JPH0420288B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0420288B2
JPH0420288B2 JP59030445A JP3044584A JPH0420288B2 JP H0420288 B2 JPH0420288 B2 JP H0420288B2 JP 59030445 A JP59030445 A JP 59030445A JP 3044584 A JP3044584 A JP 3044584A JP H0420288 B2 JPH0420288 B2 JP H0420288B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
amplitude
phase
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59030445A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59161926A (ja
Inventor
Uiriamu Watokinson Sutefuan
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS59161926A publication Critical patent/JPS59161926A/ja
Publication of JPH0420288B2 publication Critical patent/JPH0420288B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C1/00Amplitude modulation
    • H03C1/52Modulators in which carrier or one sideband is wholly or partially suppressed
    • H03C1/60Modulators in which carrier or one sideband is wholly or partially suppressed with one sideband wholly or partially suppressed
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C1/00Amplitude modulation
    • H03C1/02Details
    • H03C1/06Modifications of modulator to reduce distortion, e.g. by feedback, and clearly applicable to more than one type of modulator

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポーラループ送信機、特にVHF単側
波帯(SSB)無線システム用のポーラループ送信
機に関するものである。
300Hz〜3.3KHzの代表的なオーデイオ帯域幅を
用いる単側波帯送信に対しては5KHz間隔のチヤ
ンネルを使用し、チヤンネル間に約1.5KHzのガ
ードバンドを存在させることが提案されている。
斯る狭帯域チヤンネルシステムにおいて特に重要
なことはスプリアスなチヤンネル外放射のレベル
を低減することにある。慣例のSSB送信機におい
ては隣接チヤンネル妨害の大部分は低レベル入力
信号を高レベルに再生するために設けられている
電力増幅器の非直線性により発生する相互変調積
により発生する。直線電力増幅器はRF周波数で
実現するのは極めて難しいので、直線電力増幅器
を使用するのは好適でない。
ポーラループ原理は公知であり、「I.E.E.
Confrernce on Radio Trasmitters and
Modulation Technigues」March1980、No.
1980/40、P.110の“A Radically New
Approach to SSB Transmitter Design”にお
いてPetrovic V.及びGosling W.により高電力レ
ベルの歪みのない信号を発生する手段として提案
されている。ポーラループ送信機においてはオー
デイオ入力信号を局部発振信号と平衡形ミクサで
混合し、上側波帯か下側波帯の何れか一方を側波
帯フイルタを用いて選択する。選択した側波帯信
号を第1リミツタ及び第1振幅検波器によりポー
ラ成分(位相及び振幅)に分解する。
更に、電圧制御発振器を設けて送信出力周波数
信号(搬送信号)を発生させる。この信号をバツ
フアした後に振幅変調器に供給し、その出力を
RF電力増幅器に供給し、更に低域通過フイルタ
を通し経て負荷、例えばアンテナに供給する。
ポーラループ送信機の重要な特徴は高レベル出
力を低レベル入力と比較して、誤差があるか否か
を検出し、誤差がある場合にはその誤差を用いて
振幅変調器で補正を行なうことができる点にあ
る。この比較を実施するために、低域通過フイル
タからの信号をサンプルし、混合処理して選択し
た側波帯のパイロツト周波数に下げる。この混合
処理した信号を第2リミツタ及び第2振幅検波器
によりポーラ成分(位相及び振幅)に分解する。
第1及び第2リミツタからの位相信号を位相検出
器で比較し、この位相検出器の出力を増幅及びろ
波した後に前記電圧制御発振器に供給してその位
相を入力信号の位相にロツクする。
第1及び第2振幅検出器からのエンベロープ又
は振幅信号を差動増幅器に供給し、その出力を前
記振幅変調器に制御入力電圧として供給して前記
電圧制御発振器からのRF搬送波を振幅変調する。
その制御入力電圧の直流成分の調整は、この直流
成分が正しくない場合には低電力信号が精密に高
電力信号に復元されないために臨界的である。こ
れはRFエンベロープを入力波形の零交差点にお
いてピークエンベロープ電力に対し−70dBだけ
低減する必要があるときに特に重要である。
この既知の回路の欠点は、第1及び第2振幅検
波器が整合しない場合には差動増幅器の両入力端
子に至る両信号路における非直線性により歪みを
生じ、スプリアスなチヤンネル外放射を生ずる点
にある。第1及び第2振幅検波器間のマツチング
を得る一つの方法はこれらを単一チツプ内に集積
することである。この方法は実験的に行なわれて
いる。
本発明の目的はポーラループ送信機において精
密に整合した振幅検波器の使用を避けることにあ
る。
この目的のために、本発明は、無線周波数発振
器と、該発振器の出力を受信するよう接続された
振幅変調器と、前記振幅変調器に結合された電力
増幅器と、該電力増幅器と前記振幅変調器の制御
電圧入力端子との間に結合された帰還回路とを備
えたポーラループ送信機において、前記帰還回路
は、前記電力増幅器に結合され該増幅器の出力信
号を減衰し且つ低周波数に変換した出力無線周波
数信号を取り出す手段と、低レベル入力無線周波
数信号を受信する入力端子と、前記低周波数に変
換した出力無線周波数信号と前記低レベル入力無
線周波数信号との差信号を発生する差信号発生手
段と、前記差信号を振幅復調する振幅復調手段
と、このように復調した信号を前記振幅変調器の
制御電圧入力端子に制御信号として供給する手段
とを具えたものとする。
入力信号と出力信号との差を得、これを復調後
振幅変調器の制御入力信号として用いることによ
り、整合した振幅検波器を使用する必要がなくな
ると共にスプリアス信号レベルを低レベルに維持
することができる。従つて高レベル出力信号は入
力信号の良好なコピーになる。加えて、本発明回
路は安価に入力し得る素子を用いて容易に実現す
ることができる。
本発明ポーラループ送信機の一例においては入
力信号を振幅制限する第1リミツタと、出力信号
を振幅制限する第2リミツタと、第1及び第2リ
ミツタの出力端子に結合された入力端子を有する
位相検出器とを具え、該位相検出器の出力端子か
ら電圧制御発振器に対する補正信号を発生させ
る。更に、第1リミツタの出力を振幅復調手段に
結合し、この出力を局部発振信号として作用させ
て基準信号源を別個に設ける必要がないようにす
る。
これらリミツタは本質的に位相シフトを生ずる
ので、この場合に移相手段を設けてこれら位相シ
フトを相殺する。
必要に応じ、振幅復調手段の過渡出力を除去又
は低減する手段を設けることもできる。更に、前
記過渡出力により生ずるスパイクを位相遅延を導
入することなく低減又は除去する手段を設けるこ
ともできる。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
第1図は英国特許第2117589A号明細書に開示
されているポーラループ送信機のブロツク回路図
を示す。この既知のポーラループ送信機は300Hz
〜3.3KHzの周波数帯域のオーデイオ周波数信号
入力端子10を具える。このオーデイオ周波数信
号は単側波帯発生器12に入る。この発生器は図
示の例ではオーデイオプロセツサ14を具え、こ
のプロセツサの出力端子は平衡形ミクサ16の第
1入力端子に接続され、このミクサの第2入力端
子は局部発振器18からの出力を受信する。局部
発振器18は例えば10.7MHzのできるだけ純粋な
信号を発生するものとする。平衡形ミクサ16か
らの出力は上側波帯か下側波帯の何れか一方を選
択し他方を除去する側波帯フイルタ20に供給さ
れる。
側波帯フイルタ20の出力端子には選択した側
波帯(SSB)信号をポーラ成分に分解するポーラ
分解回路22が接続される。このポーラ分解回路
22はSSB信号の振幅変化を除去するが位相情報
はそのまま保持する第1リミツタ24と、SSB信
号のエンベロープ、即ち振幅情報に対応する信号
を発生する第1振幅検波器26を具える。位相情
報は位相検波器28の第1入力端子に供給され、
振幅情報は演算増幅器で実現した差動増幅器30
の第1入力端子に供給される。
電圧制御発振器(VCO)32は送信周波数fput
の信号を発生し、この信号はバツフア34を経て
振幅変調器36の第1入力端子に供給され、この
増幅器の出力はB級又はC級RF電力増幅器38
に供給される。電力増幅器38の出力は低域通過
フイルタ40を経てアンテナ42のような出力負
荷に供給される。
コピーされる信号の位相及び振幅の誤差を低減
するために、帰還ループを設ける。このループは
出力信号の一部を取り出す減衰器44を具え、そ
の出力が周波数変換器46に供給される。周波数
変換器46は合成局部発振器50からの周波数
(fput−10.7MHz)を受信するミクサ48を具え
る。ミクサ48の出力(送信出力信号の周波数変
換再生波)はポーラ分解回路22の第2リミツタ
52及び第2振幅検波器54に供給される。第2
リミツタ52からの位相情報は位相検出器28に
第2入力として供給される。検出された位相差は
増幅器兼フイルタ56で増幅及びろ波され、その
出力が電圧制御発振器32に補正信号として供給
される。第2振幅検波器54からの振幅情報は差
動増幅器32の第2入力として供給される。両振
幅情報信号の差は振幅変調器36に制御入力電圧
として供給される。
送信機を低レベル信号に追従し得るようにする
ためには低レベル信号が零になるときに振幅変調
器36が送信出力レベルをピークエンベロープ電
力に対し著しく減少させることができる必要があ
る。この特性は変調器36の後段にB級又はC級
増幅器38を設けることにより達成することがで
きる。斯る増幅器38は入力限界レベルを有し、
このレベル以下では出力レベルが著しく小さくな
る。従つて、斯かるシステムにおいては振幅変調
器36は出力レベルをおそらく−20dBに低減す
るだけでよくなる。
第2図は変調器36とRF電力増幅器38から
成る複合変調器の制御入力電圧(CIV)対被変調
RF出力レベル(MOD RF O/P)のグラフを
示す。このグラフは急激な屈曲点或いは鋭いニー
ポイント62を有し、このことは制御入力電圧の
直流成分のセツテイングがニーポイントに対し臨
界的であることを示す。この直流成分はポテンシ
オメータ58を用いて設定するか、或いは英国特
許出願第8208912号に記載されている方法を用い
て自動的に設定する。
第3図の左側の波形はコピーすべき代表的な2
トーンSSB信号の波形を示す。この波形が正しく
コピーされた場合その出力波形は入力波形の増幅
されたものとなる。しかし、振幅変調器36への
制御入力電圧の直流バイアス成分が低すぎる場合
には第4図の左側に示すように増幅された信号は
早く零になりすぎて零RF出力レベルにおいてエ
ンベロープ間にギヤツプ64が現われる。第5図
の左側の波形は逆に制御入力電圧の直流バイアス
成分が第5図に右側に示すように高すぎる場合の
出力波形を示し、この場合には被変調RF出力電
圧はコピーすべき入力SSB信号が零レベルになつ
ても零レベルになり得ない。これがため、この制
御入力電圧の直流成分の僅かな誤差が送信機から
のスプリアス出力の著しい増大を発生する。従つ
て、ポテンシヨメータ58の精密な手動調整によ
りこの直流成分を設定することが提案されてい
る。
第1図において、振幅制御ループ60は一点鎖
線のブロツクで囲んである。この振幅制御ループ
60は負帰還があるときは1程度の低い電圧利得
を有するが、ニーポイント62(第2図)以下で
は振幅変調器36は×105の利得を有する。
ポテンシヨメータ58は差動増幅器30の出力
の直流成分がニーポイント62(第2図)に正確
に対応するよう精密に調整して振幅補正ループ6
0が第3図の左側に示す入力波形の零交差点にお
いてRF出力エンベロープを著しく低減し得るよ
うにする。
ポテンシヨメータ58により設定された直流バ
イアスが僅かに低すぎて負入力ピークがニーポイ
ント62より低い出力値を取る場合には、差動増
幅器30を経る負帰還ループは遮断され、出力電
圧は急激に低下して差動増幅器30のオプーンル
ープ利得のために負方向スパイクが発生する。振
幅制御ループ60の入出力特性の傾きはニーポイ
ント62(第2図)以下では極めて急峻であるか
ら、スパイクの振幅はポテンシヨメータ58の僅
かな調整に応じて大きく変化し、斯る負スパイク
は第4図の右側に示す制御入力電圧を第3図の右
側に示す制御入力電圧と比較するとよく識別する
ことができる。
第1図に示す既知のポーラループ送信機回路を
実現する際の実際上の困難は2個の振幅検波器2
6及び54を精密に整合させなければならない点
にある。第1図の回路において、回路が適正に動
作していて負スパイクが第3図の右側に波形に示
すように現われているときは、差動増幅器30の
入力端子A及びBの信号の振幅は振幅制御ループ
60の負帰還作用により極めて精密に等しくされ
る。ループ利得を高くするほど入力端子A及びB
間の振幅誤差は小さくなる。
第1図の回路のCからAに至る信号路とDから
Bに至る信号路が直線性である場合、これら両信
号路間の利得の差はD点のレベルが送信機の高レ
ベル出力から減衰器44により予め適当に減衰さ
れるので何ら問題にならない。
しかし、入力端子A及びBに至る信号路が非直
線性で互に等しくない場合には点C及びDの信号
間に、負帰還作用により低減し得ない誤差が発生
する。また、両信号路の非直線性が等しくてもこ
れら非直線性信号路を通る信号のレベルが同一で
ない場合には誤差が生ずる。これは点C及びDと
入力端子A及びBとの間の非直線信号路間の利得
(又は損失)の相違により生ずる。
以上の解析から点C及びDから入力端子A及び
Bに至る信号路はできるだけ厳密に同一にする必
要がある。
第6図は本発明に従つて実現したポーラループ
送信機の簡単な実施例のブロツク回路図である。
第6図において、低レベル無線周波側波帯信号
が入力端子66に供給される。この入力端子は差
回路68の第1入力端子及び第1リミツタ70に
接続される。第1リミツタ70の出力端子は第1
及び第2ミキサ72及び74にそれぞれ接続され
る。後述するように第2ミキサは振幅復調器とし
て作用する。ミキサ72及び74の出力端子はそ
れぞれVCO32及び振幅変調器36に接続され
る。
低域通過フイルタ40からの高レベル出力は減
衰器44で減衰され、ミキサ48で周波数変換さ
れた後に90°移相器76を経て差回路68の第2
入力端子に供給され、差回路68の出力端子は第
2ミキサ74に接続されると共に第2リミツタ7
8を経て第1ミキサ72に接続される。90°移相
器76はVCO32の位相ロツクループにより導
入される90°位相シフトを除去するために挿入し
てある。本例の簡単化した回路においては第1及
び第2リミツタにおいて何の位相シフトも生ぜ
ず、位相ロツクループは位相検出器の位相検出レ
ンジの中心で動作して90°の位相シフトを生ずる
ものとする。
第6図に示す回路の動作においては入力端子6
6の低レベルRF信号は差回路68において、減
衰及び位相補正された出力信号から減算される。
得られた差信号は第2ミキサ74に供給され、こ
こで他方の入力端子の振幅制限された信号が乗算
されてエンベロープ信号を発生し、この信号が振
幅変調器36に制御入力電圧として供給される。
第2ミキサ74から成る振幅変調器の非直線性は
帰還ループに含まれるので、帰還作用によりその
影響は無効にされる。
入出力信号間の位相差信号は第1ミキサ72で
導出され、VCO32に供給される。第1ミキサ
72は位相検出器(PSD)として作用する。
第7図は第1ミキサ72から成るPSD及び第
2ミキサ74から成る振幅復調器の特性曲線80
及び82を示す。位相ロツクループの直流利得が
十分に高い場合には、第7図に84で示すロツク
レンジ内の位相変化は僅かであると共に振幅復調
器をその最大利得に維持する。
第6図に示す本発明の簡単な例においては第1
及び第2リミツタ70及び78において位相シフ
トが殆んど生じないものと仮定した。しかし、実
際には位相シフトがあり、第7図につき述べた動
作条件を維持するために適当な移相回路を挿入す
る必要がある。
第1及び第2リミツタ70及び78において−
60°の位相シフトが生ずる場合の本発明の実施例
のブロツク回路を第8図に示す。第6図と比較す
ると、90°移相器76が除去され、−60°移相器8
6が入力端子66と差回路68との間に挿入され
ると共に+30°移相器88が第1リミツタ70と
第1ミクサ72の入力端子との間に挿入されてい
る。第1リミツタ70の出力端子は前例と同様に
第2ミクサ74に接続する。ループ増幅器90及
び92を第1ミクサ72とVCO32との間及び
第2ミクサ74と振幅変調器36との間にそれぞ
れ接続する。
入力端子66の信号の位相を0°の基準として取
ると、第1リミツタ70により導入される相対位
相シフトは−60°である。これがため、振幅復調
器として作用する第2ミクサ74の入力端子Rに
供給される振幅制限された入力信号は−60°の相
対位相を有する。減衰器44を経る帰還ループは
何の追加の位相シフトを導入しないため、差回路
68の入力端子Qの信号の相対位相は−60°であ
る。入力端子P及びQの信号を同相で互に減算す
るために移相器86が−60°の相対位相シフトを
導入する。従つて、斯る構成によれば入力端子
P,Q及びRの信号は同相になり、振幅復調器7
4は最大の利得と最低の位相感度を持つたものに
なる。
第2リミツタ78は−60°の相対位相シフトを
導入するため、位相検出器として作用する第1ミ
クサ72の入力端子Sの信号は−120°の相対位相
を有する。第1ミクサ72の入力端子S及びT間
に90°の位相差を維持するために+30°移相器88
により入力端子Tの相対位相が−30°にされる。
回路の動作中振幅変調器36及び増幅器38に
より導入される位相シフトは問題にならない。更
に、レベル変化により生ずる増幅器38の出力の
位相変化はループ作用により除去される。
第8図に示す回路は次の手順によりセツトアツ
プすることができる。
差回路68の入力端子Qを切る。
振幅変調された搬送波源を入力端子に接続し、
第2ミクサ74から成る振幅復調器の出力をモニ
タする。
移相器86の移相量を復調出力が最大になるよ
う調整する。この位相調整と同時に、差回路68
の入力端子Pのレベルを入力端子66の入力レベ
ルを変化させて一定に維持する必要がある。振幅
復調器の出力はその最大ピーク可能出力を越えな
いようにする必要があると共に必要に応じ復調器
の利得を低減する必要がある。
移相器88により導入する移相はループ増幅器
90の利得を低減することにより位相ロツクルー
プの利得を低減して調整する。位相検出器の出
力、即ち第1ミクサ72の出力をモニタし、入力
端子66に供給される無変調搬送波を変化させて
位相ロツクループ誤差電圧をその全ロツクレンジ
に亘つて変化させる。移相器88は振幅復調器の
直流レベル、即ち第2ミクサ74の出力が位相検
出器の出力電圧がロツクレンジの中点にあるとき
に最大になるよう調整する。この場合位相ロツク
ループの利得を規定の高値に増大させると、振幅
復調器出力が位相ロツクループの低利得時にロツ
クレンジの中心で最大になるよう調整してあるの
で振幅復調器出力は全ロツクレンジに亘つて同一
のレベルに維持されるはずである。これを第9図
に示す。第9図においては横軸は位相φを示し、
縦軸は電圧Vを示す。曲線93は低利得位相ロツ
クループの場合のロツクレンジにおける振幅復調
器の出力を示し、曲線94は低利得位相ロツクル
ープの場合のロツクレンジにおける位相ロツクル
ープ誤差電圧を示す。水平ライン95は高利得位
相ロツクループの場合のロツクレンジにおける振
幅復調器の定レベル出力し、破線垂直ライン96
は高利得位相ロツクループの場合のロツクレンジ
における位相ロツクループ誤差電圧を示す。
第8図に示す回路の実現に当つては、差回路6
8は種々の形態に実現することができ、最も簡単
な方法は第8図の入力端子P及びQの信号を乗算
器の平衡入力端子に供給することである。斯る構
成の利点の一つは、平衡ミクサ入力端子は明確に
整合するので歪みが最小になる点にある。他の利
点は、入力端子P及びQ間の絶縁分離を、特にこ
れら入力端子のインピーダンスが低く維持される
場合には各入力端子から大地へ50Ωの抵抗を付加
することにより良好にすることができる点にあ
る。
ミクサ74は、その出力が入力端子P及びQに
供給された信号間の復調した差であるため、振幅
復調器とみなすことができる。
既知の2等レベルトーンテスト(第3図参照)
の適用においては、種々の問題が2トーン信号の
零交差点において起り得る。入力レベルが零に低
下し、出力も零にする必要がある瞬時においては
位相及び振幅制御ループのループ利得が零に減少
する。帰還ループは零ループ利得では動作し得
ず、従つてループは実効的に開になる。2トーン
テストでは得られる入力は極めて短い時間零にな
るだけであるが、それにもかかわらず零点及びそ
の近傍で不確定状態が存在する。
得られた2トーンの位相は各零交差毎に反転す
る。電圧制御発振器32はこの位相反転に追従す
る必要があり、これは実際上新しい位相に再ロツ
クすることにより行なわれる。しかし、ループは
再ロツクにループ帯域幅に応じて有限の時間を必
要とする。ループ帯域幅はループ利得に依存し、
ループ利得は位相検出器の力レベルに依存する。
従つて、入力が零に低下するとループ帯域幅も
零に減少する。このループ帯域幅の減少が起る速
度は電圧制御発振器の傾き、位相検出器の傾き、
ループ増幅器の利得を増大させると共にループフ
イルタの帯域幅を増大させることにより増大させ
ることができる。
位相ロツクループは一次特性を有するものとす
る必要があるが、高周波ループ不安定を導くスプ
リアス時定数のためにループフイルタの付加が要
求される。しかし、ループ帯域幅は有限であるの
で、電圧制御発振器32は短時間の間非ロツク状
態になり、位相に感応する振幅復調器から過渡出
力を発生する。過渡出力の影響を低減し得ない場
合には、第10図に示すようにエンベロープの零
点に無線周波数の高速スパイク98が生じ、従つ
てこのスパイクの影響を低減する必要がある。
このようなスパイクの影響を低減する一つの方
法としてこれらスパイクをフイルタで除去する方
法がある。しかし、この方法は不所望な位相シフ
トを導入し零点が正確な位相反転時に生起し得な
くなる。
このような高速過渡スパイクの影響を低減する
他の方法としてこれらスパイクの振幅を制限する
方法がある。この場合には位相遅延を導入しない
が、これらスパイクを所望信号のピーク値より低
いレベルに制限することができない。
更に他の低減方法として、有限上昇率を有する
回路を用いて位相遅延を導入することなく不所望
な高速スパイクの影響を低減するたとができる。
ここで、有限上昇率回路とは、所定の周波数以下
では入力信号に追従して出力信号を発生するが所
定の周波数以上では入力信号に追従し得ず出力信
号を発生しない回路を意味する。従つて、この回
路は高速無線周波数過渡スパイクに追従できず、
これらスパイクを有効に制限する。第11図は斯
る回路の一例を示し、この回路は振幅復調器74
の出力端子と振幅変調機36の制御電圧入力端子
との間に接続される。演算増幅器100は入力端
子102に、振幅復調器(即ちミクサ74)の出
力端子からの第10図に示す信号を受信する。こ
の演算増幅器の出力端子104は抵抗108を経
て出力端子106に接続される。出力端子106
は演算増幅器100の他方の入力端子に帰還接続
されると共にコンデンサ110を経て大地に接続
される。この回路によれば、動作中、抵抗108
とコンデンサ110とから成る時定数が、端子1
06の出力が端子102の入力に追従し得る速度
を制限し、これはコンデンサ110を急速に充電
し得ないためである。端子106の出力は所定の
最大上昇率に達するまでは端子102の入力に追
従し、最大上昇率は増幅器100の出力端子10
4の出力スイングがその正又は負電源電圧により
決まる限界値に達するときに生ずる。負スパイク
は第3及び第4図につき説明した理由のために有
用であるので、負スパイクを正スパイクと一緒に
除去する場合には、高速負スパイクを高速再生す
る手段を設ける必要がある。
第6及び第8図の回路の動作において、位相シ
フトは入力レベルに応じて約±15°の範囲に亘つ
て変化する。振幅変化をともなうこの位相シフト
変化は移相回路に可変容量ダイオードを用い、こ
れらダイオードを振幅誤差制御電圧で制御するこ
とにより補正することができる。
第6図において、移相回路86及び88の移相
量の調整はいくつかの他の方法で行なうことがで
きる。更に、位相検出器に逆方向の傾きを用い、
180℃の位相シフトを導入することもできる。こ
の場合には移相器88により与えられる移相量は
反対極性で一層大きな値にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は既知のポーラループ送信機のブロツク
回路図、第2図は変調器の制御入力電圧(CIV)
対RF出力電圧(MOD RF O/P)のグラフを
示す図、第3図は2トーン入力SSB信号(左側)
と正しい直流制御入力電圧(右側)の波形を示す
図、第4図及び5図は低すぎる直流制御入力電圧
及び高すぎる直流制御入力電圧(右側)と、これ
ら電圧が振幅変調器に供給されて発生するSSB信
号の波形をそれぞれ示す図、第6図は本発明によ
るポーラループ送信機の簡単な例のブロツク回路
図、第7図は第6図の位相検出器の理解を容易に
するための特性図、第8図は本発明ポーラループ
送信機の実施例のブロツク回路図、第9図は第8
図の振幅復調器のセツトアツプの理解を容易にす
るための特性図、第10図は2トーンテスト時に
振幅復調器により発生される過渡出力を示す図、
第11図は有限立上り時間回路の回路図である。 32……電圧制御発振器、34……バツフア、
36……振幅変調器、38……電力増幅器、40
……低域通過フイルタ、42……アンテナ、44
……減衰器、48……ミクサ、50……局部発振
器、66……無線周波単側波帯信号入力端子、6
8……差回路、70……第1リミツタ、72……
第1ミクサ(位相検出器)、74……第2ミクサ
(振幅復調器)、76……移相器、78……第2リ
ミツタ、86,88……移相器、90,92……
ループ増幅器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無線周波数発振器32と、該発振器の出力を
    受信するよう接続された振幅変調器36と、前記
    振幅変調器に結合された電力増幅器38と、該電
    力増幅器と前記振幅変調器の制御電圧入力端子と
    の間に結合された帰還回路とを備えたポーラルー
    プ送信機において、前記帰還回路は、前記電力増
    幅器に結合され該増幅器の出力信号を減衰し且つ
    低周波数に変換した出力無線周波数信号を取り出
    す手段44,48,50と、低レベル入力無線周
    波数信号を受信する入力端子66と、前記低周波
    数に変換した出力無線周波数信号と前記低レベル
    入力無線周波数信号との差信号を発生する差信号
    発生手段68と、前記差信号を振幅復調する振幅
    復調手段74と、このように復調した信号を前記
    振幅変調器36の制御電圧入力端子に制御信号と
    して供給する手段とを具えたことを特徴とするポ
    ーラループ送信機。 2 特許請求の範囲1記載の送信機において、入
    力信号を振幅制限する第1リミツタと、出力信号
    を振幅制限する第2リミツタと、前記第1及び第
    2リミツタの出力端子に結合された入力端子を有
    する位相検出手段を具え、該位相検出手段の出力
    端子から前記振幅変調器に結合された電圧制御発
    振器に対する補正信号を発生するようにしたこと
    を特徴とするポーラループ送信機。 3 特許請求の範囲2記載の送信機において、前
    記第1リミツタの出力端子を前記振幅復調手段に
    結合したことを特徴とするポーラループ送信機。 4 特許請求の範囲2又は3記載の送信機におい
    て、前記第1及び第2リミツタにより導入される
    位相シフトを相殺する移相手段を具えたことを特
    徴とするポーラループ送信機。 5 特許請求の範囲4記載の送信機において、前
    記移相手段は前記差信号発生手段に至る入力信号
    の信号路内に挿入された第1移相器と、前記第1
    リミツタから前記位相検出手段の入力端子に至る
    信号路内に挿入された第2移相器を具えることを
    特徴とするポーラループ送信機。 6 特許請求の範囲1記載の送信機において、前
    記差信号発生手段は平衡入力端子を有する乗算器
    を具えることを特徴とするポーラループ送信機。 7 特許請求の範囲1〜3の何れかに記載の送信
    機において、前記振幅復調手段の過渡出力を低減
    する手段を具えたことを特徴とするポーラループ
    送信機。 8 特許請求の範囲7記載のポーラループ送信機
    において、前記過渡出力により生ずるスパイクを
    位相遅延を導入することなく低減する手段を具え
    たことを特徴とするポーラループ送信機。 9 特許請求の範囲8記載の送信機において、前
    記スパイク低減手段は有限上昇率回路を具えるこ
    とを特徴とするポーラループ送信機。
JP59030445A 1983-02-23 1984-02-22 ポ−ラル−プ送信機 Granted JPS59161926A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8304975 1983-02-23
GB08304975A GB2135546B (en) 1983-02-23 1983-02-23 Polar loop transmitter

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59161926A JPS59161926A (ja) 1984-09-12
JPH0420288B2 true JPH0420288B2 (ja) 1992-04-02

Family

ID=10538456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59030445A Granted JPS59161926A (ja) 1983-02-23 1984-02-22 ポ−ラル−プ送信機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4618999A (ja)
JP (1) JPS59161926A (ja)
CA (1) CA1230163A (ja)
GB (1) GB2135546B (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5187719A (en) * 1989-01-13 1993-02-16 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for measuring modulation accuracy
US4929906A (en) * 1989-01-23 1990-05-29 The Boeing Company Amplifier linearization using down/up conversion
GB9002789D0 (en) * 1990-02-08 1990-04-04 Marconi Co Ltd Circuit for reducing distortion produced by an r.f.power amplifier
US5021753A (en) * 1990-08-03 1991-06-04 Motorola, Inc. Splatter controlled amplifier
US5170495A (en) * 1990-10-31 1992-12-08 Northern Telecom Limited Controlling clipping in a microwave power amplifier
US5222250A (en) * 1992-04-03 1993-06-22 Cleveland John F Single sideband radio signal processing system
JPH08162983A (ja) * 1994-12-05 1996-06-21 Hitachi Ltd 無線受信機
SE506841C2 (sv) * 1996-06-28 1998-02-16 Ericsson Telefon Ab L M Anordning och förfarande för fasdistorsionskompensering
WO2000014887A1 (en) * 1998-09-09 2000-03-16 Ortel Corporation Electronic circuit for correcting cross modulation distortion
US6191653B1 (en) * 1998-11-18 2001-02-20 Ericsson Inc. Circuit and method for linearizing amplitude modulation in a power amplifier
GB2369941A (en) * 2000-12-09 2002-06-12 Roke Manor Research A polar loop amplifier arrangement with variable gain in a feedback loop
GB2374476B (en) 2001-04-12 2003-05-21 Mitel Semiconductor Ltd A polar loop transmitter
GB2380880B (en) * 2001-10-10 2004-02-11 Zarlink Semiconductor Ltd A polar loop transmitter
GB2380874B (en) * 2001-10-10 2004-02-04 Zarlink Semiconductor Ltd A polar loop transmitter
US7088968B2 (en) * 2001-12-12 2006-08-08 Intel Corporation Method and polar-loop transmitter with origin offset for zero-crossing signals
US7254195B2 (en) * 2003-08-25 2007-08-07 M/A-Com, Inc. Apparatus, methods and articles of manufacture for dynamic differential delay correction
US7805115B1 (en) * 2003-06-02 2010-09-28 Analog Devices, Inc. Variable filter systems and methods for enhanced data rate communication systems
FR2871629A1 (fr) * 2004-06-09 2005-12-16 Thomson Licensing Sa Dispositif de conversion de frequences, procede d'etalonnage dudit dispositif et systeme d'emission/reception de signaux electromagnetiques comportant un tel dispositif
US7627294B2 (en) * 2007-02-27 2009-12-01 Broadcom Corporation Radio transmitter front-end with amplitude and phase correction and methods for use therewith
US7890067B2 (en) * 2007-05-10 2011-02-15 Pine Valley Investments, Inc. Linear RF amplifier with polar feedback
SG11201807943UA (en) 2016-03-23 2018-10-30 Shell Int Research High metals content hydrolysis catalyst for catalytic reduction of sulfur in a gas stream

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50128407A (ja) * 1974-03-28 1975-10-09
JPS5492005A (en) * 1977-12-29 1979-07-20 Sanyo Electric Co Ltd Automatic modulation factor control circuit of transmitter

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3662290A (en) * 1970-08-05 1972-05-09 Collins Radio Co Automatic control for amplitude-modulated signal source
US3900823A (en) * 1973-03-28 1975-08-19 Nathan O Sokal Amplifying and processing apparatus for modulated carrier signals
US4237555A (en) * 1979-09-14 1980-12-02 International Telephone And Telegraph Corporation Automatic modulation system
GB2117589B (en) * 1982-03-26 1985-10-16 Philips Electronic Associated Polar loop transmitter

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50128407A (ja) * 1974-03-28 1975-10-09
JPS5492005A (en) * 1977-12-29 1979-07-20 Sanyo Electric Co Ltd Automatic modulation factor control circuit of transmitter

Also Published As

Publication number Publication date
US4618999A (en) 1986-10-21
JPS59161926A (ja) 1984-09-12
CA1230163A (en) 1987-12-08
GB2135546B (en) 1986-03-19
GB2135546A (en) 1984-08-30
GB8304975D0 (en) 1983-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0420288B2 (ja)
US4630315A (en) Polar loop transmitter
CA2211231C (en) Distortion compensation control for a power amplifier
US5121077A (en) Circuit for reducing distortion produced by an r.f. power amplifier
US4481672A (en) Polar loop transmitter
US7558542B2 (en) System and method for providing a transmitter for polar modulation and power amplifier linearization
US5124665A (en) Circuit for reducing distortion produced by an r.f. power amplifier
US4591800A (en) Linear power amplifier feedback improvement
US5162763A (en) Single sideband modulator for translating baseband signals to radio frequency in single stage
US4078245A (en) System for multiplexing information channels adjacent to a video spectrum
EP0103286B1 (en) Chrominance signal recording and reproducing apparatus
US4631499A (en) Phase-locked loop for a directly mixing synchronous AM-receiver
US5066922A (en) Stabilizing circuit for feedback RF amplifier
EP0991182B1 (en) Sweep pilot technique for a control system that reduces distortion produced by electrical circuits
JP3174155B2 (ja) 受信機
US5706310A (en) Wide bandwidth loop in a frequency shift keying (FSK) system
JPH0430771B2 (ja)
US4164624A (en) Demodulation circuits of FM stereophonic receivers
JPS6130347Y2 (ja)
KR20000023532A (ko) 전기 회로들에 의해 발생되는 왜곡을 감소시키는 제어시스템용 주파수 호프 파이로트 기술
US4497063A (en) FM stereo demodulator
JPH05501040A (ja) フィードバックrf増幅器のための安定化回路
JPH0310248B2 (ja)
JPS58111441A (ja) 低減搬送波単側波帯信号の送受信方式
JPS6214978B2 (ja)