JPH04200849A - 連続鋳造用電磁撹拌方法 - Google Patents

連続鋳造用電磁撹拌方法

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JPH04200849A
JPH04200849A JP32942090A JP32942090A JPH04200849A JP H04200849 A JPH04200849 A JP H04200849A JP 32942090 A JP32942090 A JP 32942090A JP 32942090 A JP32942090 A JP 32942090A JP H04200849 A JPH04200849 A JP H04200849A
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橘高 節生
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 同じ電磁攪拌装置で、3ストランド鋳造、2ストランド
鋳造及び1ストランド鋳造を行えるようにした連続鋳造
用電磁攪拌装置であって、3ストランド鋳造及び、2ス
トランド鋳造をする場合、電磁コイルの3相巻線の結線
を変更するだiJで、各々のストランドのストリーム内
において、均等な流速分布を得ることができる連続鋳造
用電磁攪拌方法に関する。
従来の技術 従来の電磁攪拌装置には、発生する移動磁界の形態によ
って、直線移動磁界式と回転移動磁界式の二つが挙げら
れる。前者の直線移動磁界式電磁攪拌装置は、主に、ス
ラブの電磁攪拌を行っている。
その構成は、第6図に示すように、スラブ用鋳型を挟ん
で、対向配置した一対の鉄芯1にそれぞれ6組のU、 
V、 Wの3組巻線コイル2からなっている。コイル2
に3相交流電源を印加することで、位相変化に伴って矢
印方向に移動する磁界が発生する。この移動磁界により
鋳型3内の溶鋼4に磁界の移動方向、つまり、矢印方向
の電磁力が生じる。すなわち、前記それぞれのコイル2
で発生する磁界により、溶鋼4のそれぞれの鉄芯の面に
逆行する電磁力を発生させることで、溶鋼の攪拌作用を
行わせるものである。
このスラブを電磁攪拌する場合は、幅方向の電磁力の分
布は不均一でもかまわず、矢印の総合電磁力を高めるこ
とに主眼点をおいていた。
そのため、この6図に示すように、鋳型側の巻線の相を
、一時点で、上側がV、  −W、 U、 −V。
W、−Uであり、下側がU、  −W、 V、 −U、
 W。
−Vであるように、3組巻線の結線をしていた。
一方、後者の回転磁界式は主に、ビレット、ブルーム等
の正方形の鋳片の電磁攪拌を行っている。
その構成は第10図に示すように、ビレットまたはブル
ーム用鋳型を囲んだ電磁攪拌装置を設け、その電磁攪拌
装置に複数の磁極を設け、回転磁界が発生するようにし
ていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記直線移動磁界式の電磁攪拌装置では
、1ストランドのスラブの電磁攪拌を行う場合は特に問
題がないが、同じ電磁攪拌装置で、3ストランドのビレ
ットや2ストランドのブルームを電磁攪拌しようとすれ
ば攪拌力に大きなアンバランスが生じるという問題が発
生した。
例えば、第7図に示すように、鋳型側の巻線の相を、一
時点で、上側がv、  −w、 u、  −v、 w。
−Uであり、下側がTJ、−w、V、  −U、 W。
−Vであるように、3組巻線の結線をした場合、電磁攪
拌力にほぼ比例する上下方向(以下Y方向という)の磁
束密度が中央の鋳型Cでは大きく、両側の鋳型A、13
では小さいという現象が生じた。
この図では、鋳型Cが0.3Tに対し、鋳型Aでは0.
098 T、鋳型Bでは0.11Tという不均一な磁束
密度分布となっている。なお、Tは磁束密度の単位テス
ラである。
このような不均一な磁束密度分布が生じると鋳型内溶鋼
を攪拌する攪拌力も不均一となり、3ストランドの鋳片
の品質のばらつきが生じる。
また、鋳型Bの攪拌推力は第9図の溶鋼流動分布図に示
すように、攪拌推力は弱いとともに、攪拌回転中心が鋳
型の中心に生じず、鋳型の外の左側に生じている。その
点からも攪拌効率の低下をまねいている。さらに、電磁
攪拌の効率も悪くなり、電気エネルギーロスは非常に大
きい。
次に、回転磁界型の電磁攪拌装置では、各々の鋳型に電
磁攪拌装置を設けるため、そのような攪拌力の不均一は
な(なるが、1ストランド用、2ストランド用、3スト
ランド用の電磁攪拌装置がそれぞれ必要となり、設備費
は膨大なものとなる。
さらに、鋳型を囲む電磁攪拌装置を取り付けるため、ス
トランド間隔が広くなり、連続鋳造設備の全体の幅を太
き(しなければならないという問題が生じる。
課題を解決するための手段 本発明は、かかる課題を解決するため、鋳型もしくは鋳
片を挟んで、所定の間隔を保って対向配置された2個の
鉄芯と、該鉄芯にそれぞれ巻回されたU、V、’Wの3
組巻線からなるコイルとで構成される連続鋳造用電磁攪
拌装置の電磁攪拌方法において、3ストランド鋳造の場
合は、鋳型もしくは鋳片側の巻線の相を、一時点で、−
刃側が−V、  −U、 W、 V、 −U、 −Wで
あり、対向する側がU、v、−v、−w、w、uであり
、位相を変化させても常に、■と一■、Uと−U1Wと
−Wとを結ぶ線が3組のX線となるように3組巻線を結
線し、 2ストランドの場合は、鋳型もしくは鋳片側の巻線の相
を、一時点で、−刃側が−V、 W、−U。
V、  −W、 Uであり、対向する側がU、  −W
、 V。
−1J、 W、  −Vであり、位相を変化させても常
に。
■と−V、Uど−U、Wと−Wどを結ぶ線が2組の*線
となるように3組巻線を結線17、電源周期に基づき3
組巻線コイルに3相交流電源を印加することを特徴どす
る連続鋳造用電磁攪拌方法である。
作用 前記のように、3組巻線を結線し、電源周期にJ、(づ
き3組巻線=jイルに3相交流電源を印加することによ
り、Vど一■、■、Jと−U、Wと−Wとを結ぶ線か3
組の〉く線交点並びに2組の*線の交点に高い磁束密度
と、電磁攪拌の攪拌回転中心が生じる。。
それにより、3ストランド鋳造の場合は、第2図、第3
図に示すように、3個の鋳型A、C,Hのそれぞれに高
い磁束密度を発生させることができ、かつ、鋳型中心に
攪拌回転中心をもってくることができる。
ぞのため、溶鋼を攪拌する力は大きく、そ(=、てロス
が少ない電磁攪拌ができる。
2ストランド鋳造の場合も同様に、第5図の2個の鋳型
A、Hにそれぞれに高い磁束密度を発生させることがで
き、かつ、鋳型中心に攪拌回転中心をもってくることが
できる。
実施例 以下、本発明を実施例を図に基づいて説明する。
第1図は、3ストランドのビIノット鋳造の場合の電磁
攪拌装置のコイル巻線のUVW3相の絹合せを示し、そ
の絹合せが時間とともに変化する状態を表した図面であ
る。
3個の鋳型ACBがあり、その中に溶鋼が入っている。
その鋳型を挟んで対向する電磁攪拌装置を設けている。
その電磁攪拌装置は、鉄芯とコイルから構成され、1つ
の鉄芯には、6組のコイルが巻いである。磁界は鉄芯の
櫛歯状の凸部からでて、ぞの磁界は移動する。
第1図のa 、 b 、 −−4図はt 1.  t 
2.−士6の時間経過とともにコイル巻線のU V W
 8相の組合せが変化した場合の状態を示し、g図ば3
相交流電流の位相の時間変化を示す図、h図は3相交流
電流の位相関係図である。。
先ず、a図の11時点で、鋳型側のコイルに流れる相は
、上の左側から−V、−U、W、V。
−u、−wであり、下の左側からU、V、−V。
−W、W、Uとする。この順に3組巻線を結線すると、
■と−V、Uと−U、Wと−Wとを結ぶ線が3組のX線
となり、3個の鋳型のほぼ中心にそのX線の交点がくる
。それにより、前記作用の項で説明したように、それに
より各々の鋳型に高い磁束密度と、電磁攪拌の攪拌回転
中心が生じる。
次にb図のt2時点では、g図に示すように各々の相が
左回りの順に変化17、図の各相の配列となる。この相
が変化しても、■と−V、Uと−U、Wと−Wとを結ぶ
線が3組のX線となる。同様にt3.t4.t5.t6
の時間経過後もe、  d。
e、  f図に示すように、■と一■、Uと−U、Wと
−)■とを結ぶ線が3組のX線となる。
第2図はこの鋳型を使用して得られたY方向の磁束密度
分布で、最大の磁束がA、  C,Hの各々の鋳型中心
に生じていることが分かる。
この第2図は、Y軸に幅方向の距離を、Y軸に磁束密度
′I゛(テスラ)をグラフ化したもので、鋳型の中心間
距離は477.5mmである。
そして、各々の磁束密度は鋳型Aで0.164T、鋳型
Cで0.142T、鋳型Bで0.136Tで、はぼ均等
である。
第3図は上記磁束密度分布の時の溶鋼流動分布を示す図
で、。攪拌回転中心が鋳型中央にあることが分かる。
第4図は2ストランドブルーム鋳造の場合の電磁攪拌装
置のコイル巻線のU V W 3相の組合せを示し、そ
の絹合せが時間とどもに変化する状態を表した図面であ
る。
2個の鋳型ABがあり、その中に溶鋼が入っている。そ
の鋳型を挟んで対向する電磁攪拌装置を設けている。ぞ
の電磁攪拌装置は、鉄芯とコイルから構成され、1つの
鉄芯には、6組のコイルが巻いである。磁界は鉄芯の櫛
歯状の凸部からでて、その磁界は移動する。
第4図のa 、  b 、 −−−f図はt 1.  
t 2.−t6の時間経過とともにコイル巻線のuvw
s相の組合せが変化した場合の状態を示し、g図は3相
交流電流の位相の時間変化を示す図、h図は3相交流電
流の位相関係図である。
先ず、a図のt1時点で、鋳型側のコイルに流れる相は
、上の左側から−V、W、  −U、V。
=W、Uであり、下の左側からU、−W、V。
−U、W、−Vとする。この順に3組巻線を結線すると
、■と−VXUと−U、Wと−Wとを結ぶ線が2組の*
線となり、2個の鋳型のほぼ中心にその*線の交点がく
る。それにより、前記作用の項で説明したように、それ
により各々の鋳型に高い磁束密度と、電磁攪拌の攪拌回
転中心が生じる。
次にb図のt2時点では、g図に示すように各々の相が
左回りの順に変化し、図の各相の配列となる。この相が
変化しても、■と一■、Uと−U、Wと−Wとを結ぶ線
が2組の*線となる。同様にt3.t4.t5.t6の
時間経過後もc、  d。
e、f図に示すように、■と=■、、Uと−U、Wと−
Wとを結ぶ線が2組の*線となる。
第5図はこの鋳型を使用して得られたY方向の磁束密度
分布で、最大の磁束がA、  Bの各々のほぼ鋳型中心
に生じていることが分かる。
なお、電磁攪拌装置を鋳型の部分に設けることで説明し
てきたが、鋳型下部のガイドロールの部分に本発明の電
磁攪拌装置を設け、鋳片内部の未凝固溶鋼を攪拌するこ
ともできることは明らかである。
発明の効果 本発明は、以上説明したように下記の顕著な効果を奏す
る。
■同じ電磁攪拌装置で、3ストランドおよび2ストラン
ド鋳造の電磁攪拌を行う場合、各々の鋳型内の溶鋼を大
きな攪拌力で、かつ、均等な攪拌力で攪拌でき、しかも
各々の鋳型のほぼ中心に攪拌回転中心が生じるので、各
ストランドの鋳片の品質のばらつきがない。
■各鋳型のほぼ中心に磁束密度のピークの部分がくるの
で、攪拌効率が非常によい。
■同じ攪拌装置で、例えば、3ストランドのビレット、
2ストランドのブルーム、1ストランドのスラブを兼用
できる。そのため、ビレット用、ブルーム用、スラブ用
とそれぞれに専用の電磁攪拌装置を設ける必要がないの
で、設備費が少なくてすむ。
■さらに、それぞれの専用の電磁攪拌装置を設けた場合
、電磁攪拌装置の交換に多大な時間を必要としたが、本
発明では、その交換時間も必要なくなる。そのため、連
続鋳造機の稼働率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までは本発明の図面で、第1図(a)
 、(l]) 、 (c) 、 (d) 、 (e) 
、(f)は3ストランドビレツト鋳造の場合の電磁攪拌
装置の平面図、第1図(g)は位相の時間変化を示す図
、第1図(h)は位相関係図、第2図はその場合の電磁
攪拌装置Y方向磁束密度分布図、第3図(1)、(2)
、(3)はその場合の溶鋼流動分布図、第4図(a) 
、(b) 、(c) 、(d) 、(e) 、(f)は
2ストランドブルーム鋳造の場合の電磁攪拌装置の平面
図、第4図(g)は位相の時間変化を示す図、第4図(
h)は位相関係図、第5図はその場合の電磁攪拌装置Y
方向磁束密度分布図、第6図は従来のスラブ鋳造の場合
の電磁攪拌装置の平面図、第7図は従来の3ストランド
ビレツト鋳造の場合の電磁攪拌装置の平面図、第8図は
その場合の電磁攪拌装置によるY方向磁束密度分布図、
第9図はその場合のB鋳型的溶鋼流動分布図、第10図
は従来の回転磁界式の電磁攪拌装置の平面図である。 1・・・直線移動磁界式電磁攪拌装置、2・・・コイル
、3・・・鉄芯、4・・・溶鋼、5・・・鋳型、6・・
・回転移動磁界式電磁攪拌装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋳型もしくは鋳片を挟んで、所定の間隔を保って
    対向配置された2個の鉄芯と、該鉄芯にそれぞれ巻回さ
    れたU、V、Wの3相巻線からなるコイルとで構成され
    る連続鋳造用電磁攪拌装置の電磁撹拌方法において、鋳
    型もしくは鋳片側の巻線の相を、一時点で、一方側が−
    V、−U、W、V、−U、−Wであり、対向する側がU
    、V、−V、−W、W、Uであり、位相を変化させても
    常に、Vと−V、Uと−U、Wと−Wとを結ぶ線が3組
    の×線となるように3相巻線を結線し、電源周期に基づ
    き3相巻線コイルに3相交流電源を印加することを特徴
    とする連続鋳造用電磁攪拌方法。
  2. (2)鋳型もしくは鋳片を挟んで、所定の間隔を保って
    対向配置された2個の鉄芯と、該鉄芯にそれぞれ巻回さ
    れたU、V、Wの3相巻線からなるコイルとで構成され
    る連続鋳造用電磁撹拌装置の電磁攪拌方法において、鋳
    型もしくは鋳片側の巻線の相を、一時点で、一方側が−
    V、W、−U、V、−W、Uであり、対向する側がU、
    −W、V、−U、W、−Vであり、位相を変化させても
    常に、Vと−V、、Uと−U、Wと−Wとを結ぶ線が2
    組の*線となるように3相巻線を結線し、電源周期に基
    づき3相巻線コイルに3相交流電源を印加することを特
    徴とする連続鋳造用電磁攪拌方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009521330A (ja) * 2005-12-24 2009-06-04 コンカスト アクチェンゲゼルシャフト 鋼予備形材、特にi型予備形材の連続鋳造方法および装置
CN104353797A (zh) * 2014-07-04 2015-02-18 河南中孚实业股份有限公司 伸缩式铸锭凝固末端电磁搅拌装置
CN106475537A (zh) * 2015-08-25 2017-03-08 宝山钢铁股份有限公司 搅拌区域可调的电磁搅拌装置及方法

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