JPH04198293A - 滑り止め材 - Google Patents

滑り止め材

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JPH04198293A
JPH04198293A JP32638690A JP32638690A JPH04198293A JP H04198293 A JPH04198293 A JP H04198293A JP 32638690 A JP32638690 A JP 32638690A JP 32638690 A JP32638690 A JP 32638690A JP H04198293 A JPH04198293 A JP H04198293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
natural rubber
agent
rubber composition
slip
Prior art date
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Pending
Application number
JP32638690A
Other languages
English (en)
Inventor
Gasuoki Morita
森田 一夫基
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車タイヤ、靴底等のゴム部材の表面に塗
布又は噴霧等されたり、ゴム部材の添加剤として添加さ
れる滑り止め材に関する。
(従来の技術) 路面状態のうちで、水路、雪路は滑り易く自動車の走行
や人の歩行が危険である。そこで例えば自動車では、滑
りを防止し安定に走行させるため、タイヤとしてスパイ
クタイヤを使用したり、タイヤに滑り止めチェノを装着
することが行なわれている。
また、前記以外にスノータイヤ、スタッドレスタイヤの
ような所謂冬用タイヤも盛んに使用されている。
しかしながら、スパイクタイヤ、チェノ装着タイヤは交
換に面倒であり、また所謂粉塵公害の発生源となってお
り、一方、スノータイヤ等も交換するのに同様に面倒で
ある。そこで前記の問題点を解決するためにタイヤ表面
に滑り止め用の塗布剤を塗布する方法が提案されていて
公知である。
例えば■タイヤ表面に接着剤塗布後、粒状乃至細片状の
滑り止め材を付着するもの(特開昭63−2706号)
、■ワックス又は変形ジエン系エラストマ−溶液を塗布
するもの、■粉末を有する高分子材料を、配合したもの
を塗布するもの(特開昭61−106686号)などが
ある。
(発明が解決しようとする課題) 上記、■■■の従来の方法によれば、成る程度の滑り防
止効果を奏するが、所謂冬用タイヤに匹敵するような効
果が得られず、早くから水路、雪路のどちらにも滑りを
簡単かつ確実に防止する滑り止め材の出現が要望されて
いたが、満足すべきものが未だ提案されていなかった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、タイヤ、靴底等のゴム部材の表
面等に用いることによりゴム部材に、氷雪路面に対して
優れた滑り防止効果を付与する滑り止め材を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、天然ゴムをエポキシ化すると、ヒステリシ
ス損失が大きくなり、0°C付近での粘性が増大するこ
とに着目して鋭意研究を行なった結果、本発明の滑り止
め材を提供するに到った。
すなわち、本発明の滑り止め材は、エポキシ化した天然
ゴムを含有するゴム組成物を主体とする滑り止め材であ
って、該ゴム組成物におけるエポキシ化率が少なくとも
5モル%以上となる量のエポキシ化した天然ゴムを含有
する。
上記エポキシ化した天然ゴム(以下、ENRと略記する
)とは、ゴム分子中に環状エーテル結合を有するもので
ある。ENRは、過酢酸などの過酸化物を用いて、天然
ゴム分子中の二重結合を酸化することにより得られる。
ENRの含有量は、用いられるENR中のエポキシ化の
割合によるが、ゴム組成物におけるエポキシ化率が少な
くとも5モル%以上となる量である。°特にエポキシ化
率10〜40モル%となる量のENRを含有すると、低
温での接着保持特性が向上して好ましい。
ここで、エポキシ化率とは、天然ゴム分子中に存在する
二重結合の全てをエポキシ化した天然ゴムを用いた場合
のENRの含有比率をいう。
ゴム組成物を構成するENR以外の成分は、粘弾性物質
であればよい。配合されうる粘弾性物質のうち、特に汎
用ジエン系ゴム及び/又は熱可塑性エラストマーが好ま
しい。
汎用ジエン系ゴムとしては、例えば天然ゴム(NR)、
ブタジェンゴム(BR)、ポリイソプレンゴム(IR)
、スチレンブタジェンゴム(SBR)などが用いられる
熱可塑性エラストマーとしては、熱可塑性で加硫をせず
にゴム弾性を有するもの、例えばスチレンブタジェン系
(SBS)樹脂、スチレンイソプレン系(SIS)樹脂
、アクリロニトリルブタジェン系樹脂などが用いられる
さらに、ゴム組成物には、必要に応じて顔料、充填材、
接着付与剤等の添加剤が添加され得る。
このようなゴム組成物は、それ自体単独で滑り止め材と
してもよいし、ゴム組成物をトルエン等の有機溶剤に溶
解してゴム部材の表面に塗布、スプレーするのに用いる
滑り止め材としてもよい。
ゴム組成物単独で用いられる場合には、例えば滑り防止
効果を付与しようとするゴム部材の成形に先立って、該
ゴム部材に練り込んでおくことが好ましい。
有機溶剤に熔解して用いる場合、ゴ1.糺酸物の濃度は
、塗布用、噴霧用などの用途によるが、例えば噴霧用で
は噴霧性の観点から5〜10重量%が好ましい。また、
有機溶剤におけるゴム組成物の熔解性を高めるために、
適宜界面活性剤を添加してもよい。
(実施例) 以下、本発明の具体的実施例を説明する。
第1表は、本発明の実施例及び比較例におけるゴム組成
物の配合成分と、その諸特性を示したものである。
なお、ENRとして、ゴム分子中50%エポキシ化した
天然ゴム(ENRI)及び100%エポキシ化した天然
ゴム(ENR2)を用いた。
また、諸特性の評価は、実施例及び比較例で調製したゴ
ム組成物を、5重量%の濃度でトルエンに溶解すること
により作製した滑り止め材を用いて行なった。
(注1)下記第2表に示す配合組成の加硫ゴムシートに
、作製した各種滑り止め材を厚さ約0゜05〜0.1鴫
となるようにスプレーした。滑り止め材がスプレーされ
た加硫ゴムシートをOoCにて繰返し屈曲し、滑り止め
材が剥離するまでの屈曲回数に基づいて、接着保持特性
を以下の基準で評価した。
○: 1000回以上繰返しても剥離せず△:数100
回繰返すと剥離 X : 100回以下の繰返しで剥離 (注2)下記第2表に示す配合組成の加硫ゴムシートに
、作製した各種滑り止め材を厚さ約0.05〜0.1m
mとなるようにスプレーした。滑り止め材をスプレーし
た面を、アスファルト面上に約5Mの氷を張った路面と
接触させて一5°Cで滑らせ、このときの滑り抵抗を測
定した。滑り止め材をスプレーする前の抵抗値を100
として、滑り止め材をスプレーしたときの抵抗値を算出
し、これを滑り抵抗性の指数として表示した。この指数
が高い程、路面に対する滑り抵抗が高いことを示してい
る。
第2表 〈評価〉 第1表により、本発明実施例の滑り止め材は、比較例に
比し緒特性が良好であり、特にエポキシ化率10〜40
モル%のゴム成分は、0°Cでの接着保持性に優れてい
ることが判った。
次に、本発明実施例及び比較例で作製した滑り止め材を
、オーツタイヤ類の夏用タイヤ(商品名FX6.6V)
にスプレーし、これを車輌(トヨタのマーク■)に装着
して、下記の試験方法に基づいて試験した。
試験条件 気温ニー7〜−9°C (ただし登板試験のみ6℃で行なった)路面:雪路(雪
を踏み固めた路面) 水路(極めて平坦性を持った水盤路) 試験方法 ■制動:時速40に+nで走行する車輌の全タイヤをロ
ックするブレーキをかけ、車輌が 完全に停止するまでの距離を測定した (JIS D1013に準する)。
■登板:勾配7〜8°の坂の途中から、0発進で50m
区間を登るのに要する時間を測定した(JIS D10
17に準する)。
■同族回:半径25mの水路を旋回するのに要する時間
を測定した。
■発進:20m区間を0発進で走り抜けるのに要する時
間を測定した。
各試験の測定結果を、滑り止め材をスプレーしていない
夏用タイヤの測定結果を100として算出した指数で示
す。この指数が大きい程、滑り防止効果が大きいことを
示している。
試験結果を第3表に示す。なお、参考として、滑り止め
材をスプレーしていないオーツタイヤ製の冬用タイヤ(
商品名 B 650)について、同様の試験を行ない、
得られた試験結果を併わせで示す。
(以下次葉) 〈評価〉 本発明実施例の滑り止め材をスプレーした夏用タイヤは
、比較例の滑り止め材をスプレーした夏用タイヤ及び滑
り止め材をスプレーしていない夏用タイヤに比べて、雪
路及び水路のいずれにおいても高い滑り防止効果を有し
ていることがわかった。
(発明の効果) 本発明の滑り止め材は、ゴム部材の表面等に用いられて
、ゴム部材に滑り防止効果を付与する。
特に、ゴム組成物におけるエポキシ化率が10〜40重
量%の滑り止め材は、低温におけるゴム部材への接着保
持特性が優れ、高い滑り防止効果を発揮する。
従って、本発明の滑り止め材を用いれば、夏用タイヤで
も氷雪路を安全に走行することができるので、面倒なタ
イヤ交換を行なう必要がなく、また粉塵公害の減少にも
役立つ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ化した天然ゴムを含有するゴム組成物を
    主体とする滑り止め材であって、該ゴム組成物における
    エポキシ化率が少なくとも5モル%以上である滑り止め
    材。
  2. (2)前記ゴム組成物において、エポキシ化した天然ゴ
    ムを除く他の成分が、汎用ジエンゴム及び/又は熱可塑
    性エラストマーである請求項1記載の滑り止め材。
  3. (3)エポキシ化した天然ゴムを含有するゴム組成物を
    主体とする滑り止め材であって、該ゴム組成物における
    エポキシ化率が10〜40モル%である滑り止め材。
JP32638690A 1990-11-27 1990-11-27 滑り止め材 Pending JPH04198293A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011074156A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Sumitomo Rubber Ind Ltd キャップトレッド用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ
CN107286699A (zh) * 2017-07-31 2017-10-24 苏州恒瑞达家用地垫有限公司 吸附止滑片材及其制备方法

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