JPH0419977B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0419977B2
JPH0419977B2 JP57188486A JP18848682A JPH0419977B2 JP H0419977 B2 JPH0419977 B2 JP H0419977B2 JP 57188486 A JP57188486 A JP 57188486A JP 18848682 A JP18848682 A JP 18848682A JP H0419977 B2 JPH0419977 B2 JP H0419977B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ether
methyl
solution
reaction
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57188486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5978132A (ja
Inventor
Shuji Senda
Kenji Mori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP57188486A priority Critical patent/JPS5978132A/ja
Publication of JPS5978132A publication Critical patent/JPS5978132A/ja
Publication of JPH0419977B2 publication Critical patent/JPH0419977B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な光学活性化合物である(R)−
10−メチル−6−トリデシン−2−オール及び
(R)−10−メチルトリデカン−2−オールに関す
る 上記新規光学活性化合物は、それ自体フエロモ
ン類似作用を有するばかりでなく、例えば、
Southern corn rootworm(Diabrotica
undecimpunctata howardi)のフエロモンであ
る(R)−10−メチル−2−トリデカノンを合成
するための重要な中間体である。即ち、
Southern corn rootwormのフエロモンは、1982
年にP.S.Gussらによつて化学構造が決定された
ばかりであつて、工業的に実用性のある製造方法
はまだ開発されていないが、本発明による上記化
合物を用いることにより、容易に高い収率にて得
ることができる。
本発明によれば、(R)−10−メチル−6−トリ
デシン−2−オール及び(R)−10−メチルトリ
デカン−2−オールより選ばれる化合物が提供さ
れる。
本発明による(R)−10−メチル−6−トリデ
シン−2−オールは次の構造式を有する。
この新規な化合物(7)は、既に知られている天然
化合物である(−)−β−シトロネロール(光学
純度100%、α体)から容易に導かれる(−)−β
−シトロネロールアセテート(1)を出発物質とし
て、次の工程によつて合成することができる。
上記式において、R1はアセチル基を示し、X
はハロゲン原子、例えば、塩素、臭素、ヨウ素等
を示し、Aはアルカリ金属、例えばリチウム、ナ
トリウム、カリウム等を示し、Bはアルカリ金
属、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム
等、又はハロゲン化マグネシウム、例えばヨウ化
マグネシウム、臭化マグネシウム、塩化マグネシ
ウム等を示す。R2は水酸基の保護基であつて、
代表的には、例えば、テトラヒドロピラニル基を
示す。
上記の工程を以下に詳しく説明する。
化合物(1)を溶剤中で低温においてオゾン酸化し
てオゾニドとし、これを還元分解することによ
り、(R)−4−メチル−6−アセトキシヘキサナ
ール(2)を得る。上記オゾン酸化における溶剤には
炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エーテル、カル
ボン酸、アルコール、ケトン、カルボン酸アミ
ド、水又はこれらの任意の2以上の混合物が用い
られるが、好ましくは、メタノール等の低級アル
コールが用いられる。かかる溶剤中に(1)を溶解さ
せ、−100〜0℃、好ましくは−80〜−50℃の温度
でオゾンを吹き込むことにより、オゾニドを得
る。この場合において、炭酸水素ナトリウム等の
アルカリ性無機塩を溶剤中に溶解させて、反応系
をアルカリ性にしておくと、好ましくない副反応
を抑えて、アゾニドを収率よく得ることができ
る。このようにして得られたオゾニドを亜鉛末還
元、接触水素化又は亜リン酸エステル、トリフエ
ニルホスフイン、ジメチルスルフイド等の還元剤
により還元分解することによりアルデヒド(2)を得
る。具体的には、例えば、ジメチルスルフイドを
オゾニドのメタノール溶液に−60℃て滴下した
後、一晩を要して室温に戻せばよい。
次に、化合物(2)をウオルフ・キシユナー還元す
る。この反応においては、溶剤としてジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール等の高沸点
アルコールを用いるフアン・ミンロン法が好まし
く、アルデヒド(2)と水和ヒドラジンとを水酸化カ
リウム存在下に加熱してヒドラゾンを生成させ、
次いで、系内の水を過剰のヒドラジンと共に留去
し、反応混合物の沸点をヒドラゾンの分解する
180〜200℃まで上昇させて、(R)−3−メチル−
1−ヘキサノール(3)を得る。
このアルコール(3)を常法に従つてハロゲン化す
る。例えば、アルコール(3)を塩化p−トルエンス
ルホニルによりトシル化した後、臭化リチウム、
ヨウ化ナトリウム等のハロゲン化アルカリ金属と
反応させることにより、(R)−3−メチル−1−
ハロヘキサン(4)を得る。但し、ハロゲン化の方法
は何ら限定されない。
このハロゲン化炭化水素(4)を低温でアセチリド
(5)と反応させれば、アセチリドにおける保護基
R1がテトラヒドロピラニル基の場合、(R)−10
−メチル−2−テトラヒドロピラニルオキシ−6
−トリデシン(6)を得る。この反応工程を説明する
前に先ず、アセチリド(5)を得るための工程を次に
示す。
即ち、液体アンモニア中で1−ブチン−3−オ
ールにリチウムアミドを反応させてリチウムアセ
チリドを得、次いで、これにヨウ化プロピルを反
応させれば、3−ヘプチン−2−オール(8)を得
る。次に、水素化カリウムを3−アミノプロピル
アミンに反応させて得られるカリウムアミノプロ
ピルアミドを上記アルコール(8)に反応させれば容
易に1−ヘプチン−6−オール(9)を得る。
1−ヘプチン−6−オール(9)の水酸基を保護す
る保護基としては、何ら限定されるものではない
が、2−テトラヒドロピラニル基、ベンジル基、
炭素数2〜4の直鎖状若しくは分枝鎖状アシル基
等が適当である。特に、保護基の導入及び除去の
容易さ、及び導入された保護基の安定性等から2
−テトラヒドロピラニル基が好ましい。この保護
基により、上記(9)の水酸基を保護するには、(9)に
適宜の溶剤中、例えば、テトラヒドロフラン中で
酸を触媒として2,3−ジヒトロピランを反応さ
せればよく、かくして、6−テトラヒドロピラニ
ルオキシ−1−ヘプチン(10)を得る。
この(10)をアセチリド化するには、(10)を無溶剤又
はヘキサン、シクロヘキサン等の飽和炭化水素、
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エ
チレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の不活性溶
剤中で強塩基性縮合剤と−100℃乃至常温、好ま
しくは、−60〜10℃程度の温度で30分間乃至5時
間反応させる。上記強塩基性縮合剤としては、通
常のエチニル化反応で用いられる水素化ナトリウ
ムとジメチルスルホキシドとの反応、金属リチウ
ムと液体アンモニアとの反応、金属ナトリウムと
エチレンジアミンとの反応、ブチルリチウムとヘ
キサメチルリン酸トリアミドとの反応、金属マグ
ネシウムと低級アルキルハライドとの反応等によ
つて得られる縮合剤を挙げることができる。
このようにして得られるアセチリド(5)を−10〜
50℃、好ましくは反応−60〜20℃の温度で1〜24
時間、前記(R)−3−メチル−1−ハロヘキサ
ン(4)と反応させ、縮合させれば、(R)−10−メチ
ル−2−テトラヒドロピラニルオキシ−6−トリ
デシル(6)を得る。
この(6)から保護基であるテトラヒドロピラニル
基を除去することにより、本発明の(R)−10−
メチル−6−トリデシン−2−オール(7)を得る。
この脱テトラヒドロピラニル化は、溶剤中で(6)に
酸を作用させることにより行なう。溶剤として
は、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン等の
脂肪族や脂環族炭化水素、ジエチルエーテル、エ
チレングリコールジメチルエーテル、ジオキサン
等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロ
パノール等のアルコール、クロロホルム、ジメチ
ルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の含水溶剤が好まし
く用いられ、また、酸としては、塩酸、硫酸、リ
ン酸、臭化水素酸等の無機酸、酢酸、p−トルエ
ンスルホン酸等の有機酸が用いられるが、好まし
くは無機及び有機の弱酸が用いられる。これら酸
は通常、(6)に対して大過剰が用いられる。反応温
度は通常、室温乃至溶剤の沸点の範囲であるが、
好ましくは室温乃至50℃程度である。
次に、この(R)−10−メチル−6−トリデシ
ン−2−オール(7)を常法に従つて還元することに
より、次の構造式を有する本発明の(R)−10−
メチルトリデカン−2−オール(11)を得る。
この還元反応は有利には触媒の存在下に接触水
素化により行なわれる。この触媒としては、パラ
ジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、ニツケル
等の貴金属触媒が好ましく、例えば、酸化白金、
白金/活性炭、パラジウム/活性炭、酸化ルテニ
ウム、ルテニウム/活性炭、還元ニツケル、ラネ
ーニツケル等が用いられる。この還元反応は、何
ら限定されるものではないが、通常、水、メタノ
ール、エタノール、酢酸エステル、エーテル、酢
酸、ギ酸等の有機溶剤中、好ましくは、メタノー
ル、エタノール等の低級脂肪族アルコール中、室
温乃至80℃の温度で常圧乃至3気圧程度の水素雰
囲気中で撹拌下に行なわれる。
このような接触還元の後、反応生成物は常法に
より容易に単離することができる。例えば、反応
終了後、溶剤を留去して残渣を得、又は反応混合
物からの抽出液を濃縮し、これらを減圧蒸留し、
或いはカラムクロマトグラフイーや薄層クロマト
グラフイー等により生成物を単離精製することが
できる。
この(R)−10−メチルトリデカン−2−オー
ル(11)は、例えば、クロム酸酸化により
Southern corn rootwormのフエロモンである
(R)−10−メチル−2−トリデカノン(12) に導くことができる。
以下に本発明の実施例を挙げる。
実施例1 ((R)−10−メチル−6−トリデシン
−2−オールの合成) (a) (R)−4−メチル−6−アセトキシヘキ
サナール(2)の合成 (−)−β−シトロネロールアセテート(1)30g
をメタノール250mlに溶解し、−56℃に冷却して、
反応液が青紫色になるまでオゾンを吹き込んだ。
この後、窒素により過剰のオゾンを除去し、ジメ
チルスルフイド30mlを滴下し、一晩を要して室
温にまで戻した。溶剤の約半分を留去し、水を加
え、エーテルで抽出した。このエーテル抽出液を
水、飽和食塩水で順次洗滌した後、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した。エーテルを留去した後、減圧
蒸留して沸点75〜77℃/0.5mmHgの留分としてし
て(R)−4−メチル−6−アセトキシヘキサナ
ール(2)15.7gを得た。
(b) (R)−3−メチル−1−ヘキサノール(3)
の合成 (R)−4−メチル−6−アセトキシヘキサナ
ール12.5gをジエチレングリコール70mlに溶解
し、これに80%含水ヒドラジン20mlを加えて、
1時間還流した。次に、50%水酸化カリウム水溶
液20gを滴下し、油浴上で30分間還流した後、低
沸点留分Iを留去した。次いで、油浴温度を210
℃まで高め、1時間還流した後、水50mlを滴下
しながら、水蒸気蒸留により留分を得た。上記
留分及びを合わせて、エーテル抽出し、この
エーテル抽出液を1N塩酸水溶液、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、水及び飽和食塩水の順で洗滌
し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。エーテルを
留去し、減圧蒸留して、沸点99〜102℃/97mmHg
の留分として、(R)−3−メチル−1−ヘキサノ
ール(3)6.9gを得た。
(c) (R)−3−メチル−1−ヨードヘキサン
の合成 (R)−3−メチル−1−ヘキサノール(3)4.8g
を無水ピリジン60mlに溶解し、塩化p−トルエ
ンスルホニル11.5gを加え、室温で一晩撹拌し
た。得られた反応混合物を2N塩酸水溶液中に注
ぎ、エーテルで抽出した。このエーテル溶液を
1N塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
飽和硫酸銅水溶液及び飽和食塩水溶液でこの順序
で洗滌した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。
エーテルを留去して得た残渣をメタノール
30mlに溶解し、ヨウ化ナトリウム9.0gを加えて、
5時間還流した。この後、メタノールを留去し、
水を加えて、エーテル抽出した。このエーテル溶
液を2%チオ硫酸ナトリウム水溶液、次いで飽和
食塩水で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥した
後、エーテルを留去し、減圧蒸留して、沸点69〜
78℃/22mmHgの留分として(R)−3−メチル−
1−ヨードヘキサン(4)5.4gを得た。
(d) 3−ヘプチン−2−オール(8)の合成 リチウム0.76gを液体アンモニア100mlに溶解
させてリチウムアミドを調製し、これに1−ブチ
ン−3−オール3.4gを加え、30分間反応させた。
次に、ヨウ化プロピル7.7gを滴下し、5時間反
応させた後、液体アンモニアを除去した。これに
氷水を加え、エーテル抽出し、このエーテル溶液
を2%チオ硫酸ナトリウム水溶液、1N塩酸水溶
液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩
水の順序で洗滌し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。エーテルを留去した後、減圧蒸留し、沸点70
〜75℃/24mmHgの留分として3−ヘプチン−2
−オール(8)2.0gを得た。
(e) 1−ヘプチン−6−オール(9)の合成 水素化カリウム2.4gと3−アミノプロピルア
ミン50mlとから得たカリウムアミノプロピルア
ミドの3−アミノプロピルアミン溶液に3−ヘプ
チン−2−オール(8)1.1gを0℃の温度で滴下し
た後、室温にまで昇温し、約2時間反応させた。
反応終了後、反応混合物を水中に注ぎ、エーテル
で抽出した。このエーテル溶液を1N塩酸水溶液
及び飽和食塩水で洗滌した後、硫酸マグネシウム
で乾燥し、エーテルを留去後、減圧蒸留して、沸
点95〜98℃/75mmHgの留分として1−ヘプチン
−6−オール(9)0.91gを得た。
(f) (R)−10−メチル−トリデシン−2−オ
ール(7)の合成 1−ヘプチン−6−オール(9)1.1gを乾燥テト
ラヒドロフラン20mlに溶解し、これに2,3−
ジヒドロピラン1.3g及び少量のp−トルエンス
ルホン酸を加え、室温にて一晩反応させた。反応
混合物を水中に注ぎ、エーテルで抽出した。エー
テル溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽
和食塩水で洗滌した後、硫酸マグネシウムで乾燥
し、エーテルを留去して、粗6−テトラヒドロピ
ラニルオキシ−1−ヘプチン(10)を得た。
この化合物(10)970mgを乾燥テトラヒドロフラン
10mlに溶解し、アルゴン雰囲気下、−50℃の温度
でn−ブチルリチウム溶液を滴下し、徐々に昇温
して30℃の温度で3.5時間反応させた。次に、再
び、−30℃まで冷却し、ヘキサメチルリン酸トリ
アミド5mlを滴下し、続いて乾燥テトラヒドロフ
ラン5mlに(R)−3−メチル−1−ヨードヘキ
サン(4)1.13gを溶解した溶液を滴下し、この後、
室温まで徐々に昇温して、一晩反応させた。得ら
れた反応混合物を氷水中に注ぎ入れ、ヘキサンで
抽出した。このヘキサン溶液を水、飽和食塩水の
順序で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、
ヘキサンを留去して、粗(R)−10−メチル−2
−テトラヒドロピラニルオキシ−6−トリデシル
(6)を得た。
この粗生成物をそのままアセトン20mlに溶解
し、触媒量の4−トルエンスルホン酸を加え、60
〜65℃の温度で4時間反応させた。反応混合物を
水中に注ぎ、エーテルで抽出した。このエーテル
溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩
水の順序で洗滌し、硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。エーテルを留去した後、減圧蒸留して、沸点
84〜90℃/0.15mmHgの留分として精製(R)−10
−メチル−6−トリデシン−2−オール(7)700mg
を得た。
n24 D1.4556 〔α〕24 D−1.3(c=3.159,CHCl3) 元素分析値(%) C H 計算値 79.93 12.40 実測値 79.76 12.21 赤外線吸収スペクトル(IR)を第1図に、ま
た、核磁気共鳴吸収スペクトル(NMR)を第2
図に示す。
IR νnaxcm-1(neat) 3370,2970,2940,2870,1460,1430,1375,
1330,1130,1080,1045,1005,990,945,
860,820,740 NMR δ(CCl4) 0.85(6H,distorted t,CH3),1.12(3H,d,
O−C−CH3),1.0−1.9(11H,m,CH2
CH),2.05(5H,distorted t,≡C−CH2
OH),3.70(1H,O−CH−) マススペクトル M+ 210 実施例2 (R)−10−メチルトリデカン−2−
オール(11)の合成) 上で得た(R)−10−メチル−6−トリデシン
−2−オール(7)300mgをエタノール30mlに溶解
し、予め水素を吸着させた10%パラジウム付活性
炭50mgを混合し、1気圧の水素雰囲気下に室温で
3時間反応させた。反応混合物を濾過、濃縮した
後、減圧蒸留し、沸点75〜80℃/0.4mmHgの留分
として(R)−10−メチルトリデカン−2−オー
ル(11)286mgを得た。
n245 D1.4392 〔α〕24.5 D−1.1(c=3.161,CHCl3) 元素分析値(%) C H 計算値 78.43 14.11 実測値 78.14 13.83 赤外線吸収スペクトル(IR)を第1図に、ま
た、核磁気共鳴吸収スペクトル(NMR)を第2
図に示す。
IR νnaxcm-1(neat) 3370,2970,2940,2870,1460,1375,1300,
1140,1120,1095,940,840,800,740,720 NMR δ(CCl4) 0.85(6H,distorted t,CH3),1.10(3H,d,
O−C−CH3),1.0−1.5(15H,CH2,CH),
1.58(1H,s,OH),3.60(1H,O−CH=) マススペクトル M+ 214 参考例 ((R)−10−メチル−2−トリデカノン
(12)の合成) 上で得た(R)−10−メチルトリデカン−2−
オール(11)240mgをアセトン10mlに溶解し、氷冷下
にJones試薬(酸化クロム()の8N硫酸溶液)
0.4mlを滴下し、2時間反応させた。この後、過
剰のイソプロピルアルコールを加え、濃縮し、水
を加え、エーテルで抽出した。このエーテル溶液
を水、飽和食塩水で洗滌し、硫酸マグネシウムで
乾燥した後、シリカゲル10gを充填したカラムに
より精製し、減圧蒸留して、沸点(浴温)105〜
115℃/3mmHgの留分として(R)−10−メチル
−2−トリデカノン(12)163mgを得た。
n23 D1.4330 〔α〕23 D1.4(c=3.017,CHCl3) 元素分析値(%) C H 計算値 79.18 13.29 実測値 78.87 13.28 マススペクトル M+ 212
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ(R)−10−メチ
ル−6−トリデシン−2−オールの赤外線吸収ス
ペクトル及び核磁気共鳴吸収スペクトルであり、
第3図及び第4図はそれぞれ(R)−10−メチル
トリデカン−2−オールの赤外線吸収スペクトル
及び核磁気共鳴吸収スペクトルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (R)−10−メチル−6−トリデシン−2−
    オール及び(R)−10−メチルトリデカン−2−
    オールより選ばれる化合物。
JP57188486A 1982-10-26 1982-10-26 (r)−10−メチル−6−トリデシン−2−オ−ル及び(r)−10−メチルトリデカン−2−オ−ル Granted JPS5978132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57188486A JPS5978132A (ja) 1982-10-26 1982-10-26 (r)−10−メチル−6−トリデシン−2−オ−ル及び(r)−10−メチルトリデカン−2−オ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57188486A JPS5978132A (ja) 1982-10-26 1982-10-26 (r)−10−メチル−6−トリデシン−2−オ−ル及び(r)−10−メチルトリデカン−2−オ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5978132A JPS5978132A (ja) 1984-05-04
JPH0419977B2 true JPH0419977B2 (ja) 1992-03-31

Family

ID=16224570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57188486A Granted JPS5978132A (ja) 1982-10-26 1982-10-26 (r)−10−メチル−6−トリデシン−2−オ−ル及び(r)−10−メチルトリデカン−2−オ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5978132A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5978132A (ja) 1984-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU634213B2 (en) Preparation of 5,6,7-trinor-4,8-inter-m-phenylene pgi2 derivatives
Cope et al. Reactions of 1-Bromobicyclo [3.3. 1] nonan-9-one
US4062878A (en) Preparation of novel keto-esters
JP2693615B2 (ja) 1‐ハロ‐4,6,10‐ヘキサデカトリエン化合物およびその製造方法
JPS5995231A (ja) 光学活性化合物の製造方法
JPH0419977B2 (ja)
EP0585104B1 (en) A method of preparing a saturated monocyclic hydrocarbon compound and an intermediate therefor
JP2701133B2 (ja) ビタミンaおよびカロテノイド類の製造のための新規な中間体並びにそれらの製造方法
US2884464A (en) Process for the production of allyl substituted acetylene compounds
JP3044898B2 (ja) フランカルビノール誘導体の製造方法
JP3396097B2 (ja) 4−イソプロピルシクロヘキサンカルボン酸エステル誘導体の製法
JP3254746B2 (ja) 末端アセチレン化合物およびその製造法
JP2558301B2 (ja) テルペンジオール誘導体の製造方法
JPS6334127B2 (ja)
US3365497A (en) Process for preparing 5-(3-dimethylaminopropylidene)-5h-dibenzo [a, d]-10, 11-dihydrocycloheptene
US4162364A (en) Process for the preparation of 2-(3-benzoylphenyl)-propionic acid
JP3382681B2 (ja) 含フッ素化合物およびその製法
JP3249847B2 (ja) Z−シクロヘキシリデン酢酸誘導体の製造方法
JPH0761979A (ja) ビスフェノール誘導体及びその製造方法
CA1053669A (en) Intermediate cyclopentane derivatives
JP2765575B2 (ja) 置換シクロペンテノン及び置換シクロヘキセノン誘導体の製造法
JP2791572B2 (ja) 大環状化合物及びその製造法
JPWO2004069780A1 (ja) 分岐アジピン酸の製造方法
JPH0762024B2 (ja) D−グルコフラノース又はd−キシロフラノース誘導体の製法
JPS5852993B2 (ja) プロスタグランジンルイジカゴウブツノ セイゾウホウホウ