水配管51)の内、一方の配管が
たとえ損傷しても、他方の配管がその影響を受けること
がない。例えば、第1浴槽用水配管51が破損しても、
この第1浴槽用水配管51内の、例えば汚染された湯ま
たは水が導入水配管75内の湯または水に混入すること
がないため、この第1浴槽用水配管51を経て給湯タン
ク26内へ汚染された湯が流入しないので、給湯タンク
26内の湯または水を常に清浄に確保できる。
【0041】自然冷媒を用いた冷媒回路を備えたため、
フロン系冷媒を用いた冷媒回路に比べて、給湯タンク2
6に貯留される湯の温度は90℃程度にまで上昇する。
これによれば、給湯タンク26のほぼ中間部26Cの湯
温も、50℃程度に維持されることが多い。そうであれ
ば、蛇口13での必要温度は42〜43℃程度が多いた
め、中間部26Cの湯をそのまま使用することが可能で
ある。
【0042】本実施形態では、給湯タンク26の天部2
6Aには第一開閉弁91を有した天部出湯配管40が接
続され、上記給湯タンク26の天部26Aと底部26B
とのほぼ中間部26Cには第二開閉弁92を有した中間
部出湯配管33が接続され、これら配管40,33に接
続された第一、第二開閉弁91,92は、給湯タンク2
6の中間部26Cに設置された温度センサ94によって
検知される湯温に応じ、制御装置15Bを介して開閉制
御される。
【0043】例えば、温度センサ94によって検知され
た湯温が、50℃程度であったとすれば、その湯温は蛇
口13での必要温度近くに到達している。この場合、第
一開閉弁91を閉じ、第二開閉弁92を開く。これによ
り、中間部26Cの湯を蛇口13から取り出すことが可
能になる。
【0044】この場合、混合制御弁57の開度制御によ
り、給湯配管59からの湯と第2水道水配管62からの
水道水とが混合されて、蛇口13から給湯される湯の温
度が、例えば42℃に調整される。混合制御弁57に
は、ステッピングモータ等を使用した電動弁が用いら
れ、混合精度が高く維持される。
【0045】中間部26Cの湯温が、例えば蛇口13で
必要とされる湯温よりも低い場合、第二開閉弁92を閉
じ、第一開閉弁91を開く。これにより、天部26Aの
湯が取り出される。この場合も、混合制御弁57の開度
制御により、給湯配管59からの湯と第2水道水配管6
2からの水道水とが混合されて、蛇口13から給湯され
る湯の温度は、例えば42℃に調整される。
【0046】本実施形態によれば、給湯タンク26内の
湯を使用する場合、給湯タンク26の中間部26Cの湯
温に応じて、第一、第二開閉弁91,92を開閉制御す
るため、例えば、蛇口13或いは浴槽14等で必要とさ
れる湯温に近い湯温を持つ湯を取り出すことができる。
そのため、エネルギの無駄が省かれて、本給湯装置10
のエネルギ効率を向上させることができる。
【0047】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0048】
【発明の効果】本発明では、自然冷媒を用いた冷媒回路
を備えたため、フロン系冷媒を用いた冷媒回路に比べ
て、給湯タンクに貯留される湯の温度は上昇する。よっ
て、中間部出湯配管を通じて給湯される湯温もかなり高
くなる。給湯タンクの中間部の湯温に応じて、第一、第
二開閉弁を開閉制御することにより、中間部出湯配管を
通じて給湯される湯、或いは天部出湯配管を通じて給湯
される湯のいずれかを選択できるため、無駄に水道水を
混ぜる必要がなくなり、本給湯装置のエネルギ効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒートポンプ式給湯装置における
一実施形態を示し、給湯タンク内の水を加熱し、同タン
ク内に湯を貯溜するときの回路図である。
【図2】図1において、蛇口へ給湯するときの回路図で
ある。
【図3】図1において、浴槽へ注湯するときの回路図で
ある。
【図4】図1において、浴槽内の湯または水を加熱(追
い焚き)して保温するときの回路図である。
【符号の説明】
10 ヒートポンプ式給湯装置 11 ヒートポンプユニット 12 給湯ユニット 13 蛇口 14 浴槽 15B 制御装置 16 圧縮機 19 冷媒配管 26 給湯タンク 26A 天部 26B 底部 26C 中間部 27 給湯用熱交換器(冷媒対水熱交換器) 28 浴槽用熱交換器(水対水熱交換器) 33 中間部出湯配管 36 給湯用水配管 40 天部出湯配管 59 合流配管 91 第一開閉弁 92 第二開閉弁 94 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠谷 義徳 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 小山 清 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 滝澤 禎大 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 式地 千明 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 石垣 茂弥 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 井崎 博和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 向山 洋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 桑原 修 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山崎 晴久 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 今井 悟 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、ヒートポンプ熱交換器、及び冷
    媒対水熱交換器を含む、自然冷媒を用いた冷媒回路を備
    え、上記冷媒対水熱交換器で加熱された湯を給湯タンク
    に貯留可能とし、この給湯タンクの天部に第一開閉弁を
    有した天部出湯配管を接続し、上記給湯タンクの天部と
    底部との中間部に第二開閉弁を有した中間部出湯配管を
    接続し、上記給湯タンクの上記中間部の湯温に応じて、
    上記第一、第二開閉弁を選択的に開閉制御する制御手段
    を備えたことを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  2. 【請求項2】 上記天部出湯配管と上記中間部出湯配管
    とは、第一、第二開閉弁の下流で合流し、この合流した
    給湯配管に、この給湯配管からの湯と水道水とを混合し
    て給湯する混合制御弁を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のヒートポンプ式給湯装置。
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