JPH04197586A - 組立ラインにおける治具交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、主として自動車組立ラインに適用される治具
交換装置に関する。

（従来の技術） 従来、自動車組立ラインとして、ライン途中の組立ステ
ーションの両側に溶接装置を配置シ１、組立ステーショ
ンに台車でフロアを搬入すると共に、ラインの天井部に
縦設したガイド枠に沿って走行するワークセット装置に
よりルーフを搬入し、前記溶接装置に備える溶接治具に
よりフロアとルーフとに左右のサイトパネルを溶接して
自動車車体を組立てるようにしたものは知られている。

かかる組立ラインにおいて、溶接治具を車種に合わせて
交換するため、特開昭６１−２３２０７０号公報により
以下の治具交換装置が知られている。

この装置は、ラインの天井部の上方空間に、溶接治具を
着脱自在に保持する架台の複数台を載置可能なストック
枠を架設し、組立ステーションの天井部に架台用の昇降
口を開設して、ストック枠セ、の任意の架台をクレー、
・装置により該昇降口を通して組立ステーションとの間
に昇降自在として代るもので、組立ステーションの両側
の溶接装置と架台との間で溶接治具を受渡して治具交換
を行うようにしている。

そして、このものでは、ワークセント装置用のガイド枠
か架台に干渉しないよう、ガイド枠を架台の昇降スペー
スの横幅より広い間隔を存して並設した１対のレール枠
て構成し、ワークセット装置を該両レール枠に跨らせて
吊持し、ワークセット装置を組立ステーシヨンから退避
させた法帖で上記の如く治具交換を行うようにしている
。

（発明が解決しようとする課題） 上記のものでは、広い間隔のレール枠間にワークセント
装置を跨らせる関係で、ワークセット装置か横幅の大き
な大型のものになり、重量増により運動性能が低下する
と共に、設備費か高くなる不具合かある。

本発明は、以上の点に鑑み、ガイド枠を昇降口の横幅内
に収まる幅狭のものとしてワークセット装置の小型化を
図れるようにし、且つガイド枠との干渉を生することな
く架台を昇降し得るようにした治具交換装置を提供する
ことをその目的としている。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成すべく、本発明では、ライン途中の組立
ステーションの両側に溶接装置を配置し、ラインの天井
部に縦設したガイド枠に沿って走行するワークセット装
置によって組立ステーションに搬入されるワークに、前
記溶接装置に備える溶接治具により別のワークを溶接す
るようにした組立ラインであって、ラインの天井部の上
方空間に、溶接治具を着脱自在に保持する架台の複数台
を載置可能なストック枠を架設し、組立ステーションの
天井部に架台用の昇降口を開設して、ストック枠上の任
意の架台をクレーン装置により該昇降口を通して組立ス
テーションとの間に昇降自在とし、該架台と前記溶接装
置との間で溶接治具を受渡して治具交換を行うように１
７たものにおいて、前記ガイド枠を前記昇降口を縦断す
るように配置し、且つ該カイト枠をその長手方向に可動
として該昇降口から退避自在とした。

４作　用） ガイド枠を可動とすることにより、常時は昇降口を縦断
するように配置されてい乙ガイド枠を治具交換時に昇降
口から退避させることができ、架台を昇降口を通してガ
イド枠との干渉を生ずることなく昇降できる。

従って、ガイド枠を従来のような広い間隔のレール枠で
構成する必要かなく、カイト枠の幅員を狭めて、ワーク
セット装置の小型化を図れる。

（実施例） 第１図及び第２図を参照して、　（１）は自動車組立ラ
イ２・を示（１、該ライン　〈１）に前方に向って順に
フロア投入ステーション（２１）とワーク移駐ステーシ
ョン（２２）と車体組立ステーション　り３）とを設け
、該組立ステーション　（３）の両側のラインサイドに
溶接装置（４）　（４）を配置すると共に、ライン上に
、フロアセット装置（５）とルーフ、ダツシュボードア
ッパ、リヤトレイの３点ワーク用の天吊り式のワークセ
ット装置（６）とを設け、フロア加工ライン　（７）で
加工されたフロアＷｌをフロア投入ステーション（２］
）においてトランスファ装置　（８）からフロアセット
装置　（５）に移載すると共に、ワーク移載ステーショ
ン（２２）の−側のラインサイドに配置した移載機（９
）により該移載ステーション（２２）においてルーフＷ
３とダツシュボードアッパＷ４とリヤトレイＷ５をワー
クセット装置　（６）に移載し、該各セット装置（５）
（８）によりフロアＷ１及びルーフＷ３、ダツシュボー
ドアッパＷ４、リヤトレイＷ、の３点ワークを組立ステ
ーション　（３）に搬送し、前記両溶接装置（４）　（
４）により左右のサイドパネルＷ２．Ｗ２をフロアＷ１
と３点ワークとに溶接結合して自動車車体Ｗを組立て、
組立てられた車体Ｗを払出し用のトランスファ装置（１
０）により前方の増灯ステーションに搬送するようにし
た。

該各溶接装置（４）は、第３図に示す如く、組立ステー
ション　（３）の側部に設けた側方に進退自在なスライ
ド台（４ａ）上の前後１対の支柱（４ｂ）（４ｂ）間に
治具ベース（４ｃ）を内向きと外向きとに反転自在に軸
支し、該治具ベース（４ｃ）の前面に溶接治具（４ｄ）
を着脱自在に取付けて成るもので、該溶接治具（４ｄ）
を外向姿勢に反転した状態でその外側のプリセット装置
＜１１）に備えるプリセット治具（Ｌｌａ）を介して該
溶接治具（４ｄ）にサイドパネルＷ２をセットし、これ
を該溶接治具（４ｄ）の内向姿勢への反転でフロアＷ１
と上記３点ワークとに組付けて、これらを該溶接治具（
４ｄ）に備える溶接ガン（４ｅ）により溶接結合するよ
うにした。

前記ワークセット装置　（６）は、ラインの天井部に移
載ステーション（２２）と組立ステーション　（３）と
に跨るように縦設したガイド枠（６ａ）に沿って該両ス
テーション（２）（３’）間に往復動される走行枠（６
ｂ）を設け、該走行枠（６ｂ）の下面に、ルーフＷ３を
保持する前後１対の第１セツト治具（６Ｃ）　（Ｂｅ）
と、ダツシュボードアッパＷ４を保持する第２セツト治
具（６ｄ）と、リヤトレイＷ。

を保持する第３セツト治具（６ｅ）とを夫々昇降自在に
吊設して成るもので、走行枠（６ｂ）を組立ステーショ
ン　（３）に往動させた後、各セット治具（Ｂｅ）　（
Ｂｄ）（Ｂｅ）を下降させて、各ワークＷ、、Ｗ４、Ｗ
、を前記溶接治具（４ｄ）（４ｄ）に保持される両側の
サイドパネルＷ２．Ｗ２間に上方から挿入セットするよ
うにした。

前記移載機（９）は、３点ワークＷ９．Ｗ４゜Ｗ、を所
要の位置関係で載置したパレット（１２）をドロップリ
フタ（１２ａ）から受取って移載ステーション（２□）
内に側方から投入し、前記走行枠（６ｂ）の移載ステー
ションク２２）への復動時に前記各セット治具（６ｃ）
　（６ｄ）　（８ｅ）にパレット（１２）上の各ワーク
Ｗ３．Ｗ４．Ｗ、を受渡すべく構成されている。

ラインの天井部の上方空間には、溶接治具（４ｄ）用の
架台（１３）を複数台載置可能なストック枠（１４）が
架設されており、ストック枠（１４）の上面に前後左右
に移動自在なりレーン装置（１５〉を搭載し、組立ステ
ーション　（３）の天井部に架台（１３）用の昇降口（
１６）を開設して、ストック枠（１４）上の任意の架台
（１３）を該クレーン装置（１５）により該昇降口（１
６）を通して組立ステーション　（３）との間に昇降自
在とした。

該架台（１３）は、その両側部に１対の溶接治具（４ｄ
）　（４ｄ）を着脱自在に保持し得るように構成されて
いる。架台（Ｉ３）、ストック枠（Ｉ４）、クレーン装
置（１５）の構成は上記した従来技術のものと特に異な
らず、その詳細な説明は省略する。

前記ワークセット装置　（６）のガイド枠（６ａ）は、
ラインを跨ぐように架設した前後複数の門形の機枠（１
７）の上端の梁部　（１７ａ）間に跨って前後方向にの
びる単一の枠体で構成されており、組立ステーション　
（３）の前後の機枠（１７）（１７）の梁部（１７ａ）
　（１７ａ）間に形成される前記昇降口（１６）の横方
向略中央部を該ガイド枠（６ａ）が縦断するようにした
。

そして、該ガイド枠（６ａ）を、第４図に示す如く、各
機枠（１７）の梁部（１７ａ）に取付けたブラケット　
（１７ｂ）に複数のローラ　（１７ｃ）を介して前後動
自在に支持させ、更に最後側の機枠（１７）のブラケッ
ト　（１７ｂ）に、ガイド枠（６ａ）の−側面に固設し
たラック（６ｒ）に咬合する出力軸上のビニオン　（１
８ａ）を有するモータフ１８）を取付け、かくて該モー
タ（１８）により該ガイド枠（６ａ）を後退させて昇降
口（１６）から退避させ得るようにした。

尚、ワークセット装置（６）の前記走行枠（６ｂ）は、
ガイド枠（６ａ）の他側面に固定した上下１対のレール
（８ｇ）　（６ｇ）に摺動自在に支持され、該両レール
（６ｇ）　（６ｇ）の中間に固定したラック（６ｈ）に
咬合する出力軸上のピニオン（６１）を有するモータ（
６ｊ）を走行枠（６ｂ）に取付け、該モータ（６ｊ〉に
より走行枠（６ｂ）をガイド枠（６ａ）に沿って走行さ
せるようにした。

ライン稼動時は、ガイド枠（６ａ）を昇降口（１６）を
縦断する前進位置に移動して拘束し、ワークセット装置
　（６）によるルーフＷ３、ダツシュボードアッパＷ４
　％　リヤトレイＷ、の３点ワークの組立ステーション
　り３）への搬入セット作業に備えるが、車種変更に際
しては、ガイド枠（６ａ）を後退させて昇降口（１６）
から退避させ、治具交換を行う。

治具交換に際しては、先ずストック枠（１４）上の空の
架台（１３）を昇降口（１６）を通して組立ステーショ
ン　（３）に下降し、両側の溶接装置（４）　（４）の
溶接治具（４ｄ）　（４ｄ）を架台（１３）に受渡した
後、該架台（１３）を上昇させてストック枠（１４）上
に載置し、次いで次機種の溶接治具（４ｄ）　（４ｄ）
を搭載した架台（１３）をストック枠（１４）から組立
ステーション　（３）に下降し、これら治具（４ｄ）　
（４ｄ）を溶接装置（４）　（４）に受渡した後、空に
なった架台（１３）を上昇させてストック枠（１４）に
載置し、最後にガイド枠（６ａ）を前進位置に移動して
、交換作業を完了する。

尚、ワークセット装置　（６）の各セット治具（６ｃ）
　（６ｄＨ６ｅ）は、機種変更に対処し得るよう走行枠
（６ｂ）に位置調整自在に取付けられており、これらセ
ット治具（Ｂｅ）　（６ｄＨ６ｅ）の交換は不要である
。

（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、治具
交換に際しカイト枠を昇降口から退避させることにより
、架台を昇降口を通してガイド枠との干渉を生ずること
なく昇降でき、ガイド枠を昇降口の外側に位置するよう
な広い間隔のレール枠て構成する必要がなく、ガイド枠
の幅員を狭めてワークセット装置の小型軽量化を図れ、
ワークセット装置の運動性能を向上できると共に設備費
も削減できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置を適用する自動車組立ラインの平面
図、第２図はその側面図、第３図は第２図の■−■線截
線面断面図４図は第２図のＩＶ−ＩＶ線から見た要部の
拡大正面図、第５図は車体の分解斜視図である。 （１）・・・組立ライン（３）・・組立ステーション（
４）・・・溶接装置　　　（４ｄ）・・・溶接治具（６
）・・・ワークセット装置 （６ａ）・・・ガイド枠　　　（１３）・・・架台（１
４）・・ストック枠　　（１５）・・クレーン装置（１
６）・・・昇降口 特　許　出　願　人　　本田技研工業株式会社代　　　
　　理　　　　　人　　　北　　　村　　　欣　　　−
外３名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ライン途中の組立ステーションの両側に溶接装置を配置
   し、ラインの天井部に縦設したガイド枠に沿って走行す
   るワークセット装置によって組立ステーションに搬入さ
   れるワークに、前記溶接装置に備える溶接治具により別
   のワークを溶接するようにした組立ラインであって、ラ
   インの天井部の上方空間に、溶接治具を着脱自在に保持
   する架台の複数台を載置可能なストック枠を架設し、組
   立ステーションの天井部に架台用の昇降口を開設して、
   ストック枠上の任意の架台をクレーン装置により該昇降
   口を通して組立ステーションとの間に昇降自在とし、該
   架台と前記溶接装置との間で溶接治具を受渡して治具交
   換を行うようにしたものにおいて、前記ガイド枠を前記
   昇降口を縦断するように配置し、且つ該ガイド枠をその
   長手方向に可動として該昇降口から退避自在としたこと
   を特徴とする組立ラインにおける治具交換装置。