JPH04196164A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH04196164A
JPH04196164A JP2321923A JP32192390A JPH04196164A JP H04196164 A JPH04196164 A JP H04196164A JP 2321923 A JP2321923 A JP 2321923A JP 32192390 A JP32192390 A JP 32192390A JP H04196164 A JPH04196164 A JP H04196164A
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JP
Japan
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transistor
charge pump
circuit
pump circuit
transistors
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JP2321923A
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Yoshitaka Ono
美隆 小野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は半導体装置及びその製造方法に係わり、特に基
板バイアス発生回路を有した装置とその製造方法に関す
る。
(従来の技術) 半導体基板に負のバイアス電圧を印加すると、トランジ
スタのソース又はドレインと基板との間の浮遊容量か低
減して回路動作か高速化したり、チャネル部の容量か減
少してスイッチング特性が向」ニしたりする。そこで近
年の半導体回路装置には、半導体基板に負のバイアス電
圧を印加する基板バイアス発生回路を具備したものがあ
る。
第5図に、チャージポンプ回路53とリミッタ回路52
を備えた一般的な基板バイアス発生回路の概略構成を示
す。チャージポンプ回路53は、電源端子54より電源
電圧VDDを人力され、接地端子58が接地電位に保持
されており、負の基板バイアス電圧を発生して半導体基
板51表面の不鈍物領域56に基板バイアス電圧を印加
する。リミッタ回路52は、電源端子54より電源電圧
VDDを入力され、接地端子57に接地電位を与えられ
て動作し、半導体基板51表面の不純物領域55を介し
てこの基板51の電位をモニタする。
そして、この半導体基板51の電位が所望の基板バイア
ス電圧よりも低くなると、チャージポンプ回路5]に接
続されている信号線59を介して、チャージポンプ回路
53が間欠動作をするように制御し、必要以上に低下し
ないようにする。
チャージポンプ回路53は、第6図に示されたような構
成を有している。発振器61はクロックパルスを発生す
るもので、リミッタ回路52と信号線59で接続されて
おり、動作を制御される。
発振器61か発生したクロックパルスに基づいて、イン
バータINVI、容量CI、PチャネルMOSトランジ
スタQ1及びQ2から成る回路と、イン/<−夕INV
2及びINVB、容JikC2,PチャネルMO3I−
ランジスタQ3及びQ4から成る回路の二つの系統の回
路が交互に動作する。
発振器61の出力端はインバータINVIの入力端に接
続され、インバータINVIの出力端a1は容QJ、C
]の一端に接続され、他端のノードa2はPチャネルM
OSトランジスタQ]のゲート及びトレインと、Pチャ
ネルMO8)ランジスタQ2のソースに接続されている
。トランジスタQ1のソースは基板電圧を発生する出力
端62に接続され、トランジスタQ2のドレイン及びゲ
ートは接地されている。トランジスタQ]及びQ2の基
板は共に接地されている。
また発振器61の出力端は、二段に接続されたインバー
タI NV2及びI N V 3の入力端にも接続され
ており、この二段のインバータの出力端には容= C2
の一端か接続されている。容ili C2の他端は、P
チャネルMOSトランジスタQ3のゲート及びドレイン
と、PチャネルMOSトランジスタQ4のソースに接続
されている。トランジスタQ3のソースは出力端62に
接続され、トランジスタQ2のドレイン及びゲートは接
地されている。トランジスタQB及びQ4の基板は共に
接地されている。
発振器6]が発生したクロックパルスがインバータIN
V]で反転され、容ff1c1に印加される。
ノードa2の電位が、出力端62に接続されたソースの
基板電源電位V SUBがらトランジスタQ1の閾値電
圧Vtpの絶対値を引いた値VSUIIIVtplより
も低い間、トランジスタQ]が導通する。これにより、
出力端62を通じて半導体基板51の電荷が容量C]に
汲み上げられて充電される。容ff1c1が充電される
とノードa2の電位か上昇し、VSUB −I Vt1
)lより高くなるとトランジスタQ1かオフする。
ノードa2の電位が、接地電位よりもトランジスタQ2
の閾値電圧の絶対値IVtpI以上に高くなるとトラン
ジスタQ2が導通し、容ff1c1に充電されていた電
荷がグランドへ捨てられる。これによりノードa2の電
位が低下していき、1Vtplよりも低下するとトラン
ジスタQ2がオフする。このような動作か、位相が18
0度ずれた状態で、トランジスタQ3及びQ4と容ff
1c2により構成される回路においても行イっれ、効率
よく基板バイアス電圧が発生される。そして、出力端6
2より発生された基板バイアス電圧が半導体基板5]に
印加され、所望のレベルまで基板の電位が低下するとリ
ミッタ回路52か働き、発振器61の出力するクロック
パルスの周波数は低くなる。これにより、チャージポン
プ回路53は間欠的に動作し、’F−導体基板51の電
位が必要以上に下かりすぎないようにすると共に、消費
電流を低減させる。
次に、電源電圧Vl])と消費電流の関係を第7図(a
)に、電源電圧VDDと基板バイアス電圧との関係を第
7図(b)にそれぞれ実線で示す。電源電圧VDDが低
い場合は、発生される基板バイアス電圧の絶対値も低い
。さらに電源電圧VDDが低いときは、チャージポンプ
回路53を最大限に駆動させなければ所望の基板バイア
ス電圧を発生させることかできない。従って、リミッタ
回路52が働き、チャージポンプ回路53か間欠的に動
作する期間は短くなる。この結果、第7図(a)に示さ
れるように、電源電圧Vl)Dか低いときには消費電流
は大きくなる。従って、例えばCMOSメモ9話でデー
タのバックアップを電池を用いて行う場合、電源電位が
低いために消費電流が増加し、電池の寿命か短くなると
いう問題かあった。
チャージポンプ回路53の特性を改善し、同一の電源電
位Vl)Dに対してもより多くの電荷を半導体基板5]
から汲み出せるようにするには i)チャネルMO8I
−ランジスタQ1〜Q4の閾値電圧IVtplを低くす
る必要かある。そして、トランジスタの閾値電圧の制御
は不純物イオンの注入濃度を変えることで行われる。し
かしこのトランジスタQ1〜Q4は、他の回路のトラン
ジスタと同一の製造プロセスにより同一の半導体基板5
1に形成される。このため、トランジスタQ1〜Q4の
閾値電圧1Vtplのみ低くすることは困難であった。
また、トランジスタの閾値電圧を単に低下させたたけて
は、オフする時のカットオフ特性が悪化するという問題
かある。第8図に、ゲート電圧とドレイン電流との関係
を示す。曲線L3に示されたカットオフ特性を持つトラ
ンジスタは、閾値電圧1Vthlが0.85Vと比較的
高く、ゲート電圧かOVのときに5X10”’Aのリー
ク電流しか流れない。曲線L2のトランジスタは閾値電
圧1VLblか0.6Vて、lXl0−10Aのリーク
電流か流れる。曲線L1のトランジスタになると、閾値
電圧IVthlは0.4Vに低下(、ており、リーク電
流は1.X1、0”Aと増大し一〇いる。このように、
閾値電圧を低下させるとカットオフ特性が悪化し、スタ
ンバイ時に大きなリーク電流か流れて消費電流の増大を
招くことになる。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の半導体装置には電源電圧が低い
とチャージポンプで消費する電流が増大し、これを低下
させるべくトランジスタの閾値電圧を下げようとすると
製造上の制約を受けたり、カットオフ特性か悪化してス
タンバイ時の消費電流か増加するという問題かあった。
本発明は上記−11情に鑑み、低電源電圧を用いた場合
にも消費電流の増大を抑制し得る半導体装置及びその製
造方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本を明の半導体装置は、基板バイアス電圧をチャージポ
ンプ回路により発生ずる基板バイアス電圧発生回路を具
備した半導体装置であって、チャージポンプ回路か有す
るトランジスタが形成された一導電型のウェルの不純物
濃度は、他の回路が有するトランジスタが形成された一
導電型のウェルの不純物濃度よりも低いことを特徴とし
ている。
あるいは、チャージポンプ回路が有するトランジスタの
チャネル長は、他の回路が有するトランジスタのチャネ
ル長よりも短いことを特徴とする装置であってもよい。
本発明の゛I′−導体装置の製造方法は、基板バイアス
電圧をチャージポンプ回路により発生する基板バイアス
電圧発生回路を具備した゛14導体装置を製造する方法
であって、半導体基板表面部分におけるチャージポンプ
回路のトランジスタを内部に形成される一導電型のウェ
ルを形成すべき第1の領域と、他の回路のトランジスタ
を内部に形成される一導電型のウェルを形成すべき第2
の領域とに不純物イオンを注入するI−程と、第2の領
域のみに、再び不純物イオンを注入する工程とを備えた
ことを特徴としている。
または、GF導体基板表面部分におけるチャージポンプ
回路のトランジスタを内部に形成される一導電型のウェ
ルを形成すべき第1の領域のみに、不純物イオンを注入
して第1の不純物濃度とするIユ程と、半導体基板表面
部分における他の回路のトランジスタを内部に形成され
る一導電型のウェルを形成ずべぎ第2の領域のみに不純
物イオンを注入し、第1の濃度よりも高い第2の不純物
濃度とする工程とを備えてもよい。
あるいは、半導体基板表面部分におけるチャージポンプ
回路のトランジスタのチャネル領域に、第1のドーズ量
で不純物イオンを注入する工程と、半導体基板表面部分
における他の回路のトランジスタのチャネル領域に、第
1のドーズ量よりも少−1]  − ない第2のドーズ量で不純物イオンを注入する」二程と
を備えてもよい。
(作 用) チャージポンプ回路が有するトランジスタか形成された
一導電型のウェルの不純物濃度か、他の回路が有するト
ランジスタが形成された一導電型のウェルの不純物濃度
よりも低いことにより、チャージポンプ回路のトランジ
スタの閾値電圧のみが他の回路のトランジスタよりも低
くなる。これにより、チャージポンプ回路の特性か向上
し、低電源電圧でもより効率良く半導体基板の電荷を汲
み出して基板バイアス電圧を発生することかできる。こ
れにより、チャージポンプ回路を最大に動作させる期間
は短くて足り、間欠的に動作すればよい期間を長くとる
ことができ、消費電流が減少する。また閾値電圧が低い
とカットオフ特性か悪化し、スタンバイ時に流れる電流
は増加するか、チャージポンプ回路のトランジスタの閾
値電圧のみか低く設定されるため、回路全体のスタンバ
イ電流は殆ど増加しない。
−] 2 − チャージポンプ回路か有するトランジスタのチャネル長
か、他の回路か有するトランジスタのチャネル長よりも
短い場合にも、同様にチャージポンプ回路のトランジス
タの閾値電圧のみか他の回路のトランジスタよりも低く
なるため、同様に消費電流は減少する。
このような半導体装置は、本発明の製造方法により製造
することかできる。半導体基板表面部分におけるチャー
ジポンプ回路のトランジスタを内部に形成される一導電
型のウェルを形成すべき第1の領域と、他の回路のトラ
ンジスタを内部に形成される一導電型のウェルを形成ず
べき第2の領域とに不純物イオンを注入し、さらに第2
の領域のみに、再び不純物イオンを注入することにより
、チャージポンプ回路のトランジスタが形成されるウェ
ルの不純物濃度のみか低くなり、閾値電圧か低下する。
または、半導体基板表面部分におけるチャージ 。
ポンプ回路のトランジスタを内部に形成される一導電型
のウェルを形成すべき第1の領域のみに、不純物イオン
を注入して第1の不純物濃度とし、1′導体基板表面部
分における他の回路のトランジスタを内部に形成される
一導電型のウェルを形成すべき第2の領域のみに不純物
イオンを注入し、第1の濃度よりも高い第2の不純物濃
度とすることによっても、チャージポンプ回路のトラン
ジスタか形成されるウェルの不純物濃度のみか低くなり
、閾値電圧か低下する。
あるいは、半導体基板表面部分におけるチャージポンプ
回路のトランジスタのチャネル領域に、第1のドース量
で不純物イオンを注入し、半導体基板表面部分における
他の回路のトランジスタのチャネル領域に、第1のドー
ズ量よりも少ない第2のドース量で不純物イオンを注入
して閾値電圧を制御しても、同様にチャージポンプ回路
のトランジスタの閾値電圧のみか低くなる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。第1図に、第1の実施例による半導体装置及びその
製造方法を工程別に示す。第1図(a)のように、p型
半導体基板]0の表面全体に酸化膜]1か形成され、全
体にレジストが塗布される。この後、露光及び現像処理
により、p型ウェルを形成すべき領域12のみがレジス
ト膜13で覆われる。このレジスト膜13をマスクとし
て、領域15及び16にリンイオン(P+)が注入され
る。ここで領域15は、第6図に示されたチャージポン
プ回路53におけるPチャネルMOSトランジスタQ]
〜Q4か形成されるn型ウェルとなる領域であり、領域
16は他のPチャネルMO8I−ランシスタか形成され
るn型ウェルとなる領域である。そして、この場合のリ
ンイオン(P+)のドーズ量は、トランジスタQ−Q4
の閾値電圧IVtp]か所望の低い電圧となるように設
定される。
次に、領域]2及び領域15をそれぞれレジスト膜]3
及び]4て覆う。このレジスト膜]3及び]4をマスク
として、リンイオン(P+)を領域]6にのみ注入する
。このリンイオン(P+)のドース量は、トランジスタ
Q]〜Q4以外の他のトランジスタの閾値電圧が所望の
値となるように設定される。このように、領域]5及び
16に1度リンイオン(P+)を注入し、その後領域コ
ロにのみ再び注入することにより、トランジスタQ]〜
Q4が形成されるn型ウェル領域15のみ不純物濃度か
低く、閾値電圧か低くなる。
ここで第1の実施例と異なり、領域]2及び]6をレジ
スト膜で覆い、領域]5にのみ少ないドーズ量でリンイ
オン(P+)を注入し、その後領域]2及び]5をレジ
スト膜で覆って領域16にのみ多いドーズ量でイオン注
入を行うこともてきる。また本実施例ではp型半導体基
板]0を用いており、領域12と領域15及び16とを
区別してp型ウェルとn型ウェルを形成している。しか
し、n型半導体基板を用いる場合にも同様の手順でウェ
ルを作り分けることができる。
次に、本発明の第2の実施例による半導体装置及びその
製造方法を示す。第1の実施例では、トランジスタQ1
〜Q4か形成されるn型ウェルと、他のトランジスタが
形成されるn型ウェルとを区−16= 別し、ウェルの濃度か異なるようにすることでトランジ
スタQ1〜Q4の閾値電圧のみを低下させている。これ
に対し第2の実施例では、一つのn型ウェルの内部にト
ランジスタQ1〜Q4と他のトランジスタか共に形成さ
れている。そこで、トランジスタQ]〜Q4のチャネル
領域のみ不純物濃度か低(なるようにイオンを注入する
ことで、閾値電圧1VLplを低く設定している。
第2図に示されるように、先ずp型半導体基板20の表
面に酸化膜2]か形成され、素子分離領域にフィールド
酸化膜22か形成される。トランジスタQ]〜Q4か形
成される領域25と、他のトランジスタか形成される領
域26とを含めた領域に、リンイオン(P+)か注入さ
れてn型ウェル27か形成される。その後、このn型ウ
ェル27のうち、トランジスタQ1〜Q4が形成される
領域25のみを除いてレジスト膜23及び24か形成さ
れる。このレジスト膜23及び24をマスクとして、領
域25にのみ閾値制御用にボロンイオン(B+)か注入
される。このように、領域25にボロンイオン(B+)
を打ち増すことで、トランジスタQ1〜Q4の閾値電圧
IVtp1のみを低ドさせることができる。
本発明の第3の実施例による半導体装置は、トランジス
タQ1〜Q4のチャネル基のみが短い点に特徴がある。
第3図を用いて、この装置の製造方法を示す。p型半導
体基板31上の素子分離領域にフィールド酸化膜33が
形成され、トランジスタ領域36及び37を含んだ領域
にリンイオン(P+)が注入されて、n型ウェル3oか
形成される。ここで、トランジスタ領域37はトランジ
スタQ]〜Q4が形成される領域であり、トランジスタ
領域36は他のトランジスタが形成される領域である。
そしてトランジスタ領域36及び37において、それぞ
れチャネル領域上にゲート酸化膜32a及び32bと、
多結晶シリコンから成るゲート電極38a及び38bが
形成される。さらに、ゲート電極38a及び38bをマ
スクとしてボロンイオン(B+)が注入され、ドレイン
領域34a及び34bとソース領域35a及び35bが
形成される。ここで、トランジスタ領域37におけるチ
ャネル基L2は、トランジスタ領域36におけるチャネ
ル基L]よりも短くなるように形成されている。これに
より、トランジスタQ1−〜Q4のみ閾値電圧を低く設
定されることになる。具体的には第4図に示されたよう
に、チャネル基L2を約1.2μmに設定することで、
閾値th圧Vtpが約−11,8VのPチャネルMOS
トランジスタQ]〜Q4を得ることかできる。このチャ
ネル基は、必要な閾値電圧Vtpと、カットオフ特性の
変化等を考慮した上で設定することが必要である。他の
回路のトランジスタのチャネル基L1は、第4図のよう
に約1,5μm以上とすることで約−1,OVの閾値電
圧Vtpが得られる。この場合は、装置全体のスタンド
バイ電流が大きくならないように考慮して設定するのが
望ましい。
第1から第3の実施例のいずれかによって、チャージポ
ンプ回路53のトランジスタQ1〜Q4の閾値電圧IV
Lplのみを低下させることか容易−] 9 − にIIJ能となる。これにより、チャージポンプ回路5
3の動作特性が改浜され、低い電源電圧VI)Dであっ
てもt1位時間当りにより多くの電荷を半導体基板51
から汲み上げることができる。よって出力端62から出
力される基板バイアス電圧は、所望のレベルまでより短
時間で到達し、リミッタ回路52が動作して間欠的な動
作をする期間が長くなる。この結果、チャージポンプ回
路53に流れる消費電流は減少され、3V程度の電池に
よりデータをバックアップすることが可能となる。
従来の装置では、トランジスタQ]〜Q4の閾値電圧V
tpは、他の回路のトランジスタと同様に約−1,OV
であった。このため第7図(a)の実線に示されたよう
に、3Vの電源電圧VDDでは約380 lt Aの電
流を消費していた。これに対し、本実施例による半導体
装置ではトランジスタQ]〜Q4の閾値電圧Vtpを約
−〇、8Vに設定することかできるため、第7図(a)
中の点線のように、3■の電源電圧VIA)では約60
μAに大幅に減少する。そしてチャージポンプ回路5B
のトランジスタQ]〜Q4の閾値電圧1Vtp1のみか
低ドし、リミッタ回路52のトランジスタの特性には全
く影響か与えられない。このため、第7図(b)の点線
に示されたように、出力される基板バイアス電圧のレベ
ルには殆と変化はない。
さらに、一般には閾値電圧IVtplが低下すればカッ
トオフ特性が悪化し、リーク電流が増えてスタンバイ時
の消費電流の増加を招く。しかし、本実施例ではチャー
ジポンプ回路53のトランジスタQ1〜Q4のみの閾値
電圧1Vtplか低下し、他の回路のトランジスタの閾
値電圧には全く変化かない。このため、半導体装置全体
でのスタンバイ電流の増加はごくわずかで、無視しうる
程度のものである。
上述した実施例はいずれも一例であって、本発明を限定
するものではない。例えば、チャージポンプ回路のトラ
ンジスタQ1〜Q4のゲート酸化膜の膜厚のみを、他の
回路のトランジスタのゲート酸化膜よりも薄く形成ず2
.二とによって、トランジスタQ1〜Q4の閾値電圧を
低ドさせることもてきる。
〔発明の効果〕
本発明の半導体装置は、チャージポンプ回路が有するト
ランジスタか形成された一導電型のウェルの不純物濃度
が、他の回路が有するトランジスタが形成された一導電
型のウェルの不純物濃度よりも低いため、チャージポン
プ回路のトランジスタの閾値電圧のみが他の回路のトラ
ンジスタよりも低く、チャージポンプ回路の特性が向上
して低電源電圧でもより効率良く半導体基板の電荷を汲
み出して基板バイアス電圧を発生することができ、消費
電流か減少する。また閾値電圧が低いとカットオフ特性
が悪化するが、チャージポンプ回路のトランジスタの閾
値電圧のみが低く設定されるため、回路全体のスタンバ
イ電流に与える影響は極めて小さく押さえられる。
また、チャージポンプ回路か合するトランジスタのチャ
ネル長が、他の回路が有するトランジスタのチャネル長
よりも短い場合にも、同様にチャージポンプ回路のトラ
ンジスタの閾値電圧のみが他の回路のトランジスタより
も低くなり、同様に消費電流は減少する。
そして、このような本発明の半導体装置は、本発明の製
造方法により製造することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による半導体装置の断面
構造及びその製造方法を示した工程別素子断面図、第2
図は本発明の第2の実施例による半導体装置の断面構造
及びその製造方法を示した素子断面図、第3図は本発明
の第3の実施例による半導体装置の断面構造及びその製
造方法を示した素子断面図、第4図はチャネル長と閾値
電圧との関係を示したグラフ、第5図は本発明の適用が
可能な基板バイアス発生回路の構成を示したブロック図
、第6図は同基板バイアス発生回路の有するチャージポ
ンプ回路の構成を示したブロック図、第7図は第1から
第3の実施例による半導体装置と従来の半導体装置にお
ける電源電圧に対する消費電流又は基板バイアス電圧の
関係を示したグラ=  23 − フ、第8図は閾値電圧とカットオフ特性との関係を示し
たグラフである。 10.20,31..51・・・半導体基板、11゜2
1.32a、32b−酸化膜、1.2−Il型ウェル、
1.3,14.23.24・・・レジスト膜、15゜1
6.27.30・・・n型ウェル、22.33・・・フ
ィールド酸化膜、25,26,36.37・・・トラン
ジスタ領域、34a、34b・・・ドレイン領域、35
 a、  35 b−ソース領域、38 a 、  3
8 b ・−ゲート電極、5]・・・半導体基板、52
・・・リミッタ回路、53・・・チャージポンプ回路、
54・・・電源端子、61・・・発振器、INVI、I
NV2・・・インバータ、CI、C2・・・容量、Q1
〜Q4・・・PチャネルMOSトランジスタ。 出願人代理人  佐  藤  −雄 =  24  = (△)d↓八へ1費圀 0        .0 (’V?7)寛二婬剛 (/\)■龜γZン〉〆番育 常電(ン/I、、−4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板バイアス電圧をチャージポンプ回路により発生
    する基板バイアス電圧発生回路を具備した半導体装置に
    おいて、 前記チャージポンプ回路が有するトランジスタが形成さ
    れた一導電型のウェルの不純物濃度は、他の回路が有す
    るトランジスタが形成された一導電型のウェルの不純物
    濃度よりも低いことを特徴とする半導体装置。 2、基板バイアス電圧をチャージポンプ回路により発生
    する基板バイアス電圧発生回路を具備した半導体装置に
    おいて、 前記チャージポンプ回路が有するトランジスタのチャネ
    ル長は、他の回路が有するトランジスタのチャネル長よ
    りも短いことを特徴とする半導体装置。 3、基板バイアス電圧をチャージポンプ回路により発生
    する基板バイアス電圧発生回路を具備した半導体装置を
    製造する方法において、 半導体基板表面部分における前記チャージポンプ回路の
    トランジスタを内部に形成される一導電型のウェルを形
    成すべき第1の領域と、他の回路のトランジスタを内部
    に形成される一導電型のウェルを形成すべき第2の領域
    とに不純物イオンを注入する工程と、 前記第2の領域のみに、再び前記不純物イオンを注入す
    る工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。 4、基板バイアス電圧をチャージポンプ回路により発生
    する基板バイアス電圧発生回路を具備した半導体装置を
    製造する方法において、 半導体基板表面部分における前記チャージポンプ回路の
    トランジスタを内部に形成される一導電型のウェルを形
    成すべき第1の領域のみに、不純物イオンを注入して第
    1の不純物濃度とする工程と、 前記半導体基板表面部分における他の回路のトランジス
    タを内部に形成される一導電型のウェルを形成すべき第
    2の領域のみに前記不純物イオンを注入し、前記第1の
    濃度よりも高い第2の不純物濃度とする工程とを備えた
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 5、基板バイアス電圧をチャージポンプ回路により発生
    する基板バイアス電圧発生回路を具備した半導体装置を
    製造する方法において、 半導体基板表面部分における前記チャージポンプ回路の
    トランジスタのチャネル領域に、第1のドーズ量で不純
    物イオンを注入する工程と、前記半導体基板表面部分に
    おける他の回路のトランジスタのチャネル領域に、前記
    第1のドーズ量よりも少ない第2のドーズ量で前記不純
    物イオンを注入する工程とを備えたことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
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