JPH04201176A - 大型球面軸受のラップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は大型球面軸受の連送面を滑らかに当りをとる装
置に係り、特に、すり合せ作業を自動的かつ迅速にラッ
プするのに好適な装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、球面軸受は雄、雌をすり合せ１００％当りを出す
ことが精度上要求されており、その方法は、手仕上作業
でラッピングし仕上げているのが現状である。しかし、
手作業のすり合せにはおのずと品物の大きさと重量の制
限があり、大型球面軸受（特に１ｍ球以上又はＩ　Ｔｏ
ｎ以上）のすり合せはむずかしいものとなっていた。（
参考文献超仕上作業とその原理（松井正己・中里昭三著
）。

研削加工（竹中規雄著）、遊星歯車機構と伝達力学（早
成？吉著） 〔発明が解決しようとする課題〕 大型球面軸受はすり合せによるラップ作業は行なわず、
機械加工したままで使用し、ある程度精度を無視してき
た。本発明の目的は、大型球面軸受のラップ作業を機械
化し、自動的に安全、かつ、迅速に作業を行ない、精度
向上を図ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

大型球面軸受のすり合せで注意しなければならないのは
下部回転、上部固定では、自重が大きいため、高い所が
異常に削られ、何時間ラップしても片当りが消えない現
象が生しる。そのため下部回転と同時に、下部回転数の
１／３〜１１５の速比で上部をなめらかに回転させる事
が必要である。

そのため、下部回転物を入力源としたスター型遊星歯車
機構を基本とした変速装置とした。さらに微震動を吸収
するために各歯車のパックラッシュを多口にとり、又、
クラウニング等の工夫がこらしである。

〔作用〕

大型球面軸受ラップ装置は、立型旋盤上に固定された雄
側ワーク上にセットされた太陽歯車を入力源にして、コ
ラムに固定されたキャリヤとプラネタリギヤを介して、
雌側ワークに固定されたリングギヤを回転動作する。各
歯車にはすり合せ時に発生する微細振動を吸収するため
、バックラッシュが大きくとられ、また、クラウニング
が施工されている。遊星歯車構造のため、正逆回転方向
にも全く関係がなく、歯車の噛み合いのため誤動作する
ことがない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図および第２図により説
明する。第２図はワークをラッピングしている全体状況
を表わす。立型旋盤に固定された雄側ワークに本発明の
大型球面軸受ラップ装置を取り付け、上部雌側ワークを
ラッピングしている状態を示している。

第１図で本ラップ装置の詳細を説明する。立型旋盤上に
固定された雄側ワームに組み込まれたサンギヤ６は、立
型旋盤の動力をもらって入力源として動作し、プラネタ
リギヤ４を回転させる。プラネタリギヤは立型旋盤のコ
ラムに固定されているキャリヤ２に組み込まれ、キャリ
ヤは不動のため、プラネタリギヤと噛み合っているリン
グギヤ３を公転させる。リングギヤは雌側ワークに固定
されているためリングギヤの公転速度と同じ回転で、雌
側ワークが回転する構造となっている。

〔発明の効果〕

本発明によれば、大型球面軸受のラップ作業が、従来の
手仕上作業に比して１０％の時間でラップすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の大型球面軸受ラップ装置の
縦面図、第２図は実際の使用実例の説明図である。 １・・・フランジシャフト、２・・・キャリヤ、３・・
・リングギヤ、４・・プラネタリギヤ、５・・−プラネ
ットピン、６・・・サンギヤ、７・・・スラストベアリ
ング、８茶２閾

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、球面軸受のラップ作業で、特に１ｍ球以上および１
   Ｔｏｎ以上の、手作業のできないすり合せ作業を、安全
   かつ簡単にすり合せできることを特徴とする大型球面軸
   受ラップ装置。