JP3688600B2 - 分注装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノズルを用いて液体を分注する分注装置に関する。特に本発明は、ノズルが上下移動可能であり、その移動範囲の下限(ダウンリミット)を設定可能な分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、試薬などの液体が収容された容器(以下、対象容器という)からノズルを用いてその液体を吸引して他の容器に小分けする自動分注装置では、装置出荷時や装置のメンテナンス時において、対象容器から液体を吸引する際のノズルの下限(ダウンリミット)を手動により登録することが行われている。対象容器は、自動分注装置の内部に格納されていることがあり、あるいはそれが不透明である場合があり、目視確認が困難である場合が多い。この場合のダウンリミット登録の手順は、たとえば、手動搬送により、あるいは操作パネルへの手動操作入力により、目視確認を行いつつ、ノズルを対象容器の開口の上方に移動させた後(水平位置の登録後)、さらにノズルの高さを徐々に下げて、ノズル先端が対象容器の底に触れない直前の高さを判断して、その高さを当該対象容器についてのダウンリミットとして登録する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来装置においては、ノズルのダウンリミットの登録は手動で行っており、ダウンリミットの登録を実行するユーザにとって、最もふさわしい高さにダウンリミットを登録するための作業負担が大きかった。また、目視確認が困難なために最適なダウンリミットの決定を行い難く、また、ユーザの作業ミスにより、ノズルを破損する可能性があった。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することができる分注装置を提供することを目的とする。より詳しくは、本発明の目的は、ユーザの作業負担を軽減しつつ、ノズルのダウンリミットを適切に設定、登録することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対象容器から他の容器へ液体を分注する分注装置において、液面を検出する液面検出電極と、液体を分注するノズルと、を有するノズルユニットと、前記ノズルユニットの搬送及び前記ノズルの吸引吐出の動作を制御する手段であって、前記対象容器についてのダウンリミットの登録時に、前記対象容器に所定量の液体を注入させ、その後に前記対象容器の上方から下方へ前記ノズルユニットを下降させ、その下降時に前記所定量の液体の液面が検出された液面検出時にその下降を停止させる制御部と、前記液面検出時の液面レベルに基づいて、前記対象容器について前記ノズルユニットのダウンリミットを決定するダウンリミット決定手段と、を含み、前記対象容器から液体を吸引する場合には前記ダウンリミットを下限として前記ノズルユニットの下降制御がなされる。
【0006】
これによれば、ダウンリミット決定の目安となる液面(基準液面レベル)を人為的に形成し、その液面をノズルユニットに備えられた液面電極を活用して検出することにより、その基準液面レベルとの相対的な位置関係からダウンリミットを自動的に決定できる。すなわち、対象容器についてノズルユニットのダウンリミットの設定、登録を自動的かつ容易に行うことができ、ユーザの負担軽減が図られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る分注装置10が組み込まれた分析システムの全体構成を示すブロック図である。この分析システムでは、試薬容器30に収容された試薬が、分注ノズル50により吸引され、その吸引された試薬が、各反応セル60に所定量ずつ吐出される。各反応セル60には、試料があらかじめ注入されているが、試薬注入後に試料の注入を行ってもよい。各反応セル60は、回転可能な回転台70に載置されている。回転台70は、反応セル60を約50個搭載可能である。回転台70は、1つの反応セル60への試薬の分注が完了するごとに所定の角度だけ回転し、次の反応セル60が試薬の分注位置に移動する。このように、試薬の分注、回転台70の回転による次の反応セル60のセットが順次自動的に行われ、それに伴って、各反応セル60に対して、試料についての生化学検査、臨床検査などの分析が行われる。分析が完了した反応セル60内の液体は、洗浄ノズル80により全量吸引され、廃液タンク90に収容される。その場合に、洗浄液タンク100に収容された洗浄液110が反応セル60に吐出され、反応セル60の洗浄が行われる。この試薬の吸引、反応セル60の洗浄についても、回転台70による回転に伴って順次行われる。
【0009】
分注ノズル50は、保持具52に取り付けられている。保持具52は、搬送機構120により上下運動および水平運動が可能である。また、保持具52には、液面検出用電極54も取り付けられている。分注ノズル50および液面検出用電極54は、金属製の材質で構成されており、分注ノズル50と液面検出用電極54の先端部(両者の端面は一致しているか、あるいは液面検出用電極54の方が微小量だけ下方へ突出している)が液体に浸った場合に、両者の間に流れる電流や両者の間の抵抗の変化することにより液体の液面を検出することができる。この液面検出信号は、後述する制御部130に送信される。なお、通常動作時においては、液面検出用電極54を用いて、液体の液面が検出され、吸引を行うときの分注ノズル50の高さが、検出された液面に基づいて設定される。
【0010】
また、分注ノズル50は、配管56を介して分注ポンプ140と接続されている。分注ノズル50による試薬の吸引吐出は、分注ポンプ140が動作することにより行われる。以下では、分注ノズル50、保持具52、および液面検出用電極54をまとめて、可動部としてのノズルユニット55と呼ぶ。
【0011】
洗浄ノズル80は、搬送機構122により、上下運動および水平運動が可能である。また、洗浄ノズル80は、配管58を介して洗浄ポンプ150と接続されている。洗浄ノズル80による洗浄液の吐出吸引は、洗浄ポンプ150が動作することにより行われる。なお、廃液タンク90と洗浄液タンク100には、配管切換弁92が設けられ、それにより、洗浄ポンプ150との接続が切り換えられる。
【0012】
制御部130は、搬送機構120、122、分注ポンプ140、洗浄ポンプ150、回転台70の動作を制御する。制御部130により、上述した試薬の分注、回転台70の回転、反応セル60の洗浄などの処理が自動的に行われる。
【0013】
また、制御部130は、ダウンリミット自動登録制御部160、およびダウンリミット決定部170を含む。ダウンリミット自動登録制御部160は、ダウンリミット登録時において、ノズルユニット55による所定量の液体の吐出制御、ノズルユニット55の下降制御、および液面検出に伴うノズルユニット55の下降停止制御を行う。ノズルユニット55による所定量の液体の吐出制御では、たとえば、ノズルユニット55を用いて1ccの蒸留水を図示しない蒸留水タンクから吸引した後、その蒸留水を試薬容器30に吐出する動作が実行される。
【0014】
ダウンリミット決定部170は、ノズルユニット55によって検出された液面レベルに基づいて、ダウンリミットを決定する。ダウンリミットが決定されると、それが試薬容器30についてのノズルユニット55のダウンリミットとして記憶部200上に登録され、さらに必要に応じて、その旨が表示部180によって画面表示され、あるいは、スピーカ190によって音声通知される。
【0015】
なお、ユーザは、試薬容器30を分注装置10にセットした後、目視確認を行いつつ、入力部210を用いてノズルユニット55を手入力操作によって水平方向に逐次移動させ、試薬容器30の上方に位置決めした時点で、設定入力操作を行うと、水平方向の座標が記憶部200に登録される。その後、ユーザは、入力部210からダウンリミット登録動作の開始を指令することができる。
【0016】
次に、ダウンリミット登録動作の開始が指令されたときの、ダウンリミットの決定について、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0017】
あらかじめ、試薬容器30に、ダウンリミットを決定するための基準液面レベルを形成するために、所定量の液体が注入される(S10)。次に、必要に応じてユーザによりノズルユニット55が水平方向に位置決めされた後、自動的に試薬容器30の上方から下方へノズルユニット55が徐々に挿入される(S20)。試薬容器30に挿入されたノズルユニット55により、液面が検出されたかどうかが判断される(S30)。液面が検出されない場合には、さらにノズルユニット55を下降させる。液面が検出された場合には、その位置でノズルユニット55の下降を停止させる(S40)。続いて、検出された液面レベルに基づいて、ノズルユニット55のダウンリミットが決定される(S50)。具体的には、このようにして決定されたダウンリミットそれ自体が、ノズルユニット55の下降の下限として設定され、通常の分注動作時において、ノズルユニット55はダウンリミットより下に下降することが制限される。これにより、ノズルユニット55を試薬容器30に挿入したときに、ノズルユニット55の先端が試薬容器30の底面に接触することによってノズルユニット55が破損することが未然に防止される。また、試薬容器30に収容された液体の吸引は、ノズルユニット55がダウンリミットまで下降した状態で行われるので、液体を無駄なく吸引することができる。
【0018】
図3は、ダウンリミットを示す図である。試薬容器30の底面の高さh1に対して、所定量の液体の液面高さはh2である(発明説明のため、h2の高さが大きく描かれている)。ノズルユニット55が、液面上方から下降すると、分注ノズル50よりΔhだけ長い液面検出用電極54が、まず液体に浸り、さらにノズルユニット55が下降すると、分注ノズル50も液体に浸る。このとき、分注ノズル50と液面検出用電極54との間の電気抵抗等に変化が生じ、液面が検出される。ダウンリミットについては、検出された液面高さh2と等しくすることが望ましい。あるいは、h2を基準として、そこからある量(α)だけ増減した高さ(たとえば、h2+α、h2−αなど)をダウンリミットとしてもよい。このように、液体の所定量を調節することにより、基準となる液面高さh2を変えることができる。また、αを調節することにより、ダウンリミットの微調整も可能である。
【0019】
なお、ダウンリミットの登録にあたっては、ダウンリミット登録時の試薬容器30の種別に対応付けて、記憶部200に登録することができる。この場合、試薬容器30の種別は、ダウンリミットの登録動作指令時に、ユーザによって入力部210を用いて入力される。
【0020】
なお、本実施形態では、ノズルユニット55とそれに接続された配管56、および洗浄ノズル80とそれに接続された配管58がそれぞれ1つの系について説明したが、ノズルユニット55や、洗浄ノズル80は複数あってもよく、その場合には、複数あるノズルユニット55ごとに、上述したダウンリミットを登録することができる。これによって、各ノズルユニット55の形状や設置状況に応じたダウンリミットの登録を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば適切なダウンリミットを人手をかけずに容易に決定および登録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る分注装置が組み込まれた分析システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 ダウンリミットの決定についてのフローチャートである。
【図3】 ダウンリミットを説明するための図である。
【符号の説明】
10 分注装置、30 試薬容器、50 分注ノズル、52 保持具、54 液面検出用電極、55 ノズルユニット、56,58 配管、60 反応セル、70 回転台、80 洗浄ノズル、90 廃液タンク、92 配管切換弁、100 洗浄液タンク、110 洗浄液、120,122 搬送機構、130 制御部、140 分注ポンプ、150 洗浄ポンプ、160 ダウンリミット自動登録制御部、170 ダウンリミット決定部、180 表示部、190 スピーカ、200 記憶部、210 入力部。

Claims (1)

  1. 対象容器から他の容器へ液体を分注する分注装置において、液面を検出する液面検出電極と、液体を分注するノズルと、を有するノズルユニットと、
    前記ノズルユニットの搬送及び前記ノズルの分注動作を制御する手段であって、前記対象容器についてのダウンリミットの登録時に、前記対象容器に所定量の液体を注入させ、その後に前記対象容器の上方から下方へ前記ノズルユニットを下降させ、その下降時に前記所定量の液体の液面が検出された液面検出時にその下降を停止させる制御部と、
    前記液面検出時の液面レベルに基づいて、前記対象容器について前記ノズルユニットのダウンリミットを決定するダウンリミット決定手段と、
    を含み、
    前記対象容器から液体を吸引する場合には前記ダウンリミットを下限として前記ノズルユニットの下降制御がなされることを特徴とする分注装置。
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