JPH04198971A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、静電写真複写機やプリンター等の画像形成装
置に装備される現像装置の改良技術に関する。

〔従来の技術］ 上記の現像装置として、トナーとキャリアから成る現像
剤を撹拌して現像スリーブに供給する撹拌ローターと、
前記現像スリーブ上の現像剤の穂の高さを規定する穂切
り部材と、穂切り後の余剰の現像剤を撹拌ローターの上
方を迂回さセて還流させる仕切り板と、前記余剰現像剤
のトナー濃度の検出に基づいてトナー補給装置を駆動さ
せるトナー濃度センサーを設けて成るものが知られてい
る。

上記の構成によれば、撹拌ローターの回転に伴って現像
剤が撹拌されて現像スリーブに供給されると共に、当該
現像スリーブの回転に伴って穂の高さが規定された現像
剤が現像部に搬送され、かつ、穂切り後の余剰の現像剤
がトナー濃度センサーの配置部を通過しつつ、前記仕切
り板に案内されて撹拌ローター側に戻される。

そして、前記余剰の現像剤がトナー濃度センサーの配置
部を通過する間に当該現像剤の透磁率がセンサーで検出
され、トナー濃度が低くなったときの高い透磁率の検出
結果に基づいてトナー補給装置が駆動される。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、現像装置の駆動が停止されると、時間が経つ
につれて、それまでは撹拌によって空気を含むことで見
掛けの体積が大であった現像剤が凝縮することで、当該
現像剤の透磁率が高い値を示すことになる。

一方、従来では、現像装置が駆動されると、現像スリー
ブはもとより撹拌ローターを、画像形成にとって必要な
速度で直ちに回転させるようにしており、このため、前
記凝縮して透磁率が高くなっている大量の現像剤が、撹
拌ローターによっていきなり現像スリーブ側に供給され
、かつ、この内の穂切りされた余剰の現像剤が一気にト
ナー濃度センサー側へと供給されることで、当該トナー
濃度センサーがトナー濃度低下（トナー不足）の誤った
検出をしてしまうことがあった。

本発明は、か＼る実情に鑑みて成されたものであって、
撹拌ローターに対する簡単な制御によって、前記トナー
濃度センサーによるトナー不足といった誤検出を防止さ
せることを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために本発明は、冒頭に記載した
現像装置において、当該現像装置の駆動初期に、前記現
像スリーブまたは撹拌ローターの少なくとも一方を現像
時の正規の回転数よりも低速で駆動させるように構成し
た点に特徴がある。

（作用〕 上記の特徴構成によれば、撹拌ローターを低速回転させ
る場合は、現像スリーブ側への現像剤の送り込み量が少
なくなり、延いては、現像スリーブを正規の回転数で回
転させても、当該現像スリーブによるトナー濃度センサ
ー側への現像剤の供給量が少なくなる。

一方、現像スリーブを低速回転させる場合は、前記撹拌
ローターを正規の回転数で回転させても、現像スリーブ
によるトナー濃度センサー側への現像剤の供給量が少な
くなる。

あるいは、前記現像スリーブならびに撹拌ローターの両
者を低速回転させる場合は、撹拌ローターによる現像ス
リーブ側への現像剤の送り込み量が少なくなる上に、現
像スリーブそのものによるトナー濃度センサー側への現
像剤の供給量が少なくなることが相俟って、前記トナー
濃度センサー側への現像剤の供給量が極端に少なくなる
。

而して、前記トナー濃度センサー側への現像剤の供給量
が少なくなると、当該現像剤がセンサーに接触すること
なく仕切り板上を還流されること番ごなり、あるいは、
現像剤がセンサーに接触するにしても量的に僅かなもの
となり、従って、透磁率が高くなっている現像剤のトナ
ー濃度が、トナー濃度センサーによって不測に誤検出さ
れる事態が回避される。。

一方、この間に現像剤の予備的な撹拌が行われて、当該
現像剤が空気を含むことで見掛けの体積が大きくなり、
当該現像剤は透磁率の面で正常な状態に戻されることに
なる。

そしてその後、前記現像ス：ノープまたは撹拌ローター
が正規の回転数に増速されて、前記予備的に撹拌された
正常状態の現像剤がトナー濃度センサー側へと送られる
。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は現像装置の概略を示し、内部にマグネットロー
ラ１を静止状態で設けて成る現像スリーブ２と、トナー
とキャリアを混合して成る現像剤の撹拌ローター３を、
現像剤収容ケース４に内蔵すると共に、前記現像スリー
ブ２上の現像剤の穂の高さを規定する穂切り部材５と、
穂切り後の余剰の現像剤を撹拌ローター３の上方に迂回
させてトナー補給装置６からのトナー補給部に還流させ
る仕切り板７を配設し、かつ、前記撹拌ローター３の回
転軸線方向に所定間隔を隔てて前記仕切り板７上に整流
板８を設けると共に、当該整流板８をトナーの流下方向
下流側はど前記回転軸線方向の一端側に偏倚させである
。

そして、前記余剰現像剤の濃度検出に基づいてトナー補
給装置６を駆動させるトナー濃度センサーＳを穂切り部
材５の近傍に設ける一方、前記仕切り板７から落下した
現像剤を撹拌し且つ前記回転軸線方向の他端側に向けて
移送しつつ当該現像剤を前記撹拌ローター３側に供給す
る撹拌供給具９を設けである。

前記仕切り板７は、撹拌ローター３の回転軸線方向視で
山形を呈し、前記撹拌ローター３によって押し上げられ
つつ穂切り部材５によって穂切りされた余剰の現像剤を
上方や＼後方に還流させる上流側の斜板部７ａと、当該
斜板部７ａを乗り越えた現像剤を後方斜め下方の撹拌供
給具９に向けて還流させる下流側の斜板部７ｂとを有す
る。

そして、前記下流側の斜板部７ｂに前記整流板８を立設
する一方、前記トナー濃度センサーＳのセンサ一部を前
記上流側の斜板部７ａに対面させて設けである。

前記現像スリーブ２と撹拌ローター３および撹拌供給具
９は、駆動源を同しくする一つの駆動系で同期回転され
るもので、現像開始の情報に基づいて現像が開始される
までの間、上記の駆動系における回転数を現像時の正規
の回転数よりも低速で駆動させるようにしである。

即ち、第２図に示すように、プリントスイッチ１０が操
作されて現像開始の情報がマイコン装置１１に入力され
ると、前記現像スリーブ２と撹拌ローター３および撹拌
供給具９に対する駆動系１２に低速駆動の制御信号ａを
出力させて、前記現像スリーブ２と撹拌ローター３およ
び撹拌供給具９の三者を低速で駆動させるようにし、も
って、現像開始時に前記撹拌ローター３を低速で回転さ
せて、当該撹拌ローター３による現像スリーブ２側への
現像剤の送り込み量を正規の現像時よりも少なくさせた
上で、前記現像スリーブ２を低速で回転させるようにし
て、当該現像スリーブ２によるトナー濃度センサーＳ側
への現像剤の供給量が少なくなるようにしである。

このように、前記トナー濃度センサーＳ側への現像剤の
供給量が少なくなると、現像剤がセンサーＳに接触する
ことなく仕切り板７上を還流されることになり、あるい
は、現像剤がセンサーＳに接触するにしても量的に極く
僅かなものとなり、而して、透磁率が高くなっている現
像剤のトナー濃度が、トナー濃度センサーＳによって不
測に誤検出される事態が回避されるのである。

一方、この間に現像剤の予備的な撹拌が行われて、当該
現像剤が空気を含むことで見掛けの体積が大きくなり、
当該現像剤は透磁率の面で正常な状態に戻されることに
なる。

そして、感光体１２の表面に形成された潜像の先端が現
像部の近傍に達した際（現像の開始直前）に、前記駆動
系１２を正規の回転数で駆動させる制御信号すがマイコ
ン部１１から出力され、前記現像スリーブ２と撹拌ロー
ター３および撹拌供給具９が正規の回転数に増速される
。

これによって、前記予備的に撹拌されて正常状態に戻っ
た現像剤が、前記現像スリーブ２を通して穂切り部材５
側に送り込まれると共に、その内の余剰の現像剤が前記
仕切り板７に沿ってトナー濃度センサーＳの配置部から
撹拌供給具９側へと還流され、その還流の間に、前記正
常状態に戻された現像剤のトナー濃度がトナー濃度セン
サーＳによって検出されることになる。

尚、前記撹拌ローター３の駆動系を現像スリーブ２の駆
動系とは別にして、現像スリーブ２の駆動系だけを或い
は撹拌ローター３の駆動系だけを上記のように制御させ
る形態で実施可能である。

また、上記の制御系において、現像が開始される直前に
撹拌ローター３を正規の回転数で駆動させるようにして
いるが、現像の開始にや＼遅れて上記の制御形態をとら
せるもよい。

（発明の効果］ 以上説明したように本発明は、現像装置の駆動初期に、
現像スリーブまたは撹拌ローターの少なくとも一方を低
速で回転させて、大量の現像剤をいきなりトナー濃度セ
ンサーの配置部に送り込ませないようにし、かつ、この
間に、現像剤を予備的に撹拌させて現像剤の見掛けの体
積を大と成し、その後、前記現像スリーブまたは撹拌ロ
ーターの少なくとも一二オ？正規の回転数に増速させて
、前記予備的に撹拌させた余剰の現像剤のトナー濃度を
トナー濃度センサーで検出させるようにしたもので、こ
れによって、現像装置の駆動初期に、トナー濃度センサ
ーがトナー濃度の低下（トナー不足）を誤検出する事態
を確実に防止できる乙こ至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は現像装置の概略縦断側面回、第２図は駆動系に
対する制御説明用のブロフク図である。 ２・・・現像スリーブ、３・・・撹拌ローター、５・・
・穂切り部材、６・・・トナー補給装置、７・・・仕切
り板、Ｓ・・・トナー濃度センサー。 出　願　人　　　　三田工業株式会社 代　理　人　　　　弁理士　胚本英夫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. トナーとキャリアから成る現像剤を撹拌して現像スリー
   ブに供給する撹拌ローターと、前記現像スリーブ上の現
   像剤の穂の高さを規定する穂切り部材と、穂切り後の余
   剰の現像剤を撹拌ローターの上方を迂回させて還流させ
   る仕切り板と、前記余剰現像剤のトナー濃度の検出に基
   づいてトナー補給装置を駆動させるトナー濃度センサー
   を有する現像装置において、当該現像装置の駆動初期に
   、前記現像スリーブまたは撹拌ローターの少なくとも一
   方を現像時の正規の回転数よりも低速で駆動させるよう
   に構成してあることを特徴とする現像装置。