JPH0420025A - スペクトル拡散装置 - Google Patents

スペクトル拡散装置

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JPH0420025A
JPH0420025A JP2122890A JP12289090A JPH0420025A JP H0420025 A JPH0420025 A JP H0420025A JP 2122890 A JP2122890 A JP 2122890A JP 12289090 A JP12289090 A JP 12289090A JP H0420025 A JPH0420025 A JP H0420025A
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JP
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signal
frame
data
frame synchronization
scramble
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JP2122890A
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English (en)
Inventor
Shigeru Okita
茂 沖田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば日本国の衛星放送システムで採用さ
れているPCM放送、英国の地上放送システムで採用さ
れているデジタル音声放送(NICAM728)  及
びヨーロッパ諸国の衛星放送システムで採用されている
PCM放送(D2−MAC)などのようなデータ伝送シ
ステムにおいて、送信データのエネルギーが一時的に集
中した状態になるのを防ぐのに有効なスペクトル拡散装
置に関する。なおN I CAM728は、728Kb
it/sレートの準瞬時圧伸音声多重の略である(Ne
ar−Instantaneously Compan
dedAudio Multiplex at a r
ate or728Kbit/s)。
(従来の技術) デジタルデータの伝送技術においては、データの“0”
あるいは“1°が長時間続くような場合、受信側におい
てクロック再生やデータ再生が不可能となる場合がある
ために、スペクトル拡散処理を行って伝送している。
第9図はスペクトル拡散処理システムの概要を示してい
る。
まず送信側を説明する。
入力部101の送信データには、スーパーフレーム同期
符号付加部102からのスーパーフレーム同期符号が付
加され、この同期符号が付加された送信データは、スク
ランブル部103に入力される。スクランブル部103
には、スクランブル発生部104からのスクランブル信
号も供給されており、その出力部にはスクランブル信号
が重畳された送信データを得ることができる。スクラン
ブル信号発生部104は、例えばM系列の乱数発生器に
より構成されており、端子105から初期化信号が与え
られると初期状態からスクランブル信号を発生すること
ができる。
スクランブル部103の出力を変調前データと称するこ
とにする。この変調前データには、フレーム同期符号付
加部106から出力されるフレーム同期信号が付加され
、この同期信号が付加された変調前データは、QPSK
変調器107に人力され、4相位相変調を受ける。4相
位相変調された信号は、RF変調器108に入力されて
高周波(送信チャンネルのFM変調波あるいはAM変調
波)に変換されて伝送路(空中伝搬あるいはケーブル伝
搬)に送出される。先のスクランブル処理は、この伝送
時にデータに対応するスペクトルがデータの内容によら
ずに一定の帯域幅を持つように拡散を図るためであり、
チャンネル帯域を有効活用するためのものである。
次に受信側を説明する。
伝送路を介して導入された高周波信号はRF復調器10
9で復調され、QPSK復調器110に導入される。Q
PSK復調器110では、ビット・同期を含むQPSK
復調が行われる。これによりQPSK復調器110の出
力は、先の変調前データと同じ内容になる。以下、QP
SK復調器110の出力を、復調後データと称すること
にする。復調後データは、フレーム同期処理部111と
デイスクランブル部112に入力される。フレーム同期
処理部111においては、フレーム同期信号が取出され
、システムのデータ処理用タイミング信号を得るための
基準信号として利用される。
デイスクランブル部112には、デイスクランブル信号
発生部113からのデイスクランブル信号が供給されて
いる。−デイスクランブル信号発生部113は、端子1
14に供給される初期化信号により初期化されデイスク
ランブル信号を初期状態から発生する。ここで、初期化
信号は、送信側の初期化信号と相対的に同期していなけ
ればならない。そこで、この初期化信号を端子114に
供給するタイミングは、フレーム同期信号に同期したタ
イミングとなるように取決められており、フレーム同期
処理部111から出力されたタイミング信号が使用され
ている。
第10図は、上記のシステムのタイミングチャートであ
る。同図(a)は変調前のデータ、同図(b)はフレー
ム同期符号の位置を示している。
同図(c)は送信側における初期化信号のタイミングで
あり、フレームに同期している。さらに同図(d)は、
約1フレーム分のデータ配列を拡大して示しており、フ
レーム同期符号とスクランブルされたデータの配列例を
示している。これに対して、初期化信号は、同図(e)
に示すようにフレーム同期符号の最・後の部分で発生す
る。すると、スクランブルされたデータに対応して、ス
クランブル信号は、初期状態から発生する(Po、PP
2 、Pi 、P4、−P−+ )。
上記のようにデイスクランブル信号か発生し、デイスク
ランブル部112からは、送信データと同し内容のデー
タ(受信データ)が得られ、出力端子116に導出され
る。なお、受信データは、スーパーフレーム同期処理部
115にも人力される。スーパーフレームとは、複数の
フレーム(例えば16フレーム)の周期単位を示し、こ
の周期で例えばN I CAM728の場合、ステレオ
・モノラルなどの音声データのモード切換えを行ってい
るので、このスーパーフレーム同期信号が利用される。
第11図はスクランブル信号あるいはディスクランプル
信号を発生するために用いられる9次の疑似ランダム信
号発生器の例である。
シフトレジスタ304の入力端子301には初期化信号
が供給され、入力端子302にはクロックが供給される
。シフトレジスタ304は、例えばラッチ回路R9〜R
1よりなり、ラッチ回路R5と、R1の出力は、イクス
クルースブオア回路303に入力され、その出力が、ラ
ッチ回路R9のデータ入力端子に帰還されている。また
、イクスクルースブオア回路303の出力は、スクラン
ブル信号もしくはデイスクランブル信号として出力端子
305に導出される。
初期化信号が“1”のときは、シフトレジスタ304は
、データのシフト動作を行い続けるが、初期化信号が“
0”になると、格段のラッチ回路に“1゛が一斉にロー
ドされる。
第12図は、上記ランダム信号発生器の一部を取出して
詳しく示している。例えばラッチ回路R7、R6の部分
である。入力端子301の初期化信号は、アンド回路A
ND1とAND2の各一方の入力端子に直接供給される
が、アンド回路AND3とAND4の各一方の入力端子
には、インバータINVを介して供給される。アンド回
路AND1とAND3の出力端子は、オア回路OR1を
介してラッチ回路R7のデータ入力端子に接続され、ア
ンド回路AND3とAND4の出力端子は、オア回路O
R2を介してラッチ回路R6のデータ入力端子に接続さ
れている。
従って、初期化信号が“1”のときは、ラッチ回路R7
のデータ入力端子には、ラッチ回路R8からのデータが
アンド回路AND1、オア回路ORIを介して供給され
、ラッチ回路R6のデータ入力端子には、ラッチ回路R
7の出力がアンド回路AND2、オア回路OR2を介し
て供給される。しかし、初期化信号が“0°になると、
アンド回路AND3、AND4からのデータ′1″が各
ラッチ回路に一斉にロードされる。
上記のランダム信号発生器の周期は、29−1−511
である。この周期と初期化の周期とは一致させる必要は
ない。例えば、N I CAM728の場合、1フレー
ムは728bitである。即ち、第10図を参照するな
らば、m−728である。
第11図のM系列ランダム信号発生器は、初期化信号に
より初期化され、出力端子305にP。を発生する。次
のクロックの立ち上がりまでに初期化信号は“1”に固
定され、そのクロックの立ち上がりで出力端子305に
Plが発生される。このようにして、順次P、、−1ま
で発生し、初期化信号か再度“0“になってスクランブ
ル信号は、再度P。から発生し始める。
ただし、第11図の例ではM系列の周期が511である
から、PO−P510が1周期分となり、P %+1〜
P 727は、PO−P216と同一のデータ列である
。つまり、(P o −P ’r。7)、(Po−P7
27)、・・・のスクランブル信号は、(Pa =P、
+o   Pa −P2+6 )   (Pa 〜P5
1゜、P0〜P 216 )とも表現できる。
第13図は、NICAM728における送信データ(ス
クランブル前のデータ)がすべて“0”のときの変調前
データ(728ビツト)である。
このデータ内容は、スクランブル信号そのものに相当す
る。送出順は、図中左から右、上から下の順である。
No、0の行の左端のデータか、Poに相当する。No
、31の行の右端のデータか、P5.1に相当し、これ
はP。と一致する。また、P6,1〜P7□7は、P 
O’= P 216と一致していることもわかる。
従来のシステムによると、このスクランブル信号発生手
段は、1フレーム毎に初期化されている。
ここで、音声データかすべて“0° (無音)であり、
これが長く続くと、第13図のデータ列が毎フレーム繰
り返されることになる。
ここで、問題となるなるのは、偽のフレーム同期信号で
ある。
即ち、第13図のデータ列(音声データが“0゜のとき
の変調前データ)を注目すると、この中には、フレーム
同期符号(0100110)とまったく同じ内容のデー
タ列が4箇所も存在することである。しかも、第13図
のデータ列が、1フレ−ム毎に性格に繰り返されると、
偽のフレーム同期符号も1フレーム毎に正確に繰り返さ
れることになる。
この結果、1フレ一ム周期で到来する本来のフレーム同
期符号と、偽のフレーム同期符号との識別はまったく不
可能となる。このため、受信側では、偽のフレーム同期
符号を検出して、誤動作を生じる。
偽フレーム同期符号は、フレーム周期で送信データがオ
ール“0′になるような場合も、これに同期して発生す
る。即ち、第1・3図に示した第1乃至第4の偽フレー
ム同期符号のいずれの位置であっても、周期的に発生す
れば、受信側では誤動作することになる。第14図はそ
の例である。
受信機を工場の製造ラインでテストする際、簡便のため
に送信データをコンピュータにより計算したデータでま
かなう場合が多い。
この場合、あまり複雑なデータを用いると、製品不良の
判断をしにくいため、できるだけ単純なものを用いてい
る。例えば、フレーム周波数(NICAM728の場合
1kHz)と同じ周波数の正弦波を用いると、データは
1フレ一ム分が正弦波の一周期分に対応する。そこで、
この1フレ一ム分のデータを繰り返すことにより、正常
な受信機はI KHzの正弦波をデコードして出力する
ことになる。この場合のスクランブルされたデータ列が
第14図に示すデータである。
音声データ領域には、この場合も4つの偽のフレーム同
期符号が存在する。さらにスクランブルを施す前の音声
データも、スクランブル信号も毎フレームを同一データ
を繰り返すので、スクランブル後の音声データの部分は
、毎フレーム同一である。従って受信機は、偽のフレー
ム同期符号を捕らえて動作不良を起こす可能性がある。
これては、受信機の良、不良を判定するのに簡単な送信
データではテストできないことになり、製造コストがか
かることになる。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、従来のシステムは、スペクトル拡散の
ためのスクランブルの初期化の周期を、フレーム周期と
同一にしているために、偽のフレーム同期符号か発生し
やすく受信機が誤動作する可能性が高い。
そこでこの発明は、偽のフレーム同期符号の発生しにく
いスペクトル拡散装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、初期化信号により初期化されてスクランブ
ル信号を出力するスクランブル信号発生手段と、被スク
ランブルデータと前記スクランブル信号とが入力され、
スクランブルされた信号を出力するスクランブル信号重
畳手段と、コノスクランブル信号重畳手段からの出力信
号にフレーム単位で所定パターンのフレーム同期信号を
付加して伝送路に送出するフレーム同期付加手段と有す
るスペクトル拡散装置において、 上記スクランブル信号発生手段に前記初期化信号を供給
する手段として、M(Mは整数)フレーム単位で上記初
期化信号を発生して供給する手段を備えるものである。
(作 用) 受信側のフレーム同期処理部においては、同期復帰サイ
クルに連続して2回以上フレーム同期符号を検出するこ
とを条件としているか、上記の手段により初期化される
スクランブル信号を重畳して伝送される信号は、前記条
件を満足する偽フレーム同期符号か発生する確率か極め
て少なくなり、受信側の誤動作か発生しにくくなる。
(実施例) 以下、二の発明の実施例を図面を参照して説明する。
まずこの発明の理解を容易にするために、フレーム同期
処理部の状態遷移について説明する。フレーム同期処理
部の状態遷移は、偽のフレーム同期符号の発生を押さえ
るのに必要なスクランブルの初期化の周期長と密接な関
係にあるからである。
フレーム同期処理部においてフレーム同期符号検出にお
いて、非検出との判定出力か得られても、実際には同期
はずれではなく、単に伝送路上で生じたとットエラーか
原因となっていることがある。
このような場合に直ぐに復帰動作を行うと、実際にはは
ずれていない同期を崩してしまうことがある。
そこで一般には、一定数の連続非検出が起こらないと同
期復帰動作を始めないように同期保護(前方保護)機能
を備えている。
第7図は、前方保護数3の例である。
即ち、フレーム同期符号の非検出が4回あると同期復帰
動作に移るようにアルゴリズムが構成されている。フレ
ーム同期処理部02は、復調後データを入力端子01か
ら導入して、入力端子04からのフレーム同期符号検出
ゲートが開くタイミング(“1°のレベル)DE、フレ
ーム同期符号の検出を行う。フレーム同期符号検出ゲー
トは、m7図(a)の0〜3の状態では1フレ一ム周期
で開き、1フレ一ム周期でフレーム同期符号が検出され
るかどうかで同期検出状態か非同期検出状態かを判定す
る。判定結果は、出力端子03から同期フラッグ(同期
状態ならば“1”)として出力する。この例では、0〜
2の状態で同期状態、3.4の状態で非同期状態と定義
している。
連続して4回のフレーム同期符号非検出では、フレーム
同期処理部02は4の状態となり、同期復帰動作を開始
する。このときはフレーム同期符号検出ゲートは、開き
状態を維持し、任意の位置でフレーム同期符号を検出で
きる状態にしている。
フレーム同期符号が検出されると、3の状態に戻り、出
力端子05からフレーム同期符号再検出パルスをタイミ
ング発生器06に出力する。この時点を始点としてタイ
ミング発生器06は、1フレ一ム期間後にフレーム同期
符号検出ゲートを開く。
ここでフレーム同期符号が検出されると、Oの状態(同
期状態)に戻る。この例では、同期の復帰の条件を連続
して2回フレーム同期符号を検出することて、最初のフ
レーム同期符号検出後1フレームの期間はすぐに同期復
帰動作に戻れる状態(3の状態)にしている(後方保護
数1)。
第8図は上記のフレーム同期処理のタイミングチャート
である。
同図(a)は復調後データ、同図(b)はフレーム同期
符号位置、同図(c)はフレーム同期符号検出ケート、
同図(d)はフレーム同期処理部の状態、同図(e)は
同期フラッグ、同図(f)はフレーム同期符号再検出パ
ルスである。
今、Bフレームで伝送路エラーのためフレーム同期符号
か欠落していると、状態1に遷移する。
しかしCフレームでフレーム同期符号が検出される状態
0に戻る。Cフレームの途中でチャンネルが切替わりフ
レーム同期符号の位置がずれたとすると検出てきないた
めに状態1,2,3.4と遷移することになる。ユニで
連続4回非検出状態が続くと、フレーム同期符号検出ゲ
ートは開き状態を持続しくCフレームの位置)、Hフレ
ームの先頭にあるフレーム同期符号が検出されることに
なる。そして状態3に移行し、フレーム同期符号再検出
パルスが発生される。この時点がら1フレ一ム期間の後
、次のフレーム同期符号を検出するために検出ゲートが
開かれる。ここでフレーム同期符号か検出されると、状
態0に戻り同期回復状態となる。
以上、同期処理部の機能について説明した。次ぎに、こ
の同期処理部か、偽のフレーム同期符号に対して動作し
てしまう例を説明する。
簡単のために音声データかすべて“0′の場合(第13
図に示した例)を述べる。この場合は、偽のフレーム同
期符号は1フレームに第1乃至第4の4つの偽フレーム
同期符号か存在するが、第4の偽フレーム同期符号に着
目する。
第4の偽フレーム同期符号は、スクランブル信号の“P
6,4〜P66、  てあり、PX−PXmaa5z(
mod :乗余を示す)であるから、“P654〜Pb
61”の内容は、P143〜P15゜と同一である(疑
似ランダム系列の周期。
511)。
第3図は従来のスクランブル初期化(1フレ一ム周期)
におけるフレーム同期処理部における状態遷移を示して
いる。同図(a)は変調前データ(復調後データ)、同
図(b)はフレーム同期符号位置、同図(c)は初期化
信号位置、同図(d)はフレーム同期符号検出ゲートの
開放タイミング、同図(e)はフレーム同期処理部の状
態、同図(f)は初期化信号(受信側)である。
例えばチャンネル切替え時にたまたま無音のチャンネル
(すなわちスクランブル前の音声データはすべて“0”
)に切替わったときには、上記した第4の偽のフレーム
同期符号をとらえ、同期状態として判定してしまうこと
になる。即ち、第3図(e)に示すように、状態Oから
1.2.3.4と遷移し、検出ゲート(同図(d))が
開き状態に維持されてから最初に到来する偽のフレーム
同期符号(第4)が検出される。以後、次ぎのフレーム
においても同じタイミングで偽のフレーム同期符号が存
在するために、受信側では継続して同期確立状態として
誤ったフラッグを出力することになる。
このことは、送信側のスクランブル初期化タイミングと
、受信側の初期化タイミングとかずれていることであり
、このような状態でデイスクランブルをおこなっても得
られた音声データは、本来の無音“0”にはならずラン
ダムな信号となってしまう。
そこで、この発明では、送信側においてスクランブルの
初期化周期を第1図に示すように、M(Mは整数)フレ
ーム単位で行うようにしている。
第1図(a)は変調前データであり、スクランブルが施
されかつフレーム同期符号が付加されている。同図(b
)はフレーム同期符号に位置を示し、同図(C)はスク
ランブル信号発生部の初期化信号の位置を示している。
同図(d)は、2つの初期化信号間の変調前データの配
列を示し、同図(e)は初期化信号、同図(f)はスク
ランブル信号P。−PoM−1を示している。
この例では2フレ一ム周期(M−2)で初期化信号を与
えている。
第2図はスペクトル拡散部の構成例である。入力端子2
1には音声データが供給され、スクランブル部22に入
力される。スクランブル信号は、スクランブル信号発生
部23から供給されており、このスクランブル信号発生
部23には、タイミング信号発生器24から初期化信号
が、第1図のごとくMフレーム毎に供給される。スクラ
ンブルされた信号は、出力端子27に導出されが、その
途中でフレーム同期符号付加部25によりフレーム同期
符号が付加されまた、スーパーフレーム同期符号付加部
26によりスーパーフレーム同期符号が付加される(第
1図(d))。
2フレ一ム周期でスクランブルの初期化を行うと、無音
チャンネルの第4の偽のフレーム同期符号“P 6,4
〜P 661 − P r4s 〜P 151)の丁度
1フレーム後には P  L654゜フ281+++。651.〜 P  
L661゜7□81  m。69,1−P  360 
−P  367 の符号が存在する。これは、第13図を参照してもわか
るように“10101000”であり、フレーム同期符
号と一致しない。
従って、偽のフレーム同期符号の位置をみると2フレー
ムに1回しか存在しないことになる。
第4図は、フレーム同期処理経過を示すタイミングチャ
ートである。同図(a)は変調前データ(復調後データ
)、同図(b)はフレーム同期符号位置、同図(C)は
初期化信号位置、同図(d)はフレーム同期符号検出ゲ
ートの開放タイミング、同図(e)はフレーム同期処理
部の状態、同図(f)は初期化信号(受信側)である。
最初の同期符号復帰サイクル(Cフレーム目)で偽のフ
レーム同期符号を検出したとしても、同期処理部の後方
保護機能によりもう一度1フレーム後に検出することか
要求されるので、Dフレム目にはフレーム同期符号は非
検出と判定され、再度同期復帰サイクルに移行し、同期
符号検出ケートが開かれる。するとEフレーム目で、本
物のフレーム同期符号が検出され、これは毎フレーム存
在するので、同期が回復することになる。この結果前ら
れる復調後データは、正しくデイスクランブルされたデ
ータである。
上記の例は、後方保護数か“1”の場合であるか、それ
以上の後方保護数(N)の場合も、連続(N+1)回(
即ち連続2回以上)同期符号検出を要求されるので、偽
のフレーム同期符号が1フレームに1回しか存在しない
とこれを捕らえて誤同期状態に移ることはない。
なおスクランブル信号(疑似ランダム系列)自体の周期
が1フレ一ム周期に一致する(初期化によらず1フレー
ムで初期状態に戻るタイプ)と、初期化のタイミングを
2フレ一ム周期にしてモ毎フレームのスクランブル信号
は同一となるのでこのようなスクランブル信号は用いな
い方が好ましい。
上記の初期化のタイミングは、送信側と受信側とで合わ
せる必要がある。初期化の周期が2フレームとすると、
2フレームの区切りを示す信号を送信する必要がある。
例えば第1図に示すように2フレ一ム周期をスーパーフ
レームとして定義し、専用のスーパーフレームタイミン
グを示すビットを設け、初期化する方のフレーム(2フ
レームの先頭)には例えば“1″、他方のフレームには
“01を挿入して伝送すれば、スーパーフレームの識別
を得ることかでき、初期化タイミングを得ることもでき
る。
この処理は、スーパーフレーム同期処理部(第9図参照
)において行われるか、ここでもフレーム同期処理と同
様に同期保護機能を設けるほうか好ましい。
即ち、送られてきたデータ(復調データ)のスーパーフ
レームタイミング信号を直接用いるのではなく、スーパ
ーフレーム同期保護されたスーパーフレームタイミング
を用いて伝送路エラーによる瞬間的なエラーで同期処理
が不安定にならないように図られる。
第5図は、スーパーフレーム同期処理部の例を示してい
る。
入力端子11には、復調後データが導入され、っこのデ
ータは、フレーム同期処理部12に供給されるとともに
デイスクランブル部14に供給される。デイスクランブ
ル部14には、デイスクランブル信号発生部15からの
デイスクランブル信号が供給される。デイスクランブル
信号発生部15は、アンド回路16からの初期化信号に
より初期化される。デイスクランブル部14でデイスク
ランブルされた信号は、出力端子17に導出されるとと
もに、スーパーフレーム同期処理部18に供給される。
フレーム同期処理部12は、さきの第7図で説明したも
のと同しであり、フレーム内タイミング発生器13から
フレーム同期符号検出ゲートか供給され、またフレーム
同期処理部12からフレーム内タイミング発生器13に
はフレーム同期符号再検出パルスが供給される。フレー
ム内タイミング発生器13は、復調後のデータに同期し
たブタクロックを基準として動作しており、フレーム同
期符号再検出パルスにより動作の基準位相が設定される
と、自動的にフレーム内の各種タイミング信号を発生す
る。即ち、再検出フレーム同期符号検出ゲートパルスに
同期して初期化信号(初期化用フレーム信号という)を
出力し、アンド回路16の一方の入力端子に供給する。
またフレームパルス(フレーム周期に同期している)を
発生し、スーパーフレーム内タイミング発生器19に供
給している。
このフレーム同期処理部12とフレーム内タイミング発
生器13の関係と、同様な関係がスーパーフレーム同期
処理部18とスーパーフレーム内タイミング発生器19
にも持たされている。
スーパーフレーム内タイミング発生器19は、スーパー
フレーム周期でスーパーフレーム同期符号検出ゲートパ
ルスを出力し、スーパーフレーム同期処理部18に供給
する。これによりスーパーフレーム同期処理部18は、
第1図で示した位置のスーパーフレーム同期符号を取り
込むことができる。スーパーフレーム同期符号か検出さ
れた場合は、スーパーフレーム同期符号再検出パルスを
スーパーフレーム内タイミング発生器19に与える。
スーパーフレーム内タイミング発生器]9は、スーパー
フレーム同期符号検出ゲートパルスに同期してスクラン
ブル初期化用のスーパーフレーム信号を出力し、アンド
回路16の他方の入力端子に供給する。
アンド回路16の出力は、デイスクランブル発生部15
の初期化信号入力部に供給される。
第6図は、上記のフレーム同期処理部12およびスーパ
ーフレーム同期処理部18の動作を示すタイミングチャ
ートである。同図(a)は復調後データ、同図(b)は
スーパーフレームタイミングビット、同図(c)は初期
化用フレーム信号、同図(d)は初期化用スーパーフレ
ーム信号、同図(e)はアンド回路16から得られる初
期化信号である。
この例は、伝送路上のエラーでEフレームでスーパーフ
レームタイミングビットが欠落した場合を示している。
このときは、スーパーフレーム同期処理部18の前方保
護機能により所定の回数分だけ連続エラーが発生しない
限り、スーパーフレームの同期復帰動作は行われないで
、これまでの同期処理を維持される。
この例は、2フレームを初期化の周期としたが、実際に
は別の目的(例えばステレオとモノラルなどのモード切
替えのタイミング信号)でスーパーフレームが送信され
る。このタイミング信号を利用して、上記したようにス
クランブルの初期化を施すようにすると、スーパーフレ
ームに関する特別のハードウェアの追加を必要としない
。例えば、第6図のタイミングの例であると、スーパー
フレーム同期処理部18及び、スーパーフレーム内タイ
ミング発生部19はもともと従来から装置しているので
、アンド回路16の追加程度で実現できる。
以上、N I CAM728の例をとり音声データかす
べて“0°の場合(第13図に示すデータ)を説明した
が、第14図に示したような音声データが毎フレーム同
一の場合でも、この発明に回路は誤動作を避けることが
できる。
ただし、被スクランブルデータかスクランブルされたと
きにたまたま1フレ一ム周期で偽のフレーム同期符号を
発生する確率がOであるとは言えない。例えば、第4図
のP3゜。〜P367””10101000に相当する
位置に被スクランブルデータが01100110で、他
の音声データがすべて0の2フレ一ム周期のものであっ
た場合、スクランブル後はそこの部分はイクスクルーシ
ブオア回路(スクランブル処理部)により010011
10となり、フレーム同期符号と一致する。しかしこの
ようなデータが発生する確率は極めて少ない。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、偽のフレーム同期符号
の発生しに<<、誤った同期状態に引き込むのを防止で
きるスペクトル拡散装置を堤供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例におけるタイミングチャー
ト、第2図はこの発明の一実施例におけるブロック構成
例を示す図、第3図と第4図は従来とこの発明に係わる
同期符号検出処理を比較して説明するためのタイミング
チャート、第5図はこの発明のスペクトル拡散装置から
送られた信号をデイスクランブルするための装置の例を
示す構成図、第6図は第5図の装置の動作を説明するた
めに示したタイミングチャート、第7図(a)と同図(
b)はフレーム同期処理部の状態遷移説明図と周辺構成
の説明図、第8図はフレーム同期処理部の動作例を説明
するために示したタイミングチャート、第9図はスペク
トル拡散装置か用いられた信号伝送及び受信システムの
説明図、第1]〕図は第9図のシステムのフレーム同期
符号検出動作を説明するために示したタイミングチャー
ト、第11図はスクランブル信号発生部の構成例を示す
図、第12図は第11図の回路の一部をさらに詳しく示
す回路図、第13図及び第14図はそれぞれスペクトル
拡散された音声データの例を示す図である。 22・・スクランブル部、23・・・スクランブル信号
発生部、24・・・タイミング発生器、25・・フレー
ム同期符号付加部、26・スーパーフレーム同期付加部
。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 出力 出力 第 12 図 スフラ〉アん1負テータ (七陶トr−夕マへ°1”o
’)第13 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  初期化信号により初期化されてスクランブル信号を出
    力するスクランブル信号発生手段と、被スクランブルデ
    ータと前記スクランブル信号とが入力され、スクランブ
    ルされた信号を出力するスクランブル信号重畳手段と、
    このスクランブル信号重畳手段からの出力信号にフレー
    ム単位で所定パターンのフレーム同期信号を付加して伝
    送路に送出するフレーム同期付加手段と有するスペクト
    ル拡散装置において、 上記スクランブル信号発生手段に前記初期化信号を供給
    する手段として、M(Mは整数)フレーム単位で上記初
    期化信号を発生して供給する手段を具備したことを特徴
    とするスペクトル拡散装置。
JP2122890A 1990-05-15 1990-05-15 スペクトル拡散装置 Pending JPH0420025A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000009140A (ko) * 1998-07-21 2000-02-15 윤종용 확산대역 통신시스템의 초기 포착 및 프레임동기 장치 및 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000009140A (ko) * 1998-07-21 2000-02-15 윤종용 확산대역 통신시스템의 초기 포착 및 프레임동기 장치 및 방법

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