JPH0420334Y2 - - Google Patents

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JPH0420334Y2
JPH0420334Y2 JP1985203665U JP20366585U JPH0420334Y2 JP H0420334 Y2 JPH0420334 Y2 JP H0420334Y2 JP 1985203665 U JP1985203665 U JP 1985203665U JP 20366585 U JP20366585 U JP 20366585U JP H0420334 Y2 JPH0420334 Y2 JP H0420334Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は手持ち型のヘアードライヤにおい
て、吹き出し風を軸流式のフアンで生起するもの
に関する。
〔従来の技術〕
例えば本願出願人が先に提案しているヘアード
ライヤ(実開昭60−94104号公報)は、軸流式の
フアンで吹き出し風を生起するもののひとつであ
る。この種のヘアードライヤでは、プラスチツク
製の円筒状のケース内に軸流式のフアンおよびモ
ータをケースと同心状に配置し、ケース自体をフ
アンケースとして利用する構造にすることが多
い。場合によつては、第1図に示すごとく別に内
ケース1bを設け、これでフアンケースを兼ねる
こともある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように、プラスチツク成形品からなるケ
ースがフアンケースを兼ねるものでは、量産性に
優れてはいるが、例えば成形ひずみによる完成寸
法のバラツキを避けることができず、ケースの真
円度やケース内壁面の平行度などを一定以上の精
度で得ることが困難である。そのため、従来のこ
の種ヘアードライヤでは、フアンブレードの先端
軌跡とケース内壁面との間隔が、周方向で大小に
バラツキを生じやすく、この間隔不整が原因して
フアンの送風効率を一定以上の高効率にすること
が困難であつた。また、間隔不整があるため間隔
値そのものを一定以下に小さくすることができ
ず、この事も送風効率を低下させる要因のひとつ
となつていた。
更に、ケースやケース構造部材の殆どがプラス
チツク成形品で形成されている従来のヘアードラ
イヤでは、その使用時に不快なビビリ音や振動が
発生するのを避けられず、とくにフアンの駆動回
転数を増加することで吐出圧と送風効率の向上を
図る傾向にあるヘアードライヤにおいては、フア
ンの風切り音もさることながらむしろケース騒音
が問題となつていた。
〔考案の目的〕
この考案は、軸流式のフアンを備えたヘアード
ライヤにおいて、整流翼、モータ固定用筒部、吸
込グリル固定部などは量産性、成形性に優れたプ
ラスチツク材で一体に構成し、フアンの送風効率
に直接影響するフアンと対向する内壁部は成形ひ
ずみなどがなく真円度に優れた金属筒内面で構成
し、以て製品による送風効率のばらつきを無く
し、送風効率の向上を図ることを主眼とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案では、プラスチツク成形品に比べて高
い加工精度が得られる金属加工物で導風ケース1
2を形成し、その導風面13の真円度、平行度、
面精度等を向上できるものとする。また、導風ケ
ース12によつてこれを固定保持する周囲壁11
を補強することにより、少なくとも周囲壁11の
振動を抑制できるようにすることにある。
すなわち本考案は、第1図に示すごとく軸流式
のフアン7と該フアン7を回転駆動するモータ6
とが、プラスチツク製の円筒状の本体ケース1内
に配置されているヘアードライヤにおいて、本体
ケース1が、外ケース1aと、この外ケース1a
の内部に嵌装される内ケース1bとからなるこ
と、内ケース1bの内部の前側に、前記モータ6
が内嵌固定される筒部8を整流翼9を介して同心
状に一体形成してあること、フアン7の周囲を取
囲む内ケース1bの後部の周囲壁11の内面に、
フアンブレード7aの先端軌跡との間隔eを規定
する断面円形の導風面13を備えた金属製の導風
ケース12が密着状に固定されていることを要件
とする。
〔作用〕
本体ケース1は外ケース1aと内ケース1bと
からなり、この内ケース1bの内面に導風ケース
12を密着状に固定してあるので、モータ6のフ
アン7が存在する外周壁部分は三重壁構造とな
る。
導風ケース12は金属製なので、その導風面1
3は真円度、平行度および面精度などをプラスチ
ツク成形品に比べて高精度に確保できる。
内ケース1bの内部の前側に整流翼9を介して
筒部8を同心状に一体形成し、この筒部8にモー
タ6が内嵌固定されている。従つて、内ケース1
bに対してモータ6を確実に位置決めして直接に
支持できる。そのうえで、同じ内ケース1bの後
部、つまりフアン7まわりの周囲壁11の内面に
導風ケース12が固定されている。このことは、
ひとつの内ケース1b内において、モータ6のフ
アン7と導風ケース12の導風面13とを厳密な
精度で容易に位置決めできることを意味する。
〔考案の効果〕
かかる本考案によれば、本体ケース1を構成す
る内ケース1bには、内部の前側に前記筒部8を
介してモータ6を直接に支持する一方、同じ内ケ
ース1bの後部の周囲壁11の内面に導風ケース
12を密着状に固定してあるから、モータ6のフ
アン7と導風ケース12との位置関係は精密に図
れる。そのうえで金属製の導風ケース12はその
導風面13が高精度に仕上がつている。従つて、
導風ケース12の導風面13と、フアンブレード
7aの先端軌跡との間隔eは、周方向にわたつて
バラつきのない確実に均一なものに設定できる。
それに伴い、この間隔eを小さく設定することも
容易に図れる。その結果、フアン7の送風効率を
製品間のバラつきがなく常に均一なものにして安
定的に向上することができる。
しかもフアン7まわりは、本体ケース1を構成
する外ケース1aと内ケース1b、それに金属製
の導風ケース12とで三重壁構造となつているの
で、機械的強度が十二分に確保できており、外力
を受けて変形して前記間隔eに狂いが生じること
もなければ、フアン7まわりの外周壁の振動もよ
く抑えることができ、その分ケース騒音の発生を
抑制でき、静粛で使用感に優れたヘアードライヤ
が得られることになる。
〔実施例〕
第1図および第2図は本考案に係るヘアードラ
イヤの第1実施例を示している。
第1図において、これの本体ケース1は、前後
方向に長い筒形状でプラスチツク製の外ケース1
aと、この外ケース1aの内部後方に嵌装される
プラスチツク製の内ケース1bとからなり、外ケ
ース1aの前方開口端に吐出口グリル2を、後方
開口端に吸込口グリル3をそれぞれ備えていて、
本体ケース1の周面下部に折り畳み自在のグリツ
プ4を有する。内ケース1bの内部には前から順
に前方突出状のヒータ部5、モータ6および軸流
式のフアン7を配備してあり、モータ6は内ケー
ス1bの内部の前側に同心状に一体形成された筒
部8に内嵌固定され、該筒部8の外周と内ケース
1bの内周面との間に複数枚の整流翼9が放射状
に形成されている。そして、モータ6の駆動でフ
アン7が回転し、風を吸込口グリツプ3より吸込
んで整流翼9で整流しヒータブレード5で加熱し
たのち、吐出口グリツプ2より吐出する基本形態
のものである。
この考案は上記のようなヘアードライヤにおい
て、フアン7の導風構造を次のようにした点に特
徴を有する。
内ケース1bの後部、つまりフアン7の周囲を
取囲む周囲壁11に導風ケース12を固定する。
導風ケース12は帯状の鋼板(1.2mm厚)をロー
ル加工して筒状に形成され、自由状態において筒
外径が周囲壁11より大きく設定してあり、その
周長が周囲壁11の周長と同じかこれより僅かに
小さく設定してある。従つて、導風ケース12が
自由状態にあるときは周面の一部が開口してお
り、これを小径に撓み変形させて周囲壁11に嵌
め込むことにより、第2図に示すように、ごく僅
かな〓間gを残した断面円形の導風面13が形成
されるようになつている。このとき、導風ケース
12は自己の変形応力で周囲壁11に圧接して該
壁11と一体化している。
このように導風ケース12を内ケース1bに嵌
め込んで一体化することにより、その導風面13
とフアンブレード7aの先端軌跡との間隔eを、
周方向にバラツキのない状態で、しかもより小さ
な間隔値(0.5〜0.75mm)に設定することができ
る。因に、このときのフアンブレード7aの先端
軌跡直径は53mm、導風面13の直径は54.5mmであ
つて、両者の持つ許容公差によつて前記のように
間隔値に幅がある。
導風ケース12を周囲壁11に装着した状態に
おける導風ケース12の前後方向の位置決めのた
めに整流翼9が利用される。つまり、合計8個所
に設けられた2種類の整流翼9の全ての後端を、
周囲壁11寄りにおいて内ケース1bの筒軸中心
と直交する同一平面上に位置させ、これらで導風
ケース12の前端縁を受止め支持している。この
位置決め状態において、導風面13の後端縁がフ
アンブレード7aの翼先端後縁の回転軌跡平面よ
り後方に位置するよう、導風ケース12の前後長
さが設定してある。これは導風面13の後端縁位
置が前記回転軌跡平面より前方にあると、送風量
の低下や騒音が発生するなどの不具合を生じるか
らである。
第1図において、吸込口グリツプ3は皿状に形
成されており、その開口縁の周囲4個所に連出し
たT字状の係合舌片を、内ケース1bの周縁に凹
設した係合部14に抜け止め状に支持させたうえ
で、外ケース1aと内ケース1bとで挟持状に保
持固定されている。なお、図中符号16は冷風、
弱温風、強温風状態を切り換えるスイツチ、17
はそれ用のスライド操作ボタンである。
〔別実施例〕
第3図は導風ケース12の別実施例を示してい
る。これでは導風ケース12の前端開口縁に鍔部
12aを張り出して形成し、この鍔部12aが内
ケース1bの肉壁内に埋没する状態で、導風ケー
ス12全体をインサート成形により内ケース1b
と一体化する。
上記以外に、導風ケース12は金属管を輪切り
状に切断して、あるいは鋳込み成形によつて形成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
しており、第1図はヘアードライヤの一部切欠き
側面図、第2図は第1図におけるA−A線断面図
である。第3図は本考案の別実施例を示す要部の
縦断側面図である。 1……本体ケース、1b……内ケース、6……
モータ、7……フアン、7a……フアンブレー
ド、11……周囲壁、12……導風ケース、13
……導風面、e……間隔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸流式のフアン7と該フアン7を回転駆動する
    モータ6とが、プラスチツク製の円筒状の本体ケ
    ース1内に配置されているヘアードライヤにおい
    て、 本体ケース1が、外ケース1aと、この外ケー
    ス1aの内部に嵌装される内ケース1bとからな
    り、 内ケース1bの内部の前側に、前記モータ6が
    内嵌固定される筒部8を整流翼9を介して同心状
    に一体形成してあり、 フアン7の周囲を取囲む内ケース1bの後部の
    周囲壁11の内面に、フアンブレード7aの先端
    軌跡との間隔eを規定する断面円形の導風面13
    を備えた金属製の導風ケース12が密着状に固定
    されていることを特徴とするヘアードライヤ。
JP1985203665U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0420334Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985203665U JPH0420334Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JP1985203665U JPH0420334Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JPS62112506U JPS62112506U (ja) 1987-07-17
JPH0420334Y2 true JPH0420334Y2 (ja) 1992-05-11

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ID=31169207

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2547775Y2 (ja) * 1991-02-06 1997-09-17 九州日立マクセル株式会社 ヘアードライヤ

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4943508U (ja) * 1972-07-22 1974-04-17

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JPS4943508U (ja) * 1972-07-22 1974-04-17

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JPS62112506U (ja) 1987-07-17

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