JP2955012B2 - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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    • H05K1/0373Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement containing additives, e.g. fillers

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、半田耐熱性、サーマルサイクル性および耐
湿信頼性に優れるエポキシ樹脂組成物に関するものであ
る。
<従来の技術> エポキシ樹脂は耐熱性、耐湿性、電気特性、接着性な
どに優れており、さらに配合処方により種々の特性が付
与できるため、塗料、接着剤、電気絶縁材料など工業材
料として利用されている。
たとえば、半導体装置などの電子回路部品の封止方法
として従来より金属やセラミックスによるハーメチック
シールとフェノール樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹
脂などによる樹脂封止が提案されている。しかし、経済
性、生産性、物性のバランスの点からエポキシ樹脂によ
る樹脂封止が中心になっている。
近年、半導体装置の高集積化が著しく進み、素子サイ
ズは大きくなり配線は微細化している。このような半導
体素子をエポキシ樹脂で封止した場合、硬化時の硬化収
縮、冷却時の熱収縮、急激な温度変化による熱膨張、熱
収縮によりひずみ応力が発生し、アルミ配線のずれやボ
ンディングワイヤーの切断、素子や封止樹脂自体にクラ
ックが生じる問題が起きている。
このため、低応力化剤としてシリコーンゴム、カルボ
キシル基変性ニトリルゴム、ポリスチレン系ブロック共
重合体などを配合してエポキシ樹脂を低応力化する方法
(特公昭60−18145号公報、特開昭58−219218号公報、
特開昭59−96122号公報、特開昭58−108220号公報、特
開昭59−75922号公報、特開昭60−1220号公報)や、ナ
フタレン骨格を有するエポキシ樹脂を用いて線膨脹係数
を小さくする方法(特開平2−88621号公報)が提案さ
れている。
一方、最近はプリント基板への部品実装においても高
密度化、自動化が進められており、従来のリードピンを
基板の穴に挿入する“挿入実装方式”に代り、基板表面
に部品を半田付けする“表面実装方式”が盛んになって
きた。それに伴い、パッケージも従来のDIP(デュアル
・インライン・パッケージ)から高密度実装、表面実装
に適した薄型のFPP(フラット・プラスチック・パッケ
ージ)に移行しつつある。
表面実装方式への移行に伴ない、従来あまり問題にな
らなかった半田付け工程が大きな問題になってきた。従
来のピン挿入実装方式では半田付け工程はリード部が部
分的に加熱されるだけであったが、表面実装方式ではパ
ッケージ全体が熱媒に浸され加熱される。表面実装方式
における半田付け方法としては半田浴浸漬、不活性ガス
の飽和蒸気による加熱(ベーパーフェイズ法)や赤外線
リフロー法などが用いられるが、いずれの方法でもパッ
ケージ全体が210〜270℃の高温に加熱されることにな
る。そのため従来の封止樹脂で封止したパッケージは、
半田付け時に樹脂部分にクラックが発生し、信頼性が低
下して製品として使用できないという問題がおきる。
半田付け工程におけるクラックの発生は、後硬化して
から実装工程の間までに吸湿した水分が半田付け加熱時
に爆発的に水蒸気化、膨脹することに起因するといわれ
ており、その対策として後硬化したパッケージを完全に
乾燥し密封した容器に収納して出荷する方法が用いられ
ている。
封止用樹脂の改良も種々検討されている。たとえば、
ビフェニル骨格を有するエポキシ樹脂とゴム成分を添加
する方法(特開昭63−251419号公報)などがあげられ
る。
<発明が解決しようとする課題> しかるに乾燥パッケージを容器に封入する方法は製造
工程および製品の取扱作業が繁雑になるうえ、製品価格
が高価になる欠点がある。
また、種々の方法で改良された樹脂も、それぞれ少し
つづ効果をあげてきているが、まだ十分ではない。シリ
コーンゴムなどを低応力化剤として用いると半田耐熱性
が大幅に低下するという問題や、ナフタレン骨格を有す
るエポキシ樹脂を用いると線膨脹係数は小さくなるが逆
に弾性率が高くなり、低応力化が十分でないという問題
があった。
ビフェニル骨格を有するエポキシ樹脂とゴム成分を添
加する方法(特開昭63−251419号公報)は、低応力化に
関して改良はされるものの十分ではなかったり、QFP
(クワット・フラット・パッケージ)などの比較的厚型
のパッケージでは半田耐熱性向上効果を有するが、TSOP
(シン・スモール・アウトライン・パッケージ)などの
さらに薄型のパッケージでは半田耐熱性が十分ではない
という問題があった。
本発明の目的は、かかる半田付け工程で生じるクラッ
クの問題を解消するとともに半田処理後の耐湿信頼性に
も優れ、さらにサーマルサイクル性も良好な、すなわち
半田耐熱性、サーマルサイクル性および耐湿性信頼性に
優れるエポキシ樹脂組成物を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂
に、ポリスチレン系ブロック共重合体を添加することに
より、上記の課題を達成し、目的に合致したエポキシ樹
脂組成物が得られることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、エポキシ樹脂(A)、硬化剤
(B)、充填材(C)およびポリスチレン系ブロック共
重合体(D)を含有してなるエポキシ樹脂組成物であっ
て、前記エポキシ樹脂(A)が下記一般式(I) (ただし、R1、R2、R3、R4、R5、R6は各々水素原子、ハ
ロゲン原子、または炭素数1〜4のアルキル基から選ば
れた基を示す。)で表されるエポキシ樹脂(a)を必須
成分として含有することを特徴とするエポキシ樹脂組成
物である。
以下、本発明の構成を詳述する。
本発明におけるエポキシ樹脂(A)は、上記式(I)
で表されるエポキシ樹脂(a)を必須成分として含有す
ることが重要である。
エポキシ樹脂(a)を含有しない場合はハンダ付け工
程におけるクラックの発生防止効果は発揮されない。
上記式(I)において、R1、R2、R3、R4、R5、R6は各
々水素原子、ハロゲン原子、または炭素数1〜4のアル
キル基から選ばれた基を示すが、R1、R2、R3、R4、R5
R6の好ましい具体例としては、水素原子、メチル基、エ
チル基、プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
sec−ブチル基、tert−ブチル基、塩素原子、臭素原子
などがあげられる。
本発明におけるエポキシ樹脂(a)の好ましい具体例
としては、1,5−ジグリシジルナフタレン、1,5−ジグリ
シジル−7−メチルナフタレン、1,6−ジグリシジルナ
フタレン、1,6−ジグリシジル−2−メチルナフタレ
ン、1,6−ジグリシジル−8−メチルナフタレン、1,6−
ジグリシジル−4,8−ジメチルナフタレン、2−ブロム
−1,6−ジグリシジルナフタレン、8−ブロム−1,6−ジ
グリシジルナフタレンなどがあげられる。
本発明におけるエポキシ樹脂(A)は上記のエポキシ
樹脂(a)とともに該エポキシ樹脂(a)以外の他のエ
ポキシ樹脂をも併用して含有することができる。併用で
きる他のエポキシ樹脂としては、例えば、クレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポ
キシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビスフェノール
Aやレゾルシンなどから合成される各種ノボラック型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、線状脂
肪族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環式エポ
キシ、ハロゲン化エポキシ樹脂などがあげられる。
エポキシ樹脂(A)中に含有されるエポキシ樹脂
(a)の割合に関しては特に制限がなく必須成分として
エポキシ樹脂(a)が含有されれば本発明の効果は発揮
されるが、より十分な効果を発揮させるためには、エポ
キシ樹脂(a)をエポキシ樹脂(A)中に通常30重量%
以上、好ましくは50重量%以上含有せしめる必要があ
る。
本発明において、エポキシ樹脂(A)の配合量は通常
3〜30重量%、好ましくは5〜25重量%である。
本発明における硬化剤(B)は、エポキシ樹脂(A)
と反応して硬化させるものであれば特に限定されず、そ
れらの具体例としては、たとえばフェノールノボラック
樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールAや
レゾルシンから合成される各種ノボラック樹脂、各種多
価フェノール化合物、無水マレイン酸、無水フタル酸、
無水ピロメリット酸などの酸無水物およびメタフェニレ
ンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフ
ェニルスルホンなどの芳香族アミンなどがあげられる。
半導体装置封止用としては、耐熱性、耐湿性および保存
性の点から、フェノールノボラック、クレゾールノボラ
ックなどのノボラック樹脂が好ましく用いられ、用途に
よっては二種以上の硬化剤を併用してもよい。
本発明において、硬化剤(B)の配合量は通常1〜20
重量%、好ましくは2〜15重量%である。さらには、エ
ポキシ樹脂(A)と硬化剤(B)の配合比は、機械的性
質および耐湿性の点から(A)に対する(B)の科学当
量比が0.5〜1.6、特に0.8〜1.3の範囲にあることが好ま
しい。
また、本発明においてエポキシ樹脂(A)と硬化剤
(B)の硬化反応を促進するため硬化触媒を用いてもよ
い。硬化触媒は硬化反応を促進するものならば特に限定
されず、たとえば2−メチルイミダゾール、2,4−ジメ
チルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メ
チルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾールなど
のイミダゾール化合物、トリエチルアミン、ベンジルジ
メチルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン、2
−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノール、1,8−ジアザ
ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7などの3級アミン化
合物、ジルコニウムテトラメトキシド、ジルコニウムテ
トラプロポキシド、テトラキス(アセチルアセトナト)
ジルコニウム、トリ(アセチルアセトナト)アルミニウ
ムなどの有機金属化合物およびトリフェニルホスフィ
ン、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、ト
リブチルホスフィン、トリ(p−メチルフェニル)ホス
フィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィンなどの有機
ホスフィン化合物があげられる。なかでも耐湿性の点か
ら、有機ホスフィン化合物が好ましく、トリフェニルホ
スフィンが特に好ましく用いられる。これらの硬化触媒
は、用途によっては二種以上を併用してもよく、その添
加量はエポキシ樹脂(A)100重量部に対して0.1〜10重
量部の範囲が好ましい。
本発明における充填材(C)としては、溶融シリカ、
結晶性シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ア
ルミナ、マグネシア、クレー、タルク、ケイ酸カルシウ
ム、酸化チタン、酸化アンチモン、アスベスト、ガラス
繊維などがあげられるが、なかでも溶融シリカは線膨張
係数を低下させる効果が大きく、低応力化に有効なため
好ましく用いられる。
さらには充填材(C)の割合が75〜90重量%であり、
かつ充填材(C)が平均粒径が10μm以下の破砕溶融シ
リカ(C′)90〜40重量%および平均粒径40μm以下の
球状溶融シリカ(C″)10〜60重量%からなる溶融シリ
カを含有することが、半田耐熱性の点で好ましい。な
お、ここで平均粒径とは累積重量50%になる粒径(メジ
アン径)を意味する。
本発明において、充填材をシランカップリング剤、チ
タネートカップリング剤などのカップリング剤であらか
じめ表面処理することが、信頼性の点で好ましい。カッ
プリング剤としてエポキシシラン、アミノシラン、メル
カプトシランなどのシランカップリング剤が好ましく用
いられる。
本発明におけるポリスチレン系ブロック共重合体
(D)には、ガラス転移温度が通常25℃以上、好ましく
は50℃以上の芳香族ビニル炭化水素重合体ブロックとガ
ラス転移温度0℃以下、好ましくは−25℃以下の共役ジ
エン重合体ブロックからなる線状、放射状、分岐状のブ
ロック共重合体が含まれる。
前記の芳香族ビニル炭化水素としては、スチレン、α
−メチルスチレン、ο−メチルスチレン、ρ−メチルス
チレン、1,3−ジメチルスチレン、ビニルナフタレンな
どがあり、なかでもスチレンが好ましく用いられる。
前記の共役ジエンとしては、ブタジエン(1,3−ブタ
ジエン)、イソプレン(2−メチル−1,3−ブタジエ
ン)、メチルイソプレン(2,3−ジメチル−1,3−ブタジ
エン)、1,3−ペンタジエンなどがあり、なかでもブタ
ジエン、イソプレンが好ましく用いられる。
ポリスチレン系ブロック共重合体(D)中に占めるガ
ラス相ブロックである芳香族ビニル炭化水素重合体ブロ
ックの割合は10〜50重量%、ゴム相ブロックである共役
ジエン重合体ブロックの割合は90〜50重量%が好まし
い。
ガラス相ブロックとゴム相ブロックとの組み合わせは
多数ありそのいずれでもよいが、ゴム相ブロックとガラ
ス相ブロックとが一つずつ結合したジブロック共重合
体、ゴム相ブロックの両端にガラス相ブロックが結合し
たトリブロック共重合体が特に好ましい。この場合のガ
ラス相ブロックの数平均分子量は好ましくは5000〜1500
00、特に好ましくは7000〜60000であり、ゴム相ブロッ
クの数平均分子量は好ましくは10000〜300000、特に好
ましくは30000〜150000である。
ポリスチレン系ブロック共重合体(D)は公知のリビ
ングアニオン重合法を用いて製造できるが、特にこれに
限定されることなく、カチオン重合、ラジカル重合によ
っても製造することができる。
ポリスチレン系ブロック共重合体(D)には、上記説
明したブロック共重合体の不飽和結合の一部が水素添加
により還元された水添ブロック共重合体も含まれる。
ここで、芳香族ビニル炭化水素重合体ブロックの芳香
族二重結合の80%以上が水添されていることが好まし
い。
ポリスチレン系ブロック共重合体(D)の好ましい具
体例としては、ポリスチレン/ポリブタジエン/ポリス
チレントリブロック共重合体(SBS)、ポリスチレン/
ポリイソプレン/ポリスチレントリブロック共重合体
(SIS)、SBSの水添共重合体(SEBS)、SISの水添共重
合体、ポリスチレン/イソプレンジブロック共重合体、
ポリスチレン/イソプレンジブロック共重合体の水添共
重合体(SEP)などがあげられる。
本発明においてポリスチレン系ブロック共重合体
(D)の配合量は通常0.2〜10重量%、好ましくは0.5〜
5重量%である。0.2重量%未満ではサーマルサイクル
性、耐湿信頼性が不十分であり、10重量%を越えると流
動性が低下するために成形が困難になり実用的でない。
本発明のエポキシ樹脂組成物にはハロゲン化エポキシ
樹脂などのハロゲン化合物、リン化合物などの難燃剤、
三酸化アンチモンなどの難燃助剤、カーボンブラック、
酸化鉄などの着色剤、シリコーンゴム、オレフィン系共
重合体、変性ニトリルゴム、変性ポリブタジエンゴム、
変性シリコーンオイルなどのエラストマー、ポリエチレ
ンなどの熱可塑性樹脂、長鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の金属
塩、長鎖脂肪酸のエステル、長鎖脂肪酸のアミド、パラ
フィンワックスなどの離型剤および有機過酸化物などの
架橋剤を任意に添加することができる。
本発明のエポキシ樹脂組成物は溶融混練することが好
ましく、たとえばバンバリーミキサー、ニーダー、ロー
ル、単軸もしくは二軸の押出機およびコニーダーなどの
公知の混練方法を用いて溶融混練することにより、製造
される。
<実施例> 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1〜9、比較例1〜3 表1に示した成分、表2に示したスチレン系ブロック
共重合体(D)、表3に示した溶融シリカ(C)を、各
々表4に示した組成比でミキサーによりドライブレンド
した。これを、ロール表面温度90℃のミキシングロール
を用いて5分間加熱混練後、冷却・粉砕してエポキシ樹
脂組成物を製造した。
この組成物を用い、低圧トランスファー成形法により
175℃×2分の条件で成形して次の物性測定法により各
組成物の物性を測定した。結果を表4に示す。
半田耐熱性:模擬素子を搭載した28pin TSOP16個を成
形180℃で5時間ポストキュアし、85℃/85%RHで12時間
加湿後、IRリフロー炉を用いて245℃に0秒間加熱し、
クラックの発生しないTSOPの個数の割合を求めた。
半田浸漬後のPCBT:半田耐熱性評価後のTSOPを125℃、
85%RH、バイアス電圧10VでUSPCBTを行い、累積故障率5
0%になる時間を求めた。
サーマルサイクル後のPCBT:模擬素子を搭載した44pin
QFP16個を成形し、180℃で5時間ポストキュアした。
−55℃〜150℃のサーマルサイクルを100サイクル繰り返
した後に125℃、85%RH、バイアス電圧10VでUSPCBTを行
い、累積故障率50%になる時間を求めた。
表4にみられるように、本発明のエポキシ樹脂組成物
(実施例1〜9)は半田耐熱性、サーマルサイクル性お
よび耐湿信頼性に優れている。これに対してエポキシ樹
脂(A)中にエポキシ樹脂(a)を含有しない比較例1
〜2は半田耐熱性、耐湿信頼性が劣っている。さらに、
ポリスチレン系ブロック共重合体を含まない比較例3で
は半田耐熱性、半田処理後およびサーマルサイクル後の
耐湿信頼性に劣っている。
また、溶融シリカ(C)の割合が全体の75〜90重量%
であり、かつ充填材(C)が平均粒径10μm以下の破砕
溶融シリカ(C′)90〜40重量%および平均粒径40μm
以下の球状溶融シリカ(C″)10〜60重量%からなる溶
融シリカを含有する実施例4〜9は、特に半田耐熱性、
半田浸漬後PCBTに優れている。
<発明の効果> 本発明のエポキシ樹脂組成物は、特定のエポキシ樹
脂、硬化剤、ポリスチレン系ブロック共重合体、および
充填材を配合したために、半田耐熱性、サーマルサイク
ル性および耐湿信頼性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 23/29 H01L 23/30 R 23/31 (56)参考文献 特開 平2−265916(JP,A) 特開 平2−88621(JP,A) 特開 平1−268712(JP,A) 特開 平2−218734(JP,A) 特開 平2−99551(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂(A)、硬化剤(B)、充填
    材(C)およびポリスチレン系ブロック共重合体(D)
    を含有してなるエポキシ樹脂組成物であって、前記エポ
    キシ樹脂(A)が下記一般式(I) (ただし、R1、R2、R3、R4、R5、R6は各々水素原子、ハ
    ロゲン原子、または炭素数1〜4のアルキル基から選ば
    れた基を示す。) で表されるエポキシ樹脂(a)を必須成分として含有す
    ることを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】充填材(C)の割合が全体の75〜90重量%
    であり、かつ充填材(C)が平均粒径10μm以下の破砕
    溶融シリカ(C′)90〜40重量%および平均粒径40μm
    以下の球状溶融シリカ(C″)10〜60重量%からなる溶
    融シリカを含有することを特徴とする請求項(1)記載
    のエポキシ樹脂組成物。
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