JPH04200875A - プラズマトーチの電極破壊予知方法及びその装置 - Google Patents

プラズマトーチの電極破壊予知方法及びその装置

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JPH04200875A
JPH04200875A JP32982590A JP32982590A JPH04200875A JP H04200875 A JPH04200875 A JP H04200875A JP 32982590 A JP32982590 A JP 32982590A JP 32982590 A JP32982590 A JP 32982590A JP H04200875 A JPH04200875 A JP H04200875A
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electrode
voltage
plasma arc
plasma
plasma torch
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JP32982590A
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English (en)
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Hitoshi Ueno
等 上野
Akira Kojo
昭 古城
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Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
Original Assignee
Koike Sanso Kogyo Co Ltd
Koike Sanso Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、プラズマトーチの電極が破壊される以前にこ
の電極の破壊を予知する方法と、この方法を実施するた
めの装置に関するものである。
〈従来の技術〉 従来より、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板等の
導電性を有する被加工材に対し、プラズマトーチを用い
て切断、溶接等の加工を施すことが行われている。
上記加工は、プラズマトーチと被加工材との間に定電流
を印加してプラズマアークを発生させ、このプラズマア
ークをプラズマトーチのノズル部分で冷却して細く絞っ
て噴射し、前記プラズマアークの熱により被加工材を溶
融させて溶接し、或いは被加工材を溶融させると共に溶
融物を母材から排除して切断するものである。また前記
加工に際しプラズマトーチからは動作ガスと呼ばれるガ
スが噴射される。
プラズマトーチを用いて被加工材に対する加工を行う場
合、電極の表面から発生するプラズマアークの温度は極
めて高く、約30000°Cに達する。
このため、電極の表面が溶融、蒸発して消耗し、クレー
タ−と呼ばれる窪みが生ずる。このクレータ−は電極の
稼働時間に応じて指数関数的に成長゛する。特に、切断
加工を実施する際に動作ガスとして酸素ガスを使用した
場合には、前記溶融、蒸発に加えて酸化反応が生じ、更
に高温となって消耗が激しくなる。
電極の消耗が進行し加工の途中で破壊した場合には、加
工の継続が不能となって製品不良を発生することがある
。このため、従来より電極の破壊を検出して警報を発し
たり加工装置を停止させるような方法及び装置が種々提
案されている。
然し、加工を実施する立場からすると、電極が破壊する
以前に予知し得ることが好ましい。即ち、電極の破壊を
予知することによって、新たな加工を開始する際に電極
を交換することが可能となり、これにより、製品不良の
発生を防止することが可能となる。このため、現状では
統計的に電極が破壊するまでの時間を算出して破壊基準
時間を設定し、電極の総稼働時間を計測してこの稼働時
間が基準時間と一致したときに電極を交換したり、或い
は電極が破壊するまでの動作回数を算出して破壊基準回
数を設定し、電極の動作回数が基準回数と一致したとき
に電極を交換することが行われている。
〈発明が解決しようとした課題〉 上記従来の電極破壊予知方法では、安定した予知を行う
ことが困難である。
即ち、プラズマトーチに於ける電極は、銅又は銅合金に
よって形成されたホルダーにハフニウム。
ジルコニウム等の電極材を圧入等の方法により埋設して
構成している。このため、電極材の寸法公差、或いは電
極材を圧入するためにホルダーに形成された穴の加工公
差等の影響によって、電極とホルダーとの間の熱伝達効
率にバラツキが生じることがある。熱伝達効率の悪い電
極では、この電極の熱がホルダーに伝達されずに電極自
体の熔融。
蒸発が促進され、短時間に消耗する。従って、同一仕様
の電極であっても破壊る至る時間(寿命)は必ずしも同
一では無く、特に生産ロフトが異なる場合に寿命のバラ
ツキが大きくなる戊がある。
上記理由から、従来技術の如く単に電極の稼働時間や動
作回数を基準として電極を交換する場合には、交換基準
に達する以前に電極が破壊したり、或いは交換した電極
がまだ使用に耐えるものであったりすることがある。
本発明の目的は、加工公差等に基づく電極のバラツキに
かかわらず稼働している電極の破壊を予知することが出
来る電極の破壊予知方法と、この方法を実施するための
装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本発明に係るプラズマトーチ
の電極破壊予知方法は、予め加工開始時に於けるプラズ
マトーチの加工開始高さを設定すると共に、前記加工開
始高さに於けるプラズマアークの電極破壊予知電圧を設
定し、被加工材に対する加工を開始する毎にプラズマト
ーチを前記加工開始高さに設定してプラズマアークを発
生させ、所定時間経過後のプラズマアーク電圧を測定し
て電極破壊予知電圧と比較し、測定されたプラズマアー
ク電圧が前記電極破壊予知電圧と等しいか又4J大きい
場合に電極が寿命1.に達し、たとして認識するごとを
特徴としたものである。
また代表的なプラズマ1−一一チの電極破壊予知装置は
、被加圧4141”対する加−Lを開始するに際しプラ
ズマトーチを予め設定された初期高さに設定する設定手
段と、予め入力された加工開始時に於けるプラズマトー
チの初期高さデータ及び前記初期高さに於(・Jるプラ
ズマア・−りの破壊予知電圧データを記憶する記憶手段
と、プラズマアーク電圧を測定する測定手段と、前記測
定手段によって測定された初期高さに於(、Jるプラズ
マアーク電圧と電極破壊予知電圧データとを比較し測定
されたプラズマアーク電圧が電極破壊予知電圧と等し、
いか又は大きい場合Cコミ極破壊予知信号を発生ずる制
御手段とを有し−C構成されるものである。
〈作用〉 上記方法によれば、プラズマ1〜−チの電極の消耗状態
を監視し、電極が破壊する以前に破壊予知を行うことが
出来る。
プラズマアークは被加工材と電極表面との間に形成され
、且・つプラズマアークは定電流制御される。従って、
プラスマト−チのノズル径2作動ガスの種類及び流量等
の条件を一定とした場合、プラズマアーク電圧は電極間
距離(被加工材と電極表面との距離)に比例する。
即ち、未使用電極を取り付けたブラスマh−チを被加工
材の表面から一定距離に設定して(加工開始高さHs)
プラズマアークを形成し、このときのプラズマアーク電
圧を測定すると、測定された電圧は常に一定となり、こ
の電圧を基準電圧VSとして設定することが出来る。
また数度の使用によりクレータ−が形成された電極を取
り付けたプラズマトーチを前記距離(Hs)と等しく設
定してプラズマアークを形成し、このときのプラズマア
ーク電圧を測定すると、測定値Vmは電極に形成された
クレータ−の深さΔdに応じて前記2N準電圧Vsより
も高い電圧となる。
従って、測定値Vmと基準電圧Vsを比較(−で算出し
た差Δ■の値はクレータ−の深さΔdと比例する。
−・方、ボルダ−に埋設される電極は一定の長さを有し
ており、また電極が使用不能となるときのクレータ−の
深さをdmaxとしたと、使用不能深さd maxの値
は略−・定の値である。
従って、プラズマトーチの高さを一定に保持し、Hつ電
極に形成されるクレータ−が使用不能深さdmaxに達
する以前の深さを破壊予知深さdとして設定するき、こ
の破壊予知深さdに対応したプラズマアーク電圧は、未
使用電極を取りイ]けたプラズマトーチを前記高さに保
持してプラズマアークを形成(−2だときの電圧と破壊
予知深さdに対応する電圧との和となる。
即ち、予め電極が使用不能状態となるクレータ−深さd
 maxよりも僅かに浅いイ直である破壊予知深さdを
設定すると共に加工開始時に於i、Jるプラズマトーチ
の加工開始高さHsを設定することに3Lって、この加
■二開始高さHs?こ於1.jる電極間距離(電極表面
と被加圧祠表面七の距離)を一義的に設定し、これによ
り、前記距離に応じたプラズマアーク電圧を電極破壊予
知電圧vbとして設定することが出来る。
そして被加工材に対する加圧を開始する毎にプラズマ1
−一一チを加工開始高さHsに設定してプラズマアーク
を発生させ、所定時間経過して該アークが安定したとき
のプラズマアーク電圧を測定して測定値Vmを電極破壊
予知電圧vbと比較し、この比較の結果測定されたプラ
ズマアーク電EEVmが電極破壊予知電圧V bと等し
2いか叉は大きい場合、電極に破壊予知深さdと等しい
か又はより深いクレータ−が形成されていることとなり
、この場合に電極が寿命に達したとして認識することが
出来る。
また上記プラズマトーチの電極破壊Y知装置によれば、
被加圧材に対する加工開始に先立って、プラズマトーチ
の電極破壊予知を行う1゛二とが出来る。
即し、記憶手段にrめ加圧開始時C,二於+、Jるプラ
ズマトーチの初期高さデータ及び前記初期高さに於ける
プラズマアークの破壊予知電圧データを記憶させること
が出来る。また被加工材に対する加工を開始するに際し
、設定手段によってプラズマトーチを予め設定された初
期高さである加工開始高さに設定し、この状態でプラズ
マアークを発生させ、このプラズマアーク電圧を測定手
段によって測定して測定値のデータを制御手段に伝送し
、制御手段に於いて伝送された測定値データと電極破壊
予知電圧データとを比較し、その結果、測定されたプラ
ズマアーク電圧が電極破壊予知電圧と等しいか又は大き
い場合に、該制御手段から電極破壊予知信号を発生する
ことが出来る。
従って、電極破壊予知信号の発生に応じて警報を発生す
ることが可能であり、且つ加工装置の作動を停止させて
消耗した電極を交換することが可能である。
〈実施例〉 以下上記手段を適用したプラズマトーチの電極破壊予知
方法について説明する。
本発明に係るプラズマトーチの電極破壊予知方法は、被
加工材Aに対するプラズマトーチ1の高さを予め設定さ
れた値に保持してプラズマアークを形成し、このプラズ
マアーク電圧を測定して予め設定された電極破壊予知(
以下単にr予知」という)電圧と比較することで電極の
破壊を予知するものである。
本発明に係るプラズマトーチの予知方法は、予め加工を
開始する際のプラズマトーチ1の加工開始高さHs及び
この加工開始高さHsに於ける予知電圧vbを設定し、
前記加工開始高さHsに於ける予知電圧vbと測定した
プラズマアーク電圧Vmとを比較し、この結果、測定さ
れたプラズマアーク電圧が予知電圧vbと等しいか又は
大きい場合に、電極2が寿命に達したとして認識するも
のである。
前記加工開始高さHsとしての数値は特に限定するもの
では無く、プラズマトーチ1を加工開始高さHsに設定
してプラズマアーク8を形成させた状態で、このときの
プラズマアーク電圧の測定値Vmと予知電圧vbとを比
較することによって、電極2の消耗度を知ることが出来
る高さであれば良い。
プラズマアークは定電流制御されるため、プラズマトー
チの加工開始高さHsを設定することによって、この高
さHsに於ける未消耗状態の電極を用いた場合のプラズ
マアーク電圧は一義的に設定される。従って、このとき
のプラズマアーク電圧を基準電圧Vsとして設定するこ
とが可能である。
また統計的に或いは実験的に、電極が使用不能状態とな
るクレータ−の深さdlllaXに一定時間の使用に耐
えうる電極の消耗量を見込むことによって、予知深さd
を設定することが可能である。
従って、クレータ−が予知深さdまで成長した電極を取
り付けたプラズマトーチを加工開始高さHsに設定した
とき、被加工材Aと電極のクレータ−表面との距離は予
知深さdに応じて離隔することとなり、このときのプラ
ズマアーク電圧は未使用状態の電極を用いた場合のプラ
ズマアーク電圧と比較して予知深さdに対応する分だけ
上昇する。即ち、プラズマトーチ1の高さを加工開始高
さHsに設定すると共に電極2に対する予知深さdを設
定することによって電極間距離が設定され、この電極間
距離に応じたプラズマアーク電圧を予知電圧vbとして
設定することが可能となる。
従って、プラズマトーチ1を加工開始高さHsに保持し
てプラズマアーク8を形成し、このときのプラズマアー
ク電圧を測定して測定値V’mを予め設定されている予
知電圧vbと比較し、この比較の結果によって測定値V
mと予知電圧vbとの大小関係を知ることによって、電
極2が寿命に達しているか否かを認識することが可能と
なる。
以下本発明に係るプラズマトーチの電極破壊予知方法に
ついて図を用いて具体的に説明する。
第1図(a)、 (b)は本発明に係る予知方法の原理
説明図である。
図に於いて、プラズマトーチ1には電極2を有するホル
ダー3が着脱可能に取り付けられており、先端にはノズ
ル4を形成したキャップ5が着脱可能に取り付けられて
いる。また動作ガスはホルダー3とキャップ5との間に
形成された通路6から供給され、ノズル4から外部に噴
出するよ・)に構成されでいる。前記ボルダ〜3は導管
7を介jノで供給される玲却水に、F、って冷却され、
また十ヤ。
プ5も同様に冷却されている。
プラズマアーク8は電極2と被加工材Aとの間に形成さ
れる。然し、プラズマアーク8は加工の開始と同時に電
極2と被加工It Aとの間に形成されるものでは無く
、先ずキャップ5と電極2との間にパイロットアークを
形成し、このパイロットアークを動作ガスによってノズ
ル4から噴出さセ゛て被加工材Aに到達さゼ、その後、
被加工+A’Aと電極2との間(、こ通電(2てプラズ
マアーク8を形成するものである。従って、加工を開始
してからプラズマアーク8が形成され、Hつこのプラズ
マアーク8が安定するまでには数秒間の時間経過が必要
である。
プラズマトーチ1に於けるボルダ−3の表面上−1−ヤ
ップ5の先端との距離(未消耗状態の電極2の表面とキ
ャップ5の先端との距離)は該1−−チ1の設計段階で
決定された値りを有している。
上記の如く構成されたプラスマト−チlを用いて被加工
材Aに対する加工を開始する場合、第1図(a)、 (
b)ζこ示ずよ・)にプラズマトーチ1を予め設定され
た加工開始高さI−(sに設定して保持する。
ここで、プラズマ)・−チlの高さはキャップ5と被加
工材へとの距離として設定される。従って、プラズマト
ーチ1を加工開始高さf(sに設定したとき、破細]X
材Aの表面と電極2の表面との距離は、Hs + hと
なる。そしてこの状態でプラズマアーク8を形成したと
き、プラズマアーク電圧ば基準電圧Vsとなる。
まノ、:電極2の破壊を予知するために予知深さdを設
定した場合、液加]−゛材への表面と電極2の表面との
距離は、Hs −+−h十dとなる。そしてこの状態で
プラズマアーク8を形成j7たとき、プラズマアーク電
圧は予知電圧vbとなる。
同図fa)に示すように電極2が未消耗状態である場合
、ブラスマト−ヂ1を加工開始高ざH!Nに設定して固
定し、形成されたプラズマアーク8が安定したときにこ
の電圧を測定し、測定値Vmを予め設定されている予知
電圧V bと比較すると、測定値Vmば予知電圧V +
)よりも低い値となる。従って、この場合にはプラズマ
トーチ1に取り4=f 13られた電極2は寿命に達し
ていないとして認識することが可能である。
電極2が消耗して予知深さd以Fの深さΔdを有するク
レータ−2aが形成されたとき、この電極2を取り付け
たプラズマトーチ1を加工開始高さHsに固定1−7で
プラズマアーク電圧を測定して比較すると、測定値Vm
は、 Vm=V s 」−Δ■ となり、未消耗状態のときよりも高くなるが、予知電圧
V bよりも低い値となる。従って、このとき電極2は
寿命に達していないとして認識することが可能である。
同図(b)(ご示すよ・うに、電極2に形成されたクレ
ータ−2aが成長j、て予知深さclと同一 となり、
或いは−r知深さd以1−に成長し六二とき、この電極
−1(j − 2を取り付けたプラズマ1ヘーチ1を加工開始高さHs
に固定してプラズマアーク電圧を測定して比較すると、
測定値vmは予知電圧V b等しいか或いはぞれ以にの
値となり、従って、電極2は〕f命に達したとし°ζ認
識することが可能となる。
1ユ記の如くしてプラズマトーチ1に取り付げた電極2
の破壊を予知することが可能である。
次にプラズマトーチの電極破壊予知装置について説明す
る。
第2図は予知装置の説明図、第3図は制御系のブロック
図である。
第2図に示すように、プラズマトーチ1はトーチボルダ
−11に保持されて肩降部材12に取り付けられている
。昇降部材12はキャリッジ13に固着されたザーボモ
ーター14によって上下方向である矢印a、b方向に屏
、降される。
キャリッジ13は、平行に敷設されたレール(不図示)
に載置され且つレールに沿って移動可能に411成され
た凹型のフレーム15に搭載さ47てレールの敷設方向
に対し直交方向に移動可能に(14成されている。
従って、フレーム15をレールに沿って移動させると共
にキャリッジ13をレールに対し直交方向に移動させる
ことによって、プラズマトーチ1を所望の経路に沿って
移動させることが可能である。
トーチホルダー11には、レーザーセンサー、静電容量
型センサー、エアセンサー等のセンサー16が取り付け
られている。前記センサー16は、被加工材Aに対する
加工を開始する際にプラズマトーチ1を予め設定された
初期高さである加工開始高さHsに設定する設定手段と
なるものであり、トーチホルダー11に対し固定した状
態で取り付けても良(、またエアシリンダー等によって
上下移動可能に取り付けても良い。
プラズマトーチ1と電源装置17とは電線18によって
接続され、またガス供給装置19とはホース20によっ
て接続されている。また電源装置17と被加工材Aとは
電線21によって接続されている。
第3図に於いて、記憶手段31は予め入力された加工開
始高さHsのデータ、予知電圧vbのデータ等のデータ
を記憶するものであり、マイクロコンピュータ−のRA
Mチップ或いはデイツプスイッチ等が用いられる。
また測定手段32は電源装置17と接続されてプラズマ
アーク電圧を測定してこのデータを制御手段33に伝送
するものであり、測定されたプラズマアーク電圧を適切
なレヘルのアナログ信号或いはデジタル信号に変換して
制御手段33に伝送する。
制御手段となる制御装置33は、記憶手段31に記憶さ
れたデータと測定手段32によって測定されたプラズマ
アーク電圧とを比較演算する機能と、この演算結果に応
じて電極が寿命に達したことを明らかにする予知信号を
発生する機能とを有するものである。
即ち、被加工材Aに対する加工を開始するに際し、サー
ボモーター14及びセンサー16を作動させてプラズマ
トーチ1を加工開始高さHsに設定すると共に該トーチ
1をこの高さHsで固定させ、且つプラズマトーチ1の
加工開始高さHsに於ける予知電圧vbと測定手段32
によって測定されたプラズマアーク電圧の測定値Vmと
を比較演算し、この演算結果、測定値Vmが予知電圧v
bと等しいか又は大きい場合、表示部34に電極2が寿
命に達した旨の警報を表示する信号を発生し、同時にプ
ラズマ加工装置を停止させる信号を発生するものである
。この制御装置33としてはマイクロコンピュータ−等
の機器が用いられる。
次に上記の如く構成された予知装置を用いてプラズマト
ーチ1に取り付けた電極2の破壊を予知する手順につい
て説明する。
先ず、記憶手段31に加工開始高さHsのデータ。
予知電圧のデータvbを夫々入力する。この入力操作は
、記憶手段31及び制御手段33としてマイクロコンピ
ユークーを用いた場合にはキーボード入力することが可
能であり、記憶手段31としてデイツプスイッチ等を用
いた場合にはこのスイッチを直接操作することで入力す
ることが可能である。
次にフレーム15及びキャリッジ13を移動させてプラ
ズマトーチ1を被加工材A上の所定位置に配置して動作
を開始すると、制御装置33からの信号−20= によってセンサー16及びサーボモーター14が作動を
開始し、プラズマトーチ1を初期高さである加工開始高
さHsに設定すると共にこの設定高さに固定する。
次ぎに電源装置17からプラズマトーチ1に通電すると
共にガス供給装置19から動作ガスを供給する。これに
より、プラズマトーチ1の電極2と被加工材Aとの間に
プラズマアーク8が形成される。
そして所定時間経過してプラズマアーク8が安定した時
期にプラズマアーク電圧を測定し、この測定値Vmを制
御装N33に伝送する。
制御装置33に測定値Vmが伝送されると、この測定値
Vmと記憶手段31から読み出した予知電圧vbとを比
較演算する。前記演算の結果、測定値Vmが予知電圧v
bよりも小さい場合には、制御装置33から所定のプロ
グラムに従った動作指令が発生して予め設定されている
加工動作を実施する。
また制御装置33に於ける比較演算の結果、測定値Vm
が予知電圧vbと等しいか或いはそれ以上である場合に
は、電極2が寿命に達したとして判断し、表示部30こ
破壊予知の表示を行うと同時に加二[装置全体の動作を
停止1−さ−ぜる。
従っ−C8電極2が完全に破壊に至る以前に電極2を交
mする1−とが可能々なり、加工途中6.二於ける電極
の破壊?、こ、にろ製品不良の発47を防f、−Jるご
とが可能となる。
また電極2に於けるりL−一−クー 2aの成長七ブラ
スマア−り電圧の測定値■mの値が比例するこ々から、
記憶手段31に測定値Vmに対応するクレークー2aの
深さの相関デー タを記憶さ−ぜておき、制御装置33
に於いて測定値V rnと予知電圧V l)との比較を
実施すると同時に測定値VInと相関データとを比較演
算することによって、測定値Vmに応j−〉たり1ノー
クー2aの深さを知る1−とが可能である1、 従って、制御装置、′(3から前記演算結果tこ応1工
た信号を出力し、この信号を表示部34に伝送すること
によって、電極2(、=形成されているり[、・−ター
2;]の深さ△dを表示部34に表示することがiiJ
能である。
〈発明の効果〉 以上詳細に説明したよ・うに本発明に係るプラズマ1−
チの電極破壊予知方法(2こよれば、電極が完全な破壊
に至る以前に寿命に達したことを知ることが出来る。こ
のため、加工途中での電極破壊を防止することが出来、
且つ製品不良の発生を防+Iミすることが出来る。
また本発明に係るプラズマトーチの電極破壊予知装置に
よれば、電極に形成されたクレータ−が予知深さに達し
7たとき、破壊予知信号を発生ずることが出来る。従っ
て、この破壊予知信号に基づいて警報を表示し、或いは
装置を停止させることが出来る。
また電極に形成されたクレータ−の深さを表示部に表示
することによって、該電極の消耗状態を知る、二とが出
来、従って、破壊予知警報が発生ずる以前であっても、
電極が破壊に至る経過を知ることが出来る等の特徴を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、 (b)4本来発明に係る電極破壊予知
方法の原理説明図、第2図は予知装置の説明図、第3図
は制御系のプロ・ツク図である。 Aは被加工材、HSば加工開始高さ、dはり1/−ター
の深さ1、hはキヤ・ンプの表面と電極の表面との距離
、1はプラズマト−ヂ、21J電極、2aはりL−・−
ター、31.A、ボルダ−14ばノズル、5はキャンプ
、8はプラズマアーク、11ば1・−チホルダー、12
は昇降部材、13はキャリッジ、14はサーボ千−ター
、15はフレーム、16はセンサー、17ば電7Ii装
置、18.2H;11電線、19はガス供給装置、2゜
はホース、31は記憶手段、32は測定手段、33ば制
御装置、34は表示部である。 特許出願人  小池酸素工業株式会社 代 理 人  弁理士 中周 周吉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラズマアーク電圧を利用してプラズマトーチの
    電極破壊を予知する方法であって、予め加工開始時に於
    けるプラズマトーチの加工開始高さを設定すると共に、
    前記加工開始高さに於けるプラズマアークの電極破壊予
    知電圧を設定し、被加工材に対する加工を開始する毎に
    プラズマトーチを前記加工開始高さに設定してプラズマ
    アークを発生させ、所定時間経過後のプラズマアーク電
    圧を測定して電極破壊予知電圧と比較し、測定されたプ
    ラズマアーク電圧が前記電極破壊予知電圧と等しいか又
    は大きい場合に電極が寿命に達したとして認識すること
    を特徴としたプラズマトーチの電極破壊予知方法。
  2. (2)被加工材に対する加工を開始するに際しプラズマ
    トーチを予め設定された初期高さに設定する設定手段と
    、予め入力された加工開始時に於けるプラズマトーチの
    初期高さデータ及び前記初期高さに於けるプラズマアー
    クの破壊予知電圧データを記憶する記憶手段と、プラズ
    マアーク電圧を測定する測定手段と、前記測定手段によ
    って測定された初期高さに於けるプラズマアーク電圧と
    電極破壊予知電圧データとを比較し測定されたプラズマ
    アーク電圧が電極破壊予知電圧と等しいか又は大きい場
    合に電極破壊予知信号を発生する制御手段と、を有する
    ことを特徴としたプラズマトーチの電極破壊予知装置。
  3. (3)電極の消耗度に対応するプラズマアーク電圧デー
    タを記憶させる記憶手段と、測定手段によって測定され
    たプラズマアーク電圧と電極の消耗度に対応するプラズ
    マアーク電圧データとを比較して比較結果に応じた信号
    を発生する制御手段と、前記制御手段から発生した信号
    に基づいて電極の消耗度を表示する表示部とを有するこ
    とを特徴とした請求項(2)記載のプラズマトーチの電
    極破壊予知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000783A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Daihen Corp プラズマミグ溶接の監視方法
US8961668B2 (en) 2010-05-25 2015-02-24 Isuzu Motors Limited Exhaust gas purification system
US9086000B2 (en) 2010-05-25 2015-07-21 Isuzu Motors Limited Diesel particulate filter system

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