JPH04202522A - 半導体封止用エポキシ系樹脂組成物 - Google Patents

半導体封止用エポキシ系樹脂組成物

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JPH04202522A
JPH04202522A JP33972690A JP33972690A JPH04202522A JP H04202522 A JPH04202522 A JP H04202522A JP 33972690 A JP33972690 A JP 33972690A JP 33972690 A JP33972690 A JP 33972690A JP H04202522 A JPH04202522 A JP H04202522A
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JP
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epoxy resin
resin composition
weight
silicon nitride
semiconductor encapsulation
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JP33972690A
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Keiji Kayaba
啓司 萱場
Shigeru Otomo
滋 大友
Masayuki Tanaka
正幸 田中
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、半田耐熱性および熱伝導性に優れる半導体封
止用エポキシ系樹脂組成物に関するものである。
〈従来の技術〉 従来より、半導体などの電子回路部品の封止は、経済性
、生産性、物性および信頼性のバランスの点から、エポ
キシ樹脂による樹脂封止が中心になっている。
一方、最近はプリント基板への部品実装においても高密
度化、自動化が進められており、従来のリードピンを基
板の穴に挿入する“挿入実装方式”に代り、基板表面に
部品を半田付けする“表面実装方式”が盛んになってき
た。それに伴い、パッケージも従来のDIPCデュアル
・インライン・パッケージ)から高密度実装、表面実装
に適した薄型のPPP (フラット・プラスチック・パ
ック−ジ)に移行しつつある。
表面実装方式への移行に伴い、従来あまり間頭にならな
かった半田付は工程が大きな問題になってきた。従来の
ピン挿入実装方式では半田付は工程はリード部が部分的
に加熱されるだけであったが、表面実装方式ではパッケ
ージ全体が熱媒に浸され加熱される。表面実装方式にお
ける半田付は方法としては半田浴浸漬、不活性ガスの飽
和蒸気による加熱(ペーパーフェイズ法)や赤外線リフ
ロー法などが用いられるが、いずれの方法でもパッケー
ジ全体が210〜270°Cの高温に加熱されることに
なる。そのため従来の封止樹脂で封止したパッケージは
、半田付は時に樹脂部分にクラックが発生し、信頼性が
低下して製品として使用できないという問題がおきる。
半田付は工程におけるクラックの発生は、後硬化してか
ら実装工程の間までに吸湿した水分が半田付は加熱時に
爆発的に水蒸気化、膨張することに起因するといわれて
おり、その対策として後硬化したパッケージを完全に乾
燥し密封した容器に収納して出荷する方法が用いちれて
いる。
封止用樹脂の改良ら種々検討されている。たとえば、ビ
フェニル骨格を有するエポキシ樹脂とゴム成分を添加す
る方法〈特開昭63−251419号公報)、ビフェニ
ル骨格を有するエポキシ樹脂と粒子径14μm以下の微
粉末粒子を添加する方法(特開平1−87616号公報
)などがあけられる。
一方、近年、半導体の高集積化、高密度実装化の進展が
著しく、半導体の発生する熱の影響が問題になってきた
。このため、樹脂封止半導体に替わってセラミックス封
止半導体の使用、樹脂封止半導体に金属板を埋め込み、
熱の放散性を向上するなどの半導体の構造上の工夫、あ
るいは半導体を実装した機器の冷却などが行われてきた
。また、封止用樹脂の熱伝導性の向上も検討されてきた
たとえば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂などに窒化ケイ素を添加す
る方法(特開昭61−221220号公報)、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂に炭化ケイ素を添加する方
法(特開昭55−25461号公報)などがあげられる
〈発明が解決しようとする課題〉 しかるに乾燥パッケージを容器に封入する方法は製造工
程および製品の取扱作業が繁雑になるうえ、製品価格が
高価になる欠点がある。
また、種々の方法で改良された樹脂も、それぞれ少しづ
つ効果をあげてきているが、ビフェニル骨格を有するエ
ポキシ樹脂とゴム成分を添加する方法(特開昭63−2
51419号公報)やビフェニル骨格を有するエポキシ
樹脂と粒子径14μm以下の微粉末粒子を添加する方法
(特開平1−87616号公報)は、SOP、QFPな
との比較的厚型のパッケージには有効であるが、vSO
P、TSOP、VQFP、TQFPなどの比較的薄型の
パッケージに対しての半田耐熱性は不十分であった。 
一方、半導体の熱の放散性を向上するために行われてき
た種々の手法も効果はあるものの、高価で生産性の低い
セラミックスパッケージを使ったり、半導体の組み立て
工程が繁雑になったり−II器の冷1fJ装置が必要で
あるなどの閉頭があり、封止用樹脂の熱伝導率の向上が
最も有効であった。 封止用樹脂の熱伝導率の向上のた
めに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂などに窒化ケイ素や炭化ケイ素
などの高熱伝導性フィラーを添加する方法は有効である
が、半田耐熱性が低下するため、表面実装方式への適用
は困難であった。
本発明の目的は、かかる半田付は工程で生じるクラック
の問題を解消し、特にVSOP、TSC)P、VQFP
、TQFPなどの比較的薄型のパッケージでクラックが
発生せず、しかも熱伝導率の高い、すなわち半田耐熱性
および熱伝導性に優れる半導体封止用エポキシ系樹脂組
成物を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明者らは、ビフェニル骨格を有するエポキシ樹脂に
、窒化ケイ素および/または炭化ケイ素を添加すること
により、上記の課題を達成し、目的に合致した半導体封
止用エポキシ系樹脂組成物が得られることを見出し0本
発明に到達した。
すなわち本発明は、エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)
、窒化ケイ素および/、4たは炭化ケイ素(C)を含有
してなる半導体封止用エポキシ系樹脂組成物であって、
エポキシ樹脂(A)が下記一般式(I) RI   R5R8R2 (ただし、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R−
R8は各々水素原子、01〜C4の低級アルキル基また
はハロゲン原子から選ばれた基を示す、)で表される骨
格を有するエポキシ樹脂(a>を必須成分として含有す
る半導体封止用エポキシ系樹脂組成物を提供するもので
ある。
以下、本発明の構成を詳述する。
本発明におけるエポキシ樹脂(A)は、上記一般式(I
)で表される骨格を有するエポキシ樹脂(a)を必須成
分として含有することが重要である。
エポキシ樹脂(a)を含有しない場合は半田付は工程に
おけるクラ・・lりの発生防止効果は発揮されない。
上記式(I)において、R1、R−5R3、R4、R5
、R6、R7、R8は各々水素原子、ノ飄ロゲン原子、
または炭素数1〜4のアルキル基から選ばれた基を示す
か、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8
の好ましい具体例としては、水素原子、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、5
ec−ブチル基、tert−ブチル基、塩素原子、臭素
原子などがあげられる。
本発明におけるエポキシ樹脂(a)の好ましい具体例と
しては、4,4−−ビス(2,3−エポキシプロポキシ
)ビフェニル、4,4−−ビス(2,3−エポキシプロ
ポキシ)−3,3−,5゜5−−テトラメチルビフェニ
ル、4.4−一ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−
3,3−,5゜5″−テトラメチル−2−クロロビフェ
ニル、4゜4−一ビス(2,3−エポキシプロポキシ)
−3゜3−.5.5−−テトラメチル−2−ブロモビフ
ェニル、4.4−一ビス(2,3−エポキシプロポキシ
)−3,3−,5,5−−テトラエチルビフェニル、4
,4−−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−3,3
−,5,5−−テトラブチルビフェニルなどがあげられ
る。
本発明におけるエポキシ樹脂(A)は上記のエポキシ樹
脂(a)とともに該エポキシ樹脂(a)以外の他のエポ
キシ樹脂をも併用して含有することができる。併用でき
る他のエポキシ樹脂としては、例えば、クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールAやレゾルシンなどから合成さ
れる各種ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、線状脂肪族エポキシ樹脂、脂環式エポ
キシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、ハロゲン化エポキシ
樹脂などがあげられる。
エポキシ樹脂(A)中に含有されるエポキシ樹脂(a)
の割合に関しては特に制唱かなく必須成分としてエポキ
シ樹脂(a)か含有されれば本発明の効果は発揮される
か、より十分な効果を発揮させるためには、エポキシ樹
脂(a)をエポキシ樹脂(A>中に通常50重量%以上
、好ましくは70重量%以上含有せしめる必要がある。
本発明において、エポキシ樹脂(A)の配合量は通常4
〜2011量%、好ましくは6〜18重量%である。
本発明における硬化剤(B)は、エポキシ樹脂(A)と
反応して硬化させるものであれば特に限定されず、それ
らの具体例としては、たとえばフェノールノボラック樹
脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールAやレ
ゾルシンから合成される各種ノボラック樹脂、各種多価
フェノール化合物、無水マレイン酸、無水フタル酸、無
水ピロメリット酸などの酸無水物およびメタフェニレン
ジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェ
ニルスルホンなどの芳香族アミンなどがあげられる。半
導体封止用としては、耐熱性、耐湿性および保存性の点
かへ−フェノール系硬化荊が好ましく用いられ、用途に
よっては二種以上の硬化剤を併用してもよい。
本発明において、硬化剤(B)の配合量は通常2〜15
重量%、好ましくは3〜10重量%である。さらには、
エポキシ樹脂(A)と硬化剤(B)の配合比は、機械的
性質および耐湿性の点から<A)に対する(B)の化学
当量比が0,7〜1゜3、特に0.8〜1.2の範囲に
あることが好ましい。
また、本発明においてエポキシ樹脂(A)と硬化剤(B
)の硬化反応を促進するため硬化触媒を用いてもよい。
硬化触媒は硬化反応を促進するものならば特に限定され
ず、たとえば2−メチルイミダゾール、2.4−ジメチ
ルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール
、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチ
ルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾールなどの
イミダゾール化合物、トリエチルアミン、ベンジルジメ
チルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン、2−
(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4.6−)
リス(ジメチルアミノメチル)フェノール、1.8−ジ
アザビシクロ<5.4゜0)ウンデセン−7などの3級
アミン化合物、ジルコニウムテトラメトキシド、ジルコ
ニウムテト・ラブロボキシド、テトラキス(アセチルア
セトナト)ジルコニウム、トリ(アセチルアセトナト)
アルミニウムなどの有機金属化合物およびトリフェニル
ホスフィン、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフ
ィン、トリブチルホスフィン、トリ(P−メチルフェニ
ル)ホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィンな
どの有機ホスフィン化合物があげられる。なかでも耐湿
性の点から、有機ホスフィン化合物が好ましく、トリフ
ェニルホスフィンが特に好ましく用いられる。 これら
の硬化触媒は、用途によっては二種以上を併用してもよ
く、その添加量はエポキシ樹脂(A)100重量部に対
して0.5〜10重量部の範囲が好ましい。
本発明における窒化ケイ素および/または炭化ケイ素(
C)は−高熱伝導性の充填剤として添加するものである
。その形態は、たとえば粉末状、繊維状、ウィスカー状
などがあげられるが、特にこれらに限定されるものでは
ない。
本発明において、窒化ケイ素および/または炭化ケイ素
(C)の全体に対する割合は、好ましくは1〜95重量
%、特に好ましくは5〜90重量%である。窒化ケイ素
および/または炭化ケイ素(C)の全体に対する割合が
1重量%未満では、半田耐熱性および熱伝導性が不十分
であり、95重量%を越えると、流動性が低下して成形
が困難になる。
本発明の半導体封止用エポキシ系樹脂組成物には、充填
剤として窒化ケイ素および/または炭化ケイ素(C)以
外に、溶融シリカ、結晶性シリカ、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、アルミナ、マグネシア、クレー、タル
ク、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、酸化アンチモン、
アスベスト、ガラス繊維などを添加することができる。
本発明において、窒化ケイ素および/または炭化ケイ素
(C)の全体に対する割合が、60重量%未満の場合は
、半田耐熱性、熱伝導性および流動性の点から、窒化ケ
イ素および/または炭化ケイ素(C)以外の充填剤を添
加して、充填剤の全体に対する割合を、60〜95重量
%にすること・が好ましく、75〜90重量%にするこ
とが特に好ましい。
本発明においては、スチレン系ブロック共重合体(D)
を添加することが、半田耐熱性の点で好ましい。スチレ
ン系10ツク共重合体<D)は、ガラス転移温度が通常
25℃以上、好ましくは50°C以上の芳香族ビニル炭
化水素重合体ブロックとガラス転移温度が0℃以下、好
ましくは一25℃以下の共役ジエン重合体ブロックから
なる線状、放射状、分岐状のブロック共重合体が含まれ
る。
前記の芳香族ビニル炭化水素としては、スチレン、α−
メチルスチレン、0−メチルスチレン、p −メチルス
チレン、1.3−ジメチルスチレン、ビニルナフタレン
などがあり、中でもスチレンが好ましく使用できる。
前記の共役ジエンとしては、ブタジェン(1゜3−ブタ
ジェン)、イソプレン(2−メチル−1゜3−ブタジェ
ン)、メチルイソグレン<2.3−ジメチル−1,3−
ブタジェン)、1.3−ペンタジェンなどがあり中でも
ブタジェン、イソプレンが好ましく使用できる。スチレ
ン系ブロック共重合体(D)中に占めるガラス相ブロッ
クである芳香族ビニル炭化水素重合体ブロックの割合は
10〜50重量%、ゴム相ブロックである共役ジエン重
合体ブロックの割合は90〜50重量%が好ましい。ガ
ラス相ブロックとゴム相ブロックとの組み合せは多数あ
りそのいずれでも良いか、中間のゴム相ブロックの両端
にガラス相ブロックが結合したトリブロック共重合体が
好ましい、この場合のガラス相ブロックの数平均分子量
は好ましくは5,000〜150,000、特に好まし
くは7.000〜60.000である。また、ゴム相ブ
ロックの数平均分子量は好ましくは10.000〜30
0,000、特に好ましくは30,000〜150,0
00である。
スチレン系ブロック共重合体(D)は公知のリビングア
ニオン重合法を用いて製造できるか、特にこれに限定さ
れることなく、カチオン重合法、ラジカル重合法によっ
ても製造することができる。
スチレン系ブロック共重合体(D)には、上記説・明し
たブロック共重合体の不飽和結合の一部が水素添加によ
り還元された、水添ブロック共重合体  ・も含まれる
。ここで、芳香族ビニル炭化水素重合体ブロックの芳香
族二重結合の25%以下および共役ジエン重合体ブロッ
クの脂肪族二重結合の80%以上が水添されていること
が好ましい、スチレン系ブロック共重合体(D)の好ま
しい具体例としては、ポリスチレン/ポリブタジェン/
ポリスチレントリブロック共重合体(SBS)、ポリス
チレン/ポリイソプレン/ポリスチレントリブロック共
重合体(SIS)、SBSの水添共重合体(SEBS)
およびSISの水添共重合体があげられる。中でも耐熱
性の点からSBSの水添共重合体(SEBS)およびS
ISの水添共重合体が特に好ましく用いられる。
本発明において−スチレン系ブロック共重合体(D)の
添加量は、半田耐熱性および流動性の点から、全体の0
.1〜20重量%であり、好ましくは0.5〜10重量
%、特に好ましくは1〜7重量%である。
本発明において、窒化ケイ素および/または炭化ケイ素
(C)をシランカップリング剤、チタネートカップリン
グ剤などのカップリング剤であらかじめ表面処理するこ
とが、信頼性の点で好ましい。カップリング剤としてエ
ポキシシラン、アミノシラン、メルカプトシランなどの
シランカップリング剤か好ましく用いられる。
本発明の半導体封止用エポキシ系樹脂組成物には、カー
ボンブラックなどの着色剤、シリコーンゴム、変性ニト
リルゴム、変性ポリブタジェンゴムなどのエラストマー
、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂、長鎖脂肪酸、長鎖
脂肪酸の金属塩、長鎖脂肪酸のエステル、長鎖脂肪酸の
アミド、パラフィンワックスなどの離型剤および有機過
酸化物などの架橋剤を任意に添加することができる。
本発明の半導体封止用エポキシ系樹脂組成物は溶融混練
することが好ましく、たとえばバンバリーミキサ−、ニ
ーター、ロール、単軸もしくは二軸の押出機およびコニ
ーターなどの公知の混線方法を用いて溶融混練すること
により、製造される。
・〈実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1〜6、比較例1〜4 表1および表2に示した組成比で原料をミキサーにより
トライブレンドした。これを、バレル設定温度90℃の
二輪の押出機を用いて溶融混練後、冷却・粉砕して半導
体封止用エポキシ系樹脂組成物を製造した。
この組成物を用い、低圧トランスファー成形法により1
75°CX2分の条件で成形し、180℃X5時間の条
件でポストキュアして次の物性測定法により各組成物の
物性を測定した。
半田耐熱性:24pin  TSOP20個を成形、ポ
ストキュアし、35’C/85%RHで50時間加湿後
、260℃に加熱した半田浴に10秒間浸漬して 封止
樹脂の表面にクラツクの発生したTSOPの割合を調べ
、半田耐熱性不良率を求めた。
熱伝導率:10mmφX1mmtの円盤を成形、ポスト
キュアし、レーザーフラッシュ法により熱伝導率を求め
た。
これらの結果を合せて表2に示す。
表2にみられるように、本発明の半導体封止用エポキシ
系樹脂組成物(実施例1〜6)は半田耐熱性不良率が3
0%以下と低く、熱伝導率が60xl O−’cal/
cm−s −’C以上と高く半田耐熱性および熱伝導性
に優れている。特にスチレン・系ブロック共重合体(D
>を添加した実施例6では、半田耐熱性不良率が0%と
、際だって優れている。
これに対して、充填剤としてアルミナを用いた比較例1
は、熱伝導率は高いが、半田耐熱性不良率が80%と高
い、また、充填剤として溶融シリカを用いた比較例2で
は、半田耐熱性不良率が100%と高く、熱伝導率は1
9X10−’cal/cm−s・℃と低い、さらに、充
填剤として窒化ケイ素および/または炭化ケイ素(C)
を用い、エポキシ樹脂としてオルソクレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂を用いた比較例3および4では、熱伝
導率は高いが、半田耐熱性不良率が100%と高い。
〈発明の効果〉 本発明の半導体封止用エポキシ系樹脂組成物は、特定構
造のエポキシ樹脂、硬化剤および窒化ケイ素および/ま
たは炭化ケイ素を配合したために、半田耐熱性および熱
伝導性に優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、窒化ケイ素
    および/または炭化ケイ素(C)を含有してなる半導体
    封止用エポキシ系樹脂組成物であつて、エポキシ樹脂(
    A)が下記一般式( I )▲数式、化学式、表等があり
    ます▼・・・( I ) (ただし、R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、
    R^6、R7^、R^8は各々水素原子、C_1〜C_
    4の低級アルキル基またはハロゲン原子から選ばれた基
    を示す。)で表される骨格を有するエポキシ樹脂(a)
    を必須成分として含有する半導体封止用エポキシ系樹脂
    組成物。
  2. (2)スチレン系ブロック共重合体(D)を全体の0.
    1〜20重量%含有する請求項(1)記載の半導体封止
    用エポキシ系樹脂組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711105A (ja) * 1993-06-22 1995-01-13 Sumitomo Durez Co Ltd 熱衝撃性に優れたエポキシ樹脂組成物
WO2018181600A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 日立化成株式会社 封止用エポキシ樹脂組成物及び電子部品装置

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