JPH04194937A - 感材処理装置 - Google Patents

感材処理装置

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JPH04194937A
JPH04194937A JP32732890A JP32732890A JPH04194937A JP H04194937 A JPH04194937 A JP H04194937A JP 32732890 A JP32732890 A JP 32732890A JP 32732890 A JP32732890 A JP 32732890A JP H04194937 A JPH04194937 A JP H04194937A
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JP
Japan
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photosensitive material
developer
processing
tank
development
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JP32732890A
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English (en)
Inventor
Eiji Miyasaka
宮坂 英二
Masayuki Handa
正幸 半田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、印画紙、ダイレクト製版用の感光紙もしくは
フィルムなどの銀塩タイプの感材を処理する感材処理装
置に関する。
【従来の技術】
従来、軽印刷用の刷版を直接製版する複写カメラでは、
露光した感材を静止現像液により処理していた。こうし
た用途に用いられる感材は、例えば耐水処理を施したベ
ース(紙)の表面に、ハレーションを防止する層、光に
感じる銀塩乳剤層。 銀などの物理現像核が分散したゼラチンを主体とする親
水性の層などが形成されている。乳剤層は光の照射を受
けてその性質を変えるが、光を受けた乳剤層では、現像
液が作用しても還元した銀の表面層への拡散は阻害され
る。一方、光の照射を受けなかった乳剤層では、ハロゲ
ン化銀が錯化されて表面層に拡散し、そこで物理現像さ
れて金属銀を析出し、感脂化される。その後、安定化処
理を行なって不感脂化処理を施せば、金属銀の析出した
ところだけが親油性を示して印刷インキが載るので、刷
版が得られことになる。 こうした感材は、現像液などの処理液との反応が極めて
短時間に進むため、処理液中で短時間停止しただけでも
、あるいは処理液が波立つだけでも処理にムラができる
ことが知られている。従って、従来、大きな槽に大量の
処理液を満たし、静止現像液中を波立たないように、感
材をゆっくりと搬送する浸漬式現像処理を行なう装置が
用いられていた。 [発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、浸漬式現像を用いた装置では、大量の処
理液を波立たないように処理槽に溜めおくに過ぎないた
め、感材を数多く処理するにつれて処理液が劣化したり
、通常アルカリ性の現像液が酸化することによる現像性
能の変化が避けられず、処理品質が不安定になるという
問題があった。 処理(現像)性能を維持するためには、所定数用の感H
の処理が完了する毎に、大量の処理液を廃棄・交換しな
ければならず、その作業に長時間を要していた。また、
処理液を入れ換える直前と直後では、処理性能が大きく
異なってしまうという問題もあった。 本発明は上記問題点を解決し、感材の処理品質を向」ニ
させることを目的としてなされた。かがる目的を達成す
る本発明の構成について以下に説明する。 [課題を解決するための手段] 本発明の感材処理装置は、 印画紙、ダイレクト製版用の感光紙もしくはフィルムな
どの、銀塩タイプの感拐を処理する処理装置であって、 前記感材用の処理液を貯留する処理槽と、前記感材を該
処理槽の処理液中に搬入する感材搬入手段と、 前記処理槽の前記感材の搬入側に設けられ、新たな処理
液を前記感材の幅方向に亘って均一に送り出す処理液拡
散手段と、 前記処理液による前記感拐の処理が完了した後に、前記
処理槽から前記感材を搬出する搬出手段と を備えたことを要旨とする。 [作用] 」二記構成ををする本発明の感材処理装置は、感材用の
処理液を貯留する処理槽に、処理液拡散手段(こより、
新たな処理液を供給するが、新たな処理液は感材の搬入
側の処理液中に、感Hの幅方向に亘って均一に送り出さ
れる。処理槽のこの処理液中に、感材搬入手段により、
感材を搬入する。 この結果、処理槽に搬入された感材を、処理の初期にお
いては新たな処理液により処理し、処理槽通過中にも処
理を継続し、搬出までには最終的な処理を完了する。処
理完了後に、搬出手段により感材を処理槽から搬出する
。つまり、感材の処理は、新たな処理液を用いて開始さ
れ処理槽内で完了する。この結果、処理の安定化および
均一化が図られる。また、新たな処理液を絶えず供給す
ることで処理液の廃棄・交換に要する手間を省き処理槽
に貯留しておく処理液を少量にすることができる。 なお、本発明の感材処理装置で処理する感材としては、
製版用の銀塩系感光紙のほか、銀塩系の印画紙や製版用
のフィルムも対象となる。 〔実施例] 以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするた
めに、以下本発明の感材処理装置の好適な実施例につい
て説明する。第1図は、感材処理装置の一実施例である
現像処理装置の概略構成図、第2図はこの現像処理装置
を組み込んだスリット露光式複写カメラ1を示す要部側
断面図である。 スリット露光式複写カメラ1は、原稿を複写して軽印刷
用の刷版を作製する装置である。 まず、第2図に従って、スリブ)・露光式複写カメラ1
の全体構成について説明する。図示するように、このス
リット露光式複写カメラ1は、筺体2内に後述する投影
光学系や感材処理装置を組み込んだものであり、筺体2
の上面に設けられたコンソールパネル4と、筐体2の上
面にそって水平方向(図における左右方向)に往復動可
能に構成された原稿ホルダ10と、シート状の感材PM
を露光位置に搬送する感材搬送装置20と、原稿ホルダ
10内に保持された原稿に光を照射するとともに原稿で
反射された光を感拐’ P M上面に投影し−6= てこれを露光する投影光学系30と、露光済みの感+A
PMの現像および安定化処理を行なう現像処理装置40
と、現像処理装置40から搬出された感材PMを乾燥さ
ぜる乾燥ユニット50と、種々のモータや後述の電磁弁
等の駆動制御を司る電子制御装置i’ff 60とを備
える。 コンソールパネル4は、露光条件の設定等を行なう各種
設定スイッチや、電源スィッチ、スタートスイッチ等が
設けられており、オペレータにより操作される。コンソ
ールパネル4の各スイッチは、電子制御装置60に接続
されている。 原稿ホルダ10は、透明なガラス板で構成された原稿台
1■と開閉自在な原稿カバー12とを備えており、原稿
は原稿台11と原稿hバー12との間に下向きに保持さ
れる。この原稿ホルダ10は、筺体2に設けられたモー
タ13により、スプロケット、チェーン、ベルト等の図
示しない駆動系を介して、水平方向に往復駆動され、露
光用の照射光源に対して原稿を搬送する。 感材搬送装置20は、第1の感材ロール21゜第2の感
4′Aロール22の他、第1の感材ロール21からの感
材送り出し専用のローラ対23.第2の感材ロール22
からの感材送り出し専用のローラ対24および各感材ロ
ールからの感材送り出しに共通して用いる2つのローラ
対25.26を備えており、必要に応じてどちらか−・
方の感材ロール21もしくは22からシート状の感材P
Mを送り出す。本実施例では、感材PMとして、シルバ
ーマスター(製品名:三菱製紙株式会社製、型式S L
 M −R2)を用いたが、銀塩系の製版用感光紙であ
れば、スーパーマスター(製品名:アグファゲバルト社
製、型式5PP)なども用いることができる。 第2図は、感材PMが、第1の感材ロール21から3組
のローラ対23,25.26によって順次その下流に搬
送されている状態を示している。 第2の感材ロール22の感材F)Mを用いる場合には、
上記ローラ対23に替わるローラ対24と2組のローラ
対25.26によって、感材PMが第2の感材ロール2
2から搬送される。 なお、第1の感材ロール21または第2の感材ロール2
2からの感U’ P Mの送り出しは、原稿ホルダIO
の水平方向移動に同期して行なわれる。 こうして搬送された感+J’ P Mは、2組のローラ
X=J’25.26の間に設定された露光位置にて露光
され、この露光位置における感材PMの裏面側に設けら
れた切断装置27により、コンソールパネル4から設定
された寸法に切断される。 感vJPMを露光する投影光学系30は、原稿ホルダ1
0内に保持された原稿の幅方向に亘って光を照射するた
めの光源31と、原稿からの反射光LBを反射する3つ
のミラー32a、32b、32cからなるミラー群32
と、露光位置の感材PM上面に原稿の像を結像させる投
影レンズ33と、感4’J’ P M上面に投影される
反射光LBの幅を制限するスリット34とを備える。投
影レンズ33とミラー群32を構成するミラー32b、
32cとは、傾斜台35上に取りイ」けられたミラー支
持板36およびレンズ支持台37にそれぞれ固定されて
おり、この投影光学系30における投影倍率は値1に設
定されている。なお、」1記ミラー支持板36およびレ
ンズ支持台37は、投影倍率のアライメントの際に傾斜
台35」二でその位置が調整され、アライメント完了後
に傾斜台35に固定される。 光源31から原稿に向けて照射された光は原稿下面で反
射し、この反射光LBはミラー群32の各ミラーで順次
反射され、投影レンズ33とスリット34とを通過した
後、感+J’ P Mの感光面にイ、′。 像される。従って、搬送されつつある感材PMの感光面
には、原稿の幅方向に亘るスリット状画像が投影される
。感材PMの搬送は、原稿ホルダ10の水平方向移動に
同期しているので、原稿ホルダ10の水平方向の移動が
完了すると、原稿全体の露光が完了する。その後、感I
J’ P Mは切断装置27によって切断される。 なお、ローラ対26の下方側には、感+A’PMを一様
に露光するため複数個のLED38がライン状に設けら
れており、このL E D 38をIIJして感材PM
を照射することにより、縮小して露光す−I〇− る際に原稿からの反射光LBで露光できない感材PMの
周辺部分を像形成不要部として焼きとばしている。 現像処理装置40は、投影光学系30の下方に設置され
ており、導入ローラ4Iを介して導入される感材PMに
対する現像処理および安定化処理を行なうものである。 この現像処理装置40は、現像液を貯蔵する現像液メイ
ンタンク42と安定化剤を貯蔵する安定化剤メインタン
ク43が装着可能で、図示しないモータによりローラ等
が一体に駆動される処理ユニット44として構成され、
筐体2内に収納されている。現像処理装置40の構成の
詳細については後述する。 感材PMの搬送路に沿って現像処理装置40の下流には
乾燥ユニット50が配設されている。この乾燥ユニット
50は、現像処理装置40にて処理された感材PMを張
力を掛けつつ搬送する2組のローラ対51.52と、こ
のローラ対51,52間に設けられた搬送トレイ53と
、この搬送トレイ53に感材PMの搬送路を挟んで対向
する位置に設けられた感材乾燥用ヒータ54およびファ
ン55と、乾燥された感+1’ P Mを筺体2の外部
で収納する外部トレイ56とを備える。 従って、露光済みの感材PMは、現像処理装置40にお
ける現像・安定化処理を経て感材乾燥用ヒータ54によ
り乾燥され、筺体2外の外部トレイ56に送り出される
。こうして、原稿からオフセット印刷用の刷版が作製さ
れる。 次に、感+A’ P Mへの現像・安定化処理を行なう
現像処理装置40について説明する。現像処理装置40
の説明には、その概略構成を示す第1図の他、斜視図(
第3図、第4図)、断面図(第5図)を適宜援用する。 第1図に示すように、この現像処理装置40は、導入ロ
ーラ41から導入された露光済みの感材PMを現像液メ
インタンク42内の現像液を用いて現像する現像部70
と、安定化剤メインタンク43内の安定化剤を用いて現
像済みの感材PMに安定化処理を施しこれを乾燥ユニッ
)50(第2図参照)のローラ対51に送り出す安定化
処理部(以下、安定部)72とを備える。 現像部70は、現像液の供給系として、現像液メインタ
ンク42の他、現像液メインタンク42が着脱され当該
現像液メインタンク42から現像液を受けて液面を一定
に管理する液面管理筒74と、液面管理筒74から導通
管76を介して現像液が流入する現像液ジスターンタン
ク78と、現像液ジスターンタンク78からの現像液の
流出用の管路79を開閉する流入用電磁弁80と、現像
液を吐出する現像液ノズル82とを備えている。 この現像液ノズル82には、絞り部(第5図参照)が組
み込まれており、流入用電磁弁80の開弁期間における
現像液ノズル82先端からの現像液吐出量を制限してい
る。現像液ノズル82先端からの現像液の吐出量は、絞
り部の部位に加わる圧力、即ち液面管理筒74における
液面の高さと絞り部の径とによって定まる。本実施例で
は、液面の高さを一定に保っているので、流入用電磁弁
80開弁時における現像液の流攪は一定に保たれる。 現像液ジスターンタンク78には、その内部を液流入室
78aおよび液温留室78bに区分けする仕切板84が
タンクの底から立設されており、液流入室78aには導
通管76が開口されている。 一方、液温留室78bの」二面には、底面に向けて挿入
されたヒータ86と、タンク内の液量に応じて上下動す
るフロート87を有し現像液ジスターンタンク78内の
液量を検出するフロートセンザ88とが設けられている
。また、現像液ジスターンタンク78の底部に連通され
た管路79の入り1−1には、流出する現像液からごみ
等を除去するメツシュフィルタ90が設けられている。 従って、現像液メインタンク42から導通管76を介し
て流入した冷たい現像液は、まず液流入室78aに流入
して仕切板84上端を越え液汁留室78b上部に流れ込
む。液温留室78b内の現像液はヒータ86により温め
られる。ヒータ86による現像液の温度は、後述する電
子制御装置により所定温度に管理される。こうして所定
温度に維持された現像液は、流入用電磁弁80が開弁す
ると、現像液ノズル82から流出する。 次に、感材PMの現像が実際に行なわれる現像処理槽9
6まわりの概略構成と働きの概要とについて説明する。 現像部70に感材PMを導入する導入ローラ41の下方
には、第5図矢印X方向に回転して感材PMを送り込む
入り[10−ラ対92が設けられ、更にその下方には、
送り込まれた感材PMに接して感材PMをガイドし、搬
送に際して感+A’PMにいわゆる腰を((Jけるフリ
ーローラ94が配設されている。 現像処理槽96は、底面が傾斜した皿状の液体貯留槽で
あり、第3図に示すように、感材PMの幅に応じた幅を
有し、現像液の貯留部95を形成している。この現像処
理槽96内には、第3図。 第5図に示すように、貯留部95を上部貯留室95aと
下部貯留室95bに分割する底板97がその脚97aを
介して底面と平行に載置されている。 この底板97には複数の連通孔97bが格子状に穿孔さ
れており、連通孔97bを介して貯留部95の上部貯留
室95aと下部貯留室95bとは連通している。なお、
この底板97右端は入りロローラ対92に向けて湾曲し
ており、フリーローラ94に向き合った位置に案内側壁
97cを形成している。 また、現像処理槽96の幅方向に亘って、底板97の」
二面に若干の距離を残して現像液供給ローラ98が配設
されている。従って、現像処理槽96の貯留部95に現
像液が貯留されれば、底板97は現像液中に埋没し、現
像液供給ローラ98の下部は上部貯留室95aにおける
現像液に一部分浸漬する。 現像液供給ローラ98の表面は、スポンジ質の材質で形
成されており、スポンジ質を構成する気泡は個々に独立
した気泡(単独気泡)とされている。現像液供給ローラ
98には、第4図に示すように、上部から滴下する現像
液を現像液供給ローラ98との間に一時的に貯留する現
像液−時貯留部100が組み付けられている。この現像
液−時貯留部100については後述する。 現像処理槽96からの感材の搬出側には、底板97の」
二面に若干の距離を残した位置に、現像液供給ローラ9
8と同期して同方向に回転し感材搬出を補助する補助ロ
ーラ130が、現像処理槽96の幅方向に亘って配設さ
れている。従って、現像処理槽96の貯留部95に現像
液が貯留されれば、現像液供給ローラ98と同様、補助
ローラ130の下部は上部貯留室95aの現像液に一部
分浸漬する。また、この現像液供給ローラ98と補助ロ
ーラ130との間には、断面が台形状の消波板132が
、現像処理槽96の幅方向に亘って設けられている。消
波板132は、底板97の上面に若干の距離を残して設
置されており、その下部の一部は」二部貯留室95aの
現像液に浸漬されている。 現像処理槽96の底部には、第3図、第5図に示すよう
に、底部液溜め室101が形成されており、現像処理槽
96の底に開口された複数の底部連通孔102により、
現像液が流入可能とされている。底板97により分割さ
れた下部貯留室95bの内部には、現像液加熱用の棒状
ヒータ103が4本配設されている。底部液溜め室10
1の中央底部には、管路を開閉する排出用電磁弁1.0
4を介してこの底部液溜め室101に連通ずる現像液排
出管108が設けられ、排出用電磁弁104が開弁する
と、使用済み現像液を廃液受はトレイ106に排出する
。 現像処理槽96の感+J’ P Mの搬出側には、安定
部72の絞りローラ対109に向けた現像済み感iJ’
 P Mの進入経路にそって傾斜したガイド板110が
配置されている。このガイド板11.0は、感材PMと
の接触抵抗を小さくするために波板を用いて形成されて
いる(第3図参照)。 次に、現像処理槽96における現像液の供給・排出の様
子を中心に説明する。現像処理槽96の貯留部95は、
第3図、第5図に示すように、−枚の金属板(ステンレ
ス板)を屈曲して底面板121とその両端の入口側端面
板123および出口側端面板124を形成し、その両側
面に側面板122(第3図において、向かって左側の側
面板は省略されている)を各々接合・固定することによ
り形成される。この際、底面板121は入口側端面板1
23側屈曲部から出[l側端面板124側屈曲部に向け
て傾斜して形成される。なお、既述した底部連通孔10
2はこの底面板121と出[1側端面板124との屈曲
部に設けられている。出[1側端面板124.のガイド
板110側路中央には、切欠窓125が設けられている
。現像液が現像液ノズル82から供給されて貯留部95
の液量が増加すると、現像液はこの切欠窓125から流
出する。従って、貯留部95の現像液の液面は、切欠窓
125の底面高さに保持される。 この現像処理槽96では、第1図に示すように、出[l
側端面板124が所定の仰角αとなるよう傾斜して配置
されている。このため、底面板121と出口側端面板1
24との屈曲部、延いては底部連通孔102は当然に現
像処理槽96の最底部に位置することになる。 なお、現像処理槽96直下の排出用電磁弁104には、
第1図に示すように、防滴カバー114が設けられ、ガ
イド板110や現像処理槽96から落下する現像液の付
着を防止している。 現像液−時貯留部100は、第4図および第5図にその
詳細を示すように、現像液供給ローラ98の両端面に当
該ローラの回転を許容して当接する2枚の端面板134
と、この端面板134を両端に固定した断面「)」の字
形状の支持板136とを備える。また、支持板136を
構成する−1−板136a中央、現像液ノズル82の先
端に対応した位置には、液通過孔138が設けられ、一
方、支持板136を構成する背板136bには、現像?
夜供給ローラ98に向けてイて]勢され、このローラ外
周に当接するステンレスの薄板である板ばね140が設
けられている。 液通過孔138の真下には、上板136aの前端中央か
らこの板ばね140に向けて、液受は板142が連設さ
れている。液受は板142の先端と板ばね140との間
には、僅かな隙間が設けられている。現像液供給ローラ
98とその両端面に当接された端面板134とローラ外
周面に当接された板ばね140とで囲まれた部位は、現
像液供給ローラ98がこの部位では上方に向けて回転し
ていることも相俟って、現像液ノズル82から滴下する
現像液を一時的に溜め置くことができる。 この部位を、液溜まり部143と呼ぶ。 なお、液受は板142は、現像液を現像液供給ローラ9
8の軸方向に効率よく広げる役割を果たしているが、液
受は板142がなくとも現像液は液溜まり部143に一
亘溜まるから、現像液供給ローラ98の軸方向に広がる
ことに変わりはない。 現像液ノズル82から滴下する現像液は、第4図および
第5図に示すように、液通過孔138を通過して液受は
板142に至り、液受は板142の両端や板ばね140
との間に形成された僅かな隙間から板ばね140表面に
沿って流れ落ちる。 つまり、現像液供給ローラ98の軸線方向に沿って広が
りつつ液溜まり部143に至り、ここに−時的に貯留さ
れる。液溜まり部143に貯留された現像液の一部は、
現像液供給ローラ98表面の単独気泡層における個々の
気泡に保持され、現像液供給ローラ98の図中矢印Y方
向への回転に伴って汲み出される。 現像液供給ローラ98は、その下部が現像処理槽96に
貯留された現像液に浸漬しているから、回転に伴って汲
み出された現像液は、既に貯留されている現像液中の感
材PMの搬入側に拡散・供給される。新たな現像液が供
給されて貯留部95内の現像液が増加すると、新たに供
給された現像液に相当する量から感材PMの搬出に伴っ
て失われる現像液分を除いた量の現像液(古い現像液)
が、出口側端面板124の切欠窓125から外部に流れ
出て、現像処理槽96内の現像液の量はバランスする。 なお、切欠窓125とガイド板110は、流れ出た現像
液がガイド板110にかからないように配置されている
。 現像液は、下部貯留室95b内に満たされており、ここ
に内蔵された4本の棒状ヒータ103により加熱される
。加熱された現像液は、底板97の連通孔97bを介し
て」二部貯留室95aとの間で対流する。棒状ヒータ1
03の通電が現像液温度によりフィードバック制御され
ていることも相俟って、現像処理槽96内の現像液は、
極めて短期間に昇温され、所定の温度に維持される。 また、現像処理セル96の底面板121の底部連通孔1
02から底部液溜め室101内に流入したスラッジは、
排出用電磁弁1.04が開弁されると、底部液溜め室1
01内の現像液と共に、現像液排出管108を介して廃
液受はトレイ106に排出される。 次に感+’J’PMの搬送について説明する。入り[1
0−ラ対92により送り込まれた露光済みの感拐PMは
、フリーローラ94によりカイトされつつ貯留部95に
進入し、底板97の内周面にそって上部貯留室95a内
を通過する。13部貯留室95a内を通過する間に、そ
こに貯留された現像液に反応し現像処理が開始される。 そして、現像液供給ローラ98下流の消波板132およ
び補助ローラ130と底板97との間隙を抜ける間に、
現像液との反応が進行し、貯留部95を通過した後には
、現像処理が完了している。その後、傾斜した出[l側
端面板124の内面に沿って安定部72の絞りローラ対
109に向けて送り出される。安定部72の人[lに設
けられた絞りローラ対109により、感材’ P Mの
表面にイマ1着している現像液は絞り取られ除去される
。 次に、安定化剤による感材PMの安定化系である安定部
72について、第1図を用いて説明する。 なお、」1記した現像部70と同一の部材または同一の
機能ををする部材については、その説明を省略し、現像
部70における説明に用いた符号(数値)に補助符号A
を付加して表わすこととする。 安定部72は、安定化剤の供給系として、上記現像部7
0の現像液供給系と同様に、安定化剤メインタンク43
.この安定化剤メインタンク4.3が着脱される液面管
理筒74A、仕切板84Aを内部に立設した安定化剤ジ
スターンタンク78A。 液面管理筒74Aと安定化剤ジスターンタンク78Aと
を導通ずる導通管76A、流入用電磁弁80Aを介装し
た安定化剤ノズル82A等を備える。 安定化剤ジスターンタンク78A内には、現像液ジスタ
ーンタンク78と同様、フロート87Aを有するフロー
トセンサ88A、メツシュフィルタ90Aも備えられて
いる。流入用電磁弁80Aと安定化剤ノズル82Aとを
介して安定化剤ジスターンタンク78Aから安定化剤が
流出すると、その分だけ導通管76Aから安定化剤が流
入する。 安定部72の他の構成部品について、感U’PMの搬送
に沿って簡略に説明する。現像部70のガイド板110
の」1端に配置された絞りローラ対109を通過した感
拐PMは、感材PMの搬送路に沿って配置されたがイド
カバー144およびフリーローラ94Aにガイドされて
、安定化処理槽96Aへと搬入される。安定化処理槽9
6Aの人口には、感材PMにいわゆる腰を付けるフリー
ローラ94Aが設けられている。安定化剤の貯留部95
Aを形成する安定化処理槽96Aには、現像処理槽96
と同様、スポンジ質の安定化剤供給ローラ98Aと、こ
の安定化剤供給ローラ98Aとで安定化剤の液溜まり部
143Aを形成する安定化剤−時貯留部100Aが設け
られ、貯留部95Aの感材PMの搬入側に安定化剤を供
給する。一方、安定化処理槽96Aの底には、現像処理
槽96と同様、底部液溜め室101Aが設けられている
。 防滴カバー114A付の排出用電磁弁104Aが開弁さ
れたとき、使用済みの安定化剤は、安定化剤ノズル10
8Aを介して、底部液溜め室101Aから廃液受はトレ
イ106Aに排出される。なお、安定化剤は温度管理を
行なう必要がないことから、下部貯留室95bにヒータ
は設けられていない。 感+、I’ P Mの搬送路に沿った安定化処理槽96
Aの下流には、安定化済み感材PMの進入経路を安定化
処理槽96Aの出口側端面板124Aとともに形成する
ガイド板110Aが安定化処理槽96Aから上方に向け
て傾斜して配置されており、ガイド板110Aの上端に
は、第1図矢印Z方向に回転して安定化済み感材PMを
乾燥ユニッ)50(第2図参照)のローラ対51に向け
て搬送しつつ感材表面から余分な安定化剤を絞り取る絞
りローラ対109Aが配設されている。安定化剤供給ロ
ーラ98Aおよび各絞りローラ対109,109Aは、
既述した現像処理槽96の各ローラと共通の駆動源によ
り駆動されている。 第1図矢印Z方向に回転して現像および安定化済み感材
PMを搬送しつつ感材表面から余分な現像液もしくは安
定化剤を絞り取る各絞りローラ対109.109Aは、
図示するように、個々のローラの中心を通る平面がロー
ラの中心を通る鉛直面から反時計方向に角度βだけ傾斜
して設けられている。従って、この絞りローラ対109
,109Aに感材PMが挟み込まれると、絞りローラ対
1.09,109A部分での感+J’ P Mの搬送方
向は、角度βに対応した角度だけ下向きとなる。この結
果、絞られた現像液もしくは安定化剤は、IS判PMと
絞りローラ対109,109Aとの間に留まり、感材P
M上を伝って垂れてくるといったことがない。 感材PM!送中、各絞りローラ対109,109Aに留
まる現像液もしくは安定化剤は、感+APMの切断後端
面が絞りローラ対109もしくは109Aを通過すると
、直接もしくは絞りローラ対109.1.09Aにおけ
る下側のローラ表面を伝わって、各絞りローラ対109
,109A下方に配設された右側絞り液収集板152ま
たは左側絞り液収集板154上に落下し、廃液受はトレ
イ106A内に流入する。 各絞りローラ対1.09,109Aには、各々2個のス
クレーパ1.50が、その先端がローラ外周に当接する
位置に設けられている。スクレーパ150は、ローラ表
面に傷を付けないためにおよびスクレーパ150自身の
長寿命化を図るために、先端を滑らかに研磨したステン
レス板あるいは先端をプラスチックで覆ったステンレス
板等の耐触性および弾性を有する材質で構成されている
。スクレーパL 50の先端を覆うプラスチックとして
は、弗素樹脂、ポリエステル、塩化ビニル等の処理液に
対する耐薬品性と耐摩耗性とを有する材料を用いること
ができる。スクレーパ150により掻き落とされたスラ
ッジや廃液は、右側絞り液収集板152および左側絞り
液収集板1541に落下し、廃液受はトレイ106Aに
回収される。なお、現像部70と安定部72の各廃液受
はトレイ106.106Aには、廃液タンク156に至
る配管158が設けられており、各トレイ106゜10
6Aに集められた廃液は、配管158を介して最終的に
は廃液タンク156に回収される。 以」二のように構成された安定部72では、現像部70
から送り込まれる現像済みの感材PMは、絞りローラ対
109により、付着した現像液を絞り取られ、フリーロ
ーラ94A等によりガイドされつつ貯留部95Aに搬入
される。感材PMが、貯留部95Aの安定化剤中に入る
と安定化処理が開始され、貯留部95Aを通過する間に
安定化処理が完了する。そして、その後、安定化処理槽
96への出口側端面板124A内面とガイド板110A
上面にそって搬送される。絞りローラ対109Aを通過
する際、感材PM」二面からは余分な安定化剤が絞り取
られ、その後、感材PMは、ローラ対51によって乾燥
ユニッ)50に搬送される。 次に、現像液ジスターンタンク78等における温度管理
や現像液供給ローラ98等の駆動制御等を司る電子制御
装置60について、第6図に示すブロック図をを用いて
説明する。 第6図に示すように、電子制御装置60は、周知のCP
U162.ROM164.RAM166や複゛数の自走
式タイマカウンタを内蔵したタイマ168等を中心に算
術論理演算回路として構成され、これらとコモンバス1
70を介して相互に接続された露光用出力ポー1−17
2.現像用人力ボ−ト174.現像用出力ポート176
等の入出力インタフェースを備える。また、電子制御装
置60のコモンバス170には、底部液溜め室101に
連通した貯留部95内の現像液および現像液ジスターン
タンク78内の現像液の温度調整を行なう温度調整回路
178と、オペレータが各種の設定等を行なうコンソー
ルパネル4とが接続されている。 露光用出力ポート172には、原稿ホルダ10の駆動用
のモータ13と、感材PMを切断するための切断装置2
7と、原稿ホルダ10内の原稿に光を照射するための光
源31と、第1の感材ロール21又は第2の感材ロール
22から感材PMを送り出すためのモータ28と、感材
PMを一様に露光するためのLED38と、安定化済み
感材を乾燥するための乾燥ユニット50とが接続されて
いる。 一方、現像用入力ボート174には、現像液ジスターン
タンク78内のフロートセンサ88と安定化剤ジスター
ンタンク78A内のフロートセンサ88Aとが接続され
ており、現像用出力ポート176には、処理ユニット4
4の各ローラを同期して駆動する駆動モータ180と、
現像液ノズル82に設けられた流入用電磁弁80と、安
定化剤ノズル82Aに設けられた流入用電磁弁80Aと
、現像液排出管108に設けられた排出用電磁弁104
と、安定化剤ノズル108Aに設けられた排出用電磁弁
104Aとが接続されている。 また、温度調整回路178には、現像液ジスターンタン
ク78内に設置されたヒータ86およびこのタンク内の
液温を検出する温度センサ85と、下部貯留室95b内
に設置された4本の棒状ヒータ103およびこの下部貯
留室95b内の液温を検出する温度センサ103aとが
接続されている。 この温度調整回路178は、貯留部95内の現像液およ
び現像液ジスターンタンク78内の現像液の液温をそれ
ぞれ所定温度範囲に維持するよう−に記名ヒータを加熱
制御し、液温か所定温度範囲内に維持されたときに温度
制御が適正になされていることを示す信号をCPU16
2に出力する。 次に、電子制御装置60が実行する処理について、フロ
ーチャートを用いて説明する。第7図は初期処理ルーチ
ンを示すフローチャート、第8図は待機処理ルーチンを
示すフローチャート、第9図は露光現像処理ルーチンを
示すフローチャートである。 本実施例のスリット露光式複写カメラに電源が投入され
ると、電子制御装置60は、まず第7図に示す初期処理
ルーチンを実行する。この処理は、スリット露光式複写
カメラの使用開始時に一度だけ実行される処理である。 本ルーチンが開始されると、まず排出用電磁弁104、
]、04Aを開弁する処理を行ない(ステップ510)
、現像処理槽96および安定化処理槽96A(以下、必
要に応じて、両者をまとめて処理槽96とも呼ぶ)に残
存する現像液もしくは安定化剤(以下、必要に応じて、
両者をまとめて処理液とも呼ぶ)がすべて排出されるの
に十分な排出時間だけ待機する(ステップ520)。処
理槽96に貯留される処理液の量は定まっているから、
排出時間を予め設定しておくことは容易である。 排出時間待機してから排出用電磁弁104,104Aを
閉弁した後(ステップ530)、次に流入用電磁弁80
.80Aを開弁する処理を行ない(ステップ540)、
更に現像用出力ポート176を介して駆動モータ180
の運転を開始する処理を行なう(ステップ550)。流
入用電磁弁80.8OAが開弁すると、現像液ジスター
ンタンク78および安定化剤ジスターンタンク78Aか
ら処理液が現像液ノズル82.安定化剤ノズル82Aを
介して流出し始め、駆動モータ180による現像液供給
ローラ98.安定化側供給ローラ98Aの回転により、
処理液は処理槽96に供給される。 処理槽96には、処理液が次第に貯留されてゆくから、
予め設定された貯留時間(貯留に要する時間)たけ待機
してから(ステップ560)、流入用電磁弁80.80
Aを閉弁する処理(ステップ570)と駆動モータ18
0を停止して各ローラの回転を停止する処理(ステップ
580)とを行なう。この結果、各処理槽96は、現像
と安定化の処理に必要な処理液で満たされる。 こうして処理液の貯留が完了した後、現像液温度調整開
始指示を温度調整回路178に出力する(ステップ89
0)。この指示を受けた温度調整回路178は、温度セ
ンサ85,103aの検出信号を参照しつつ、ヒータ8
6,103に通電し、現像液ジスターンタンク78およ
び現像処理槽96内の現像液の温度を、およそ28°C
ないし31°Cの範囲に管理する。温度調整回路178
は、現像液を加熱してこの温度範囲内に制御すると、温
度調整が完了したことを示す信号をCPU1B2に出力
する。そこで、この調整完了信号が人力されるまで待機
しくステップ5100)、この信号が入力されるとコン
ソールパネル4にウオームアツプが完了したことを示す
表示を行ない(ステップ5110)、初期処理を総て完
了したとして、次の待機処理に移行する。 以上説明した初期処理を実行することにより、スリット
露光式複写カメラ1は、現像処理槽96゜安定化処理槽
96Aに残存していた処理液(現像液および安定化剤)
をスラッジ等と共に排出し、新たな処理液を供給すると
共に、現像液の温度を処理に必要な適温に調整する。 初期処理終了後に実行される待機処理では、第8図に示
すように、まずコンソールパネル4から各種設定のため
のキー人力を行ない(ステップ5200)、入力したキ
ーに従って各種の設定、例えば原稿の大きさや露光の度
合い等の設定を行なう(ステップS 210 )。次に
、現像液ジスターンタンク78および安定化剤ジスター
ンタンク78Aの各フロートセンサ88,88Aの状態
を読み込み(ステップ5220)、フロートセンサ88
.88Aがオンであるか否かの判断を行なう(ステップ
5230)。フロートセンサ88,88Aがオフ、即ち
現像液ジスターンタンク78もしくは安定化剤ジスター
ンタンク78Aの液面が低下していれば、現像液もしく
は安定化剤メインタンク42.43の補充の指示を、コ
ンソールパネル4に表示する処理を行なって(ステップ
5235)、ステップ200から」二連した処理を繰り
返す。 一方、フロートセンサ88,88Aが共にオンであれば
(ステップ5230)、続いて現像液の温度は適正か否
かの判断を行ない(ステップ5240)、適正であれば
更にコンソールパネル4の」−の露光の開始を指示する
スタートキーがオンとなったか否かを判別する(ステッ
プ5250)。 現像液の温度は、温度調整回路178により調整されて
おり、初期処理(第7図)が終了すれば適温となってい
るべきものであるが、ヒータ86゜103の故障により
温度が低下することも有り得るので、ここで再度チエツ
クしているのである。 温度が適正でないかスタートキーがオンとなっていなけ
れば、上述したステップ200から処理を繰り返す。 スタートキーが押されてオンとなった場合には、露光・
現像処理に移行する。現像・露光処理が開始されると、
第9図に示すように、まず露光を開始するのに必要な各
種処理を実行する(ステ・ツブ5300)。露光開始処
理とは、ここでは原稿を載置した原稿ホルダ10の搬送
とこれに同期した感材PMの送り出し、さらには処理ユ
ニット44の駆動源である駆動モータ180による処理
ユニット44内の各ローラの回転などを開始する処理で
ある。続いて、乾燥ユニット50をオンして高温風の吹
き出しを開始しくステップ5310)、露光処理中であ
ることを示すフラグFを値1に設定しくステップ532
0)、更に露光開始からの時間を計時するタイマ168
内の第1のタイマカウンタTIをスタートする処理(T
iI4)を行なう(ステップ5330)。 次にタイマカウンタT1と現像液流入開始タイミングT
AONとを比較しくステップ5340)、タイマカウン
タT1が現像液流入開始タイミングTAONとなるまで
待機する。T1=TAONとなったとき、現像液の流入
用電磁弁80を開弁じ(ステップ5350)、現像処理
槽96の現像液供給ローラ98への新たな現像液の供給
を開始する。 即ち、第10図のタイミングチャートに示すように、露
光処理の開始よりは遅れてかつ感材PMの現像処理槽9
6への搬入に先だって、現像液の供給が開始されるので
ある。 次に、タイマカウンタT1が安定化剤の流入用電磁弁8
0Aの開弁タイミングT SONになったか否かの判断
を行なう(ステップ8360)。タイマカウンタTIが
開弁タイミングT SONとなるまでは、何も行なわず
、開弁タイミングT SONとなったときには、安定化
剤の流入用電磁弁80Aを開弁する処理を行なう(ステ
ップ8370)。この結果、第10図に示すように、現
像液の流入用電磁弁80の開弁から所定時間経過後でか
つ感材PMの安定化処理槽96Aへの搬入に先だって、
安定化剤の供給が開始される。 次に、露光中であることを示すフラグFが値1であるか
否かの判断を行なう(ステップ5380)。 露光処理中はフラグFは値1であり(ステップ5320
で設定される)、この場合には、引き続き露光が終了し
たか否かの判断を行なう(ステップ5390)。原稿ホ
ルダ10が原稿の長さに応じた距離だけ搬送されて必要
な露光処理が完了した場合には、露光終了処理(ステッ
プ5400)を実行する。ここで、露光終了処理は、原
稿ホルダ10の搬送を終了して原稿ホルダ1oを初期位
置に戻す処理や、感11A’ P Mの送り出しを停止
すると共に切断装置27を駆動して感材PMをその露光
領域終端で切断するといった処理である。 露光終了処理(ステップ5400)の実行後、露光処理
は完了したとしてフラグFを値0にリセットする処理を
行なう(ステップ5410)。その後、露光終了からの
時間を計時するタイマ168内の第2のタイマカウンタ
T2をスタートする処理(T2←0)を行なう(ステッ
プ5420)。 なお、以」二の記述では原稿が所定基」二の長さを有し
、露光処理の完了前に感材PMの先端が安定化処理槽9
6Aに達するものとして説明したが、原稿の長さが短く
露光処理の完了時に感材PMの先端が安定化処理4f9
6 Aに達していない場合も考えられる。この場合には
、ステップ5360での判断がrYES、+となる前に
ステップ5390での判断がrYEsJとなり、安定化
剤の流入用電磁弁80Aの開弁に先だって第2のタイマ
カウンタT2がスタートすることになる。 タイマカウンタT2をスタートした後(ステップ542
0)、タイマカウンタT2が現像液の流入用電磁弁80
の閉弁タイミングT AOFFに至ったか否かの判断を
行なう(ステップ5430)。閉弁タイミングT AO
FFに至っていなければ接続点■を介してステップ53
60がら上述した処理を繰り返す。一方、タイマカウン
タT2がタイミングT AOFFとなった場合には、現
像液の流入用電磁弁80を閉弁する処理を行なう(ステ
ップ5440)。 閉弁タイミングT AOFFは、現像処理槽96に搬入
された感材PMの終端が、新たな現像液で現像処理を受
けることができるように現像液供給ローラ98による現
像液の供給時間を確保するタイミングである。本実施例
の現像処理装置40の現像処理槽96は感材’ P M
 1m送方向に長いので、第10図に示すように、現像
液の流入用電磁弁80は、露光済み感材PMの終端が現
像処理槽96を出るよりかなり曲のタイミングて閉弁さ
れる。従って、感材PMは、その終端に至るまで、現像
処理槽96に入った直後には新たな現像液による処理を
受け、現像液中を搬送される間も現像液と反応する。 こうして、現像処理槽96を出るまでの間に、感U’ 
P Mの現像処理は完了する。 流入用電磁弁80の閉弁後もしくはタイマカウンタT2
がタイミングT AOFFを越えた後は、今度はタイマ
カウンタT2が安定化剤の流入用電磁弁80Aの閉弁タ
イミングTSOFFに至ったか否かの判断を行なう(ス
テップ5450)。タイマカウンタT2が閉弁タイミン
グTAOFFに至っていなげれば、ステップ430での
判断した場合と同様、接続点■を介してステップ836
0がら上述した処理を繰り返す。一方、タイマカウンタ
T2がタイミングTSOFFとなった場合には、安定化
剤の流入用電磁弁80Aを閉弁する処理を行なう(ステ
ップ5460)。 閉弁タイミングTSOFFは、現像部7oの流入用電磁
弁80の閉弁タイミングT A[]FFと同様、安定化
処理槽96Aに搬入された感+A’ P Mの終端が、
新たな安定化剤で現像処理を受けることができるように
安定化処理槽ローラ98Aによる安定化剤の供給時間を
確保するタイミングである。安定化剤の流入用電磁弁8
0Aは、第10図に示すように、露光済み感材PMの終
端が安定化処理槽9,6Aを出るよりかなり前のタイミ
ングで閉弁される。 こうして、安定化処理槽96Aを出るまでの間に、感材
PMの安定化処理は完了する。 安定化剤の流入用電磁弁80Aを閉弁した後、時間T3
だけ待機しくステップ5470)、感材PMが乾燥ユニ
ット5oを通りすぎたのを見計ら−42= って、乾燥ユニット50をオフする処理を行なう(ステ
ップ5480)。その後、待機処理(第8図)に戻り、
コンソールパネル4のキー人力を人力するところから処
理を繰り返す。 以」二説明したように、スリット露光式複写カメラ1に
組み込まれた実施例の現像処理装置40によれば、現像
処理槽96.安定化処理槽96Aにおいて、感+A’P
Mの搬入側に現像液および安定化剤を均一に供給して現
像および安定化処理に供し、しかも現像処理槽96.安
定化処理槽96Aにおいて現像および安定化の処理が完
了するのに十分な長さを確保している。、従って、現像
処理槽96゜安定化処理槽96Aに搬入された感材PM
は、現像および安定化の処理の初期においては新たな処
理液による作用を均一に受け、更に現像処理槽96、安
定化処理槽96Aを通過する間に感材PMの処理が完了
する。この結果、感材PMの現像および安定化の処理は
、一定かつ高品質なものとなる。 また本実施例では、処理槽における感材通過経路を長(
確保しつつその深さを浅(しているので、従来の浸漬式
現像を用いた装置のように大Hの処理液を必要とせず、
少量の現像液および安定化剤でダイレクト製版用の銀塩
タイプの感材PMを現像および安定化処理することがで
きる。従って、各処理槽96.96Aを小型化でき、現
像処理装置40、延いてはスリット露光式複写カメラ1
の小型化を図ることができる。 加えて、少量の処理液を温めるだけで済むので、現像液
を処理可能な温度に昇温するまでのウオームアツプの時
間的ロスが短縮され、省電力化も図られている。 また、本実施例の現像処理装置40によれば、従来のよ
うに大量の現像液および安定化剤を貯留する必要がない
ので、貯留された現像液が感材PMを処理した数に応じ
て劣化したり、長期間貯留されることにより酸化して現
像能力が低下および変化することがない。従って、製版
品質を常に安定に保つことができる。処理液の使用量も
全体として低減することができる。また、現像液等を大
量に貯留していないので、その交換作業に要する時間の
短縮化や作業負荷の軽減をもたらし、その使い勝手が向
−1ニする。しかも、処理槽96には、下部を各処理槽
96の幅方向に亘って浸漬した消波板132を設けたの
で、上部貯留室95aにおける液面の空気との接触面積
は極めて小さい。このため、処理液の酸化を防止して、
現像・安定化の能力を維持し、製版品質の向上が図られ
る。もとより、消波板132は、上部貯留室95aにお
ける液面の乱れを抑制するので、現像液液面の乱れ(波
)に基づく現像ムラ(液面の乱れが反映して感材表面に
生じる不規則なスジムラ)を生じることもない。 更に、スラッジが長期に亘って留まってヘドロ化するこ
とがなく、現像処理槽96等の清掃が不要になる。従っ
て、従来必要とされた水洗などのメンテナンスの労力を
必要としない。現像処理槽96等で発生したスラッジは
、底板97の連通孔97bを通過して上部貯留室95a
から下部貯留室95b内に至り、その後、底面板121
にそって滑り落ちて底部連通孔102から底部液溜め室
101内に流入する。このため、現像処理槽96におけ
る底板97の上面にスラッジが固着せず、感材PMの搬
送を阻害することもないから、感材PMの搬送不良に起
因する現像ムラの問題も生じない。 また、本実施例では、現像液ジスターンタンク78内に
仕切板84を備え、これらタンク内に流入した新たな現
像液が、ヒータ86により温められた後、現像液ノズル
82から流出するよう構成されている。現像液ジスター
ンタンク78内の現像液温度は制御されているから、現
像液ノズル82から液溜まり部143に吐出される現像
液の温度は所定の温度範囲に調整される。この結果、液
溜まり部143から現像液供給ローラ98を介して貯留
部95に供給される現像液の液温は安定し、貯留部95
における感材の現像処理は好適に行なわれる。また、本
実施例では安定化処理槽96A内に底板97Aを取り付
けた構成を開示したが、安定化処理槽96Aは棒状ヒー
タ103を必要としないので、底板97Aを用いず、底
面板121Aで代用することも可能である。 以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に同等限定されるものではなく、例えば現像
処理もしくは安定化処理の一方にのみ適用した構成、処
理液を供給するローラを単独気泡層を有するものに替え
て粗面研摩ローラや多孔質の軟質プラスチックのローラ
とした構成、現像液の供給量をフィードバック制御する
構成、現像処理槽などに残留する処理液の交換を装置の
立ち」二げ時のみならず所定の面積もしくは回数の処理
が行なわれたときにも実行する構成、あるいは印画紙や
銀塩方式の製版用フィルムの現像装置に適用した構成な
ど、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。 【発明の効果] 以上詳述したように、本発明の感材処理装置は、新たな
処理液を感Hの搬入側の処理液中に感材の幅方向に亘っ
て均一に送り出し、処理槽にて処理される総ての感材を
その都度供給された新たな処理液により処理し、感材が
処理槽を通過する間に処理を完了させる。従って、処理
の安定化および均一化を図ることができるという優れた
効果を奏する。また、新たな処理液を絶えず供給するこ
とで処理液の廃棄−交換に要する手間を省いてその使い
勝手を向」ニさせる。更に、処理槽における感拐通過経
路を長く確保しつつその深さを浅くして、処理槽に貯留
しておく処理液を少量にすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である現像処理装置40の構
成図、 第2図は実施例の現像処理装置を組み込んだスリット露
光式複写カメラ1を示す概略構成図、第3図は現像処理
槽96の要部斜視図、第4図は現像液供給ローラ98お
よび現像液−時貯留部100の斜視図、 第5図は現像処理槽96における現像液供給ローラ98
や現像液−時貯留部100等の配置を示す断面図、 第6図は電子制御装置60の構成を示すブロック図、 第7図は電子制御装置60が実行する初期処理ルーチン
を示すフローチャート、 第8図は同じく待機処理ルーチンを示すフローチャート
、 第9図は同じく露光・現像処理ルーチンを示すフローチ
ャート、 第10図は感4’J’ P Mの搬送と各部の動作タイ
ミングを示すタイミングチャート、である。 ■・・・スリット露光式複写カメラ 4・・・コンソールパネル 30・・・投影光学系40
・・・現像処理装置 50・・・乾燥ユニット  60・・・電子制御装置7
0・・・現像部     72・・・安定部80.8O
A・・・流入用電磁弁 95.95A・・・貯留部 95a・・・上部貯留室 95b・・・下部貯留室96
・・・現像処理槽  96A・・・安定化処理槽97b
・・・連通孔 98・・・現像液供給ローラ 98A・・・安定化処理槽ローラ 143.143A・・・液溜まり部 150・・・スクレーパ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印画紙、ダイレクト製版用の感光紙もしくはフィル
    ムなどの、銀塩タイプの感材を処理する処理装置であっ
    て、 前記感材用の処理液を貯留する処理槽と、 前記感材を該処理槽の処理液中に搬入する感材搬入手段
    と、 前記処理槽の前記感材の搬入側に設けられ、新たな処理
    液を前記感材の幅方向に亘って均一に送り出す処理液拡
    散手段と、 前記処理液による前記感材の処理が完了した後に、前記
    処理槽から前記感材を搬出する搬出手段とを備えた感材
    処理装置。
JP32732890A 1990-10-23 1990-11-27 感材処理装置 Pending JPH04194937A (ja)

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DE69129095T DE69129095T2 (de) 1990-10-23 1991-10-15 Verfahren und Vorrichtung zur Behandlung von fotoempfindlichen Materialien
DK91117586T DK0482479T3 (da) 1990-10-23 1991-10-15 Fremgangsmåde og apparat til at behandle fotofølsomt materiale
EP91117586A EP0482479B1 (en) 1990-10-23 1991-10-15 Method and apparatus for processing photosensitive material
US07/780,766 US5307109A (en) 1990-10-23 1991-10-22 Method and apparatus for processing photosensitive material

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61240241A (ja) * 1985-02-12 1986-10-25 イルフォード アーゲー 感光性シ−ト状材料の湿式処理装置

Patent Citations (1)

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