JPH04201088A - ピペット装置 - Google Patents

ピペット装置

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JPH04201088A
JPH04201088A JP33950790A JP33950790A JPH04201088A JP H04201088 A JPH04201088 A JP H04201088A JP 33950790 A JP33950790 A JP 33950790A JP 33950790 A JP33950790 A JP 33950790A JP H04201088 A JPH04201088 A JP H04201088A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ピペット装置、特に、試料を採取するための
ピペット装置に関する。
〔従来の技術] たとえば、細胞等に微小注射を行ったり細胞内の電位を
測定しようとする場合には、マイクロマニピュレータが
用いられる。−船釣なマイクロマニピュレータでは、顕
微鏡視野下で、微小針や微小ピペット等の微小器具を操
作して、シャーレ等の容器内に入れられた細胞等の微小
な被処理物に所定の処理を施すようになっている。
この種のマイクロマニピュレータで用いられるマイクロ
ピペットは、たとえばマイクロシリンジに連絡されてい
る。このマイクロシリンジは、シリンダと、シリンダ内
に摺動可能に挿入されたプランジャとから主に構成され
ており、プランジャは駆動装置を備えている。プランジ
ャの駆動装置は、ねしダイヤルを備えており、このねし
ダイヤルを回すとねし送り方式によりプランジャをシリ
ンダ内で摺動させることができる。
上述のマイクロピペットにたとえば細胞を吸引する場合
は、シャーレ等の容器内に入れられた細胞懸/f5液中
にマイクロピペットの先端部を配置し、駆動装置により
プランジャをシリンダから抜き取る方向に摺動する。こ
れにより、シリンダの内圧が下がり、マイクロピペット
内に細胞懸濁液が吸引される。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来のマイクロピペットでは、マイクロピペット内
の細胞懸濁液を他の容器へ移し替えるためにマイクロピ
ペットを細胞懸濁液から持ち上げると、マイクロピペッ
ト先端部での圧力変化(すなわちマイクロピペット先端
部での水圧の変化)によりマイクロピペット内に吸引さ
れた細胞懸濁液がマイクロピペット外に流出してしまう
そこで、従来は、プランジャの駆動装置のダイヤルを手
動で微調整することによりマイクロピペット内に吸引さ
れた細胞懸濁液の容量を維持している。ところが、この
ような@調整は、オペレー“ターの熟練を要し、また作
業効率が悪い。
本発明の目的は、吸引された液体試料の容量を容易に維
持することができる、作業効率の良好なピペット装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段] 本発明のピペット装置は、液体試料を採取するためのも
のである。このピペット装置は、ピペット本体と、ピペ
ット本体を移動させるためのマニピュレータと、ピペッ
ト本体の内圧を調整することによりピペット本体内に液
体試料を吸引するだめの吸引手段と、ピペット本体内に
吸引された液体試料の容量を維持するようピペット本体
の内圧を調整するための調圧手段とを備えている。調圧
手段は、マニピュレータと連動して作動する。
〔作用〕
本発明のピペット装置では、ピペット本体は、マニピュ
レータにより遠隔操作され、たとえば先端部分がシャー
レ等の容器内に入れられた液体試料内に配置される。こ
の状態で吸引手段を作動すると、ピペット本体の内圧が
下がり、ピペット本体内に液体試料が吸引される。ピペ
ット本体内に吸引された液体試料を別の容器等に移す場
合は、マニピュレータを作動してピペット本体をシャー
レ内から持ち上げる。この際、液体試料内を移動するピ
ペット本体の先端部には、圧力変化が発生する。すなわ
ち、ピペット本体の先端部に加わる水圧は、ピペット本
体が液体試料内を上昇するにしたがって低下する。この
ような圧力変化により、ピペット本体内に吸引された液
体試料はピペット本体から流出しようとする。しかし、
本発明では、マニピュレータと連動して調圧手段が作動
して移動中のピペット本体の内圧が調整されるため、液
体試料の流出が起こらない。すなわち、調圧手段により
ピペット本体の内圧が低下し、ピペット本体の内圧と移
動中のピペット本体先端部に加わる水圧とが均衡し、ピ
ペット本体からの液体試料の流出が防止される。
このように、本発明のピペット装置は、ピペット本体内
に吸引された液体試料の容量が容易に維持されるため、
作業効率が良好である。
〔実施例〕
第2図は、本発明の一実施例としてのピペット装置を採
用したマイクロマニピュレータの概略図である0図にお
いて、マイクロマニピュレータは、ベースl上に載置さ
れた顕微鏡2と、顕微鏡20側方に配置された移動装置
3と、制御装置4とから主に構成されている。
顕微鏡2は、その中央部に操作台5を有しており、操作
台5には被処理物が入れられたシャーレ等の容器6が載
置され得るようになっている。操作台5の下方には対物
レンズ7が配置されており、対物レンズ7はテレビカメ
ラ8に接続されている。
テレビカメラ8は制御装置4に電気的に接続されており
、対物レンズ7で得られた像の信号を制御装置4に送る
ようになっている。
移動装置3は、ベース1上に載置されており、また制御
装置4に電気的に接続されている。移動装置3の下部は
台9であり、台9Lに粗動部10が取り付けられている
。粗動部10は、図示しないステッピングモータにより
、台9に対して数十μm単位の動きを垂直方向及び水平
方向に行い得るようになっている。粗動部10の顕微鏡
2側の面には微動部11が取り付けられている。微動部
11は、電磁方式により、水平及び鉛直方向(X。
Y、Z方向)に1μm単位の動きを行い得るようになっ
ている。
微動部11には、ピペット装置12が取り付けられてい
る。ピペット装置12は、第1図に示すように、ピペッ
ト本体14と、制御部15とから主に構成されている。
ピペット本体14は、円筒状の部材であり、一端に縮径
された吸排孔17が設けられている。また、ピペット本
体14の他端は開口しており、チューブ19の一端が貫
通されたシール材1日により封止されている。ピペット
本体14は、微動部11から延びるホルダ13に支持さ
れている。ホルダ13は、微動部11から顕微鏡2方向
に水平に延びるアーム13aと、アーム13aに対して
所定の角度で取り付けられた把持部16とから構成され
ている。把持部16は、概ね円筒状の部材であり、内部
にピペット本体14を挿通することによりピペット本体
14を支持し得るようになっている。なお、ホルダ13
により支持されたピペット本体14・は、吸排孔17側
が容器6側へ延ばされている。
制御部15のパネルには、メンブランフィルタ26が取
り付けられており、そこにはチューブ19の他端が連結
されている。制御部15内には、ピペット本体14の作
動装置20が収納されている。作動装置20は、ステッ
ピングモータ21とシリンダ22とから主に構成されて
いる。ステッピングモータ21は、制御装置4と連結さ
れており、たとえばlパルスあたり0.9°でねじ棒2
3を回動し得る。ねじ棒23の一端は、移動プロ/り2
4に螺着されている。移動ブロック24は、ねし棒23
の回動により、ねし棒23上を第1図の矢印方向に移動
し得る。なお、移動ブロック24は、回転止のための軸
24aを有している。
シリンダ22は、一端が開口しており、そこからピスト
ン25が挿入されている。ピストン25は、移動ブロッ
ク24に固定されている。シリンダ22の他端には、連
結管27の一端が接続されている。連結管27の他端は
、メンブランフィルタ26に接続されている。これによ
り、シリンダ22とピペット本体14とは、連結管27
、メンブランフィルタ26及びチューブI9を介して連
結されていることになる。
制御装置4は、コントロールユニット30と、CRT3
1と、操作ボンクス32とを主に備えている。コントロ
ールユニット30は、電源やマイクロコンピュータ等を
内蔵しており、移動装置3やピペット装置12の動作等
を制御し得るようになっている。CRT31は、対物レ
ンズ7で得られた細胞等の像を表示する他、操作手順や
オペレーターとの会話内容を表示するようになっている
操作ボックス32は、オペレーターがマイクロマニピュ
レータを制御するのに使用するものである。
操作ボックス32には、種々の条件設定等を行うための
キー群33と、粗動部10の移動を指令するための粗動
部操作キー34と、マイクロマニピュレータの作動モー
トをオペレーターに知らせるための種りのランプ群35
と、微動部11の移動を指令するためのジョイスティッ
ク36とカ設ケられている。なお、キー群33には、マ
ニピュレータの作動開始キー、ピペット本体14内に液
体試料を吸引することを指令するための吸引キー、吸引
された試料の吐出を指令するための吐出キー等が含まれ
ている。
第3図に示すように、コントロールユニット30内のマ
イクロコンピュータは、Ilo、)ニー1−38を有す
るCPU37を備えている。I10ボート38には、操
作ボンクス32及びその他の入力部が接続されている。
また、I10ボート3Bには、顕@鏡2、移動装置3、
ピペット装置12及びCRT31等のその他の出力部が
接続されている。
次に、第4A図及び第4B図に示す制御フローチャー[
−にしたがって、上述のマイクロマニピュレータにおけ
るピペット装置12の動作を説明する。ここでは、容器
6内に入れられた細胞懸濁液を吸引する場合について説
明する。なお、容器6内には、第5図に示すように、深
さX(−)だけ細胞懸濁液が入れられているものとする
マイクロマニピュレータの図示しないメインスインチを
ONにすると、プログラムがスタートする。ステップS
lでは、移動装置3を初期位置に設定したり、後述する
吸引フラグを[OJ  (OFF)に設定したりする等
の初期設定が行われる。
ステップSlが終了すると、プログラムはオペレーター
による入力操作を待つ。ステップS2では、キー群33
により作業条件が入力されたか否かを判断する。ステッ
プS4では、移動装置3の作動開始キーが押されたか否
かを判断する。ステップS12では、ピペット装置12
による吸引動作を指令をするための吸引キーが押された
か否かを判断する。ステップS16では、ピペット装置
12に吸引された試料の吐出動作を指令するための吐出
キーが押されたか否かを判断する。ステ。
プ319では、その他の処理を行うためのキーが押され
たか否かを判断する。ステップS21では、終了キーが
押されたか否かを判断する。オペレーターが操作ボック
ス32の操作を行わない場合には、オペレーターが必要
な操作を行うまでプログラムは待期状態になる。
オペレーターにより条件が入力されると、プログラムは
ステップS2からステップS3に移行する。そして、ス
テップS3では、人力された数値等を所定のメモリに記
憶する等の設定動作が行われる。なお、ステップS2に
おいてオペレーターが人力する条件は、たとえばピペッ
ト本体14の内半径R1や吸排孔17の内半径R2等で
ある。
オペレーターが移動装置3の作動開始キーをONすると
、プログラムはステップS4からステップS5に移行す
る。ステップS5では、吸引フラグが「IJ  (ON
)であるか「OJ  (OFF)であるかを判断する。
容器6内の細胞を他の容器に移す際に、ビペ7)本体I
4の吸排孔I7を容器6内に配置する場合は、初期設定
で吸引フラグがOFFとなっているので、プログラムは
ステップS5からステップS6に移行する。ステップS
6では、移動装置3が作動可能状態となる。ここでは、
オペレーターが粗動部操作キー34を操作することによ
り、移動装置3の粗動部10が上下方向または水平方向
に粗動する。また、ジョイスティック36の操作により
微動部11がx、y、z方向に微動する。これらの操作
により、オペレーターはピペット装置12のピペット本
体14を移動させることができる。すなわち、操作ホッ
クス32の操作で移動装置3を移動させることにより、
ピペット本体14の吸排孔17を第5図に示すように容
器6内の細胞懸濁液中に配置して細胞のある位置まで移
動させることができる。
ステップS7では、上述のようにして移動されたピペッ
ト本体14の吸排孔I7が位1する細胞懸濁液中におけ
る深さH(an)(第5図参照)が検出される。Hの値
は、たとえば制御装置4が移動装置3の作動量を算出し
、吸排孔I7の位置座標を算出することにより求められ
る。なお、本実施例において、細胞懸濁液中の細胞が容
器6の底に沈降している場合は、Hの値はXの値と等し
い。
次に、ステップS8において、後述する容量保持動作(
ステップ5ll)で用いる補正値の演算が行われる。こ
こで、補正値の演算について説明する。いま、第5図に
示すように、ピペット本体14の吸排孔17が容器6の
底部に配置されているもの上する。この場合、吸排孔1
7に加わる水圧は、11 、、’ l Og f /l
:1lllとなる。一方、ピペット本体14を移動させ
て吸排孔17を深さHのところからh +r+mだけ上
昇させると、吸排孔17に加わる水圧は、 (Hh)/10gf/c艷 となる。したがって、ピペット本体14が移動する前後
で吸排孔17に加わる水圧はh/10gf/ctだけ小
さくなる。この圧力変化により、ピペット本体14内に
吸引された細胞懸濁液は、ピペット本体14の内圧によ
り、通常は吸排孔17から外部に流出しようとする。細
胞懸濁液の流出により、ピペット本体I4内に吸引され
た細胞懸濁液の液面の高さは低くなるが、その変化量(
△Z)は、次の弐で表される。
△1−(Rz/ R+)2h / r z  (cm)
なお、式中、R,及びR2は、それぞれステ、プS3で
設定されたピペット本体14の内半径及び吸排孔17の
内半径である。
仮に、TがIgf/cfflであり、R2/R,が1/
10であれば、△Zは次のようになる。
△Z −(h / I (10) cta −(h /
 10 ) wmこうして計算された△Zの値は、ピペ
ット本体14の内径を0.7++unと仮定すると、体
積にして38hnfに相当する。これは、ピペット本体
14を1mm持ち上げると3802の細胞懸濁液が流出
してしまうことを意味している。ステップS8では、こ
の38hnj2の値が補正値となる。得られた補正値は
、ステップS9において所定のメモリに記憶される。ス
テップS9が終了すると、プログラムは待期状態に戻る
ステップS5において、吸引フラグが「1」(ON)で
あると判断された場合は、プログラムはステップS5か
らステップS10に移行する。
この場合のプログラムの流れについては後述する。
前述の動作でピペット本体14の吸排孔17が容器6の
底部に配置された状態で、オペレーターが吸引キーをO
Nすると、プログラムはステップ512からステップS
13に移行する。ステップS13では、吸引フラグが’
IJ  (ON)に設定される。
次に ステップS14において、オペレーターがピペッ
ト本体14内に吸引すべき細胞懸濁液の容量を指定する
とその値が設定される。そして、ステップS15では、
ステップS14で設定された値に基づいて、細胞懸濁液
の吸引動作が行われる。ここでは、吸引動作は、作動装
置20により行われる。ここでは、制御装置4が、ステ
ッピングモータ21を作動させる。ステッピングモータ
21が作動すると、ねし棒23が回動し、移動ブロック
24がねじ棒23上をステッピングモータ21から離れ
る方向に移動する。移動ブロック24とともにピストン
25もシリンダ22内を移動するので、シリンダ22の
内圧が低下する。フリツプ22の内圧が低下すると、シ
リンダ22に通しるピペット本体14の内圧も同時に低
下する。
ピペット本体14の内圧が低下すると、吸排孔17に加
わる細胞懸濁液の水圧により、細胞懸濁液がピペット本
体14内に吸引される。ここでは、ステップS14で設
定された分量だけの細胞懸濁液か吸引される。この調整
は、ステップS14で設定された値に基づいて、制御装
置4がステッピングモータ21の作動を制御してピペッ
ト本体14の内圧を調整することにより行われる。ステ
・ノブS15が終了すると、プログラムは待期状態に戻
る。
吸引された細胞を他の容器に移す場合には、この状態で
移動装置開始キーを押せばよい。すると、プログラムは
ステ・ノブS4からステップS5に移行する。ここで、
ステップS13で吸引フラグがr I J  (ON)
に設定されているため、ステップS5の判断ではYes
と判断され、ステップSlOに移行する。ステップSI
Oでは上述のステップS6の場合と同様に移動装置3が
移動可能状態となり、オペレーターは操作ホックス32
の粗動部操作キー34及びジョイスティック36の操作
によりピペット本体14を移動させることができる。こ
こで、ピペット本体14を容器6から取り出すために、
ピペット本体14を第5回の上方向に移動したとする。
この場合、吸排孔17に加わる上述のような水圧変化に
より、ピペット本体14内の細胞懸濁液は外部に流出し
ようとする。ステップSllでは、このような細胞懸濁
液の流出を防き、ピペット本体14内に吸引された細胞
懸/!fI液の容重を保持する動作が次のように行われ
る。
たとえば、XとHとの値が等しく、その値が1閣である
とする。また、粗動部IOによるZ軸方向の上昇速度が
4.5mm/秒であるとする。この場合、吸排孔17が
l’mm上昇するのに要する時間はl/4.5秒となる
。一方、ステップs8において算出された補正値(38
hnf)はhが1卸のため38nj2となるので、1/
4.5秒間にステッピングモータ21が細胞懸濁液を3
8nf吸引できる分だけ作動してピペット本体14内の
内圧を低下させれば、ピペット本体14がらの細胞懸濁
液の流出はなくなることになる。ステップS11では、
これを実現するようにステッピングモータ21を駆動す
る。具体的には、上述のようにステッピングモータ21
が1パルスで0.9°回動し、またねし棒23のねしピ
ッチが1.25閣であるので、ピペット本体14内に吸
引される細胞懸濁液の容量はlパルスあたり2.45n
ffとなる。したがって、38nI2.をl/4.5秒
間で吸引するためには、約1秒間に70パルスの速度で
ステッピングモータ21を駆動すればよいことになる。
このため、ステップSitでは、ビペ。
ト本体14の上昇と同時に上述の速度でステッピングモ
ータ21の駆動を開始し、ステッピングモータ21を1
/4.5秒後に停止する。ステップSllが終了すると
プログラムは待期状態に戻る。
次に、オペレーターが吐出キーをONすると、プログラ
ムはステップS16からステップS17に移行する。ス
テップ517では、ピペット本体14内に吸引された細
胞懸fi7J液の吐出動作が行われる。ここでは、制御
装置4がステッピングモータ21を作動させて移動ブロ
ンク24をステッピングモータ21近傍に移動させる。
この場合、ピストン25も移動プロ、り24とともに移
動するので、シリンダ22の内圧が充分に高まる。シリ
ンダ22の内圧が高まると、同時にピペット本体[4の
内圧も上昇するので、ピペット本体14内の細胞懸If
i1′/FfLは内圧が高まるのにしたかって吸排孔1
7から外部に吐出される。ステップ517が終rすると
プログラムはステップS、1Bに移行する。ステップ3
1Bでは、吸引フラグが「0」(OFF)に設定される
。これにより、オペレーターが移動装置3の作動開始キ
ーをONした場合は、プログラムがステップS4からス
テップS5を経由してステップS6に移行するようにな
る。
ステップ318が終了すると、プログラムは待期状態に
戻る。
オペレータがその他の処理を行うためのキーをONする
と、プログラムはステップ519からステップ320に
移行する。ステップS20では、オペレータがONした
キーに対応する処理が行われる。ステップS20が終了
すると、プログラムは待機状態に戻る。
オペレーターが終了キーをONすると、プログラムはス
テップ521においてYESと判断されて終了する。オ
ペレーターが終了キーをONLなければ、プログラムは
待期状態を維持する。
上述のように本実施例のピペット装置12では、オペレ
ーターの経験に顛らず吸引された細胞懸濁液の容量を容
易に維持できる。このため、本実h&!例のピペット装
置12は、作業効率が良好である。
〔他の実施例〕
(a)  前記実施例では、ピペット本体14からの吐
出動作時に、ピペット本体I4の内圧を充分に高めて細
胞懸濁液の吐出を行うようにしたが、本発明はこれに限
定されない。たとえば、ステップS17における吐出動
作時には、ステップS14で設定された吸引値にステッ
プS8で算出された補正値を加えた容置だけ吐出動作を
行うようステッピングモータ21を駆動するようにして
もよい。
(b)  前記実施例において、移動装置3の移動速度
は変更できるようにされてもよい。たとえば、移動装置
3が通常は高速で作動するように設定し、容量保持動作
の場合には低速で作動するように設定しておくと、容量
保持動作がより確実に行え、また移動装置3の操作性が
向上する。
(c)  Ml記実施例で−は、[(の値を自動的に検
出するよう構成したが、Hの値はオペレータがキー人力
するようにり、でもよい。
〔発明の効果〕
本発明のピペット装置は、マニピュレータと連動して作
動する上述のような調圧手段を備えている。このため、
本発明のピペット装置は、吸引された液体試料の容量を
容易に維持でき、また作業効率か良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略構成を示す図、第2図
は前記実施例が採用されたマイクロマニピュレータの正
面概略図、第3図は前記マイクロマニピュレータの制御
部の概略図、第4A図及び第4B図は前記マイクロマニ
ピュレータの制御フローチャート、第5図は前記実施例
の一動作の縮断面部分図である。 3・・・移動装置、12・・・ピペット装置、14・・
・ピペット本体、15・・・制御部、19・・・チュー
ブ、20・・・作動装置、21・・・ステッピングモー
タ、22・・・シリンダ、23・・・ねし棒、24・・
・移動ブロンク。 特許出願人  株式会社島津製作所 代理人  弁理士 小 野 山己男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)試料を採取するためのピペット装置であって、ピ
    ペット本体と、 前記ピペット本体を移動させるためのマニピュレータと
    、 前記ピペット本体の内圧を調整することにより前記ピペ
    ット本体内に前記試料を吸引するための吸引手段と、 前記マニピュレータと連動して作動する、前記ピペット
    本体内に吸引された前記試料の容量を維持するよう前記
    ピペット本体の内圧を調整するための調圧手段と、 を備えたピペット装置。
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